JP5306707B2 - Manufacturing method of gusset type pouch container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パウチ袋の左右に折込部を有するガゼット型パウチ袋と、樹脂成形品からなる注出口とを、ヒートシールしてなるガゼット型パウチ容器の製造方法に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a gusset-type pouch container in which a gusset-type pouch bag having folded portions on the left and right sides of a pouch bag and a spout made of a resin molded product are heat-sealed.
従来、主にスポーツドリンク、ジュース、ゼリー等の飲料用の液体を充填して用いるガゼット型のパウチ容器が知られている。このようなパウチ袋は、パウチ袋の内部から外部の上方にかけて、樹脂製の注出口を備えており、パウチ袋の使用時において、内容物を注出口の口部より吸い出す構成である。 Conventionally, a gusset-type pouch container that is mainly filled with a liquid for beverages such as sports drinks, juices, and jelly is known. Such a pouch bag is provided with a resin spout from the inside of the pouch to the outside and is configured to suck out the contents from the mouth of the spout when the pouch bag is used.
通常、このようなパウチ容器を製造する場合には、パウチ袋へと、予め樹脂成形により形成される注出口を挿入して、金型によりヒートシールを施すことで、パウチ袋と注出口とを一体に形成する構成である。(例えば、特許文献1)
しかしながら、パウチ袋と注出口とをヒートシールする際に、金型のヒートシールによる熱により、図15に示すように、パウチ袋2のヒートシール部分に、肉痩によってアワ状のアバタや気泡が生じやすく、クレーター状の窪みやシワ等Xが形成されるという問題があった。
Usually, when manufacturing such a pouch container, the pouch bag and the spout are formed by inserting a spout formed in advance by resin molding into the pouch bag and performing heat sealing with a mold. It is the structure formed integrally. (For example, Patent Document 1)
However, when heat-sealing the pouch bag and the spout, due to heat from the heat seal of the mold, as shown in FIG. There was a problem that X was easily formed and crater-like depressions and wrinkles were formed.
特に、ガゼット型パウチ袋2は、折込部のフィルムをも同時にヒートシールするためヒートシールする部分のフィルムが厚く、このため、注出口端部およびパウチ袋と、前後のパウチ袋との2枚のフィルムと、前後のパウチ袋および折込部との4枚のフィルムと、をヒートシールすることとなる。よって、ヒートシールする箇所のフィルムの厚みが部分的に異なり、特に、注出口端部や折込部の頂点部分のヒートシールが弱いと、この部分から液漏れを生じやすいという問題がある。
In particular, the gusset-
また、強固にヒートシールすべく、金型でシールラインに対して複数回のヒートシールを施すと、シールライン以外に仮着部分Yを生じやすく、不完全なシールラインが形成されてしまうという欠点がある。更に、輸送時の衝撃や落下時に、仮着部分等の不完全なシール箇所に応力が集中しやすく、前記仮着部分Yが裂けて内容物が漏れ出すことや、パウチ袋2の破裂といった問題があった。
本発明のガゼット型パウチ容器は、パウチ袋と注出口とのヒートシールに工夫を講じることにより、パウチ容器の輸送時や落下時に生じる衝撃にも耐えうる強固なヒートシールを施したパウチ容器の製造方法を提供するとともに、ヒートシール部分に生じやすいクレーター状の窪みやシワ等を防ぎ、ヒートシール部分の美観を向上した意匠性の高いガゼット型パウチ容器の製造方法を提供することを課題とする。 The gusset-type pouch container of the present invention is a manufacture of a pouch container having a strong heat seal capable of withstanding an impact generated when the pouch container is transported or dropped by devising heat sealing between the pouch bag and the spout. It is an object of the present invention to provide a method for manufacturing a gusset-type pouch container having a high design property that prevents crater-like depressions and wrinkles that are likely to occur in a heat-sealed portion and improves the appearance of the heat-sealed portion.
上記課題を解決すべく、本発明の請求項1記載の発明は、両側部に内側に折り込まれた折込部を有するガゼット型パウチ袋と、該ガゼット型パウチ袋の上部に樹脂成形品からなる注出口がヒートシールされたガゼット型パウチ容器の製造方法において、前記注出口が挿入された前記ガゼット型パウチ袋の開放端と前記注出口とをストレート金型によってヒートシールする工程と、前記工程によるヒートシール個所およびその下部をシールライン金型によってヒートシールして前記折込部と重なるガゼット型パウチ袋の前面と背面にシールラインを形成する工程とからなるガゼット型パウチ容器の製造方法であって、前記ストレート金型は、前記ガゼット型パウチ袋の上部にヒートシールを形成する凸部(61)と、該凸部(61)の中央部分に形成された前記注出口の接合部と同形状の窪みからなる凹部と、前記凸部(61)の前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に形成される凸部(63)とを有し、前記シールライン金型は、前記シールラインを形成する凸部(71)と、該凸部(71)の中央部分に形成された前記注出口の接合部と同形状の窪みからなる凹部と、前記凸部(71)の前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に形成される凸部(73)とを有し、前記ストレート金型がヒートシールする位置は、前記シールライン金型によって形成されるストレートシールラインよりも1.0mm以上開放端方向であることを特徴とする、ガゼット型パウチ容器の製造方法である。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
また、請求項2記載の発明は、前記シールライン金型によってヒートシールする工程が1回であることを特徴とする、請求項1記載のガゼット型パウチ容器の製造方法である。
The invention according to
また、請求項3記載の発明は、前記シールライン金型の前記凸部(73)の容器底側の端面が、傾斜を有し、該傾斜の角度は、前記ストレートシールラインに対して、前記ストレートシールラインを形成する金型の端から前記開放端に向かう角度を正、容器底側のシールラインに向かう角度を負として、−60°〜75°であることを特徴とする、請求項1または2記載のガゼット型パウチ容器の製造方法である。
According to a third aspect of the present invention, an end surface on the container bottom side of the convex portion (73) of the seal line mold has an inclination, and an angle of the inclination with respect to the straight seal line an angle from the edge of the mold forming a straight seal line toward the open end positive, a negative angle toward the seal line of the container bottom, characterized in that it is a -60 ° to 75 °, according to
また、請求項4記載の発明は、前記シールラインが、前記ストレートシールライン端部から容器底側のシールラインに向かって15〜75°の角度の傾斜で形成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のガゼット型パウチ容器の製造方法である。
The invention of
また、請求項5記載の発明は、前記シールライン金型の前記凸部(71)が、前記凸部(73)の容器底側の端面から折込部端部にかけて直線と曲線で形成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のガゼット型パウチ容器の製造方法である。
According to a fifth aspect of the present invention, the convex portion (71) of the seal line mold is formed in a straight line and a curved line from an end surface on the container bottom side of the convex portion (73) to an end portion of the folding portion. It is a manufacturing method of the gusset type pouch container in any one of Claims 1-4 characterized by these.
また、請求項6記載の発明は、前記曲線の半径が、2〜24mmの範囲内であることを特徴とする、請求項5記載のガゼット型パウチ容器の製造方法である。
また、請求項7記載の発明は、前記シールラインを形成する工程の後に、ヒートシール部を冷却金型によって冷却する工程を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のガゼット型パウチ容器の製造方法である。
The invention according to
Moreover, invention of
本発明の請求項1記載の発明は、両側部に内側に折り込まれた折込部を有するガゼット型パウチ袋と、該ガゼット型パウチ袋の上部に樹脂成形品からなる注出口がヒートシールされたガゼット型パウチ容器の製造方法において、前記注出口が挿入された前記ガゼット型パウチ袋の開放端と前記注出口とをストレート金型によってヒートシールする工程と、前記工程によるヒートシール個所およびその下部をシールライン金型によってヒートシールして前記折込部と重なるガゼット型パウチ袋の前面と背面にシールラインを形成する工程とからなるガゼット型パウチ容器の製造方法であって、前記ストレート金型は、前記ガゼット型パウチ袋の上部にヒートシールを形成する凸部(61)と、該凸部(61)の中央部分に形成された前記注出口の接合部と同形状の窪みからなる凹部と、前記凸部(61)の前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に形成される凸部(63)とを有し、前記シールライン金型は、前記シールラインを形成する凸部(71)と、該凸部(71)の中央部分に形成された前記注出口の接合部と同形状の窪みからなる凹部と、前記凸部(71)の前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に形成される凸部(73)とを有し、前記ストレート金型がヒートシールする位置は、前記シールライン金型によって形成されるストレートシールラインよりも1.0mm以上開放端方向である。従って、パウチ容器の輸送時や落下時に生じる衝撃にも耐えうる強固なヒートシールを施したパウチ容器を提供するとともに、ヒートシール部分に生じやすいクレーター状の窪みやシワ等を防ぎ、ヒートシール部分の美観を向上した意匠性の高いパウチ容器を提供することが可能である。
The invention according to
また、注出口端部およびパウチ袋と、前後のパウチ袋との2枚のフィルムと、前後のパウチ袋および折込部との4枚のフィルムと、を強固にヒートシールすることが可能であるとともに、シールラインの仮着を防止することが可能である。
また、請求項2記載の発明は、前記シールライン金型によってヒートシールする工程が1回であることを特徴とするから、製造工程の簡略化ができるとともに、シールラインを複数回ヒートシールした際に生じる余熱の影響を受けることを効率的に防止することができる。
In addition, it is possible to firmly heat-seal the two films of the spout end and the pouch bag, the front and rear pouch bags, and the four films of the front and rear pouch bags and the folding portion. It is possible to prevent temporary attachment of the seal line.
The invention according to
また、請求項3の発明は、前記シールライン金型の前記凸部(73)の容器底側の端面が、傾斜を有し、該傾斜の角度は、前記ストレートシールラインに対して、前記ストレートシールラインを形成する金型の端から前記開放端に向かう角度を正、容器底側のシールラインに向かう角度を負として、−60°〜75°であることを特徴とし、請求項4の発明は、前記シールラインが、前記ストレートシールライン端部から容器底側のシールラインに向かって15〜75°の角度の傾斜で形成されることを特徴とし、請求項5の発明は、前記シールライン金型の前記凸部(71)が、前記凸部(73)の容器底側の端面から折込部端部にかけて直線と曲線で形成されることを特徴とし、請求項6の発明は、前記曲線の半径は、2〜24mmの範囲内であることを特徴とするから、パウチ袋が衝撃を受けた際の衝撃を確実に緩和することが可能であり、パウチ袋が破裂することを好適に防止することが可能である。
Further, in the invention of
また、請求項7記載の発明は、前記シールラインを形成する工程の後に、ヒートシール部を冷却金型によって冷却する工程を有することを特徴とするから、パウチ容器の輸送時や落下時に生じる衝撃にも耐えうる強固なヒートシールを施したパウチ容器を提供するとともに、ヒートシール部分に生じやすいクレーター状の窪みやシワ等を防ぎヒートシール部分の美観を向上した意匠性の高いパウチ容器を提供することが可能である。
In addition, since the invention according to
本発明に係るガゼット型パウチ容器1(パウチ容器1)の一例としては、図1に示すように、ガゼット型パウチ袋2(パウチ袋2)の上部に注出口3を備えたパウチ容器1であって、特に、パウチ袋2が、両側部に内側に折り込まれた折込部5を有するガゼットタイプのパウチ容器1である。
An example of a gusset-type pouch container 1 (pouch container 1) according to the present invention is a
パウチ袋2の両側部に内側に折り込まれたフィルム(折込部5)を有するガゼット袋2に前記樹脂成形品からなる注出口をヒートシールにより固着する場合には、2組の折込部5を重ねてヒートシールするため、パウチ袋2を構成する4枚のフィルムを重ねてヒートシールする必要がある。一方、注出口近傍では2枚のフィルムと注出口とがヒートシールされる。すなわち、ガゼット袋に注出口をヒートシールによって固着する場合には、ヒートシールする箇所のフィルムの厚みが部分的に異なり、特に、注出口端部および折込部の頂点部分のヒートシールが弱いと液漏れ等を生じやすいという、ガゼット袋特有の問題が生じる。
When the spout made of the resin molded product is fixed to the
本発明では、パウチ袋2と注出口3とのヒートシールの工程に工夫を施すことにより、パウチ容器1の輸送時や落下時に生じる衝撃にも耐えうる強固なヒートシールを施したパウチ容器1を提供することが可能である。また、ヒートシール部分に生じやすいクレーター状の窪みを防ぎ、ヒートシール部分の美観を向上した意匠性の高いパウチ容器1を提供することが可能である。
In the present invention, the
以下に、本発明のパウチ容器1の製造方法について説明する。
まず、本発明のパウチ容器1に係るガゼット型パウチ袋2の一例としては、図2に示すように、上方に開放端21を有し、左右22と底部23にヒートシールを施してなるパウチ袋2であって、特に、両側部に内側に折り込まれた折込部5を有するガゼット型のパウチ袋2である。本発明における「ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部」とは、ガゼット型パウチ袋を構成する前後2枚のフィルムに折り畳まれて挿入されたマチの折り返し部(5’)を意味する。また、「ガゼット型パウチ袋の折込部端部」とは、ガゼット型パウチ袋を構成する前後2枚のフィルムに折り畳まれて挿入されたマチの切断端部(5”)を意味する。なお、図2において、2aはガゼット型パウチ袋の前面を、2bはガゼット型パウチ袋の背面を示す。
Below, the manufacturing method of the
First, as an example of the gusset-
そして、このようなガゼット型のパウチ袋2に取り付ける注出口3は、図3(a)に示すように、注出口3の上方にキャップ4で閉封される口部31を有し、該口部31の下方には複数(3つ)のフランジ部分32を有し、該フランジ32の下方には前記パウチ袋2と接合するための、略舟型形状の接合部33と該接合部33から下方にかけて円筒状の筒部34を有する。なお、符号4は、キャップである。
And the
次に、このような注出口3を前記パウチ袋2へと取り付ける方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、前記パウチ袋2の開放端21へ前記注出口3の筒部34を挿入し、図4(b)に示すように、最下面のフランジ32に当接する位置まで挿入する。なお、本発明で使用する樹脂成形品からなる注出口の形状は、少なくともガゼット型パウチ袋の開放端に挿入され、かつガゼット型パウチ袋と共にヒートシールされうるヒートシール部を有するものであれば、特に限定はなく、上記に限定されるものでない。図3では、略舟型形状の接合部33の一部又は全部がヒートシール部となる。
Next, a method for attaching such a
First, as shown in FIG. 4 (a), the
この状態で、前記注出口3が挿入された前記ガゼット型パウチ2の開放端21と前記注出口の接合部33とを、後記する所定形状のストレート金型6によって前記開放端の水平方向にヒートシールして密封し、次いで、前記ヒートシールによる密封個所およびその下部を所定形状のシールライン金型7によってヒートシールして前記折込部と重なるガゼット型パウチ袋の前面と背面にシールラインを形成し、本発明のパウチ容器1を製造する。なお、本発明において「ストレートシールライン」とは、シールライン金型7で形成されるシールラインのうち、前記注出口3とガゼット型パウチ袋の重複部分を含み、前記開放端と略水平なシール部分の最下端を意味する(図面では本発明を理解しやすくするためにストレートシールラインの延長線をも描く場合がある)。すなわち、ガゼット型パウチ2の開放端21がヒートシールされる場合、注出口3の略舟型形状の接合部33の上下に亘る全巾が前記ガゼット型パウチ2の開放端の最内層とヒートシールされるため、前記略舟型形状の接合部33の下端部がストレートシールラインとなる。図13及び図16では、ストレートシールラインがLで示されている。
In this state, the
次に、前記パウチ袋2と注出口3とをヒートシールするストレート金型6,シールライン金型7について説明する。
前記ストレート金型6としては、図5(a)に示すように、前記注出口が挿入された前記ガゼット型パウチ袋の開放端と前記注出口とをヒートシールして密封するものであり、シールライン金型7とは、図5(b)に示すように、前記ヒートシールによる密封個所およびその下部をヒートシールして前記折込部にシールライン9を形成するものである。
Next, the
As shown in FIG. 5 (a), the
本発明では、前記ストレート金型6によるヒートシールは、ストレートシールラインより1.0mmを超えて上部をヒートシールする。本発明では、前記ストレート金型6によるヒートシールに次いでシールライン金型7によってヒートシールするが、ストレートシールラインを複数回に亘ってヒートシールすると、余熱でシールライン以外の個所もシールされる可能性があるが、上記ストレートシールラインより1.0mmを超えて上部のヒートシールすることで、このような過剰なヒートシールを回避することができるからである。よって、ストレート金型6もこのようなヒートシールを効率的に実施できるように、ストレート金型6のシール巾W1は、ガゼット型パウチの開放端21の上部から、破線で示すストレートシールラインLに至るヒートシール巾W2よりも、1.0〜1.5mm巾を狭く調整されていることが好ましい。なお、dは、W2−W1に等しい。
In the present invention, the heat sealing by the
更に、ストレート金型6は、図6(a)(b)に示すように、パウチ袋2の上部にヒートシールを形成する凸部61と、該凸部61の中央部分に形成された前記注出口3の接合部33と同形状の窪みからなる凹部62を有する。
Further, as shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b), the
本発明では、更に、前記凹部62の左右に、前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に凸部63が形成されている。ガゼット型パウチ袋の開放端21は、少なくともパウチ袋2を構成するフィルムが2枚積層されてヒートシールされるが、前記折り返し部5’は、パウチ袋2を構成するフィルムが4枚重ねられる個所である。よってこの折り返し部5’に対応する個所に凸部63を形成すると、前記フィルム4枚の折り返し部とフィルム2枚のヒートシール部との段差を少なくすることができ、かつストレート金型6によるフィルム2枚の個所のシール圧力を緩和して、パウチ袋2のヒートシールによる肉痩せを防止することができる。凸部63の突き出し高さは、パウチ袋2を構成するフィルムの厚さによって適宜選択することができ、一般には0.001〜2mmである。
In the present invention,
一方、前記シールライン金型7は、ヒートシールによる密封個所およびその下部をヒートシールして前記折込部と重なるガゼット型パウチ袋の前面と背面にシールラインを形成するため、図7(a)(b)に示すように、前記パウチ袋2にハの字状のシールライン9を形成する凸部71と、該凸部71の中央部分に形成された前記注出口3の接合部33と同形状の窪みからなる凹部72を有する。
On the other hand, the
本発明では、前記凹部72の左右に、前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に凸部73が形成されている。なお、凸部73は、ストレート金型6に形成された凸部63に対応する位置となる。この際、凸部73の巾は、凸部63の巾よりも広い方が好ましい。シールライン金型7に形成された凸部73により、注出口のフィルム4枚からなる折り返し部5’と、フィルム2枚のヒートシール部とのフィルムの厚みが異なる箇所へのヒートシールを強固に施すことが可能となる。さらには、シールの押し過ぎによる肉痩せとそれによる強度低下を防止することができる。凸部73の突き出し高さは、パウチ袋2を構成するフィルムの厚さによって適宜選択することができ、一般には0.001〜2mmである。
In the present invention,
なお、該凸部73の容器底側の端面は、図7(a)に示すように、破線で示すストレートシールラインLに対して傾斜角θ1を有し、該傾斜角θ1は、前記ストレートシールラインLに対して、前記ストレートシールラインLを形成する金型の端から前記開放端に向かう角度を正、容器底側のシールラインに向かう角度を負として、−60°〜75°、より好ましくは20°〜70°である。また、前記シールライン9は、ストレートシールラインを形成する金型の端から容器底側の金型端面に向かって破線で示すストレートシールラインLに対して傾斜角θ2を有する金型によって形成される。この金型の該傾斜角θ2は、15〜75°、より好ましくは20〜60°である。更に、傾斜角θ1と傾斜角θ2との総和は、15〜150°であることが好ましく、より好ましくは30〜120°、特に好ましくは30〜100°である。この範囲で、凸部73がシールライン9に重なることを防ぎ、好適なシールライン9を形成することが可能である。これにより、シールのしすぎによる肉痩とそれに基づく強度の低下を防止することができる。
As shown in FIG. 7A, the end surface of the
また、シールライン金型7は、前記凸部73の端面から折込部端部(5”)にかけて直線と曲線で形成されることが有することが好ましい。シールライン9のコーナー部分Rを緩やかな湾曲線Rとすることにより、パウチ袋2が衝撃を受けた際の衝撃を緩和して、パウチ袋2が破裂することを防止することが可能である。上記例のパウチ容器では、前記湾曲線Rの曲線半径rが2〜24mmであることが望ましく、特にr=8mmであることが望ましい。逆に、シールラインのコーナー部分が角に近い形状だと衝撃を受けた際にそこを起点に破袋する恐れがあるため望ましくない。
Further, the
上記シールライン金型7と前記ストレート金型6とを使用すると、前記したように、少なくとも1.0mm以上の間隔dをもってシールライン金型7と前記ストレート金型6とによってヒートシールされるため、前記ストレート金型6のヒートシールによる余熱で、パウチ容器1のシールライン9が仮着してしまうことを確実に防止することが可能である。
When the
次に、前記金型6、7により前記パウチ袋2と注出口3とをヒートシールする工程について説明する。
まず、前記ストレート金型6を用い、図8に示すように、パウチ袋2に注出口3を挿入した状態で、注出口3の接合部33とパウチ袋2の開放端を重ねてヒートシールを施して、図9に示すように、パウチ袋2と注出口3とを一体に溶着し、密封する。
Next, the process of heat-sealing the
First, using the
この際、前記ストレート金型は、図16に示すように、前記注出口と前記開放端との重複部分で特定されるシールラインLよりdで示される上方へ向かって1.0mmを超えて、より好ましくは1.0〜1.5mmの範囲でヒートシールされず、更に上方がヒートシールされる。 At this time, as shown in FIG. 16, the straight mold exceeds 1.0 mm upward indicated by d from the seal line L specified by the overlapping portion of the spout and the open end, More preferably, heat sealing is not performed in the range of 1.0 to 1.5 mm, and the upper part is further heat sealed.
特に、ストレート金型6を使用すれば、前記ストレート金型6に形成された凸部63によりパウチ袋2へのシール圧力を緩和することが可能であり、熱接合部分に生じやすいクレーター状の窪みやシール痕による段差を改善して、シール部分の外観を改善することが可能である。
In particular, if a
次に、前記シールライン金型7により、図10に示すように、前記ヒートシールによる密封個所およびその下部をシールライン金型によってヒートシールして、前記折込部にシールラインを形成する。前記パウチ袋2と注出口3とに再びヒートシールを施すことで、ストレートラインとシールラインとが施されたパウチ容器を形成することが可能である。
Next, as shown in FIG. 10, the
上記製造方法によれば、ストレート金型6によって、ストレートシールラインより1.0mmを超えて上部をヒートシールされ、次いで、前記シールライン金型7によってシールライン9を形成する際にも、上記1.0mmの部分はヒートシールが重複して行われることがない。すなわち、ストレート金型6によるシールラインと、シールライン金型7によるシールライン9とが、図11に示すように、間隔W2−W1=dの距離をもってヒートシールされるため、ストレート金型6のヒートシール工程の余熱がシールライン金型7のヒートシール工程に影響を与えないので、シールライン9以外の箇所にヒートシール(仮着)が及ぶことを確実に防ぐことができる。
According to the above manufacturing method, the
更に、ストレート金型6の凸部63とシールライン金型7の凸部73によって、注出口3の端部のパウチ袋を構成する2枚のフィルムと、パウチ袋の折込部の折り返し部5’の4枚のフィルムという、フィルムの厚みが異なる箇所へのヒートシールを強固に施すことが可能であり、さらには、前記傾斜部θにより、シールの押し過ぎによる肉痩せとそれによる強度低下の防止が可能である。
Furthermore, two films constituting the pouch bag at the end of the
本発明では、前記シールライン9と等しい形状を有する冷却金型8により、図12に示すように、前記パウチ袋2と注出口3とに冷却を施して、図13に示すように、本発明のパウチ容器1を形成することが可能である。
In the present invention, the cooling mold 8 having the same shape as the seal line 9 is used to cool the
特に、シールライン9に沿って冷却を施すことで、パウチ袋2に残った熱を速やかに取り除くことが可能であり、シールライン9以外での余熱による仮着Yを防ぐことが可能である。
In particular, by cooling along the seal line 9, it is possible to quickly remove the heat remaining in the
そして、注出口3の口部31より内容物を充填して、キャップ4を閉じることにより、図14に示すように、本発明のパウチ容器1を形成することが可能である。
このように、本発明のパウチ容器1は、前記ストレート金型6と、前記シールライン金型7とを用いて、ヒートシールすることにより、パウチ袋2のシールライン9の乱れや、シールライン9近傍の肉痩せを抑制することが可能であり、パウチ容器1の衝撃強度を向上することが可能である。
Then, by filling the contents from the
Thus, the
特に、ストレート金型6を、シールライン金型7より1mm以上の間隔W2−W1=dで上方へとオフセットしてヒートシールを施すので、ストレート金型6によりシールライン9近傍をヒートシールした場合の余熱により、シールライン9以外の箇所にヒートシール(仮着Y)が及ぶことを確実に防ぐことが可能である。
In particular, a
また、シールラインのコーナー部分を緩やかな湾曲線Rとすることにより、衝撃を受けた際に、パウチ袋2が破袋することを防止することが可能である。特に、前記湾曲線Rの曲線半径rが2〜24mmであることが望ましく、パウチ袋が衝撃を受けた際の衝撃を確実に緩和することが可能であり、特に曲線半径r=8mmであることが望ましい。
In addition, by setting the corner portion of the seal line to a gentle curved line R, it is possible to prevent the
また、前記シールライン金型7の前記凸部73が、前記ストレートシールラインに対して−60〜75°の傾斜角θ1、前記シールラインは、前記凸部の容器底側の端面から、前記ストレートシールラインに対して15〜75°の傾斜角θ2を有し、前記傾斜角θ1とθ2の合計が15〜150°であれば、凸部73がシールライン9に当接することを防ぎ、シールの押し過ぎによる肉痩せとそれによる強度低下の防止が可能である。
Further, the
さらには、前記ストレート金型6に凸部63を形成するので、金型6を閉じてヒートシールする際に、前記ストレート金型6に形成された凸部63によりパウチ袋2へのシール圧力を緩和することが可能であり、熱接合部分に生じやすいクレーター状の窪みやシール痕による段差を改善して、シール部分の外観を改善することが可能である。
Furthermore, since the
なお、ヒートシール後の冷却シールは、パウチ容器1のシールライン9と同一形状を有する冷却金型8で冷却シールすることで、パウチに残った熱を速やかに取り除くことが可能であるが、前記冷却金型8は、シールライン9以外の箇所が必ずしも同一の形状である必要はない。少なくともシールライン9に沿って冷却シールを施すことが可能であればよい。
The cooling seal after heat sealing can be quickly removed by removing the heat remaining in the pouch by cooling and sealing with the cooling mold 8 having the same shape as the seal line 9 of the
本発明では、ストレート金型6とシールライン金型7とによってガゼット型パウチ袋の開放端を2度ヒートシールするが、前記シールライン金型7によるヒートシールは1回で行うことが製造工程の簡略化のために好ましい。また、シールラインを複数回ヒートシールした際に生じる余熱の影響を受けることを効率的に防止することができる。一方、ストレート金型6は、シールライン金型7とストレート金型6とが、少なくとも1mm以上の間隔W2−W1を有するため、ストレート金型6によるヒートシールの熱が、シールラインに及ぶことを防ぐことができる。
In the present invention, the open end of the gusset-type pouch bag is heat-sealed twice by the
なお、上記は、ストレート金型6によって、注出口が挿入されたガゼット型パウチ袋の開放端と注出口とをヒートシールして密封した後に、前記ヒートシールによる密封個所およびその下部をシールライン金型によってヒートシールして前記折込部にシールラインを形成する態様を示したが、これはあくまで一例でありこれに限定されるものではなく、また他の態様を否定するものではない。すなわち、前記注出口が挿入された前記ガゼット型パウチ袋の開放端と前記注出口、並びにパウチ袋の折込部端部とを、前記シールライン金型でヒートシールした後、再度注出口がシールされたガゼット型パウチ袋の開放端と注出口とをストレート金型によってヒートシールしてもよい。この場合、前述した態様(実施例1〜4)と比較してシールの安定性が劣るものの、実施例5に示すように、落下衝撃強度に優れ、かつアバタ発生数の少ないガゼット型パウチ容器を製造することができた。また、本発明は、ストレート金型6及びシールライン金型7を複数回施すことを排除するものではなく、一定の条件において例えばシールライン金型7で複数回ヒートシールすることも属する。
In the above, the
なお、冷却のための前記冷却金型8には、シールライン金型7と相違して凸部73が形成されないものであってもよい。冷却金型の全面で冷却することで、シール部分に生じた肉痩せや気泡を潰しきり、シール部分を均一な厚みとすることができ、シールラインおよびヒートシール部分の外観をさらに向上することが可能である。
Unlike the
本発明の製造方法は、ヒートシールによってガゼット型パウチの開放端と樹脂成形品からなる注出口とをヒートシールして製造する従来公知のガゼット型パウチ容器に適用することができる。したがって、ガゼット型パウチをこのような基材フィルムとしては、従来公知のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、その他等の各種の樹脂からなるフィルムを使用することができる。これらは単層であてもアルミニウム箔などの金属箔との積層体であってもよい。ただし、ヒートシールによってガゼット型パウチ袋の開放端をヒートシールするため、上記フィルムがヒートシール性を有しない場合には、最内層にヒートシール性樹脂層を有する必要がある。 The manufacturing method of the present invention can be applied to a conventionally known gusset pouch container that is manufactured by heat sealing an open end of a gusset pouch and a spout made of a resin molded product by heat sealing. Therefore, as a base film for such a gusset type pouch, a conventionally known polyethylene resin, polypropylene resin, cyclic polyolefin resin, fluorine resin, polystyrene resin, acrylonitrile-styrene copolymer (AS resin), Acrylonitrile-butadiene-styrene copolymer (ABS resin), polyvinyl chloride resin, fluorine resin, poly (meth) acrylic resin, polycarbonate resin, polyethylene terephthalate, polyester resin such as polyethylene naphthalate, various nylons Polyamide resins, polyimide resins, polyamideimide resins, polyaryl phthalate resins, silicone resins, polysulfone resins, polyphenylene sulfide resins, polyethersulfone resins, polyurethane Resin, acetal resin, may be used a film made of a cellulose resin, other various kinds of resins. These may be a single layer or a laminate with a metal foil such as an aluminum foil. However, since the open end of the gusset-type pouch bag is heat-sealed by heat sealing, when the film does not have heat-sealing properties, it is necessary to have a heat-sealing resin layer as the innermost layer.
具体的には、本発明のパウチ容器1に好適に用いられる積層フィルムとして、下記のような構成の積層フィルムが挙げられる。
(1)PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/PEフィルム
(2)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/PEフィルム
(3)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/PEフィルム
(4)PETフィルム/接着剤/一軸延伸PPフィルム /接着剤/アルミニウム箔/接着剤/PPフィルム
(5)PETフィルム/接着剤/(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルム/接着剤/PPフィルムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではなく様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができる。なお、上記構成において、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ONフィルム は2軸延伸ナイロンフィルム、PPフィルム はポリプロピレンフィルム、CPPフィルム は無延伸ポリプロピレンフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルムはシリカまたはアルミナを蒸着した2軸延伸ナイロンフィルムを指すものである。
Specifically, as a laminated film suitably used for the
(1) PET film / adhesive / aluminum foil / adhesive / ON film / adhesive / PE film (2) PET film / adhesive / ON film / adhesive / aluminum foil / adhesive / PE film (3) PET Film / adhesive / EVOH film / adhesive / ON film / adhesive / PE film (4) PET film / adhesive / uniaxially stretched PP film / adhesive / aluminum foil / adhesive / PP film (5) PET film / Adhesive / (silica or alumina vapor deposition layer) ON film / adhesive / PP film and the like can be mentioned, but the present invention is not limited to these, and various combinations of laminated films can be used. In the above configuration, the PET film is a biaxially stretched polyethylene terephthalate film, the ON film is a biaxially stretched nylon film, the PP film is a polypropylene film, the CPP film is an unstretched polypropylene film, and the EVOH film is an ethylene-vinyl acetate copolymer. Chemical film, (silica or alumina deposited layer) ON film refers to a biaxially stretched nylon film deposited with silica or alumina.
また、パウチ袋2に取り付けられる前記注出口3についても同様に熱接着性樹脂層との熱接着性、および加圧加熱殺菌する場合は、それに耐える耐熱性が必要であり、ポリプロピレンのほか、中密度または高密度ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネートなどを射出成形した注出口3を使用することができる。
Similarly, the
本発明では、ストレート金型6やシールライン金型7によってヒートシールする温度や圧力、熱融着時間を、上記ガゼット型パウチ袋を構成するフィルムによって適宜選択することができる。
In the present invention, the temperature and pressure for heat sealing with the
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これらの実施例は何ら本発明を制限するものではない。以下に、上記方法により作成した本発明のパウチ容器の強度評価を示す試験例を示す。 EXAMPLES Next, although an Example is given and this invention is demonstrated concretely, these Examples do not restrict | limit this invention at all. Below, the test example which shows the strength evaluation of the pouch container of this invention created by the said method is shown.
以下に、本発明のパウチ容器の強度評価を示す試験例を示す。
(実施例1)
外層から内層に向かってポリエチレンテレフタレート12μm、アルミニウム箔9μm、ポリアミド15μm、ポリエチレン70μmが積層されたフィルムを使用し、図4(a)、(b)に示すように、縦135±1mm、横80±1mm、マチ巾27±1mmのパウチ袋の開放端からポリエチレン製の注出口を挿入し、図5に示すストレート金型6によって温度180℃、圧力70kgfで0.9秒でヒートシールし、次いで、図7に示すシールライン金型7によって温度180℃、圧力110kgfで0.9秒ヒートシールし、次いで、前記シールライン金型と同型であるが、凸部73の無い形状の冷却用金型を使用し、温度25℃(常温)、圧力100kgfで0.9秒冷却し、ガゼット型パウチ容器を製造した。
Below, the test example which shows the strength evaluation of the pouch container of this invention is shown.
(Example 1)
Using a film in which polyethylene terephthalate 12 μm, aluminum foil 9 μm, polyamide 15 μm, polyethylene 70 μm are laminated from the outer layer to the inner layer, as shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b), the length is 135 ± 1 mm, the width is 80 ± A polyethylene spout is inserted from the open end of a pouch bag having a width of 1 mm and a gusset width of 27 ± 1 mm, heat-sealed in a
なお、ストレート金型6は、W2が8mmであるのに対し、W1を9.5mmとした。また、凸部63は巾2mm、突き出し高さ0.05mmとした。またシールライン金型7は、凸部73の巾4mm、突き出し高さ0.08mmであり、傾斜角θ1は45°、傾斜角θ2は、45°とした。また、曲線の半径rは、8mmとした。
The
(比較例1)
また、本発明のパウチ容器との比較の対象として、特開2006−111310の方法によりパウチ容器を製造した。
(Comparative Example 1)
Further, as a comparison object with the pouch container of the present invention, a pouch container was manufactured by the method of JP-A-2006-111310.
(試験例)
実施例1および比較例1で製造したガゼット型パウチ容器のシール条件による強度差を評価した。評価方法は、パウチ容器1の輸送時に考えうるパウチ容器1に加わる衝撃に対する強度を評価すべく、JIS Z 0202で規定される試験方法で、それの3倍の衝撃が加わる様に、落下高さを120cmに変更した試験方法により評価を行なった。
(Test example)
The difference in strength depending on the sealing conditions of the gusset-type pouch containers manufactured in Example 1 and Comparative Example 1 was evaluated. The evaluation method is a test method defined in JIS Z 0202 in order to evaluate the strength against the impact applied to the
具体的には、実施例1および比較例1で製造したガゼット型パウチ容器に液体180ccを充填した。このパウチ容器を立てた状態で6行×6列で箱詰めし、その箱を横方向にして(それぞれのパウチ容器が縦方向に積み重なった状態とし)、この容器の流通時梱包形態で120cmの高さから集合落下させた際の一番下面側のパウチに衝撃荷重を加え、破袋数によって強度差を評価した。結果を表1に示す。 Specifically, the gusset type pouch container manufactured in Example 1 and Comparative Example 1 was filled with 180 cc of liquid. This pouch container is stood and packed in 6 rows x 6 columns, and the boxes are placed in the horizontal direction (each pouch container is stacked vertically). In addition, an impact load was applied to the pouch on the lowermost side when it was collected and dropped, and the strength difference was evaluated by the number of broken bags. The results are shown in Table 1.
また、ヒートシール部のアバタの直径およびアバタ数を計測した。結果を併せて表1に示す。なお、アバタ発生数は、100袋の平均を示す。 Moreover, the diameter and the number of avatars of the avatar in the heat seal part were measured. The results are also shown in Table 1. In addition, the number of avatar generations shows the average of 100 bags.
表1に示すように、パウチ容器1のシールライン9を形成するシールライン金型7と、前記シールライン9より上方をシールするストレート金型6とにより前記パウチ袋2と前記注出口3とをヒートシールすることで、パウチ容器1の輸送時や落下時に生じる衝撃にも耐えうる強固なヒートシールを施したパウチ容器1を提供することが可能である。また、ヒートシール部分に生じやすい凹凸状のくぼみやシワを防ぐことができた。
As shown in Table 1, the
(実施例2〜5)
下記表2に示すヒートシール条件、金型でガゼット型パウチ容器を製造し、実施例1と同様にして、落下衝撃強度およびアバタ発生数を評価した。結果を表2に示す。なお、実施例1の条件及び結果も併せて表2に示す。
(Examples 2 to 5)
A gusset type pouch container was manufactured with the heat sealing conditions and mold shown in Table 2 below, and the drop impact strength and the number of avatars were evaluated in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 2. The conditions and results of Example 1 are also shown in Table 2.
実施例2、実施例3は、実施例1と同じ金型を使用し、シール条件を変更したものであり、実施例4は、ストレート金型として、ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に凸部が形成されていないものを使用した態様である。 Example 2 and Example 3 use the same mold as in Example 1 and change the sealing conditions. Example 4 is used as a straight mold in the folded part of the folded part of the gusset-type pouch bag. This is an aspect in which a convex portion is not formed at a corresponding position.
また、実施例5として、シールライン金型でシールラインを形成した後にストレート金型でヒートシールする態様を示す。 Moreover, as Example 5, the aspect which heat seals with a straight mold, after forming a seal line with a seal line mold is shown.
上記条件で製造したガゼット型パウチ容器は、いずれも、ヒートシール部分に生じやすいクレーター状の窪みやシワ等が無かった。
None of the gusset-type pouch containers manufactured under the above conditions had crater-like depressions or wrinkles that were likely to occur in the heat seal portion.
以上のように、本発明のパウチ容器1は、パウチ袋2の左右に折り込み部5を有するガゼット型パウチ袋2と、樹脂成形品からなる注出口3とを、ヒートシールしてなるガゼット型パウチ容器1の製造方法において、前記パウチ容器1のシールライン9を形成するシールライン金型7と、前記シールライン9より上方をシールするストレート金型6と、により前記パウチ袋2と前記注出口3とをヒートシールすることを特徴とするから、パウチ容器1の輸送時や落下時に生じる衝撃にも耐えうる強固なヒートシールを施したパウチ容器1を提供するとともに、ヒートシール部分に生じやすいクレーター状の窪みやシワ等を防ぎ、ヒートシール部分の美観を向上した意匠性の高いパウチ容器1を提供することが可能である。
As described above, the
1 ガゼット型パウチ容器(パウチ容器)
2 ガゼット型パウチ袋(パウチ袋)
2a ガゼット型パウチ袋の前面
2b ガゼット型パウチ袋の背面
3 注出口
4 キャップ
5 折込部
6 ストレート金型
7 シールライン金型
8 冷却金型
9 シールライン
21 開放端
22 左右シール
23 底シール
31 口部
32 フランジ
33 接合部
34 筒部
61、71 凸部
62、72 凹部
63、73 凸部
θ 傾斜部
R 湾曲線コーナー部分
d 間隔
X クレーター
Y 仮着部分
L ストレートシールライン
1 Gazette-type pouch container (pouch container)
2 Gazette-type pouch bags (pouch bags)
2a Front side of gusset-
Claims (7)
前記注出口が挿入された前記ガゼット型パウチ袋の開放端と前記注出口とをストレート金型によってヒートシールする工程と、
前記工程によるヒートシール個所およびその下部をシールライン金型によってヒートシールして前記折込部と重なるガゼット型パウチ袋の前面と背面にシールラインを形成する工程とからなるガゼット型パウチ容器の製造方法であって、
前記ストレート金型は、前記ガゼット型パウチ袋の上部にヒートシールを形成する凸部(61)と、該凸部(61)の中央部分に形成された前記注出口の接合部と同形状の窪みからなる凹部と、前記凸部(61)の前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に形成される凸部(63)とを有し、
前記シールライン金型は、前記シールラインを形成する凸部(71)と、該凸部(71)の中央部分に形成された前記注出口の接合部と同形状の窪みからなる凹部と、前記凸部(71)の前記ガゼット型パウチ袋の折込部の折り返し部に対応する位置に形成される凸部(73)とを有し、
前記ストレート金型がヒートシールする位置は、前記シールライン金型によって形成されるストレートシールラインよりも1.0mm以上開放端方向であることを特徴とする、ガゼット型パウチ容器の製造方法。 In the manufacturing method of the gusset-type pouch bag having the fold-in part folded inside on both sides, and the gusset-type pouch container in which the spout made of a resin molded product is heat-sealed on the upper part of the gusset-type pouch bag ,
Heat sealing the open end of the gusset-type pouch bag into which the spout is inserted and the spout with a straight mold;
A method of manufacturing a gusset-type pouch container comprising the steps of: heat-sealing the heat-seal location and the lower part thereof by a seal-line mold to form a seal line on the front and back surfaces of the gusset-type pouch bag that overlaps with the folding part. There,
The straight mold includes a convex portion (61) that forms a heat seal on the upper portion of the gusset-type pouch bag, and a recess having the same shape as the spout joint formed at the central portion of the convex portion (61). And a convex part (63) formed at a position corresponding to the folded part of the folding part of the gusset-type pouch bag of the convex part (61),
The seal line mold includes a convex portion (71) that forms the seal line, a concave portion that is formed by a recess having the same shape as a joint portion of the spout formed at a central portion of the convex portion (71), and A convex portion (73) formed at a position corresponding to the folded portion of the folded portion of the gusset-type pouch bag of the convex portion (71),
The method for producing a gusset-type pouch container , wherein the position where the straight mold is heat-sealed is 1.0 mm or more in the open end direction than the straight seal line formed by the seal line mold.
該傾斜の角度は、前記ストレートシールラインに対して、前記ストレートシールラインを形成する金型の端から前記開放端に向かう角度を正、容器底側のシールラインに向かう角度を負として、−60°〜75°であることを特徴とする、請求項1または2記載のガゼット型パウチ容器の製造方法。 The container bottom side end face of the convex part (73) of the seal line mold has an inclination,
The inclination angle is −60 with respect to the straight seal line, where the angle from the end of the mold forming the straight seal line toward the open end is positive and the angle toward the seal line on the container bottom side is negative. The method for producing a gusset-type pouch container according to claim 1 or 2 , wherein the gusset-type pouch container has an angle of from -75 ° .
The method for manufacturing a gusset-type pouch container according to any one of claims 1 to 6 , further comprising a step of cooling the heat seal portion with a cooling mold after the step of forming the seal line.
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