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JP5319541B2 - サービスの高速変更のための方法及び受信ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、受信ユニットにおいて受信可能な複数の、即ち、N個の別個のサービスの間で変える方法に関する。本発明はまた、携帯電話/セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、携帯型テレビジョン(TV)ユニット又は類似する装置等の対応する受信ユニットに関する。
携帯電話市場の急速な拡大に伴い、益々多くの消費者が、通信ばかりでなく、娯楽サービス及び情報サービスについてのマルチメディアアプリケーションのために携帯電話を使用するようになってきている。高度な携帯電話のアプリケーションが携帯電話市場の駆動力になってきている。テレビジョン(TV)オンデマンド、即ち、携帯電話におけるテレビジョンの視聴は、近未来における重要な携帯アプリケーションであることが期待されている。DVB−H(デジタルビデオ放送−携帯式)はテレビジョンオンモバイルのための技術を可能にする技術である。DVB−T(ディジタルビデオ放送−地上)に比べて、DVB−Hは電力消費を低減し、携帯性を改善する。電力消費を低減するように、DVB−Hは、端子の電力消費を低減する、所謂、タイムスライシング技術を採用している。主なタイムスライシングの概念は、連続送信に代えて、サービスを実行する離散的な高速バーストを用いることである。従って、端末の先端は特定のバースト期間内のみに機能し、次のバースト時間に達するまで、パワーダウンされることが可能である。勿論、前端の送信器は全ての時間に機能し、その送信器は、同様のサービスの2つのバースト間で他の信号を送信する。端末側において、バースト情報を記憶し、オリジナルのビットレートデータストリームを生成するバッファを備える必要がある。例えば、通常、バーストデータレートは、一定のビットレートに比べて10倍遅く、それ故、そのバーストデータレートは、電力消費を90%節約することが可能である。
TVオンモバイル電話を視聴するとき、ユーザは、利用可能なTVプログラム全てをブラウズするようにボタン(例えば、チャネル+/−)を用いる可能性がかなり高い。しかしながら、時間スライシング機構に基づいて、チャネル切り替えの間、従来のアナログTV(スライス構造に依存して約2乃至5秒)に比べて長い時間遅延が存在している。その遅延は、TVオンモバイルユーザが一日の異なる時間における短い時間期間(例えば、通勤の間)、TVを視聴することが見込まれるために、TVオンモバイルユーザにとって特に受け入れられない。このことは、従来のTVにおけるより高速チャネルスキャニングをかなり重要なものとする。
国際公開第2006/031925号パンフレットにおいては、タイムスライシングを用いて送信される1つ又はそれ以上のプログラムについてのザッピングデータを提供する方法による上記の課題に対する解決方法について開示されている。そのザッピングデータは、ザッピングデータプロバイダ又はサーバにより提供されることが可能であり、又は受信プログラム情報に基づいて携帯端末において生成されることが可能である。この方法により、複数のサービス間の変更又はザッピングは、ユーザにとっての許容レベルまで、即ち、1秒又はそれ以下まで、低減されることが可能である。しかしながら、この方法は、ザッピングデータが送信側において生成される必要があるという不利点を有する。受信側においては、ザッピングデータが受信される及び/又は処理される必要があり、そのことは、限られたバッテリから使用される電力を必要とする。送信側においては、ザッピングデータは、利用可能な送信能力を最大限に使うことなく、特定のユーザの好みに対して調整されることはできず、それにより、周波数スペクトル効率を低下されることになる。従って、その解決方法は、サーバの送信を複雑にし、例えば、ザッピングデータは、典型的には、静止画像であるために、従来のアナログTVにおける複数のサービス間でよく知られているザピング経験をユーザに提供することができない。
それ故、複数のサービス間で変更する改善された方法は有利であり、特に、より効率的な及び/又は高信頼性の方法は有利である。
国際公開第2006/031925号パンフレット
従って、本発明は、好適には、単独で又は何れかの組み合わせで上記の不利点の1つ又はそれ以上を好適に緩和する、軽減する又は取り除くようにする。特に、本発明は、サービス変更に関連する遅延を有する上記の従来技術の課題を解決するサービス間で変更する改善された方法を提供することであるとして理解できる。
上記目的及び他の幾つかの目的は、受信ユニットにおいて受信可能である複数の、即ちN個の離散的なサービス間で変更する方法を提供することにより、本発明の第1特徴において得られ、受信ユニットは、最初のスライスシーケンスにおいて備えられている複数のサービスにより時間スライシングモードで複数のサービスを受信するように適合され、その方法は、
− 第1サービスを受信する段階と、
− 第1サービスを受信することから第2サービスを受信することに変更する段階と、
を有する方法であり、前記第2サービスは、サービス変更間の時間を最小化するように、第1時間スライスシーケンス又は第2時間スライスシーケンスに時間的に合わせて後続のサービスの最短で再生可能なサービスとして選択される方法を提供することによる本発明の第1特徴において達成される。
本発明は、特に、簡単な方法で複数のサービス間で変更する高速な方法であって、その変更の速度が時間スライシングを使用しているときに理論的最大に達する、方法を得るために有利であるが、それに限定されるものではない。従って、本発明は、有効な既存の受信ユニットの改善により、比較的実施することが容易である。本発明は、複数のサービスが複数の受信ユニットに対して送信される方式での改善を必要とせず、本発明は、それ故また、異なる受信ユニットの(遡及的な)互換性による課題は生じないため、実際の動作に対して簡単な実施を容易にすることが可能である。
本発明に関連して、“サービスを受信すること”は、処理であって、
1.無線信号部分が受信ユニットにより受信され、その無線信号部分があるサービスを表し、
2.その信号部分を処理し、
3.サービスに対応する信号部分を受信ユニットのユーザにとってアクセス可能にし、そのサービスは、テレビジョン信号、ビデオ信号、オーディオ信号又は無線信号であることが可能であるが、本発明は、それらのサービスの例に限定されるものではなく、同様に、ユーザは、対応する異なる方法でのサービス、例えば、視聴すること及び/又はリスニングすることの広い領域にアクセスすることが可能である、
処理を意味している。
受信ユニットは、1つの時間スライス期間(T)の間に2つ以上のサービスを受信することが可能である。従って、あるタイムスライス期間において、そのユニットは、そのタイムスライス期間の始めの半分に1つのサービスを受信し、そのタイムスライス期間の他の半分に他のサービスを受信する。
有利であることに、受信ユニットは、既にアクセスされたサービスの経過を追うように、サービス変更サイクルにおいて予め受信されたサービスに関してサービス変更メモリ(Q)に情報を記憶することが可能である。サービス変更サイクルは、比較的短い時間領域において受信されたサービスのシーケンスであることを理解することが可能である。それにより、第2サービスは、例えば、特定のテレビジョンサービスの二重の視聴を回避するように、サービス変更メモリ(Q)に記憶されているサービス変更サイクルに予め記憶されていない第1タイムスライスシーケンス又は第2タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合わせて後続のサービスの最短で再生可能なサービスとして選択されることが可能である。そのサービス変更メモリ(Q)は、下で更に詳細に説明するように、付加的に、異なる複数のトランスポートストリームから最近受信されたサービスの経過を追うことが可能である。
サービス変更メモリ(Q)に記憶されている各々のサービスは、付加的に又は代替として、有効期限(t_ex)が割り当てられることが可能であり、その有効期限(t_ex)の期限切れ時に、対応するサービスはサービス変更メモリ(Q)から廃棄される。その有効期限(t_ex)は、ユーザにより(能動的に又は受動的に受信ユニットにより)又は受信ユニットの製造中に設定されることが可能である。
代替として又は付加的に、サービス変更メモリ(Q)における最新に受信されたK個のサービスのみがサービス変更メモリ(Q)において受信され、KはNより小さいとみなされることが可能である。このことは、切り詰めメモリを有効に提供することができる。
有利であることに、第2サービスは、第1タイムスライスシーケンス又は第2タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合わせて現在の次のサービスがランダムアクセス信号部分を有する条件下で選択されることが可能であり、前記ランダムアクセス信号部分は、第2サービスの先行する信号部分及び/又は後続する信号部分なしにデコード可能である。従って、ビデオ信号又はテレビジョン信号について、第2サービスは、次のサービスに直接アクセスすることが可能であるように、イントラピクチャ(Iフレーム)を有して時間的に間に合わせて次にサービスとして選択されることが可能である。
一実施形態においては、第1サービスから第2サービスへの変更は、所定の方式で自動的に実行されることが可能である。従って、ユーザにより開始される自動ザッピングは、受信ユニットにより実行されることが可能である。自動変更は、自動変更の期間を固定数倍のタイムスライス期間(T)と適合させることにより、サービスのタイムスライシングシーケンスと有利に同期されることが可能であり、その固定数は、自動変更中、2倍小さいサービスにアクセシングに設定されることが可能である。
他の実施形態においては、受信ユニットは、タイムスライスモードにおいて前記第1サービスの受信と同時に付加的な第3サービスを受信して記憶するように適合されることが可能である。
付加的な第3サービスと並列して記憶することにより、このサービスに対する高速ジッピング又は変更が容易になる。ユーザ、即ち、第3サービスによって好ましいサービスであることが可能である第3サービスが、ユーザが好みのサービスのリストから選択されることが可能であり、そのリストはユーザにより能動的に選択可能であり、又は代替として、そのリストは、先行するユーザの履歴に基づいて生成されることが可能であり、後者の場合、ユーザは、それ故に、そのリストを受動的に選択する又は生成することが可能である。
第2特徴においては、本発明は、本発明の第1特徴に従って、関連するデータ記憶手段を有する少なくとも1つのコンピュータを有するコンピュータシステムが受信ユニットを制御することが可能であるように適合されたコンピュータプログラムに関連する。
この本発明の特徴は、特に、コンピュータシステムが本発明の第1特徴の処理を実行するようにするコンピュータプログラムにより本発明が実行されることが可能である点で有利であるが、それに限定されるものではない。従って、ある既知の受信ユニットは、前記受信ユニットを制御するコンピュータシステムにおいてコンピュータプログラムをインストールすることにより本発明に従って処理するように変更されることが可能であることが検討されている。そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能媒体、例えば、磁気ベースの又は光ベースの媒体の何れかにおいて、若しくはコンピュータベースのネットワーク、例えば、インターネットを介して供給されることが可能である。
第3特徴においては、本発明は、第1タイムスライスシーケンスにおいて備えられているサービスによりタイムスライシングモードで複数の、即ちN個のサービスを受信するように適合された受信ユニットであって:
− サービスを受信する受信手段と、
− ユーザにアクセス可能である受信サービスをマーキングするアクセス手段と、
を有する受信ユニットであり、
その受信ユニットは、第1サービスを受信することから第2サービスを受信することへの変更のために備えられ、前記第2サービスは、それらのサービスの変更の間の時間を最小化するように、第1タイムスライスシーケンス又は第2タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合わせて後続のサービスの最先の再生サービスとして選択される。受信ユニットに関する。
本発明の第1特徴、第2特徴及び第3特徴は各々、他の特徴の何れかと組み合わされることが可能である。本発明の上記の及び他の特徴は、以下に詳述する実施形態を参照することにより明らかになり、理解することができる。
本発明について、以下、添付図を参照して、例示として説明する。
信号を発する送信機及び複数の受信ユニットの模式図である。 複数のサービスを有するタイムスライス信号の模式図である。 従来のサービス変更がどのように実行されるかを模式的に示す図である。 本発明に従って実行するサービス変更の模式図である。 本発明に従って実行されるサービス変更の他の模式図である。 本発明に従った受信ユニットの模式図である。 本発明のサービス変更メモリの模式図である。 従来通りにザッピングことと本発明に従ってザッピングすることとの間のザッピング遅延の比較を示すグラフである。 本発明に従ったサービスのビデオパケット及びビデオ再生可能時間についての模式図である。 本発明に従った幾つかのサービスのビデオ再生可能時間の集合の模式図である。 本発明に従った所定のサービスのビデオ再生可能時間及びオーディオ再生可能時間についての模式図である。 本発明に従った幾つかのサービスのビデオ再生可能時間及びオーディオ再生可能時間の集合についての模式図である。
図1は、無線信号を発する送信器10及び複数の、即ちM個の受信ユニット(r1,r2,r3乃至rM)の模式図であり、Mは、数百、数千又はそれ以上である複数の受信器を表している。信号100は、ディジタルビデオ放送−携帯(DVB−H)技術を採用することによりトランスポートシステムにおいて複数の、即ちN個のサービスを有することが可能である。DVB−Hは、ETSI標準化EN302,304として適合される。DVB−Hは、スタンドアロンとして、又は例えば、移動通信ネットワークの改善として用いられることが可能である。しかしながら、本発明の教示はまた、ディジタルメディア放送(DMB)標準化等の標準化又はサービスがタイムスライシングにより放送される場合の他の技術に有利に適合されることが可能である。他の進展している技術、例えば、DVB−SSP及びSTiMi等はまた、タイムスライシングを用いることが期待されている。
無線信号100はまた、所謂、複数のトランスポートストリームを有することが可能であるが、各々のトランスポートストリームは通常、単一の周波数において複数のトランスポートストリームが存在することが可能である階層改善の場合に、離散的な処理周波数を有する。各々のトランスポートストリームは、その場合、図5に関連付けて更に詳細に説明するように、タイムスライシングにより放送される複数のサービスを有することが可能である。そのようにして、複数のサービスの範囲は、かなり拡大されることが可能である。種々の周波数は、例えば、異なる複数のサービスプロバイダにより用いられることが可能である。
それらのサービスは、テレビジョン信号、ビデオ信号、オーディオ信号又は無線信号を有することが可能であるが、それらに限定されるものではない。受信ユニットr1,r2,r3乃至rMは、携帯電話/セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、携帯型テレビジョンユニット、又は信号100においてタイムスライスシーケンスの状態に備えられた複数の、即ちN個のサービスを受信することが可能である類似する装置を有することが可能であるが、それらに限定されるものではない。受信ユニットは、移動式受信ユニット又は携帯受信ユニットと通常、呼ばれているものである。代替として、受信ユニットは、電源内蔵型である、即ち、受信ユニットが、ある種の独立電源、例えば、バッテリ、燃料電池等に接続されている又はそれを有する。
図2は、時間t(横軸に示す)の関数としての複数の、即ち、N個のサービスS1,S2,S3,S4,S5乃至SNを有するタイムスライス信号100の模式図である。タイムスライシングモードにおいては、単一のサービス信号S1(例えば、テレビジョン信号)は時間的に合わせて受信され、各々のサービス信号S1(例えば、テレビジョン信号)は、期間Tの“バースト”サイクルにおいて別個のタイムスライスを有する。図2に示すように、サービス信号S1は、従って、“バースト”期間BP(オン)の間に送信され、期間OP(オフ)の間には送信されない。従って、バーストサイクル期間Tの後に、サービス信号S1の次の信号部分が放送され、他のサービスS2、S3、S4、S5乃至SNについても同様である。複数のバーストサイクルTが、サービス数、それらのサービスのバースト期間BP及び適用される放送ネットワークに依存して数秒乃至40秒又はそれ以上続くことが可能である。
図2に類似する図3は、従来のサービス変更がどのように実行されるかについての模式図であり、図3は、本発明がどのように機能するかについてのより良好な認識のために示されている。ユーザが受信ユニットr1によりサービスS1を受信している及びアクセスしていて、受信ユニットr1は、S1(例えば、テレビジョン信号)にアクセスしているときに、実質的に連続的なユーザ経験をユーザに提供することができることを前提とする。時間t1において、ユーザは、S1からサービスS2であるタイムスライスシーケンスにおける論理的に次のサービス又はデータチャネルにサービスを変更することを決定する。時間t1において、タイムスライシングされた信号100は、しかしながら、S3を放送していて、ユーザは、サービスS2が再び送信されるまで、時間t2を待機する必要がある。待機期間t2はしばしば、バーストサイクル期間Tと同等である長さ(即ち、秒のオーダー)を有することが可能であり、それ故、ユーザを不快にさせる可能性がある。平均して、その遅延はバーストサイクル期間のおよそ半分である(一様な確率分布を前提として)。
複数の、即ちN個のサービスは、勿論、タイムスライスシーケンスにおけるサービスの順序と異なる順序で受信ユニットにおいて備えられることが可能であり、従って、ユーザは、そのタイムスライスシーケンスにおいて次の論理サービスに対するサービスを必ずしも変更するとは限らないが、受信ユニットにおいて備えられている順序にある次の論理サービスに変更する。例えば、ユーザは、信号100のタイムスライスシーケンスにおけるサービスと同じ順序で連続的に備えられている、配列されているチャネルCH1、CH2、CH3、CH4、CH5乃至CHNのリストを有することが可能である。それにも拘わらず、ユーザは、関連する不快を伴って待機期間t2を経験する。
図2及び3に類似する図4は、本発明に従ったサービス変更の模式図であり、その場合、受信ユニットr1は第1サービスS1(ボールド体で示されている)を受信し、時間t1において、受信ユニットは、第1サービスS1を受信することから第2サービスを受信するように促される(例えば、ユーザにより)。第2サービスは、その場合、複数のサービス変更間の時間(t2)を最短化するように、第1タイムスライスシーケンス又は第2タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合わせて後続のサービスの最先の再生可能サービスとして選択される。
本発明の一実施形態に従って、最先の再生可能サービスは、時間t1においてサービスS4(ボールド体でまた、示されている)である、第1タイムスライスシーケンス又は第2タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合っている現在の次のサービスである。図3に示すようなサービスS2において次の論理サービスにではなく、時間的に合わせて現在の次のサービスS4に変更することにより、効率的な且つ系統的な方法で複数のサービス変更間で待機時間t2を最小化することが可能である。
図4に類似する図5においては、2つのトランスポートストリーム1TS及び2TSが示されている。簡単化のために、それらの2つの1TS及び2TSは、類似する期間Tを有するとして模式的に示されているが、本発明の適用についての場合である必要はない。第2トランスポートストリーム2TSは、タイムスライスモードにおける複数のサービスS1′,S2′,S3′,S4′,S5′等を有する。図4に示すように、受信ユニットは、第1サービスS1を受信することから第2サービスを受信することに変更するように促される(例えば、ユーザにより)。第2サービスは、その場合、時間t1においてサービスS4′(ボールド体で示されている)である第2トランスポートストリーム2TSのタイムスライスシーケンスにおいて時間的に合わせて現在の次のサービスとして選択されることが可能である。図4に類似して、ユーザにより経験される遅延は、可能な最短であることに留意されたい。これは従来のザッピング処理に匹敵する必要があり、その場合、次のサービスが受信ユニットにおいて受信可能であるトランスポートストリーム1TS及び2TSにおけるサービスのメモリにおいて論理的に次のサービスである。実行されるサービス変更は、トランスポートストリーム内サービス変更と称され、矢印Aで示されている。受信ユニットr1は、従って、例えば、他の無線周波数に調整された第2トランスポートストリームを受信するように再調整される必要がある。再調整についての遅延は、比較的短く、即ち、ミリ秒のオーダーである。
理解することができるであろうように、本発明の一部の実施形態においては、選択された第2サービスS4又はS4′が、特定の要求を満たす、例えば、サービスが最近アクセスされていない、又は次のサービスを含むバーストはランダムアクセス信号部分を有する、時間的に間に合う現在の次のサービスであり、ランダムアクセス信号部分は、第2サービス、例えば、イントラピクチャ(Iフレーム)であるが、インターピクチャ(Pフレームではない)第2サービスの先行する信号部分及び/又は後続する信号部分なしにデコード可能である。
図3に従ってサービスを変更するとき、タイムスライスシーケンスにおける(又は、ユーザチャネルリストにおける)次の論理サービスはまた、タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合っている次のサービスであることが、偶然に起こることが可能であるということができる。このことは、しかしながら、サービスの数Nの逆数である理論的な確率でのみ生じる(サービス全てについてのタイムスライスは等しい期間を有するという単純化を前提として)。従って、10個のサービスにより、このことは、サービス変更の10%のみで生じ、それはユーザにとって満足できるものではない。複数のサービス間での高速ザッピングを可能にする本発明は、勿論、ユーザの好み及び/又は例えば、製造中に行われる予め設定されるセッティングに依存する複数のサービス間の従来のザッピングと組み合わされることが可能である。
本発明の第2実施形態に従って、現在の次のサービスがランダムアクセス信号部分を有しない(例えば、Iフレームを受信した後にのみアクセスされることが可能であるビデオストリームにより)場合、現在の次のサービスのタイムスライス(バースト)内部のIフレームの一部は考慮される必要がある。
通常、Iフレームを受信した後、Iフレーム及びその後続のフレームが再生されることが可能である。しかし、ザッピングモードにおいて、Iフレームがタイムスライスにおいてかなり遅れて受信される場合、このタイムスライスにおけるIフレーム及びその後続のフレームはかなり短い期間のみ、再生されることが可能であり、それ故、次のタイムスライスと継ぎ目なく結合するように、このタイムスライスについての再生可能な時間が、Iフレームの受信時間ばかりでなく、タイムススライスにより決定される。換言すれば、1つのタイムスライスにおけるIフレーム及びその後続のフレームの再生可能な時間の長さは、次のタイムスライスに達するまで、タイムスライスサイクル全体をカバーすることができないため、Iフレームの再生時間は、次のタイムスライスが継ぎ目なく再生されることが可能であるように、ビデオ再生可能時間まで延期される必要がある。
次のタイムスライスと継ぎ目なく結合するビデオ再生時間が、同じサービスに対応する次のタイムスライスの到着時間からIフレーム及びその後続のフレームの再生可能な時間の長さを減算することにより演算されることが可能である。異なる複数のタイムスライスにおいては、Iフレーム及びその後続のフレームの再生可能な時間の長さは、異なるIフレームの位置のために異なり、同じサービスに対応する2つの隣接するタイムスライス間のタイムスライスサイクルはまた、異なる。換言すれば、現在の次のサービスに対応する最先の受信タイムスライスは、最先の再生可能な時間を有しないことが可能である。
この本発明の第2実施形態に従って、それ故、最先のビデオ再生サービスを決定する方法が提供される。その方法は:
− 後続の複数のサービスに含まれるビデオパケットに従って各々の後続のサービスのビデオ再生時間のセットを演算するステップであって、各々の前記後続のサービスは継ぎ目なく再生する前記ビデオ再生可能時間において再生されるように備えられている、ステップと、
− 前記ビデオ再生可能時間のセットに従って前記最先の再生可能なサービスを決定するステップと、
を有する。
図9は、本発明に従った切り換え可能(ザッピング)モードにあるサービスのビデオ再生可能時間の模式図である。TFはS4(サービス4)のタイムスライスの全フレームであり、S4は切り替え要求時間t1における現在の次のサービスである。PFは、複数の再生可能なフレームがIフレームを含むための、それらの再生可能なフレームである。しかしながら、フレームPFは、時間t2において受信された直後に再生されることは可能でなく、そのことは、S4に対応する次のタイムスライスと継ぎ目なく結合するように、フレームPFを受信した後に特定の時間の長さの間、待機することを意味する。換言すれば、複数のフレームPFは、時間t3からt4まで再生されることが可能である。図9においては、t3はS4についてのビデオ再生可能な時間であり、t4はS4の次のタイムスライスの開始時間である。PTはS4についての再生可能な時間の長さである。
図9においては、待機時間の長さWT及び再生可能な時間の長さPTは、次のような演算式であることが可能である。
PT=m/f (1)
WT=Δt−m/f−T (2)
ここで、mはIフレームの後の複数のフレーム(Iフレームを含む)の全数であり、fはフレームレート(例えば、どれ位多いフレームが1秒当たりレンダリングされるか)であり、Δtはタイムスライスサイクル期間であり、Tはタイムスライス期間である。
待機時間の長さWTが演算されるとき、絶対ビデオ再生可能時間TVPが、受信されたS4の絶対時間及び待機時間の長さWTに従って、次式のように演算されることが可能である。
VP=Tref+WT+T (3)
VP=Tref+Δt−m/f (4)
ここで、TVPは所定のサービスについての絶対ビデオ再生可能時間、Trefはタイムスライスのパケットを受信する絶対時間である。
絶対ビデオ再生可能時間TVPはまた、次式のように演算されることが可能である。
VP=Tref+(t−tref)/S+ΔTmargin (5)
ここで、tは再生されるIフレームのRTPタイムスタンプであり、Trefはタイムスライスのパケットを受信するRTPタイムスタンプであり、SはビデオRTCPパケットのRTPタイムスタンプのスケールであり、ΔTmarginは十分な処理時間をコーデックに与えるマージン値である。
RTPはReal−Time Transport Protocolの略語であり、オーディオ及びビデオ等のリアルタイムのデータを送信するインターネットプロトコルである。RTP自体は、データのリアルタイムの供給を確実にしないが、ストリーミングデータを支持するアプリケーションの送受信のための機構を与える。代表的には、RTPは、所謂、ユーザデータプロトコル(UDP)に加えて実行される。各々のオーディオ/ビデオパケットについて、オーディオ/ビデオパケットのタイムスタンプが得られるRTPヘッダが存在する。
RTCPはRTP Control Protocolの略語であり、それは、VoIP通信を実行するように用いられるRTPプロトコルの一部を構成する。RTCPはサービスの品質(QoS)をモニタし、進行しているセッションにおける参加者に関する情報を伝える。それは、データパケットと同じ分散機構を用いて、そのセッションにおける参加者全てに対する制御パケットの周期的な送信に基づいている。周期的に送信されるRTCPパケットから、ビデオRTCPパケットのRTPタイムスタンプのスケールが得られる。
図10は、本発明に従ったザッピングモードにおける幾つかのサービスのビデオ再生可能時間の模式図である。上記のように、1つのサービスにおける次のタイムスライスと継ぎ目なしに結合するために、各々のサービスのビデオ再生可能な時間は、各々のタイムスライスにおけるIフレームの位置及びタイムスライスサイクルに依存する。
同様に、ビデオ再生可能時間はサービスS5及びサービスS6について既知であることが可能である。例えば、t4はサービスS4についてのビデオ再生可能時間であり、t5はサービスS5についてのビデオ再生可能時間であり、t6はサービスS6についてのビデオ再生可能時間である。図10から、t6は、S4、S5及びS6の中の最先のビデオ再生可能時間であることは明らかである。従って、S6が、最先再生可能サービスとして、そしてそれに伴う切り換え目的サービスであるように選択される。
サービスS7の再生可能時間は、t6がS7の受信時間より先行するために、もはや演算される必要がないことが理解できる。
その演算のステップは、演算された再生可能時間の1つに到達したときに終了することが理解できる。図10においては、S7の再生可能時間が演算される前に、時間t6になり、従って、受信器は演算のステップを停止する。次いで、S6は、時間t6において第2サービスとしてレンダリングされる。
本発明の第3実施形態に従って、現在の次のサービスが、ビデオパケットばかりでなく、オーディオパケットも含む場合、オーディオ及びビデオの同期化が考慮される必要がある。
最先再生可能サービスを選択するために、本発明の方法であって、
− 後続のサービスに含まれる各々のビデオパケットに従って各々の後続のサービスのビデオ再生可能時間のセットを演算し、前記後続のサービスに含まれる各々のオーディオパケットに従って各々の後続のサービスのオーディオ再生可能時間のセットを演算するステップであって、前記各々のオーディオパケットは各々のビデオパケットと同期して再生されるようになっていて、前記各々の後続のサービスは、継ぎ目なしに再生するための前記ビデオ再生可能時間又はオーディオ再生可能時間に再生するように備えられている、ステップと、
− ビデオパケット及びそれに関連する同期オーディオパケットに対応する前記ビデオ再生可能時間及び前記オーディオ再生可能時間の各々の対から最新の再生可能時間のセットを選択し、前記最新の再生可能時間のセットから最先の再生可能時間を選択するステップと、
− 前記最先の再生可能時間に従って前記最先の再生可能サービスを決定するステップと、
を有する方法が提供される。
上記のように、ザッピングモードにおいて継ぎ目なく再生するように、所定のタイムスライスにおけるビデオパケットについての再生可能時間が演算されることが可能である。しかしながら、ビデオパケットと共に再生される必要がある複数の同期オーディオパケットが存在し、それらの同期オーディオパケットはビデオパケットより前に又は後に受信されることが可能であるため、それらの同期オーディオパケットの再生可能時間も考慮される必要がある。従って、1つのタイムスライスにおけるオーディオパケットの再生可能時間長さは、1つのタイムスライスにおけるIフレーム及びそれに後続するフレームの再生可能時間長さに比べて長い又は短いことが可能である。
オーディオ再生可能時間長さがビデオ再生可能時間長さに比べて長い場合、ビデオ再生可能時間からIフレーム及びそれに後続するフレームを再生することは大丈夫であるが、オーディオ再生可能時間長さがビデオ再生可能時間長さより短い場合、及びオーディオパケットがビデオ再生可能時間から再生される場合、オーディオパケットは、次のタイムスライスにおける次のオーディオパケットに到達するまで、続かない。この場合、継ぎ目なしに再生されるオーディオパケットについてのオーディオ再生可能時間は、所定のサービス(チャネル)の再生可能時間として選択される必要がある。換言すれば、オーディオパケット及びビデオパケットが同期して且つ継ぎ目なしに再生される必要があることを考慮して、ビデオパケット及びその同期オーディオパケット間の最新の再生可能時間が、所定のサービスの再生可能時間として選択される必要がある。
上記のように、ビデオパケット及びその同期オーディオパケットは、各々のオーディオRTPヘッダ及びビデオRTPヘッダに含まれるタイムスタンプにより識別されることが可能である。
図11は、時間軸における所定のサービスのビデオ再生可能時間及びオーディオ再生可能時間を示している。図11に従って、t1は、S1(サービス1)に対応する第1時間のオーディオパケット/ビデオパケットを受信する開始時間であり、t2は、次のタイムスライスと継ぎ目なしに再生するビデオパケットに従ったビデオ再生可能時間であり、t2乃至t5の期間はビデオ再生可能時間長さである。t3は、次の対すスライスと継ぎ目なしに結合する同期オーディオパケットのオーディオ再生可能時間であり、t3乃至t5の期間は同期オーディオパケットの再生可能時間長さである(同期オーディオパケットは、図11のオーディオパケットにおけるクロスハッチングされた領域で示されている)。
同期オーディオパケットはビデオと同期して再生される必要がある。換言すれば、ビデオパケットが時間t2において再生される場合、同期オーディオパケットはまた、時間t2において再生される必要があり、その結果、オーディオパケットは単にt4まで続くことが可能であり、そしてt4からt5まで、表示されることが可能である何れのオーディオパケットも有しない。従って、時間t2において、オーディオパケット及びビデオパケットは再生されることは可能でない。しかし、それは、t3からt5まで、ビデオパケット及びオーディオパケットの両方は継ぎ目なしに結合する要求と適合することが可能であり、また、同期して再生する要求と適合することが可能であるため、ビデオパケットが、ビデオ再生可能時間及びオーディオ再生可能時間の対の中の最新の時間であるオーディオ再生可能時間に従って時間t3において表示するように備えられる場合には、大丈夫である。
ビデオ再生可能時間を演算する方法については、既に上で説明している。
オーディオ再生可能時間を演算する方法については、下で説明していて、次式で表される。
AP=Tref+T−(tend−tIA)/S (6)
ここで、TAPは絶対オーディオ再生可能時間であり、Trefはタイムスライスのパケットを受信する絶対時間であり、Tはタイムスライス期間であり、tendは所定のタイムスライスにおける最後のオーディオパケットのRTPタイムスタンプであり、tIAはビデオパケットのIフレームに同期したオーディオパケットのRTPタイムスタンプであり、SはオーディオRTCPパケットのRTPタイムスタンプのスケールである。
ビデオ再生可能時間及びそのビデオについての再生可能時間並びにその同期オーディオパケットが演算された後、最新の再生可能時間がオーディオパケット及びビデオパケットの対について決定されることが可能である。このように、最新の再生可能時間のセットが、切り換え要求時間の後に受信される後続のサービスに対応するビデオ再生可能時間及びオーディオ再生可能時間の各々の対から選択されることが可能である。
図12は、ビデオ再生可能時間のセット及びオーディオ再生可能時間のセットを示している。例えば、t4はS4についてのビデオ再生可能時間であり、t4′はS4についての関連オーディオ再生可能時間であり、t5はS5についてのビデオ再生可能時間であり、t5′は関連オーディオ再生可能時間であり、そして同様に、t6はS6についてのビデオ再生可能時間であり、t6′はS6についての関連オーディオ再生可能時間である。
図12から、各々の対(対1(t4、t4′)、対2(t5、t5′)、対(t6、t6′))からの最新の再生可能時間が選択されることが可能である。例えば、最新の再生可能時間は、サービスS4についての対1においてはt4′であり、サービスS5についての対2においてはt5′であり、サービスS6についての対3においてはt6である。それ故、最新の再生可能時間のセットが得られ、それらは(t4′、t5′、t6)である。最終的に、最先の再生可能時間は、この最新の再生可能時間のセットから選択され、図12に従って、最先の再生可能時間は(t4′、t5′及びt6)の中からt4′であり、それ故、対応するサービスS4は、それに対応する最先の再生可能サービスである。それ故、サービスS4は、同じサービスの次のタイムスライスとの継ぎ目なしの結合及びビデオパケットと関連オーディオパケットとの同期化を考慮して、後続する複数のサービスにおける最先の再生可能サービスであるため、切り換え可能ターゲットサービス(チャネル)として選択される。
上記のように、演算のステップは、各々の対における演算された最新の再生可能時間の何れかの1つに到達したときに終了される。
オーディオ再生可能時間及びビデオ再生可能時間を演算する式は上記の式に限定されないことを、当業者は理解することができる。
図6は、本発明に従った受信ユニットr1の模式図であり、受信ユニットは、特定のタイムスライスシーケンスにおいて備えられているサービスとタイムスライシングモードにおける複数の、即ちN個のサービスを受信するように適合されている。ユニットr1は、無線信号100に埋め込まれたサービスS1を受信する受信手段50と、処理手段51によりS1を表す信号部分を処理する(例えば、デコードする)処理手段51とを有する。最終的には、その信号部分は、受信ユニットr1におけるアクセス手段52によりレンダリングするためにアクセス可能であるようにされる。アクセス手段52は、ディスプレイ及び/又はスピーカ(何れも図示せず)を有することが可能である。第1サービスS1を受信することから第2サービスを受信することに変更するように、本発明に従った受信ユニットr1が備えられていて、第2サービスは、サービス変更間の時間を最短化するように、タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合わせて後続のサービスの最先の再生可能サービスとして選択される。
上記の最先の再生可能サービスは、第1タイムスライスシーケンス又は第2タイムスライスシーケンスにおいて時間的に合わせて、現在の次のサービス、例えば、図4におけるS4又は図5におけるS4′であることが可能である。
代替として、最先の再生可能サービスは、ビデオパケットの再生可能時間により決定されることが可能である。受信ユニット(r1)は、その場合、後続のサービスに含まれるビデオパケットに従って各々の前記後続のサービスのビデオ再生可能時間のセットを演算する第1計算器(例えば、メモリに記憶されている命令を実行するマイクロプロセッサ(図示せず)であって、前記命令は、本発明における最先の再生可能サービスを決定する第2実施形態に従った上記の方法の複数の技術的ステップを反映している、マイクロプロセッサ)と、前記ビデオ再生可能時間のセットに従って前記最先の再生可能サービスを決定する第1決定手段とを更に有する。
代替として、最先の再生可能サービスは、ビデオパケット及びオーディオパケットの再生可能時間により決定されることが可能である。受信ユニット(r1)は、その場合、後続のサービスに含まれる各々のビデオパケットに従って各々の前記後続のサービスのビデオ再生可能時間のセットを演算する第2計算器(例えば、メモリに記憶されている命令を実行するマイクロプロセッサ(図示せず)であって、前記命令は、本発明における最先の再生可能サービスを決定する第3実施形態に従った上記の方法の複数の技術的ステップを反映している、マイクロプロセッサ)であって、前記後続のサービスに含まれる各々のオーディオパケットに従って各々の後続のサービスのオーディオ再生可能時間のセットを演算する第2計算器と、前記各々の後続のサービスは、継ぎ目なしに再生する前記ビデオ再生可能時間又はオーディオ再生可能時間に再生するように備えられ、前記ビデオ再生可能時間及びビデオパケットに対応する前記オーディオ再生可能時間の各々の対から最新の再生可能時間のセットを選択し、次いで前記最先の再生可能時間のセットに従って前記最先の再生可能サービスを決定する選択手段とを更に有する。
処理手段51は、図7に従って下で詳細に説明する機能を有するサービス変更メモリQを更に有する。
図6に示す受信ユニットr1が本発明のまさに1つの実施形態であり、本発明は、一般に、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの何れかの組み合わせを有する何れかの適切な方式で実行されることが可能である。本発明又は本発明の一部の特徴は、1つ又はそれ以上のデータ処理器及び/又はディジタル信号処理器において実行されるコンピュータソフトウェアとして実施されることが可能である。本発明の実施形態の要素及び構成要素は、何れかの適切な方法で物理的に、機能的に及び論理的に実行されることが可能である。実際には、その機能は、単独のユニットにおいて、複数のユニットにおいて、又は他の機能ユニットの一部として実行されることが可能である。従って、本発明は、単独のユニットにおいて実行されることが可能であり、又は異なる複数のユニット及びプロセッサの中に物理的に且つ機能的に割り当てられることが可能である。
図7は、本発明のサービス変更メモリQの模式図である(又は、図6に示す)。このメモリは、あるサービスの範囲においてブラウズする又はザッピングすることを望むユーザにとっての苛立ちをもたらす短い時間フレームにおけるあるサービスへの二重のアクセスを回避するように、本発明に有利に導入される。
第1実施形態においては、サービス変更メモリQは、利用可能な複数の、即ちN個のサービスを通じてのサービス変更サイクルにおいてどのサービスが先行して受信されたかを記憶する。それ故、メモリQはN−1個のエンティティを有し、メモリは、既にアクセスされたサービスについて把握している。
第2実施形態においては、サービス変更メモリQに記憶されている各々のサービスは有効期限t_exが割り当てられ、前記有効期限t_exの期限切れ時に、対応するサービスはサービス変更メモリQから廃棄される。サービスは、メモリQから削除されることが可能であり、又は期限切れとしてまさにフラグアウトされることが可能である。有効期限t_exは、例えば、有効期限までカウントダウンする所定時間である。この時間t_exは、例えば、1、2又は3分であることが可能である。有効時間t_exは、製造中に予め設定される又はユーザにより設定されることが可能である。有効時間t_exは、ユーザザッピング履歴に基づいて、受信ユニットr1により設定されることが可能であり、即ち、ユーザの挙動(ザッピングの平均頻度、サービスにアクセスする平均期間等)のモニタリングが有効時間t_exを設定するように能動的に用いられることが可能である。この実施形態の変形においては、サービスにアクセスされた最後のときが、有効時間t_exを割り当てることに代えて、記憶されることが可能である。従って、特定の時間だけ前にアクセスされたサービスはフラグアウトされることが可能である。
メモリQの第3実施形態においては、サービス変更メモリ(Q)における最新の受信されたK個のサービスがサービス変更メモリにおいて受信されるように考慮され、ここで、Kは、複数の、即ちN個のサービスに比べて小さい数である。従って、例えば、N=10のサービスを有する場合、最後のK=3のサービスのみが視聴されるとしてフラグ付けされる。数Kは、例えば、2、3、4乃至N−1のためであることが可能である。数Kは、製造により予め設定されることが可能であり、又はユーザにより設定されることが可能である。数Kは、ユーザのザッピング履歴に基づいて、受信装置r1により設定されることが可能であり、即ち、ユーザの挙動(ザッピングの平均頻度、サービスにアクセスする平均期間等)のモニタリングが数Kを設定するように能動的に用いられることが可能である。
メモリQの上記の3つの実施形態の全てが、メモリQを動作させる単独の実施形態に結合されることが可能である。この結合された実施形態の恩恵は、所謂、“第2ラウンドのブラウジング”が回避されることが可能であることである。この実施形態に従って、ユーザが即座にサービスを変更する場合、ユーザは、そのユーザがブラウズした最新のK個のサービス以外のサービスに常に到達することが可能である。メモリQを最適化する主なパラメータは、その場合、K及び有効時間t_exである。
Kが小さ過ぎる場合、ユーザは、まさにブラウズしたばかりのサービスに到達することが可能であり、そのことは回避される必要があり、Kが大き過ぎる場合、後のステップにおいて、その履歴は長過ぎ、それ故、ザッピングの遅延が増加する。
有効時間t_exについて、t_exが小さ過ぎる場合、ユーザはまた、そのユーザが最近視聴したサービスに到達することができ、t_exが大き過ぎる場合、メモリQはしばしば、殆ど容量一杯の状態にあり、このことは、大きいザッピング遅延に繋がる。
可能な場合、KはN−1に等しく、その場合、ユーザが即座にサービスを変更する場合、そのユーザは、“第1ラウンド”において全てのサービスのセットを得、そのユーザは、“第1ラウンド”の正確なコピーとして“第2ラウンド”を得る。また、KがN−1より小さい場合、ユーザがアクセスしたN個の最初のサービスはそれらのサービス全てを含むことは可能でないが、尚も、かなり短い時間期間に、ユーザが全てのサービスにアクセスすることができる可能性はかなり高い。最適なKの設定は約N/2に等しいことが検討された。同様に、最適な有効時間t_exは約3分であることが可能である。それらのパラメータは、ユーザの試験を用いて最適化されることが可能である。
サービス変更メモリQはまた、1つのサービス変更サイクルにおいてユーザが異なる複数のトランスポートストリームからの複数のサービスの中で変更する場合、2つ以上のトランスポートストリームから複数のサービスを把握することができる。更に、サービス変更メモリQは、ザッピング速度が低過ぎる場合及び/又はサービス変更サイクルにおいて未だに到達されていないサービスの数が小さ過ぎる場合、例えば、N−Kが所定の値より小さい場合に、トランスポートストリームにおける変更を促すことが可能である。
図8は、従来のザッピング(曲線B)及び本発明に従ったザッピング(曲線A)に伴うザッピング遅延の理論的比較を示すグラフである。横軸のスケールにおいて、タイムスライスの数Nが与えられている。縦軸のスケールにおいて、ザッピング遅延が、一回のスライス期間の単位(units)で与えられている。図8に示すように、本発明の有利点は、多いタイムスライス数Nでかなり著しい。そのモデルは、次のような前提及び条件に基づいている。
1. ザップイベント全てがランダムに分配されている。
2. バースト全てが少なくとも1つのイントラピクチャ(Iフレーム)を有し、そのイントラピクチャはバーストの先頭に位置している。
3.1つのブラウジングサイクルのみが演算される、即ち、平均ザッピング遅延が、反復なしに、1つのブラウジングサイクルにおいてサービス全てをブラウジングする際に演算される。
従来のザッピング遅延は、平均してバーストサイクル期間の半分であり、高速ザッピング遅延は、反復を前提としないことのために、条件付き確率を伴って演算される。
要約すると、本発明は、複数の、即ち、N個の離散的なサービス、例えば、携帯電話/セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、可搬型テレビジョン又は類似する装置のような受信ユニットにおいて受信可能である複数のテレビジョンチャネルの中で変更する方法に関する。受信ユニットは、特定のタイムスライスシーケンスにおいて備えられているサービスと共にタイムスライシングモードで複数のサービスを受信するように適合される。受信ユニットは第1サービス(S1)を受信することができる。第1サービスから第2サービスに“ザッピングする”とき、選択されている第2サービス(S4)は、サービス変更間の時間を最短化するようにタイムスライスシーケンスにおいて時間的に合っている現在の次のサービスである。それにより、複数のサービス間で変更する高速方法が、簡易化された方式で提供され、タイムスライシングが用いられるとき、変更速度は理論的最大に達する。
本発明については、特定の実施形態に関連して上で説明しているが、そのような特定の実施形態に限定されるものではないことが意図されている。そうではなく、本発明の範囲は、同時提出の特許請求の範囲のみにより限定されるものである。請求項において、用語“有する”は、他の要素又はステップの存在を排除するものではない。更に、個々の特徴を異なる請求項が有することが可能であるが、それらの特徴は有利に組み合わされることが可能であり、異なる請求項に含まれていることは、それらの特徴の組み合わせが実現可能でない及び/又は有利でないことを意味するものではない。更に、単数表現は複数の存在を排除するものではない。それ故、単数表現、“第1”、“第2”等を用いる表現は複数を排除するものではない。

Claims (20)

  1. N個のサービスの中の第1のサービスを受信中の受信ユニットが、第2のサービスを受信するように、前記受信ユニットにより受信するサービスを変更する方法であって、
    前記第1のサービスは、複数のタイムスライスから成る第1のタイムスライス時系列内において整列され、前記第2のサービスは、複数のタイムスライスから成る第2のタイムスライス時系列内において整列されており、
    前記受信ユニットは、タイムスライシングモードで前記N個のサービスを選択的に受信するように適合されることを特徴とし、前記複数のタイムスライスの各々は、一つ以上のトランスポート・ストリームの各々の上で時分割多重化されて送信されることを特徴とし、
    複数のサービス変更間の時間を最短化するように、複数のタイムスライス時系列にそれぞれ対応する後続の複数のサービスの中から、時間的に最先に再生可能なサービスとして第2のサービスを選択するステップ;および、
    前記受信ユニットにより受信するサービスを前記選択された前記第2のサービスに変更するステップ;
    を備える、方法
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記最先の再生可能なサービスは、前記一連のタイムスライスのN個の時系列に対応する複数のサービスのうち、現在受信中のサービスの次のサービスである、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって:
    前記後続の複数のサービスに含まれるビデオパケットに従って、前記後続の複数のサービスそれぞれのビデオ再生可能時間のセットを算出するステップであって、前記後続の複数のサービスの各々は、前記ビデオ再生可能時間において継ぎ目なしに再生されるように整列されている、ステップ;及び
    前記後続の複数のサービスの中から前記ビデオ再生可能時間のセットに従って前記最先の再生可能なサービスを前記第2サービスとして選定するステップ;
    を更に有する方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって;
    後続の複数のサービスに含まれる各々のビデオパケットに従って各々の後続のサービスのビデオ再生可能時間のセットを演算し、前記後続のサービスに含まれる各々のオーディオパケットに従って各々の後続のサービスのオーディオ再生可能時間のセットを演算するステップであって、前記各々のオーディオパケットは前記各々のビデオパケットと同期して再生されるようになっていて、前記各々の後続のサービスは、継ぎ目なしに再生するために前記ビデオ再生可能時間又は前記オーディオ再生可能時間に再生するように備えられている、ステップ;及び
    ビデオパケット及び関連同期オーディオパケットに対応する前記ビデオ再生可能時間及び前記オーディオ再生可能時間の各々の対から最先の再生可能時間のセットを選択し、前記の最先の再生可能時間のセットから前記最先の再生可能時間を選択するステップ
    前記最先の再生可能時間に従って前記最先の再生可能サービスを決定するステップ;
    を更に有する方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記受信ユニットは、サービス変更サイクルにおいて予め受信されているサービスに関する情報を、サービス変更メモリに記憶している、方法。
  6. 前記サービス変更メモリ中に記憶されているサービスであって、前記サービス変更サイクルにおいて予め受信されていないサービスのうち、前記第1サービスから見て時間的に後続するサービスの1つが、前記第2サービスとして選択され、前記後続するサービスは、前記一連のタイムスライスの複数の時系列にそれぞれ対応する、請求項5に記載の方法。
  7. 請求項5に記載の方法であって、前記サービス変更メモリに記憶されている各々のサービスは有効時間を割り当てられ、前記有効時間の期限切れ時に、対応するサービスは前記サービス変更メモリから廃棄される、方法。
  8. 請求項5又は7に記載の方法であって、前記サービス変更メモリにおける最新の受信されたK個のサービスは、前記サービス変更メモリにおいて受信されたとみなされ、KはNより小さい、方法。
  9. 請求項1又は6に記載の方法であって、前記第2サービスは、ランダムアクセス信号部分を有する前記一連のタイムスライスのN個の時系列にそれぞれ対応する複数のサービスのうち、時間的に後続のサービスの1つとして選択され、前記ランダムアクセス信号部分は、前記第2サービスの先行する信号部分及び/又は後続する信号部分において検出可能である、方法。
  10. 第1サービスから第2サービスへの前記変更の周期を、タイムスライス期間Tの整数倍の長さに合わせ、それにより、前記変更を一連のタイムスライスの時系列と同期させることにより、第1サービスから第2サービスへの前記変更を、自動的に実行する、請求項1に記載の方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記自動的な変更は前記の複数のサービスのタイムスライシングと同期している、方法。
  12. 請求項1又は11に記載の方法であって、前記受信ユニットは、タイムスライスモードで前記第1サービスを受信することと同時に付加的な第3サービスを受信して記憶するように適合されている、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、前記第3サービスはユーザに好まれる複数のサービスのリストから選択される、方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、前記リストは前記ユーザにより能動的に選択される、方法。
  15. 請求項13に記載の方法であって、先行するユーザ履歴に基づいて選択される、方法。
  16. 関連するデータ記憶手段を有する少なくとも1つのコンピュータを有するコンピュータシステムが請求項1に記載の受信ユニットを制御することを可能にするように適合されたコンピュータプログラム。
  17. タイムスライシングモードで前記N個のサービスを選択的に受信するように適合され、N個のサービスの中の第1のサービスを受信中に、第2のサービスを受信するように、受信するサービスを変更することが可能な受信ユニットであって、
    前記第1のサービスは、第1のタイムスライス時系列内において整列され、前記第2のサービスは、第2のタイムスライス時系列内において整列されていることを特徴とし、
    前記複数のタイムスライスの各々は、一つ以上のトランスポート・ストリームの各々の上で時分割多重化されて送信されることを特徴とし、
    複数のサービス変更間の時間を最短化するように、複数のタイムスライス時系列にそれぞれ対応する後続の複数のサービスの中から、時間的に最先に再生可能なサービスとして第2のサービスを選択することを特徴とする、受信ユニット
  18. 請求項17に記載の受信ユニットであって、前記最先の再生可能なサービスは、前記一連のタイムスライスのN個の時系列にそれぞれ対応する複数のサービスのうち、現在受信中のサービスから見て時間的に次のサービスである、受信ユニット。
  19. 請求項17に記載の受信ユニットであって:
    前記後続のサービスに含まれるビデオパケットに従って各々の後続のサービスのビデオ再生可能時間のセットを演算する第1演算器であって、前記各々の後続のサービスは、継ぎ目なしに再生する前記ビデオ再生可能時間に再生されるように備えられている、第1演算器;及び
    前記ビデオ再生可能時間のセットに従って前記最先の再生可能サービスを決定する第1決定手段;
    を更に有する受信ユニット。
  20. 請求項17に記載の受信ユニットであって;
    後続の複数のサービスに含まれる各々のビデオパケットに従って各々の後続のサービスのビデオ再生可能時間のセットを演算し、前記後続のサービスに含まれる各々のオーディオパケットに従って各々の後続のサービスのオーディオ再生可能時間のセットを演算する第2演算器であって、前記各々のオーディオパケットは前記各々のビデオパケットと同期して再生されるようになっていて、前記各々の後続のサービスは、継ぎ目なしに再生するために前記ビデオ再生可能時間又は前記オーディオ再生可能時間に再生するように備えられている、第2演算器;及び
    ビデオパケット及び関連同期オーディオパケットに対応する前記ビデオ再生可能時間及び前記オーディオ再生可能時間の各々の対から最先の再生可能時間のセットを選択して、前記の最先の再生可能時間のセットに従って前記最先の再生可能サービスを決定する選択手段;
    を更に有する受信ユニット。
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