JP5345730B2 - 射出成形方法、成形品の製造方法並びに射出成形装置 - Google Patents
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Description
金型の温度をこのように制御することで、従来に比べて樹脂が金型に接触したときの樹脂の温度低下が少ないので、樹脂の転写性が向上するとされる。さらに、樹脂の粘度が低下するので、金型面に接触した樹脂表面の変形が容易なため、樹脂を押し付けて転写させるのに必要な樹脂内圧を低減させることができる。
また、金型の加熱過程においては、熱容量の大きな金型を急速に加熱するために大量の熱を金型に供給するため、金型は前述の所定の温度を大きく超えてオーバーシュートする。このため、射出された樹脂がオーバーシュートによって溶融樹脂温度に近くなった金型表面に接触することになるため、金型との接触による樹脂温度の低下幅が小さくなる。樹脂温度の低下幅が小さいと、樹脂は粘度が低い高流動状態を保持することになり、金型間の隙間に入り込み成形品にバリが生じる恐れがある。
また、本発明の成形品の製造方法は、金型内に形成されたキャビティに樹脂を射出して成形品を製造する成形品の製造方法において、前記金型内のうち、前記キャビティを形成するキャビティ面の温度を、前記樹脂の熱変形温度以上の温度に加熱する加熱工程と、前記加熱工程の後に、前記金型の前記キャビティ面の温度が低下する過程において、前記キャビティに前記樹脂を射出する射出工程と、を備える。
また、キャビティ面の温度が低下する過程でキャビティに樹脂を射出するので、キャビティ面の温度が従来のように前述のオーバーシュートにより高転写性を得ることが出来る温度下限値を大きく超えている状態で射出する場合よりもキャビティ面に接触した樹脂の温度が低下する。したがって、キャビティ面に接触した樹脂の温度をより早期に低下させて樹脂の粘度を高めることで、成形品にバリが生じるのを抑えることができる。
この発明によれば、熱変形温度より高い温度で溶融した樹脂が、オーバーシュート後の金型の温度が放熱あるいは冷却効果によって低下し始めた後の熱変形温度以上の所定の温度に到達したときに射出するので、金型温度の低下過程で、且つ高転写性を得ることが出来る温度下限値近傍の温度の流動性を保った樹脂を金型のキャビティ面に接触させることで、確実に樹脂に金型のキャビティ面の形状を転写させるとともに、成形品のヒケやバリを防止することができる。なお、高転写性を必要とする領域がキャビティ面の一部分である場合は、当該一部分のみ熱変形温度以上に加熱してもよい。
この発明によれば、熱変形温度より高い温度で溶融した樹脂がキャビティ面に接触した直後の温度は熱変形温度以上の温度となるので、流動性を保った樹脂を金型のキャビティ面に接触させて、キャビティ面全体にわたる形状を樹脂に確実に転写させることができ、成形品の全体外観を向上させることができるとともに、成形品全面に渡りヒケやバリを防止することができる。
この発明によれば、成形品と金型の当接面である成形品表面において、樹脂が繊維状フィラーの表面を覆うための変形性、流動性を、繊維状フィラーを含有した状態の熱変形温度よりも一般的に低い樹脂単体での熱変形温度を基準とするため、金型の加熱目標温度を低く設定でき、金型加熱熱容量を低減できる。更に好ましくは、上記の熱変形温度は、マトリックス成分である樹脂の熱変形温度以上であり、且つ繊維状フィラーを含有した樹脂原料としての熱変形温度以上とすることが好ましい。この場合には、フィラー含有状態での熱変形温度以上に加熱することにより、変形しにくいフィラー含有樹脂による成形品にであっても、変形を容易にすることができるので、残留応力や、歪みを抑制することができる。
この発明によれば、キャビティ面全体にわたる形状を樹脂に確実に転写させ、成形品を製造するのに要する時間を短縮させることができる。
この発明によれば、樹脂が接触している金型の温度を急速に低下させることにより、樹脂が熱変形温度以上の温度になっている時間を短縮させ、樹脂がキャビティ面に固着するのを防止することができる。
このように設定することで、射出部により樹脂を射出させるタイミングを温度センサの温度でなくタイマーが測定する時間で検出することができる。
また、前記制御部は、前記温度調節部により前記温度センサの温度が前記樹脂の熱変形温度以上の温度になるように前記金型を加熱させ、前記温度センサの温度が低下し始めてから所定の温度になることをタイマーを使用しないで前記制御部が検出したときに、前記射出部により前記キャビティに前記樹脂を射出させてもよい。
以下、本発明に係る射出成形装置の第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の射出成形装置1は、内部にキャビティ2が形成され開閉可能とされた金型3と、金型3を開閉させる開閉部4と、金型3に樹脂を射出する射出部5と、金型3を所定の温度に調節可能な温度調節部6と、金型3の温度を測定する温度センサ7と、温度センサ7の温度に基づいて開閉部4、射出部5および温度調節部6を制御する制御部8とを備えている。
移動金型12は、X方向に移動して固定金型11に当接したときに、固定金型11との間に一定の大きさの前述のキャビティ2を形成するように構成されている。すなわち、固定金型11、移動金型12の互いに対向する面であるキャビティ面11a、キャビティ面12aは、キャビティ2を形成する面となっている。また、固定金型11、移動金型12には、内部に金型11、12を冷却および加熱する冷却媒体および加熱媒体(後述)を流すための温調媒体経路11b、温調媒体経路12bがそれぞれ形成されている。
固定金型11は固定ダイプレート14に、移動金型12は移動ダイプレート15に、それぞれのキャビティ面11a、キャビティ面12aが対向するように固定されている。
移動ダイプレート15は、基台13に固定された不図示のガイドレール上に取付けられることで、X方向に正確に移動することができる。
ユニット本体20にはヒータ等の不図示の加熱手段が設けられている。ユニット本体20内に投入された材料P1は、この加熱手段による加熱とスクリュー回転による材料P1の剪断発熱とによって、この材料P1の熱変形温度より高い所定の温度に加熱され、不図示のスクリュー回転モータで駆動される射出スクリュー19によって可塑化溶融される。そして材料P1は、射出スクリュー19を後退させた後、射出スクリュー19の前方において計量されている。
なお、本実施形態では、固定金型11のキャビティ面11aおよび移動金型12のキャビティ面12aは、ほぼ等しい温度になるように調整されている。但し、キャビティ面11aとキャビティ面12aの嵌合部に凝着摩耗が発生しない程度の熱膨張量の差の範囲で、例えば、熱膨張後のキャビティ面11aとキャビティ面12aの嵌合部のクリアランスが0(mm)以上となるように、キャビティ面11aとキャビティ面12aは異なる温度にそれぞれ調整されても支障はない。
また、金型11、12の温調媒体経路11b、12bは冷却媒体を供給するためのみに用い、金型11、12の加熱は電気抵抗式ヒータあるいは電磁誘導式ヒータなどの電気式ヒータにより行ってもよい。
制御部8には、金型駆動モータ16、スクリューモータ21、温度調節部6、および温度センサ7がそれぞれ接続されている。そして、制御部8は、温度センサ7が測定した温度を検出することができる。なお、キャビティ面11aとキャビティ面12aをそれぞれ異なる温度で調整する場合は、キャビティ面12aに温度センサ7を配置するに加え、キャビティ面11aの近傍に不図示の温度センサを配置し、不図示の温度調節部によりキャビティ面12aとは異なる温度にキャビティ面11aの温度を制御することが好ましい。また各キャビティ面に配置する温度センサは一箇所だけでなく、複数箇所に配置しても良い。
なお、以下の図2および図4の各図中において、経過時間に対する移動金型12のキャビティ面12aの温度変化を示す。各グラフの横軸は経過時間であり、縦軸は温度センサ7で測定した移動金型12のキャビティ面12aの温度である。
なお、本実施形態では、熱変形温度V2に対する冷却目標温度V3の温度差、および熱変形温度V2に対する加熱目標温度V5の温度差をそれぞれ数十度としたが、これらの温度差は射出成形に用いる樹脂の物性等により、0(℃)以上の任意の値に設定することができる。
まず、温度調節部6により温調媒体経路11b、12bを流れる媒体を冷却媒体から加熱媒体に切り替えさせるとともに、金型駆動モータ16により移動金型12をX方向のうち固定金型11から離間する方向に移動させ金型3を開かせる。このときあるいはこの後、冷却媒体から加熱媒体に切り換える際には、冷却媒体の供給停止から加熱媒体の供給開始の間に、待機時間または圧縮空気などによる冷却媒体の排出時間を設けても良い。そして、既にキャビティ2内に成形されている成形品を不図示のエジェクタで突かせることにより取り出し、さらに金型駆動モータ16により移動金型12を固定金型11側に移動させ、金型3を閉じさせる。
そして、時刻T3に移動金型12のキャビティ面12aの温度が加熱目標温度V5になったことが検出されると、制御部8は加熱工程から射出工程に移行する。
制御部8は、キャビティ2に所定量の材料P1を充填し終えると、スクリューモータ21によりキャビティ2内の樹脂の圧力を一定の間高い状態である保圧工程に移行する。
このように、加熱工程と射出工程とを交互に繰り返して行うことで、成形品が連続して製造される。
しかし、本実施形態の射出成形方法および従来の射出成形方法のいずれにおいても、1回の成形サイクルにおいて、加熱された金型および溶融した樹脂を冷却して除去すべき熱量の合計と、加熱時間および冷却開始のタイミングは変わらないので、射出のタイミングによらずキャビティ面の温度プロファイル(加熱速度および時間、冷却速度および時間)は変化しないため、1回の成形サイクルにおいて本実施形態の方法を実施するのに要する時間は従来の方法を実施するのに要する時間とほぼ等しくなる。
また、射出時の樹脂剪断発熱で発生する熱量によって金型の温度が上昇する場合においても、冷却過程において射出を行うため、剪断発熱により金型が温度上昇した後の最高温度は、従来の金型温度が上昇中で、昇温速度勾配が大きなオーバーシュート過程で射出した場合の金型および樹脂の最高温度よりも、本発明による冷却過程において射出を行った場合の金型および樹脂の最高温度を低くできるため、冷却時間の短縮に有効である。
また、キャビティ面12aの温度が低下する過程でキャビティ2に溶融した樹脂材料P1を射出するので、射出された材料P1は、キャビティ面11a、12aの温度の影響を受け、従来のようにキャビティ面の温度が、オーバーシュートにより高転写性を得ることが出来る温度下限値を大きく超えている状態で射出する場合よりも樹脂の温度が早期に低下する。したがって、キャビティ面11a、12aに接触した樹脂の温度をより低下させて樹脂の粘度を高めることで、成形品にバリが生じるのを抑えることができる。また、樹脂の温度が早期に低下するので、加水分解しやすい樹脂や、熱安定性の悪い樹脂に対しても、熱分解や変色などの熱劣化や加水分解を抑制するのに有効である。
従来は、金型のキャビティ面の温度が上昇して加熱目標温度になったときに、キャビティに溶融した樹脂を射出する場合があった。そして、金型の温度が上昇する過程において、所定の温度になるように制御された金型の温度は一時的に所定の温度を超えてオーバーシュートすることがある。このため射出された樹脂が溶融樹脂温度に近くなった金型のキャビティ表面に接触することになるため、キャビティ表面との接触による樹脂温度の低下幅が小さくなる。樹脂温度の低下幅が小さいと、樹脂は粘度が低い高流動状態を保持しているので、金型間の隙間に入り込み成形品にバリが生じることがある。
これに対して本実施形態の射出成形方法では、キャビティ面12aの温度が低下する過程においてキャビティ2に樹脂が射出されるので、キャビティ面に接触した樹脂が熱変形温度以上の温度に保持されて、高流動状態である時間を短くできるため成形品にバリが生じることを防止することができる。
たとえば、図4に示すように、射出工程において、金型11、12のキャビティ面11a、12a全体に樹脂の材料P1が接触する時刻T7の後に、温度調節部6によるキャビティ面11a、12aの冷却速度を増加させてもよい。すなわちこの場合、制御部8は、温度調節部6により、金型11、12の温調媒体経路11b、12bに供給する冷却媒体の流量を、時刻T3から時刻T7までの第一の冷却工程よりも、時刻T7から時刻T6までの第二の冷却工程の方を増加させること等により、第一の冷却工程よりも第二の冷却工程の方のキャビティ面11a、12aの冷却速度を増加させる。
このように制御することで、樹脂にキャビティ面11a、12a全体にわたる形状を確実に転写させ、成形品を製造するのに要する時間(時刻T1から時刻T6まで)を短縮させることができる。
また、時間経過に対応させて温度センサ7によってキャビティ面12aの温度を測定し、時間に対するキャビティ面12aの温度上昇勾配dの値である温度上昇勾配値を制御装置により算出するとともに、該温度上昇勾配が、所定の勾配値以下になったとき、キャビティ面12aの温度上昇は飽和状態になったと判断して射出を開始しても良い。本発明の効果を確実に得るには、射出の開始をキャビティ面12aの温度が低下し始めた後に行う必要があるが、オーバーシュートが小さい金型仕様の場合などにおいて、キャビティ面12aの温度上昇度合い十分小さくなった状態で射出を開始しても、実用的には成形品のバリやヒケを防止することができる。つまり、キャビティ面12aの温度上昇勾配が、所定の勾配値以下になったときに最高温度V1を検知したものとみなし、これにより、成形品を製造するのに要する時間(サイクルタイムあるいはタクトタイム)を短縮させることが出来る。
次に、本発明の第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態の射出成形装置31の制御部32は、第1実施形態の制御部8の構成に加えて、所定の時間を計測するタイマー33を有している。
タイマー33は、信号を受けた時刻から指示された時間を計測し、その時間が経過した後で制御部32に時間が経過したことを知らせる信号を送る。
なお、以下では、射出成形装置31が図2に示す射出成形動作および金型の温度制御に従って動作する場合で説明する。
そこで、たとえば、予め上記射出成形装置31の予備試験を行ったり、成形品のテスト製造を行ったりすることで、曲線Lに示されるような、経過時間に対するキャビティ面12aの温度変化の関係式を求め、この関係式を制御部32に記憶させておく。
使用者は、樹脂をキャビティ2に射出させる温度V11を所望の値に設定し、この値を不図示の入力手段から制御部32に入力する。
制御部32は、図2に示すように、記憶された曲線Lの関係式および温度V11から時刻T11を求め、さらに、時刻T4から時刻T11までの時間ΔT12を求める。
射出成形装置31を運転する指示を受けると、制御部32は、時刻T1に加熱工程を開始する。加熱工程の開始以降の射出成形装置31の動作は上記射出成形装置1の射出成形方法と同一であり、制御部32が材料P1をキャビティ2に射出させるタイミングを検出する方法のみが異なる。
すなわち、本実施形態では、時刻T4になり、制御部32が移動金型12のキャビティ面12aの温度が最高温度V1となったことを検出すると、タイマー33に測定する時間ΔT12に対応する信号と計測を開始する信号を送る。信号を受けたタイマー33は、時刻T4からの経過時間を測定し、時刻T4から時間ΔT12が経過した時刻T11に制御部32に信号を送る。
制御部32は、タイマー33により時刻T4から時間ΔT12が経過したことを検出すると、射出部5によりキャビティ2に溶融した樹脂材料P1を射出させる。
さらに、射出部5により樹脂を射出させるタイミングを温度センサ7の温度でなくタイマー33が測定する時間で検出することができ、射出成形装置31の射出タイミングを調整する方法を増やすことができる。
なお、たとえば、射出成形装置31の周囲の空気温度が変わる等により、射出工程での経過時間に対するキャビティ面12aの温度変化の関係式が変化した場合には、再度この関係式を求めて制御部32に記憶させてもよい。このようにすることで、射出をする温度の精度を向上させることができる。
また、射出部5により樹脂を射出させるタイミングを、移動金型12のキャビティ面12aの温度が所定の条件を満たし、かつ、タイマー33が測定する時間が所定の条件を満たしたときとすることで、樹脂を射出させるタイミングをより安定させることができる。
加熱過程においては金型の温度上昇速度が大きい(時間に対する温度上昇の傾きが大きい)ことから、温度センサの検知精度が低い場合でも、前記金型の温度が所定の温度に到達したタイミングを遅れることなく検知することが出来るので、必要以上の熱を金型に与えてしまうことを防止でき、早期に温度オーバーシュートを終了させることにより、成形品を製造するのに要する時間を短縮させることができる。
あるいはタイマー33を、金型の加熱過程において、加熱開始からスタートするタイマーとし、あるいは金型の温度が所定の加熱目標温度に到達したことを検知するなどにより加熱が終了するタイミングからスタートするタイマーとして、このタイマー33のタイムアップによって射出を開始しても良い。
金型の温度が低下し始めるのは、金型の加熱が終了した後であるので、加熱開始からスタートするタイマー33のタイムアップによって金型の加熱が終了する場合などに、加熱終了のタイミングを基準として、射出開始を遅延させることによって、確実に金型の加熱終了後に射出することができる。特に温度センサ7を備えていない加熱金型に対しても、金型の温度が低下し始めるタイミングを、事前の試験による仮設置の温度センサを用いての金型加熱過程の温度測定や、金型の加熱昇温熱解析などによって、金型の温度が低下し始めるタイミングを把握することで、温度センサを備えていない金型でも金型の温度が最高温度に達したとき、あるいは金型の温度が低下し始めた後に射出を行うことが出来る。
あるいは時間経過に対応させて温度センサ7によってキャビティ面12aの温度を測定し、時間に対するキャビティ面12aの温度上昇勾配値を制御装置により算出するとともに、該温度上昇勾配値が、所定の勾配値以下になったときからスタートするタイマーをタイマー33とし、このタイマー33のタイムアップによって、キャビティ面12aの温度上昇は飽和状態になったと判断して射出を開始しても良い。
温度センサ7による温度測定値にノイズなどが混入した場合、実質のキャビティ温度は上下に変動していなくても測定温度値が上下に変動してしまい、特にキャビティ面12aの温度が最高温度近傍の温度の変化が微小となった時間帯で、キャビティ面12aの温度が低下し始めたか否かを判断できない状態となる虞がある。しかしながら、キャビティ面12aの温度上昇勾配値が、所定の勾配値以下になったときからスタートするタイマーのタイムアップによって射出を開始すれば、最高温度V1付近におけるノイズなどの外乱を無視できるので、キャビティ面12aの温度上昇が飽和状態を経過して温度の低下が始まったと想定されるタイミングで射出開始を安定して行うことができる。つまりキャビティ面12aの温度上昇勾配値が、所定の勾配値以下になったときを検知したものとみなすことで、外乱による影響を排除し安定して成形品を製造することができる。
たとえば、上記第1実施形態及び第2実施形態では、射出工程において、移動金型12のキャビティ面12aの冷却速度(図2および図4における金型の温度の時間に対する傾きを表す冷却速度sが1.0(℃/s)以上に設定されていてもよい。
このように制御することで、熱変形温度V2より高い温度になった樹脂がキャビティ面12aと接触する時間を短縮させ、樹脂がキャビティ表面のミクロな凹み部にまで入り込むことによるアンカー効果などによって樹脂がキャビティ面12aに固着するのを防止することができる。
樹脂がキャビティ面に固着するか否かは、樹脂とキャビティ面との局所的な温度や圧力などの条件により決まるもので、キャビティ面が形成されている金型の厚さや形状には依存しない。発明者らは鋭意試験を行い、冷却速度sを1.0(℃/s)以上に設定して上記の接触する時間を短縮させることで樹脂がキャビティ面に固着することを防止できることを見出した。
このように制御することで、キャビティ面11a、12aの温度が測定位置によりバラつく場合であっても、樹脂に金型のキャビティ面の形状を確実に転写させたり、成形品を確実に冷却させたりすることができる成形条件設定の自由度を増大させて成形性を向上することが出来る。
移動金型12のキャビティ面12aの近傍には、キャビティ面12aを加熱するヒータ36と、キャビティ面12aの温度を測定する前述の温度センサ7とが配置されている。同様に、固定金型11のキャビティ面11aの近傍には、キャビティ面11aを加熱するヒータ37と、キャビティ面11aの温度を測定する温度センサ38とが配置されている。
射出部5には、450MEII−50U(三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社製)を用いた。なお、射出スクリュー19は、長繊維含有樹脂用タイプのスクリューで外径がφ70mmのものを用いた。
使用した樹脂は、ガラス長繊維を30%含有したポリプロピレン樹脂(ダイセルポリマー株式会社製)である。なお、この樹脂のマトリックス成分であるポリプロピレン樹脂の熱変形温度は、60(℃)(荷重:1.82MPa)であり、ガラス繊維を含有した状態での熱変形温度は、145℃(荷重:1.82MPa)となっている。
温度調節部6の冷却媒体としては水を用いた。
加熱目標温度V5を、100、150、200(℃)、冷却速度sを0.5、0.7、1.0、5.0(℃/s)と変化させたときの成形品におけるバリの発生状況を表1に示す。なお、成形品におけるバリが発生する部分とは、図6における固定金型11と移動金型12とが互いに当接する部分Rである。
また、本実施例では、加熱目標温度V5と冷却速度sを変化させたいずれの成形条件においても、従来のようにキャビティ面の温度が一定の温度になっているときに射出される場合に比べて、成形品に生じるバリを抑えられることが確認された。
なお、加熱目標温度V5が100、150、200(℃)のときのオーバーシュートした温度は、それぞれ、110、156、204(℃)程度であった。
また、冷却速度sが0.7(℃/s)以下になるとバリが発生するようになるが、加熱目標温度V5が高いほう(200(℃))が、バリの高さは高くなる(Cとなりやすい)ことが分かった。
なお、試験結果を示さないが、加熱目標温度V5が一定の場合には、金型12のキャビティ面12aの温度が低下するいずれの時刻に樹脂を射出しても成形品のバリの発生状況は変わらないことも確認された。
2 キャビティ
3 金型
5 射出部
6 温度調節部
7 温度センサ
8、32 制御部
11a、12a キャビティ面
33 タイマー
V2 熱変形温度
Claims (11)
- 金型内に形成されたキャビティに樹脂を射出する射出成形方法において、
前記金型のうち、前記キャビティを形成するキャビティ面の温度を、前記樹脂の熱変形温度以上の温度に加熱する加熱工程と、
前記加熱工程の後に、前記金型の前記キャビティ面の温度が低下する過程において前記キャビティに前記樹脂を射出する射出工程と、
を備える射出成形方法。 - 前記射出工程において、
前記金型の前記キャビティ面の温度が前記樹脂の熱変形温度以上の所定の温度に到達したときに前記キャビティに前記樹脂を射出する請求項1に記載の射出成形方法。 - 前記射出工程において、
前記金型の前記キャビティ面全体に前記樹脂が接触したときの前記キャビティ面の温度が、前記樹脂の熱変形温度以上になるように設定されている請求項1または請求項2に記載の射出成形方法。 - 前記樹脂がフィラーを含有する樹脂であって、前記熱変形温度は前記フィラーを含有する樹脂のマトリックス成分である樹脂の熱変形温度である請求項1から請求項3のいずれかに記載の射出成形方法。
- 前記射出工程において、
前記金型の前記キャビティ面全体に前記樹脂が接触した後に前記キャビティ面の冷却速度を増加させる請求項3または請求項4に記載の射出成形方法。 - 前記射出工程において、
前記金型の前記キャビティ面の冷却速度が1.0(℃/s)以上に設定されている請求項1から請求項5のいずれかに記載の射出成形方法。 - 前記金型のキャビティの温度を複数点で測定し、前記加熱工程の後に、前記複数点のいずれか一つの温度測定値、あるいは前記複数点の温度測定値から選定し限定した数の全ての温度測定値、あるいは前記複数点の全ての温度測定値のうち、いずれかの温度測定値が低下し始めた後に、前記キャビティに前記樹脂を射出する請求項1から請求項6のいずれかに記載の射出成形方法。
- 前記金型のキャビティの温度を複数点で測定し、前記加熱工程の後に、前記複数点の温度測定値から選定し限定した数の全ての温度測定値、あるいは前記複数点の全ての温度測定値のうち、いずれかの平均値が低下し始めた後に、前記キャビティに前記樹脂を射出する請求項1から請求項6のいずれかに記載の射出成形方法。
- 前記金型のキャビティ面の温度を時間経過に対応させて測定し、時間に対する前記キャビティ面の温度上昇勾配値を算出し、前記温度上昇勾配値が所定の値以下になったとき、あるいは前記温度上昇勾配値が、所定の値以下になったときからスタートするタイマーのタイムアップしたときに、射出を開始する請求項1から請求項8のいずれかに記載の射出成形方法。
- 金型内に形成されたキャビティに樹脂を射出して成形品を製造する成形品の製造方法において、
前記金型のうち、前記キャビティを形成するキャビティ面の温度を、前記樹脂の熱変形温度以上の温度に加熱する加熱工程と、
前記加熱工程の後に、前記金型の前記キャビティ面の温度が低下する過程において、前記キャビティに前記樹脂を射出する射出工程と、
を備える成形品の製造方法。 - 内部にキャビティが形成され開閉可能とされた金型と、
前記金型に樹脂を射出する射出部と、
前記金型を所定の温度に調節可能な温度調節部と、
前記金型の前記キャビティを形成するキャビティ面の温度を測定する温度センサと、
所定の時間を計測するタイマーを有し、前記温度センサの温度に基づいて前記射出部および前記温度調節部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記温度調節部により前記温度センサの温度が前記樹脂の熱変形温度以上の温度になるように前記金型を加熱させ、
前記金型の加熱後に、前記金型の温度が低下し始めたことを前記温度センサにより検出したとき、あるいは前記温度センサの温度が低下し始めてから所定の時間が経過したことを前記タイマーにより検出したときに、前記射出部により前記キャビティに前記樹脂を射出させる射出成形装置。
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