JP5322238B2 - 物理量測定装置 - Google Patents
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Description
その中でも、FBG(ファイバブラッググレーティング)と称される波長検波型光ファイバセンサは、落雷・電磁ノイズに対して耐性に優れ、さらには、耐候性に優れるといった光ファイバセンサに共通する特長を有し、その上、波長多重伝送(WDM)により複数の光センサが遠隔計測可能であり、かつ、歪計測精度が高くなる、という優れた特徴をも有する。これらの特徴を活かして光ファイバセンサのひずみ・変位計測への応用が数多く検討、さらには実用化されている。
図17において、物理量測定装置は、広帯域光源10と、この広帯域光源10から出射された光が通過するサーキュレータ200と、このサーキュレータ200で通過した光が入射し被測定物に設置されるFBG等の光ファイバセンサ300とを備えている。ここで、光ファイバセンサ300は回折格子等から構成される特定の波長の光を反射させる構造である。
光ファイバセンサ300で特定波長のみ反射された光は再びサーキュレータ200を通過して反射光を分波するビームスプリッタ401に送られて2分岐され、マッハツェンダ型の干渉計4に入射する。マッハツェンダ干渉計4は、光路差を設けるための2つの光路41,42を有するものであり、異なる光路41,42を通過した光は再びビームスプリッタ402で合波された後、3分岐される。3分岐された光は、それぞれ位相が(2π/3)異なっており、この光をビームスプリッタ402にそれぞれ接続された3つの光電変換器71,72,73で電気信号に変換した後、これらの光電変換器71,72,73にそれぞれ接続された増幅器81,82,83で増幅を行い、AD変換器91,92,93でデジタル信号に変換してMPU100で演算し測定値を求める。
光電変換器71,72,73で検出される光強度は、光ファイバセンサ300の波長変化に伴い正弦波を描くことになる。この正弦波の位相変化Δφは数式(1)で示すことができる。
この数式(1)からわかる通り、位相変化がわかれば、逆に波長変化量を計算することができる。位相変化の復調は、増幅器81,82,83の出力電圧を用いて行われる。3つの増幅器81,82,83の出力電圧Vnは数式(2)で表すことができる。
光ファイバセンサ300がFBGの場合は、通常、反射スペクトルの半値全幅は通常、100pm〜300pmであり、この通常の光ファイバセンサ300からの反射光のコヒーレンス長Lは、数式(5)より約5mmであるため、干渉計4の光路差は最大で5mmとなる。なお、数式(5)において、λは光ファイバセンサ300の反射波長、δλは光ファイバセンサ300の反射光の半値全幅である。
FBGセンサの温度による波長変化量Δtλは、Δtλ=λ(ξ+α)ΔtTの式で求めることができる。この式において、λはFBGセンサの反射波長、ξは光ファイバの屈折率温度係数、αは光ファイバの線膨張係数、ΔtTは温度変化量である。この式から波長変化量と温度変化量の関係を求めることができ、その結果、0.1℃/pmである。
FBGセンサのひずみによる波長変化量Δsλは、Δsλ=λ(1−P)εの式で求めることができる。この式において、Pは光弾性係数、εはひずみである。この式から、波長変化量とひずみ変化量の関係が1.2pm/マイクロストレインである。
従って、光ファイバセンサ300を用いて物理量を測定した場合、各物理量の測定分解能は、加速度では約0.01cm/sec2、温度では約0.001℃、ひずみでは約0.01マイクロストレインとなる。現実には、これらの物理量の測定分解能では不十分なことが多く、さらに測定分解能を向上させる必要があった。
本発明では、ファブリペローエタロンを構成するために、測定用センサ素子は中心部に所定距離、例えば、100μmを隔ててその両側に回折格子を形成して構成され、さらに、ファブリペロー干渉計を構成するためのミラーにFBG(ファイバブラッググテーティング)を用いているため反射率を90%以上にすることができ、測定用センサ素子から透過される光の透過スペクトルの半値全幅を従来の反射スペクトルの半値全幅より小さくできることになり、測定分解能を向上させることができる。
なお、本発明において、干渉計として、マッハツェンダ干渉計やマイケルソン型干渉計(トワイマングリーン干渉計)を例示できる。
この構成の本発明では、FBG対からなるセンサ素子の物理量測定レンジを広くすることができる。
この構成の本発明では、物理量測定レンジを拡大し、温度等の外乱因子によって帯域反射フィルタの中心波長とファブリペローエタロンの透過線スペクトルの値がずれてしまうことによる測定レンジの低下を防ぐことができる。
この構成の本発明では、中心波長が異なる測定用センサ素子を被測定部の異なる位置に配置することで、被測定部の異なる位置での物理量変化を正確に測定することができる。しかも、これらの測定用センサ素子が光ファイバに直列に接続されているので、複数本の光ファイバにそれぞれ測定用センサ素子を配置する場合に比べて、被測定部への光ファイバの設置作業が容易となる。
この構成の本発明では、複数の測定用センサ素子毎に干渉計を設けることで、干渉計での透過光の干渉精度を向上させることができ、複数の測定部位での測定をより精度よく行うことができる。
この構成の本発明では、複数の測定用センサ素子から出力される透過光がビームスプリッタで1つに纏められて干渉計に送られ、この干渉計から出力される出力光がビームスプリッタで複数の光検波手段に分岐される。そのため、複数の測定部位の物理量をそれぞれ測定用センサ素子で測定する場合にあっても、干渉計を1つにすることができるから、干渉計の部品点数を減少して低コストを実現することができる。
この構成の本発明では、被測定部における温度が変化すると、測定用センサ素子の透過スペクトルが短波長側あるいは長波長側に変位することになるが、変位した透過スペクトルの変位量は、測定用センサ素子と同じ温度条件下にある帯域反射センサ素子の反射スペクトルの変位量とほぼ等しくなるため、透過スペクトルを完全に検出することができる。そのため、被測定部の温度が変化しても、測定精度を向上させることができる。
この構成の本発明では、被測定部の歪みが変化すると、ベースを介して測定用センサ素子と帯域反射センサ素子とに応力として伝達され、測定用センサ素子の透過スペクトルが短波長側あるいは長波長側に変位することになるが、変位した透過スペクトルに、測定用センサ素子と同じ応力下にある帯域反射センサ素子の反射スペクトルが同期することにより、透過スペクトルを確実に検出することができる。そのため、被測定部の歪みが変化しても、測定精度を向上させることができる。
この構成の本発明では、測定用センサ素子と帯域反射センサ素子とが近接配置された状態でベースに接着固定されるので、温度変化や歪変化の環境変化があっても、この環境変化を簡易な構造によって対応することができる。
この構成の本発明では、物理量測定レンジの拡大を図ることができる。
この構成の本発明では、測定用センサ素子と帯域反射フィルタとの重要な部分を管で覆うことができるから、外部から力が加わっても、これらのフィルタ等の破損を防止することができる。
この構成の本発明では、センサの量産化を図ることができる。
図1から図5には本発明の第1実施形態が示されている。
図1は第1実施形態にかかる物理量測定装置の概略構成図である。
図1において、物理量測定装置は、加速度、変位、傾斜などの物理量の測定を行うものであり、広帯域光源10と、この広帯域光源10から照射された光が通過する光ファイバFと、光ファイバFに設けられた波長検波型光ファイバセンサ2と、この波長検波型光ファイバセンサ2から透過した透過光のうち所定の波長のみを透過させるバンドパスフィルタ31と、このバンドパスフィルタ31で透過された透過光を入射するとともに透過光を干渉させる干渉計4と、この干渉計4から出射される出射光を検波する光検波手段5と、を備えて構成される。この光検波手段5は第1光検波手段51、第2光検波手段52及び第3光検波手段53から構成されている。
広帯域光源10は従来例と同様の構造であり、所定の波長領域に渡って光ファイバFの内部に広帯域光を照射する。
干渉計4は、それぞれ光ファイバからなる2つの光路41,42を備え、これらの光路41,42の光路差によって透過光を干渉させるマッハツェンダ干渉計である。
バンドパスフィルタ31と干渉計4との間にはビームスプリッタ61が設けられ、このビームスプリッタ61は、バンドパスフィルタ31から送られる透過光を干渉計4の2つの光路41,42に分岐して送るものである。
干渉計4と光検波手段5との間にはビームスプリッタ62が設けられている。このビームスプリッタ62は干渉計4から出力される出力光を位相の異なった光に分岐するものであり、光検波手段5を構成する第1光検波手段51、第2光検波手段52及び第3光検波手段53に接続されている。
これらの第1光検波手段51、第2光検波手段52及び第3光検波手段53はビームスプリッタ62で3つに分岐された位相が(2π/3)ずつ異なる出力光を検出するものであり、その検出信号は演算手段であるMPU100に送られる。
第2光検波手段52は、ビームスプリッタ62から送られた光を電気信号に変換する第2光電変換器72と、この第2光電変換器72から出力される信号を増幅する第2増幅器82と、この第2増幅器82で出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する第2AD変換器92とを備えている。
第3光検波手段53は、ビームスプリッタ62から送られた光を電気信号に変換する第3光電変換器73と、この第3光電変換器73から出力される信号を増幅する第3増幅器83と、この第3増幅器83で出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する第3AD変換器93とを備えている。
この際、第1光電変換器71、第2光電変換器72及び第3光電変換器73で検出される光強度は、波長検波型光ファイバセンサ2の波長変化に伴って正弦波を描くことになり、この正弦波の位相変化Δφは、前述の数式(1)で示すことができる。そして、前述の数式(2)から第1増幅器81、第2増幅器82及び第3増幅器83のそれぞれの出力電圧Vnを求めることができる。さらに、前述の数式(3)から、第1増幅器81、第2増幅器82及び第3増幅器83の電圧出力に基づいて位相角度φ(t)の算出を行う。
測定用センサ素子21の詳細な構成が図2に示されている。
図2において、測定用センサ素子21は、光ファイバFのコアFCに設けられた一対のファイバブラッググレーティングFBGと、これらのファイバブラッググレーティングFBGの周囲を覆うクラッドCとを有する。
一対の回折格子からなるファイバブラッググレーティングFBGは、当該FBGの反射帯域を反射するファブリペローエタロンを構成するものであり、その中心部にファブリペローエタロンを構成するために必要な距離LFを隔てて形成されている。ファイバブラッググレーティングFBGは、それぞれミラーの役割を有するもので、これらのミラーが所定の波長領域の光を反射する。ファイバブラッググレーティングFBGの長さはFGであり、例えば100μmを隔てて形成されている。
なお両側にそれぞれ形成されるファイバブラッググレーティングFBGは、その反射波長帯域において前述のようにミラーの役割を有し、このファイバブラッググレーティングFBGの格子間隔は、例えば反射中心波長が1550nm、光ファイバのコアの実効屈折率が1.451の場合は534.1144nmである。
ここで、neはファイバブラッググレーティングFBGの実効屈折率、ΔneはファイバブラッググレーティングFBGの屈折率変調の振幅、Λは格子のピッチ、λは波長、λBはファイバブラッググレーティングFBGの反射中心波長、LbはファイバブラッググレーティングFBGの物理的な長さである。ファイバブラッググレーティングFBGのピークを与える波長からみて初めて反射率がゼロになる長波長側の波長と短波長側の波長との差で示される帯域幅BWは数式(7−4)となる。
例えば、ファイバブラッググレーティングFBGの長さLFを2.08000mm、ファイバブラッググレーティングFBGの屈折率変化量Δnを0.0006、格子ピッチΛを537nm、FBG間の格子の描画されていない部分の実際の長さLgを90.000μm、ファイバブラッググレーティングFBGの実効屈折率neを1.4493とすると、ファブリペロー構成された測定用センサ素子21の反射波長帯域が850pmであり、その帯域内の透過スペクトルの半値全幅が10pm、その中心波長は1556.476nmである。
数式(7−4)で示されるファブリペローエタロンを構成するファイバブラッググレーティングFBGの帯域幅BWと、数式(9−5)で示されるファブリペローエタロンのフリースペクトラルレンジFSRの関係を数式(10)で示す。
さらに、測定用センサ素子の透過スペクトルがシフトしても、その線スペクトルの中心波長を検出することができる。
これを、数式を使って次に説明する。数式(9−4)で示されるファブリペローエタロンの中心波長の温度Tあるいは歪εが変化した場合それにより生ずる中心波長の変化Δλeは数式(12)となる。
図3のグラフに示される通り、波長検波型光ファイバセンサ2の測定用センサ素子21から透過される透過光は、中心波長λ(λ=1551nm)を透過率のピークとし、そのピーク値の短波長側と長波長側の両側に所定の波長帯域B(B=1551nm±約1nm)に渡り透過率がほぼ0となり、さらに、その波長帯域Bから短波長と長波長の両側にむけて透過率が上昇した後、減衰している。なお、波長帯域Bとはバンドパスフィルタのもつ帯域である。第1実施形態では、測定用センサ素子21から透過される透過光はバンドパスフィルタ31によって波長帯域Bのみを透過させ、波長帯域Bから外れる波長はカットするので、バンドパスフィルタ31で透過されるスペクトルは図4及び図5に示されるようになる。
図4及び図5において、中心波長λが1551nmの場合に透過率が1.0となり、中心波長λより大きいあるいは小さい波長になるに従って透過率が急激に減少する。ここで、最大値である透過率1.0に対して半分である0.5の場合の範囲である半値全幅FWHMは10pmである。
波長変化時の位相変化量を表す数式(1)のnedは光路差を表し、この値が係数として乗算されることから光路差nedの延長はそのまま位相角度の変化量に比例する。この際、透過光量が十分であれば、光電変換回路における位相角度の算出分解能は約0.01degであり、同じ波長変化量であっても位相角度の変化量が大きいほうが感度は高くなる。そのため、本実施形態の構成を用いることにより、従来の方法に対して30倍の光路差を持った干渉計4で干渉を発生させることで、その位相変化量が60倍となり、波長変化量の検出分解能も増加する。このため、測定用センサ素子21からの透過光の波長変化量の検出分解能は約0.5fmとなる。本実施形態の構成を用いて物理量を測定した場合、各物理量の測定分解能は、加速度では約0.0002cm/sec2、温度では約0.00002℃、ひずみでは約0.2 nano strainとなる。
(1)波長検波型光ファイバセンサ2を、互いに近接配置されたファイバブラッググレーティングFBGからファブリペローエタロンを構成する測定用センサ素子21を有する構成としたから、測定用センサ素子21から透過される光の透過スペクトルの半値全幅を従来の反射スペクトルの半値全幅より小さくできることになり、測定分解能を向上させることができる。
図6には第2実施形態の概略構成が示されている。
図6において、物理量測定装置は、広帯域光源10と、この広帯域光源10から照射された光が通過する光ファイバFと、光ファイバFに設けられた波長検波型光ファイバセンサ2Aと、この波長検波型光ファイバセンサ2Aから透過した透過光のうち所定の波長のみを透過させるWDMカプラ32と、このWDMカプラ32で透過された透過光を入射する干渉計4と、この干渉計4から出力される出力光を検出する光検波手段5と、を備えて構成される。
測定用センサ素子21は中心波長がλ1であり、測定用センサ素子22は、中心波長がλ1とは異なるλ2である。これらの測定用センサ素子21,22は第1実施形態の測定用センサ素子21と同様の構成である。
WDMカプラ32は複数の干渉計4に波長検波型光ファイバセンサ2Aから透過した光を分岐するもので、一方の干渉計4には中心波長λ1を中心とした波長帯域のみを透過させ、他方の干渉計4には中心波長λ2を中心とした波長帯域のみを透過させる。そのため、第2実施形態では、WDMカプラ32はバンドパスフィルタとして使用されている。
光検波手段5は測定用センサ素子21,22の個数に合わせて設けられており、図6では、2組の光検波手段5が並列配置されている。
2組の光検波手段5から出力された信号はMPU100に入力され、このMPU100は第1実施形態と同様に、光検波手段5から出力された信号に基づいて測定値を演算する。
(3)波長検波型光ファイバセンサ2Aは中心波長λ1,λ2が異なる測定用センサ素子21,22を有する構成であり、被測定部の異なる位置での物理量変化を正確に測定することができる。
(4)測定用センサ素子21,22が1本の光ファイバFに直列に接続されているので、光ファイバFを設置する作業を容易にできる。
図7には第3実施形態の概略構成が示されている。
図7において、物理量測定装置は、広帯域光源10と、この広帯域光源10から照射された光が通過する光ファイバFと、光ファイバFに設けられた波長検波型光ファイバセンサ2Bと、この波長検波型光ファイバセンサ2Bに所定の波長のみを透過させるWDMカプラ32と、波長検波型光ファイバセンサ2Bで透過された透過光を入射する干渉計4と、この干渉計4から出力される出力光を検出する光検波手段5Aと、を備えて構成される。
分岐された光ファイバFは1本に纏められてビームスプリッタ61を介して干渉計4に接続される。この干渉計4はビームスプリッタ62を介して光検波手段5Aに接続される。
光検波手段5Aは、それぞれビームスプリッタ62に接続された第1検出部5A1、第2検出部5A2及び第3検出部5A3と、第1演算器101及び第2演算器102とを備えて構成されている。ビームスプリッタ62は第1検出部5A1、第2検出部5A2及び第3検出部5A3に位相を2π/3ずらして出力する。
第1WDMカプラ5C1は波長λ1を含む所定領域の波長の出力光と波長λ2を含む所定領域の波長の出力光を所定領域の出力光に分離するものであり、それぞれ分離された出力光は第1光電変換器71、第1増幅器81及び第1AD変換器91を通過して出力信号に変換された後、波長λ1に関する出力信号が第1演算器101に送られ、波長λ2に関する出力信号が第2演算器102に送られる。
第2WDMカプラ5C2は波長λ1を含む所定領域の波長の出力光と波長λ2を含む所定領域の波長の出力光を所定領域の出力光に分離するものであり、それぞれ分離された出力光は第2光電変換器72、第2増幅器82及び第2AD変換器92を通過して出力信号に変換された後、波長λ1に関する出力信号が第1演算器101に送られ、波長λ2に関する出力信号が第2演算器102に送られる。
第3WDMカプラ5C3は波長λ1を含む所定領域の波長の出力光と波長λ2を含む所定領域の波長の出力光を含む所定領域の出力光に分離するものであり、それぞれ分離された出力光は第3光電変換器73、第3増幅器83及び第3AD変換器93を通過して出力信号に変換された後、波長λ1に関する出力信号が第1演算器101に送られ、波長λ2に関する出力信号が第2演算器102に送られる。
第1演算器101及び第2演算器102は数式(3)の演算を実施する。
(7)複数の測定用センサ素子21,22からそれぞれ透過される光を1つにまとめて干渉計4に送るビームスプリッタ61と、干渉計4から出力される出力光を光検波手段5Aの第1検出部5A1、第2検出部5A2及び第3検出部5A3に分岐するビームスプリッタ62とを備えたから、並列に配置された測定部位の物理量を測定用センサ素子21,22で測定する場合、干渉計4を1つにすることができるから、干渉計4の部品点数を減少して低コストを実現することができる。
図8には第4実施形態の概略構成が示されている。
図8において、物理量測定装置は、広帯域光源10と、この広帯域光源10から照射された光が通過する光ファイバFと、光ファイバFに設けられた波長検波型光ファイバセンサ2と、この波長検波型光ファイバセンサ2から透過した透過光のうち所定の波長のみを透過させるバンドパスフィルタ31と、このバンドパスフィルタ31で透過された透過光を入射するとともに透過光を干渉させる干渉計4Aと、この干渉計4Aから出力される出力光を検出する光検波手段5と、を備えて構成される。
光路43,44の端部にはビームスプリッタ63が設けられ、このビームスプリッタ63はサーキュレータ6を介して第1光検波手段51に接続され、さらに、第2光検波手段52及び第3光検波手段53にそれぞれ接続される。
(8)干渉計4Aとしてマイケルソン干渉計を用いたので、全てを光ファイバ光学系で構築する場合に比べ、歩留まりが向上する。通常、マッハツェンダ干渉計の光路差を規定して作製する場合に光路差の公差は0.5mm程度である。しかし、融着接続によりビームスプリッタ同士を接続して0.5mmの公差でマッハツェンダ干渉計を作製することは難しい。これに対して、マイケルソン干渉計を用いた場合には、融着接続工程が不要となり、0.5mmの公差に抑えることは容易である。
図9には第5実施形態の概略構成が示されている。
図9において、物理量測定装置は、広帯域光源10と、この広帯域光源10から照射された光が通過する光ファイバFと、光ファイバFに設けられた複数のトランスデューサT1,T2と、これらのトランスデューサT1,T2で透過された透過光を入射する干渉計4と、この干渉計4から出力される出力光を検出する光検波手段5Aと、を備えて構成される。トランスデューサT1とトランスデューサT2との間にはアイソレータISが設けられている。このアイソレータISは、トランスデューサT1からトランスデューサT2への光信号の伝送を許容するものの逆方向、トランスデューサT2からトランスデューサT1への伝送を防止する素子である。
帯域反射センサ素子20はバンドパスフィルタとして機能するものであり、光ファイバFにファイバブラッググレーティングFBGが形成された構造である。
測定用センサ素子21と帯域反射センサ素子20とは同一温度かつ同一応力の条件下となるように互いに近接配置される。
サーキュレータ23は測定用センサ素子21を通過した透過光を帯域反射センサ素子20に送り、この帯域反射センサ素子20で反射された光を干渉計4に送るものである。
測定用センサ素子22と帯域反射センサ素子20とは同一温度かつ同一応力の条件下となるように互いに近接配置される。
サーキュレータ23は測定用センサ素子22を通過した透過光を帯域反射センサ素子20に送り、この帯域反射センサ素子20で反射された光を干渉計4に送るものである。
ファイバブラッググレーティングFBGから形成される帯域反射センサ素子20は、前述の数式(7−4)、数式(10)及び数式(11−1)を満たすようにすれば、ファイバブラッググレーティングFBGから反射される光のスペクトルは温度変化、歪変化に関係なく常に1本の線スペクトルとなり、かつ、その波長がファイバファブリペローエタロンの透過波長に一致する。
図10(A)はトランスデューサT1,T2の平面を示す概略図、図10(B)はトランスデューサT1,T2の要部側面を示す概略図である。
図10において、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とはベース24に接着層25を介して固定されている。このベース24は図示しない被設置物に固定されている。
測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とは同一温度かつ同一応力が加わるようにベース24に固定されている。具体的には、測定用センサ素子21,22の中心位置(距離LFの中間位置)と帯域反射センサ素子20の中心位置との間隔は、狭いほどよい。例えば、ファイバブラッググレーティングFBGが描画された石英光ファイバにプラスチックでコーティングされた直径が200μmの光ファイバFをそれぞれ測定用センサ素子22と帯域反射センサ素子20に用い、これらの光ファイバFをプラスチックコーティング部で接して構成する方法もある。
なお、本実施形態では、トランスデューサT1,T2の構造は図10に示されるものに限定されるものではなく、例えば、図11(A)(B)に示される通り、接着剤25をセンシングの要となるFBGを除いた光ファイバFだけに設けた例としてもよく、さらには、図12に示される通り、光ファイバFの外径より若干大きな内径の、例えば金属からなり空気孔をあけたパイプ2Pに第一及び第二のFBGを有する光ファイバFと帯域反射センサ素子としてのFBGを有する光ファイバFを挿通して両端を接着剤25で固定した例でもよい。なお、図12中、符号2Hは管内外を連通するための孔である。
図13に示される通り、トランスデューサT1,T2は、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とが、光導波路にファイバブラッググレーティングを描画したWBGセンサから構成されている。図13は図10に対応する図であり、(A)は平面を示す概略図、(B)は側面を示す概略図である。
図13において、トランスデューサT1,T2は、それぞれ、サブストレート20Cと、このサブストレート20Cに設けられたクラッド20Eと、クラッド20Eにそれぞれ設けられた測定用センサ素子21,22及び帯域反射センサ素子20とを有する。
サブストレート20Cは、シリコン等から板状に形成されるものであり、その裏面は図示しない被測定部に固定される。サブストレート20Cはアンダークラッド20WUCと、オーバクラッド20WOCとを備え、これらは二酸化ケイ素(SiO2)を成膜して形成される。
測定用センサ素子21,22は、アンダークラッド20WUCと、オーバクラッド20WOCに挟まれて設けられたコア20WCOからなる光導波路に一対のウェイブガイドブラッググレーティングWBGを、例えば紫外線で描画されて構成されたWBGセンサである。コア20WCOは前述のようにSiO2から形成されているアンダークラッド20WUCと、オーバクラッド20WOCと比較しゲルマニウムをドープしたSiO2から形成されており屈折率が両クラッドより高めに製作される。そしてこの光導波路は光ファイバFの端部に接着部25を介して接続されている。
帯域反射センサ素子20は光導波路20Wにウェイブガイド・ブラッグ・グレーティングWBGが形成されたWBGセンサであり、前記実施形態と同様に、測定用センサ素子21,22の吸収スペクトルのピークを含む波長帯域を反射波長として有する。この光導波路を使用した実施形態は接着剤を用いずにセンサ素子を構成できることが特徴である。いわゆるスパッタリング、エッチングなどの技術をベースとした光平面回路技術から構成されるもので接着材では長期信頼性などに課題が残る。しかし、この方式では前述のアレイ導波路格子等、光通信分野のデバイスで安定性など実績のある素子製作技術として知られている。すなわち、歪、あるいは温度変化を感じるウエーブガイドブラッググレーティングは接着剤を用いないでシリコンサブストレート上に光平面回路技術により構成されているため安定性に優れたセンサ素子を実現できる特徴がある。なお、図13におけるファイバFとの接続に接着剤を用いるが、この部分は多少不安定さが残っても光導路と光ファイバの接続損失に影響を与える可能性はあるが直接ウェイブガイド・ブラッグ・グレーティングWBGのフィルタリング特性に影響を与えないため測定用センサ素子21,22の安定性にこの接着剤が悪影響をあたえることはない。
この測定用センサ素子21,22は、例えば温度センサに用いる場合はウェイブガイドブラッググレーティングWBGの温度が変われば該WBGの反射波長が変化するため温度センサとして用いることができることは自明である。もちろんケーシングして感温部としてのケースの温度をWBGに適宜伝える構造を付加してもよいことは明らかである。同様に歪についてもWBGが歪めばWBGの反射波長が変化するため歪センサとして用いることができる。
図14において、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とは、ベース24の上で一直線上となるように配置され、これらの端部同士が接着部26で接続されている。測定用センサ素子21,22の接着部26で接続された一端部をベース24に固定した状態で、測定用センサ素子21,22の他端部を引っ張って固定部27によりベース24に固定する。同様に、帯域反射センサ素子20の接着部26で接続された一端部を固定した状態で、帯域反射センサ素子20の他端部を引っ張って固定部27によりベース24に固定する。これにより、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とは同一応力が加わるようにベース24に固定される。さらに、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とが同一温度となるように、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とはそれぞれの中心位置の間隔が所定間隔となるように配置される。
測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とはそれぞれサーキュレータ23に接続されており、このサーキュレータ23には第1ポート231、第2ポート232及び第3ポート233が形成されている。
測定用センサ素子21,22から送られる信号はスプリッタSにより帯域反射センサ素子20側とサーキュレータ23側とに分岐され、帯域反射センサ素子20から送られる信号はスプリッタSにより測定用センサ素子21,22側とサーキュレータ23側とに分岐される。
図10から図14に示される実施形態では、測定用センサ素子21,22、帯域反射センサ素子20及びベース24を備えて波長検波型光ファイバセンサ2Cが構成されている。
図15(B)には帯域反射センサ素子20の反射したスペクトルが示されている。帯域反射センサ素子20から反射するスペクトルは所定の波長領域でピークを生じる。本実施形態では、図15(A)(B)で示される通り、帯域反射センサ素子20で反射する波長を測定用センサ素子21,22の1本の線スペクトルを含む透過スペクトルを含む波長帯域に合わせるようにする。そのため、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とを直列に接続した本実施形態では、測定用センサ素子21,22を通って帯域反射センサ素子20で反射された光のスペクトルは、図15(C)に示される通りとなり、1本の透過線スペクトルとして検出される。
本実施形態では、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とは同一温度かつ同一応力が加わるようにベースに固定されおり、それらを構成する光ファイバF及びブラッググレーティングFBGは同一材料で構成されているとすれば、測定用センサ素子21,22に温度変化や応力変化が生じて測定用センサ素子21,22の透過線スペクトルの波長が変化しても、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とが同じ温度や応力の条件となるので、帯域反射センサ素子20で反射されるスペクトルが測定用センサ素子21,22の透過線スペクトルと同様にシフトする。例えば、図16(A)に示される通り、測定用センサ素子21,22の1本の線スペクトルを含み透過スペクトルが長波長側に変位する場合では、図16(B)に示される通り、帯域反射センサ素子20で反射されるスペクトルも透過スペクトルと同様にシフトする。そのため、測定用センサ素子21,22と帯域反射センサ素子20とを直列に接続した本実施形態では、測定用センサ素子21,22を通って帯域反射センサ素子20で反射された光のスペクトルは図16(C)に示される通りとなり、測定用センサ素子21,22の透過スペクトルがシフトしても、その線スペクトルの中心波長を検出することができる。
(9)バンドパスフィルタとして帯域反射センサ素子20を用い、この帯域反射センサ素子20を、測定用センサ素子21,22の吸収スペクトルのピークを含む波長帯域を反射波長とする構成とした。この帯域反射センサ素子20と測定用センサ素子21,22とを同一温度の条件下となるように互いに近接配置した。そのため、温度変化が生じても、一対の測定用センサ素子21,22の透過スペクトルのシフト量と帯域反射センサ素子20の反射スペクトルのシフト量が同じになるため、透過スペクトルを完全に分離することができるので、温度変化があっても、測定精度を向上させることができる。
例えば、前記実施形態では、光源は点灯し続けていることを前提にしているが、測定に必要な場合のみ光源を点灯し光源の実質的な寿命を長くする方法をとってもよいことは自明である。
Claims (12)
- 光源と、この光源から出射される光が入射するとともに被測定物に設置される波長検波型光ファイバセンサと、この波長検波型光ファイバセンサに入射された光の透過光を入射するとともに前記透過光を2つの光路の光路差により干渉させる干渉計と、この干渉計から出力される出力光を検出する光検波手段と、前記干渉計に入射される前記透過光を前記波長検波型光ファイバセンサからの透過光の波長のピークを中心とするバンドパスフィルタと、を備え、
前記波長検波型光ファイバセンサは、互いに近接配置されたファイバブラッググレーティング対からファブリペローエタロンを構成する測定用センサ素子を有し、
前記ファブリペローエタロンの反射波長帯域中に1本の透過線スペクトルのみが生じるようにするために、帯域幅BWがフリースペクトラルレンジFSRの2倍より狭くなるようにし、
前記ファブリペローエタロンを構成するファイバブラッググレーティング対は、同一波長スペクトル特性である
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項1に記載された物理量測定装置において、
前記ファブリペローエタロンを構成するファイバブラッググレーティング対は、物理的長さが同一であり、かつ、実効長Leとファイバブラッググレーティング対の格子ピッチΛとファイバブラッググレーティング対間のグレーティングの書かれていない個所の光ファイバの長さLgとの関係がLg=mΛ−2Le(mは自然数)を満たすようにしファイバブラッググレーティング対の反射中心波長に透過線スペクトルの波長を一致させる
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項2に記載された物理量測定装置において、
前記ファブリペローエタロンを構成するファイバブラッググレーティング対の反射中心波長と前記ファブリペローエタロンの透過線スペクトルの波長とを一致させ、かつ、前記ファイバブラッググレーティング対の反射帯域を前記ファブリペローエタロンの透過線スペクトルを含み、かつ、フリースペクトルレンジよりも狭くした
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された物理量測定装置において、
前記測定用センサ素子は、それぞれ中心波長が異なる複数が直列に接続されている
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項4に記載された物理量測定装置において、
前記干渉計は、前記測定用センサ素子の数と同じ数だけ設けられている
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項5に記載された物理量測定装置において、
前記複数のセンサ素子からそれぞれ透過される光を1つにまとめて前記干渉計に送るビームスプリッタと、前記干渉計から出力される出力光を位相の異なった光に分岐するビームスプリッタとを備える
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載された物理量測定装置において、
前記バンドパスフィルタは、前記測定用センサ素子の透過スペクトルのピークを含む波長帯域を反射波長とする帯域反射センサ素子を備え、前記測定用センサ素子と前記帯域反射センサ素子とは同一温度の条件下となるように互いに近接配置される
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項7に記載された物理量測定装置において、
前記測定用センサ素子と前記帯域反射センサ素子とは同一応力が加わるようにベースに固定される
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項8に記載された物理量測定装置において、
前記測定用センサ素子及び前記帯域反射センサ素子が前記ベースに接着剤で接着固定される
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項9に記載された物理量測定装置において、
前記測定用センサ素子のファイバブラッググレーティング以外の部分と前記帯域反射センサ素子以外の部分とが前記ベースに接着剤で接着固定された
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項8から請求項10のいずれかに記載された物理量測定装置において、
前記測定用センサ素子及び前記帯域反射センサ素子を挿通する管を備え、この管の両端と前記測定用センサ素子及び前記帯域反射センサ素子とを接着剤で接着固定する
ことを特徴とする物理量測定装置。 - 請求項7から請求項11のいずれかに記載された物理量測定装置において、
前記ファブリペローエタロンは、シリコンサブストレート上にそれぞれ二酸化ケイ素からなるアンダークラッドとオーバクラッドとにそれぞれ囲まれ、これらのアンダークラッドとオーバクラッドより高屈折率にするための不純物がドープされた二酸化ケイ素を材料とした第一のコアから形成される第一の光導波路に、近接して描画された同一の反射波長帯域をもつ第一の光導波路ブラッググレーティングと第二の光導波路ブラッググレーティングとから構成され、
前記帯域反射センサ素子は前記シリコンサブストレート上にそれぞれ二酸化ケイ素からなるアンダークラッドとオーバクラッドにそれぞれ囲まれ、これらのアンダークラッドとオーバクラッドより高屈折率にするための不純物がドープされた二酸化ケイ素を材料とした第二のコアから形成される第二の光導波路に光導波路ブラッググレーティングから構成されている
ことを特徴とする物理量測定装置。
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