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JP5315783B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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JP5315783B2
JP5315783B2 JP2008125551A JP2008125551A JP5315783B2 JP 5315783 B2 JP5315783 B2 JP 5315783B2 JP 2008125551 A JP2008125551 A JP 2008125551A JP 2008125551 A JP2008125551 A JP 2008125551A JP 5315783 B2 JP5315783 B2 JP 5315783B2
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Description

本発明は、映像表示装置に関し、より特定的には、表示映像のコントラストと、バックライトの発光輝度とを調整する映像表示装置に関する。
従来、コントラストと光源との調整を互いに相関性を持たせて行うことにより、視覚的なコントラスト感を改善する映像表示装置が提案されている。
上記映像表示装置の具体的な処理を説明する。映像表示装置において、特徴検出部は、入力映像信号について、最大輝度レベル(以下、MAXと記載する)、最小輝度レベル(以下、MINと記載する)及び平均輝度レベル(以下、APLと記載する)を検出する。制御データ生成部は、検出されたMAXとMINとの差をダイナミックレンジ幅まで増幅する増幅率と、その増幅率で増幅される入力映像信号がDCレベル調整部の出力ダイナミックレンジ内に収まるDCレベルシフト量を与えるオフセット値とを求める。信号振幅調整部は、APLを基準として増幅率に従って入力映像信号を増幅する。DCレベル調整部は、増幅後の入力映像信号を、オフセット値に従ってレベルシフトする。光源制御部は、オフセット値に基づいて、画面上の視覚的輝度レベルが入力映像信号の輝度レベルと同等となるように、光源を制御する(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−27890号公報
しかしながら、上記映像表示装置では、視覚上の平均輝度レベルが変化しないように光源(バックライト)の輝度を制御するため、例えば、車内空間のように外光の映りこみが大きい場合には、ディスプレイに表示されている映像の内容が見づらくなり、コントラスト感がむしろ低下してしまうという問題があった。
それ故に、本発明の目的は、適切なコントラスト感を得ることが可能な映像表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一局面は、表示映像のコントラストと、バックライトの発光輝度とを調整可能な映像表示装置であって、外光の強弱を判断する判断部と、入力映像信号を補正する処理を行う映像信号処理部と、前記バックライトの発光輝度を調整するバックライト制御部とを備え、前記判断部により外光が強いと判断されると、前記バックライト制御部が前記バックライトの発光輝度を一定値に固定し、前記映像信号処理部はシーンの明暗に応じて補正量を変えて前記入力映像信号を補正し、前記映像信号処理部が行う補正は前記入力映像信号の平均輝度レベルを向上させる補正である。
上記本発明の一局面によれば、外光が強い場合に、バックライトの輝度を固定しながら視覚的な平均輝度レベルを向上させるように、具体例としては、コントラストゲイン、ブライトネス、ガンマ値といった映像信号を補正できるので、外光照射時の視認性を確保しながら、表示映像のコントラスト感を拡大することが可能となる。
また、外光が弱い場合には、入力映像信号のコントラストを補正する処理とともに視覚的な平均輝度レベルが変化しないようにバックライトの発光輝度を動的に制御することで、外光が弱い場合であっても、よりコントラスト感の高い表示映像を提供することが可能となる。
上記の通り、本発明の一局面によれば、外光の強弱に関わらず、適切なコントラスト感を得ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る映像表示装置1の全体構成及びその周辺構成を示すブロック図である。図1において、映像表示装置1は、例えばDVDプレイヤ2Aのような映像源2と接続され、外光検出部11と、映像処理LSI12と、ディスプレイ13と、CPU14とを備えている。
外光検出部11は、例えば照度センサ11Aである。照度センサ11Aは、ディスプレイ13の周辺に取り付けられ、入射光の照度iを検出する。照度センサ11Aは、検出した照度iを示す信号をCPU14に出力する。なお、以下の説明では、便宜上、照度センサ11Aの出力信号を単に照度iと記載する。
映像処理LSI12は、DVDプレイヤ2Aから出力される映像信号Aに対し所定の処理を行って、処理後の映像信号A1をディスプレイ13に出力する。そのために、映像処理LSI12は、少なくとも、特徴検出部121と、映像信号処理部122とを備えている。
特徴検出部121は、入力映像信号Aが表す映像の特徴量群Fを算出し、算出した特徴量群Fを、CPU12と映像信号処理部122とに出力する。ここで、特徴量群Fは、最小輝度、平均輝度及び最大輝度である。また、特徴検出部121は、入力映像信号Aを後段の映像信号処理部122に出力する。以下、説明の便宜上、最小輝度をMINと、平均輝度をAPLと、最大輝度をMAXと記載する。
映像信号処理部122は、CPU14から送られてくる補正量群Cと、特徴検出部121から送られてくる特徴量群Fとを使って、特徴検出部121から送られてくる映像信号Aを補正する。この補正により生成された処理後の映像信号A1は、ディスプレイ13に出力される。
ここで、図2は、映像処理部122の機能ブロックを示す模式図である。図2において、映像信号処理部122は、増幅部1221と、DCレベル調整部1222と、コントラスト補正部1223と、ブライトネス補正部1224と、ガンマ補正部1226とを備えている。図2に示す構成の各処理については、後で、CPU14の処理説明とともに説明する。
再度図1を参照する。ディスプレイ13は、液晶ディスプレイであり、画面131と、バックライト制御部132と、バックライト133とを少なくとも備える。画面131には、映像信号処理部122から送られてくる映像信号A1に従って映像が表示される。
バックライト制御部132は、CPU14から送られてくる輝度制御信号(Lmax,L)に基づき、バックライト133の発光を制御する。
バックライト133は、画面131の背後に備わり、バックライト制御部132の制御下で発光し、映像表示のために光を画面131に与える。
CPU14は、図示しないROMに予め格納されたプログラムを、図示しないRAMを作業領域として用いて実行する。
図3は、CPU14の動作を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、CPU14の動作を説明する。
図3において、CPU14は、照度センサ11Aからの照度iを受け取る(ステップS31)。受け取った照度iは、ディスプレイ13に入射する外光の照度として用いられる。CPU14は、このような照度iを予め定められた基準値と比較して、受け取った照度iが基準値以下か否かを判断する(ステップS32)。ここで、基準値は、例えば、3000ルクスに設定される。
基準値以下の場合、CPU14は、ディスプレイ13周辺の外光が現時点で弱く、ディスプレイ13の視認性が悪化する状況ではないとみなす。この場合、CPU14は、バックライト132の輝度制御を行いながら画面131の表示映像のコントラスト感を拡大するための第1の処理モードを実行する(ステップS33)。
それに対し、CPU14は、基準値を超える場合、ディスプレイ13周辺の外光が現時点で強く、ディスプレイ13の視認性が悪化する状況であるとみなす。この場合、CPU14は、バックライト132の輝度を固定したまま画面131の表示映像のコントラスト感を拡大する第2の処理モードを選択する(ステップS34)。
図4は、ステップS33、つまり第1の処理モードを示すフローチャートである。図4において、CPU14は、まず、DCレベル調整部1222の信号処理可能範囲つまりダイナミックレンジを、特徴検出部121から送られてくるMAX及びMINの差で割り算して(下式(1)を参照)、入力映像信号Aの最大振幅を該ダイナミックレンジ幅まで増幅するための増幅率Gを求める。このようにして求められた増幅率Gは、補正量Cの一つとして映像信号処理部122の増幅部1221(図2参照)に出力される(ステップS41)。
G=ダイナミックレンジ/(MAX−MIN)…(1)
例えば、図5(a)に示すように、入力映像信号Aの最大振幅がダイナミックレンジ幅に対して67%である場合、CPU14が求める増幅率Gは、図5(b)に示すように、約1.5倍となる。
ステップS41の次に、CPU14は、上記の増幅率Gで増幅された映像信号Aが、ダイナミックレンジ内に収まるようなDCレベルのシフト量(オフセット量)Sを求める。これは、映像信号処理部122がAPLを基準に、つまりAPLのDCレベルを固定した状態で増幅を行うことに対応するものであり、増幅済みの映像信号Aの振幅がダイナミックレンジ内に収まるように、増幅映像信号AのDCレベルを変化させる。例えば、図5(c)に示すように、増幅映像信号Aの振幅がダイナミックレンジ下限よりも0.5V下回るときには、CPU14は、シフト量Sとして0.5Vを求める。シフト量Sは、補正量の他の一つとして、映像信号処理部122のDCレベル調整部1222(図2参照)に出力され、さらに、バックライト制御部132に輝度制御信号Lとして出力される(ステップS42)。
以上のような処理により、増幅部1221には、特徴検出部121からの映像信号A及びAPLと、CPU14からの増幅率Gとが入力される。増幅部1221は、入力されたAPLを基準として、入力映像信号Aを入力増幅率Gで増幅する(図5(b)を参照)。
このようにして増幅された映像信号Aは、DCレベル調整部1222に出力される。なお、増幅部1221の出力ダイナミックレンジは、DCレベル調整部1222の出力ダイナミックレンジに比べて十分に幅があるため、例えば、図5(b)におけるダイナミックレンジ下限を越える信号部分は、負の信号で与えられる。
DCレベル調整部1222には、増幅部1221からの映像信号Aと、CPU14からのシフト量Sが入力される。DCレベル調整部1222は、入力映像信号AのDCレベルを、入力シフト量Sの値分だけシフトする(図5(c)を参照)。このレベルシフトした後の映像信号が補正映像信号A1としてディスプレイ13に与えられる。
また、バックライト制御部132には、CPU14からの輝度制御信号Lが入力される。バックライト132制御部132は、バックライト133の発光輝度を、バックライト133の基準輝度値から、輝度制御信号Lが表すシフト量Sだけ低下させる。これによって、画面131への補正映像信号A1が表す映像の視覚的輝度レベルが、入力映像信号Aが表す映像の輝度レベルと同等となるようにバックライト133の発光輝度を調整する。すなわち、画面131に表示された映像のAPLが、入力映像信号Aが表す映像のAPLと同じになるように、バックライト133の発光輝度を調整する(図5(d)を参照)。
このように、DCレベル調整部1222で生じるAPLの変動分を吸収することで、黒レベルに関しては、バックライト133の輝度が下がる場合、視覚上の輝度レベルが相対的に下がるため、結果的にコントラスト感がアップする(図5(d)を参照)。また、白レベルに関しては、バックライト133の輝度が上がる場合、視覚上の白ピークが相対的に高くなるため、結果的に明るい部分をより際立たせることとなりコントラスト感が改善される。
以上のように、第1の処理モードによれば、映像表示装置1は、照度iが小さい場合に映像信号を増幅しながら視覚的な平均輝度レベルが変化しないようにバックライトの輝度調整を行う。これにより、外光が弱い場合であっても、視覚的なコントラスト感を改善することができる。
なお、増幅率Gやシフト量Sがフレームごとに変化することによるぱたつきを防止するために、増幅率Gやシフト量Sが緩やかに変化するような特性を有するローパスフィルタをかけるようにしてもかまわない。
また、本実施例においては、増幅部1221がAPLを基準に、つまりAPLのDCレベルを固定した状態で増幅を行うとしたが、増幅部1221において、図6に示すように、単に映像にゲインをかけることにより増幅を行うようにしてもかまわない。具体的には、まず、図6(a)に示すように、入力映像信号Aの最大振幅を該ダイナミックレンジ幅まで増幅するための増幅率Gが入力映像信号Aに乗算される。次に、増幅した映像信号がダイナミックレンジ内に収まるようにDCレベルが調整され、これによって映像信号A1が生成される(図6(b)を参照)。さらに、画面131に表示された映像のAPLが、入力映像信号Aが表す映像のAPLと同じになるように、バックライト133の発光輝度が調整される(図6(c)を参照)。このように映像信号の補正、および、バックライト輝度の制御を行っても、上述した例と全く同様の効果が得られる。
次に、図3のステップS34の詳細について説明する。図7は、第2の処理モードを示すフローチャートである。図7において、CPU14は、まず、特徴検出部121から送られてくるAPLを予め定められた基準値と比較して、受け取ったAPLが基準値以下か否かを判断する(ステップS61)。ここで、基準値は、例えば、8ビット輝度階調値の100に設定される。
基準値以下の場合、CPU14は、現在入力されている映像信号Aが暗いシーンを表しているとみなして、暗いシーン用に、コントラストの補正量cd、ブライトネスの補正量bd、及びガンマ値の補正量γdを選択する(ステップS62)。CPU14は、これら4種類の補正量cd、bd及びγdを、第2の処理モードの暗いシーン用の補正量Cとして映像信号処理部122に出力する。
次に、CPU14は、バックライト132の輝度を最大値Lmaxにするための輝度制御信号をバックライト制御部132に出力する(ステップS63)。以下、便宜上、この制御信号をLmaxと記載する。
それに対し、ステップS61で基準値以下で無いと判断された場合、CPU14は、入力映像信号Aが明るいシーンを表しているとみなして、明るいシーン用に、コントラストの補正量cb、ブライトネスの補正量bb、及びガンマ値の補正量γbを選択する(ステップS64)。CPU14は、これら4種類の補正量cb、bb及びγbを、明るいシーン用の補正量Cbとして映像信号処理部122に出力する。
次に、CPU14は、ステップS63と同様、輝度制御信号Lmaxをバックライト制御部132に出力する(ステップS65)。
なお、コントラストの補正量cd、cbは、映像信号Aに対して乗算するコントラストゲインであり、1.0倍以上の値が設定される。例えば、cd=1.2倍、cb=1.0倍に設定される。
また、ブライトネスの補正量bd、bbは、映像信号Aに対してどの程度階調を向上させるかを示す値であり、0階調以上の値が設定される。例えば、bd=10階調、bb=0階調に設定される。
また、ガンマ値の補正量γd、γbは、映像信号Aに対してどのような乗数のガンマカーブをかけるかを示す値であり、2.2乗より小さい値が設定される。例えば、γd=1.4乗、γb=2.2乗に設定される。
以上のような処理により、コントラスト補正部1223には、入力映像信号Aが暗いシーンを表す場合、コントラストの補正量cdと、入力映像信号Aとが入力される。コントラスト補正部1223は、この場合、入力映像信号Aが表す映像のコントラストを補正量cdで補正する。
また、ブライトネス補正部1224には、暗いシーンの場合、ブライトネスの補正量bdと、コントラスト補正部1223の出力映像信号Aとが入力される。ブライトネス補正部1224は、この場合、入力映像信号Aが表す映像のブライトネスを補正量bdで補正する。
さらに、ガンマ補正部1226には、暗いシーンの場合、ガンマ補正量γdと、ブライトネス補正部1224の出力映像信号Aとが入力される。ガンマ補正部1226は、この場合、入力映像信号Aが表す映像を、入力補正量γdでガンマ補正する。
また、バックライト制御部132には、CPU14からのLmaxが入力される。バックライト制御部132は、輝度制御信号Lmaxに応答して、バックライト133を最大輝度で発光させる。
なお、明るいシーンの場合には、コントラスト補正部1223は、補正量cdの代わりに補正量cbを、ブライトネス補正部1224は、補正量bdの代わりに補正量bbを、さらにガンマ補正部1226は、補正量γdの代わりに補正量γbを用いるだけであるため、それぞれの詳細な説明を省略する。また、バックライト133の発光制御は、暗いシーンの場合と同様であるため、この説明も省略する。
このように暗いシーンと明るいシーンとで補正量を変えるのは、外光の影響により、表示映像が暗いシーンのコントラスト比が表示映像の明るいシーンと比較して大きく低下するため、暗いシーンにおいてより大きな補正をかけるためである。
コントラストゲイン、ブライトネス、ガンマ値とも、映像の平均輝度レベルを向上させるように補正し、かつ、バックライトは固定値に設定するため、視覚的な平均輝度レベルが向上し、外光が強い場合にも視認性を確保することができる。また、コントラストゲイン、ブライトネス、ガンマ値を用いて、映像を非線形の特性で補正することにより、単に映像の輝度レベルを上げる場合と異なり、白当たりや黒浮きを抑えた補正を行うことが可能となるため、外光照射時における映像のコントラスト感も向上させることができる。
なお、本実施例においては、暗いシーンと明るいシーンの2種類の補正量を用いるとしたが、シーンの明るさをより細かく区切って、例えば、32種類の補正量を用いるなどの構成にしてもかまわない。
また、コントラストゲインやブライトネス、ガンマ値がフレームごとに変化することによるぱたつきを防止するために、コントラストゲインやブライトネス、ガンマ値が緩やかに変化するような特性を有するローパスフィルタをかけるようにしてもかまわない。
以上のように、本映像表示装置1では、照度iが小さい場合、第一の処理モードが実行される。しかし、第一の処理モードを外光が強い場合(つまり、照度iが大きい場合)にも適用してしまうと、第一の処理モードは視覚的な平均輝度レベルが一定になるようにバックライト133の輝度の制御を行うため、画面131の表示映像の視認性が低下するという問題がある。しかし、上記の第2の処理モードのようにバックライト133の輝度を固定して、コントラストゲイン、ブライトネス、ガンマ値を映像の平均輝度レベルを向上させるように補正することで、視認性を確保でき、さらに表示映像のコントラスト感も拡大させることが可能となる。
逆に、第2の処理モードを外光が弱い時にも適用してしまうと、表示映像に黒浮きが生じるため、表示映像のコントラスト感が低下するという問題がある。しかし、第1の処理モードのように、映像信号Aの振幅制御とともにバックライト133の発光輝度を動的に制御することで、よりコントラスト感の高い表示映像を提供することが可能となる。
なお、以上の説明において、CPU14は、照度センサ11Aが検出した照度iに基づき、第1の処理モード及び第2の処理モードを選択していた。しかし、これに限らず、例えば、車両のスモールランプ(車幅灯)がオンされた場合、外光が強いとして、CPU14は第2の処理モードを選択するようにしても構わない。
また、CPU14は、時刻情報に基づき、第1の処理モード及び第2の処理モードのいずれか一方を選択するようにしても構わない。この場合、例えば、日の出から日の入りまでの時間帯には、外光が強いとして第2の処理モードが選択される。
また、以上の実施形態では、説明の便宜上、映像信号処理部122の処理内容を、図2のような模式的な機能ブロック図を用いて説明した。実際の映像信号処理部122は、より小さい回路規模で、第1の処理モード及び第2の処理モードを実行できるよう、図8に示すような入出力特性曲線に基づき処理を行っている。
具体的には、図8は、映像信号処理部122への入力映像信号Aの輝度に対する出力映像信号(つまり、処理後の映像信号A1)の輝度の入出力特性曲線である。図8において、横軸は、入力映像信号Aの輝度Linであり、縦軸は、処理後の映像信号A1の輝度Loutである。輝度Linの全数値範囲は、互いに重複せずに連続する数値範囲を有する複数の領域に分割される。図示した例では、領域Aから領域Hまでの8つに分割され、領域Aが最も低い、輝度Linの数値範囲に割り当てられ、領域Hが最も高い、輝度Linの数値範囲に割り当てられる。
ここで、特性曲線は、領域A−Hの8領域に分割される場合、9つの点a−hで定義される。点a及びbは領域Aの両端で、点b,cは領域Bの両端で、以降同様に各点は定められる。
CPU14は、第1の処理モードの実行時、つまりステップS33の実行時、特徴検出部121から特徴量群Fとして、MIN、APL及びMAXを受け取り、この3値から増幅率G及びシフト量Sを算出する。次に、CPU14は、この増幅率G及びシフト量Sを映像信号に施す場合の入出力特性曲線を算出し、算出した入出力特性曲線を定義する点a−iの組み合わせを算出する。そして、算出した点a−iの組み合わせを映像信号処理部122に対し補正量Cとして与える。ステップS33で得られた点a−iは、入力映像信号Aが増幅された後DCレベルがシフトされたものになるような入出力特性曲線を定義する。映像信号処理部122は、受け取った点a−iで定義される入出力特性曲線を使って、入力映像信号Aにおける各画素の輝度Linを、輝度Loutになるように補正する。その結果、ステップS41及びS42の処理結果と同様の映像信号A1が得られる。
また、CPU14は、第2の処理モードの実行時、つまり、ステップS62又はS64の実行時、特徴検出部121から特徴量群Fとして、APLを受け取り、このAPLに基づきコントラストゲイン、ブライトネス及びガンマ値を選択する。次に、CPU14は、このコントラストゲイン、ブライトネス及びガンマ値を入力映像信号に施す場合の入出力特性曲線を算出し、これを定義する点a−iの組み合わせを算出する。そして、算出した点a−iの組み合わせを映像信号処理部122に対し補正量Cとして与える。ステップS62又はS64で得られた点a−iは、入力映像信号Aのコントラスト、ブライトネス、及びガンマ値が補正されたものになるような入出力特性曲線を定義する。映像信号処理部122は、受け取った点a−iで定義される入出力特性曲線を使って、入力映像信号Aにおける各画素の輝度Linが輝度Loutになるように補正する。その結果、ステップS62及びS64の処理結果と同様の映像信号A1が得られる。
以上のように、映像信号処理回路122は、第1の処理モードも第2の処理モードも同一の集積回路で行う。言い換えると、入力映像信号の平均輝度レベルが向上するように映像を補正する処理、及び入力映像信号のコントラストを補正する処理は同一の集積回路で行われる。これによって、より小さな回路規模で映像信号処理回路122を実現することが可能となる。
本発明に係る映像表示装置は、外光の強弱に応じて適切なコントラスト感が得られることが要求される車載用ナビゲーション装置又は車載テレビジョン受像機に好適である。
本発明の一実施形態に係る映像表示装置1の全体構成を示すブロック図 図1に示す映像処理部122の機能ブロック図 図1に示すCPU14の動作を示すフローチャート 図3に示すステップS33の詳細な処理を示すフローチャート 図4に示す処理内容を示す模式図 図4に示す処理内容の代替例を示す模式図 図3に示すステップS34の詳細な処理を示すフローチャート 図2に示す映像信号処理部122への入力映像信号の輝度に対する出力映像信号の輝度を示すグラフ
符号の説明
1 映像表示装置
11 外光検出部
11A 照度センサ
12 映像処理LSI
121 特徴検出部
122 映像信号処理部
1221 増幅部
1222 DC調整部
1223 コントラスト補正部
1224 ブライトネス補正部
1226 ガンマ補正部
13 ディスプレイ
131 画面
132 バックライト制御部
133 バックライト
14 CPU
2 映像源
2A DVDプレイヤ

Claims (8)

  1. 表示映像のコントラストと、バックライトの発光輝度とを調整可能な映像表示装置であって、
    外光の強弱を判断する判断部と、入力映像信号を補正する処理を行う映像信号処理部と、前記バックライトの発光輝度を調整するバックライト制御部とを備え、
    前記判断部により外光が強いと判断されると、前記バックライト制御部が前記バックライトの発光輝度を一定値に固定し、前記映像信号処理部はシーンの明暗に応じて補正量を変えて前記入力映像信号を補正し、前記映像信号処理部が行う補正は前記入力映像信号の平均輝度レベル向上させ補正である、映像表示装置。
  2. 前記映像信号処理部は、入力映像信号の平均輝度レベルが向上するように映像を補正する処理、及び入力映像信号のコントラストを補正する処理を同一の集積回路で行う、請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 入力映像信号の特徴量を検出する特徴検出部と、
    前記特徴検出部で検出された特徴量を受け取ると、受け取った特徴量に基づき、入出力特性曲線を定義する点を算出する算出部とをさらに備え、
    前記映像信号処理部は、前記算出部で算出された点で定義される入出力特性曲線に基づき入力映像信号を処理する、請求項2に記載の映像表示装置。
  4. 前記映像信号処理部は、前記判断部により外光が強いと判断されると、コントラストゲイン、ブライトネス及びガンマ値のいずれか、若しくは、その組み合わせにより、入力映像信号に対し平均輝度レベルが向上するように補正を行い、該判断部により外光が弱いと判断されると、入力映像信号を所定の増幅率で増幅する、請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 前記バックライト制御部は、前記判断部により外光が強いと判断されると、前記バックライトの発光輝度を最大値に固定する、請求項2に記載の映像表示装置。
  6. 車両のスモールランプの点灯を検出するイルミセンサをさらに備え、
    前記判断部は、前記イルミセンサの検出結果に基づき、外光の強弱を判断する、請求項
    1に記載の映像表示装置。
  7. 現在時刻を検出する時刻検出部をさらに備え、
    前記判断部は、前記時刻検出部の検出結果に基づき、外光の強弱を判断する、請求項1に記載の映像表示装置。
  8. 入射光の照度を検出する照度センサをさらに備え、
    前記判断部は、前記照度センサの検出結果に基づき、外光の強弱を判断する、請求項1に記載の映像表示装置。
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