JP5285536B2 - 空気圧縮機 - Google Patents
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Description
それらの詳細は、本発明者が取得した米国特許、U.S. Patent No. 5,215,447;5,655,887;6,135,725;6,095,758;6,213,725;6,280,163;6,315,534;6,059,542;6,146,112;6,200,110;6,295,693;6,413,056;6,551,077;6,514,058;6,655,928;6,846,162;7,462,018;7,240,642等で知ることができる。
即ち、本発明に係る空気圧縮機のピストンにも、そのピストンロッドの一端に動力機関と連結し、その動きを受ける枢軸孔がある。
ピストンロッドの他の一端部は延びてシリンダー内を上下往復運動するピストンヘッドとなっており、このピストンヘッドの空気圧縮面は、ピストンロッド中心軸と直交するXY平面と平行ではなく、傾斜角θ 1 で斜交するようになっている。
即ち、本発明に係る空気圧縮機はシリンダーを持ち、シリンダーのピストン作動室の頂端にはシリンダー底面がある。このシリンダー底面は、上死点におけるピストンのピストンヘッドの空気圧縮面と同様の傾斜面となっている。
シリンダー(3)と、シリンダー(3)の内部で一体となって往復運動するピストンロッド(51)及びピストンヘッド(52)から成るピストン(5)と、ピストン(5)をシリンダー(3)内部で往復運動させる駆動装置とを具備し、
ピストン(5)の空気圧縮面(54)がピストンロッド(51)の中心軸に直交する平面に対し、傾斜角θ 1 をもって傾斜する傾斜面として構成され、
その空気圧縮面(54)と対向するシリンダー底面(311)が、シリンダー中心軸に直交する平面に対して傾いており、その傾斜角θ 3 が上記傾斜角θ 1 と同一で、上記ピストン(5)の上死点における空気圧縮面と同一方向に傾斜する傾斜面として形成されて成る。
尚、望ましいθ 1 の数値範囲は、ピストンロッドの長さによっても変化する。
即ちピストンロッドが比較的短い場合には、大き目の数値、例えば
6°≦θ 1 ≦10°
が採用され、長めのピストンロッドに対しては、小さめの数値、例えば、
2°≦θ 1 ≦6°
が採用される。
4°≦θ 1 ≦8°
の傾斜角が採用される。
上記の各下限値より小さい傾斜角を採用すると、殆ど本発明の効果が見られなくなり、上記の各上限値より大きい傾斜角を採用するとピストンヘッドの設計が困難となる。
尚、これらの図面及び説明は、本発明の一実施例を示すものであり、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
ベースプレート2には空気圧縮機1の動力機関が取り付けられる。動力機関はモーター12、動力を伝送する小歯車13、大歯車14およびフライホイール15を含んでいる。前述したベースプレート2は円孔21および22を有し、円孔22はモーター12の軸心120上にある小歯車13が貫通するようになっており、モーター12は取付ネジ(図示せず。)でベースプレート2上に固定される。
前述した円孔21には大歯車14の中心軸140が嵌って回動自在に保持されるようになっており、大歯車14は小歯車13と噛み合うようになっている。
中心軸140にはフライホイール15が大歯車14とともに取り付けられ、フライホイール15に取り付けられた偏心軸151はピストン5と枢軸接続されている。モーター12が動くと、ピストン5はシリンダー3のピストン作動室31内を往復運動し、空気を圧縮して吐出部筐体32内の分配室320に送る。
尚、図には省略されているが、必要に応じて、シリンダー内に外気を吸入するための吸気弁及び圧縮空気の逆流入を阻止するための逆止弁が設けられる。
さらに図3および図4を合わせて参照すると分かるように、このモーター10は大・小歯車の組み合わせによる動力伝送を持っていないので、その軸心101は直接円孔21を貫通してベースプレート2に固定されている。
このモーター10の軸心101はさらにフライホイール19の軸孔190と結合し、ネジ192で固く締めることでフライホイール19は軸心101上に完全に固定される。
フライホイール19の偏心軸191はピストン5をシリンダー3内で上下往復運動させる働きをしている。
図5に示すように、ベースプレート2にある位置決孔29とシリンダー3にある位置決ピン39はネジ28を使って固定することができる。この技術については本発明者が取得したUS P No. 6,655,928を参考にすることができる。
図6の正投影図の方向に基づいて三次元座標で示すと、前述した枢軸孔510の中央点P0はXY平面上にあり、空気圧縮面54の中心点F0と前述した枢軸孔510の中央点P0を結ぶ線?pfはZ軸線と平行となっており、XY水平面とは垂直になっている。
空気圧縮面54の中心点F0を通って空気圧縮面54と垂直になっているのが垂線?vで、この垂線?vは点P1でXY平面と交わっており、この点P1と中央点P0の距離は?となっている。
更に解説すると、ピストンヘッド52の空気圧縮面54とXY平面は平行ではなく、傾斜角度がゼロではないθ1となっている。即ち、ピストンヘッド52の空気圧縮面54とピストンロッド51の中心軸は直交しておらず、傾斜した状態となっている。
よって、駆動機関であるフライホイール15の中心軸140を円孔21に収め、偏心軸151は前述したピストンロッド51の枢軸孔510に枢軸接続すると、モーター12の駆動後、ピストンロッド51の枢軸孔510は円孔21を中心として円周回転運動をし、ピストンロッド51のもう1つの端のピストンヘッド52はシリンダー3内を揺動しつつ上下往復直線運動する。
そしてこの際、ピストンヘッド52のシリンダー軸直角断面とのなす傾斜角が、上記傾斜角θ 1 より、ピストンの上昇する圧縮工程(図10〜13に示す工程)では小さくなり、ピストンの下降する吸入工程(図13〜図15から図10に戻る工程)では大きくなる方向に、駆動装置を作動させるものである。
図13に示した状態に達するときは、ピストンヘッド52は瞬間的に上死点に達し、同時に、傾斜した空気圧縮面54はシリンダー底面311にぴったりと全面的に接触する。
即ち、図11に示された状態から図12に示された状態に至る間の何れかにおいて、ピストンの空気圧縮面が、シリンダー中心軸に直角若しくはそれに近い傾斜角度と成るように定めれば良いものである。そしてそのようになるピストン位置は圧縮工程の中間点付近であることが望ましい。
従って、この傾斜角θの値は、ピストンロッド駆動用の偏芯軸151の旋回半径とピストンロッドの長さの比によって定められるものであり、概ね2°以上10°の範囲となる。
この特徴構造により、ピストンは前進圧縮運動の過程において更に効率的な気密効果を保つことが出来、後退吸気運動の過程においてピストンの後退速度を速めることができる。
10 モーター
101 軸心
12 モーター
120 軸心
13 小歯車
14 大歯車
140 中心軸
15 フライホイール
151 偏心軸
19 フライホイール
190 軸孔
191 偏心軸
192 ネジ
2 ベースプレート
21 円孔
22 円孔
28 ネジ
29 位置決孔
3 シリンダー
31 ピストン作動室
311 シリンダー底面
312 内壁周面
313 隙間
314 凹穴
315 凹穴
32 吐出部筐体
320 分配室
321 送気管
322 送気管
323 送気管
324 送気管
33 安全弁
34 送気弁
39 位置決ピン
41 管
42 エアバルブ
43 管
44 圧力計
5 ピストン
51 ピストンロッド
510 枢軸孔
52 ピストンヘッド
54 空気圧縮面
55 位置決ピン
56 ストッパー
Claims (2)
- シリンダー(3)と、シリンダー(3)の内部で一体となって往復運動するピストンロッド(51)及びピストンヘッド(52)から成るピストン(5)と、ピストン(5)をシリンダー(3)内部で往復運動させる駆動装置とを具備する空気圧縮機において、
ピストン(5)の空気圧縮面(54)がピストンロッド(51)の中心軸に直交する平面に対し、傾斜角θ 1 をもって傾斜する傾斜面として構成され、
その空気圧縮面(54)と対向するシリンダー底面(311)が、シリンダー中心軸に直交する平面に対して傾いており、その傾斜角θ 3 が上記傾斜角θ 1 と同一で、上記ピストン(5)の上死点における空気圧縮面と同一方向に傾斜する傾斜面として形成されていることを特徴とする上記の空気圧縮機(1)。 - 傾斜角θ 1 が、2°以上、10°以下である、請求項1に記載の空気圧縮機(1)。
Priority Applications (1)
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JP2009189081A JP5285536B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | 空気圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009189081A JP5285536B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | 空気圧縮機 |
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Family Applications (1)
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2009
- 2009-08-18 JP JP2009189081A patent/JP5285536B2/ja active Active
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