JP5274722B1 - 建設機械及び冷却ファンの制御方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、水温や油温が低い状況においても、キャブ室内を安定的に冷却可能な建設機械及び冷却ファンの制御方法を提供することを目的とする。ホイールローダ(1)は、キャブ(5)と、空調ユニット(60)と、コンデンサ(43)及びコンプレッサ(64)を有する冷却ファン(46)と、コンプレッサ(64)の作動/非作動を受け付ける空調スイッチ(83)と、キャブ(5)内の設定温度を設定する温度設定部(82)と、キャブ(5)内の室温を検出する室温センサ(90)と、コントローラ(70)と、を備える。コントローラ(70)は、空調スイッチ(83)が作動され、かつ、室温が設定温度よりも高い場合、冷却ファン(46)の回転数が制限回転数(RLMT)以上に保たれるように調整する。
Description
本発明は、空調装置を備える建設機械及び冷却ファンの制御方法に関する。
従来、ホイールローダなどの建設機械において、ラジエータの水温、作動オイルクーラの油温及びアフタークーラのエア温度などに基づいて、ラジエータ、作動オイルクーラ及びアフタークーラを冷却するファンの回転数を制御する手法が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の手法では、空調装置の稼働状況について考慮されていないため、キャブ室内を安定的に冷却できないおそれがある。具体的には、オペレータがキャブ内の室温を迅速に下げたい場合であっても、水温や油温が低いためにファンの回転数が低く制限されていれば、キャブ室内を効率的に冷却することはできない。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、キャブ室内を安定的に冷却可能な建設機械及び冷却ファンの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1側面に係る建設機械は、キャブと、空調ユニットと、冷却ファンと、空調スイッチと、温度設定部と、室温センサと、コントローラと、を備える。空調ユニットは、コンデンサと、コンデンサに接続されるコンプレッサと、コンデンサ及びコンプレッサに接続されるエバポレータと、エバポレータに風を送る送風ファンと、エバポレータからキャブ内まで連なる空調ダクトと、を有する。冷却ファンは、コンデンサを冷却する。空調スイッチは、コンプレッサの作動/非作動を受け付ける。温度設定部は、キャブ内の設定温度を設定する。室温センサは、キャブ内の室温を検出する。コントローラは、空調スイッチにおいて作動が選択され、かつ、キャブ内の室温が設定温度よりも高い場合、冷却ファンの回転数が所定回転数以上に保たれるように調整する。
本発明の第1側面に係る建設機械によれば、コンデンサにおける冷媒の冷却効率が保持され、エバポレータによる空気の冷却効果を必要最低限度保持することができる。その結果、オペレータの要望に応じて、キャブ内を迅速に冷却させることができる。
本発明の第2側面に係る建設機械は、第1側面に係り、エンジンを循環する冷媒を冷却するためのラジエータと、ラジエータに接続され、冷媒を流すための配管と、冷却ファンを駆動させる油圧ポンプと、を備える。配管の一部は、空調ダクト内に配置される。油圧ポンプは、冷却ファンに送出する油量を調整するための斜板を有する。コントローラは、空調スイッチにおいて非作動が選択されている場合、又は、キャブ内の室温が設定温度よりも高くない場合であって、かつ、冷媒の温度が所定温度以下であるとき、油圧ポンプの斜板の角度を最小にする。
本発明の第2側面に係る建設機械によれば、ラジエータにおける冷媒の冷却効率が低減され、配管を流れる冷媒温度を上昇させることができる。キャブ内の暖房に冷媒を利用していることから、冷媒温度の速やかに上昇させることによって空気の加温効果を最大限発揮することができる。その結果、オペレータの要望に応じて、キャブ内を迅速に暖めることができる。
本発明の第3側面に係る建設機械は、第1側面に係り、エンジンを循環する冷媒を冷却するためのラジエータと、トルクコンバータを循環するトルクコンバータオイルを冷却するためのトルクコンバータオイルクーラと、作業機を駆動する作動油を冷却するための作動オイルクーラと、を備える。ラジエータ、トルクコンバータオイルクーラ及び作動オイルクーラは、冷却ファンによって冷却される。コントローラは、冷媒、トルクコンバータオイル及び作動油それぞれの温度に対応する3つの回転数のうち最も大きい回転数で冷却ファンを回転させる。
本発明の第3側面に係る建設機械によれば、ラジエータ、作動オイルクーラ及びトルクコンバータオイルクーラをまとめて必要十分に冷却させることができる。
なお、トルクコンバータオイルクーラは、冷却ファンによって直接的に冷却されてもよいが、トルクコンバータオイルクーラがラジエータの冷媒を利用してトルクコンバータオイルを冷却している場合には、トルクコンバータオイルクーラは、冷却ファンによって間接的に冷却されることとなる。
本発明の第4側面に係る建設機械は、第3側面に係り、冷却ファンの最高回転数は、エンジンの回転数がローアイドル回転数からローアイドル回転数よりも高い第1回転数までの場合は第1最高回転数に設定され、エンジンの回転数が第1回転数から第1回転数よりも高い第2回転数までの場合は徐々に大きくなるように設定され、エンジンの回転数が第2回転数よりも高い場合は第1最高回転数よりも高い第2最高回転数に設定される。
本発明の第4側面に係る建設機械によれば、ローアイドル回転数から第1回転数までは、冷却ファンは第1最高回転数に維持される。そのため、エンジンの回転数がローアイドル回転数付近を変動しても、冷却ファンの回転数が変動することを抑制できる。従って、油圧ポンプの頻繁な駆動やそれに伴う騒音を抑制できる。
本発明の第5側面に係る冷却ファンの制御方法は、キャブと、キャブ内を空調する空調ユニットと、キャブ内の設定温度を設定する温度設定部と、空調ユニットのコンデンサを冷却するための冷却ファンと、を有する建設機械において用いられる。冷却ファンの制御方法では、空調ユニットが作動信号を受け、かつ、キャブ内の室温が設定温度よりも高い場合、冷却ファンの最低回転数を所定回転数に制御する。
本発明の第5側面に係る冷却ファンの制御方法によれば、コンデンサにおける冷媒の冷却効率が保持される結果、オペレータの要望に応じて、キャブ内を迅速に冷却させることができる。
本発明の第6側面に係る冷却ファンの制御方法は、第5側面に係り、空調ユニットが作動信号を受けていない場合、又は、キャブ内の室温が設定温度以下である場合、油圧ポンプの容量を最小にする。ただし、冷却ファンは、油圧ポンプの容量調整によって回転数を制御可能である。
本発明の第6側面に係る冷却ファンの制御方法によれば、ラジエータにおける冷媒の冷却効率が低減され、冷媒温度を速やかに上昇させることによって空気の加温効果を最大限発揮することができる。その結果、オペレータの要望に応じて、キャブ内を迅速に暖めることができる。
本発明によれば、キャブ室内を安定的に冷却可能な建設機械及び冷却ファンの制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態によるホイールローダの外観側面図を図1に示し、その後部の構造を図2及び図3に示している。
なお、以下の説明において、前後左右とは、オペレータが図1に示すキャブ11内の運転席に着座した状態における前後左右と同一方向をいう。
[全体構成]
ホイールローダ1は、車体フレーム2、作業機3、前輪4a、後輪4b、キャブ5を備える。ホイールローダ1は、冷却ファン制御システム100(図4参照)を搭載している。冷却ファン制御システム100については後述する。
ホイールローダ1は、車体フレーム2、作業機3、前輪4a、後輪4b、キャブ5を備える。ホイールローダ1は、冷却ファン制御システム100(図4参照)を搭載している。冷却ファン制御システム100については後述する。
ホイールローダ1は、前輪4a、後輪4bが回転駆動されることにより自走可能であり、作業機3を用いて所望の作業を行うことができる。
車体フレーム2は前車体部2a及び後車体部2bを有している。前車体部2aと後車体部2bとは互いに左右方向に揺動可能に連結されている。前車体部2aには、作業機3及び前輪4aが設けられている。後車体部2bには、キャブ5及び後輪4bが設けられている。
キャブ5内には、後述する空調操作パネル80や室温センサ90(図5参照)が配置されている。作業機3は、前車体部2aの前方に配置されており、ブーム6、バケット7、ベルクランク8等を有している。ブーム6は1対のリフトシリンダ10によって上下に揺動される。また、バケット7は、ブーム6の先端に装着されており、ベルクランク8を介してバケットシリンダ11によって上下に揺動される。
[後部全体構造]
図2に示すように、後車体部2bの後部には、エンジン12が搭載されており、このエンジン12の下方に燃料タンク13が配置されている。また、エンジン12の後方には冷却ユニット14が配置されている。さらに、後車体部2bの後端にはカウンタウェイト15が固定されている。
図2に示すように、後車体部2bの後部には、エンジン12が搭載されており、このエンジン12の下方に燃料タンク13が配置されている。また、エンジン12の後方には冷却ユニット14が配置されている。さらに、後車体部2bの後端にはカウンタウェイト15が固定されている。
[冷却ユニット14]
冷却ユニット14は、図3に示すように、ラジエータ40と、アフタークーラ42と、コンデンサ43と、作動オイルクーラ44と、トルクコンバータオイルクーラ45と、冷却ファン46と、を有する。なお、図3では、冷却ファン46がラジエータ40の清掃のために水平方向に回動した状態が示されている。
冷却ユニット14は、図3に示すように、ラジエータ40と、アフタークーラ42と、コンデンサ43と、作動オイルクーラ44と、トルクコンバータオイルクーラ45と、冷却ファン46と、を有する。なお、図3では、冷却ファン46がラジエータ40の清掃のために水平方向に回動した状態が示されている。
ラジエータ40は、冷却ファン46の前面側に配置される。ラジエータ40は、エンジン12を循環する冷媒を冷却する。
アフタークーラ42は、ラジエータ40の前面側に配置される。アフタークーラ42は、エンジン12に供給される空気を冷却する。
コンデンサ43は、アフタークーラ42の前方に配置される。コンデンサ43は、後述する空調ユニット60(図4参照)の一部を構成している。コンデンサ43は、後述するエバポレータ63(図4参照)を循環する冷媒を冷却する。
作動オイルクーラ44は、アフタークーラ42の下方に配置される。作動オイルクーラ44は、作業機3を駆動する作動油を冷却する。
トルクコンバータオイルクーラ45は、作動オイルクーラ44の下方に配置される。トルクコンバータオイルクーラ45は、図示しないトルクコンバータを循環するトルクコンバータオイルを冷却する。トルクコンバータオイルクーラ45は、ラジエータ40から送出される冷媒の循環によって冷却される。
冷却ファン46は、ラジエータ40の後面側に配置される。冷却ファン46の回転によって後向きの冷却風が発生する。これによって、ラジエータ40、アフタークーラ42、コンデンサ43及び作動オイルクーラ44が冷却される。
[冷却ファン制御システム100の構成]
冷却ファン制御システム100の構成について図面を参照しながら説明する。図4は、冷却ファン制御システム100の構成を示すブロック図である。
冷却ファン制御システム100の構成について図面を参照しながら説明する。図4は、冷却ファン制御システム100の構成を示すブロック図である。
冷却ファン制御システム100は、上述した冷却ユニット14と、油圧回路50と、空調ユニット60と、コントローラ70と、を備える。
冷却ユニット14は、ラジエータ40と、アフタークーラ42と、コンデンサ43と、作動オイルクーラ44と、トルクコンバータオイルクーラ45と、冷却ファン46と、を含む。ラジエータ40には、ラジエータ40内の冷媒温度を検出する冷媒温度センサ40Sが設けられる。作動オイルクーラ44には、作動オイルクーラ44内の作動油温度を検出する作動油温度センサ44Sが設けられる。トルクコンバータオイルクーラ45には、トルクコンバータオイルクーラ45内のトルクコンバータオイル温度を検出するトルクコンバータオイル温度センサ45Sが設けられる。
なお、各温度センサは、対象流体の温度が検出できればよく、ラジエータ40、作動オイルクーラ44及びトルクコンバータオイルクーラ45に必ずしも設けられていなくてもよい。
油圧回路50は、タンク51と、油圧ポンプ52と、切換え弁53と、油圧モータ54と、を有する。
タンク51は、油圧モータ54に送出される圧油を貯留する。タンク51には、切換え弁53から油が戻される。
油圧ポンプ52は、エンジン12(図2参照)に連動して駆動される。油圧ポンプ52は、タンク51から切換え弁53に圧油を送出する。油圧ポンプ52は、斜板52aを有する可変容量型のポンプである。油圧ポンプ52のポンプ容量は、斜板52aの角度に応じて変化する。斜板52aの角度は、コントローラ70によって調整される。斜板52aの角度が小さいほど油圧ポンプ52のポンプ容量は小さくなる。
切換え弁53は、油圧モータ54に流れる圧油の方向を切換える。切換え弁53は、正位置と逆位置とを有する2位置切換え弁である。切換え弁53が正位置に位置する場合、正回転方向の回転力が油圧モータ54に与えられる。切換え弁53が逆位置に位置する場合、正回転方向と反対向きの回転力が油圧モータ54に与えられる。
油圧モータ54は、圧油の供給によって、冷却ファン46を回転駆動する。油圧モータ54は、定容量型のモータである。油圧モータ54に正回転方向の回転力が発生すると、冷却ファン46の回転によって後向きの風が発生する。油圧モータ54に逆回転方向の回転力が発生すると、冷却ファン46の回転によって前向きの風が発生する。冷却ファン46には、冷却ファン46の回転数を検出する回転数センサが設けられている。
空調ユニット60は、空調ダクト61と、送風ファン62と、エバポレータ63と、コンプレッサ64と、仕切り板65と、配管66と、を有する。
空調ダクト61は、キャブ5内の吹き出し口に通じている。送風ファン62は、エバポレータ63に風を送る。エバポレータ63は、空調ダクト61内部に配置される。エバポレータ63には、コンデンサ43から送出される冷媒が循環される。エバポレータ63は、送風ファン62から送風される空気を冷却する。
コンプレッサ64は、冷媒をエバポレータ63に圧送する。コンプレッサ64の作動/非作動は、後述する空調スイッチ83(図5参照)によって切り替えられる。仕切り板65は、空調ダクト61内においてエバポレータ63の下流に配置される。仕切り板65は、軸心65aを中心に回転することによって、エバポレータ63から配管66に向かう冷気の量が調整される。
配管66は、ラジエータ40に接続される。配管66内には、エンジン12からラジエータ40に戻る高温の冷媒が流される。配管66の一部は、空調ダクト61内において仕切り板65の下流に配置される。従って、エバポレータ63によって冷却された空気は、配管66によって暖められた後にキャブ5内に送出される。
コントローラ70は、冷媒温度センサ40S、作動油温度センサ44S、トルクコンバータオイル温度センサ45S及び回転数センサ46Sから検出値を取得する。また、コントローラ70は、油圧ポンプ52の斜板52a、送風ファン62、コンプレッサ64及び仕切り板65を制御する。コントローラ70の構成及び機能については後述する。
[コントローラ70の構成]
コントローラ70の構成について図面を参照しながら説明する。図5は、コントローラ70の構成を示すブロック図である。図6は、コントローラ70によって制御される冷却ファン46の回転数Rとエンジン12の回転数Sとの関係を示すマップである。図6では、冷媒温度及びオイル温度とファン46の回転数Rとの関係も示されている。
コントローラ70の構成について図面を参照しながら説明する。図5は、コントローラ70の構成を示すブロック図である。図6は、コントローラ70によって制御される冷却ファン46の回転数Rとエンジン12の回転数Sとの関係を示すマップである。図6では、冷媒温度及びオイル温度とファン46の回転数Rとの関係も示されている。
コントローラ70は、図5に示すように、空調操作パネル80と室温センサ90に接続される。空調操作パネル80には、設定風量受付け部81と、温度設定部82と、空調スイッチ83と、が設けられている。
設定風量受付け部81は、オペレータが所望する設定風量を受け付ける。温度設定部82は、オペレータが所望するキャブ5内の設定温度を設定する。
空調スイッチ83は、コンプレッサ64の作動/非作動を受け付ける。通常、オペレータは、キャブ5内を冷却する場合、除湿のためにコンプレッサ64を作動させる。なお、室温センサ90は、キャブ5内の室温を検出する。
コントローラ70は、図5に示すように、空調ユニット制御部71と、温度比較部72と、最低回転数決定部73と、油圧ポンプ容量決定部74と、目標回転数決定部75と、油圧ポンプ制御部76と、を有する。
空調ユニット制御部71は、設定風量受付け部81によって受け付けられた設定風量に応じて、送風ファン62の回転数を制御する。空調ユニット制御部71は、温度設定部82によって設定された設定温度に応じて、仕切り板65の位置を制御する。空調ユニット制御部71は、空調スイッチ83の作動/非作動に応じて、コンプレッサ64の作動/非作動を切り替える。
温度比較部72は、室温センサ90によって検出されたキャブ5内の室温が、温度設定部82によって設定された設定温度よりも高いか否かを判定する。温度比較部72は、判定結果を最低回転数決定部73及び油圧ポンプ容量決定部74に通知する。
最低回転数決定部73は、空調スイッチ83の作動/非作動の情報と、温度比較部72の判定結果と、を取得する。そして、最低回転数決定部73は、以下の2つの条件I,IIが満たされるか否かを判定する。
(条件I):空調スイッチ83において作動が選択されていること
(条件II):キャブ5内の室温が設定温度よりも高いこと
最低回転数決定部73は、条件I,IIの両方が満たされた場合、すなわちオペレータがキャブ5内を冷却させたいと望んでいる場合、冷却ファン46の最低回転数を所定の制限回転数RLMTに保つべき旨を油圧ポンプ制御部76に通知する。制限回転数RLMTは、コンデンサ43の冷却を必要最低限可能な回転数に設定されればよい。
(条件II):キャブ5内の室温が設定温度よりも高いこと
最低回転数決定部73は、条件I,IIの両方が満たされた場合、すなわちオペレータがキャブ5内を冷却させたいと望んでいる場合、冷却ファン46の最低回転数を所定の制限回転数RLMTに保つべき旨を油圧ポンプ制御部76に通知する。制限回転数RLMTは、コンデンサ43の冷却を必要最低限可能な回転数に設定されればよい。
油圧ポンプ容量決定部74は、空調スイッチ83の作動/非作動の情報と、温度比較部72の判定結果とに加えて、冷媒温度センサ40S、作動油温度センサ44S及びトルクコンバータオイル温度センサ45Sの検出値を取得する。そして、油圧ポンプ容量決定部74は、以下の2つの条件III,IVが満たされるか否かを判定する。
(条件III):空調スイッチ83において非作動が選択されている、又は、キャブ5内の室温が設定温度よりも高くないこと
(条件IV):ラジエータ40の冷媒温度T1が第1温度TH1より低く、作動油温度T2が第2温度TH2より低く、かつ、トルクコンバータオイル温度T3が第3温度TH3より低いこと
油圧ポンプ容量決定部74は、条件III,IVの両方が満たされた場合、すなわち、オペレータがキャブ5内を暖かくしたいと考えている場合、油圧ポンプ52の斜板52aの角度を最小にすべき旨を油圧ポンプ制御部76に通知する。
(条件IV):ラジエータ40の冷媒温度T1が第1温度TH1より低く、作動油温度T2が第2温度TH2より低く、かつ、トルクコンバータオイル温度T3が第3温度TH3より低いこと
油圧ポンプ容量決定部74は、条件III,IVの両方が満たされた場合、すなわち、オペレータがキャブ5内を暖かくしたいと考えている場合、油圧ポンプ52の斜板52aの角度を最小にすべき旨を油圧ポンプ制御部76に通知する。
目標回転数決定部75は、エンジン回転数センサ12S、冷媒温度センサ40S、作動油温度センサ44S及びトルクコンバータオイル温度センサ45Sから検出値を取得する。目標回転数決定部75は、図6に示すマップを記憶しており、ラジエータ40内の冷媒温度T1に応じて第1候補回転数R1を取得し、作動オイルクーラ44内の作動油温度T2に応じて第2候補回転数R2を取得し、トルクコンバータオイルクーラ45内のトルクコンバータオイル温度T3に応じて第3候補回転数R3を取得する。第1乃至第3候補回転数R1〜R3のそれぞれは、冷媒及びオイルの温度T1〜T3が高いほど速くなるように設定されればよい。
そして、目標回転数決定部75は、図6に示すように、第1乃至第3候補回転数R1〜R3のうち最も大きい回転数を目標回転数RTGTに決定する。図6に示す例では、第3候補回転数R3が目標回転数RTGTに該当する。なお、目標回転数決定部75は、目標回転数RTGTがエンジン回転数によって決まる最高回転数ラインA(図6参照)を上回る場合は、最高回転数ラインA上の値を目標回転数RTGTに設定する。目標回転数決定部75は、各センサの検出値をリアルタイムに取得して、目標回転数RTGTを周期的に更新する。
ここで、図6に示すように、冷却ファン46の最高回転数は、エンジン12の回転数Sに応じて異なる。エンジン12の回転数Sが所定の回転数STGT(第2回転数の一例)以上、かつ、最高回転数SMAX以下では、冷却ファン46の最高回転数は、最高回転数RMAX1(第2最高回転数の一例)に設定されている。
また、エンジン12のローアイドル回転数SIDLでは、冷却ファン46の最高回転数は、制限回転数RLMTより速く、かつ、最高回転数RMAX1より遅い最高回転数RM AX2(第1最高回転数の一例)に設定されている。
また、ローアイドル回転数SIDLから所定の回転数値ΔS高いエンジン回転数値までは、冷却ファン46の最高回転数は最高回転数RMAX2に維持される。これは、エンジン12の回転数Sがローアイドル回転数SIDLのときも絶えず変動しているため、これに応じて冷却ファン46の回転数Rも変動させることとすれば、油圧ポンプ52の斜板52aを絶えず動かさなければならず、制御が煩雑になる上、騒音も発生するからである。
また、エンジン12の回転数SがSTGT+ΔS(第1回転数の一例)から所定の回転数STGT(第2回転数の一例)までは、エンジン12の回転数Sが増加するに従って、冷却ファン46の最高回転数は最高回転数RMAX2から最高回転数RMAX1まで増加する。図6に示す例では、エンジン12の回転数SがSTGT+ΔSから回転数STGTまで増加する場合、冷却ファン46の最高回転数は直線的に増加する。
なお、冷却ファン46の目標回転数RTGTが冷却ファン46の最高回転数よりも高くなる場合は、冷却ファン46の目標回転数RTGTが冷却ファン46の最高回転数に置き換えられる。
油圧ポンプ制御部76は、目標回転数RTGT、エンジン回転数センサ12Sの検出値、およびファン回転数センサ46Sの検出値をリアルタイムに取得する。そして、油圧ポンプ制御部76は、ファン回転数センサ46Sの検出値が目標回転数RTGTになるように、油圧ポンプ52の斜板52aをフィードバック制御する。
また、油圧ポンプ制御部76は、最低回転数決定部73から冷却ファン46の回転数Rを所定の制限回転数RLMT以上に保つべき旨が通知された場合、もし目標回転数RTG Tが制限回転数RLMTよりも低かったとしても、冷却ファン46を制限回転数RLMTで回転し続ける。すなわち、制限回転数RLMTは、目標回転数RTGTの下限値であると換言することができる。油圧ポンプ制御部76が冷却ファン46を制限回転数RLMT以上で回転させることによって、コンデンサ43における冷媒の冷却効率が保持され、エバポレータ63による空気の冷却効果を必要最低限度保持することができる。
油圧ポンプ制御部76は、油圧ポンプ容量決定部74から油圧ポンプ52の斜板52aの角度を最小にすべき旨が通知された場合、油圧ポンプ52の斜板52aの角度を最小にする。図6では、斜板52aの角度を最小にされた場合、冷却ファン46の回転数Rは最低回転数ラインB上を移動する。これによって、冷却ファン46は最低回転数RMINで回転される。最低回転数RMINは、図6に示すように、エンジン12の回転数に応じて所定幅で変動するが、総じて制限回転数RLMTよりも低い値である。油圧ポンプ制御部76が冷却ファン46を最低回転数RMINで回転させることによって、ラジエータ40における冷媒の冷却効率が低減され、配管66を流れる冷媒温度を上昇させることができる。そのため、配管66による空気の加温効果を最大限発揮することができる。
[コントローラ70の動作]
次に、コントローラ70の動作(ファン回転数制御)について図面を参照しながら説明する。図7は、コントローラ70の動作を説明するためのフロー図である。
次に、コントローラ70の動作(ファン回転数制御)について図面を参照しながら説明する。図7は、コントローラ70の動作を説明するためのフロー図である。
ステップS101において、コントローラ70は、空調スイッチ83が作動されているか否かを判定する。空調スイッチ83において作動が選択されている場合、処理はステップ102に進み、空調スイッチ83において非作動が選択されている場合、処理はステップ104に進む。
ステップS102において、コントローラ70は、キャブ5内の室温が設定温度よりも高いか否かを判定する。室温が設定温度よりも高い場合、処理はステップ103に進み、室温が設定温度よりも高くない場合、処理はステップ104に進む。なお、処理がステップ103に進むことは、上述した条件I,IIの両方が満たされたことを意味する。
ステップS103において、コントローラ70は、冷却ファン46の回転数Rが所定の制限回転数RLMT以上に保たれるように、油圧ポンプ52の斜板52aを制御する。これによって、エバポレータ63による空気の冷却効果を最低限度保持することができる。
ステップS104において、コントローラ70は、ラジエータ40の冷媒温度T1が第1温度TH1より低く、作動油温度T2が第2温度TH2より低く、かつ、トルクコンバータオイル温度T3が第3温度TH3より低いか否かを判定する。T1<TH1、T2<TH2、かつ、T3<TH3である場合、処理はステップS105に進む。T1<TH1、T2<TH2、かつ、T3<TH3ではない場合、処理はステップS106に進む。なお、処理がステップ105に進むことは、上述した条件III,IVの両方が満たされたことを意味する。
ステップS105において、コントローラ70は、油圧ポンプ52の斜板52aの角度を最小にする。これによって、冷却ファン46が制限回転数RLMTよりも低い最低回転数RMINで回転されるため、配管66を流れる冷媒温度が上昇される。その後、処理は終了し、再度ステップS101からの処理が繰り返される。
ステップS106において、コントローラ70は、ラジエータ40の冷媒温度T1、作動油温度T2及びトルクコンバータオイル温度T3に基づいて、目標回転数RTGTを決定する。目標回転数RTGTは、冷媒及びオイルの温度T1〜T3に対応する第1乃至第3候補回転数R1〜R3のうち最も大きい回転数である。
ステップS107において、コントローラ70は、ファン回転数センサ46Sの検出値が目標回転数RTGTになるように、油圧ポンプ52の斜板52aをフィードバック制御する。その後、処理は終了し、再度ステップS101からの処理が繰り返される。
[特徴]
(1)コントローラ70は、上述の条件I,IIが満たされた場合、冷却ファン46の回転数Rが所定の制限回転数RLMT以上に保たれるように、油圧ポンプ52の斜板52aを制御する。従って、コンデンサ43における冷媒の冷却効率が保持され、エバポレータ63による空気の冷却効果を必要最低限度保持することができる。その結果、オペレータの要望に応じて、キャブ5内を迅速に冷却させることができる。
(1)コントローラ70は、上述の条件I,IIが満たされた場合、冷却ファン46の回転数Rが所定の制限回転数RLMT以上に保たれるように、油圧ポンプ52の斜板52aを制御する。従って、コンデンサ43における冷媒の冷却効率が保持され、エバポレータ63による空気の冷却効果を必要最低限度保持することができる。その結果、オペレータの要望に応じて、キャブ5内を迅速に冷却させることができる。
(2)コントローラ70は、上述の条件III,IVが満たされた場合、油圧ポンプ52の斜板52aの角度を最小にする。これによって、ラジエータ40における冷媒の冷却効率が低減され、配管66を流れる冷媒温度を上昇させることができる。そのため、配管66による空気の加温効果を最大限発揮することができる。その結果、オペレータの要望に応じて、キャブ5内を迅速に暖めることができる。
(3)コントローラ70は、ラジエータ40の冷媒温度T1、作動油温度T2及びトルクコンバータオイル温度T3に対応する第1乃至第3候補回転数R1〜R3のうち最も大きい回転数を目標回転数RTGTに決定する。従って、ラジエータ40、作動オイルクーラ44及びトルクコンバータオイルクーラ45をまとめて必要十分に冷却させることができる。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
例えば、上記実施形態では、建設機械の一例としてホイールローダ1を挙げて説明したが、建設機械としては油圧ショベルやブルドーザーなどを挙げることができる。
また、上記実施形態では、冷却ユニット14は、ラジエータ40と、アフタークーラ42と、コンデンサ43と、作動オイルクーラ44と、トルクコンバータオイルクーラ45と、冷却ファン46と、を有することとしたが、これに限られるものではない。冷却ユニット14は、少なくともコンデンサ43と冷却ファン46とを有していればよい。
また、上記実施形態では、(条件IV)として、ラジエータ40の冷媒温度T1が第1温度TH1より低く、作動油温度T2が第2温度TH2より低く、かつ、トルクコンバータオイル温度T3が第3温度TH3より低いことを挙げたが、これに限られるものではない。(条件IV)は、ラジエータ40の冷媒温度T1が第1温度TH1より低いことのみであってもよい。
また、上記実施形態では特に触れていないが、ラジエータ40内の冷媒温度が所定値よりも低い場合には、エンジン12からラジエータ40へ冷媒を送るためのメインラインを閉じるとともに、エア抜き用のラインのみを通じてラジエータ40へ冷媒を送ってもよい。この場合であっても、条件III,IVが成立する場合に冷却ファン46の回転数を低下させることでキャブ5の室内を迅速に暖めることができる。
ここに開示された建設機械は、キャブ室内を安定的に冷却可能であるため、ホイールローダ、油圧ショベル及びブルドーザーを含む建設機械分野において有用である。
1 車体フレーム
3 作業機
5 キャブ
12 エンジン
13 燃料タンク
14 冷却ユニット
15 カウンタウェイト
40 ラジエータ
42 アフタークーラ
43 コンデンサ
44 作動オイルクーラ
45 トルクコンバータオイルクーラ
46 冷却ファン
3 作業機
5 キャブ
12 エンジン
13 燃料タンク
14 冷却ユニット
15 カウンタウェイト
40 ラジエータ
42 アフタークーラ
43 コンデンサ
44 作動オイルクーラ
45 トルクコンバータオイルクーラ
46 冷却ファン
Claims (6)
- キャブと、
コンデンサと、前記コンデンサに接続されるコンプレッサと、前記コンデンサ及び前記コンプレッサに接続されるエバポレータと、前記エバポレータに風を送る送風ファンと、前記エバポレータから前記キャブ内まで連なる空調ダクトと、を有する空調ユニットと、
エンジンを循環する冷媒を冷却するためのラジエータと、
前記コンデンサ及び前記ラジエータを冷却するための冷却ファンと、
前記エンジンにより駆動され、前記冷却ファンを駆動する可変容量型の油圧ポンプと、
前記コンプレッサの作動/非作動を受け付ける空調スイッチと、
前記キャブ内の設定温度を設定する温度設定部と、
前記キャブ内の室温を検出する室温センサと、
前記空調スイッチにおいて作動が選択され、かつ、前記キャブ内の室温が前記設定温度よりも高い場合、前記冷却ファンの最低回転数を所定回転数とし、前記空調スイッチにおいて非作動が選択された場合または前記キャブ内の室温が前記設定温度以下の場合、前記油圧ポンプの容量を最低にして前記冷却ファンの最低回転数を前記所定回転数よりも低くする、
を備える建設機械。 - 前記ラジエータに接続され、前記冷媒を流すための配管を備え、
前記配管の一部は、前記空調ダクト内に配置され、
前記コントローラは、前記空調スイッチにおいて非作動が選択された場合または前記キャブ内の室温が前記設定温度以下の場合であって、前記冷媒の温度が第1の温度以下であるとき、前記油圧ポンプを最低容量にすることで前記冷却ファンの回転数を最低回転数にする、
請求項1に記載の建設機械。 - 作業機を駆動する作動油を冷却するための作動オイルクーラと、
トルクコンバータを循環するトルクコンバータオイルを冷却するためのトルクコンバータオイルクーラと、
を備え、
前記トルクコンバータオイルクーラ及び前記作動オイルクーラは、前記冷却ファンによって冷却され、
前記コントローラは、前記空調スイッチにおいて非作動が選択された場合または前記キャブ内の室温が前記設定温度以下の場合であって、前記冷媒が第1の温度以下であり、前記作動油が第2の温度以下であり、かつ、前記トルクコンバータオイルが第3の温度以下であるとき、前記油圧ポンプを最低容量にすることで前記冷却ファンの回転数を最低回転数にする、
請求項1に記載の建設機械。 - 前記コントローラは、前記冷媒、前記トルクコンバータオイル及び前記作動油それぞれの温度に対応する3つの回転数のうち最も大きい回転数で前記冷却ファンを回転させる、
請求項3に記載の建設機械。 - 前記コントローラは、
前記エンジンの回転数がローアイドル回転数と前記ローアイドル回転数よりも高い第1回転数までの場合、前記冷却ファンの最高回転数を第1最高回転数に設定し、
前記エンジンの回転数が前記第1回転数から前記第1回転数よりも高い第2回転数までの場合、前記冷却ファンの最高回転数を前記エンジンの回転数に応じて徐々に大きくなるように設定し、
前記エンジンの回転数が前記第2回転数よりも高い場合、前記冷却ファンの最高回転数を前記第1最高回転数よりも高い第2最高回転数に設定する、
請求項4に記載の建設機械。 - キャブと、前記キャブ内を空調する空調ユニットと、エンジンを循環する冷媒を冷却するためのラジエータと、前記キャブ内の設定温度を設定する温度設定部と、前記空調ユニットのコンデンサ及び前記ラジエータを冷却するための冷却ファンと、前記エンジンにより駆動され、前記冷却ファンを駆動する可変容量型の油圧ポンプとを有する建設機械における冷却ファンの制御方法であって、
前記空調ユニットが作動信号を受け、かつ、前記キャブ内の室温が前記設定温度よりも高い場合、前記冷却ファンの最低回転数を所定回転数とし、前記空調ユニットが前記作動信号を受けていない場合または前記キャブ内の室温が前記設定温度以下の場合、前記油圧ポンプの容量を最低にして前記冷却ファンの最低回転数を前記所定回転数よりも低くする、
冷却ファンの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012550244A JP5274722B1 (ja) | 2012-07-02 | 2012-10-12 | 建設機械及び冷却ファンの制御方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012148903 | 2012-07-02 | ||
JP2012148903 | 2012-07-02 | ||
JP2012550244A JP5274722B1 (ja) | 2012-07-02 | 2012-10-12 | 建設機械及び冷却ファンの制御方法 |
PCT/JP2012/076392 WO2014006771A1 (ja) | 2012-07-02 | 2012-10-12 | 建設機械及び冷却ファンの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5274722B1 true JP5274722B1 (ja) | 2013-08-28 |
JPWO2014006771A1 JPWO2014006771A1 (ja) | 2016-06-02 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106638758A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-05-10 | 柳州柳工挖掘机有限公司 | 工程机械风扇控制系统 |
JP2019007429A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 株式会社クボタ | 作業機の冷却制御システム及び作業機 |
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-
2012
- 2012-10-12 JP JP2012550244A patent/JP5274722B1/ja active Active
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