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JP5265157B2 - 画像形成装置およびその露光量調整方法 - Google Patents

画像形成装置およびその露光量調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置およびその露光量の調整方法に関する。
前記電子写真方式の画像形成装置において、感光体膜の絶縁破壊は大きな課題である。このため従来では、感光体膜厚を厚くすることで耐圧効果を得ていたが、膜厚アップは画質劣化を引起こし、耐圧と画質とのトレードオフが生じる。そこで、画質を維持しながら耐圧効果を得るために、感光体膜の材料であるアモルファスシリコン(a−Si)よりも電気的絶縁性の高いSi−C層またはSi−N層を、該感光体膜とアルミなどの基材層との間に介在した感光体が、特許文献1で開発されている。
しかしながら、その結果、感光体明電位VLや残留電位が従来よりも高くなってしまうという問題がある。詳しくは、前記感光体明電位VLは、図6で示すように、感光体が帯電手段で帯電された状態での電位を感光体暗電位Voとするとき、充分な露光量で書込みが行われた際の前記感光体膜の電位である。図6は、露光量に対する感光体表面電位の減少量の関係を示すグラフである。
前記感光体明電位VLや残留電位は、前記感光体膜の膜質(表面電荷密度に対する光キャリア発生量、キャリア移動速度、光導電層膜厚等、のパラメータを持つ)および電荷注入阻止の程度によって決定される。電荷注入阻止の程度が高ければ、キャリアが前記アルミなどの導電性基材へ注入することを防ぐ機能が高まり、感光体膜の耐圧性が高まるが、一方で前記感光体明電位VLや残留電位に影響が現れることになる。
前記感光体明電位VLは、前記a−Siの場合で、0〜20V程度である。そして、前記耐圧層によって、図6の例では、前記感光体明電位VLは、感光体Aでは80Vであり、感光体Bでは30Vであり、それらの差は50Vになっている。そして、従来では、前記露光手段から感光体への書き込み露光量は、前記感光体暗電位Voが半減するのに必要な半減露光量を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの少なくとも2倍以上の光量で露光を行うことによって、感光体明電位VLを得ている。図6の例では、Vo=350Vであり、半減露光量(=基本光量Eb)はVo/2の175Vとなる露光量0.32μJ/cmとなっている。
一方、特許文献2には、露光量を前記半減露光量の3倍以上10倍以下とすることで、感光体膜(光導電層)の膜削れによる前記感光体明電位VLの上昇を抑え、前記感光体明電位VLの膜厚依存性を小さくして、長期に亘って良好な画像形成を可能にした画像形成装置が提案されている。
特公平2−33149号公報 特開2002−40766号公報
しかしながら、耐圧と高画質との両者を得るために、前述のような耐圧層を備えた感光体を用いる場合、従来のように、感光体暗電位Voの半減露光量に基づいて露光量を設定すると、耐圧層を備えることで感光体明電位VLが高くなった感光体においては、露光不足となってしまい、低階調再現性が失われることになってしまう。
詳しくは、評価方法としては、露光量はドット再現性に大きく寄与するので、ドット再現性を評価指標とする。そして、図7で示すように、一定面積内のドット占有面積率を6.25%(1/16)としたパターンを露光して、これを入力面積率として、感光体上で現像して得られたトナー像のドット占有面積率を測定して、これを出力面積率とし、入力面積率に対して出力面積率がどれだけ変化したかを評価する。画像形成の条件としては、感光体膜の材料は前記a−Siで、感光体の径は40mm、線速度は400mm/sec、前記感光体暗電位Voは前記350V、LSUビーム径は60μmとしている。
このような条件で、前記図6で示すように、感光体A,B共に、感光体暗電位Vo=350Vの半減露光量(Vo/2=175Vとなる)の0.32μJ/cmを基本光量Ebとして、その倍数の同じ露光量で露光した場合、図8で示すように、前記出力面積率は大きく異なる。たとえば、同じ3倍の露光量である0.96μJ/cmで露光した場合、出力面積率は、感光体明電位VLが高かった感光体Aが3.3%で入力よりも小さくなり、感光体明電位VLが低かった感光体Bでは7.5%で入力よりも大きく出力される。また、正しい前記6.25%のドット占有面積率を再現するのに必要な露光量は、感光体Aでは4倍になるのに対して、感光体Bでは2.7倍程度で済むことになる。したがって、たとえば感光体Bに適した露光量で感光体Aを露光すると、黒ベタ画像がグレー画像になってしまう。このように感光体暗電位Voの半減露光量のみから露光量を決定すると、ドット再現性がばらつくことになる。
本発明の目的は、感光体明電位のばらつきに対して、低階調域の再現性を高めることができる画像形成装置およびその露光量調整方法を提供することである。
本発明の画像形成装置およびその露光量調整方法は、露光手段から感光体への書き込み露光量が、感光体暗電位Voからの半減露光量(感光体電位がVo/2となる露光量)を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数に設定される画像形成装置およびその露光量調整方法において、前記感光体の光導電層がアモルファスシリコンから成り、前記感光体の光導電層と導電性基材層との間に、前記アモルファスシリコンよりも電気的絶縁性が高く、感光体明電位VLを上昇させるSi−C層またはSi−N層が介在され、感光体電位が、(Vo−VL)/2+VLとなるときの露光量が前記基本光量Ebに設定されることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置およびその露光量調整方法は、露光手段から感光体への書き込み露光量が、感光体暗電位Voからの半減露光量を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数に設定される画像形成装置およびその露光量調整方法において、前記感光体の光導電層と導電性基材層との間に、前記光導電層よりも電気的絶縁性が高く、感光体明電位VLを上昇させる絶縁層と電荷注入阻止層との少なくとも一方が介在され、感光体電位が、(Vo−VL)/2+VLとなるときの露光量が前記基本光量Ebに設定されることを特徴とする。
上記の構成によれば、電子写真方式の画像形成装置において、露光手段から感光体への書き込み露光量が、従来では、感光体暗電位Voからの半減露光量(感光体電位がVo/2となる露光量)を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数、たとえば2〜3倍に設定されていたのに対して、本発明では、前記半減露光量となる感光体電位を、感光体明電位をVLとするとき、(Vo−VL)/2+VLから求める。
したがって、感光体によってばらつきのある前記感光体明電位VLを考慮して、特に該感光体明電位VLが高い感光体において、低階調域の再現性を高めることができる。
また、前記感光体の光導電層が、アモルファスシリコン(a−Si)から成る場合、セレン系感光体や有機感光体等と比較して、表面硬度が高く、耐久性や取扱い性に優れるといった利点を有する。そのアモルファスシリコン(a−Si)よりも電気的絶縁性の高いSi−C層またはSi−N層を、前記感光体の光導電層とアルミなどの導電性基材層との間に介在した場合、感光体の絶縁破壊に対する耐圧を高めつつ、光導電層で発生した光励起キャリアのアルミ基材層への流出が妨げられるので、高画質化を図ることができる。
また、本発明の画像形成装置は、前記感光体明電位VLには標準値Vrefが設定されており、VL−Vrefの差分ΔVだけ、前記感光体暗電位Voおよび現像手段における現像バイアスVBが偏倚されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記感光体明電位VLには標準値Vrefが設定されており、実際の感光体明電位VLが標準値Vrefからずれが生じると、現像手段における現像バイアスVBとの差が小さくなって、ベタ画像の再現性が悪くなる。そこで、VL−Vrefの差分ΔVだけ、該現像バイアスVBを高くする。一方、前記現像バイアスVBと感光体暗電位Voとの電位差が一定の値より小さくなると、カブリが生じるので、対応して該感光体暗電位Voも高くしておくことで、そのような不具合の発生を防止することができる。
さらにまた、本発明の画像形成装置は、前記予め定める倍数が、2.25〜8倍、好ましくは2.8〜3.4倍、より好ましくは3.15倍であることを特徴とする。
上記の構成によれば、露光量を、前記半減露光量に略対応する基本光量Ebの2倍とすると、経年などで感光体膜の膜厚が薄くなると露光不足となる可能性があり、また前記露光手段の光量ばらつきや感光体膜の感度ばらつきによっても露光不足となる可能性があるのに対して、2.25倍以上で、感光体明電位VLの膜厚依存性を抑えて、そのような露光不足の可能性の少ない露光量を得ることができ、一方、倍率が大きすぎても感光体膜の光疲労を招くので、前記8倍以下、好ましくは4倍以下とすることが必要となる。さらに、2.8〜3.4倍であれば、低階調性のドット再現性を得られ、そして、前記3.15倍が、充分な露光量を得ることができるとともに、光疲労を確実に抑え、最も好ましい。
本発明の画像形成装置およびその露光量調整方法は、以上のように、電子写真方式の画像形成装置において、露光手段から感光体への書き込み露光量が、従来では、感光体暗電位Voからの半減露光量(感光体電位がVo/2となる露光量)を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数、たとえば2〜3倍に設定されていたのに対して、本発明では、前記半減露光量となる感光体電位を、感光体明電位をVLとするとき、(Vo−VL)/2+VLから求める。
それゆえ、感光体によってばらつきのある前記感光体明電位VLを考慮して、特に該感光体明電位VLが高い感光体において、低階調域の再現性を高めることができる。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置である複写機31の機械的構成を示す縦断面図である。この複写機31は、大略的に、画像形成を行う本体部32と、前記本体部32の上方側に配設され、原稿読取り装置であるスキャナ部33と、そのスキャナ部33の上方側に配設されるADF34とを備えて構成される。
前記本体部32では、1または複数(図1では3個)の給紙トレイ41,42,43や手差しトレイ44に装填された記録紙41a,42a,43a,44aの何れかが取込みローラ41b,42b,43b,44bで1枚ずつ取出され、レジストローラ45,46にてタイミング調整が行われた後、画像形成部47に搬送される。前記画像形成部47は、感光体47aの周囲に、帯電器47b、レーザ書込みユニット47c、現像器47d、クリーニングユニット47eおよび転写ユニット47f等が配置され、前記記録紙41a,42a,43a,44aに電子写真方式で画像形成を行う。こうして記録紙41a,42a,43a,44aに形成されたトナー像は、定着部48にて定着され、排出ローラ49,50から排紙トレイ51上に排出される。
前記レーザ書込みユニット47cに与えられる原稿画像データは、スキャナ部33および/またはADF34にて読取られる。スキャナ部33は、原稿載置台52に載置されたブック物や1枚物の原稿に照明光を照射し、その反射光を読取るベッド式の原稿読取り装置である。一方、ADF34は、原稿トレイ53に積層されたシート原稿54を順次取込んで原稿画像を読取る原稿給送式の原稿読取り装置であり、読取られた原稿は排出トレイ55上へと排出される。こうして読取られた原稿画像データは、図示しない画像処理ユニットにて濃度調整や輪郭強調などの画像処理が行われ、前記レーザ書込みユニット47cに与えられる。
注目すべきは、本実施の形態では、露光手段である前記レーザ書込みユニット47cにおける書込み露光量が、前記感光体暗電位Voだけでなく、感光体明電位VLも含めて決定され、感光体47aの電位が、(Vo−VL)/2+VLとなるときの露光量が基本光量Ebに設定されることである。そして、実際の露光量は、後述するように、その基本光量Ebの2.25〜8倍、好ましくは2.8〜3.4倍、より好ましくは3.15倍に設定される。
また注目すべきは、前記感光体明電位VLには標準値Vrefが設定されており、VL−Vrefの差分ΔVだけ、前記感光体暗電位Voおよび現像手段である現像器47dにおける現像バイアスVBが偏倚されていることである。
具体的には、前記図6で示すVL=80Vの感光体Aと、VL=30Vの感光体Bとを用いる場合、感光体Aは、感光体Bに比べて感光体明電位VLが高い分、ベタ画像の再現性が悪くなるので、Vref=30Vとして、その差分ΔV=50Vだけ、前記現像バイアスVBを上昇させる。
しかしながら、そのように現像バイアスVBを上昇させ、感光体暗電位Voと現像バイアスVBの電位差が小さくなると、カブリが発生するので、感光体Aに対しては、Vo=400Vとする。こうして前記図6と同様に露光量に対する感光体表面電位の減少量の関係を求めると、感光体Aに対しては図2のように、感光体Bに対しては図3のようになる。そして、上式から、感光体Aに対しては240V、感光体Bに対しては190Vとなるときの露光量0.26μJ/cmおよび0.29μJ/cmが、それぞれの基本光量Ebに設定される。
これらの値を用いて、前記図7で示すパターンを評価パターンとして、前記図8と同様に露光量を変化させたときの出力面積率の変化を図4で示す。前記基本光量Ebの倍数変化に対して、感光体AとBとの出力面積率の特性が、ほぼ一致していることが理解される。したがって、感光体暗電位Voだけでなく、感光体によってばらつきのある感光体明電位VLを考慮して基本光量Ebを決定することで、特に該感光体明電位VLが高い感光体Aにおいて、低階調域の再現性を高めることができる(ドット再現性がばらつくことがない)。
また、前記図4から、露光量を、前記半減露光量に略対応する基本光量Ebの2倍とすると、経年などで感光体膜の膜厚が薄くなると露光不足となる可能性があり、また前記レーザ書込みユニット47cの光量ばらつきや感光体膜の感度ばらつきによっても露光不足となる可能性があるのに対して、2.25倍以上にすることで、感光体明電位VLの膜厚依存性を抑えて、そのような露光不足の可能性のない露光量を得ることができ、一方、倍率が大きすぎても感光体膜の光疲労を招くので、8倍以下、好ましくは4倍以下とすることがよい。特に好ましくは、2.8〜3.4倍であれば、低階調性のドット再現性を得られ、その中でも、前記図4から、3.15倍、すなわち感光体A,Bへの明点での露光量を0.82μJ/cmおよび0.91μJ/cmとすることで、感光体A,Bの光疲労を確実に抑え、ドット占有面積率が入力面積率に対して±1%以内となって、良好なドット再現性を得ることができる。
ここで、図9に、感光体A,Bの断面構造を示す。これらの感光体A,Bは、アモルファスシリコン感光体であり、感光層の基本構成は、アルミなどから成る導電性基体1上に、SiN:H等から成る絶縁層2、Si(P):H等から成る電荷注入阻止層3、その上にSi:H等から成るキャリア励起・輸送層(光導電層)4、SiC:H等から成る表面保護層5が順次積層されて構成される。このようにキャリア励起・輸送層(光導電層)4と導電性基体1との間に、アモルファスシリコン(a−Si)よりも電気的絶縁性の高い絶縁層2と電荷注入阻止層3とを積層することで、感光体A,Bの絶縁破壊に対する耐圧を高めつつ、キャリア励起・輸送層(光導電層)4で発生した光励起キャリアの導電性基体1への流出が妨げられるので、高画質化を図ることができる。
また、アモルファスシリコン感光体は、セレン系感光体や有機感光体等と比較して、表面硬度が高く、耐久性や取扱い性に優れるといった利点を有する。詳しくは、アモルファスシリコン感光体であれば、表面硬度が高いことから、繰返し画像形成を行なった場合であっても、感光層の摩耗劣化が生じにくいばかりか、感光層表面に傷や圧接痕が生じにくく、画像形成装置への組付け等をする際の取扱い性にも優れているためである。
さらにまた、注目すべきは、この複写機31では、感光体47aにはICメモリ47gが実装されており、そのICメモリ47gに、感光体個々で異なる前記基本光量Ebや、帯電能力などの情報が記憶されており、それを読取った制御手段が前記レーザ書込みユニット47cにおける書込み露光量を変化させることである。
図5は、本実施の形態の複写機31における前記制御手段の機能的構成を示すブロック図である。感光体47aの交換時、または電源投入時などで、読取り部21が前記ICメモリ47gから前記基本光量Ebの情報を読取る。その基本光量Ebの情報は、乗算器22において、倍数記憶部23に記憶されている倍数、前記3.15が乗算されて、実際の露光量データが求められ、露光量セット部24に記憶される。前記レーザ書込みユニット47cは、露光量セット部24によって制御され、半導体レーザの発光輝度、すなわち電流が制御されて、所望とする露光量で前記感光体47aへ原稿画像に対応した光照射を行う。
また、前記ICメモリ47gには、前記感光体明電位VLも記憶されており、前記制御手段において、前記読取り部21で読取られたその感光体明電位VLの情報は、減算器25において、Vref記憶部26に記憶されている標準値Vrefが減算されて前記差分ΔVが求められ、さらに加算器27において、VB記憶部28に記憶されているバイアス電圧VBに加算されて実際のバイアス電圧が求められ、現像バイアスセット部29に記憶される。前記現像器47dは、前記現像バイアスセット部29によってセットされたバイアス電圧VBで感光体47aの静電潜像の現像を行う。
このように構成することで、寿命や不具合等で感光体47aのユニット交換を行った場合にも、制御手段はICメモリ47gから必要な情報を読取って、適正な制御を行うことができる。すなわち感光体A(Eb=0.26)と感光体B(Eb=0.29)との間でユニット交換が行われた場合でも、適性な露光量が設定され、同じドットを再現することができる。なお、ICメモリ47gには前記感光体明電位VLの情報だけが格納されており、前記基本光量Ebの演算が制御手段で行われてもよい。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置である複写機の機械的構成を示す縦断面図である。 本発明による1の感光体における基本光量の求め方を説明するためのグラフである。 本発明による2の感光体における基本光量の求め方を説明するためのグラフである。 本発明で求めた基本光量を基に、露光量を変化させたときの2つの感光体の出力面積率の変化を示すグラフである。 本発明の実施の一形態の複写機において、露光量および現像バイアスを制御するための機能的構成を示すブロック図である。 本発明の評価に用いた感光体明電位の異なる感光体の露光量に対する感光体表面電位の減少量の関係を示すグラフである。 本発明の評価に用いたパターンの正面図である。 従来技術で求めた基本光量を基に、露光量を変化させたときの2つの感光体の出力面積率の変化を示すグラフである。 本発明で用いる感光体の断面構造を説明するための図である。
21 読取り部
22 乗算器
23 倍数記憶部
24 露光量セット部
25 減算器
26 Vref記憶部
27 加算器
28 VB記憶部
29 現像バイアスセット部
31 複写機
32 本体部
33 スキャナ部
34 ADF
47 画像形成部
47a 感光体
47b 帯電器
47c レーザ書込みユニット
47d 現像器
47e クリーニングユニット
47f 転写ユニット
47g ICメモリ

Claims (6)

  1. 露光手段から感光体への書き込み露光量が、感光体暗電位Voからの半減露光量を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数に設定される画像形成装置において、
    前記感光体の光導電層がアモルファスシリコンから成り、前記感光体の光導電層と導電性基材層との間に、前記アモルファスシリコンよりも電気的絶縁性が高く、感光体明電位VLを上昇させるSi−C層またはSi−N層が介在され、
    感光体電位が、
    (Vo−VL)/2+VL
    となるときの露光量が前記基本光量Ebに設定されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 露光手段から感光体への書き込み露光量が、感光体暗電位Voからの半減露光量を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数に設定される画像形成装置において、
    前記感光体の光導電層と導電性基材層との間に、前記光導電層よりも電気的絶縁性が高く、感光体明電位VLを上昇させる絶縁層と電荷注入阻止層との少なくとも一方が介在され、
    感光体電位が、
    (Vo−VL)/2+VL
    となるときの露光量が前記基本光量Ebに設定されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記感光体明電位VLには標準値Vrefが設定されており、VL−Vrefの差分ΔVだけ、前記感光体暗電位Voおよび現像手段における現像バイアスVBが偏倚されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記予め定める倍数が、2.3.4倍、好ましくは3.15倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 露光手段から感光体への書き込み露光量が、感光体暗電位Voからの半減露光量を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数に設定される画像形成装置の露光量調整方法において、
    前記感光体の光導電層がアモルファスシリコンから成り、前記感光体の光導電層と導電性基材層との間に、前記アモルファスシリコンよりも電気的絶縁性が高く、感光体明電位VLを上昇させるSi−C層またはSi−N層が介在され、
    感光体電位が、
    (Vo−VL)/2+VL
    となるときの露光量を前記基本光量Ebに設定することを特徴とする画像形成装置の露光量調整方法。
  6. 露光手段から感光体への書き込み露光量が、感光体暗電位Voからの半減露光量を基本光量Ebとして、その基本光量Ebの予め定める倍数に設定される画像形成装置の露光量調整方法において、
    前記感光体の光導電層と導電性基材層との間に、前記光導電層よりも電気的絶縁性が高く、感光体明電位VLを上昇させる絶縁層と電荷注入阻止層との少なくとも一方が介在され、
    感光体電位が、
    (Vo−VL)/2+VL
    となるときの露光量を前記基本光量Ebに設定することを特徴とする画像形成装置の露光量調整方法。
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