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JP5301893B2 - 無線通信システム、基地局、通信端末および無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、通信端末および無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、TDMA−TDD方式を用いた無線通信が可能な無線通信システム、通信端末、基地局および無線通信方法に関する。
近年、PHS(Personal Handy phone System)や携帯電話等に代表される通信端末が普及し、場所や時間を問わず通話や情報入手が可能となった。特に昨今では、入手可能な情報量も増加の一途を辿り、大容量のデータをダウンロードするため高速かつ高品質な無線通信方式が取り入れられるようになってきた。
これらのような無線通信においては、送受信を行うために信号を二重化する必要がある。二重化の方式としては、時分割によって送受信を切り換えるTDD(Time Division Duplex:時分割複信)、周波数を異ならせて送受信を二重化するFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割復信)が代表的である。また同時に複数の通信端末と通信をする多元接続のための方式としては、時分割して複数の通信端末を切り換えるTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)、周波数帯域を分割するFDMA(Frequency Division Multiple Access:周波数分割多元接続)、通信端末ごとに異なる符号を乗算するCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)が代表的である。
例えば、従来から利用されているPHS通信規格として、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD−28(非特許文献1)があり、ここでは、TDMA−TDD方式が採用されている。当該通信規格において、基地局は制御信号を送信しており、移動局(通信端末)はこれを受信することで基地局の存在を知り、位置登録を行い、通信を開始するなど諸々の動作を行うよう構成されている。
また、通信速度を維持しつつ通信品質を向上させる一手段として複数のアンテナを用い指向性パターンを制御するアダプティブアレイアンテナ技術が存在する。
かかるアダプティブアレイアンテナ技術は、複数のアンテナから送信される電波の位相を調整する事で、合成波を生成し、当該合成波の進行方向を制御する技術である。これにより、所定の方向に電波を送信することが可能となるため、基地局間で発生する電波干渉を低減させたり、電波の送信距離を伸ばしたりすることができる。
具体的には、アダプティブアレイ技術を用いてビームフォーミングを形成することで所定の方向に電波を絞ることができ、ヌルステアリングを形成することで他の基地局への干渉を最小限に抑えることが可能となる。すなわち、ある瞬間において通信相手としての通信端末を特定することができれば、特定した通信端末の方向にビームフォーミングを形成し、特定した通信端末の方向以外の方向にヌルステアリングを形成することが可能となる。
ARIB RCR STD−28(Association of Radio Industries and Broadcast Research and Development Center for Radio Systems)
非特許文献1の通信規格における基地局が送信する制御信号には、報知信号、呼出信号、およびリンクチャネル割当信号があり、100msecごとに間欠的に所定のパターンで送信される。
報知信号と呼出信号は、基地局の通信範囲内にある通信端末に広く送信する信号であるため、アダプティブアレイ技術を利用する必要はないが、所定の通信端末との通信を確立するための制御信号であるリンクチャネル割当信号は、アダプティブアレイ技術を利用することができ、アダプティブアレイ技術の効果を得ることができる。
しかし、上述した非特許文献1の通信規格において、リンクチャネル割当信号は、着呼がない場合、呼出信号を送信するタイミングでも送信することができる。そこで、着呼がない場合の呼出信号を送信するタイミングでリンクチャネル割当信号をアダプティブアレイ技術を利用して送信しようとした場合に、予め通信端末から信号を受信しウエイト計算を行っていたとしても、その後着呼があった場合、呼出信号を送信するタイミングでは、呼出信号が優先されて送信されることとなるため、ウエイト計算が無駄になってしまっていた。
本発明は、このような問題に鑑み、基地局が制御信号を送信する直前に通信端末に制御信号を送信させることで、アダプティブアレイ技術の効果を確実に得ることが可能な無線通信システム、基地局、通信端末および無線通信方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、通信端末と、当該通信端末と通信を行う基地局と、を備えた無線通信システムであって、基地局は、複数のアンテナと、少なくとも呼出信号およびリンクチャネル割当信号を含む制御信号を所定のパターンのタイミングで送信する基地局送信部と、通信端末からのリンクチャネル確立要求信号を受信する基地局受信部と、を備え、通信端末は、基地局からの制御信号を受信する端末受信部と、基地局から送信されるリンクチャネル割当信号とその直前の制御信号との間にリンクチャネル確立要求信号を送信する端末送信部と、を備え、基地局送信部は、受信したリンクチャネル確立要求信号に基づいてウエイトの計算を行い、次に送信するリンクチャネル割当信号を複数のアンテナを介して当該算出したウエイトを用いてアダプティブアレイ技術により送信することを特徴とする。
通信端末の端末送信部が基地局から送信される制御信号とリンクチャネル割当信号との間(ARIB RCR STD−28においては100msec)にリンクチャネル確立要求信号を送信する構成から、基地局はリンクチャネル確立要求信号を受信しウエイト計算を行った後は、必ずリンクチャネル割当信号を送信することとなる。したがって、ウエイト計算を無駄にすることなくリンクチャネル割当信号をアダプティブアレイ技術を利用して送信することが可能となる。また、基地局はリンクチャネル割当信号を送信する前の100msec間にリンクチャネル確立要求信号を利用してウエイト計算を行うことができる。したがって、基地局は、電波伝搬環境の変化の影響を受けない程度の時間でウエイト計算を行うことができ、当該算出したウエイトを利用してリンクチャネル割当信号をアダプティブアレイ技術により送信することが可能となる。
上記無線通信システムにおける通信端末は、通信を確立する際にオープンサーチを行い通信品質値が最大の基地局を、通信を行う基地局として選択する基地局選択部と、選択した基地局の通信品質値が所定値以下であるか否かを判定する通信品質判定部と、をさらに備え、端末送信部は、通信品質判定部によって所定値以下であると判定された場合に、基地局から送信されるリンクチャネル割当信号とその直前の制御信号との間にリンクチャネル確立要求信号を送信してもよい。
通信端末がオープンサーチを行った結果、選択した基地局の通信品質値が最大であっても所定値以下である場合、アダプティブアレイの効果を利用できれば、通信効率が向上し安定して通信を行うことが可能となる。
上記無線通信システムにおける基地局は、各フレームにおける制御信号を送信するスロットであって、当該制御信号が送信されないスロットがパケットで利用されているか否かを判定するパケット判定部をさらに備え、基地局送信部は、パケット判定部の判定結果を制御信号に含ませて送信し、通信端末の端末受信部が、基地局からパケットで利用されていない旨の判定結果を含む制御信号を受信した場合、端末送信部は、基地局から送信されるリンクチャネル割当信号とその直前の制御信号との間のスロットでリンクチャネル確立要求信号を送信してもよい。
基地局は所定間隔で間欠的に制御信号を送信しているので、各フレームにおける制御信号を送信するスロットであって、当該制御信号が送信されないスロットはパケットの送受信に利用する場合がある。したがって、パケット判定部が、各フレームにおける制御信号を送信するスロットがパケットで利用されているか否かを判定することで、パケットで利用されていない場合には、当該スロットでリンクチャネル確立要求信号を通信端末に送信させることができる。したがって、基地局は、次に送信するリンクチャネル割当信号の前であって制御信号を送信した後に、リンクチャネル確立要求信号を受信するため、アダプティブアレイの効果を精度よく利用することが可能となる。
上記パケット判定部の判定結果を含む制御信号は、他の基地局からの着呼要求がない場合の呼出信号であってもよい。
他の基地局からの着呼要求がない場合の呼出信号にパケット判定部の判定結果を含ませることにより、別途専用の信号を設けず既存の呼出信号を利用するため、リソースの有効活用を図ることができる。
上記端末送信部は、基地局から送信されるリンクチャネル割当信号とその直前の制御信号との間に複数回のリンクチャネル確立要求信号を送信してもよい。
アダプティブアレイ技術を用いて送信する場合、受信したリンクチャネル確立要求信号からウエイト計算を行う。この際、基地局が通信端末からの信号を受信したときと同程度の利得で通信端末に信号を受信させるためには、ウエイト計算を行うために利用した信号を受信したときと、ウエイト計算の結果を用いて送信するときとで、通信端末に対する電波伝搬環境が同程度である必要がある。すなわち、アダプティブアレイ技術の効果を得るためには、通信端末からの信号を受信してから電波伝搬環境の変化が殆どない程度短期間に送信しなければならない。
しかし、基地局は、リンクチャネル確立要求信号を受信した後、通信端末へチャネル割当を行うための様々な処理(例えば、解放されているチャネルをサーチする等)を行う必要があるため、当該処理のためにある程度の時間が必要となる。
したがって、端末送信部が、基地局から送信されるリンクチャネル割当信号とその直前の制御信号との間に複数回のリンクチャネル確立要求信号を送信する構成により、1回目に受信したリンクチャネル確立要求信号で通信端末へのチャネル割当を行うための処理を行い、その後の通信端末からのリンクチャネル確立要求信号に基づいてウエイト計算を行うことができる。これにより、リンクチャネル割当信号を送信する前であって、チャネル割当を行うための処理に要する時間よりも短い時間に、ウエイト計算を行うためのリンクチャネル確立要求信号を受信することができるため、アダプティブアレイ技術の効果を最大限に利用することが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明の他の代表的な構成は、通信端末と通信を行う基地局であって、複数のアンテナと、少なくとも呼出信号およびリンクチャネル割当信号を含む制御信号を所定のパターンのタイミングで送信する基地局送信部と、通信端末からのリンクチャネル確立要求信号を受信する基地局受信部と、各フレームにおける制御信号を送信するスロットあって、当該制御信号が送信されないスロットがパケットで利用されているか否かを判定するパケット判定部と、を備え、基地局送信部は、パケット判定部の判定結果を制御信号に含ませて送信し、受信したリンクチャネル確立要求信号に基づいてウエイトの計算を行い、次に送信するリンクチャネル割当信号を複数のアンテナを介して当該算出したウエイトを用いてアダプティブアレイ技術により送信することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の他の代表的な構成は、基地局と通信を行う通信端末であって、基地局からの制御信号を受信する端末受信部と、基地局から送信されるリンクチャネル割当信号とその直前の制御信号との間にリンクチャネル確立要求信号を送信する端末送信部と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の他の代表的な構成は、通信端末と、複数のアンテナを備え当該通信端末と通信を行う基地局と、を用いた無線通信方法であって、基地局は、少なくとも呼出信号およびリンクチャネル割当信号を含む制御信号を所定のパターンのタイミングで送信し、通信端末は、送信されるリンクチャネル割当信号とその直前の制御信号との間にリンクチャネル確立要求信号を送信し、基地局は、受信したリンクチャネル確立要求信号に基づいてウエイトの計算を行い、次に送信するリンクチャネル割当信号を複数のアンテナを介して当該算出したウエイトを用いてアダプティブアレイ技術により送信することを特徴とする。
上述した無線通信システムにおける技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該基地局、通信端末および無線通信方法にも適用可能である。
以上のように本発明の無線通信システムでは、基地局が制御信号を送信する直前に通信端末に制御信号を送信させることで、アダプティブアレイの効果を確実に得ることが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
PHS端末や携帯電話等に代表される通信端末は、所定間隔をおいて固定配置される基地局と、無線で通信を行う無線通信システムを構築する。ここでは、まず、無線通信システム全体を説明し、その後、基地局の具体的構成を説明する。また、本実施形態では、通信端末としてPHS端末を挙げているが、かかる場合に限らず、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、カーナビゲーション、ポータブルテレビ、ゲーム機器、DVDプレイヤー、リモートコントローラ等無線通信可能な様々な電子機器を通信端末として用いることもできる。
(無線通信システム100)
図1は、無線通信システム100の概略的な接続関係を示した説明図である。当該無線通信システム100は、基地局110A、110Bと、PHS端末120A、120Bと、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線、インターネット、専用回線等で構成される通信網130と、中継サーバ140とを含んで構成される。
上記無線通信システム100において、ユーザが自身のPHS端末120Aから他のPHS端末120Bへの通信回線の接続を行う場合、PHS端末120Aは、オープンサーチを行い、通信可能範囲内の最も通信品質のよい基地局110Aに無線接続要求を行う。無線接続要求を受信した基地局110Aは、通信網130を介して中継サーバ140に通信相手との通信接続を要求し、中継サーバ140は、PHS端末120Bの位置登録情報を参照し他のPHS端末120Bの無線通信範囲内にある例えば基地局110Bを選択して基地局110Aと基地局110Bとの通信経路を確保し、PHS端末120AとPHS端末120Bの通信を確立する。
このような無線通信システム100においては、基地局110AとPHS端末120Aもしくは基地局110BとPHS端末120Bとの通信速度および通信品質を向上させるため様々な技術が採用されている。本実施形態では、例えば、ARIB STD−28が採用され、基地局とPHS端末との間ではTDMA−TDD方式に基づいた無線通信が実行される。
以下、無線通信システム100における基地局110A、110Bと、PHS端末120A、120Bの具体的な構成と動作を説明する。なお、以下の実施形態において、基地局110A、110Bは同様の構成を有するため、代表として基地局110Aの構成を説明し、PHS端末120A、120Bは同様の構成を有するため、代表としてPHS端末120Aの構成を説明する。
(基地局110A)
図2は、基地局110Aのハードウェア構成を示した機能ブロック図である。基地局110Aは、基地局制御部210と、基地局メモリ212と、基地局無線通信部214と、基地局有線通信部216と、複数のアンテナ218を含んで構成される。
基地局制御部210は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により基地局110全体を管理および制御する。また、基地局制御部210は、基地局メモリ212のプログラムを用いて、PHS端末120の通信網130や他のPHS端末120への通信接続を制御する。基地局メモリ212は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、基地局制御部210で処理されるプログラムや時刻情報等を記憶する。
基地局無線通信部214は、アンテナ218を介してPHS端末120との通信を確立し、データの送受信を行う。基地局有線通信部316は、通信網130を介して中継サーバ140を含む様々なサーバと接続することができる。
また本実施形態において、基地局制御部210は、基地局送信部220、基地局受信部222、パケット判定部224、ウエイト計算部226としても機能する。
基地局送信部220は、報知信号(BCCH:BroadCast Control Channel 以下単に、BCCHと称する。)、呼出信号(PCH:Paging Channel 以下単に、PCHと称する。)、およびリンクチャネル割当信号(下りSCCH:Signaling Control Channel 以下単に、下りSCCHと称する。)を含む制御信号(CCH:Control Channel 以下単に、CCHと称する。)を所定のパターンのタイミングで送信する。
BCCHは、位置登録のための情報、チャネル構造に関する情報、システム情報等を含む信号であり、基地局110AからPHS端末120Aにブロードキャストで送信される。PCHは、着呼要求が有った場合に一斉呼出エリア内にあるPHS端末120Aに着呼を通知する信号である。下りSCCHは、呼接続に必要な情報を含む信号である。
図3は、本実施形態にかかる基地局から送信される制御信号の送信パターンの構成を説明するための説明図である。図3(a)に示すように、ARIB STD−28において、基地局110Aの基地局送信部220は、予め定められた順番で、所定時間(100msec)を空けて間欠的にCCHを送信する。図3中BCCHをハッチングで、PCHを黒色で、下りSCCHをクロスハッチングで示す。
図3(b)に示すように、本実施形態の通信方式であるTDMA−TDD方式では、基地局110AからPHS端末120Aへ信号が送信されるフレーム(時間)と、PHS端末120Aから基地局110Aへ信号が送信されるフレーム(時間)とを異ならせている。ここでは、基地局110AからPHS端末120Aへ信号が送信されるフレームをダウンリンク(下り)とし、PHS端末120Aから基地局110Aへ信号が送信されるフレームをアップリンク(上り)と称する。
ARIB STD−28においてフレームは、ダウンリンクと、アップリンクを時間軸方向にそれぞれ4分割したタイムスロット(TDMAスロット)で構成され、1タイムスロットの時間長は625μsecである。
図3(a)に示すように、本実施形態において基地局送信部220は、1スロット目を介してCCHを100msec(すなわち20フレーム)ごとに、BCCH、PCH、PCH、下りSCCH、PCH、PCH、下りSCCH、PCH、PCH、下りSCCH、PCH、PCHの順で送信する。すなわち、本実施形態では、ダウンリンクと、アップリンクを時間軸方向にそれぞれ4分割したタイムスロット(TDMAスロット)の1スロット目は、制御信号の送信に割り当てられる制御信号スロットである。ARIB STD−28では、PCHを送信するスロットにおいて、着呼要求が有る場合にはPCHを、着呼要求がない場合にはアイドルPCHもしくは下りSCCHを送信することができる。
さらに基地局送信部220は、後述する基地局受信部222がPHS端末120から送信される複数回のリンクチャネル確立要求信号(上りSCCH:Signaling Control Channel 以下単に上りSCCHと称する。)を受信して、1回目に受信した上りSCCHでPHS端末120Aへのチャネル割当を行うための処理を行い、2回目以降のPHS端末120Aからの上りSCCHに基づいてウエイト計算を行い、次に送信する下りSCCHを複数のアンテナ218を介して、当該算出したウエイトを用いてアダプティブアレイ技術により送信する。
本実施形態においてアンテナ218はアダプティブアレイ機能を有しており、ビームフォーミングとヌルステアリングを形成することにより、送受信する電波の指向性を動的に変更することができる。ここでビームフォーミングは複数のアンテナ218から出力される電波の位相をあわせることによって電波強度が強められており、ヌルステアリングの位置は電波の位相をずらすことによって相殺されて電波強度が弱められている。
基地局受信部222は、PHS端末120Aが送信する上りSCCHを、基地局無線通信部214を介して受信する。基地局受信部222によって受信されたPHS端末120Aからの上りSCCHは、後述するウエイト計算部226に伝送する。
パケット判定部224は、各フレームにおけるCCHを送信するスロット(本実施形態では1スロット目)あって、当該制御信号が送信されないスロットが、パケットで利用されているか否かを判定する。
本実施形態において、パケット判定部240の判定結果は、PCHを送信するスロットにおいて着呼がない場合のPCHであるアイドルPCHに含ませてPHS端末120Aに送信する。
図4は、着呼要求が有る場合のPCHおよびアイドルPCHのメッセージフォーマットを示した説明図であり、図4(a)は着呼要求が有る場合のPCHにおける各情報の配置を、図4(b)は着呼要求がない場合のPCHすなわちアイドルPCHにおける各情報の配置を示す。図4において、横軸はビット230で区切られ、縦軸はオクテット232で区切られている。オクテット232とは、8ビット単位の情報のことである。
図4(a)に示すように、他の基地局110Bから着呼要求がある場合、PCHは、呼出サービス種別、PS番号、拡張呼出サービス種別、報知受信指示を含んで構成される。
図4(b)に示すように、着呼要求がない場合、パケット判定部240の結果をオクテット232の2段目にあるパケット利用中フラグ234に記す。パケット判定部240の結果、各フレームにおけるCCHを送信するスロット(本実施形態では1スロット目)がパケットで利用されている場合、パケット利用中フラグ234に(1)を設定する。一方、各フレームにおけるCCHを送信するスロット(本実施形態では1スロット目)がパケットで利用されていない場合、パケット利用中フラグ234に(0)を設定する。
上述したように、アイドルPCHを利用することにより、別途専用の信号を設けずともパケット判定部224の結果をPHS端末120Aに送信することができる。したがって、CCHのリソースの有効活用を図ることができる。
ウエイト計算部226は、基地局受信部222が受信した複数の上りSCCHを利用して、ウエイト計算を行う。
(PHS端末120A)
図5は、PHS端末120Aのハードウェア構成を示した機能ブロック図であり、図6は、PHS端末120Aの外観を示した斜視図である。PHS端末120Aは、端末制御部310と、端末メモリ312と、表示部314と、操作部316と、音声入力部318と、音声出力部320と、端末無線通信部322とを含んで構成される。
端末制御部310は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりPHS端末120A全体を管理および制御する。また、端末制御部310は、端末メモリ312のプログラムを用いて、通話機能、メール送受信機能、撮像機能、音楽再生機能、TV視聴機能も遂行する。
端末メモリ312は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、端末制御部310で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。
表示部314は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)等で構成され、端末メモリ312に記憶された、または通信網130を介してアプリケーションサーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。操作部316は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
音声入力部318は、マイク等の音声認識手段で構成され、通話時に入力されたユーザの音声をPHS端末120A内で処理可能な電気信号に変換する。音声出力部320は、スピーカで構成され、PHS端末120Aで受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や、操作部316の操作音、アラーム音等も出力できる。
端末無線通信部322は、通信網130における基地局110Aとの無線通信を行う。本実施形態の無線通信としては、基地局110A内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれPHS端末120のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiplex Access)が採用されている。
本実施形態において、端末制御部310は、基地局選択部330、通信品質判定部332、端末送信部334、端末受信部336としても機能する。
基地局選択部330は、PHS端末120Aが通信を確立する際に、オープンサーチを行い、通信可能範囲内の基地局110Aの通信品質値を測定し、通信品質値が最大の基地局110Aを、通信を行う基地局110Aとして選択する。
本実施形態において、基地局選択部330は、通信品質値として、受信電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定しているが、これに限定されず、信号対干渉雑音比(SINR:Signal to Interference and Noise Ratio)、ビットエラー率(BER:Bit Error Rate)、フレームエラー率(FER:Frame Error Rate)等を測定してもよい。
通信品質判定部332は、基地局選択部330が選択した基地局110AのRSSIが所定値以下であるか否かを判定する。
端末送信部334は、端末無線通信部322を介して、基地局110Aから送信される下りSCCHとその直前のCCHとの間(本実施形態では100msec)に複数回の上りSCCHを送信する。
図7は、本実施形態にかかる端末送信部が上りSCCHを送信するタイミングを説明するための説明図である。図7(a)に示すように、端末送信部334は、基地局110Aから送信される下りSCCH(図7(a)中クロスハッチングで示す)とその直前のPCH(図7(a)中黒色で示す)との間(本実施形態では100msec)に複数回の上りSCCH(図7(a)中矢印で示す)を送信する。
本実施形態において端末送信部336は、通信品質判定部332が基地局110AのRSSIが所定値以下であると判定した場合、端末無線通信部322を介して、上りSCCHを複数回送信する。
基地局選択部330がオープンサーチを行った結果、選択した基地局110Aの通信品質値(RSSI)が所定値以下である場合に、アダプティブアレイの効果を利用できれば、通信効率が向上し安定して通信を行うことが可能となる。したがって、通信品質判定部332が所定値以下であると判定した場合、端末送信部334が上りSCCHを複数回送信すれば、基地局110Aは、1回目に受信した上りSCCHでPHS端末120Aへのチャネル割当を行うための処理を行い、2回目以降のPHS端末120Aからの上りSCCHに基づいてウエイト計算を行うことができる。これにより、下りSCCHを送信する前であって、チャネル割当を行うための処理に要する時間よりも短い時間に、ウエイト計算を行うための上りSCCHを受信することができるため、基地局110Aが次に送信する下りSCCHをアダムプティブアレイ技術を用いて送信することができる。これにより、アダプティブアレイの効果を有効に利用することが可能となる。
また本実施形態において、端末送信部334は、後述する端末受信部336が基地局110Aからパケットで利用されていない旨の判定結果を受信した場合、基地局110Aから送信されるCCHと下りSCCHとの間の各フレームにおける制御信号を送信するスロット(制御信号スロットすなわち1スロット目)で複数回の上りSCCHを送信する。
基地局110Aは、100msec(20フレーム)に1回しかCCHを送信しないので、19フレームそれぞれに1個ずつスロットが開放されている。したがって、開放されている19のスロット(以下、単に開放スロットと称する。)を有効利用するためにパケットで利用する場合がある。
しかし、基地局110Aからパケットで利用されていない旨の判定結果を受信した場合は、開放スロットで上りSCCHを送信することができる。したがって、短い期間(100msec)で最大19回上りSCCH(図7(b)中ドットパターンで示す)を送信することができるため(図7(b)参照)、基地局110Aは18回(1回目の上りSCCHは、PHS端末120Aに対するチャネル割当に利用する)の上りSCCHを基にアダプティブアレイの精度を向上させることが可能となる。また、基地局110Aが下りSCCHを送信する直前の5msecにウエイト計算に利用する上りSCCHをさらに1回送信すれば、電波伝搬環境の変化の影響を最小限にとどめてアダプティブアレイ技術を利用することができる。
端末受信部336は、端末無線通信部322を介して基地局110Aから送信されるBCCH、PCH、アイドルPCH、下りSCCHを含むCCHを受信する。
以上説明した無線通信システム100では、PHS端末120Aの端末送信部334が基地局110Aから送信されるCCHと下りSCCHとの間(100msec)に上りSCCHを複数回送信するため、基地局110Aは下りSCCHを送信する前の100msecに受信した上りSCCHを利用してウエイト計算を行うことができる。したがって、基地局110Aは、電波伝搬環境の変化の影響を受けない程度の時間でウエイト計算を行うことができ、下りSCCHを精度よくアダプティブアレイ技術を用いて送信することが可能となる。次に、上述した基地局110AおよびPHS端末120Aを用いて無線通信を行う無線通信方法を説明する。
(無線通信方法)
図8は、本実施形態にかかる無線通信方法の処理の流れを示したフローチャートである。
PHS端末120Aが通信確立を試みる際、オープンサーチを行いRSSIが最も大きい基地局110Aを選択する(S400:基地局選択ステップ)。基地局選択ステップS400において、選択した基地局110AのRSSIが、所定値以下であるか否かを判定する(S402:通信品質判定ステップ)。
一方、基地局110Aは、各フレームにおけるCCHを送信するスロット(本実施形態では1スロット目)が、パケットで利用されているか否かを判定し(S404:CCH判定ステップ)、判定結果をPCHを送信するスロットにおいて着呼がない場合のPCHであるアイドルPCHに含ませてPHS端末120Aに送信する(S406:判定結果送信ステップ)。
PHS端末120Aは、判定結果送信ステップS406で基地局110Aから送信されたCCHを送信するスロットであって、CCHが送信されないスロット(本実施形態では1スロット目)が、パケットで利用されているか否かの判定結果を受信する(S408:判定結果受信ステップ)。
PHS端末120Aは、通信品質判定ステップS402においてRSSIが所定値以下であって、判定結果受信ステップS408において受信した判定結果が、パケットで利用されていない場合(S410:判定ステップ)、基地局110Aから下りSCCHが送信される前に5msec毎に上りSCCHを連続送信する(S412:複数回送信ステップ)。
基地局110Aは、上りSCCHを複数回受信したか否かを判定し(S414:複数回受信ステップ)、上りSCCHを複数回受信した場合に、当該受信した上りSCCHに基づいてウエイトの計算を行い、次に送信する下りSCCHを複数のアンテナを介して算出したウエイトを用いて、アダプティブアレイ技術により送信する(S416:AAA送信ステップ)。
PHS端末120Aは、通信品質判定ステップS402においてRSSIが所定値以下でない場合(S402におけるNO)、または判定ステップS410で、判定結果受信ステップS408において受信した判定結果が、パケットで利用されている場合、基地局110Aから下りSCCHが送信される前に上りSCCHを1回送信する(S418:1回送信ステップ)。この場合、基地局110Aは、複数回受信ステップS414で、上りSCCHを複数回受信していないと判定するため、次に送信する下りSCCHをオムニ送信(無指向送信)する(S420:オムニ送信ステップ)。
上述した如く、本実施形態の無線通信システムによれば、PHS端末120Aの端末送信部334が基地局110Aから送信されるCCHと下りSCCHとの間(100msec)に上りSCCHを複数回送信する構成から、基地局110Aは、電波伝搬環境の変化の影響を受けない程度の時間である100msecでウエイト計算を行うことができ、下りSCCHをアダプティブアレイ技術により送信することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の無線通信方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、TDMA−TDD方式を用いた無線通信が可能な無線通信システム、通信端末、基地局および無線通信方法に利用可能である。
無線通信システムの概略的な接続関係を示した説明図である。 基地局のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態にかかる制御信号の送信パターンの構成を説明するための説明図である。 着呼要求が有る場合のPCHおよびアイドルPCHのメッセージフォーマットを示した説明図である。 PHS端末のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 PHS端末の外観を示した斜視図である。 本実施形態にかかる端末送信部が上りSCCHを送信するタイミングを説明するための説明図である。 本実施形態にかかる無線通信方法の処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
100 …無線通信システム
110A、110B …基地局
120A、120B …PHS端末
130 …通信網
140 …中継サーバ
210 …基地局制御部
212 …基地局メモリ
214 …基地局無線通信部
216 …基地局有線通信部
218 …アンテナ
220 …基地局送信部
222 …基地局受信部
224 …パケット判定部
226 …ウエイト計算部
230 …ビット
232 …オクテット
234 …パケット利用中フラグ
310 …端末制御部
312 …端末メモリ
314 …表示部
316 …操作部
318 …音声入力部
320 …音声出力部
322 …端末無線通信部
330 …基地局選択部
332 …通信品質判定部
334 …端末送信部
336 …端末受信部

Claims (6)

  1. 通信端末とフレームを時分割したスロットを該通信端末に割り当てて通信を行う基地局とを備えた無線通信システムであって、
    前記通信端末は、前記基地局からの信号を受信する端末受信部と、
    前記基地局へリンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を送信する端末送信部とを備え、
    前記基地局は、複数のアンテナと、
    前記通信端末からの信号を受信する基地局受信部と、
    出信号(PCH)およびリンクチャネル割当信号(下りSCCH)を含む制御信号を所定のパターンのタイミングで送信する基地局送信部と、
    前記制御信号の送信に割り当てられる制御信号スロットが、該制御信号を送信しないタイミングにおいて空いているか否かを判定するパケット判定部とを備え、
    前記基地局送信部は、前記所定のパターンにおいて前記リンクチャネル割当信号(下りSCCH)の直前の前記制御信号に前記パケット判定部の判定結果を含ませて送信し、
    前記端末送信部は、前記制御信号スロットが空いているとの前記判定結果を受信した場合に、該制御信号スロットを使用して前記リンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を複数回送信し、
    前記基地局送信部は、前記制御信号スロットを使用して送信されたリンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)に基づいて計算されたウエイトを用いて、前記リンクチャネル割当信号(下りSCCH)をアダプティブアレイ技術により送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記リンクチャネル割当信号(下りSCCH)の直前の前記制御信号は呼出信号(PCH)であり、
    前記基地局送信部は、他の基地局からの着呼要求がない場合の前記呼出信号であるアイドルPCHを送信する場合に、該アイドルPCHに前記判定結果を含ませて送信することを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  3. 前記通信端末は、通信を確立する際にオープンサーチを行い通信品質値が最大の基地局を、通信を行う基地局として選択する基地局選択部と、
    前記選択した基地局の通信品質値が所定値以下であるか否かを判定する通信品質判定部とをさらに備え、
    前記端末送信部は、前記通信品質値が所定値以下であると判定された場合に、空いている前記制御信号スロットを使用して前記リンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を複数回送信することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. フレームを時分割したスロットを通信端末に割り当てて通信を行う基地局であって、
    複数のアンテナと、
    前記通信端末からの信号を受信する基地局受信部と、
    出信号(PCH)およびリンクチャネル割当信号(下りSCCH)を含む制御信号を所定のパターンのタイミングで送信する基地局送信部と、
    前記制御信号の送信に割り当てられる制御信号スロットが、該制御信号を送信しないタイミングにおいて空いているか否かを判定するパケット判定部とを備え、
    前記基地局送信部は、
    前記所定のパターンにおいて前記リンクチャネル割当信号(下りSCCH)の直前の前記制御信号に前記パケット判定部の判定結果を含ませて送信し、
    前記通信端末からのリンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を複数回受信した場合に、該リンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)に基づいて計算されたウエイトを用いて、前記リンクチャネル割当信号(下りSCCH)をアダプティブアレイ技術により送信することを特徴とする基地局。
  5. 基地局からフレームを時分割したスロットを割り当てられて通信を行う通信端末であって、
    前記基地局からの信号を受信する端末受信部と、
    前記基地局へリンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を送信する端末送信部とを備え、
    前記端末送信部は、
    前記基地局から送信されるリンクチャネル割当信号(下りSCCH)の直前の制御信号によって、制御信号の送信に割り当てられる制御信号スロットが該制御信号を送信しないタイミングにおいて空いているとの判定結果を得た場合に、該空いている制御信号スロットを使用して前記リンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を複数回送信することを特徴とする通信端末。
  6. フレームを時分割したスロットを通信端末に割り当てて通信を行う基地局が、呼出信号(PCH)およびリンクチャネル割当信号(下りSCCH)を含む制御信号を所定のパターンのタイミングで送信し、
    前記基地局と通信する通信端末が、該基地局へリンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を送信する無線通信方法であって、
    前記基地局は、前記所定のパターンにおいて前記リンクチャネル割当信号(下りSCCH)の直前の前記制御信号に、制御信号の送信に割り当てられる制御信号スロットが該制御信号を送信しないタイミングにおいて空いているか否かを示す判定結果を含ませて送信し、
    前記通信端末は、前記制御信号スロットが空いているとの前記判定結果を受信した場合に、該制御信号スロットを使用して前記リンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)を複数回送信し、
    前記基地局は、前記制御信号スロットを使用して送信されたリンクチャネル確立要求信号(上りSCCH)に基づいて計算されたウエイトを用いて、前記リンクチャネル割当信号(下りSCCH)をアダプティブアレイ技術により送信することを特徴とする無線通信方法。
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