JP5293218B2 - 車両用モータ制御装置及びその方法 - Google Patents
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Description
本発明の課題は、簡易なセンサでも最適にモータ制御を行うことである。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、本発明を適用したモータ制御装置である。
図1は、モータ制御装置を備えた車両を示す。図1に示す車両は、パラレルハイブリッド車の構成例となる。図1に示すように、この車両は、走行駆動力を発生するエンジン1の出力軸に直接的に或いはギア等の動力伝達機能を介してモータ2を連結している。本実施形態では、エンジン1とモータ2とを同軸上で直結し、エンジン1及びモータ2の駆動力をトランスミッション4を経て駆動輪(例えば前輪)5に伝達する。そして、この車両は、高電圧バッテリ3からの電力によって駆動アシスト力をモータ2により発生する。さらに、この車両は、モータ2の回生電力によってバッテリ3を充電する。なお、車両は、エンジン1とモータ2とがギア結合する車両であっても良い。
また、この車両は、アクセル開度センサ(又はアクセルポジションセンサ(APS))17、車輪速センサ18及びブレーキ状態センサ19を有する。アクセル開度センサ17は、アクセルペダルの踏込み量を検出する。車輪速センサ18は、車輪(例えば駆動輪5)の車輪速を検出する。ブレーキ状態センサ19は、ブレーキ状態を検出する。具体的には、ブレーキ状態センサ19は、図示しないブレーキペダルの操作状態を検出する。また、ブレーキ状態センサ19は、パーキングブレーキ(PKB)の操作状態を検出する。各センサ17,18,19は、検出値をモータECU30に出力する。また、アクセルポジションセンサ17は、検出値をHEV_ECU14に出力する。
トランスミッションECU12は、予め設定された変速スケジュールに従ってトランスミッション4の変速段を制御する。
モータECU30は、モータ駆動回路15を介してモータ2を制御する。モータECU30は、状況に応じて、センサで検出したモータ2の回転数を用いてモータ2を制御したり、センサレスでモータ2を制御したりする。モータECU30の構成については、後で詳述する。
このモータ2は、モータECU30からの制御信号によってモータ駆動回路15の各相毎のスイッチング素子がON,OFFされ、バッテリ3から供給される電流によって出力軸のロータが回転する(通常の力行動作)。そして、このモータ2は、外力によってロータを強制回転させることで、ステータコイルから起電力を発生する発電機としても動作し、バッテリ3を充電することができる(回生動作)。
この車両では、図1中に破線で示すように、各ECU11,12,13,14,30を例えばCAN(Controller Area Network)等の通信ラインを介して双方向通信可能に接続している。これにより、各ECU11,12,13,14,30は、互いの制御情報や制御対象の動作状態に係わるセンシング情報を相互に通信している。
図2に示すように、エンジン1は、燃焼室21内の混合気を点火プラグ22からのスパークによって着火・燃焼させ、燃焼に伴うピストン23の往復動をクランクシャフト24の回転運動に変換する通常の火花点火式エンジンである。エンジン1は、出力軸であるクランクシャフト24にクランク角検出用のクランクロータ25を軸着している。
クランクロータ25には、その外周に沿って複数の被検出部を所定間隔で形成している。クランクロータ25の被検出部と所定間隔をもってクランク角センサ6を対向配置している。クランク角センサ6は、例えば電磁ピックアップ式のセンサである。クランク角センサ6は、クランクロータ25の回転に伴う被検出部の通過により、所定クランク角毎のパルス列(例えば、10°CA毎のパルス列)をクランク角信号としてエンジンECU11に出力する。
図3に示すように、モータECU30は、電流指令値演算部31、減算器32a,32b、PI演算器33a,33b、3相変換部34、PWM信号発生部35、dq変換部36、モータ回転角推定部37、スイッチ38、モータ回転角演算部39、モータ回転状態判定部40及びモータ回転速度演算部41を有する。
PI演算器33aは、入力された偏差ΔIdを基に、PI制御演算によりd軸電圧指令Vd*を算出する。また、PI演算器33bは、入力された偏差ΔIqを基に、PI制御演算によりq軸電圧指令Vq*を算出する。PI演算器33a,33bは、算出したd軸及びq軸電圧指令Vd*,Vq*を3相変換部34及びモータ回転角推定部37に出力する。
dq変換部36は、出力電流Iu,Iv,Iwを変換してd軸及びq軸検出電流(現在のd軸及びq軸電流)Id,Iqに得る。このとき、dq変換部36は、モータ回転角θを基に座標変換する。dq変換部36は、そのように変換して得たd軸及びq軸検出電流Id,Iqを減算器32a,32b及びモータ回転角推定部37に出力する。
スイッチ38は、第2接点38bにモータ回転角演算部39を接続している。スイッチ38は、スイッチングにより、第1接点38a及び第2接点38bの何れかと第3接点38cとを接続するようになっている。第3接点38cの出力(モータ回転角θ)は、3相変換部34、dq変換部36及びモータ回転速度演算部41に入力される。
モータ回転角演算部39は、クランク角センサ6の検出値を基に、モータ回転角(回転子位置)θを演算(推定)する。例えば、モータ回転角演算部39は、車両構造におけるクランク角センサ6とモータ2との接続関係を基に、モータ回転角θを演算(推定)する。
モータ回転速度演算部41は、モータ回転角θを基に、モータ回転速度Vmを算出する。具体的には、モータ回転速度演算部41は、モータ回転角θの時間変化率からモータ回転速度Vmを算出する。モータ回転速度演算部41は、算出したモータ回転速度Vmを電流指令値演算部31に出力する。
モータ回転状態判定部40は、モータ回転状態を基に、スイッチ38のスイッチングを制御する。具体的には、モータ回転状態判定部40は、アクセル開度センサ17、車輪速センサ18及びブレーキ状態センサ19の検出値を基に推定されるモータ回転状態に応じてスイッチ38のスイッチングを制御する。
ステップS6では、モータ回転状態判定部40は、スイッチ38をONにする。具体的には、モータ回転状態判定部40は、第2接点38bと第3接点38cとを接続する。なお、通常時(スイッチ38がOFF時)は、第1接点38aと第3接点38cとを接続している(図3に示すスイッチング状態にしている)。
モータ回転状態判定部40の判定処理により次のようにモータECU30が動作する。
(1)図6は、前輪の車輪速Vf及び後輪の車輪速Vr(図6(a))とスイッチ38の状態(図6(b))との関係を示す。
モータECU30は、図6(a)に示すように前輪の車輪速Vfが後輪の車輪速Vrに対し所定値αよりも大きくなると(Vf>Vr+α)、図6(b)に示すようにスイッチ38をONにする。
これにより、モータECU30は、モータ回転角推定部37が推定したモータ回転角θを3相変換部34、dq変換部36及びモータ回転速度演算部41に出力する。3相変換部34、dq変換部36及びモータ回転速度演算部41は、入力されたモータ回転角θ(センサを用いずに推定したモータ回転角θ)を基に、モータ2を駆動制御するための各種処理を行う。すなわち、モータECU30は、センサレスのモータ制御(センサレス制御)を行う。
これにより、モータ2の回転が定常状態である通常時には、センサレス制御によるモータ制御を行い、モータ2の回転が過渡変動状態になっているときには、センサを使用したモータ制御を行うことができ、適切なモータ回転角を基にモータ制御を行うことができる。
このようなことから、モータ2の回転が過渡変動状態になっているときには、センサを使用したモータ制御に切り換えることで、適切なモータ回転角を基にモータ制御を行うことができ、適切なモータ制御を行うことができる。
モータECU30は、図7(a)に示すように前輪の加速度afが所定値βよりも大きくなると(af>β)、図7(b)に示すようにスイッチ38をONにする。すなわち、モータECU30は、センサを使用したモータ制御を行う。
また、モータECU30は、図7(a)に示すように前輪の加速度afが所定値β以下であるときには(af≦β、但しaf≧−β)、図7(b)に示すようにスイッチ38をOFFにする(OFFを維持する)。すなわち、モータECU30は、センサレスのモータ制御(センサレス制御)を行う。
これにより、モータ2の回転が定常状態である通常時には、センサレス制御によるモータ制御を行い、モータ2の回転が過渡変動状態になっているときには、センサを使用したモータ制御を行うことができ、適切なモータ回転角を基にモータ制御を行うことができる。この結果、モータ2の回転が過渡変動状態になっているときでも、適切なモータ制御を行うことができる。
モータECU30は、図8(a)に示すように前輪の加速度(減速度)afが所定値−βよりも小さくなると(af<−β)、図8(b)に示すようにスイッチ38をONにする。すなわち、モータECU30は、センサを使用したモータ制御を行う。
また、モータECU30は、図8(a)に示すように前輪の加速度(減速度)afが所定値−β以上であるときには(af≧−β、但しaf≦β)、図8(b)に示すようにスイッチ38をOFFにする(OFFを維持する)。すなわち、モータECU30は、センサレスのモータ制御(センサレス制御)を行う。
これにより、モータ2の回転が定常状態である通常時には、センサレス制御によるモータ制御を行い、モータ2の回転が過渡変動状態になっているときには、センサを使用したモータ制御を行うことができ、適切なモータ回転角を基にモータ制御を行うことができる。この結果、モータ2の回転が過渡変動状態になっているときでも、適切なモータ制御を行うことができる。
モータECU30は、図9(a)に示すようにアクセル開度ACCが所定値ACCthよりも大きくなると(ACC>ACCth)、図9(b)に示すようにスイッチ38をONにする。すなわち、モータECU30は、センサを使用したモータ制御を行う。
また、モータECU30は、図9(a)に示すようにアクセル開度ACCが所定値ACCth以下のときには(ACC≦ACCth)、図9(b)に示すようにスイッチ38をOFFにする(OFFを維持する)。すなわち、モータECU30は、センサレスのモータ制御(センサレス制御)を行う。
モータECU30は、図10(b)に示すようにブレーキがONになると、図10(c)に示すようにスイッチ38をONにする。すなわち、モータECU30は、センサを使用したモータ制御を行う。
また、モータECU30は、図10(a)に示すようにブレーキがOFFのときには、図10(b)に示すようにスイッチ38をOFFにする(OFFを維持する)。すなわち、モータECU30は、センサレスのモータ制御(センサレス制御)を行う。
ここで、ブレーキ(ブレーキペダル又はパーキングブレーキ)が操作されるような場合とは、車両を急停車させるような場合である。この場合、モータ2に大きな負荷がかかる等の理由により、モータ2の回転が定常状態から過渡変動状態に遷移する可能性が高い。すなわち、モータ2の回転が過渡変動状態になると予測される。モータECU30は、このような状況下でセンサを使用したモータ制御を行っている。
また、ブレーキの操作速度、例えばブレーキペダルの踏み込み速度がある値よりも大きくなっていることをスイッチ38をONにする条件とすることで、より適切に車両の急停車を検出することができる。
センサを使用したモータ制御からセンサレス制御によるモータ制御に切り換わったとき、その切り換わりの判定に使用したしきい値を異なる値に変更することもできる。ここで、切り換わりの判定に使用したしきい値とは、前記所定値α、β、ACCth等である。
(1)モータECU30は、センサを用いることなくモータ2の回転角を推定してモータを制御するセンサレス制御を行っている場合に、モータ2の回転が過渡変動状態にあると判定したとき、センサの検出値から得たモータの回転角を基にモータを制御するモータ制御に切り換える。
これにより、モータ2の回転状態に適合させてセンサレス制御とセンサの検出値を用いたモータ制御とを切り換えてモータ制御を行うことで、簡易なセンサでも最適にモータ制御を行うことができる。すなわち、モータ2の回転状態に適合させてセンサレス制御とセンサの検出値を用いたモータ制御とを切り換えることで、最適シーンでセンサレス制御及びセンサの検出値を用いた制御をそれぞれ行うことができる。
この結果、簡易なセンサでも高い精度でセンシングができて最適にモータ制御を行うことができる。
これにより、最適シーンでセンサレス制御によりモータ制御できる。
(3)モータ回転状態判定部40は、前後輪の車輪速の差分(Vf−Vr)の絶対値が所定値α(第1しきい値)よりも大きい場合、モータ2の回転が過渡変動状態にあると判定する。
これにより、高い精度でモータ2の回転が過渡変動状態にあると判定できる。
これにより、高い精度でモータ2の回転が過渡変動状態にあると判定できる。
(5)モータ回転状態判定部40は、モータ2に駆動される車輪の減速度の絶対値|af|が所定値β(第3しきい値)よりも大きい場合、モータ2の回転が過渡変動状態にあると判定する。
これにより、高い精度でモータ2の回転が過渡変動状態にあると判定できる。
これにより、センサの検出値を用いたモータ制御とセンサを用いないセンサレスのモータ制御とを適切なタイミングで切り替えることができる。この結果、センサの検出値を用いた制御とセンサレス制御とで適切にモータ制御できる。
これにより、高い精度でモータ2の回転が定常状態から過渡変動状態に遷移すると判定できる。
これにより、高い精度でモータ2の回転が定常状態から過渡変動状態に遷移すると判定できる。
(9)センサを使用したモータ制御からセンサレス制御によるモータ制御に切り換わったとき、その切り換わりの判定に使用したしきい値を異なる値に変更する。
これにより、ハンチングを防止して、センサを使用したモータ制御からセンサレス制御によるモータ制御に戻すことができる。
第2の実施形態では、本発明を適用したモータ制御装置である。第2の実施形態における車両の基本的構成は、前記図1及び図2に示した第1の実施形態における車両の構成と同一である。
第2の実施形態では、モータECU30のモータ回転角演算部39が、車輪の車軸に備えた車輪速センサ(ABS(Anti-lock Brake System)センサ)18の検出値を基に、モータ回転角θを演算(推定)する。
図11は、第2の実施形態におけるモータECU30の具体的な構成を示す。図11に示すように、第2の実施形態では、車輪速センサ18の検出値をモータ回転角演算部39に出力している。
なお、この第2の実施形態では、車輪速センサ18は、車輪の車輪速を検出する車輪速検出手段を実現する。また、この第2の実施形態では、制御手段が、前記モータ回転状態判定手段が前記モータの回転が過渡変動状態にあると判定した場合、前記センサレス制御からセンサの検出値を用いるモータ制御に切り換えて前記モータを制御し、前記センサの検出値を用いるモータ制御では、前記車輪速検出手段の検出値を基に前記モータの回転角を得て、その得た前記モータの回転角を基に前記モータを制御することを実現する。
(1)モータECU30は、センサを用いることなくモータ2の回転角を推定してモータを制御するセンサレス制御を行っている場合に、モータ2の回転が過渡変動状態にあると判定したとき、車輪速センサ18の検出値から得たモータ2の回転角を基にモータ2を制御するモータ制御に切り換える。
これにより、モータ2の回転状態に適合させてセンサレス制御とセンサの検出値を用いたモータ制御とを切り換えてモータ制御を行うことで、簡易なセンサでも最適にモータ制御を行うことができる。
第3の実施形態では、本発明を適用したモータ制御装置である。第3の実施形態における車両の基本的構成は、前記図1及び図2に示した第1の実施形態における車両の構成と同一である。
第3の実施形態では、モータECU30のモータ回転角演算部39が、クランク角センサ6及び車輪速センサ18の検出値を基に、モータ回転角θを演算(推定)する。
図13は、第3の実施形態におけるモータECU30の具体的な構成を示す。図13に示すように、第3の実施形態では、クランク角センサ6及び車輪速センサ18の検出値をモータ回転角演算部39に出力している。
なお、この第3の実施形態では、前記制御手段が、前記モータ回転状態判定手段が前記モータの回転が過渡変動状態にあると判定した場合、前記センサレス制御からセンサの検出値を用いるモータ制御に切り換えて前記モータを制御し、前記センサの検出値を用いるモータ制御では、前記クランク角検出手段及び車輪速検出手段の検出値を基に前記モータの回転角を得て、その得た前記モータの回転角を基に前記モータを制御することを実現する。
(1)モータECU30は、センサを用いることなくモータ2の回転角を推定してモータを制御するセンサレス制御を行っている場合に、モータ2の回転が過渡変動状態にあると判定したとき、クランク角センサ6及び車輪速センサ18の検出値から得たモータ2の回転角を基にモータ2を制御するモータ制御に切り換える。
これにより、モータ2の回転状態に適合させてセンサレス制御とセンサの検出値を用いたモータ制御とを切り換えてモータ制御を行うことで、簡易なセンサでも最適にモータ制御を行うことができる。
第4の実施形態では、本発明を適用したモータ制御装置である。第4の実施形態における車両の基本的構成は、前記図1及び図2に示した第1の実施形態における車両の構成と同一である。
第4の実施形態では、車両は、モータECU30が前記第1〜第3の実施形態が有するクランク角センサ6、車輪速センサ18及びモータ回転角演算部39に換えて、モータ2の回転角を検出するロータリエンコーダを有する。
図15は、第4の実施形態におけるモータECU30の具体的な構成を示す。図15に示すように、第4の実施形態では、車両は、モータ2の回転角を検出するロータリエンコーダ61を有する。そして、ロータリエンコーダ61は、その検出値となるモータ回転角θをスイッチ38の第2接点38bに出力する。
動作の詳細については、前記第1の実施形態と同様である(前記図6〜図10参照)。
この第4の実施形態では、センサを使用したモータ制御として、ロータリエンコーダ61を使用したモータ制御を行っている。これに対して、前記第1〜第3の実施形態のようなクランク角センサ6及び車輪速センサ18をさらに備えて、センサを使用したモータ制御として、クランク角センサ6、車輪速センサ18及びロータリエンコーダ61の少なくとも何れかを使用したモータ制御を行うこともできる。この場合、クランク角センサ6の検出値を基に得たモータ回転角、車輪速センサ18の検出値を基に得たモータ回転角及びロータリエンコーダ61により得たモータ回転角の平均値を基にモータ制御を行う。
(1)モータECU30は、センサを用いることなくモータ2の回転角を推定してモータ2を制御するセンサレス制御を行っている場合に、モータ2の回転が過渡変動状態にあると判定したとき、ロータリエンコーダ61の検出値から得たモータ2の回転角を基にモータ2を制御するモータ制御に切り換える。
これにより、モータ2の回転状態に適合させてセンサレス制御とセンサの検出値を用いたモータ制御とを切り換えてモータ制御を行うことで、簡易なセンサでも最適にモータ制御を行うことができる。この結果、車両から要求されるトルクをモータ2が適切に出力できる。
これにより、ロータリエンコーダ61は、レゾルバと比較して非常に小さいのでレイアウトの点で有利であり、装置を小型化できる。さらに、ロータリエンコーダ61は、レゾルバと比較して非常に安価なのでコストメリットの点で有利であり、装置を低コスト化できる。
Claims (7)
- エンジン及びモータにより車輪を駆動するハイブリッド車両の、前記モータを制御する車両用モータ制御装置において、
前記モータの回転状態を判定するモータ回転状態判定手段と、
前記エンジンのクランク角を検出するクランク角検出手段、前記車輪の車輪速を検出する車輪速検出手段及び前記モータの回転角を検出するロータリエンコーダのうちの少なくともいずれか一つと、
センサを用いることなく前記モータの回転角を推定してモータを制御するセンサレス制御をする制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記モータ回転状態判定手段が前記モータの回転が過渡変動状態にあると判定した場合、並びに、前記モータ回転状態判定手段が運転者の操作に基づいて前記モータの回転が定常状態から過渡変動状態に遷移すると判定した場合、前記センサレス制御からセンサの検出値を用いるモータ制御に切り換えて前記モータを制御し、
前記センサの検出値を用いるモータ制御では、前記クランク角検出手段、車輪速検出手段又はロータリエンコーダの検出値を基に前記モータの回転角を得て、その得た前記モータの回転角を基に前記モータを制御すること
を特徴とする車両用モータ制御装置。 - 前記モータ回転状態判定手段は、前後輪の車輪速の差分の絶対値が第1しきい値よりも大きい場合、前記モータの回転が過渡変動状態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両用モータ制御装置。
- 前記モータ回転状態判定手段は、前記モータに駆動される車輪の加速度が第2しきい値よりも大きい場合、前記モータの回転が過渡変動状態にあると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用モータ制御装置。
- 前記モータ回転状態判定手段は、前記モータに駆動される車輪の減速度の絶対値が第3しきい値よりも大きい場合、前記モータの回転が過渡変動状態にあると判定することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用モータ制御装置。
- アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段を備え、
前記モータ回転状態判定手段は、前記アクセル開度検出手段が検出したアクセル開度が第4しきい値よりも大きい場合、前記モータの回転が定常状態から過渡変動状態に遷移すると判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用モータ制御装置。 - 車両走行状態を検出する車両走行状態検出手段と、ブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、を備え、
前記モータ回転状態判定手段は、前記車両走行状態検出手段及びブレーキ操作状態検出手段の検出結果を基に、車両走行中のブレーキ操作を検出した場合、前記モータの回転が定常状態から過渡変動状態に遷移すると判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用モータ制御装置。 - 車輪を駆動するモータを制御する車両用モータ制御方法において、
センサを用いることなく前記モータの回転角を推定して前記モータを制御するセンサレス制御を行っている場合に、前記モータの回転が過渡変動状態にあると判定したとき、並びに、運転者の操作に基づいてモータの回転が過渡変動状態に遷移すると判定したとき、センサの検出値から得た前記モータの回転角を基に前記モータを制御するモータ制御に切り換えることを特徴とする車両用モータ制御方法。
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