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JP5343803B2 - 移動端末 - Google Patents

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JP5343803B2
JP5343803B2 JP2009229559A JP2009229559A JP5343803B2 JP 5343803 B2 JP5343803 B2 JP 5343803B2 JP 2009229559 A JP2009229559 A JP 2009229559A JP 2009229559 A JP2009229559 A JP 2009229559A JP 5343803 B2 JP5343803 B2 JP 5343803B2
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Description

本発明は、移動端末に関する。
移動体通信システムにおいては、移動機が場所を移動した場合に、通信相手となる基地局を適切に切り替えることで通信を継続することができる。このような基地局の切替制御はハンドオーバと呼ばれる。
移動機は現在通信中の基地局である通信中基地局からの受信信号品質と、この通信中基地局の周辺に存する周辺基地局からの受信信号品質とを監視する。移動機の移動によって、通信中基地局及び周辺基地局からの受信信号品質がそれぞれ変化し、周辺基地局からの受信信号品質が通信中基地局からの受信信号品質を上回る状態が予め設定された一定時間継続したという条件下で、ハンドオーバが起動される。
特表2007−502558号公報 特開2008−92378号公報
従来では、通信中基地局及び周辺基地局の通信品質の変化の度合いに寄らず、上述した条件が満たされるか否かによってハンドオーバ起動判定が行われていた。このため、移動機の高速移動、或いは建物の影響によって、通信中基地局からの受信信号品質が急激に劣化する場合には、ハンドオーバのタイミングが遅れる場合があった。また、周辺基地局からの受信信号品質が急激に上昇する場合にも、ハンドオーバのタイミングが遅れる場合があった。ハンドオーバのタイミングが遅れると、周辺基地局からの信号が通信中基地局の干渉波となって、通信中基地局からの受信品質が劣化し、呼切断に至る可能性がある。
また、従来では、さまざまな周辺環境変化のパターンに応じてハンドオーバ起動条件を変更する制御を行う場合は、パターン毎にハンドオーバ起動閾値またはオフセット値を設定していた。このため、ハンドオーバ起動閾値やオフセット値を予め格納するためメモリ領域の容量が大きくなっていた。
本発明の態様の一つの目的は、受信信号品質の急激な変化に応じた適正なハンドオーバ起動が可能な移動端末を提供することである。
本発明の態様の一つは、通信中の第1無線基地局からの受信信号の品質と、前記第1無線基地局との通信中に信号を受信可能な第2無線基地局からの受信信号の品質とを測定する測定部と、
同一時間軸上に配置された前記第1無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第1波形と前記第2無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第2波形において、前記第2無線基地局からの受信信号の品質が前記第1無線基地局からの受信信号の品質を上回ることにより前記第1波形と前記第2波形とが交差した時点以降における前記第1波形の部分波形と前記第2波形の部分波形とで少なくとも囲まれた領域の面積を求める演算部と、
前記面積に関する値に応じて前記第1無線基地局から前記第2無線基地局へのハンドオーバ起動条件が満たされたと判定する判定部と
を含む移動端末である。
本発明の他の態様は、上記した移動端末と同様の構成を備える移動端末のハンドオーバ起動条件判定方法、コンピュータプログラム、或いはコンピュータプログラムを記録した記録媒体を含むことができる。
本発明の態様の一つによれば、受信信号品質の急激な変化に応じた適正なハンドオーバ起動が可能となる。
実施形態における移動機の構成例を示す図である。 比較例としてのハンドオーバ制御の説明図である。 比較例としてのハンドオーバ制御の説明図であって、受信信号品質の変化が急激な場合を示す。 実施形態における移動機のハンドオーバ制御の例を示す説明図である。 実施形態における移動機のハンドオーバ制御の例を示す説明図であって、受信信号品質の変化が急激な場合を示す。 実施形態における移動機のハンドオーバ制御の例を示す説明図であって、受信信号品質の変化が緩慢な場合を示す。 面積算出の例を示す。 面積算出の例を示す。 実施形態における移動機の制御部による処理の例を示すフローチャートである。 速度検出結果に応じた面積閾値の補正の例を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。実施形態では、少なくとも通信中基地局からの受信信号品質の波形と周辺基地局からの受信信号品質の波形とで囲まれた領域の面積を監視し、面積に関する値に応じてハンドオーバ起動条件が満たされるか否かを判定し、ハンドオーバ起動条件が満たされる場合にハンドオーバを起動する移動機(移動端末ともいう)について説明する。実施形態では、面積に関する値として、面積値があらかじめ設定した閾値を超えた場合にハンドオーバが起動される。
図1は、実施形態における移動機100の構成例を示す。移動機100は、無線基地局(以下単に“基地局”と表記)との間で無線通信を行う。図1には、基地局の例示として、基地局1と、基地局1の周辺に存する基地局2が示されている。各基地局1,2は、自局からの電波の届く範囲(セルと呼ばれる)に存する移動機との間で通信路を確立し、通信を行う。基地局1のセルと基地局2のセルとは隣接しており、移動機100は、移動機自身の位置に応じて、基地局1からの信号と基地局2からの信号の双方を受信することができる。
移動機100は、送受信アンテナ101と接続された無線送受信部102と、無線送受信部102に接続された制御部103を備えている。移動機100は、基地局1及び2の一方、例えば基地局1と通信路を確立し、基地局1と通信を行うことができる。無線送受信部2は、基地局1へ送信すべき信号を生成する。生成された信号は、送受信アンテナ101から無線信号として送信される。
一方、無線送受信部102は、送受信アンテナ102で受信される基地局1からの信号
を受信し、制御部103へ送る。また、無線送受信部102は、基地局1との通信中において、基地局2からの信号を送受信アンテナ101を介して受信し、制御部103へ送ることができる。以下、基地局1を移動機100と通信中の基地局、すなわち通信中基地局とし、基地局2を移動機100が通信中基地局との通信中に信号を受信可能な非通信中基地局として説明する。
制御部103は、通信中基地局である基地局1からの受信信号品質と、非通信中基地局
である基地局2からの受信信号品質とに基づいて、通信すべき基地局を、基地局1から基地局2へ切り替えるハンドオーバ起動の判定を行う。
制御部103は、測定部としての受信信号品質測定部104と、演算部としての面積演
算部105と、記憶部としてのメモリ部106と、判定部としてのハンドオーバ起動条件判定部106と、補正部としての閾値補正部108と、検出部としての移動速度検出部109と、ハンドオーバ制御部110とを備えている。
受信信号品質測定部104は、基地局1及び2のそれぞれから受信される受信信号の品
質を示す品質値を測定周期毎に測定し、その履歴を保持する。受信信号の品質は、例えば、受信信号の受信電力,基地局からの送信電力と移動機での受信電力との差分を示す伝搬ロス,或いは信号対干渉波比(SIR)で表すことができる。この例では、受信電力が受信信号品質の基準とされている。受信信号品質測定部104は、基地局2からの受信信号品質が基地局1からの受信信号品質を上回った時点で、この時点以降の受信信号品質の測定結果を面積演算部105に与え、面積の測定を指示する。
面積演算部105は、受信信号品質測定部104から受け取る、基地局1及び2の受信
信号品質の測定結果に基づき、基地局2からの受信信号品質が基地局1からの受信信号品質を上回ることによって、同一時間軸上に配置された基地局1からの受信信号品質の時間変化を示す波形(第1波形)及び基地局2からの受信信号品質の時間変化を示す波形(第2波形)とが交差した時点を基点として、この基点より後の二つの波形部分と、これらの二つの波形部分と交わり且つ時間経過に伴って進み方向に移動する時間軸に対して垂直な仮想の直線(“時間直線”と称する)とで囲まれた領域の面積を演算する。
ハンドオーバ起動条件判定部106は、面積演算部105で求められる面積と、メモリ
部107に予め格納された面積閾値、又は閾値補正部108から与えられる補正された面積閾値とを比較し、面積が面積閾値以上の場合に、ハンドオーバ起動条件が満たされたと判定し、ハンドオーバ制御部110に起動指示を与える。
ハンドオーバ制御部110は、起動指示に応じて、予め定められたハンドオーバ手順を
実行する。すなわち、通信中基地局である基地局201との切断処理を行う一方で、基地局202との接続処理を行う。
移動速度検出部109は、移動機100の移動速度を検出する。例えば、移動速度検出
部110は、加速度センサを用いて実現可能である。或いは、移動速度検出部109は、GPS(Global Positioning System)を利用して移動機100の位置の時間変化から移動
速度を割り出すことで実現することもできる。
閾値補正部108は、メモリ部107に格納された閾値を読み出し、移動速度検出部1
09で検出された移動速度に応じて閾値を補正し、ハンドオーバ起動条件判定部106に与える。
移動速度検出部109及び閾値補正部108は、オプションであり、省略が可能である
。なお、移動機100は、移動速度検出部109及び閾値補正部108の図示しないオン/オフスイッチを有している。オン/オフスイッチがオンにされると、閾値補正部108で移動速度に応じて補正された閾値がハンドオーバ起動条件判定部106に与えられる。これに対し、オン/オフスイッチがオフにされると、ハンドオーバ起動条件判定部106はメモリ部107に格納された閾値を用いて判定処理を行う。
なお、制御部103に含まれる各ブロックは、例えば、専用のハードウェア回路を用い
て実現することができる。或いは、メモリ部107を除く各ブロックは、中央演算処理装置(CPU)やディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)のようなプロセッサ(コンピュータ)が、半導体メモリやハードディスクのような記録媒体に格納されたプログラムを実行することによって実現される機能であっても良い。メモリ部107は、半導体メモリやハードディスクのような記録媒体を用いて実現される。記録媒体は、ディスク記録媒体や可搬性を有する半導体メモリのような可搬性記録媒体を含む。
図2及び図3は、比較例としてのハンドオーバ制御の例を示す図であり、通信中基地局
と非通信中基地局との受信信号品質の逆転状態が所定時間が継続したときにハンドオーバが起動される方法を示す。図2,図3に示す各グラフの縦軸は基地局から受信される受信信号の品質(例えば受信電力)を表し、横軸は時間を表す。
移動機は最初に基地局1と通信を行っているものとする。ハンドオーバ起動のためのタ
イマt0 がハンドオーバ起動条件として設定されている。移動機の移動によって、基地局2から受信される受信信号の品質が時刻t00 において基地局1から受信される受信信号
の品質を上回り、かつそのような状態が維持された時間Δtがハンドオーバ起動タイマt0 で指定された時間を上回った場合に、ハンドオーバ起動条件が満たされ、移動機は時刻t01 において基地局1から基地局2へのハンドオーバを実行する。
このような比較例におけるハンドオーバ制御では、図3に示すように、通信中基地局(
基地局1)および周辺基地局(基地局2)からの受信信号品質の変化が急激である場合には、ハンドオーバ起動条件が満たされる時刻t01 の時点で基地局2の受信信号品質が基
地局1の受信信号品質を大きく上回って干渉波となる。このため、受信信号品質の劣化を招来したり、呼制御信号の送受信失敗によりハンドオーバに失敗することによる呼切断が発生したりする場合がある。
図4、図5、及び図6は、移動機100におけるハンドオーバ制御の例を示す図である
。図4,5,6の各グラフにおける縦軸は、基地局1,2から受信される受信信号の品質(例えば受信電力)を表し、横軸は時間を表す。各グラフには、基地局1からの受信信号品質の時間変化を示す波形(第1波形)と、基地局2からの受信信号品質の時間変化を示す波形(第2波形)とが同一時間軸上に配置されている。
移動機100は、最初に基地局1と通信を行っていると仮定する。また、ハンドオーバ
起動のための面積閾値s0 がハンドオーバ起動条件としてメモリ部107に予め格納されている。
移動機100の移動によって、基地局2から受信される受信信号の品質が基地局1から
受信される受信信号品質以上となった時点(時刻t10 )時点から、移動機100の面積
演算部105は、各波形と時間直線L(一点鎖線で示される)とで囲まれた領域の面積sの測定を開始し、ハンドオーバ起動条件判定部106は、測定された面積sを監視する。時間直線Lは、時間経過に従って未来方向に水平移動する。よって、受信信号品質の逆転
が再度発生しない限り、時間経過とともに面積sは大きくなる。
ハンドオーバ起動条件判定部106は、面積sがハンドオーバ起動のための面積閾値s0
以上になった時点(時刻t11 )で、ハンドオーバ制御部110を起動させて、基地局1から基地局2へのハンドオーバを実行する。
実施形態によれば、図5に示すように、通信中基地局(基地局1)の受信信号品質の劣
化、または周辺基地局(基地局2)の受信信号品質の上昇が急激である場合、すなわち、逆転した受信信号品質間の差分が急激に大きくなる場合には、面積sの拡大速度が早まるので、面積sが面積閾値s0 に達するまでの時間が短縮される。図5に示す例は、図4に示す例よりも、差分が急激に大きくなっており、時刻t10 から時刻t11 までの時間が短くなっている。
このように、品質の差分が急激に大きくなる場合には、ハンドオーバ起動条件(s≧s0)が満たされるまでの時間が短縮される。よって、比較例(図2、図3)に比べて早いタイミングでのハンドオーバ起動が可能となる。
これに対し、図6に示すように、通信中基地局(基地局1)の受信信号品質の時間変化
及び周辺基地局(基地局2)の受信信号品質の時間変化が緩慢な場合においては、ハンドオーバ起動条件(s≧s0)が満たされるまでの時間が延伸される。これによって、ハン
ドオーバの誤動作が抑制され、周辺環境に応じて安定した通信品質を維持することが可能である。
図7及び図8は、面積演算部105による面積計算の例を示す。図8は、図7のグラフ
中の楕円で囲まれた部分の詳細を示す。以下のようにして、面積sは、近似直線を用いた台形面積計算によって求めることができる。
時刻tnにおける基地局1の受信信号品質及び基地局2の受信信号品質をそれぞれf(tn)、g(tn)と定義する。また、時刻tn-1と時刻tnの間においてそれぞれの受信信号品質波形で囲まれた領域の面積をs(tn)と定義する。移動機100において周辺基地局から
の受信信号品質を測定するために予め規定された測定周期をTと定義する。時間直線Lは、測定周期T毎に進み方向に移動する。これらの定義において、部分面積s(tn)は次の
近似式(1)によって求めることができる。
Figure 0005343803

従って、基地局2からの受信信号品質が基地局1からの受信信号品質を上回った時刻t0 から時刻tまでの、基地局1からの受信信号品質波形と基地局2からの受信信号品質波形で囲まれた領域の面積sは次式(2)によって求められる。すなわち、面積sは、測定周期T毎に測定された部分面積s(tn)の累積値となる。
Figure 0005343803
式2によって求められた面積sの値が、予め規定された面積閾値s0 以上になった場合
に、移動機100は、基地局1から基地局2へのハンドオーバを起動する。
図9は、制御部103によるハンドオーバ起動判定の制御例を示すフローチャートであ
る。図9に示す処理は、例えば、移動機100が基地局1との通信を開始することを契機に開始される。
最初に、制御部103は、測定周期Tを示す時刻tの値nを0にセットする(ステップ
S01)。次に、受信信号品質測定部104は、時刻t0における基地局1及び基地局2
からの受信信号品質をそれぞれ測定し(ステップS02)、周辺基地局である基地局2からの受信信号品質値が通信中基地局である基地局1からの受信信号品質値を上回るか否かを判定する(ステップS03)。
基地局2からの受信信号品質が通信中基地局である基地局1からの受信信号品質値を上
回らない場合(S03のNO)には、処理がステップS01に戻される。これに対し、基地局2からの受信信号品質が通信中基地局である基地局1からの受信信号品質値を上回る場合(S03のYES)には、速度検出部109がオンとなっているか否かが判定される(ステップS04)。
速度検出部109がオフであれば(S04のNO)、ハンドオーバ起動条件判定部10
6は、メモリ部107に格納された面積閾値s0を取得し、処理がステップS07に進む
。これに対し、速度検出部109がオンであれば(S04のYES)、速度検出部109が移動機100の移動速度を検出し(ステップS05)、閾値補正部108がメモリ部107に格納された面積閾値s0を補正した値を面積閾値s0としてハンドオーバ起動条件判定部106に与える(ステップS06)。
次に、面積測定部105は、上述した式(1)に基づき部分面積s(tn)を算出し(ステップS07)、部分面積s(tn)の累積値、すなわち面積sを求め、ハンドオーバ起動条
件判定部106に与える(ステップS08)。
すると、ハンドオーバ起動条件判定部106は、面積sと面積閾値s0とを比較し、面積sが面積閾値s0以上か否かを判定する(ステップS09)。ここで、面積sが面積閾値
0未満である場合(S09のNO)には、制御部103が、nの値に1を加算し、処理
をステップS02に戻す。その後、次の時刻t1における処理が行われる。
これに対し、面積sが面積閾値s0以上である場合(S09のYES)には、ハンドオーバ起動条件判定部106がハンドオーバ起動条件が満たされたと判定し、ハンドオーバ制御部110を起動させる。これにより、基地局1から基地局2へのハンドオーバが実行される。
なお、一巡目のステップS07及びS08、すなわち、n=0では、正常な面積演算が
できないので、例えば、ステップS08で面積sは0として出力され、2巡目から正常な面積演算が実行される。
また、上述したフローチャートにおけるステップS04〜S06までの処理と、ステッ
プS07及びS08の処理は、順序入れ替え可能である。また、並列に実行されるようにしても良い。
ところで、移動機100が加速度センサ等で実現される速度検出部109を持つ場合に
は、高速移動時(移動速度が所定のマイナス補正閾値以上の場合)に面積閾値s0 にマイナスオフセットを与える補正を閾値補正部108が行うことによって、面積閾値への到達
時間を短縮し、ハンドオーバ起動をより迅速に行うことができる。
或いは、移動機100の準静止状態や低速移動時(移動速度が所定のプラス補正閾値未
満の場合)では、閾値補正部108が面積閾値s0 にプラスオフセットを与えることによって、面積閾値への到達時間を延伸し、ハンドオーバ起動の誤動作をより抑止する制御を行ってもよい。
図10は、速度検出部109による速度検出結果に基づき閾値補正部108が面積閾値
0 を補正する場合の例を示す。速度検出結果の基準となる値を基準値vとする。メモリ部107より読み出した面積閾値s0 に対し、速度検出結果が基準値vよりも大きい値v”である場合、すなわち高速移動中であることが検出された場合には、閾値補正部108は、面積閾値s0 にマイナスオフセットを与えてs0 ’に補正する。また、速度検出結
果が基準値vよりも小さい値v’である場合、すなわち準静止状態や低速移動中であることを検出した場合には、閾値補正部108は、面積閾値s0 にプラスオフセットを与え
てs0 ”に補正する。
実施形態によると、通信中基地局からの受信品質波形と、周辺基地局からの受信品質波
形と、時間直線とで囲まれた領域の面積を算出して累積し、この累積値があらかじめ設定したハンドオーバ起動条件を超えた場合にハンドオーバを起動する。すなわち、通信中基地局と周辺基地局からの受信信号品質の変化の度合いに応じて時間方向のハンドオーバ起動条件を動的に変化させる制御が行われる。
したがって、実施形態によれば、面積に関する値に応じてハンドオーバ起動条件が満た
されるか否かが判定されるので、通信中基地局からの受信信号品質の劣化、または周辺基地局からの受信信号品質の上昇が急激である場合においては時間方向のハンドオーバ起動条件が短縮されるため早いタイミングでのハンドオーバ起動が可能である。一方、通信中基地局と周辺基地局からの受信信号品質の変化が緩慢な場合においては、時間方向のハンドオーバ起動条件が延伸されるためハンドオーバの誤動作を防ぐため、周辺環境に応じて安定した通信品質を維持することが可能である。
また、実施形態によれば、ハンドオーバ起動閾値が面積で設定される。このため、さま
ざまな周辺環境変化のパターンに対するハンドオーバ起動閾値を格納するメモリ領域を少なくすることが可能である。
なお、実施形態で説明したハンドオーバ制御は、同一周波数間(Intra-frequency)ハンドオーバ処理や異周波数間(Inter-frequency)ハンドオーバ処理や異システム間(In
ter-RAT(Radio Access Technology))ハンドオーバ処理のいずれに対しても適用が可能である。
また、実施形態では、通信中基地局以外の基地局として一つの基地局2が存在する場合
の例を示したが、通信中基地局と異なる複数の周辺基地局から移動機100が信号を受信できる場合には、各周辺基地局毎に、上記した面積測定及びハンドオーバ起動条件判定が行われるようにすることができる。
また、実施形態では、受信信号品質、すなわち無線品質の指標となる品質パラメータが
受信電力である場合について説明したが、受信電力の代わりに伝搬ロスやSIRなどを適用できる。このような無線品質パラメータを操作するための操作部又はインタフェースを移動機100がさらに備える構成を採用することができる。
1,2・・・無線基地局
100・・・移動機(移動端末)
101・・・送受信アンテナ
102・・・無線送受信部
103・・・制御部
104・・・受信信号品質測定部
105・・・面積演算部
106・・・ハンドオーバ起動条件判定部
107・・・メモリ部
108・・・閾値補正部
109・・・速度検出部

Claims (9)

  1. 通信中の第1無線基地局からの受信信号の品質と、前記第1無線基地局との通信中に信号を受信可能な第2無線基地局からの受信信号の品質とを測定する測定部と、
    同一時間軸上に配置された前記第1無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第1波形と前記第2無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第2波形において、前記第2無線基地局からの受信信号の品質が前記第1無線基地局からの受信信号の品質を上回ることにより前記第1波形と前記第2波形とが交差した時点以降における、少なくとも前記第1波形の部分波形と前記第2波形の部分波形とで囲まれた領域の面積を求める演算部と、
    前記面積に関する値に応じて前記第1無線基地局から前記第2無線基地局へのハンドオーバ起動条件が満たされたと判定する判定部と
    を含む移動端末。
  2. 前記判定部は、前記面積が面積閾値以上の場合に前記第1無線基地局から前記第2無線基地局へのハンドオーバ起動条件が満たされたと判定する
    請求項1に記載の移動端末。
  3. 移動端末の移動速度を検出する検出部と、
    移動速度に応じて前記面積閾値を補正する補正部と
    をさらに含む請求項に記載の移動端末。
  4. 移動端末が備えるコンピュータに、
    通信中の第1無線基地局からの受信信号の品質と、前記第1無線基地局との通信中に信号を受信可能な第2無線基地局からの受信信号の品質とを測定するステップと、
    同一時間軸上に配置された前記第1無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第1波形と前記第2無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第2波形において、前記第2無線基地局からの受信信号の品質が前記第1無線基地局からの受信信号の品質を上回ることにより前記第1波形と前記第2波形とが交差した時点以降における、少なくとも前記第1波形の部分波形と前記第2波形の部分波形とで囲まれた領域の面積を求めるステップと、
    前記面積に関する値に応じて前記第1無線基地局から前記第2無線基地局へのハンドオーバ起動条件が満たされたと判定するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  5. 前記判定するステップでは、前記面積が面積閾値以上の場合に前記第1無線基地局から前記第2無線基地局へのハンドオーバ起動条件が満たされたと判定する
    請求項4に記載のプログラム。
  6. 移動端末の移動速度を検出するステップと、
    移動速度に応じて前記面積閾値を補正するステップと、
    をさらにコンピュータに実行させる請求項に記載のプログラム。
  7. 移動端末が、
    通信中の第1無線基地局からの受信信号の品質と、前記第1無線基地局との通信中に信号を受信可能な第2無線基地局からの受信信号の品質とを測定し、
    同一時間軸上に配置された前記第1無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第1波形と前記第2無線基地局からの受信信号の品質の時間変化を示す第2波形において、前記第2無線基地局からの受信信号の品質が前記第1無線基地局からの受信信号の品質を上回ることにより前記第1波形と前記第2波形とが交差した時点以降における、少なくとも前記第1波形の部分波形と前記第2波形の部分波形とで囲まれた領域の面積を求め、
    前記面積に関する値に応じて前記第1無線基地局から前記第2無線基地局へのハンドオーバ起動条件が満たされたと判定する
    ことを含むハンドオーバ起動条件判定方法。
  8. 前記面積が面積閾値以上の場合に前記第1無線基地局から前記第2無線基地局へのハンドオーバ起動条件が満たされたと判定する
    請求項7に記載のハンドオーバ起動条件判定方法。
  9. 移動端末の移動速度を検出し、
    移動速度に応じて前記面積閾値を補正する、
    ことをさらに含む請求項に記載のハンドオーバ起動条件判定方法。
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