JP5292609B2 - 無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」検証方法および無菌充填システム - Google Patents
無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」検証方法および無菌充填システム Download PDFInfo
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Description
通常、無菌充填システムにおいては、飲料を充填する容器は、製造された後に、容器の内容物充填システムによって内容物(飲料)が充填密封され、製品として市場へ出荷される。従って、容器は、その内容物充填システム(容器殺菌装置)で滅菌処理が成された後で上記アセプティック充填システムに供されることになる。図5は、生菌数(生菌率)と殺菌能力との相関を示す微生物死滅曲線のグラフである。殺菌装置の殺菌能力は、菌数を10分の1にする殺菌効果によって規定される。例えば、菌数を104[cfu/本]から100[cfu/本]に減少させる殺菌装置の殺菌効果は4Dである。また、菌数を100から10−6[cfu/本]に減少させる殺菌装置の殺菌効果は6Dである。
従来、ペットボトル無菌充填システムにおけるボトル殺菌装置としては、殺菌効果が6D超過の過酢酸殺菌装置が知られている(例えば、特許文献1の[0032]を参照。)。また、殺菌効果が6Dのボトル殺菌機を使用したペットボトル無菌充填システムも知られている(例えば、非特許文献1を参照。)。このように、一般的に、ペットボトル無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」の検証は、100万本のペットボトル詰め飲料を検査するのではなく、ボトル殺菌装置の殺菌効果が6D又はそれ以上であることを以て、「容器の無菌性レベル」が上記「無菌性保証レベル」10−6[cfu/本]以下を満足しているとみなしている。
なお、殺菌効果が6Dの殺菌装置は、非常に高価であり、ペットボトル無菌充填システムに殺菌効果が6Dの殺菌装置を導入する場合は、ペットボトル無菌充填システムの製造コストが増大することになる。また、その他の「容器の無菌性レベル」検証方法としては、その殺菌装置に対し最も抵抗性の強い菌、いわゆる指標菌を用い、初期菌数を高めに設定、例えば106個に設定し、そのD値(1/10に減少させる時間)×12の時間をかけて滅菌処理(106→10−6)したことを以て、上記「無菌性保証レベル」を達成したとする滅菌バリデーション法も用いられている。何れにしても、無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」の検証は、大変な労力(作業)である。
ところで、容器の滅菌処理工程を軽減するために、容器を製造するためのプリフォーム成形機とブロー成形機を予め無菌チャンバ内に配置し、容器に対する滅菌工程を省略した飲料包装装置が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
また、プリフォーム成形機とブロー成形機だけでなく、容器の材料となるレジン供給装置、レジン前処理装置、キャップ供給装置、キャップ滅菌装置等までもクリーンルーム内に配置して、全工程を無菌環境下で一貫して行うことが出来るように構成されているプラスチックボトルの無菌設備が知られている(例えば、特許文献3を参照。)。
上述した通り、容器(ペットボトル)は、成形された後、外部環境より無菌充填システムに導入されるため、一般環境を想定した高い菌汚染率を想定しなければならず、そのため、充填密封システムに対しては、高い殺菌効果の殺菌装置が要求される。ペットボトルを滅菌する方法としては、過酢酸水溶液あるいは過酸化水素水溶液等の薬剤を、ボトルの内外周面に薬剤を噴射することで滅菌する方法、あるいは、ペットボトルをこれらの薬剤中に浸漬することで滅菌する方法等がある。
また、近年、容器の殺菌装置として電子線照射装置が注目されている(例えば、非特許文献2を参照。)。この電子線照射装置は、電子線(Electron Beam)の持つ強い殺菌効果を利用した殺菌装置で、薬剤を使用した殺菌方式に比較して、薬液を一切使用することがなく、また薬剤を噴射するノズルや薬剤を洗い流す無菌洗浄水に係る設備等が不要となりシステムの構成が簡素になるメリットがある。この電子線照射装置を無菌充填システムに導入することは、無菌充填システムのコストダウンに合理的である。更に、電子線は容器を透過するため、薬剤に比べ、容器を傷めにくいメリットもある。
しかし、殺菌効果が6D又はそれ以上の殺菌装置は非常に高価であり、無菌充填システムのコストが高騰する問題がある。また、これらの殺菌装置が設置されている場合であっても実際の無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」の検証は、複雑で多大な労力を必要とする問題がある。また、殺菌装置の殺菌効果が6D未満の場合は、無菌充填システムに要求される「容器の無菌性レベル」(=10−6[cfu/本])を実現することが難しいという問題もある。
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」を簡易かつ合理的に検証することができる検証方法と、無菌充填システムに要求される「容器の無菌性レベル」を「殺菌効果が6D未満」の殺菌装置によって簡易かつ合理的に実現することが出来る無菌充填システムを提供することにある。
前記容器製造部で製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」と、前記殺菌部における「殺菌装置の殺菌効果」とを組み合わせることにより前記無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」を検証することを特徴とする。
無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」の検証は、最終製品である「容器詰め飲料」の「無菌性レベル」を検証することにより行われる。従って、その容器詰め飲料の無菌性レベルが要求レベル(例えば、10−6[cfu/本]以下)を満足していれば、その上流側のプロセス(例えば容器製造部)の無菌性レベルを具体的数値で定量的に検証する必要は特にはない。しかし、本願発明者は、「殺菌装置の殺菌効果」に着目して、最終製品である「容器詰め飲料」の「無菌性レベル」を直接に検証することはせずに、先ず充填密封部の上流側(容器製造部)の「単位容器当たりの生菌数(生菌率)」を検証し、その生菌数(生菌率)に「殺菌装置の殺菌効果」を組み合わせることにより、最終製品である「容器詰め飲料」の「無菌性レベル」、すなわち「無菌充填システムにおける容器の無菌性レベル」を間接的に検証出来ることを見出した。なお、ここで言う「容器」とは、「胴部」と「蓋部」から成り、内容物を胴部に詰め蓋部によって密封するものである。
そこで、上記無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」検証方法では、先ず充填密封部の上流側に当たる容器製造部における「単位容器当たりの生菌数」を初菌率とし、その初菌率に殺菌部における「殺菌装置の殺菌効果」を組み合わせることにより、最終製品である「容器詰め飲料」の「無菌性レベル」、すなわち「無菌充填システムにおける容器の無菌性レベル」を簡易かつ合理的に検証することが出来るようにした。
前記容器製造部で製造される容器に対し、所定濃度の指標菌を付着・乾燥させ、前記殺菌部において殺菌装置を稼働させ、「滅菌処理済みの培地」を無菌環境下で充填・密封した後に所定期間保存して前記「殺菌装置の殺菌効果」を確認する菌付着工程と、前記培地充填工程から得られる前記容器製造部で製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」をX * [cfu/本]、前記菌付着工程から得られる前記「殺菌装置の殺菌効果」をY * [D]とする時、前記無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」Z * [cfu/本]を、Z * =X * ・10 −Y* [cfu/本]として算出し、前記容器製造部で製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」(X * [cfu/本])が10 0 [cfu/本]未満となるものとし、前記殺菌部の「殺菌装置の殺菌効果」(Y * [D])が6[D]未満となるものとし、前記無菌充填システム全体での「容器の無菌性レベル」(Z * [cfu/本])を、Z * ≦10 -6 [cfu/本]とする検証工程とを有することとした。
上記無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」検証方法では、先ず充填密封部の上流側に当たる容器製造部における「単位容器当たりの生菌数」を培地充填工程にて確認する。つまり、培地充填工程は殺菌部を迂回し、あるいは、殺菌部の殺菌装置を稼働させないため、培地充填工程の結果から、容器製造部における「単位容器当たりの生菌数」を定量的に求めることが出来る。次に、殺菌部における「殺菌装置の殺菌効果」を菌付着工程にて確認する。つまり、前記容器製造部で製造され所定濃度の指標菌を付着・乾燥させた、予めその生菌数が既知の容器に対し殺菌装置を十分に稼働させた後に、「滅菌処理済みの培地」を無菌充填・密封しその容器を所定の日数保存し、容器の生菌数を定量的に求め、その生菌数の減少比から「殺菌装置の殺菌効果」を定量的に求めることが出来る。従って、容器製造部にて製造された容器が、充填密封部にて内容物を無菌充填・密封される時、上記容器製造部における「単位容器当たりの生菌数」と、上記殺菌部における「殺菌装置の殺菌効果」とから「容器の無菌性レベル」を検証工程において算出することにより、無菌充填システムにおける容器の無菌性レベルを簡易かつ合理的に検証することが出来る。
上述した通り、殺菌効果が1[D]とは、生菌数を1/10に減少させる殺菌能力であるから、殺菌効果がY[D]とは、生菌数を1/10Y=10−Yに減少させる殺菌能力である。これは、容器製造部から充填密封部に供給される容器をその殺菌装置によって殺菌処理を行うことにより、その「単位容器当たりの生菌数」を10−Yに減少させることが出来ることを意味している。従って、容器製造部における実際の「単位容器当たりの生菌数」X*[cfu/本]と、殺菌部における実際の「殺菌装置の殺菌効果」Y*[D]と、無菌充填システムにおける実際の「容器の無菌性レベル」Z*[cfu/本]との間には、Z*=X*・10−Y*という関係式が成立する。例えば、X*=10−2[cfu/本]、Y*=4[D]の場合は、Z*=X*・10−Y*=10−2・10−4=10−6[cfu/本]となる。
従って、上記無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」検証方法では、上記「培地充填工程」から得られた容器製造部における実際の「単位容器当たりの生菌数」X*[cfu/本]と、上記「菌付着工程」から得られた殺菌部における実際の「殺菌装置の殺菌効果」Y*[D]とを上記関係式に当てはめることにより、無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」(=Z*[cfu/本])を簡易かつ合理的に算出することが出来る。
そして、前記容器製造部で製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」(X * [cfu/本])が10 0 [cfu/本]未満となるものとし、前記殺菌部の「殺菌装置の殺菌効果」(Y * [D])が6[D]未満となるものとし、前記無菌充填システム全体での「容器の無菌性レベル」(Z * [cfu/本])を、Z * ≦10 -6 [cfu/本]とすることによって、「容器の無菌性レベル」が検証された無菌充填システムを得ることができる。
前記容器製造部は、製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」(X * [cfu/本])が10 0 [cfu/本]未満となるもので構成され、前記殺菌部は、「殺菌装置の殺菌効果」(Y * [D])が6[D]未満となるもので構成され、前記容器製造部と、容器を殺菌する殺菌部と、殺菌処理済み容器に内容物を充填し滅菌処理済み蓋部で密封する充填密封部とを備えた無菌充填システム全体での「容器の無菌性レベル」(Z * [cfu/本])が、Z * ≦10 -6 [cfu/本]として検証されていることを特徴とする。
上記無菌充填システムでは、上記請求項1に記載の無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」検証方法を好適に実施することができ、更に簡易かつ合理的に「容器の無菌性レベル」が実現(保証)された無菌充填システムとすることが出来る。
上記無菌充填システムでは、「殺菌装置の殺菌効果」を利用して簡易かつ合理的に「容器の無菌性レベル」が確実に実現(保証)された無菌充填システムとすることが出来る。
上記無菌充填システムでは、無菌充填システムに要求される「容器の無菌性レベル」がZ * =10−6[cfu/本]である場合に、殺菌部における「殺菌装置の殺菌効果」(Y[D])は、6[D]未満となる(∵Y * =Log(X * )+6<Log(100)+6=6[D])。つまり、殺菌効果が6[D]未満の殺菌装置を使用して、「容器の無菌性レベル」(Z * =10−6[cfu/本])をさらに確実に実現(保証)された無菌充填システムとすることが可能となる。
また、本発明の無菌充填システムによれば、上記「容器の無菌性レベル」検証方法を好適に実施することができ、更に簡易かつ合理的に「容器の無菌性レベル」を実現(保証)された無菌充填システムとすることが出来る。特に、要求される上記「容器の無菌性レベル」が10−6[cfu/本]の場合、殺菌効果が6[D]未満の殺菌装置を使用して、上記「容器の無菌性レベル」(Z * =10−6[cfu/本])を実現(保証)することが可能となる。
このペットボトル無菌充填システム100は、本発明に係る無菌充填システムの内、ペットボトル及びキャップを容器とするペットボトル詰め飲料に適用した場合の実施例である。このペットボトル無菌充填システム100の構成は、プリフォーム(PF)をボトル製造部10へ供給するPF供給部11と、プリフォームから二軸延伸ブローにより容器の胴部となるペットボトルを製造するボトル製造部10と、ペットボトルを殺菌処理するボトル殺菌部20と、ペットボトルに飲料を充填して「滅菌処理済みキャップ」にて密封する充填密封部30と、キャップを殺菌し充填機に供給するキャップ殺菌部40と、容器の蓋部となるキャップを供給するキャップ供給部60と、調合済み飲料を供給する飲料供給部70と、調合済み飲料を加熱殺菌する飲料加熱殺菌機80とを具備して構成されている。なお、点線部は、クリーンボックス50を示す。
Z*=X*・10−Y*[cfu/本] ・・・・(1)
と簡易かつ合理的に検証することが出来るように構成されている。
また、これとは逆に、ペットボトル無菌充填システムに要求される「容器の無菌性レベル」が、Z[cfu/本]の場合は、上記(1)式において、Z*=Z、Y*=Yとおいて、Yについて解く(両辺の常用対数を取る)と、(1)←→Log(Z)=Log(X*)+Log10−Y←→Log(Z)=Log(X*)−Y←→Y=Log(X*)−Log(Z) ・・・・(2)
となる。つまり、要求される無菌充填システムの「無菌性レベル」(=Z[cfu/本])を実現するために必要な「容器(=キャップ+ペットボトル)の殺菌装置の殺菌効果」のミニマム殺菌効果(=Y[D])を、上記(2)式を用いることにより、簡易かつ合理的に決定することが出来る。特に、要求される無菌充填システムの「無菌性レベル」がZ=10−6[cfu/本]の場合、ペットボトル容器の「単位容器当たりの生菌数」(=X[cfu/本])が100[cfu/本]未満となるように、ボトル製造部10を殺菌処理することににより、ミニマム殺菌効果(=Y[D])が6[D]未満の殺菌装置を使用して要求される「容器の無菌性レベル」を実現することが出来る。すなわち、「単位容器当たりの生菌数」(=X*[cfu/本])が100[cfu/本]未満に殺菌処理されたボトル製造部10(∵キャップは「滅菌処理済みキャップ」である。)と、殺菌効果が6[D]未満の殺菌装置とを組み合わせることにより、ペットボトル無菌充填システム100に要求される「容器の無菌性レベル」(=Z[cfu/本])を好適に実現することが出来る。
Y=Log(X*)−Log(10−6)=Log(X*)+6 [D] ・・・(3)
に基づいて決定される。なお、上記(Log(X*)+6 [D])は、要求される「無菌性レベル」10−6[cfu/本]を実現するために必要な最小の殺菌効果であるから、実際の殺菌効果(=Y*[D])が、Y*≧Log(X*)+6 [D] ・・・(3')
であれば、「無菌性レベル」10−6[cfu/本]を実現することが出来る。
しかし、ペットボトル容器の無菌性レベル(=X*[cfu/本])が100[cfu/本]未満となるように、ボトル製造部10及びキャップに対する殺菌処理または滅菌処理が成されている為に、上記(3)式の「Log(X*)」は負である。すなわち、このペットボトル無菌充填システム100においては、10−6[cfu/本](=Z[cfu/本])の無菌性レベルを実現するために、殺菌効果が6[D]未満の「容器(=キャップ+ペットボトル)の殺菌装置」を使用することが出来る。なお、本実施の形態では、キャップは「滅菌処理済みのキャップ」を使用しているため、後述の「菌付着試験」から得られる「殺菌装置の殺菌効果」(=Y*[D])は、実際のところ、「ボトル殺菌装置21の殺菌効果」となる。
この培地充填試験は、ボトル製造部10において製造されるペットボトル(胴部)と、キャップ殺菌部40から供給されるキャップ(蓋部)とから成るペットボトル容器の「単位容器当たりの生菌数(cfu/本)」(=X*[cfu/本])を定量的に求めるための試験である。
試験は、ボトル製造部10で製造されるペットボトルに対して、ボトル殺菌装置21を稼働させないで、「滅菌処理済みの培地」を無菌充填した後、キャップ殺菌部40から供給される「滅菌処理済みキャップ」で密封し、所定の日数だけ保存した後に、サンプルボトル内の生菌数を計測することにより行った。なお、使用するペットボトルの型は、500mlペットボトルとし、使用培地は、SCD(ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト)液体培地とした。
上記培地充填試験において、ペットボトル容器(=ペットボトル+キャップ)の初期菌数(ボトル製造部10において製造されるペットボトル(胴部)と、キャップ殺菌部40から供給されるキャップ(蓋部)とから成るペットボトル容器の「単位容器当たりの生菌数(=X*[cfu/本])」)は、X*=10−3[cfu/本]と定量的に得られた。従って、「ボトル殺菌装置21」の実際の殺菌効果(=Y*[D])が定量的に得られると、ペットボトル無菌充填システム100における実際の「容器の無菌性レベル」(=Z*[cfu/本])を上記(1)式を用いて定量的に得ることが出来る。
従って、この「菌付着試験」は、「ボトル殺菌装置21」の実際の殺菌効果(=Y*[D])を検証・確認する試験であると同時に、ペットボトル無菌充填システム100における実際の「容器の無菌性レベル」(=Z*[cfu/本])を検証・確認する試験でもある。
この菌懸濁液付着のペットボトルをクリーンルーム(CLASS10000)内で24時間保存してボトル内面を乾燥させた。
Z*=X*・10−Y*=10−3・10−3.17=10−6.17[cfu/本]となり、10−6[cfu/本]以下であることを確認することが出来た。
特に、要求される無菌充填システムの「無菌性レベル」がZ=10−6[cfu/本]の場合、ペットボトル容器の「単位容器当たりの生菌数」(=X*[cfu/本])が100[cfu/本]未満となるように、ボトル製造部10を殺菌処理することににより、殺菌効果(=Y*[D])が6[D]未満の殺菌装置を使用して要求される「容器の無菌性レベル」を実現することが出来る。すなわち、「単位容器当たりの生菌数」(=X*[cfu/本])が100[cfu/本]未満に殺菌処理されたボトル製造部10(∵キャップは「滅菌処理済みキャップ」である。)と、殺菌効果が6[D]未満のボトル殺菌装置21とを組み合わせることにより、要求される「容器の無菌性レベル」(=Z[cfu/本])を好適に実現することが出来る。つまり、本発明のペットボトル無菌充填システム100は、衛生的なボトルブロー(ボトル製造部10)と殺菌効果が6D未満の殺菌機(ボトル殺菌装置21)を組み合わせることにより、10−6[cfu/本]以下の「容器の無菌性レベル」を好適に実現することが出来る。
このペットボトル無菌充填システム200は、上記ペットボトル無菌充填システム100におけるPF供給部11を、「ボトル用レジン供給」11aと「PF成形機」11bとによって構成し、PF成形機11bをブロー成形機12と同じ清浄度の極めて高いクリーンボックス50内に配置し、清浄度の極めて高い環境下でプリフォームを製造することにより、ペットボトル単体における「無菌性レベル」が更に向上するように構成されている。更に、ペットボトル無菌充填システム200は、同キャップ供給部60を「キャップ用レジン供給」60aと「キャップ成形機」60bとによって構成し、「キャップ成形機」60bをブロー成形機12およびPF成形機11bと同じ清浄度の極めて高いクリーンボックス50内に配置し、清浄度の極めて高い環境下でキャップを製造することにより、キャップ単体における「無菌性レベル」が更に向上するように構成されている。
従って、このペットボトル無菌充填システム200では、単体の「無菌性レベル」が更に向上した上記ペットボトルに内容物が充填され、同じく単体の「無菌性レベル」が更に向上した上記キャップによって密封されてペットボトル詰め飲料が製造されることになる。その結果、上記ペットボトル無菌充填システム200における「容器の無菌性レベル」が、上記ペットボトル無菌充填システム100に比べ更に向上する。
なお、上記ペットボトル無菌充填システム200において、PF供給部11は上記構成(「PF成形機」11bをクリーンボックス50内に設置する。)とし、且つキャップ供給部60を一般環境に設置し、或いはこれとは逆の、
キャップ供給部60は上記構成(「キャップ成形機」60bをクリーンボックス50内に設置する。)とし、且つPF供給部11を一般環境に設置しても良い。この場合も、ペットボトル無菌充填システム100に比べ「容器の無菌性レベル」は更に向上する。
1.ペットボトル無菌充填システム100
(1)ボトル殺菌装置21:電子線(EB)照射装置
(2)キャップ殺菌装置41:電子線(EB)照射装置
または、
(1')ボトル殺菌装置21:過酢酸殺菌装置
(2')キャップ殺菌装置41:過酢酸殺菌装置
2.ペットボトル無菌充填システム200
(1)ボトル殺菌装置21:電子線(EB)照射装置
(2)キャップ殺菌装置41:電子線(EB)照射装置
・PF供給部11→缶胴供給部
・ボトル製造部10→缶胴製造部
・ボトル殺菌部20(ボトル殺菌装置21)→缶胴殺菌部(缶胴殺菌装置)
・キャップ供給部60→缶蓋供給部
・キャップ殺菌部40(キャップ殺菌装置41)→缶蓋殺菌部(缶蓋殺菌装置)
・巻締機32→二重巻締装置
なお、缶胴殺菌装置および缶蓋殺菌装置は、ともに電子線(EB)照射装置である。
・PF供給部11→カップ供給部
・ボトル製造部10→カップ製造部
・ボトル殺菌部20(ボトル殺菌装置21)→カップ殺菌部(カップ殺菌装置)
・キャップ供給部60→蓋材供給部
・キャップ殺菌部40(キャップ殺菌装置41)→蓋材殺菌部(蓋材殺菌装置)
・巻締機32→溶着シール
なお、カップ殺菌装置および蓋材殺菌装置は、ともに電子線(EB)照射装置である。
また、本発明の無菌充填システムは、10−6[cfu/本]以下の「容器の無菌性レベル」が要求される容器詰め飲料の充填・密封に対し好適に適用することが可能である。
20 ボトル殺菌部
30 充填密封部
40 キャップ殺菌部
50 クリーンボックス
60 キャップ供給部
70 飲料供給部
80 飲料加熱殺菌機
100,200 ペットボトル無菌充填システム
Claims (4)
- 容器製造部と、容器を殺菌する殺菌部と、殺菌処理済み容器に内容物を充填・密封する充填密封部とを備えた無菌充填システムの「容器の無菌性レベル」検証方法であって、
前記容器製造部で製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」と、前記殺菌部における「殺菌装置の殺菌効果」とを組み合わせることにより前記無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」を検証するものであり、
前記容器製造部で製造される容器に対し、前記殺菌部を迂回し、あるいは、殺菌部の殺菌装置を稼働させずに、「滅菌処理済み培地」を無菌環境下で充填・密封した後に所定期間保存して前記「単位容器当たりの生菌数」を確認する培地充填工程と、
前記容器製造部で製造される容器に対し、所定濃度の指標菌を付着・乾燥させ、前記殺菌部において殺菌装置を稼働させ、「滅菌処理済みの培地」を無菌環境下で充填・密封した後に所定期間保存して前記「殺菌装置の殺菌効果」を確認する菌付着工程と、
前記培地充填工程から得られる前記容器製造部で製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」をX * [cfu/本]、前記菌付着工程から得られる前記「殺菌装置の殺菌効果」をY * [D]とする時、前記無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」Z * [cfu/本]を、Z * =X * ・10 −Y* [cfu/本]として算出し、前記容器製造部で製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」(X * [cfu/本])が10 0 [cfu/本]未満となるものとし、前記殺菌部の「殺菌装置の殺菌効果」(Y * [D])が6[D]未満となるものとし、前記無菌充填システム全体での「容器の無菌性レベル」(Z * [cfu/本])を、Z * ≦10 -6 [cfu/本]とする検証工程とを有することを特徴とする無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」検証方法。 - 容器製造部と、容器を殺菌する殺菌部と、殺菌処理済み容器に内容物を充填し滅菌処理済み蓋部で密封する充填密封部とを備え、請求項1に記載の「容器の無菌性レベル」検証方法によって検証された無菌充填システムであって、
前記容器製造部は、製造される容器の「単位容器当たりの生菌数」(X * [cfu/本])が10 0 [cfu/本]未満となるもので構成され、
前記殺菌部は、「殺菌装置の殺菌効果」(Y * [D])が6[D]未満となるもので構成され、
前記容器製造部と、容器を殺菌する殺菌部と、殺菌処理済み容器に内容物を充填し滅菌処理済み蓋部で密封する充填密封部とを備えた無菌充填システム全体での「容器の無菌性レベル」(Z * [cfu/本])が、Z * ≦10 -6 [cfu/本]として検証されていることを特徴とする無菌充填システム。 - 要求される無菌充填システムにおける「容器の無菌性レベル」(Z * [cfu/本])に対し、前記容器製造部で製造される容器の実際の「単位容器当たりの生菌数」(X*[cfu/本])を基に、前記「容器の無菌性レベル」を実現するために必要な前記殺菌部における「殺菌装置の殺菌効果」(Y * [D])を、6[D]>Y * [D]≧Log(X*)−Log(Z * )とすることを特徴とする請求項2に記載の無菌充填システム。
- 前記容器製造部は、「単位容器当たりの生菌数」(X*[cfu/本])が100[cfu/本]未満となるように減菌処理が成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の無菌充填システム。
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