JP5290866B2 - 架空送電線の腐食検知方法及び装置 - Google Patents
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Description
本発明は、架空送電線の腐食検知方法と、それに用いる腐食検知装置に関するものである。
従来の架空送電線の腐食検知方法は、架空送電線に移動用の宙乗り機をセットし、作業者がその宙乗り機に乗って移動しながら電線の腐食を目視又は腐食検知装置で確認する方法が一般的である(非特許文献1参照)。これに用いる腐食検知装置としては、携帯型X線撮影装置や渦流探傷装置などがある。
また、架空送電線は腐食により電線外径が縮小することに着目し、架空送電線にリングを締め付け固定しておくと、腐食が発生したときに電線外径縮小によりリングの締め付け力がなくなってリングが電線長手方向に移動するので、そのリングの移動を地上から観測して腐食を検知する方法も公知である(特許文献1)。
電線・ケーブル技術委員会編「電気学会技術報告第968号」第56〜57頁:電気学会2004年6月30日
特開2004−140887号公報
しかし、従来の宙乗り機による腐食検知方法は、高所作業であるため危険を伴うだけでなく、作業者が宙乗り機に乗って電線上を移動するため作業者に大きな負担がかかる、という問題がある。また宙乗り機や腐食検知装置を電線にセットして作業を行うため、送電を停止する必要がある。
一方、架空送電線にリングを取り付ける腐食検知方法は、上記のような問題点を解消できる。
しかし電線の腐食の形態は、架設された電線の環境条件によって異なり、電線の表面側から進行する腐食と、内部から進行する腐食の、2種類の腐食が確認されており、腐食により電線外径が縮小する場合だけでなく、増大する場合もある。すなわち、電線の表面側から腐食が進行する場合、電線表面の金属が腐食により剥落し電線外径が縮小する。また、電線の内部から腐食が進行する場合は腐食生成物が電線内部に蓄積することから電線外径の増大となって現れる。
前記架空送電線にリングを取り付ける腐食検知方法では、電線外径が増大する腐食は検知することができない。
しかし電線の腐食の形態は、架設された電線の環境条件によって異なり、電線の表面側から進行する腐食と、内部から進行する腐食の、2種類の腐食が確認されており、腐食により電線外径が縮小する場合だけでなく、増大する場合もある。すなわち、電線の表面側から腐食が進行する場合、電線表面の金属が腐食により剥落し電線外径が縮小する。また、電線の内部から腐食が進行する場合は腐食生成物が電線内部に蓄積することから電線外径の増大となって現れる。
前記架空送電線にリングを取り付ける腐食検知方法では、電線外径が増大する腐食は検知することができない。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、腐食検知に高所作業を必要とせず、しかも電線外径が増大する腐食と縮小する腐食の双方を検知できる架空送電線の腐食検知方法と、それに用いる腐食検知装置を提供することにある。
本発明に係る架空送電線の腐食検知方法は、架空送電線の外周に周方向の一部が開閉可能なリングを取り付け、このリングの開閉端を歪みゲージが埋め込まれた軸力検出ボルトとナットで締め付けることにより、架空送電線にリングによる締め付け力を加えると共に前記軸力検出ボルトに軸力を発生させ、この状態で、架空送電線に腐食が発生したときの架空送電線の外径増大又は外径縮小による軸力検出ボルトの軸力の変化を、前記歪みゲージが接続された歪み計で測定することにより架空送電線の腐食を検知することを特徴とするものである。
また本発明に係る架空送電線の腐食検知装置は、
架空送電線の外周に取り付けられる周方向の一部が開閉可能なリングと、
このリングの開閉端を締め付けて架空送電線にリングにより締め付け力を加える、歪みゲージが埋め込まれた軸力検出ボルト及びナットと、
前記軸力検出ボルトの軸力の変化を歪みゲージの抵抗変化として測定する歪み計と、
前記歪み計の測定結果を送信する送信器と、
前記歪み計及び送信器の電源としてのバッテリーとを備え、
架空送電線に腐食が発生したときの架空送電線の外径増大又は外径縮小による軸力検出ボルトの軸力の変化を前記歪み計で測定し、測定結果を前記送信器により架空送電線から離れた所にある受信器へ送信するようになっていることを特徴とするものである。
架空送電線の外周に取り付けられる周方向の一部が開閉可能なリングと、
このリングの開閉端を締め付けて架空送電線にリングにより締め付け力を加える、歪みゲージが埋め込まれた軸力検出ボルト及びナットと、
前記軸力検出ボルトの軸力の変化を歪みゲージの抵抗変化として測定する歪み計と、
前記歪み計の測定結果を送信する送信器と、
前記歪み計及び送信器の電源としてのバッテリーとを備え、
架空送電線に腐食が発生したときの架空送電線の外径増大又は外径縮小による軸力検出ボルトの軸力の変化を前記歪み計で測定し、測定結果を前記送信器により架空送電線から離れた所にある受信器へ送信するようになっていることを特徴とするものである。
本発明に係る架空送電線の腐食検知装置において、前記歪み計、送信器及びバッテリーは架空送電線に取り付けられたボックスに収容されており、前記バッテリーは前記ボックスの外面に取り付けられた太陽電池パネルから充電されるようになっていることが好ましい。
また本発明に係る架空送電線の腐食検知装置は、前記ボックスの内部又は外部に、前記軸力検出ボルトと同じ構造の温度補正用ボルトが設置され、この温度補正用ボルトの出力を用いて、腐食検知への温度変化の影響を低減することが好ましい。
また本発明に係る架空送電線の腐食検知装置において、前記温度補正用ボルトは、前記軸力検出ボルトの付近に、前記リングの開閉端に締め付け力を加えることなく、軸力を発生させた状態で設置され、この温度補正用ボルトの検出値により、軸力検出ボルトの軸力の変化のうち架空送電線の腐食による軸力変化以外の軸力の変化を低減する軸力補正を行い、架空送電線の腐食による軸力検出ボルトの軸力の変化以外の軸力の変化の影響が小さい軸力の変化を測定するようになっていることが好ましい。
本発明は、架空送電線に取り付けたリングに締め付け力を加えるボルトの軸力を測定して架空送電線の腐食を検知するので、電線外径が増大する腐食はボルトの軸力の増加として検知することができ、電線外径が縮小する腐食はボルトの軸力の減少として検知することができる。またボルトの軸力の変化を歪み計で電気的に測定するため、測定結果を無線で送ることが可能であり、高所作業を必要としない。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
<実施例1> 図1〜図4は本発明の一実施例を示す。図において、1は鉄塔間に架設されたACSR等の架空送電線、3A、3Bは架空送電線1を外周から締め付ける第一及び第二のリング、5A、7Aは第一のリング3Aに締め付け力を加える第一のボルト及びナット、5B、7Bは第二のリング3Bに締め付け力を加える第二のボルト及びナット(ナット7Bは図示省略)、9は二つのボルト5A、5Bに吊り下げられて架空送電線1に取り付けられたボックス、11はボックス9の外面に取り付けられた太陽電池パネルである。ボックス9内には図2に示すようにバッテリー13、歪み計15及び送信器17などが収容されている。
<実施例1> 図1〜図4は本発明の一実施例を示す。図において、1は鉄塔間に架設されたACSR等の架空送電線、3A、3Bは架空送電線1を外周から締め付ける第一及び第二のリング、5A、7Aは第一のリング3Aに締め付け力を加える第一のボルト及びナット、5B、7Bは第二のリング3Bに締め付け力を加える第二のボルト及びナット(ナット7Bは図示省略)、9は二つのボルト5A、5Bに吊り下げられて架空送電線1に取り付けられたボックス、11はボックス9の外面に取り付けられた太陽電池パネルである。ボックス9内には図2に示すようにバッテリー13、歪み計15及び送信器17などが収容されている。
二つのリング3A、3Bはそれぞれ、金属などの剛性を有する材料で形成された一対の半円形部材19の一端側をヒンジピン21で連結して他端側を開閉可能とし、当該他端側に外向きに一対の被締め付け片23を突設したものである。被締め付け片23にはボルト穴(図示せず)が形成されており、このボルト穴にボルト5A、5Bを挿通して、ナット7A、7Bを締め付けることで、リング3A、3Bがそれぞれ架空送電線1を締め付けるようになっている。
ボックス9の上端には二つの支持片25A、25Bが一体に設けられており、この支持片25A、25Bにもボルト穴(図示せず)が形成されている。ボックス9は、この支持片25A、25Bをリング3A、3Bの被締め付け片23の間に配置して、支持片25A、25Bのボルト穴(図示せず)にボルト5A、5Bを挿通することで、リング3A、3Bに吊り下げ支持されている。第一のリング3Aの被締め付け片23は、ボルト5Aとナット7Aで締め付けたときに、支持片25Aを締め付けないように(支持片25との間に隙間ができるように)形成されている。第二のリング3Bの被締め付け片23も同様であるが、第二のリング3Bの被締め付け片23は支持片25Bを締め付けるように形成することもできる。
第一のボルト5Aは、図3に示すように、軸線方向に形成された孔内に歪みゲージ27を挿入し、接着剤などで埋め込み固定することにより、軸力を検出できるようにした軸力検出ボルトである(特開平6−347349号公報、特開2005−91086号公報等参照)。歪みゲージ27のリード線29はボックス9内の歪み計15に接続されている。第二のボルト5Bは通常のボルトである。
歪み計15は、図4に示すようなブリッジ回路31を備えており、前記歪みゲージ27はブリッジ回路31の一辺に抵抗R1として接続されている。ブリッジ回路31は歪みゲージ27の抵抗変化を電圧変化として出力する。歪み計15は上記ブリッジ回路31とその出力をサンプリング処理する信号処理回路などを備えた一般的なもので、その出力信号(測定値)は送信器17から無線で地上(監視所等)の受信器(図示せず)に送られる。歪み計15及び送信器17の電力はバッテリー13から供給され、バッテリー13は太陽電池パネル11の発生電力で充電される。
上記のように第一のボルト即ち軸力検出ボルト5Aとナット7Aで第一のリング3Aを締め付けると、当該リング3Aにより架空送電線1に締め付け力が加わると共に、軸力検出ボルト5Aに軸力が発生する。軸力検出ボルト5Aに所定の軸力を発生させた状態で、歪み計15を出力がゼロ(又は一定の値)になるように設定しておく。
架空送電線1に腐食が発生していないときは、出力ゼロの状態が継続するので、腐食が発生していないと判断できる。もし架空送電線1に腐食が発生して、図5(A)に二点鎖線で示すように架空送電線1の外径が増大すると、リング3Aを拡径しようとする力が発生するため、軸力検出ボルト5Aの軸力が大きくなり、歪みゲージ27の抵抗値R1が大きくなって、ブリッジ回路31のバランスが崩れ、歪み計15が電線外径増大に応じた出力を発生する。この出力は送信器17で監視所に送られるので、監視所では電線外径が増大する腐食が発生したことを検知できる。
また、架空送電線1に腐食が発生して、図5(B)に二点鎖線で示すように架空送電線1の外径が縮小すると、リング3Aが軸力検出ボルト5Aの締め付け力で縮径するため、軸力検出ボルト5Aの軸力が小さくなり、歪みゲージ27の抵抗値R1が小さくなって、ブリッジ回路31のバランスが崩れ、歪み計15が電線外径縮小に応じた出力を発生する。この出力は送信器17で監視所に送られるので、監視所では電線外径が縮小する腐食が発生したことを検知できる。
この実施例では、第二のリング3Bを締め付ける第二のボルト5Bに通常のボルトを用いたが、第二のボルト5Bにも軸力検出ボルトを用いて、二つの軸力検出ボルトで架空送電線の腐食を検知するようにすることもできる。
また、この実施形態では、第一のリング3Aを締め付ける軸力検出ボルト5Aにボックス9を吊り下げるようにしたが、第一のリング3Aと軸力検出ボルト5Aは架空送電線1を締め付けるだけとし、ボックス9は別の取り付け手段により架空送電線1に取り付けるようにしてもよい。
<実施例2> 図6は本発明の他の実施例を示す。この実施例は、ボックス9内に温度補正用ボルト33を収納したものである。温度補正用ボルト33は軸力検出ボルト5Aと同じ構造で、内部にボルト33の温度変化を検出するための歪みゲージ35が埋め込まれている。この歪みゲージ35はリード線37により歪み計15内のブリッジ回路31(図4参照)に抵抗R2として接続されている。上記以外の構成は実施例1と同じである。
すなわち、温度補正用ボルト33は、前記軸力検出ボルト5Aの付近に、前記リング3A、3Bの開閉端の被締め付け片23、23に締め付け力を加えることなく、軸力を発生させた状態で設置されている。これにより架空送電線1の腐食による軸力検出ボルト5Aの軸力の変化以外の軸力の変化を温度補正用ボルト33で検出して軸力補正を行い、軸力検出ボルト5Aの軸力の変化のうち、架空送電線1の腐食による軸力変化以外の軸力の変化が低減された軸力の変化を測定することができる。
すなわち、温度補正用ボルト33は、前記軸力検出ボルト5Aの付近に、前記リング3A、3Bの開閉端の被締め付け片23、23に締め付け力を加えることなく、軸力を発生させた状態で設置されている。これにより架空送電線1の腐食による軸力検出ボルト5Aの軸力の変化以外の軸力の変化を温度補正用ボルト33で検出して軸力補正を行い、軸力検出ボルト5Aの軸力の変化のうち、架空送電線1の腐食による軸力変化以外の軸力の変化が低減された軸力の変化を測定することができる。
上記のような構成にすると、温度補正用ボルト33は軸力検出ボルト5Aの近くに配置されるため、温度変化も軸力検出ボルト5Aとほぼ同じになる。その結果、歪みゲージ27の温度変化による抵抗変化と、歪みゲージ35の温度変化による抵抗変化がほぼ同じになるので、軸力検出ボルト5Aの温度変化に基づくブリッジ回路31の出力変化を打ち消すことができ、より精度の高い腐食検知を行うことができる。
<実施例3> 図7及び図8は本発明のさらに他の実施例を示す。この実施例は、実施例2で使用したのと同じ温度補正用ボルト33を、軸力検出ボルト5Aの直下の支持片25Aに形成されたボルト穴に挿通し、ナット39で締め付け固定したものである。支持片25Aの長さが実施例1の場合より長くなっているが、それ以外の構成は実施例1、2と同じである。
このような構成にすると、軸力検出ボルト5Aの温度変化に基づくブリッジ回路31の出力変化を打ち消すことができるだけでなく、温度変化以外の要因例えば電線1の振動などに基づくブリッジ回路31の出力変化をも打ち消すことが可能となり、さらに精度の高い腐食検知を行うことができる。
1:架空送電線
3A、3B:リング
5A:第一のボルト(軸力検出ボルト)
5B:第二のボルト
7A、7B:ナット
9:ボックス
11:太陽電池パネル
13:バッテリー
15:歪み計
17:送信器
19:半円部材
21:ヒンジピン
23:被締め付け片
25A、25B:支持片
27:歪みゲージ
29:リード線
31:ブリッジ回路
33:温度補正用ボルト
35:歪みゲージ
37:リード線
39:ナット
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Claims (5)
- 架空送電線の外周に周方向の一部が開閉可能なリングを装着し、このリングの開閉端を歪みゲージが埋め込まれた軸力検出ボルトとナットで締め付けることにより、架空送電線にリングによる締め付け力を加えると共に前記軸力検出ボルトに軸力を発生させ、この状態で、架空送電線に腐食が発生したときの架空送電線の外径増大又は外径縮小による軸力検出ボルトの軸力の変化を、前記歪みゲージが接続された歪み計で測定することにより架空送電線の腐食を検知することを特徴とする架空送電線の腐食検知方法。
- 架空送電線の外周に取り付けられる周方向の一部が開閉可能なリングと、
このリングの開閉端を締め付けて架空送電線にリングにより締め付け力を加える、歪みゲージが埋め込まれた軸力検出ボルト及びナットと、
前記軸力検出ボルトの軸力の変化を歪みゲージの抵抗変化として測定する歪み計と、
前記歪み計の測定結果を送信する送信器と、
前記歪み計及び送信器の電源としてのバッテリーとを備え、
架空送電線に腐食が発生したときの架空送電線の外径増大又は外径縮小による軸力検出ボルトの軸力の変化を前記歪み計で測定し、測定結果を前記送信器により架空送電線から離れた所にある受信器へ送信するようになっていることを特徴とする架空送電線の腐食検知装置。 - 前記歪み計、送信器及びバッテリーは架空送電線に取り付けられたボックスに収容されており、前記バッテリーは前記ボックスの外面に取り付けられた太陽電池パネルから充電されるようになっていることを特徴とする請求項2記載の架空送電線の腐食検知装置。
- 前記ボックスの内部又は外部に、前記軸力検出ボルトと同じ構造の温度補正用ボルトが設置され、この温度補正用ボルトの出力を用いて、腐食検知への温度変化の影響を低減することを特徴とする請求項3記載の架空送電線の腐食検知装置。
- 前記温度補正用ボルトは、前記軸力検出ボルトの付近に、前記リングの開閉端に締め付け力を加えることなく、軸力を発生させた状態で設置され、この温度補正用ボルトの検出値により、軸力検出ボルトの軸力の変化のうち架空送電線の腐食による軸力変化以外の軸力の変化を低減する軸力補正を行い、架空送電線の腐食による軸力検出ボルトの軸力の変化以外の軸力の変化の影響が小さい軸力の変化を測定することを特徴とする請求項4記載の架空送電線の腐食検知装置。
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