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JP5330266B2 - トッピング装置 - Google Patents

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JP5330266B2
JP5330266B2 JP2009547878A JP2009547878A JP5330266B2 JP 5330266 B2 JP5330266 B2 JP 5330266B2 JP 2009547878 A JP2009547878 A JP 2009547878A JP 2009547878 A JP2009547878 A JP 2009547878A JP 5330266 B2 JP5330266 B2 JP 5330266B2
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Description

本発明は、編地を針床の編針から外し、マガジン針が列設されたマガジンに預けおくトッピング装置に関する。
横編機では、歯口部を挟んで対向する針床から編針を歯口に進出させ、歯口の上方から給糸した編糸を編針のフックに引っ掛けて針床に引き込むことで編地の編成が行われている。歯口への編糸の給糸は、歯口の上方で針床の長手方向に往復運動する給糸部材の給糸口から行う。このような横編機を使用することで、例えばセーターやカーディガンなどを無縫製で編成することができる。
一方で、デザイン上の都合などにより、複数の編地をリンキング処理して衣類を完成させたいというニーズもある。例えば、セーターなどで身頃と衿とを別々に編成し、後工程においてリンキングすることが行われている。この場合、身頃と衿との接合位置における編目同士を対応させた状態でリンキングすると、仕上がりが美しく、着心地の良いセーターとすることができる。しかし、リンキングの際に、出来上がった身頃と衿の編目をいちいち合わせることは煩雑で時間もかかるので、生産効率が悪い。
上記のような問題点を解決するために、例えば、特許文献1や2に記載のトッピング装置が提案されている。トッピング装置とは、針床の編針と一対一対応したトッピング針を列設した軸部と、軸部を支えて移動させるアームとを備え、自動で編地を針床の編針から外し、トッピング針と一対一対応したマガジン針が列設されるマガジンに預けおく装置である。
米国特許第3446042号明細書 独国特許発明第2005439号明細書
しかし、上記特許文献のトッピング装置を備える横編機では、横編機本体の外側から針床に向かって伸びるアームにより、トッピング針を編地にアプローチさせる構成であり、トッピング装置の分だけ設置面積を多くとられるという問題があった。また、トッピング装置のアームの軌跡が横編機本体の外側に大きくはみ出しているため、このアームの軌跡の分だけ余裕を持った設置空間も要求される。さらに、これらの文献の装置では、アームとアームを支える軸部の構造上、編地を移送するアームとトッピング針の軌跡が一通りの軌跡しか描くことができないため、前後一方の針床からしか編地を取り外すことができず、編地を預けおくマガジンの位置も制限を受けるという問題もある。
そこで、本発明の目的の一つは、トッピング装置の各部の軌跡が、横編機本体の設置空間内に収まり、しかもトッピング針が自由な軌跡を描くことができるトッピング装置を提供することにある。
本発明は、複数の編針が列設される針床を備える横編機で編成された編地を、編針に係止される編目の並列状態を維持したまま編針から外して移送するためのトッピング装置に係る。本発明のトッピング装置は、横編機の針床の上方で、針床に平行に配置される第一軸部と、第一軸部の両端部から第一軸部の軸方向に直交する方向に伸び、第一軸部の軸心を中心に回転する第一アーム対と、第一アーム対の先端部を繋ぐように第一軸部に平行に架設される第二軸部と、第二軸部の両端部から第二軸部の軸方向に直交する方向に伸び、第二軸部の軸心を中心に回転する第二アーム対と、第二アーム対の先端部を繋ぐように第一軸部に平行に架設される第三軸部と、第三軸部に列設されるトッピング針とを備えることを特徴とする。
上記のアーム対が軸心に対して回転する構成の代表例としては、後述する実施例に示すように、アーム対を軸部に固定し、この軸部を回転させることでアーム対を軸心に対して回転させる構成が挙げられる。その他、軸部を固定して、軸部に対して各アーム対を回転自在に構成しても良い。
本発明の一形態として、第三軸部が、第二アーム対に対して回転自在に構成されていることが好ましい。
本発明の一形態として、トッピング装置が設けられる横編機が、横編機の両端部に立設される支持部材と、両支持部材間を繋ぐように架設され、編針に編糸を給糸する給糸部材をスライド自在に支持する糸道レールとを備える横編機であれば、トッピング装置の前記第一軸部は、前記支持部材間を繋ぐように架設されていることが好ましい。
本発明の一形態として、前記第二アーム対を、第二軸部における第一アーム対が接続されている箇所よりも内側に設けると共に、前記第二アーム対の長さを、第一アーム対の長さよりも短く形成することが好ましい。
本発明のトッピング装置によれば、3つの軸部と2組のアーム対から構成されるため、装置の各構成の可動範囲を高い自由度で設定することができる。さらに、装置の起点となる第一軸部が、針床の上方に設定されているため、横編機本体の設置空間に納まるように装置各部の軌跡を設定することができる。従って、本発明のトッピング装置は、以下に列挙するような効果を奏する。
[1] このトッピング装置を横編機に適用した場合に、横編機本体の設置空間を超えるようなトッピング装置のための設置空間を必要としない。
[2] 複数の針床を有する横編機に適用した場合、いずれの針床からも編地を取り外すことができる。
[3] 移送する編地の受け取り手であるマガジンの配置位置を高い自由度で設定でき、しかも、マガジンを複数配置することもできる。
本発明のトッピング装置における第三軸部が、第二アーム対に対して回転自在に構成されていると、第三軸部に列設されるトッピング針の角度を自由に設定することができるので、針床から編地を取り外し易くすることができる。また、トッピング針の角度を変えることで、取り外した編地がトッピング針から外れ難くすることができるし、トッピング針からマガジンのマガジン針に編地を移し易くすることもできる。
本発明のトッピング装置における第一軸部が、横編機の糸道レールが支持される支持部材に架設される構成とすれば、第一軸部がほぼ歯口の上方に配置されるので、装置の各構成の軌跡を小さくすることができる。
本発明のトッピング装置における第二アーム対の長さを第一アーム対の長さよりも短く形成すると共に、第二アーム対を第一アーム対よりも内側に設けることにより、第二アーム対を第二軸部に対して360°回転させても、第二アーム対の先端が第一軸部に接触すること回避できる。そのため、装置の各構成の軌跡を小さくすることができる。
実施形態に示す横編機の概略正面図である。 実施形態に示す横編機の概略側面図である。 実施形態に示すトッピング装置で編地を移送する過程を示す第一説明図であって、第三軸部がSからBに移動する様子を示す。 図3における歯口近傍の拡大図である。 実施形態に示すトッピング装置で編地を移送する過程を示す第二説明図であって、第三軸部がBからDに移動する様子を示す。 実施形態に示すトッピング装置で編地を移送する過程を示す第三説明図であって、第三軸部がDからEに移動する様子を示す。 実施形態に示すトッピング装置で編地を移送する過程を示す第四説明図であって、第三軸部がEからHに移動する様子を示す。 実施形態に示すトッピング装置で編地を移送する過程を示す第五説明図であって、(a)は図7の状態から編地移送装置を作動させたときのトッピング針とマガジン針と編地移送装置の位置関係を、(b)は(a)の状態からマガジン針の根元側に編地を押し込む際に第三軸部がHからJに移動したときの軌跡を、(c)は第三軸部がJにあるときのトッピング針とマガジン針と編地移送装置の位置関係を示す。
符号の説明
1 横編機
2 トッピング装置
21 第一軸部 22 第二軸部 23 第三軸部
201 第一アーム対 202 第二アーム対
m1〜m4 モーター c2〜c4 動力伝達部材
25 トッピング針
3 マガジン
31 マガジン針 32 マガジンバー
4 編地移送装置
41 編地移送プレート 410 基部 415 突出部 44 第四軸部
5 針床 51 前針床 52 後針床 50 キャリッジ
501 針本体 502 スライダ
6 給糸部材 61 糸道レール
7 支持部材 71 支持腕部 72 支持柱部
8 編糸 80 編地
8c コーン 8t 天バネ装置
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明のトッピング装置を備える横編機の正面図を示す。また、図2は、本発明のトッピング装置を備える横編機の左側面図を示す。
横編機1は、対向して配置される前後一対の針床5(前針床51、後針床52)の間の歯口に給糸部材6から編糸8を給糸して、針床5に列設される編針により編地を編成する機械である。編針は、針床5上を往復するキャリッジ50に搭載されるカムシステム(図示せず)の作用により歯口に対して進退することで、ニット、タック、ミスの3つの編成動作と前後の針床の間で編目の受け渡しを行う。
給糸部材6は、コーンスタンドに設置されたコーン8cから、天バネ装置8t、横編機の側方のサイドテンション装置(図示せず)を介して繰り出された編糸8の供給を受ける。この給糸部材6は、横編機1の両端に立設される支持部材7間に架設され、前針床51の上方で針床5の長手方向に沿って伸びる複数の糸道レール61にスライド自在に取り付けられている。
このような横編機1を使用して編地80を編成した場合、通常、編み上がった編地80は、歯口の下方に送り出されて、横編機1下方の取り出し口から回収される。しかし、この横編機1で、例えば、衿だけを連続的に編成し、後工程において編み上がった衿を衿とは別に編成した身頃にリンキングする場合、衿の最終コースの編目を、編針に係止されていたときの並列状態を維持したまま置いておくとリンキングする際に便利である。そこで、図1、2に例示する横編機1は、針床5の編針に係止される編地80を、最終コースの編目の並列状態を維持したまま編針から外すトッピング装置2と、トッピング装置2から編地80を受け取って編地80を一時的に置いておくマガジン3(図1では省略)とを備える。
上記トッピング装置2は、図2に示すように、針床5の編針に係止される編地80を取りにいき、編地80を針床5の上方に取り出して、給糸部材6の上方に設置されるマガジン3に移送する装置である。このトッピング装置2からマガジン3への編地80の受け渡しは、トッピング装置2の先端(後述する第三軸部23)に設けた編地移送装置4により行う。以下、トッピング装置2、マガジン3、編地移送装置4について詳細に説明すると共に、編地の移動の様子を説明する。
<トッピング装置>
トッピング装置2は、互いに平行な第一軸部21、第二軸部22、第三軸部23および第一軸部21と第二軸部22とを繋ぐ第一アーム対201、第二軸部22と第三軸部23とを繋ぐ第二アーム対202、並びに、第三軸部23に列設されるトッピング針25とを備える。
第一軸部21は、糸道レール61の上方で針床5に平行に伸びるように架設されている。より具体的には、第一軸部21は、支持部材7の一部であって、糸道レール61よりもさらに上方に伸び、且つ、給糸部材6が並ぶ編機手前側とは反対の編機奥側に湾曲する支持腕部71に回転自在に支持されている。つまり、第一軸部21は、後針床52の歯口側上方に配置され、給糸部材6やキャリッジ50のスライドの邪魔にならないようになっている。この第一軸部21は、モーターm1により、支持腕部71に対して回転する。さらに、第一軸部21の内部には後述する第二軸部22を回転させるためのモーターm2が配置されている。
第一軸部21と第二軸部22とを繋ぐ第一アーム対201は、第一軸部21の両端部から第一軸部21の軸方向と直交する方向に伸びる一対のI型片である。各I型片の一端側は、第一軸部21に固定されており、第一軸部21を回転させることで第一軸部21の軸心を中心に回転する。また、I型片の長さは、I型片(第一アーム対201)を回転させたときに横編機本体からはみ出ない長さである。さらに、一方のI型片の内部には、第一軸部21の内部に配置されるモーターm2の動力を伝達する動力伝達部材(例えば、チェーンやタイミングベルトなど)c2が配置されている。
第一軸部21と反対側の第一アーム対201の端部には、各アームの端部を繋ぐように第二軸部22が回転自在に支持されており、動力伝達部材c2を介して伝達されたモーターm2の駆動力により回転する。第二軸部22の一方の端部(図1の紙面右側)には、後述する第三軸部23を回転させるためのモーターm3が内蔵されている。また、第二軸部22の他方の端部(図1の紙面左側)には、後述する編地移送装置4(図2を参照)の第四軸部44(図4を参照)を回転させるためのモーターm4が内蔵されている。
第二軸部22と第三軸部23とを繋ぐ第二アーム対202は、第二軸部22の両端部における第一アーム対201よりも内側の位置から第二軸部22の軸方向と直交する方向に伸びる一対のL型片である。各L型片の一辺は、第二軸部22に固定され、L型片の他辺が第二軸部22の軸方向に対して直交する方向に伸びるように配されている。また、L型片の他辺の長さは、第一アーム対201の長さよりも短く形成されており、第二アーム対202を回転させたときに、第二アーム対202の先端部や、第二アーム対202に取り付けられる第三軸部23および編地移送装置4が、第一アーム対201を支持する第一軸部21に接触しないようになっている。
第二軸部22と反対側の第二アーム対202の端部(L型片の他辺端部)には、第二アーム対202を繋ぐように第三軸部23が第二軸部22に平行に架設されている。第三軸部23は、第三軸部23の軸心を中心に回転自在に支持されており、動力伝達部材c3を介して伝達されるモーターm3の駆動力より回転するように構成されている。また、この第三軸部23には、針床5に係止される編地80をすくい取るトッピング針25が固定されている。トッピング針25は、L字型の針であり、針床5に列設される編針と同じ数だけ第三軸部23の軸方向に列設されている。このトッピング針25は、その先端側の所定領域が断面V字状に形成されている。
なお、トッピング装置の各部は、図3の二点鎖線で示す待機位置から、予め決められた回転角度、回転速度で動作するようにコンピュータにより制御されている。
<編地移送装置>
さらに、第三軸部23には、トッピング針25に係止された編地80の編目を、トッピング針25から外す方向に送り出す編地移送装置4が設けられている。編地移送装置4は、図4、8に示すように、第三軸部23に沿うように第二アーム対202に回転自在に支持される第四軸部44と、第四軸部44の軸方向に列設される複数の編地移送プレート41と、第四軸部44を回転させるモーターm4とを備える。編地移送プレート41は、第四軸部44を貫通する貫通孔を有する環状の基部410と、基部410から径方向外方に突出する突出部415とを備える。各編地移送プレート41は、隣接するトッピング針25の間に配置されるように第四軸部44に列設されており、第四軸部44を回転させたときに、突出部415の縁部で編地80をトッピング針25から押し出すことができる。なお、モーターm4は、既に述べたように第二軸部22に内蔵され、動力伝達部材c4を介して第四軸部44を回転させる。
<マガジン>
トッピング装置2で針床5から外した編地80は、マガジン3に取りおかれる。本実施形態では、3つのマガジン3が、支持部材7の一部であって、支持腕部71からさらに上方に伸びる支持柱部72に着脱自在に取り付けられている。各マガジン3は、図6〜8に示すように、各軸部21〜23に平行に伸びるマガジンバー32と、マガジンバー32に列設されるマガジン針31とを備える。マガジン針31は、トッピング針25と同数配置されており、マガジンバー32の長手方向における列設位置は、第四軸部44の軸方向におけるトッピング針25の列設位置と一対一で対応している。即ち、マガジンバー32の長手方向におけるマガジン針31の列設位置は、針床長手方向における編針の列設位置とも対応している。また、マガジン針31は、その先端側の所定領域が、断面逆V字状に形成されており、この逆V字状の溝にトッピング針25のV字状先端部を収納できるようになっている。なお、本実施形態のトッピング装置2は3つ軸部21,22,23と2組のアーム対201,202を有する構成のため、編地の移送範囲が広く、マガジン3の配置位置をトッピング針25の届く範囲で任意に選択することができる。
<トッピング装置を使用した編地の移送過程>
以上の構成を備えるトッピング装置で編地を移送する過程を図3〜8に基づいて以下に説明する。図3,5〜8は、トッピング装置で編地を移送する過程を経時的に説明する説明図であり、図4は、図3における歯口近傍の拡大図である。これら図3,5〜8において、第二軸部22の中心軸の軌跡と、第三軸部23の中心軸の軌跡を図中に一点鎖線で示すと共に、第三軸部23の軌跡における要となる位置にアルファベットを付している。また、図3〜8において、編地80の移送に関係のない横編機の構成、例えば、給糸部材などは図示を省略する。
本実施形態では、図3に示すように、後針床52に係止された編地80(例えば、衿など)を、待機位置(図中、二点鎖線で示す)にあるトッピング装置2で取りにいく例を説明する。
まず、編地80の編成が終了したら、図4に示すように、編針のスライダ502を歯口に進出させ、編地80の編目を針本体501のフックから外してスライダ502に係止させておく。本実施形態における編針は、先端部にタングを有する2枚のブレードを含むスライダ502と、先端部にフックを有する針本体501とで構成される複合針(例えば、特許2917146号公報を参照)を使用しており、スライダ502に係止される編目は、2枚のスライダ502で広げられた状態になる。
次に、図3の二点鎖線で示す待機位置にあるトッピング装置2を駆動して編地80を取りにいく。具体的には、各アーム対201,202を回転させ、第三軸部23をSからAに移動させることで、トッピング針25のL字の先端が編目のほぼ真横に水平状態で配置される。そして、第三軸部23をAからBに移動させることで、トッピング針25の先端が水平移動して、二枚のスライダ502の間に差し込まれる(図4を合わせて参照)。
次に、スライダ502を後針床52に引き込んで、編針から編地80を完全に外して、トッピング針25に編地80の編目が係止された状態にすると共に、編地80を後述するマガジンに移送する際に、トッピング針25に受け渡された編地80が編針に引っ掛からないようにする。次いで、図5に示すように、第三軸部23を反時計回りに回転させて、編地80の編目がトッピング針25の屈曲位置にくるようにして、編地80の移送時に編地80がトッピング針25から外れないようにする。そして、第三軸部23をほぼ垂直に引き上げた(BからCに移動させた)後、Dに移動させ、トッピング装置2をほぼ待機位置の状態に戻す。なお、第三軸部23を一旦垂直に引き上げることで、第三軸部23がDに移動する過程で編地80が編針に引っ掛かり難くなる。また、後述する編地80の移送中にも、編地80の編目が常にトッピング針25の屈曲位置にあるように、トッピング針25の姿勢を保ち、編地80がトッピング針25から外れないように、トッピング装置2の各構成を制御する。
さらに、図6に示すように、アーム対201,202を回転させて、編地80が3段のマガジン3の近傍に来るように、第三軸部23をDからEに移動させる。なお、本実施形態では次述のように、中段に位置するマガジンン3に編地80を預ける操作を説明するが、上段と下段に編地80を預けるときにも、トッピング装置2は、一旦、第三軸部23がEの位置となる図6の実線の配置をとる。
最後に、図7,8に示すように、トッピング針25からマガジン3のマガジン針31に編地80を受け渡す。より具体的には、第三軸部23をEからFに移動させると共に第三軸部23を回転させ、トッピング針25の先端部分をマガジン針31と平行で、且つ、マガジン針31よりも低い位置に配置する。次いで、第三軸部23をFからGに移動させ、上面視したときにトッピング針25とマガジン針31とが重なるようにする。このとき、トッピング針25は、マガジン針31よりも低い位置にあるため両者が接触して損傷することがない。そして、第三軸部23をGからHに移動させ、マガジン針31の逆V字溝にトッピング針25のV字状先端が嵌め込まれるようにする。この嵌め込みにより、両針25,31がほぼ段差なく連結されるので、トッピング針25からマガジン針31に編目を円滑に案内することができる。
次に、図8(a)に示すように、編地移送装置4の編地移送プレート41を反時計回りに回転させて、突起部415の側縁で編地80をマガジン針31側に押し込み、トッピング針25に係止されていた編地80の編目をマガジン針31に受け渡す。
さらに、図8(b),(c)に示すように、第三軸部23をH→G→F→I→Jの順に移動させることで、突起部415の側縁で編地80の編目をマガジン針31の根元側にさらに押し込む。ここで、編地80の押し込み量は、トッピング装置2の各構成の駆動量を調節することで、制御可能である。編地80の押し込み量を変化させる構成とすることで、一つのマガジン3に複数の編地80を預けおくときに、各編地80をマガジン針31の奥側(根元側)から手前側(先端側)にかけてマガジン針31の針長を有効に利用しつつ、移送順に従って係止させることができる。なお、第三軸部23がI,Jの位置にあるときには、トッピング針25はマガジン針31の上にあり、両針25,31が接触・損傷することはない。
編地80の押し込みが終了したら、図8(b)に示すように、第三軸部23の位置をEに戻し、さらにトッピング装置全体を待機位置(図3の二点鎖線で示す配置)に戻し、編地80の移送を完了する。そして、針床5での編地80の編成と、編地80のマガジン3への移送をくり返し、所定数の編地80がマガジン3に係止されれば、マガジン3を横編機1から取り外して、リンキング工程に回す。
以上説明した横編機に備わるトッピング装置は、各部の軌跡が横編機本体の外形を超えないので、トッピング装置を設けない横編機の設置空間を超える設置空間を必要としない。また、本実施形態では、後針床から編地を取り外す例を説明したが、本発明のトッピング装置は、装置各部の軌跡を自由に変えることができるので、前針床に係止された編地を取り外すこともできる。
なお、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、図2を参照して説明すると、マガジン3の位置をコーン8cの側に配置しても良いし、第一軸部21を図中の第二軸部22の位置に配置しても良い。いずれの配置を選択しても、本発明のトッピング装置は、3つの軸部と2組のアーム対から構成されていることから、編地を係止するトッピング針の移動領域が非常に広いので、編地をマガジンに移送することができる。
本発明のトッピング装置は、後工程においてリンキングを行う編地を横編機で連続的に複数編成する際に、編地の最終コースの編目の並列状態を維持したままマガジンに取りおくことに好適に利用可能である。

Claims (4)

  1. 複数の編針が列設される針床を備える横編機で編成された編地を、編針に係止される編目の並列状態を維持したまま編針から外して移送するためのトッピング装置であって、
    横編機の針床の上方で、針床に平行に配置される第一軸部と、
    第一軸部の両端部から第一軸部の軸方向に直交する方向に伸び、第一軸部の軸心を中心に回転する第一アーム対と、
    第一アーム対の先端部を繋ぐように第一軸部に平行に架設される第二軸部と、
    第二軸部の両端部から第二軸部の軸方向に直交する方向に伸び、第二軸部の軸心を中心に回転する第二アーム対と、
    第二アーム対の先端部を繋ぐように第一軸部に平行に架設される第三軸部と、
    第三軸部に列設されるトッピング針とを備えることを特徴とするトッピング装置。
  2. さらに、第三軸部が、第二アーム対に対して回転自在に支持されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のトッピング装置。
  3. 前記横編機は、横編機の両端部に立設される支持部材と、両支持部材間を繋ぐように架設され、編針に編糸を給糸する給糸部材をスライド自在に支持する糸道レールとを備え、
    前記第一軸部は、前記支持部材間を繋ぐように架設されていることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載のトッピング装置。
  4. 前記第二アーム対は、第二軸部における第一アーム対が接続されている箇所よりも内側に設けられており、
    前記第二軸部の軸方向に直交する方向における前記第二アーム対の長さが、第一アーム対の長さよりも短く形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれか一項に記載のトッピング装置。
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