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JP5291103B2 - 試料注入装置、試料注入方法、及び液体クロマトグラフィー装置 - Google Patents

試料注入装置、試料注入方法、及び液体クロマトグラフィー装置 Download PDF

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Description

本発明は、試料注入装置、試料注入方法、及び液体クロマトグラフィー装置に係り、特に比較的安価な構成でキャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させるための試料注入装置、試料注入方法、及び液体クロマトグラフィー装置に関する。
従来より、液体クロマトグラフィー装置は、概略すると移動相(溶出溶媒)を貯蔵する貯槽、移動相を貯槽から供給するポンプ、試料を移動相と共にカラムに向う配管に注入する試料注入装置、試料中の成分を分離するための充填剤が充填されているカラム、及びカラムを一定の温度に保つ恒温槽及び分離された試料中の成分を検出する検出器等の構成を有している。このうち、試料注入装置は、試料を吸引した試料注入用ニードルを試料注入ポート(試料注入部)に装着して、切換弁を介して、試料を移動相と共に配管に注入する仕組みを有している。
ところで、近年において、液体クロマトグラフィー装置の検出感度が向上しており、これに伴い、キャリーオーバーと呼ばれる現象が問題になっている。キャリーオーバーとは、時系列的に前に測定した試料が液体クロマトグラフィー装置内に残留し、あたかも現在測定している試料中にその物質が存在するかのような検出結果を示す現象であり、分析結果の信頼性を低下させるものである。キャリーオーバーは、試料を移動相と共に配管に注入する際に、試料注入装置内の金属及び/又は樹脂に試料が付着して残留し、次の試料を注入する際に残留した試料が混入することによって生じる。
そこで、キャリーオーバーをより確実に低減するために、2本の注入用ニードルを設け、試料が吸引された第1の試料注入用ニードルを試料注入ポートに装着することにより、切換弁を介さずに試料をカラムに供給することが可能となるため、従来のように切換弁に試料が残存することを防止し、キャリーオーバーを十分に低減することができる手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、特許文献1に示されている2本の注入用ニードルを設けた装置では、まず第1の試料注入用ニードルが注入部に接続された移動相供給状態から、第1の試料注入用ニードルを非接続状態にし、次に試料を保持した第2の試料注入用ニードルを注入部に接続して、移動相のカラムへの流入を再開するという工程を経て試料注入を行う。
特開2006−201121号公報
上述した従来手法においては、キャリーオーバーの発生を抑制できるが、2本の試料注入用ニードルを設けると共に、それぞれを制御させるための複雑な制御機能が別途必要になる可能性がある。また、2本の試料注入用ニードルを用いた試料注入工程には、ニードルを切り換えるためのある一定の時間が必要となり、その状態の変更の間に移動相のカラムへの流入が途絶え、カラム内の圧力変動が起こり、安定した分析を行うのには好ましくない。また、2本のニードル脱着時の液の漏洩に関する特別な配慮が必要となる場合もある。
以上のことから、試料注入工程では、比較的安価な構成でキャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させることが好ましい。
したがって、本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、比較的安価な構成でキャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させるための試料注入装置、試料注入方法、及び液体クロマトグラフィー装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
本発明は、カラムに試料を注入するために該カラムに接続された試料注入部と、前記試料注入部に装着可能な構成からなる試料注入用ニードルと、前記試料注入用ニードルと接続可能であると共に、接続時に前記試料注入用ニードルに所定量の試料を吸引させる試料吸引手段と、前記カラムに移動相を供給する移動相供給手段と、前記試料注入用ニードルを前記試料吸引手段又は前記移動相供給手段の何れかに選択的に接続させるための第1の切換弁と、前記試料注入部を備え、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記試料注入用ニードルを介して前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給し、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部から取り外した場合に、前記第1の切換弁を介して前記カラムに前記移動相を供給するための第2の切換弁とを有することを特徴とする。
これにより、比較的安価な構成でキャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させることができる。
また、前記第2の切換弁は、前記試料注入用ニードルを挿入させて保持する挿入保持部材と、前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給するための第1の経路とを有し、前記挿入保持部材は、前記試料注入用ニードルを前記挿入保持部材から取り外した場合に、前記第1の経路を閉塞することを特徴とする。
これにより、簡易な構成で、経路を閉塞させることができる。これにより、試料が通る経路を限定させることができ、キャリーオーバーを抑制することができる。
また、前記第1の経路を閉塞した場合に、前記第1の経路に前記移動相を供給するための第2の経路を有することを特徴とする。
これにより、カラムに移動相を供給し続けることができる。また、この構成により、試料が通る経路を限定させることができ、キャリーオーバーを抑制することができる。
また、前記挿入保持部材は、前記試料注入用ニードルが挿入される挿入部を移動して前記第1の経路を閉塞させるための移動手段を有し、前記第1の切替弁は、前記移動手段による前記第1の経路の閉塞により、前記移動相の前記カラムへの流入が断絶しないように切り換えを行うことを特徴とする。
これにより、簡易な機構で確実に閉塞することができる。また、この閉塞と略同時に起こる第1の切替弁の切り替えにより、移動相のカラムへの流入がほぼ断絶することなく行なわれる。更に、キャリーオーバーを抑制することができる。
また本発明は、カラムに試料を注入するために該カラムに接続された試料注入部と、前記試料注入部に装着可能な構成からなる試料注入用ニードルと、前記試料注入用ニードルと接続可能であると共に、接続時に前記試料注入用ニードルに所定量の試料を吸引させる試料吸引手段と、前記カラムに移動相を供給する移動相供給手段と、前記試料注入用ニードルを前記試料吸引手段又は前記移動相供給手段の何れかに選択的に接続させるための第1の切換弁と、前記試料注入部を備え、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記試料注入用ニードルを介して前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給し、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部から取り外した場合に、前記第1の切換弁を介して前記カラムに前記移動相を供給するための第2の切換弁とを備えた試料注入装置を用いてカラムに対して試料を注入する試料注入方法であって、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記第1の切換弁による経路の切り換えにより前記試料注入用ニードルと前記移動相供給手段とを接続し、前記試料注入用ニードルから前記カラムに前記移動相を供給する第1の移動相供給ステップと、前記第1の切換弁による経路の切り換えにより、前記試料注入用ニードルと前記試料吸引手段とを接続し、前記試料を該第1の試料注入用ニードル内に吸引する試料吸引ステップと、前記試料吸引ステップにより、前記試料注入用ニードルが試料を吸入している間、前記第1の切換弁及び前記第2の切換弁による経路の切り換えにより、前記移動相供給手段からの移動相を前記カラムに供給する第2の移動相供給ステップとを有することを特徴とする。
これにより、比較的安価な構成でキャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させることができる。
また、前記第2の切換弁に設けられた前記試料注入用ニードルを挿入させて保持するための挿入保持部材を用いて、前記試料注入用ニードルを前記挿入保持部材の挿入部から取り外した場合に、前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給するための第1の経路を閉塞させる閉塞ステップを有することを特徴とする。
これにより、簡易な構成で、経路を閉塞させることができる。これにより、試料が通る経路を限定させることができ、キャリーオーバーを抑制することができる。
また、前記第2の移動相供給ステップは、前記第1の経路を閉塞した場合に、第2の経路により前記第1の経路に前記移動相を供給することを特徴とする。
これにより、カラムに移動相を供給し続けることができる。また、この構成により、試料が通る経路を限定させることができ、キャリーオーバーを抑制することができる。
また、前記閉塞ステップは、前記挿入保持部材に設けられた前記試料注入用ニードルが挿入される挿入部を移動手段により移動させて、前記第1の経路を閉塞し、前記第2の移動相供給ステップは、前記移動手段による前記第1の経路の閉塞により、前記移動相の前記カラムへの流入が断絶しないように前記第1の切替弁により切り換えを行うことを特徴とする。
これにより、簡易な機構で確実に閉塞することができる。また、この閉塞と略同時に起こる第1の切替弁の切り替えにより、移動相のカラムへの流入がほぼ断絶することなく行なわれる。更に、キャリーオーバーを抑制することができる。
また本発明は、カラムに試料を注入するために該カラムに接続された試料注入部と、前記試料注入部に装着可能な構成からなる試料注入用ニードルと、前記試料注入用ニードルと接続可能であると共に、接続時に前記試料注入用ニードルに所定量の試料を吸引させる試料吸引手段と、前記カラムに移動相を供給する移動相供給手段と、前記試料注入用ニードルを前記試料吸引手段又は前記移動相供給手段の何れかに選択的に接続させるための第1の切換弁と、前記試料注入部を備え、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記試料注入用ニードルを介して前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給し、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部から取り外した場合に、前記第1の切換弁を介して前記カラムに前記移動相を供給するための第2の切換弁とを備えた試料注入装置を有することを特徴とする液体クロマトグラフィー装置である。
これにより、比較的安価な構成を維持してキャリーオーバーの発生を抑制でき、検出精度を向上させた液体クロマトグラフィー装置を提供することができる。
本発明によれば、比較的安価な構成でキャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させた試料注入装置や液体クロマトグラフィー装置を提供することができる。
本実施形態における液体クロマトグラフィー装置の一例を示すブロック図である。 本実施形態における試料注入装置の一例を示す斜視図である。 ダイレクトインジェクションバルブの具体例を説明するための図(その1)である。 ダイレクトインジェクションバルブの具体例を説明するための図(その2)である。 ダイレクトインジェクションバルブの装置構成の一例を示す図(その1)である。 ダイレクトインジェクションバルブの装置構成の一例を示す図(その2)である。 ダイレクトインジェクションバルブの装置構成の一例を示す図(その3)である。 本実施形態における試料注入装置の待機時(又は分析中)の状態を示す図である。 本実施形態における試料注入装置の試料採取時の状態を示す図である。 本実施形態における試料注入装置の試料用ニードルの予備洗浄時の状態を示す図である。 本実施形態における試料注入装置の試料用ニードルの超音波洗浄時の状態を示す図である。 本実施形態における試料注入装置の試料注入時の状態を示す図である。 本実施形態における試料注入装置の超音波洗浄ポート洗浄液交換時(又は分析中)の状態を示す図である。 検出器における検出結果の一例を示す図である。
以下に、本発明における試料注入装置、試料注入方法、及び液体クロマトグラフィー装置を好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<液体クロマトグラフィー装置の概略構成例>
まず、本発明における試料注入装置を具備する液体クロマトグラフィー装置の概略構成例について図を用いて説明する。図1は、本実施形態における液体クロマトグラフィー装置の概略構成の一例を示す図である。
図1に示す液体クロマトグラフィー装置10は、貯槽(溶離液槽)11と、ポンプ(移動相供給手段)12と、試料注入装置13と、カラム恒温槽14と、検出器15とを有するよう構成されている。
貯槽11は、溶離液である移動相(溶出溶媒)を貯蔵する。ポンプ12は、貯槽11に貯蔵された移動相を貯槽11から吸出し、試料注入装置13に注入する。
試料注入装置13は、試料や移動相をカラム恒温槽14に向かう配管16等に注入する。なお、本発明における試料注入装置13の具体的な装置構成や試料注入手法等については後述する。
カラム恒温槽14は、配管16から注入される試料中の成分を分離するための充填剤が充填されている分離用のカラム17を一定の温度に保つ。検出器15は、分離された成分(化学物質等)を検出する。なお、測定を安定させるために、移動相は、常に貯槽11からポンプ12により試料注入装置13を介してカラム17に供給されていることが好ましい。
なお、上述した液体クロマトグラフィー装置についての構成は、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば貯蔵(溶離液槽)11と、ポンプ12との間に移動相を脱気する脱気装置等を設けてもよい。
<試料注入装置13:機能構成例>
次に、上述したような液体クロマトグラフィー装置10等に適用される試料注入装置13の機能構成例について、図を用いて説明する。図2は、本実施形態における試料注入装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示す試料注入装置13は、試料注入用ニードル21と、シリンジ(試料吸引手段)22と、洗浄液用ポンプ23と、バルブ24と、試料用容器25と、インジェクションバルブ(第1の切換弁)26と、洗浄液用容器27と、洗浄装置28と、ダイレクトインジェクションバルブ(第2の切換弁)29と、ニードル移動手段30を有するよう構成されている。
試料注入用ニードル21は、インジェクションバルブ26及びバルブ24を介してシリンジ22に接続可能な構成となっている。また、試料注入用ニードル21は、インジェクションバルブ26を介して洗浄液用ポンプ23とも接続可能な構成となっている。
ここで、バルブ24による経路の切り換えにより試料注入用ニードル21がシリンジ22に接続されると、シリンジ22の押し引きによって、試料注入用ニードル21に対して試料の吸入及び排出を行うことができる。
洗浄液用ポンプ23は、インジェクションバルブ26による経路の切り換えにより、試料注入用ニードル21がインジェクションバルブ26を介して接続されると、洗浄液用容器27内の洗浄液(例えば、水等)を試料注入用ニードル21に供給する。
バルブ24は、洗浄液用ポンプ23により洗浄液用容器27から送出される洗浄液を、洗浄装置28又は試料注入用ニードル21へ選択的に供給する。具体的には、バルブ24は、例えば3個のポートP1〜P3を有しており、このうち2つのポートを選択的に接続可能とする。
ここで、シリンジ22及びインジェクションバルブ26は、何れもバルブ24のある1つのポート(例えば、P3)に接続されているため、常時シリンジ22とインジェクションバルブ26は接続された状態となっている。なお、バルブ24は、各ポートP1〜P3を何れも他のポートと接続しない状態とすることもできる。
試料用容器25は、内部に試料(サンプル)が貯蔵されている。試料用容器25に貯蔵されている試料は、試料注入用ニードル21により必要な所定量が吸引されて、ダイレクトインジェクションバルブ29に設けられた試料注入部(ダイレクトインジェクションポート)に排出される。
インジェクションバルブ26は、例えば6つのポートが設けられた構成(例えば、高圧6方バルブ等)となっている。また、インジェクションバルブ26は、6つのポートのうちの5つのポートに、それぞれポンプ12、試料注入用ニードル21、バルブ24、洗浄装置28、及びダイレクトインジェクションバルブ29が接続されている。また、インジェクションバルブ26は、予め設定される複数の接続状態を必要に応じて切り換える構成となっている。
洗浄液用容器27は、内部に洗浄液が貯蔵されており、洗浄液用ポンプ23に接続されている。洗浄液用容器27に貯蔵されている洗浄液は、洗浄液用ポンプ23により洗浄に必要な所定量が吸入されてバルブ24に圧送される。
洗浄装置28は、例えば洗浄部や、超音波振動子、廃液ポート、及び廃液配管等を有する構成となっている。また、洗浄装置28は、バルブ24による経路の切り換えにより洗浄液用ポンプ23と接続されると、洗浄液用容器27から洗浄液が供給される。なお、一定量以上の余剰の洗浄液は、廃液ポートに流入し、これと接続された廃液配管から廃液として外部に排出される。
また、洗浄装置28は、試料注入用ニードル21が挿入されることにより、試料注入用ニードル21に付着した試料を洗浄する。これにより、キャリーオーバーの発生を抑制する機能を有する。更に、洗浄装置28には、超音波振動子が設けられており、試料注入用ニードル21を超音波洗浄し得る構成となっている。これにより、試料注入用ニードル21の洗浄効果を高めることができ、より確実にキャリーオーバーの発生を抑制することができる。
ダイレクトインジェクションバルブ29は、本発明の特徴部分であり、試料や移動相をカラム恒温槽14に設けられているカラム17に注入するための機構である。ダイレクトインジェクションバルブ29には、試料注入部(ダイレクトインジェクションポート)が設けられており、その試料注入部は分離用カラム17に接続されている。すなわち、本実施形態における試料注入装置13では、試料注入部はインジェクションバルブ26から完全に分離独立した構成となっている。したがって、試料を吸引した試料注入用ニードル21が試料注入部に装着され、試料を試料注入部に排出することにより、この試料は移動相の流れに伴いインジェクションバルブ26を経由することなく、カラム17に送出されることになる。
更に、ダイレクトインジェクションバルブ29は、例えば試料(サンプル)採取中のとき等のように、試料注入用ニードル21がニードル移動手段30により取り外され他の動作を行っているような場合に、経路の切り換えを行い、移動相のみをカラム17に送出する機構を有する。なお、ダイレクトインジェクションバルブ29の具体的な機構については後述する。
ニードル移動手段30は、予め設定された試料注入手順等に基づいて、試料注入用ニードル21を所定のタイミングで所定の位置に移動する。
上述したように、ダイレクトインジェクションバルブ29を設けることで、従来、試料がインジェクションバルブ26を通過することにより生じていたキャリーオーバーを、比較的安価な構成で抑制し、検出精度を向上させることができる。
<ダイレクトインジェクションバルブ29の構造例>
ここで、上述したダイレクトインジェクションバルブ29の具体例について、図を用いて説明する。図3A,図3Bは、ダイレクトインジェクションバルブの具体例を説明するための図である。なお、図3A,図3Bは、お互いの経路が切り換わった状態を示している。つまり、本実施形態において、ダイレクトインジェクションバルブ29は、図3A又は図3Bの接続状態に切り換わることになる。
図3A,図3Bに示すダイレクトインジェクションバルブ29は、試料注入用ニードル21を挿入して保持する挿入保持部材31と、土台32と、試料や移動相をカラム恒温槽14内のカラム17に注入させるために土台32に形成されたカラム17へ直結する配管等からなる第1の経路33と、第1の経路33に対して側面から移動相を所定の角度θで注入し続けて、移動相のカラム17への流入が断絶しないように移動相が流入する配管等からなる第2の経路34とを有するよう構成されている。なお、図3A,図3Bに示すように、第1の経路33は、試料注入用ニードル21との接合を容易とするため、試料注入用ニードル21の先端の形状に対応させてテーパー状に加工されている。
ここで、上述した挿入保持部材31には、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ステンレス、チタン等の金属等を用いることができる。また、上述した所定の角度θは、装置構成における第1の経路33及び第2の経路34の位置やサイズ等により任意の角度に設定すればよく、本発明においては特に限定されるものではないが、例えば、第2の経路34から第1の経路33に注入される移動相の流れに淀みが生じない程度の角度が好ましい。
図3Aに示すように、試料注入用ニードル21が挿入保持部材31の挿入部35から第1の経路33の途中の位置まで挿入されている場合に、ポンプ12からの移動相が試料注入用ニードル21を介して第1の経路33に注入されカラム17に送出される。また、試料注入用ニードル21からは、試料も注入される。
また、図3Bに示すように、試料注入用ニードル21を挿入保持部材31から取り外した状態では、挿入保持部材31に設けられた試料注入用ニードル21の挿入部35の位置を回転又はスライド移動等により移動し、第1の経路33の一端を閉塞する。
なお、第1の経路33の一端を閉塞することで、カラム17に供給される移動相が停止してしまうことがないように、第2の経路34により第1の経路に対してポンプ12からの移動相を注入する。これにより、第1の経路33の流れを維持することができ、カラム17に連続して移動相を供給することができる。
なお、ダイレクトインジェクションバルブ29は、上述したインジェクションバルブ26ようにポート間で複数の経路のあるものではなく、例えば3方バルブのような経路切り換えバルブを用いることができる。
ここで、図4A〜図4Cは、ダイレクトインジェクションバルブの装置構成の一例を示す図である。なお、図4Aは、ダイレクトインジェクションバルブ29とダイレクトインジェクションバルブ29を動作させるための駆動部41(移動手段)を示し、図4Bは、図4Aを下から見た図を示し、図4Cは、試料注入用ニードル21が挿入保持部材31から取り外されている状態を示す図である。
図4A〜図4Cに示す例では、ダイレクトインジェクションバルブ29の挿入保持部材31を回転移動させるための駆動部41を設けている。なお、駆動部41は、例えばモータ等を用いることができる。また、ベルト部材42によりダイレクトインジェクションバルブ29の挿入保持部材31に対して駆動部41からの回転力を与え、例えば、軸を中心に所定角度θまで回転移動させることができる。
これにより、図4Cに示すように、試料注入用ニードル21が抜かれた場合には、図4Bに示すようなベルト部材42により所定方向に所定角度θ分だけ移動させることで、挿入保持部材31の回転軸からずれた位置に設けられたニードル挿入経路43と、第1の経路33とを非接続状態とし、挿入保持部材31の底面により第1の経路33の一端を閉塞することができる。これにより、上述した図3Bに示すような状態になる。また、試料注入用ニードル21を挿入する場合には、駆動部41によりベルト部材42を介して挿入保持部材31を回転させてニードル挿入経路43と第1の経路33とを接続させて、更に上述した図3Aに示すように試料注入用ニードル21を挿入して、試料や移動相をカラム17に供給することができる。
なお、本実施形態では、挿入保持部材31に複数のニードル挿入経路(図4Bの例では、3つのニードル挿入経路43−1〜43−3)を有していてもよく、複数のニードル挿入経路が設けられている場合には、その何れかの経路と第1の経路33とを接続すればよい。これにより、試料の種類等によりニードル挿入経路43を使い分けることで、より検出精度を向上させることができる。
また、上述の図4A〜図4Cに示す実施形態では、駆動部41によるベルト部材42を用いた挿入保持部材31の回転移動により、ニードル挿入経路43を移動させて第1の経路33の一端を閉塞する例を示したが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば移動手段により挿入保持部材31をスライドさせてニードル挿入経路43を移動させることで、第1の経路33の一端を閉塞してもよい。
<試料注入装置13を用いた試料注入方法>
次に、図5乃至図10を参照して、本実施形態における試料注入装置13を用いた試料注入方法について具体的に説明する。なお、図5乃至図10には、本実施形態で用いられる試料注入手順の各動作状態を示し、それぞれ待機時(分析中)、試料採取時、試料注入用ニードルの予備洗浄時、試料用ニードルの超音波洗浄時、試料注入時、及び超音波洗浄ポート洗浄液交換時(分析中)の各状態を示している。
具体的に説明すると、図5は、本実施形態における試料注入装置の待機時(又は分析中)の状態を示す図である。また、図6は、本実施形態における試料注入装置の試料採取時の状態を示す図である。また、図7は、本実施形態における試料注入装置の試料用ニードルの予備洗浄時の状態を示す図である。また、図8は、本実施形態における試料注入装置の試料用ニードルの超音波洗浄時の状態を示す図である。また、図9は、本実施形態における試料注入装置の試料注入時の状態を示す図である。更に、図10は、本実施形態における試料注入装置の超音波洗浄ポート洗浄液交換時(又は分析中)の状態を示す図である。
図5乃至図10に示す構成において、インジェクションバルブ26は、6つのポートが設けられており、そのうち5つのポートに、ポンプ12、試料注入用ニードル21、バルブ24、洗浄装置28、及びダイレクトインジェクションバルブ29が接続されている。また、バルブ24及びインジェクションバルブ26は、図中のAで示す接続状態(以下、接続状態Aという)と、図中Bで示す接続状態(以下、接続状態Bという)を切り換えることができ、実線で示されている経路が実際に接続されている状態を示し、破線で示されている経路が接続されていない状態を示している。
例えば、インジェクションバルブ26が接続状態Aの場合、試料注入用ニードル21は、インジェクションバルブ26を介して、ポンプ12と接続され、バルブ24は、インジェクションバルブ26を介して洗浄装置28の洗浄部28aに接続される。また、インジェクションバルブ26が接続状態Bの場合、試料注入用ニードル21は、インジェクションバルブ26を介して、バルブ24と接続され、ポンプ12は、インジェクションバルブ26を介して、ダイレクトインジェクションバルブ29に接続される。
つまり、試料注入用ニードル21は、バルブ24及びインジェクションバルブ26による経路の切り換えにより、シリンジ22に接続され、シリンジ22を押し引きすることにより試料注入用ニードル21に対して、試料用容器25中の試料(サンプルバイアル)51の吸入及び排出を行う。また、試料注入用ニードル21は、インジェクションバルブ26による経路の切り換えにより、ポンプ12に接続されると、ポンプ12より移動相が試料注入用ニードル21に供給される。
バルブ24は、洗浄液用ポンプ23により圧送された洗浄液を、洗浄装置28又は試料注入用ニードル21に選択的に供給することができる。具体的には、バルブ24は、3個のポートP1〜P3を有しており、このうちの2つのポートを選択的に接続することが可能である。なお、バルブ24は、各ポートP1〜P3の何れも接続しないことも可能である。
また、シリンジ22及びインジェクションバルブ26は、何れもバルブ24のポートP3に接続されている。すなわち、常時シリンジ22とインジェクションバルブ26が接続されている。
また、洗浄装置28は、洗浄部28a,28bと、廃液ポート28cと、超音波振動子28dと、廃液配管28eとを有するよう構成されている。洗浄装置28は、バルブ24の切り換えにより、洗浄液用ポンプ23と接続されると、洗浄液用容器27から洗浄液が供給される。また、一定量以上の余剰の洗浄液は、廃液ポート28cに流入し、廃液ポート28cと接続された廃液配管28eから廃液として外部に排出される。また、後述するように、洗浄装置28に試料注入用ニードル21を挿入することにより、試料51が付着した試料注入用ニードル21の外壁が洗浄される。これにより、キャリーオーバーの発生を抑制することができる。
また、洗浄装置28には、超音波振動子28dが設けられており、試料注入用ニードル21を超音波洗浄することができる。これにより、試料注入用ニードル21の洗浄効果を高めることができ、より確実にキャリーオーバーの発生を抑制することができる。
配管16は、ダイレクトインジェクションバルブ29とカラム恒温槽14内のカラム17とを接続する。すなわち、配管16は、インジェクションバルブ26と接続されておらず、インジェクションバルブ26から分離独立している。したがって、後述するように、試料用容器25内の試料51を吸引した試料注入用ニードル21は、配管16のダイレクトインジェクションバルブ29の試料注入部に装着され、試料51を試料注入部に排出することにより、試料51は移動相と共に配管16を流れて、カラム17に供給される。
次に、本発明の試料注入装置を用いた試料注入方法について、具体的に説明する。まず、図5に示すように、試料51を採取する前の待機状態(又は分析中)において、インジェクションバルブ26は、接続状態Aとなっており、バルブ24は、ポートP1〜P3の何れにも接続していない。更に、試料注入用ニードル21は、ニードル移動手段30により移動してダイレクトインジェクションバルブ29の試料注入部に装着されている。したがって、待機時において、ポンプ12から供給される移動相は、試料注入用ニードル21及びダイレクトインジェクションバルブ29を介してカラム17に供給される。
次に、図6に示すように、試料注入用ニードル21にて試料51を採取する際には、試料注入用ニードル21は、ニードル移動手段30により試料用容器25内に挿入される。また、インジェクションバルブ26は、接続状態Bに切り換えられ、これにより、試料注入用ニードル21がシリンジ22と接続され、ポンプ12がダイレクトインジェクションバルブ29と接続される。したがって、試料採取時において、ポンプ12から供給される移動相は、インジェクションバルブ26及びダイレクトインジェクションバルブ29を介してカラム17に供給される。したがって、移動相は、カラム17に常に供給され、測定を安定させることができる。
また、試料注入用ニードル21は、インジェクションバルブ26及びバルブ24を介して、シリンジ22に接続されるため、シリンジ22を用いて吸引することにより、試料用容器25内の試料51が試料注入用ニードル21に所定量吸引される。この際、試料51の吸引量は、吸引した試料がインジェクションバルブ26に入り込まないように設定されている。これにより、試料51がインジェクションバルブ26内に付着することを防止でき、キャリーオーバーの発生を抑制することができる。なお、試料51の吸引量を多くするために、試料注入用ニードル21に試料を貯蔵しておくためのサンプルループを設けてもよい。
次に、試料採取が終了すると、試料注入用ニードル21の外壁に試料51が付着するため、試料51が付着した試料注入用ニードル21を洗浄する。具体的には、試料注入用ニードル21の予備洗浄及び超音波洗浄を行う。
図7に示すように、試料注入用ニードル21を予備洗浄する際には、インジェクションバルブ26を接続状態Bに維持しつつ、ニードル移動手段30により、試料注入用ニードル21を洗浄装置28の洗浄部28bに挿入する。また、ポートP1及びP2が接続されるようにバルブ24を切り換え、洗浄液用ポンプ23を介して、洗浄液用容器27内の洗浄液を洗浄部28bに供給する。したがって、洗浄部28b内に洗浄液が噴出し、試料注入用ニードル21の外壁が予備洗浄される。なお、洗浄部28bから溢れた洗浄液は、廃液ポート28c及び廃液配管28eを介して排出される。
図8に示すように、試料注入用ニードル21を超音波洗浄する際には、インジェクションバルブ26を接続状態Bに維持しつつ、ニードル移動手段30により、試料注入用ニードル21を洗浄装置28の洗浄部28aに挿入する。また、バルブ24は、再びポートP1〜P3の何れも接続されない状態に切り換えられる。この状態で、超音波振動子28dを駆動して超音波を発生させることにより、洗浄部28aに装填されている洗浄液が超音波振動し、試料注入用ニードル21の外壁が超音波洗浄される。
なお、予備洗浄時及び超音波洗浄時においても、移動相は、ポンプ12からインジェクションバルブ26及びダイレクトインジェクションバルブ29を介して、配管16からカラム17に供給される。
次に、超音波洗浄が終了すると、試料注入用ニードル21に採取した試料をカラム17に供給して試料51を分析する処理を行う。
図9に示すように、試料51を分析する際には、インジェクションバルブ26は、接続状態Bから接続状態Aに再び切り換わり、ニードル移動手段30により、試料注入用ニードル21を移動しダイレクトインジェクションバルブ29の試料注入部に装着される。また、試料51を吸引した試料注入用ニードル21は、インジェクションバルブ26によりポンプ12に接続される。これにより、試料注入用ニードル21内の試料51は、インジェクションバルブ26を通過することなく、カラム17に供給される。また、カラム17に供給された試料51は、カラム17で所定の分離が行われた後、検出器15に送られて分析される。
なお、試料分析時に、洗浄装置28の洗浄部28aの洗浄液を交換してもよい。この場合、図10に示すように、バルブ24のポートP2及びP3が接続されるようにバルブ24を切り換え、洗浄液用ポンプ23により洗浄液用容器27内の洗浄液をバルブ24及びインジェクションバルブ26を介して、洗浄部28aに供給する。これにより、試料注入用ニードル21を洗浄して汚染された洗浄液は、廃液ポート28c及び廃液配管28eを介して排出され、洗浄部28aには、汚染されていない洗浄液が供給される。したがって、次回の超音波洗浄時において、試料注入用ニードル21の外壁を、より確実に洗浄することができる。
<検出器15における検出結果例>
次に、上述した本実施形態における試料注入方法により得られた試料を用いて検出器15により分析して得られた検出結果の例について、図を用いて説明する。
図11は、検出器における検出結果の一例を示す図である。なお、図11に示すグラフは、上述した試料注入装置13の構成を用いてグラジエント条件下におけるクロルヘキシジンのキャリーオーバーの検出を行ったものであり、横軸に時間(MINUTES)を示し、縦軸に吸光度(mABU、ミリアブソーバンスユニット)を示している。
また、分析条件としては、カラムに、(株)資生堂製カプセルパックIF、内径2.0mm、長さ50mmを用い、移動相に、(A)100mM NaClO,10mM NHPO(pH 2.6)、(B)アセトニトリルを用い、グラジェント条件として、B% 30%(0min)→70%(3.0min)→70%(3.5min)→30%(3.6min)とし、カラムオーブン温度を25℃とし、検出対象をUV260nmとし、資料(サンプル)を(1)クロルへキシジン(Chlorhexidine),1200ppm、(2)ブランク(Blank sample)とし、注入量をそれぞれ2μLとして、(1)の直後に(2)を測定した結果を示している。
本実施形態によれば、図11に示すように、(1)のようなデータ値を示す濃い試料を注入した直後に、(2)のようなデータ値を示すブランクである試料を注入しても、全く(1)の試料が系内に残っていないため、何も溶出されず、キャリーオーバーが検出できなかった。
つまり、図11に示すように、微量でも試料が残っていると、グラジェントにより濃縮されるため、よりキャリーオーバーが見えやすくなってしまう過酷な系(グラジェンド条件)でありながら、本実施形態における構成によれば、汚れがないため、キャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させることができる。
上述したように本発明によれば、比較的安価な構成でキャリーオーバーの発生を抑制し、検出精度を向上させるための試料注入装置、試料注入方法、及び液体クロマトグラフィー装置を提供することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本国際出願は、2008年8月1日に出願した日本国特許出願2008−200063号に基づく優先権を主張するものであり、2008−200063号の全内容をここに本国際出願に援用する。
10 液体クロマトグラフィー装置
11 貯槽(溶離液槽)
12 ポンプ
13 試料注入装置
14 カラム恒温槽
15 検出器
16 配管
17 カラム
21 試料注入用ニードル
22 シリンジ
23 洗浄液用ポンプ
24 バルブ
25 試料用容器
26 インジェクションバルブ
27 洗浄液用容器
28 洗浄装置
29 ダイレクトインジェクションバルブ
30 ニードル移動手段
31 挿入保持部材
32 土台
33 第1の経路
34 第2の経路
41 駆動部
42 ベルト部材
43 ニードル挿入経路
51 試料

Claims (9)

  1. カラムに試料を注入するために該カラムに接続された試料注入部と、
    前記試料注入部に装着可能な構成からなる試料注入用ニードルと、
    前記試料注入用ニードルと接続可能であると共に、接続時に前記試料注入用ニードルに所定量の試料を吸引させる試料吸引手段と、
    前記カラムに移動相を供給する移動相供給手段と、
    前記試料注入用ニードルを前記試料吸引手段又は前記移動相供給手段の何れかに選択的に接続させるための第1の切換弁と、
    前記試料注入部を備え、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記試料注入用ニードルを介して前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給し、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部から取り外した場合に、前記第1の切換弁を介して前記カラムに前記移動相を供給するための第2の切換弁とを有することを特徴とする試料注入装置。
  2. 前記第2の切換弁は、
    前記試料注入用ニードルを挿入させて保持する挿入保持部材と、
    前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給するための第1の経路とを有し、
    前記挿入保持部材は、前記試料注入用ニードルを前記挿入保持部材から取り外した場合に、前記第1の経路を閉塞することを特徴とする請求項1に記載の試料注入装置。
  3. 前記第1の経路を閉塞した場合に、前記第1の経路に前記移動相を供給するための第2の経路を有することを特徴とする請求項2に記載の試料注入装置。
  4. 前記挿入保持部材は、
    前記試料注入用ニードルが挿入される挿入部を移動して前記第1の経路を閉塞させるための移動手段を有し、
    前記第1の切替弁は、前記移動手段による前記第1の経路の閉塞により、前記移動相の前記カラムへの流入が断絶しないように切り換えを行うことを特徴とする請求項2に記載の試料注入装置。
  5. カラムに試料を注入するために該カラムに接続された試料注入部と、前記試料注入部に装着可能な構成からなる試料注入用ニードルと、前記試料注入用ニードルと接続可能であると共に、接続時に前記試料注入用ニードルに所定量の試料を吸引させる試料吸引手段と、前記カラムに移動相を供給する移動相供給手段と、前記試料注入用ニードルを前記試料吸引手段又は前記移動相供給手段の何れかに選択的に接続させるための第1の切換弁と、前記試料注入部を備え、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記試料注入用ニードルを介して前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給し、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部から取り外した場合に、前記第1の切換弁を介して前記カラムに前記移動相を供給するための第2の切換弁とを備えた試料注入装置を用いてカラムに対して試料を注入する試料注入方法であって、
    前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記第1の切換弁による経路の切り換えにより前記試料注入用ニードルと前記移動相供給手段とを接続し、前記試料注入用ニードルから前記カラムに前記移動相を供給する第1の移動相供給ステップと、
    前記第1の切換弁による経路の切り換えにより、前記試料注入用ニードルと前記試料吸引手段とを接続し、前記試料を該第1の試料注入用ニードル内に吸引する試料吸引ステップと、
    前記試料吸引ステップにより、前記試料注入用ニードルが試料を吸入している間、前記第1の切換弁及び前記第2の切換弁による経路の切り換えにより、前記移動相供給手段からの移動相を前記カラムに供給する第2の移動相供給ステップとを有することを特徴とする試料注入方法。
  6. 前記第2の切換弁に設けられた前記試料注入用ニードルを挿入させて保持するための挿入保持部材を用いて、前記試料注入用ニードルを前記挿入保持部材の挿入部から取り外した場合に、前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給するための第1の経路を閉塞させる閉塞ステップを有することを特徴とする請求項5に記載の試料注入方法。
  7. 前記第2の移動相供給ステップは、
    前記第1の経路を閉塞した場合に、第2の経路により前記第1の経路に前記移動相を供給することを特徴とする請求項6に記載の試料注入方法。
  8. 前記閉塞ステップは、前記挿入保持部材に設けられた前記試料注入用ニードルが挿入される挿入部を移動手段により移動させて、前記第1の経路を閉塞し、
    前記第2の移動相供給ステップは、前記移動手段による前記第1の経路の閉塞により、前記移動相の前記カラムへの流入が断絶しないように前記第1の切替弁により切り換えを行うことを特徴とする請求項6に記載の試料注入方法。
  9. カラムに試料を注入するために該カラムに接続された試料注入部と、前記試料注入部に装着可能な構成からなる試料注入用ニードルと、前記試料注入用ニードルと接続可能であると共に、接続時に前記試料注入用ニードルに所定量の試料を吸引させる試料吸引手段と、前記カラムに移動相を供給する移動相供給手段と、前記試料注入用ニードルを前記試料吸引手段又は前記移動相供給手段の何れかに選択的に接続させるための第1の切換弁と、前記試料注入部を備え、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部に装着した場合に、前記試料注入用ニードルを介して前記カラムに前記試料及び前記移動相を供給し、前記試料注入用ニードルを前記試料注入部から取り外した場合に、前記第1の切換弁を介して前記カラムに前記移動相を供給するための第2の切換弁とを備えた試料注入装置を有することを特徴とする液体クロマトグラフィー装置。
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