JP5295543B2 - スライド駆動装置 - Google Patents
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Description
また、複数のスライド機構を並設した構造の装置も原理上は考えられる。
また、複数のスライド機構を並設する構造の装置では、各スライド機構のスライド駆動を同期させる必要がある。即ち、複数のスライド機構がうまく同期しない場合には、ワークが斜め向きになったり、あるいは、ワークに局所的な応力がかかることによりワークの損傷が発生する場合も考えられる。
本発明に係るスライド駆動装置において、ベースブロックには、略直線的に往復移動自在の作用点と、当該作用点を往復移動させる駆動力発生源とが設けられている。また、本発明に係るスライド駆動装置では、第1のスライドブロックには、そのスライド方向において、ベースブロックとの交差部分を挟んで対峙する第1および第2の箇所が存在し、第2のスライドブロックには、そのスライド方向において、ベースブロックとの交差部分を挟んで対峙する第3および第4の箇所が存在する。
本発明は、次のような特徴を併せ持つ構成を採用することもできる。
(バリエーション2) 上記本発明に係るスライド駆動装置において、第1から第4の各伝達部材としてワイヤが用いられており、第1から第4の各伝達部材は、第1から第4の各箇所と作用点との間にプーリを介して張設されており、各プーリは、ベースブロックに軸支されていることを特徴とする。
(バリエーション3) 上記本発明に係るスライド駆動装置において、第1および第2のスライドブロックの各々には、リニアガイドレールが備えられており、ベースブロックにおける第1および第2のスライドブロックとの各交差部分に設けられたリニアガイドにより、リニアガイドレールが支持されていることを特徴とする。
本バリエーションに係るスライド駆動装置では、各スライドブロックのスライド方向において、第1のスライドブロックにはベースブロックとの交差部分を挟んで対峙する第5および第6の箇所が存在し、第2のスライドブロックにはベースブロックとの交差部分を挟んで対峙する第7および第8の箇所が存在し、第3のスライドブロックにはベースブロックとの交差部分を挟んで対峙する第9および第10の箇所が存在し、第4のスライドブロックにはベースブロックとの交差部分を挟んで対峙する第11および第12の箇所が存在する。
(バリエーション5) 上記バリエーション4に係るスライド駆動装置において、第1から第4のスライドブロックは、各々のスライド軸に交差する方向に想定する仮想平面内において、各スライド軸が二次元配置された配置関係を有することを特徴とする。
(バリエーション7) 上記バリエーション6に係るスライド駆動装置において、第1のスライドブロックと第2のスライドブロックとが、互いのスライド軸どうしが略同一線上にのる状態に設定されていることを特徴とする。
(バリエーション9) 上記バリエーション8に係るスライド駆動装置において、第1のスライドブロックと第2のスライドブロックとが、互いのスライド軸どうしがV字状をなす状態に設定されていることを特徴とする。
[実施の形態1]
1.構成
実施の形態1に係るスライド駆動装置1の構成について、図1を用い概略を説明する。
スライドブロック11、12のそれぞれには、Y軸方向左上端部分にL字状の爪部111、121が取り付けられている。本実施の形態に係るスライド駆動装置1では、2つの爪部111、121が当接し、スライドブロック11、12がY軸方向にスライドすることでワーク5000をY軸方向に搬送する。
次に、スライド駆動装置1の駆動に係る部分の構成について、図2を用い説明する。
図2に示すように、ベースブロック10では、フレーム100上に空圧シリンダ105が載置されている。空圧シリンダ105は、X軸方向にその長手方向を合わせた状態であり、ロッド105aはX軸方向にストロークする。なお、シリンダ105に取り付けられているスピードコントローラ101、102については(図1を参照)、図2では図示を省略している。
スライドブロック11、12は、それぞれリニアガイドレール112、122を有しており、各Y軸方向両端にフランジ113、114、123、124が取り付けられている。そして、フランジ113には爪部111が取り付けられており、フランジ123には爪部121が取り付けられている。スライドブロック11、12における各リニアガイドレール112、122は、フレーム100に固定されたリニアガイド171、172により支持されている。リニアガイド171、172は、ベースブロック10のフレーム100におけるスライドブロック11、12との各交差部分に固定されている。
ワイヤ131は、可動プレート106とフランジ113との間にプーリ151を介した状態で張設されている。ワイヤ132は、可動プレート106とフランジ114との間にプーリ152とプーリ153とを介した状態で張設されている。
なお、プーリ151〜153およびプーリ161〜163は、フレーム100に軸止されている。また、ワイヤ131、132、141、142は、弛みのない状態で張設されている。
本実施の形態に係るスライド駆動装置1における駆動について、図2を用い説明する。
図2に示すように、可動プレート106がX軸方向の右側から左側へと移動するとき、ワイヤ131およびワイヤ141には、引っ張り力が作用することになる。一方、ワイヤ132、142は、送出される。そして、可動プレート106の移動に連動するワイヤ131、132、141、142の変位は、スライドブロック11、12における各フランジ113、114、123、124へと伝達される。
4.優位性
上記の構成および駆動形態を採用する本実施の形態に係るスライド駆動装置1は、次のような優位性を有する。
(3) スライド駆動装置1において、駆動力発生源として空圧シリンダ105を採用しているので、モータやロータリアクチュエータなどを用いる場合に比べて、スペース効率および重量面などで優位である。即ち、駆動力発生源としてモータやロータリーアクチュエータなどを用いる場合には、回転運動を直線運動に変換するローラなどを別途設ける必要があり、スペースおよびコストなどの観点から不利となる。これに対してロッド105aが直線上を入出する空圧シリンダ105を用いる本実施の形態では、上記モータなどを用いる場合に比べて、スペースおよびコストと言う観点から優位である。
なお、空圧シリンダ105の代わりに油圧シリンダを採用することもできる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係るスライド駆動装置2の構成について、図3を用い説明する。図3では、スライド駆動装置2の構成の内、駆動に係る要部のみを模式的に示している。
図3に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置2では、ベースブロック20におけるフレーム200に空圧シリンダ205がX軸方向に軸を合わせた状態で載置され、Y軸方向に向けてスライド自在に支持されたスライドブロック21、22を有する。この部分に構成については、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置1と同様である。
同様に、スライドブロック22におけるY軸方向上側のフランジ223とスライドブロック29におけるY軸方向下側のフランジ294との間には、プーリ264、265を介した状態でワイヤ243が張設されている。スライドブロック22におけるY軸方向下側のフランジ224とスライドブロック29におけるY軸方向上側のフランジ293との間には、プーリ266、267を介した状態でワイヤ244が張設されている。プーリ265およびプーリ267におけるワイヤ243とワイヤ244との関係については、上記同様である。
スライドブロック21およびスライドブロック22は、上記実施の形態1と同様に、可動プレート206がX軸方向の右側から左側へと移動するのに従って、Y軸方向下側へと同期した状態でスライドする。
一方、スライドブロック28およびスライドブロック29は、上記スライドブロック21、22のスライドに従動して、Y軸方向下側へとスライドする。スライドブロック28およびスライドブロック29についても、スライドブロック21およびスライドブロック22の双方に同期した状態でスライドする。即ち、スライドブロック21がY軸方向下側へとスライドすると、ワイヤ234が下向きに引っ張られ、当該ワイヤ234に引っ張り力が作用することでスライドブロック28もY軸方向下側へとスライドする。
3.優位性
本実施の形態に係るスライド駆動装置2は、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置1と同様の優位性を有するのに加えて、次のような優位性を併せ持つ。
[実施の形態3]
実施の形態3に係るスライド駆動装置3の構成について、図4を用い説明する。図4では、スライド駆動装置3の構成の内、駆動に係る要部のみを模式的に示している。
図4に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置3では、ベースブロック30において、空圧シリンダ305がY軸に沿った状態で載置されている。そして、ロッド305aは、Y軸に沿った方向に入出する。スライドブロック31、32は、Y軸方向に延びるリニアガイドレール312、322を有し、リニアガイドレール312、322は、フレーム300に固定されたリニアガイド371、372により、支持されている。
ワイヤ341は、プーリ361、362、263を介した状態でフランジ323との間に張設されている。ワイヤ342は、プーリ364、365を介した状態でフランジ324との間に張設されている。なお、ワイヤ331とワイヤ332とは、図4の拡大部分に示すように、プーリ353とプーリ355とにより、互いに接触することなく配されている。ワイヤ341とワイヤ342とについても、同様である。
スライド駆動装置3では、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置1と同様に、可動プレート306の移動によりワイヤ331、341およびワイヤ332、342の一方に引っ張り力が作用し、他方が送出され、スライドブロック31およびスライドブロック32が、互いに同期した状態でY軸に沿ってスライドする。
本実施の形態に係るスライド駆動装置3は、空圧シリンダ305の載置方向が上記実施の形態1などとは相違するが、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置1と同様の優位性を有する。
本実施の形態に係るスライド駆動装置3では、空圧シリンダ305の載置方向を上記実施の形態1に対し変更することにより、X軸方向における装置寸法を縮小することができる。例えば、図4に示すように、両スライドブロック31、32の間におけるY軸方向上方に利用可能な空間があるような場合には、本実施の形態に係る構成を採用することができる。また、スライドブロック31、32のスライド量を大きく設定しようとするような場合にも、本実施の形態に係る構成は有効である。
[実施の形態4]
実施の形態4に係るスライド駆動装置4の構成について、図5を用い説明する。図5では、スライド駆動装置4の構成の内、駆動に係る要部のみを模式的に示している。
図5に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置4では、スライドブロック41、42の各リニアガイドレール412、422の配設方向が、空圧シリンダ405のロッド405aの移動方向(X軸方向)に対して斜めになっている。これは、リニアガイド471、472がベースブロック40におけるフレーム400対して斜め方向に固定されていることによるものである。
スライド駆動装置4では、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置1と同様に、可動プレート406の移動によりワイヤ431、441およびワイヤ432、442の一方に引っ張り力が作用し、他方が送出される。これにより、スライドブロック41およびスライドブロック42が、互いに同期した状態でY軸に対して斜め方向にスライドする。
本実施の形態に係るスライド駆動装置3は、空圧シリンダ305の載置方向が上記実施の形態1などとは相違するが、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置1と同様の優位性を有する。
さらに、本実施の形態に係るスライド駆動装置4では、スライドブロック41、42がX軸およびY軸に対し斜めとなる方向にスライドするので、一つの空圧シリンダ405の一つのモーションによりワークを2軸搬送することが可能となる。このため、X軸方向およびY軸方向の搬送のために2つ駆動力発生源(シリンダなど)を備える場合に比べて、装置の小型化、軽量化、低コスト化を図ることができる。
[実施の形態5]
実施の形態5に係るスライド駆動装置5の構成について、図6を用い説明する。図6では、スライド駆動装置5の構成の内、駆動に係る要部のみを模式的に示している。
図6に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置5では、スライドブロック51とスライドブロック52とが、互いのスライド軸が交差する状態に配置されている。具体的には、図6に示すように、スライドブロック51とスライドブロック52は、互いのスライド軸が略直交する状態に配置されている。
図6に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置5では、ロッド505aに取り付けられた可動プレート506がX軸方向の左側へと移動すると、スライドブロック51のフランジ514に取り付けられた爪部511が左下へとスライド移動し、スライドブロック52のフランジ524に取り付けられた爪部521が右下へとスライド移動する。
なお、本実施の形態に係るスライド駆動装置5においても、ワイヤ531、532、541、542の取り回しや、プーリ551〜553、561〜563については、上記実施の形態1および実施の形態4と同様である。
本実施の形態に係るスライド駆動装置5は、2つのスライドブロック51、52を使いワーク5001のチャックとして機能する。そして、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置と同様に、スライドブロック51とスライドブロック52とは、互いに同期した状態でスライドするので、ワーク5001を保持する際に左右の爪部511、521が同時にワーク5001に近接することになる。
[実施の形態6]
実施の形態6に係るスライド駆動装置6の構成について、図7を用い説明する。図7では、スライド駆動装置6の構成の内、駆動に係る要部のみを模式的に示している。
図7に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置6では、ベースブロック60におけるフレーム600がコの字状をしている。具体的には、フレーム600は、X軸方向に延びる本体部600aとその両外側からY軸方向に延びる腕部600b、600cとから構成されている。
可動プレート606が図7に示す位置から左側へと移動する場合には、ワイヤ631およびワイヤ641に引っ張り力が作用し、逆にワイヤ632およびワイヤ642が送出される。ワイヤ631、641の引き込まれる量とワイヤ632、642が送出される量(変位量)とは、可動プレート606の移動量と同一であり、互いに等しい。
本実施の形態に係るスライド駆動装置6は、上記実施の形態5に係るスライド駆動装置5と同様に、2つのスライドブロック61、62を使いワーク5002のチャックとして機能する。そして、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置と同様に、スライドブロック61とスライドブロック62とは、互いに同期した状態でスライドするので、左右の爪部611、621が常に同一の箇所でワーク5002を保持することになる。。
[実施の形態7]
実施の形態7に係るスライド駆動装置7の構成について、図8を用い説明する。図8では、スライド駆動装置7の構成の内、駆動に係る要部のみを模式的に示している。
図8に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置7では、ベースブロック70に対しスライドブロック71、72が、上記実施の形態1に係るスライド駆動装置1と同様の形態をもって配置されている。また、空圧シリンダ705のロッド705aの先端には可動プレート706が取り付けられており、これに4本のワイヤ731、732、741、742が接続されている。この点に関しても、上記実施の形態1と同様である。
本実施の形態に係るスライド駆動装置7では、可動プレート706が図8に示す状態からX軸方向左側へと移動するときに、ワイヤ731、741に引っ張り力が作用し、ワイヤ732、742が送出される。この結果、スライドブロック71はY軸方向上側にスライドし、スライドブロック72はY軸方向下側にスライドする。なお、両スライドブロック71、72のスライド量(変位量)は、可動プレート706の移動量に等しい。
本実施の形態に係るスライド駆動装置7では、ベースブロック70の一つの空圧シリンダ705の駆動により、スライドブロック71とスライドブロック72とが正逆反対向きにスライドする。このため、各スライド駆動のために空圧シリンダなどの駆動力発生源を各々設ける場合に比べて、装置サイズおよび重量、コスト面などから優位である。
[実施の形態8]
実施の形態8に係るスライド駆動装置8の構成について、図9を用い説明する。図9では、スライド駆動装置8の構成の内、駆動に係る要部のみを模式的に示している。なお、図9では、ベースブロックにおけるフレームなどの図示を省略している。
図9に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置8では、6つのスライドブロック81、82、88〜91を有している。6つのスライドブロック81、82、88〜91は、各々がZ軸に沿った方向にスライドする。そして、スライドブロック81、82、88〜91は、X−Y−Z空間において、3次元配置されている。
なお、各スライドブロック81、82、88〜91のリニアガイドレールは、リニアガイド871〜876により支持されている。リニアガイド871〜876および各プーリは、図示を省略したベースブロックのフレームに固定・軸止されている。
本実施の形態に係るスライド駆動装置8では、可動プレート806が図9に示す状態からX軸方向左側へと移動するときに、ワイヤ831、841が引き込まれ、ワイヤ832、842が送出される。この結果、スライドブロック81、82は、Z軸方向下向きにスライドする。
上記のように、本実施の形態に係るスライド駆動装置8では、6つのスライドブロック81、82、88〜91が同期した状態で同一方向に向けてスライドする。
本実施の形態に係るスライド駆動装置8では、6つのスライドブロック81、82、88〜91の全てが同期した状態でZ軸に沿った方向にスライドする。そして、各スライドブロック81、82、88〜91の先端部分にチャックやバキュームパッドなどを設けておけば、同期された状態でのワーク搬送が可能となる。
[その他の事項]
上記実施の形態1〜8では、駆動力発生源の一例として空圧シリンダ105、205、305、405、505、605、705、805を用いることとしたが、これに限らず油圧シリンダや、ボールネジなどのネジ類が連結されたモータなどを採用することもできる。
また、上記実施の形態1〜8では、伝達部材の一例としてワイヤを採用したが、チェーンやロープなどを採用することも勿論できる。ただし、チェーンなどを用いる場合に比べて、ワイヤを用いる上記実施の形態1〜8では、装置設計に係る自由度の高さ、装置サイズおよび重量、コストなどの観点から優位である。
また、上記実施の形態1〜8に係るスライド駆動装置1〜8では、駆動力発生源としてシリンダブロックの一方からロッドが延出されたタイプの空圧シリンダを採用したが、これに限らず、例えば、ロッドレス型空圧シリンダや両ロッド型空圧シリンダなどを採用することもできる。
10、20、30、40、50、60、70.ベースブロック
11、12、21、22、28、29、31、32、41、42、51、52、61、62、71、72、81、82、88、89、90、91.スライドブロック
100、200、300、400、500、600、700.フレーム
101、102.スピードコントローラ
103、104.エアチューブ
105、205、305、405、505、605、705、805.空圧シリンダ
106、206、306、406、506、606、706、806.可動プレート
111、121、511、521、611、611、711、721.爪部
112、122、212、222、282、292、312、322、412、422、512、522、612、622、712、722.リニアガイドレール
113、114、123、124、213、214、223、224、283、284、293、294、313、314、323、324、413、414、423、424、513、514、523、524、613、614、623、624、713、714、723、724.フランジ
131、132、141、142、231、232、233、234、241、242、243、244、331、332、341、342、431、432、441、442、531、532、541、542、631、632、641、642、731、732、741、742、831、832、833、834、835、836、841、842、843、844、845、846.ワイヤ
151、152、153、161、162、163、251、252、253、254、255、256、257、261、262、263、264、265、266、267、351、352、353、354、355、361、362、363、364、365、451、452、453、461、462、463、551、552、553、561、562、563、651、652、653、654、655、661、662、663、664、665、751、752、753、761、762、763、764、765.プーリ
171、172、271、272、273、274、371、372、471、472、571、572、671、672、771、772、871、872、873、874、875、876.リニアガイド
1000.ベース
5000、5001、5002.ワーク
Claims (10)
- 一つのベースブロックと、
当該ベースブロックに対して各一部が交差するように配されているとともに、各交差方向にスライド自在に前記交差する各部分に取り付けられた第1および第2のスライドブロックとを有するスライド駆動装置であって、
前記ベースブロックには、当該ベースブロックの一の主面に沿って略直線的に往復移動自在の作用点と、当該作用点を往復移動させるための駆動力を発生する駆動力発生源と、前記第1のスライドブロックが前記交差する部分に隣接する箇所に配された回転自在の第1および第2の案内車と、前記第2のスライドブロックが前記交差する部分に隣接する箇所に配された回転自在の第3および第4の案内車と、が設けられており、
前記第1のスライドブロックには、当該スライドブロックのスライド方向における一方のスライドストローク端に第1の箇所、前記第1の箇所に対して前記交差する部分を挟んだ他方のスライドストローク端に第2の箇所が設けられており、
前記第2のスライドブロックには、当該スライドブロックのスライド方向における一方のスライドストローク端に第3の箇所、前記第3の箇所に対して前記交差する部分を挟んだ他方のスライドストローク端に第4の箇所が設けられており、
前記第1の箇所と前記作用点との間には、経路中に前記第1の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第1の伝達部材が張設され、当該第1の伝達部材は、前記第1の箇所と前記第1の案内車との間において、前記第1のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記第2の箇所と前記作用点との間には、経路中に前記第2の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第2の伝達部材が張設され、当該第2の伝達部材は、前記第2の箇所と前記第2の案内車との間において、前記第1のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記第3の箇所と前記作用点との間には、経路中に前記第3の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第3の伝達部材が張設され、当該第3の伝達部材は、前記第3の箇所と前記第3の案内車との間において、前記第2のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記第4の箇所と前記作用点との間には、経路中に前記第4の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第4の伝達部材が張設され、当該第4の伝達部材は、前記第4の箇所と前記第4の案内車との間において、前記第2のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記駆動力を受けて前記作用点が一の方向に移動するとき、前記第1および第3の伝達部材、または前記第2および第4の伝達部材に引っ張り力が作用することにより、前記第1および第2のスライドブロックが前記作用点の移動量に応じた変位量をもってスライドする
ことを特徴とするスライド駆動装置。 - 前記駆動力発生源として、油圧シリンダまたは空圧シリンダが用いられている
ことを特徴とする請求項1に記載のスライド駆動装置。 - 前記第1から第4の各伝達部材として、ワイヤが用いられており、
前記第1から第4の各伝達部材は、前記第1から第4の各箇所と前記作用点との間にプーリを介して張設されており、
前記プーリは、前記ベースブロックに軸支されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のスライド駆動装置。 - 前記第1および第2のスライドブロックに各々には、リニアガイドレールが備えられており、
前記ベースブロックにおける前記交差部分に設けられたリニアガイドにより、前記リニアガイドレールが支持されている
ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のスライド駆動装置。 - さらに、前記ベースブロックに対して一部が交差するように配されているとともに、各交差方向にスライド自在に当該交差する各部分に取り付けられた第3および第4のスライドブロックを有し、
前記第3のスライドブロックは、前記第1のスライドブロックに隣接して設けられており、
前記第4のスライドブロックは、前記第2のスライドブロックに隣接して設けられており、
前記ベースブロックには、前記第1のスライドブロックが前記交差する部分に隣接し、且つ、前記第3のスライドブロックが設けられた側の箇所に配された回転自在の第5および第6の案内車と、前記第2のスライドブロックが前記交差する部分に隣接し、且つ、前記第4のスライドブロックが設けられた側の箇所に配された回転自在の第7および第8の案内車と、前記第3のスライドブロックが前記交差する部分に隣接し、且つ、前記第1のスライドブロックが設けられた側の箇所に配された回転自在の第9および第10の案内車と、前記第4のスライドブロックが前記交差する部分に隣接し、且つ、前記第2のスライドブロックが設けられた側の箇所に配された回転自在の第11および第12の案内車と、が設けられており、
前記第1のスライドブロックには、当該スライドブロックのスライド方向における前記一方のスライドストローク端に第5の箇所、前記他方のスライドストローク端に第6の箇所が設けられており、
前記第2のスライドブロックには、当該スライドブロックのスライド方向における前記一方のスライドストローク端に第7の箇所、前記他方のスライドストローク端に第8の箇所が設けられており、
前記第3のスライドブロックには、当該スライドブロックのスライド方向における一方のスライドストローク端に第9の箇所、前記第9の箇所に対して当該スライドブロックが前記ベースブロックに対して交差する部分を挟んだ他方のスライドストローク端に第10の箇所が設けられており、
前記第4のスライドブロックには、当該スライドブロックのスライド方向における一方のスライドストローク端に第11の箇所、前記第11の箇所に対して当該スライドブロックが前記ベースブロックに対して交差する部分を挟んだ他方のスライドストローク端に第12の箇所が設けられており、
前記第5の箇所と前記第9の箇所との間には、経路中に前記第5の案内車および前記第9の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第5の伝達部材が張設され、当該第5の伝達部材は、前記第5の箇所と前記第5の案内車との間で前記第1のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸するとともに、前記第9の箇所と前記第9の案内車との間で前記第3のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記6の箇所と前記第10の箇所との間には、経路中に前記第6の案内車および前記第10の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第6の伝達部材が張設され、当該第6の伝達部材は、前記第6の箇所と前記第6の案内車との間で前記第1のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸するとともに、前記第10の箇所と前記第10の案内車との間で前記第3のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記第7の箇所と前記第11の箇所との間には、経路中に前記第7の案内車および前記第11の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第7の伝達部材が張設され、当該第7の伝達部材は、前記第7の箇所と前記第7の案内車との間で前記第2のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸するとともに、前記第11の箇所と前記第11の案内車との間で前記第4のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記第8の箇所と前記第12の箇所との間には、経路中に前記第8の案内車および前記第12の案内車を介した状態で、線状体であって屈曲自在性を有する第8の伝達部材が張設され、当該第8の伝達部材は、前記第8の箇所と前記第8の案内車との間で前記第2のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸するとともに、前記第12の箇所と前記第12の案内車との間で前記第4のスライドブロックのスライド方向に沿って延伸しており、
前記第3および第4のスライドブロックは、前記第1および第2のスライドブロックがスライドするとき、前記第5および第7の伝達部材、または前記第6および第8の伝達部材に引っ張り力が作用し、当該引っ張り力の作用によりスライドする
ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のスライド駆動装置。 - 前記第1から第4のスライドブロックは、各々のスライド軸に交差する方向に想定する仮想平面内において、各スライド軸が二次元配置された配置関係を有する
ことを特徴とする請求項5に記載のスライド駆動装置。 - 前記作用点の移動軸と、前記第1および第2のスライドブロックのスライド軸とは、略平行となる状態に設定されている
ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のスライド駆動装置。 - 前記第1のスライドブロックと前記第2のスライドブロックとは、互いのスライド軸どうしが略同一線上にのる状態に設定されている
ことを特徴とする請求項7に記載のスライド駆動装置。 - 前記第1のスライドブロックと第2のスライドブロックとは、互いのスライド軸が、前記作用点の移動軸に対し斜め方向となる状態に設定されている
ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のスライド駆動装置。 - 前記第1のスライドブロックと前記第2のスライドブロックとは、互いのスライド軸どうしがV字状をなす状態に設定されている
ことを特徴とする請求項9に記載のスライド駆動装置。
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