JP5342963B2 - シートコイル型レゾルバ - Google Patents
シートコイル型レゾルバ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5342963B2 JP5342963B2 JP2009194144A JP2009194144A JP5342963B2 JP 5342963 B2 JP5342963 B2 JP 5342963B2 JP 2009194144 A JP2009194144 A JP 2009194144A JP 2009194144 A JP2009194144 A JP 2009194144A JP 5342963 B2 JP5342963 B2 JP 5342963B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- pattern
- patterns
- folded
- pattern portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
(モータの構成)
以下、本発明を利用した軸倍角1Xのシートコイル型レゾルバを備えたモータを説明する。図1は、本発明を利用したシートコイル型レゾルバを搭載したモータの概要を示す断面図である。図1には、モータ100が示されている。モータ100は、ACサーボモータであり、回転軸となるシャフト101を備えている。シャフト101は、ベアリング102および103によって支持されている。ベアリング102は、モータハウジング104に取り付けられ、ベアリング103は、モータハウジング104の上部に固定されたエンドキャップ108に取り付けられている。この構造により、シャフト101は、モータハウジング104に対して回転自在な状態で取り付けられている。またシャフト101には、複数の磁極に着磁された構造を有する永久磁石により構成されるモータロータ105が取り付けられている。
図2は、図1の符号Aの部分を拡大した断面図である。図3は、図1および図2に示すシートコイル型レゾルバを分解した状態を示す分解斜視図である。図2には、軸倍角が1Xのシートコイル型レゾルバ200が示されている。シートコイル型レゾルバ200は、ロータ部201とステータ部202を備えている。ロータ部201とステータ部202とは、隙間を有して軸方向に離間して配置されており、相対的に回転が可能な状態とされている。
シャフト101が回転すると、ロータ部201がステータ部202に対して回転し、その回転の影響が、各相の検出コイル群に誘起されるsin相出力成分とcos相出力成分に現れる。例えば、ロータトランスコイル215a、215bにVext=Esinωtの励磁信号を供給すると、基準位置からのシャフト101の回転角θに応じてレゾルバステータコイル236、237のsin相の検出コイル群に数1で示される出力が現れ、cos相の検出コイル群に数2で示される出力が現れる。
図5は、比較例を示すもので、仮に実施形態においてロータ側に従来技術による励磁コイルを採用した場合におけるコイルパターンを示す構造図である。図5には、レゾルバロータコイル217が示されている。図5に示すように、レゾルバロータコイル217は、励磁コイル411、412により構成されている。レゾルバロータコイル217の内側には、ロータトランスコイル215bが配置されている。
図6、図7は、軸倍角1Xのレゾルバ200におけるロータ側のコイルパターンを示す構造図である。図6、図7には、図2、図3に示すレゾルバロータコイル217の一例が示されている。図6、図7に示すレゾルバロータコイル217は、励磁コイル420、430により構成されている。図6、図7には示されていないが、軸方向から見て、励磁コイル420、430に重なる位置に、レゾルバロータコイル216(図2参照)を構成する同様なコイルパターンを有した励磁コイルが2つ配置されている。この2つの励磁コイルのそれぞれは、軸方向において重なる位置にある励磁コイル420、430と直列に接続されている。
図8は、比較例と実施例の出力波形を示すグラフである。図8(a)には、図5に示すロータの構造を採用した比較サンプルであるレゾルバの軸角度に対する出力電圧の変化が示され、図8(b)には、図6、図7に示すロータの構造を採用したレゾルバの軸角度に対する出力電圧の変化が示されている。なお、図8に示すのは、シミュレータを用いて算出したシミュレーション値である。尚、ステータは、図4に示す構造を用いている。
図9には、一部の折り返しパターン(Pr1)のパターン幅が他の折り返しパターンのパターン幅よりも長い(角度では、d(°)大きい)構造としたコイルパターンが示されている。図10には、折り返しパターンPrn(n=1、2・・))のパターン幅が順次短くなるように形成したコイルパターンが示されている。図10は、最外周の折り返しパターンPr10からPr1に向ってパターン幅を徐々に長くしていく例が示されている。この場合、外周n番目の折り返しパターンの角度は、下記数3により示される。
折り返しパターン部を構成する複数の折り返しパターンのパターン幅を、外周側パターン部および内周側パターン部のパターン幅(パターン一つの幅)と同じであるが、折り返しパターン部のそれぞれの折り返しパターン間の距離を、外周側パターン部および内周側パターン部のパターン間距離よりも広くする構成も可能である。この場合も折り返しパターン部の幅(全体幅)が、外周側パターン部および内周側パターン部の幅(全体幅)よりも大きくなる(隣接するパターン間の隙間が大きくなることで、パターン部として捉えた幅は大きくなる)。
折り返しパターン部の幅(全体幅)を、外周側パターン部および内周側パターン部の幅(全体幅)よりも大きくする構成の態様として、折り返しパターン部を構成する各パターンの幅と、隣接するパターン間の距離の両方を外周側パターン部および内周側パターン部における対応する部分の寸法よりも大きくする構成が挙げられる。この場合も出力波形を正弦波に近付けることができる優位性が得られる。
それぞれの折り返しパターンのパターン幅およびパターン間の距離の組合せは、実施形態に限定されない。出力がより正弦波に近づくようにするのであれば、自由な組合せが可能である。ステータ側のコイルパターンの構成は実施形態に限定されない。例えば、従来例(特開平8−136211号公報)のように、sin相とcos相のコイルパターンの層が別々である2層構造で構成されていても適用可能である。
Claims (7)
- 平面形状を有する複数のステータコイルパターンが同一面上の円周上に配置された構造を有するレゾルバステータコイル部と、
前記レゾルバステータコイル部に対して軸方向において隙間を有した状態で対向して配置され、平面形状を有する複数のロータコイルパターンが同一面上の円周上に配置された構造を有するレゾルバロータコイル部と
を備え、
前記複数のステータコイルパターンは、同一面上に形成されたsin相とcos相のコイルパターンにより構成され、
前記複数のロータコイルパターンは、前記ステータコイルパターンの隣接する一対に対応する大きさを有し、
前記複数のステータコイルパターンおよび前記複数のロータコイルパターンの少なくとも一方のそれぞれは、円周方向に配列される外周側パターン部および内周側パターン部と、前記外周側パターン部と前記内周側パターン部を連結する折り返しパターン部とにより略渦巻き形状に形成されており、
前記外周側パターン部および内周側パターン部の幅に比較して、前記折り返しパターン部の幅が広いことを特徴とするシートコイル型レゾルバ。 - 前記複数のロータコイルパターンのそれぞれは、円周方向に配列される外周側パターン部および内周側パターン部と、前記外周側パターン部と前記内周側パターン部を連結する折り返しパターン部とにより略渦巻き形状に形成されており、
前記外周側パターン部および内周側パターン部の幅に比較して、前記折り返しパターン部の幅が広いことを特徴とする請求項1に記載のシートコイル型レゾルバ。 - ロータの回転角に応じて振幅が変化する出力信号波形が正弦波状となるように、前記ステータコイルパターンのパターン形状に応じて、前記折り返しパターン部のそれぞれの折り返しパターンの配置がパターン幅およびパターン間の距離の少なくとも一方により調整されていることを特徴とする請求項2に記載のシートコイル型レゾルバ。
- 前記それぞれの折り返しパターンの配置は、前記折り返しパターンのパターン幅で調整されることを特徴とする請求項3に記載のシートコイル型レゾルバ。
- 前記パターン幅は、前記それぞれの折り返しパターンによって異なることを特徴とする請求項4に記載のシートコイル型レゾルバ。
- 前記それぞれの折り返しパターンの配置は、前記隣接する折り返しパターン間の距離で調整されることを特徴とする請求項3に記載のシートコイル型レゾルバ。
- 前記距離は、前記それぞれの折り返しパターン間によって異なることを特徴とする請求項6に記載のシートコイル型レゾルバ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009194144A JP5342963B2 (ja) | 2009-08-25 | 2009-08-25 | シートコイル型レゾルバ |
US12/813,231 US8710829B2 (en) | 2009-06-19 | 2010-06-10 | Sheet coil type resolver |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009194144A JP5342963B2 (ja) | 2009-08-25 | 2009-08-25 | シートコイル型レゾルバ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011047672A JP2011047672A (ja) | 2011-03-10 |
JP2011047672A5 JP2011047672A5 (ja) | 2012-07-19 |
JP5342963B2 true JP5342963B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=43834170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009194144A Active JP5342963B2 (ja) | 2009-06-19 | 2009-08-25 | シートコイル型レゾルバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5342963B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12007257B2 (en) | 2020-12-11 | 2024-06-11 | Mabuchi Motor Co., Ltd. | Resolver |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014025757A (ja) * | 2012-07-25 | 2014-02-06 | Aisan Ind Co Ltd | 角度センサ及び自動車 |
JP7314113B2 (ja) | 2020-12-11 | 2023-07-25 | マブチモーター株式会社 | レゾルバ |
CN116568995B (zh) * | 2020-12-11 | 2024-09-06 | 马渊马达株式会社 | 旋转变压器 |
JP7489563B1 (ja) * | 2023-06-21 | 2024-05-23 | マブチモーター株式会社 | レゾルバ及びサーボモータ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5578909U (ja) * | 1978-11-25 | 1980-05-30 | ||
JP2001314069A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 基板形レゾルバ |
JP2010151602A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Aisan Ind Co Ltd | レゾルバ |
-
2009
- 2009-08-25 JP JP2009194144A patent/JP5342963B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12007257B2 (en) | 2020-12-11 | 2024-06-11 | Mabuchi Motor Co., Ltd. | Resolver |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011047672A (ja) | 2011-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5275944B2 (ja) | シートコイル型レゾルバ | |
US8710829B2 (en) | Sheet coil type resolver | |
EP1918681A1 (en) | Angle detector | |
JP5342963B2 (ja) | シートコイル型レゾルバ | |
JP6849188B2 (ja) | 角度検出器 | |
EP1677080A2 (en) | Flat resolver | |
WO2013060601A1 (en) | Magnetic flux enhancer system for reluctance type sensors | |
JP5275930B2 (ja) | シートコイル型レゾルバ | |
JP5203301B2 (ja) | シートコイル型レゾルバ | |
JP6867386B2 (ja) | レゾルバ | |
US12018962B2 (en) | Resolver | |
JP7118766B2 (ja) | レゾルバ | |
JP4654368B2 (ja) | レゾルバ及び角度検出装置 | |
JP5755100B2 (ja) | 角度センサ | |
JP6792441B2 (ja) | レゾルバステータ | |
JP4790054B2 (ja) | 磁気レゾルバ | |
JP7649932B1 (ja) | レゾルバ | |
JP7649931B1 (ja) | レゾルバ | |
US12119719B1 (en) | Resolver and servo motor | |
JP6044050B2 (ja) | 角度検出装置 | |
US12222226B2 (en) | Variable reluctance position sensor | |
WO2022124411A1 (ja) | レゾルバ | |
WO2022124416A1 (ja) | レゾルバ | |
JP2013225983A (ja) | レゾルバ | |
JP2011232122A (ja) | 回転角度センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120530 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130501 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5342963 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |