JP5326464B2 - 静電荷現像用キャリア、静電荷現像用現像剤、静電荷現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
例えば、トナーに対するストレスが比較的小さくトナー表面構造の変化を少なくできる点で、磁性粒子分散型のキャリアが提案され、更に少なくとも数平均一次粒子径が0.1〜1.0μmの磁性粒子を樹脂中に50〜80質量%分散含有してなる樹脂分散型のキャリアが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
更に、Feに対し0.1〜5.0質量%のP、Feに対し0.1〜5.0質量%のAl、及び、Feに対し5.0質量量%以下のSiを含むマグネタイト粒子粉末を含有させたキャリアが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
更に、Feに対し0.1〜5.0質量%のP、Feに対し0.1〜5.0質量%のAl、及び、Feに対し5.0質量量%以下のSiを含むマグネタイト粒子粉末を含有させたキャリアは、残留磁束密度が低く、六面体、八面体又は14面体の多面体であるマグネタイト粒子粉末を含むものであるが、磁化が低くなりやすく、前記提案のキャリアと同様に、白抜け、筋などの画像ディフェクトが生じる場合があり、この傾向は低濃度、高速印刷で顕著になる。
また、本発明は、高速で、低濃度の画像を形成した場合においても、画像ディフェクトの発生を抑制する静電荷現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、
磁性粒子が樹脂中に分散されて構成される芯材と、スチレンアクリル共重合体を含有し、該芯材を被覆する被覆層と、を有し、
前記磁性粒子として、ストロンチウム元素を含むマグネトプランバイト型フェライトを含有し、
前記磁性粒子中の鉄元素と前記マグネトプランバイト型フェライトを形成する前記ストロンチウム元素とのモル比(鉄元素:ストロンチウム元素)が、100:0.4〜100:1.7となることを特徴とする静電荷現像用キャリアである。
前記磁性粒子として、マグネタイトを更に含有することを特徴とする請求項1に記載の静電荷現像用キャリアである。
トナーと、請求項1又は請求項2に記載の静電荷現像用キャリアと、を含むことを特徴とする静電荷現像用現像剤である。
画像形成装置に脱着可能であり、静電潜像保持体表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段に供給するための現像剤を収納し、該現像剤が請求項3に記載の静電荷現像用現像剤であることを特徴とする静電荷現像用現像剤カートリッジである。
請求項3に記載の静電荷現像用現像剤を収納すると共に、静電潜像保持体表面に形成された静電潜像を前記現像剤によりトナー像を形成する現像手段と
静電潜像保持体、該静電潜像保持体表面を帯電させるための帯電手段、及び前記静電潜像保持体表面に残存したトナーを除去するためのクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも一種と、
を備えることを特徴とするプロセスカートリッジである。
静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、
前記静電潜像保持体表面上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記潛像担持体上に残留するトナーを除去するクリーニング手段と
前記記録媒体に前記トナー像を定着する定着手段と、
を備え、
前記現像剤が請求項3に記載の静電荷現像用現像剤であることを特徴とする画像形成装置である。
前記クリーニング手段がクリーニングブレードを有し、該リーニングブレードの反発弾性が60〜75%であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項2に係る発明によれば、飽和磁化、残留磁化のバランスが良好になる。
本実施形態の静電荷現像用キャリア(以下、「本実施形態のキャリア」という場合がある。)は、磁性粒子が樹脂中に分散されて構成される芯材と、該芯材を被覆する被覆層と、を有し、前記磁性粒子として、マグネトプランバイト型フェライトを含有することを特徴とする。
一般に、磁性粒子が樹脂中に分散されて構成される芯材を有する、所謂樹脂分散型キャリアは、粒度分布、形状分布が狭く、更に比重が軽いことから、トナーに対するストレスが小さく、長期に渡って安定した画像を得ることができる。しかし、樹脂分散型キャリアは、比重が軽いことから、単位個数あたりの磁化が低くなりやすく、また、粒度、形状分布が狭いことから、磁気ブラシが細く長く形成されやすくなる。特に、高速で、低濃度の画像を形成する場合においては、感光体(静電潜像保持体)へのキャリアの飛散が起こり易い。更に、そのキャリアの飛散も数珠繋ぎで飛散する場合があり、白抜け、筋等の画像ディフェクトが顕著に表れやすい。
以下、本実施形態のキャリアを構成要素ごとに説明する。
本実施形態のキャリアにおける芯材は、磁性粒子が樹脂中に分散されて構成され、該磁性粒子として、マグネトプランバイト型フェライトが少なくとも用いられる。ここで、マグネトプランバイト型フェライトとは、「AFe12O19」で表される組成のフェライトをいう。前記Aとしては、Ba、Sr、Ca、Pbが挙げられ、Ba、Sr、Caが好ましく、Sr、Caがより好ましい。なお、本実施形態では、ストロンチウム元素を含むマグネトプランバイト型フェライトを用いる。
ストロンチウム、鉄の酸化物又は水酸化物を混合し、下記の通り焼成及び湿式粉砕を行い、更に篩分などで粒度を整えることにより、マグネトプランバイト型フェライトを含む磁性粒子を得ることができる。
まず、ストロンチウムと鉄のモル比を計算し、各酸化物又は水酸化物を適量、量り取り、湿式ボールミルで粉砕混合する。
次に、スプレードライヤーで乾燥した後、1000℃の温度で1時間、焼成を行う。再び、湿式ボールミルで粉砕した後、800℃の温度で10時間の仮焼成を行い、次いで1200℃の温度で2時間本焼成を行う。
その後、焼成を行うことで、マグネタイト成分が粒子外側に多く分布し、これにより、高電界抵抗が高く、また磁化が高くなるが残留磁化はあまり上がらず良好な物性を得ることができる。
焼成後に、湿式ボールミルで粉砕を行い、篩分などにより粒度調整を行うことで目的のマグネトプランバイト型フェライトを含む磁性粒子を得ることができる。
尚、前記磁性粒子の組成及び含有量は、蛍光X線による定量により測定できる。あらかじめ含有量がわかっているサンプルを用意し、各元素の検量線を用意することで前記磁性粒子中の元素含有量を測定する。
また、前記芯材には、目的に応じて、更にその他の成分を含有していてもよい。その他の成分としては、例えば、帯電制御剤、フッ素含有粒子などが挙げられる。
尚、前記芯材における磁性粒子の比率は、示差走査熱量計(DSC)を用い、温度600℃まで昇温し、重量変化から求めることができる。
上記の溶融混練法、懸濁重合法、及びスプレードライ法はいずれも、磁性粒子をあらかじめ何らかの手段により調製しておき、この磁性粒子と樹脂溶液とを混合し、樹脂溶液中に磁性粒子を分散させる工程を含む。
本実施形態におけるキャリアは、前記の芯材を被覆する被覆層を有する。
この被覆層には、キャリア用の被覆層の材料として用いられているものであれば公知のマトリックス樹脂が利用でき、二種類以上の樹脂をブレンドして用いてもよい。被覆層を構成するマトリックス樹脂としては、大別すると、トナーに帯電性を付与するための帯電付与樹脂と、トナー成分のキャリアへの移行を防止するために用いられる表面エネルギーの低い樹脂とが挙げられる。なお、本実施形態では、被覆層がスチレンアクリル共重合体を含有する。
また、トナーに正帯電性を付与するための帯電付与樹脂としては、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられる。
導電性粒子としては、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛等が挙げられ、これらの中ではカーボンブラックが好ましい。これらの導電性粒子は体積平均粒径が1μm以下のものが好ましい。更に、必要に応じて、複数の導電性粒子を併用することができる。
被覆層(2層以上の被覆層の場合には導電性粒子が含まれる各層ごと)における導電性粒子の含有量は、被覆層の強度を保ち、またキャリアの抵抗を調整する観点から、1質量%以上50質量%以下であることが好ましく、3質量%以上20質量%以下であることがより好ましい。
熱可塑性樹脂の場合、ポリオレフィン系樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン;ポリビニル及びポリビニリデン系樹脂、例えば、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル及びポリビニルケトン;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体;オルガノシロキサン結合からなるストレートシリコン樹脂又はその変性品;フッ素樹脂、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン;ポリエステル;ポリカーボネート等が挙げられる。
一方、樹脂粒子の粒径が1.5μmを超える場合は、被覆層から樹脂粒子が脱離し易くなり、帯電付与の機能が発揮できない場合がある。また、粒径如何によっては被覆層の強度を低下させてしまう場合がある。
尚、前記被覆量は、トルエンなどの有機溶剤にコート樹脂を溶解させ、その残量と、元のキャリアの重量日から求めることができる。
即ち、被覆層形成用溶液(溶剤中に、被覆層を形成するマトリックス樹脂の他に、導電性粒子(導電粉)等を含む溶液)を調製し、この被覆層形成用溶液中に芯材を浸漬する浸漬法、被覆層形成用溶液を芯材の表面に噴霧するスプレー法、芯材を流動エアーにより浮遊させた状態で被覆層形成用溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中で芯材と被覆層形成用溶液とを混合し、次いで、溶剤を除去するニーダーコーター法等が挙げられるが、特に、溶液を用いたものに限定されるものではない。例えば、キャリアの芯材の種類によっては、芯材と樹脂粉末とを共に加熱混合するパウダーコート法などを適宜採用することもできる。更に、被覆層を形成した後に、電気炉やキルンなどのような装置により加熱処理することもできる。
磁気特性の測定としての装置は振動試料型磁気測定装置VSMP10−15(東英工業社製)を用いる。測定試料は内径7mm、高さ5mmのセルに詰めて前記装置にセットする。測定は印加磁場を加え、最大1000エルステッドまで掃引する。ついで、印加磁場を減少させ、記録紙上にヒステリシスカーブを作製する。カーブのデータより、飽和磁化、残留磁化、保持力を求める。本発明においては、飽和磁化は1000エルステッドの磁場において測定された磁化を示す。
本実施形態の静電荷像現像用現像剤(以下、「本実施形態の現像剤」という場合がある。)は、トナーと、既述の本実施形態のキャリアと、を含む、所謂二成分現像剤である。
以下、トナーについて説明する。
本実施形態に用いられるトナーは、特に制限されないが、少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有する。
これらの中でも特に代表的な結着樹脂としては、例えばポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリスチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。更に、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン等が挙げられる。
無機粒子としてはSiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等を使用することができる。これらのうち、特にシリカ粒子、チタニア粒子の場合には、流動性が良好となるため好ましい。
得られた粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小粒径側から体積累積分布を引いて、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとする。
次に、本実施形態の静電荷現像用現像剤カートリッジ(以下、カートリッジと略す場合がある)について説明する。本実施形態のカートリッジは、画像形成装置に脱着可能であり、少なくとも、静電潜像保持体表面上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段に供給するための現像剤を収納し、現像剤が既述した本実施形態の現像剤であることを特徴とする。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給可能である。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って所定の現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1ユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2〜第4ユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置(転写手段)112と、定着装置(定着手段)115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。なお、300は記録紙である。
酸化鉄(III)、水酸化ストロンチウムを、鉄とストロンチウムのモル比が8:2になるように量り取り、湿式ボールミルで粉砕混合を行った。次にスプレードライヤーで乾燥、固化させ、更に1000℃の温度で1時間、酸化処理を行った。
得られた酸化物を界面活性剤、セルロース樹脂とともに湿式ボールミルで体積平均粒径が0.2μmになるまで粉砕した。このスラリーをスプレードライヤーで造粒乾燥し、ロータリーキルンを用いて、800℃の温度で10時間の仮焼成を行った。次いで、温度を1200℃から1300℃まで、1℃1分の条件で温度を上げ、本焼成を100分間行った。更に得られた磁性粉を湿式ボールミルで粉砕し、気流式篩分機により、体積平均0.3μmの磁性粒子1を得た。
磁性粒子1の作製において、水酸化ストロンチウムを水酸化バリウムに変え、仮焼成温度を900℃、本焼成温度を1350℃、本焼成時間150分にする以外は磁性粒子1の作製と同様にして磁性粒子2を得た。
フェノール40部、ホルマリン60部、マグネタイト(体積平均粒径0.2μm)400部、磁性粒子1を40部、イオン交換水60部、アンモニア水12部をディゾルバーを用いて、混合撹拌しながら85℃まで徐々に昇温させ、4時間かけて反応、硬化させた。その後、冷却、ろ過、イオン交換水による洗浄を行った。次いで180℃まで徐々に昇温し、乾燥させ、フェノール系樹脂により磁性粒子が分散された芯材1(体積平均粒径38μm)を得た。尚、磁性粒子中の鉄元素と、ストロンチウムとのモル比は、100:1.7であった。
芯材1の作製において、磁性粒子1の使用量を10部に変更したこと以外、芯材1の作製と同様にして、芯材2を得た。尚、磁性粒子中の鉄元素と、ストロンチウムとのモル比は、100:0.4であった。
芯材1の作製において、磁性粒子1の使用量を100部に変更したこと以外、芯材1の作製と同様にして、芯材3を得た。尚、磁性粒子中の鉄元素と、ストロンチウムとのモル比は、100:3.8であった。
芯材1の作製において、磁性粒子1の使用量を7部に変更したこと以外、芯材1の作製と同様にして、芯材4を得た。尚、磁性粒子中の鉄元素と、ストロンチウムとのモル比は、100:0.3であった。
芯材1の作製において、磁性粒子1の使用量を120部に変更したこと以外、芯材1の作製と同様にして、芯材5を得た。尚、磁性粒子中の鉄元素と、ストロンチウムとのモル比は、100:4.4であった。
芯材1の作製において、マグネタイト400部を、マンガンフェライト(Fe:Mn=80:20モル比)400部に変更したこと以外、芯材1の作製と同様にして、芯材6を得た。尚、磁性粒子中の鉄元素と、ストロンチウムとのモル比は、100:2.4であった。
芯材1の作製において、磁性粒子1 40部を、磁性粒子2 40部に変更したこと以外、芯材1の作製と同様にして、芯材7を得た。尚、磁性粒子中の鉄元素と、とのモル比は、100:1.5であった。
芯材1の作製において、磁性粒子1 40部を、マンガンフェライト(Fe:Mn=80:20モル比)40部に変更したこと以外、芯材1の作製と同様にして、芯材8を得た。
・スチレンアクリル樹脂(スチレン/メチルメタクリレート:20モル%/80モル%) :50部
・カーボンブラック(VXC72、キャボット社製):9部
・トルエン(和光純薬工業):531部
上記成分とガラスビーズ(粒径:1mm、トルエンと同量)とを関西ペイント社製サンドミルに投入し、回転速度1200rpmで30分間攪拌し、固形分10%の被覆層形成用塗布液を調製した。
(キャリア1の作製)
複合型流動層コーティング装置MP01−SFP(パウレック社製)に芯材1を1000部仕込み、被覆層形成用塗布液を、スクリーンメッシュ0.5mm、回転インペラ1000rpm、排風量1.2m3/min、塗布速度10g/min、温度65℃の条件のもと、24分間芯材1に被覆し、キャリア1を得た。キャリア1における被覆層による被覆量は2.4%であった。
キャリア1の作製において、芯材1を芯材2〜8に変更して、キャリア2〜8をそれぞれ作製した。
キャリア1〜8それぞれと、DCC(富士ゼロックス社製DocuCentre Color400)用のシアントナーと、をトナー濃度が8質量%になるように混合し、現像剤1〜8をそれぞれ得た。
表1に示す現像剤を用い、DCC400改造機により、A4紙に、印刷速度60ppm(page per min)で、10枚目と10000枚目を印刷濃度Cin75%で印刷した以外は、印刷濃度Cin1%で10000枚印刷した。印刷濃度Cin75%で印刷した10枚目と10000枚目印刷画像を比較し、下記基準で白抜けを評価した。その結果を表1に示す。尚、DCC400改造機は、静電潜像保持体、帯電手段、静電潜像形成手段、現像手段、転写手段、定着手段を備える。また、DCC400改造機は、反発弾性が70%のクリーニングブレードを有するクリーニング手段を備えている。
◎:画像に白抜けが無く良好。
○:画像中に色が薄い点がわずかに存在するが実用上問題ない範囲。
△:画像中にわずかに白い点が発生するが、実用上問題ない範囲。
×:画像中に白い点が多数確認され、実用上問題のあるレベル。
実施例1において、DCC400改造機が備えるクリーニング手段が有するクリーニングブレードを、反発弾性が55%のクリーニングブレードに変更したこと以外、実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
実施例1において、DCC400改造機が備えるクリーニング手段が有するクリーニングブレードを、反発弾性が85%のクリーニングブレードに変更したこと以外、実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
P、300 記録紙(被転写体)
Claims (7)
- 磁性粒子が樹脂中に分散されて構成される芯材と、スチレンアクリル共重合体を含有し、該芯材を被覆する被覆層と、を有し、
前記磁性粒子として、ストロンチウム元素を含むマグネトプランバイト型フェライトを含有し、
前記磁性粒子中の鉄元素と前記マグネトプランバイト型フェライトを形成する前記ストロンチウム元素とのモル比(鉄元素:ストロンチウム元素)が、100:0.4〜100:1.7となることを特徴とする静電荷現像用キャリア。 - 前記磁性粒子として、マグネタイトを更に含有することを特徴とする請求項1に記載の静電荷現像用キャリア。
- トナーと、請求項1又は請求項2に記載の静電荷現像用キャリアと、を含むことを特徴とする静電荷現像用現像剤。
- 画像形成装置に脱着可能であり、静電潜像保持体表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段に供給するための現像剤を収納し、該現像剤が請求項3に記載の静電荷現像用現像剤であることを特徴とする静電荷現像用現像剤カートリッジ。
- 請求項3に記載の静電荷現像用現像剤を収納すると共に、静電潜像保持体表面に形成された静電潜像を前記現像剤によりトナー像を形成する現像手段と
静電潜像保持体、該静電潜像保持体表面を帯電させるための帯電手段、及び前記静電潜像保持体表面に残存したトナーを除去するためのクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも一種と、
を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、
前記静電潜像保持体表面上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記潛像担持体上に残留するトナーを除去するクリーニング手段と
前記記録媒体に前記トナー像を定着する定着手段と、
を備え、
前記現像剤が請求項3に記載の静電荷現像用現像剤であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記クリーニング手段がクリーニングブレードを有し、該クリーニングブレードの反発弾性が60〜75%であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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