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JP5263817B2 - ペロブスカイト構造酸化物の製造方法 - Google Patents

ペロブスカイト構造酸化物の製造方法 Download PDF

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Description

ペロブスカイト構造酸化物の製造方法に関する。
チタン酸バリウム等の、AサイトにBa、BサイトにTiを含むABO型ペロブスカイト構造酸化物層を、電極等のベース層上に形成することが求められている。このようなBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層の誘電特性を高めるためには、アニールによって結晶性を高める必要がある。Cu等の金属製ベース層上に形成された、Ba及びTiを含む酸化物層を高温・高酸素分圧下においてアニールすると、ベース層が酸化してしまう。そこで、高温・低酸素分圧下でベース層上の酸化物層をアニールすることが提案されている(特許文献1参照)。また、エキシマレーザを用いたアニール法も検討されている(特許文献2参照)。
特開2005−039282号公報 特開2008−028381号公報
しかしながら、ベース層の酸化を抑制すべくアニール時の酸素分圧を低くすると、酸化物層における酸素原子の不足により、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造を有する酸化物の誘電損失が大きくなる、半導体になって絶縁性が低下するなど電気的特性に影響を及ぼし、好ましくない。
また、エキシマレーザにより酸化物層をアニールしようとしても、酸化物層に照射されたレーザの熱が、酸化物層の下に配置されたベース層を介して逃げやすいため、酸化物層の温度を選択的に十分に高めることが困難であり、酸化物が十分に結晶化されなかったりベース層が酸化されたりするという問題があった。
そこで本発明は、ベース層上に、結晶性の高い、Ba及びTiを含むABO型ペロブスカイト構造酸化物層を形成することを目的とする。
本発明に係るペロブスカイト構造酸化物の製造方法は、ベース層上に、ベース層の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有するバッファ層を形成する工程と、バッファ層上に、AサイトにBa、BサイトにTiを含むABO型ペロブスカイト構造酸化物の前駆体層を形成する工程と、ABO型ペロブスカイト構造酸化物の前駆体層を分解して酸化物層を形成する工程と、酸化物層に対してレーザ光を照射してアニールする工程と、を備える。
本発明によれば、ベース層上に、ベース層よりも低い熱伝導率を有するバッファ層を設けるため、アニール工程において、酸化物層に照射されたレーザの熱がベース層を介して逃げ難くなる。したがって、レーザ照射によって、バッファ層上の酸化物層を選択的に十分高温に加熱することが容易である。これにより、ベース層の熱伝導率が高い場合であっても、ベース層上に結晶性の高いペロブスカイト構造酸化物層を形成することができる。
ここで、ベース層は、金属層又は合金層であることがより好ましい。
金属層、及び、合金層は、コンデンサ等の電極として用いることができるため好ましい。また、金属層、及び、合金層は一般的に熱伝導率が高いものが多く、本発明の効果が高い。さらに、金属層、及び、合金層は、アニール時に酸化されやすいが、本発明によれば、バッファ層に覆われるためにこれらの酸化も抑制される。
また、ベース層は、Cu層、Ag層、Au層又はAl層であることが好ましい。
電気伝導性がよく、安価で後工程のプロセス等が容易であるCu層又はAl層は、電極として特に有用である。
また、バッファ層は、導体層であることが好ましく、さらに、導電性金属酸化物層であることが好ましい。例えば、In層,ZnO層,SnO層,SrRuO層,ITO層,LaTiO層,又はYBCO層であることが好ましい。
これによれば、導体層とペロブスカイト構造酸化物層とが直接接触するので、電極であるベース層とペロブスカイト構造酸化物層との間に他の誘電体層がある場合に比べて、ペロブスカイト構造酸化物の誘電特性を好適に発揮させられる。
また、前記バッファ層の300Kにおける熱伝導率は、1〜80W/m・Kであることが好ましい。
バッファ層が、上記の範囲の熱伝導率を有すると、照射されたレーザの熱が、バッファ層上の酸化物層に十分蓄熱され、酸化物層を結晶化することが特に容易である。
本発明によれば、ベース層の熱伝導率に関わらず、ベース層上に結晶性の高い、Ba及びTiを含むABO型ペロブスカイト構造酸化物層を容易に形成することができる。
以下、図1〜5を参照しつつ、本実施形態に係る、AサイトにBa、BサイトにTiを含むABO型ペロブスカイト構造酸化物層の製造方法について具体的に説明する。ただし、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。
(ベース層)
まず、図1に示すように、ベース層14を用意する。
ベース層14は、電極として使用できる金属層又は合金層で、体積抵抗率が10−7Ω・m以下であることが好ましい。例えば、Cu層、Ag層、Au層又はAl層の金属層及びそれらの合金層が挙げられる。導電率が高く、さらにエッチング等の処理が簡便であることから、Cu層,Al層を用いることが特に好ましい。
ベース層14は、図1に示すベース下地層15が無いものでもよいが、結晶配向性を確保すべく、ベース下地層15の表面に形成されたものであることが好ましい。ベース層14の厚みは特に限定されないが、例えば、100〜500000nmとすることができる。
ベース下地層15は特に限定されないが、例えば、Si,GaAs,GaP,InP,SiC等の半導体層、SiO,Al,MgO,SrTiO等の酸化物層、Cu,Ni,Fe等の金属層、又はそれらを主とする合金層、LTCC(Low Temperature Co−fired Ceramics)、アルミナ等のセラミックス層、ガラスエポキシ樹脂層(例えば、FR4)等の有機層、PETフィルム等が挙げられる。
また、ベース下地層15には、MgO,ITO,ZnO,SnO等の金属酸化物層、Au,Pt,Ag,Ir,Ru,Co,Ni,Fe,Cr,Al等の金属層等のベース下地層を1層又は複数層形成したものも使用できる。これらのベース下地層は、ベース下地層を形成する層のうち、下層に位置する層を酸化したり、スパッタ法等により下層とは異なる層を積層させるなどして容易に形成できる。
ベース下地層15としては、例えば、図1に示すように、0.1〜5mm程度のSi等の半導体層11上に、5〜2000nm程度のSiO等の金属酸化物層12、及び1〜100nm程度のCr等の金属層13をこの順に積層したものが好ましい。これにより、さらにその上にスパッタ法等により形成される金属層等のベース層14と、金属酸化物層12との密着性を向上させることができる。SiO層は、Si基板を酸化性雰囲気中で高温にすることにより形成できる。また、Cr層はスパッタ等により形成できる。
(バッファ層形成)
続いて、ベース層14の上に、バッファ層16を形成する。バッファ層16は、ベース層14よりも低い熱伝導率を有するものであれば特に限定されない。バッファ層の300Kにおける熱伝導率が1〜80W/m・Kであることが好ましい。熱伝導率が80W/m・Kよりも大きいバッファ層は、熱を伝え易く、照射したレーザの熱がバッファ層上の酸化物層(詳しくは後述)に蓄熱されず、酸化物層の結晶化が起こり難い傾向にある。
バッファ層の材料は、導体であることが好ましく、抵抗率10−3Ω・m以下の材料であることがより好ましい。このような材料として、例えば、In,ZnO,SnO,SrRuO,ITO,LaTiO,YBCO等の導電性金属酸化物が挙げられる。このような導電性金属酸化物は、照射レーザの熱を下地のベース層14に伝わり難くするだけでなく、電極としても用いることができる。例えば、電極層/Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層/バッファ層/電極層、という構成のコンデンサのバッファ層は、ペロブスカイト構造酸化物層と直接接触しているが、バッファ層が導電性を有することにより、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層の優れた誘電特性を十分に発揮させることができる。なお、電極として用いる場合、導電性を向上させるために、導電性金属酸化物に対して、例えば、ドーパントを微小量ドープしてもよい。また、バッファ層の金属酸化物に酸素欠損を生じさせて、バッファ層の伝導性を向上させることができる。
特に、上記バッファ層16の材料のうち、導電率が高く、低温での成膜が可能な、ZnOが特に好ましい。特に、100〜700nmのZnO層を形成することが好ましい。ZnO層は、例えば、25℃程度で成膜が可能である。
バッファ層16の厚みは1〜1000nmであることが好ましい。
バッファ層16は、例えば、成膜したい金属酸化物をターゲットとしたスパッタリング法やCVD法により、ベース層14上に容易に製造できる。
(前駆体層形成)
続いて、バッファ層16上にBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aをいわゆる化学溶液法によって形成する。化学溶液法では、金属アルコキシド、有機酸金属塩や無機金属塩等を含む溶液、すなわちBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体の原料となる金属化合物を含む溶液を、例えば、スピンコート法等によってCu層14上に塗布し、例えば100℃以下のオーブン等により乾燥して溶媒を蒸発させることにより、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを形成する。
前駆体の原料となる金属化合物としては、金属アルコキシド(例えば、Ti(OC、Ba(OC、Zr(OC、Sr(OC等)、有機酸金属塩(例えば、2−エチルヘキサン酸バリウム、2−エチルヘキサン酸ジルコニル、2−エチルヘキサン酸チタン、2−エチルヘキサン酸ストロンチウム等、ラウリン酸塩、アセチルアセトナート等)等が挙げられ、無機金属塩としては、金属硝酸塩(例えば、Ba(NO)、Sr(NO))、金属酢酸塩(例えば、Ba(CHCOO)・HO)、金属炭酸塩(例えば、BaCO、SrCO)等が挙げられる。
これらの金属化合物を、溶媒に混合して溶液を形成し、形成したいBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の組成に応じて各溶液を混合し、その混合溶液を、例えばCu層上に塗布すればよい。溶媒としては、エタノール、メタノール等のアルコール、トルエン、キシレン等が挙げられる。そして、Cu層上に塗布した混合溶液を乾燥させ、加水分解や縮合等を行わせることにより、前駆体層を形成する。Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物としては、BaTiO,BaSr1−xTiO,BaZrTi1−x,BaHfTi1−x,BaCa1−xTiOなどが挙げられるが、特に、BaTiO又はBaSr1−xTiOを形成することが好ましい。
Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aの厚みは特に限定されないが、100〜5000nmとすることが好ましい。
(酸化物の前駆体層の分解)
続いて、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層を分解して酸化物層を形成する。ここで、分解方法は特に限定されないが、例えば、レーザ照射により分解する方法、ヒータにより加熱する方法がある。
[レーザ照射による酸化物の前駆体層の分解]
図2に示すように、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aに対して、例えば、紫外線パルスレーザ光等の高エネルギーレーザ光を照射すればよい。これにより、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aが分解され、十分にアモルファス化したBa及びTiを含む酸化物層20Bが形成する。紫外線パルスレーザ光の波長は、例えば、100〜500nm、好ましくは、100〜400nmである。具体的には、紫外線パルスレーザ光として、ArF(193nm)、XeCl(308nm)、KrF(248nm)等を媒質として用いるエキシマレーザ光を用いることが好ましい。
紫外線パルスレーザ光の1パルスあたりの照射フルエンスは、1〜100mJ/cmとすることが好ましい。紫外線パルスレーザ光の1パルスあたりの照射フルエンスは、10〜90mJ/cmであることがより好ましい。1パルスあたりの照射フルエンスが、1mJ/cmよりも小さい場合、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを分解して酸化物にすることが難しく、100mJ/cmよりも大きい場合、前駆体層を分解し、アモルファス層を形成するにはエネルギーが大きすぎて、層が損傷する傾向がある。また、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aの各場所に対して照射する総パルス数は例えば、5〜50000とすることができる。
特に、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aに対して行なう紫外線パルスレーザ光の照射は、1パルスあたり1〜40mJ/cmの紫外線パルスレーザ光を照射した後、1パルスあたり40〜100mJ/cmの紫外線パルスレーザ光を照射すること組み合わせて行うことが好ましい。Ba及びTiを含む酸化物層20Bの形成工程において、1パルスあたりのレーザ光の照射フルエンスを段階的に変化させることにより、アモルファス層形成初期において与えるエネルギーを低くでき、熱分解時のガスの大量発生による層の損傷等を抑制しやすくなる一方、アモルファス層形成後期において与えるエネルギーを高くでき、未分解の前駆体成分を少なくすることができる。
特に、1パルスあたり1〜30mJ/cmの紫外線パルスレーザ光を照射した後、1パルスあたり20〜40mJ/cmの紫外線パルスレーザ光を照射し、さらにその後、1パルスあたり40〜100mJ/cmの紫外線パルスレーザ光を照射することが好ましい。また、このように1パルスあたりの紫外線パルスレーザ光の照射フルエンスを段階的に変化させて照射する代わりに、紫外線パルスレーザ光の1パルスあたりの照射フルエンスを連続的に増加させてもよい。
また、パルス周波数(1秒間に照射するパルスの数)は1〜400Hz程度とすることが好ましく、10〜300Hz程度とすることがより好ましい。なお、1パルスの照射時間は、例えば、1〜100nsとすることができる。
また、ここで、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aの温度を0〜400℃にした状態で紫外線パルスレーザ光を照射することが好ましい。400℃よりも十分に高い温度にBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを維持すると、紫外線パルスレーザ光の照射フルエンスの程度に関わらず、ベース層14の酸化を生じ易い傾向がある。一方、0℃未満では、熱分解が起こり難い傾向がある。
このような温度にするためには、具体的には、例えば、図2のような装置を用いてアモルファス化をすることができる。すなわち、加熱ステージ110上にバッファ層16を表面に備えた基板10、及び、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを載せ、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを0〜400℃にし、このBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aに対してレーザ光源200からレーザ光を照射すればよい。
また、レーザ照射時の雰囲気は特に限定されず、還元雰囲気、不活性雰囲気、酸化雰囲気のいずれであってもよいが、酸素原子の不足による誘電損失の増大等の酸化物層の電気特性への影響を抑制すべく、酸化雰囲気で行うことが好ましく、特に、大気等の酸素を含有する雰囲気で行うことが好ましい。
[ヒータ加熱による酸化物の前駆体層の分解]
レーザ光を照射することなく、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを高温雰囲気に維持することによっても前駆体層の分解が可能である。具体的には、前駆体層を0〜400℃に保持すればよい。雰囲気は特に限定されず、還元雰囲気、不活性雰囲気、酸化雰囲気のいずれであってもよいが、酸化物層の酸素原子の欠損による誘電損失の増大等、酸化物層の電気特性の低下を抑制するために、酸化雰囲気下で行うことが好ましく、特に大気等の酸素含有雰囲気下で300〜400℃、1〜30分間加熱保持することが好ましい。
具体的には、例えば、図3に示すように、バッファ層16を表面に備えた基板10、及び、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを加熱ステージ110上へ載置して加熱すればよい。Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aを300〜400℃、1〜30分間加熱すればよい。これにより、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aが加熱され、分解して、ある程度アモルファス化したBa及びTiを含む酸化物層20Bが形成する。
このようにして、図4に示すように、所定の厚みのBa及びTiを含む酸化物層20Bを形成する。このような、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層20Aの形成、及び、当該前駆体層20Aの分解の組合せによって、Ba及びTiを含む酸化物層20Bの形成を複数回繰り返すことにより、Ba及びTiを含む酸化物層20Bの複数の積層体からなる、通常はアモルファスである酸化物層をバッファ層16上に形成することもできる。
(酸化物層のアニール)
続いて、図4に示すように、Ba及びTiを含む酸化物層20Bに、紫外線パルスレーザ光等の高エネルギーレーザ光を照射してアニールし、酸化物の結晶化を行い、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層を形成する。紫外線パルスレーザ光の波長は、例えば、100〜500nm、好ましくは、100〜400nmである。具体的には、紫外線パルスレーザ光として、ArF(193nm)、XeCl(308nm)、KrF(248nm)等を媒質として用いるエキシマレーザ光を用いることが好ましい。Ba及びTiを含む酸化物層20Bのアニール工程におけるレーザ照射条件、すなわち、レーザ照射時の酸化物層の温度、紫外線パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギー(照射フルエンス)、及び、照射するパルスレーザの総パルス数は、例えば、前駆体層の分解工程において、前駆体層の分解工程(アモルファス化工程)の熱処理の方法に関わらず、アニール工程において、0〜400℃において60〜400mJ/cm、総パルス数1〜10000ショットのレーザ照射条件であることが特に好ましい。
また、パルス周波数(1秒間に照射するパルスの数)は1〜400Hz程度とすることが好ましく、10〜300Hz程度とすることがより好ましい。なお、1パルスの照射時間は、例えば、1〜100nsとすることができる。
また、Ba及びTiを含む酸化物層20Bを、0〜400℃にした状態で紫外線パルスレーザ光を照射することが好ましい。400℃よりも十分に高い温度にこの酸化物層20Bを維持すると、バッファ層16を設けても、紫外線パルスレーザ光の照射フルエンスの程度に関わらず、金属層等のベース層14の酸化を生じ易い傾向がある。一方、0℃未満では、結晶化が起こり難い傾向がある。
このような温度にするためには、具体的には、例えば、図4のような装置を用いて、Ba及びTiを含む酸化物層20Bの結晶化をすることができる。すなわち、加熱ステージ110上にバッファ層16を表面に備えた基板10、及び、Ba及びTiを含む酸化物層20Bを載せ、この酸化物層20Bを0〜400℃に保持し、これに対してレーザ光源200からレーザ光を照射すればよい。
また、アニール工程における雰囲気は特に限定されず、還元雰囲気、不活性雰囲気、酸化雰囲気のいずれであってもよいが、酸素原子の不足による誘電損失の増大等の酸化物層の電気特性への影響を抑制すべく、酸化雰囲気で行うことが好ましく、大気等の酸素を含有する雰囲気で行うこともできる。
また、上述のような酸化物の前駆体層20Aの形成工程と、酸化物の前駆体層20Aの分解工程と、酸化物層20Bのアニール工程と、を含む一連の工程を複数回繰り返すことにより、図5に示すようにBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層20Cを多数積層して比較的厚みのある20Dを形成してもよい。
なお、ここでは、ペロブスカイト構造酸化物の前駆体層の分解(アモルファス化)工程と、酸化物層のアニール工程とを明確に分離して行っているが、前駆体層に対して十分に強い照射フルエンスのレーザ光を照射して、分解工程とアニール工程とを連続的に行ってもよい。
本実施形態によれば、ベース層14上に、ベース層14の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有するバッファ層16を設けることにより、アニール時にBa及びTiを含む酸化物層20Bに対して照射するレーザの熱が、ベース層14に逃げ難くなる。したがって、Ba及びTiを含む酸化物層20Bを選択的に十分高温に加熱することができ、ベース層14の熱伝導率が高い場合であっても、結晶性の高いチタン酸バリウム又はチタン酸ストロンチウムバリウム等の優れた特性を有する誘電体を形成することができる。
また、ベース層14が酸化されやすい場合であっても、ベース層14がバッファ層16に被覆されているので、ベース層の酸化も抑制される。
上述のような製造方法によって得られたBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層20C及び20Dは、高い結晶性を有するので、例えば、薄膜コンデンサ素子等に好適に用いることができる。特に、このようなBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層20Dの上にさらにCu層等の導体層を形成し、Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層20Dを一対のCu層(電極層)14で挟んだ構造の積層体を有する電子デバイスは、薄膜コンデンサに限られず、FeRAM、チューナブルフィルタ等のデバイスにも使用可能である。
次に、具体的な実施例を示し更に詳細に本願発明について説明する。なお、本願発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず、表面に熱酸化層が500nm形成された多結晶のSi基板上にスパッタ法によりCr層を10nm形成し、さらに、Cr層上にスパッタ法によりベース層としてのCu層を200nm形成した。
続いて、Cu層上にスパッタ法により、バッファ層としてZnO層を300nm形成した。
続いて、チタン、バリウム、及び、ストロンチウムをそれぞれ含有し、BST相当にして7wt%含むチタン酸バリウムストロンチウム層形成用の原料液(三菱マテリアル社製BST薄膜形成剤)を、スピンコータ(3000rpm、15sec)でZnO層上に塗布し、ホットプレート上で100℃、5分間乾燥させ、チタン酸バリウムストロンチウムの前駆体層を形成した。
続いて、大気雰囲気下において、ホットプレート上で基板温度を100℃に保持し、チタン酸バリウムストロンチウムの前駆体層に対して、パルス周波数(1秒間に照射されるパルスの数)30Hzにおいて、1パルスあたりの照射エネルギーを3段階で増加させながら、KrFパルスレーザ源からパルスレーザを照射した。各段階において、総パルス数を5000ショットとし、1パルスあたりの照射エネルギーを20mJ/cm、30mJ/cm、50mJ/cm、と段階的に増加させ、合計パルス数が15000ショットとなるようにチタン酸バリウムストロンチウムの前駆体層に対してレーザ照射し、チタン、バリウム、及び、ストロンチウムを含む酸化物層を得た。
基板温度を100℃に維持しながら、この酸化物層に対して、KrFパルスレーザ源から、1パルスあたりの照射エネルギーが90mJ/cm、合計パルス数が5000ショット、パルス周波数(1秒間に照射されるパルスの数)が30Hzとなるように紫外線パルスレーザを各場所に照射し、ZnO層上に結晶質のチタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。
(実施例2)
ホットプレート上でチタン、バリウム、及び、ストロンチウムを含む酸化物層に対して、1パルスあたりの照射エネルギーが100mJ/cmであるKrFパルスレーザを照射したこと以外は実施例1と同様にして、ZnO層上に結晶質のチタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。
(実施例3)
チタン、バリウム、及び、ストロンチウムを含む酸化物層に、1パルスあたりの照射エネルギーが110mJ/cmであるKrFパルスレーザを照射したこと以外は実施例1と同様にして、ZnO層上に、結晶質のチタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。
(実施例4)
チタン、バリウム、及び、ストロンチウムを含む酸化物層に、1パルスあたりの照射エネルギーが130mJ/cmであるKrFパルスレーザを照射したこと、及び、照射レーザの総パルス数を1000ショットとした以外は実施例1と同様にして、ZnO層上に、結晶質のチタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。
(比較例1)
Cu層上にZnO層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして、チタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。レーザ照射後、ZnO層上のチタン酸バリウムストロンチウム層は結晶化しなかった。
(比較例2)
Cu層上にZnO層を形成しなかったこと以外は実施例2と同様にして、チタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。レーザ照射後、ZnO層上のチタン酸バリウムストロンチウム層は結晶化しなかった。
(比較例3)
Cu層上にZnO層を形成しなかったこと以外は実施例3と同様にして、チタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。レーザ照射後、ZnO層上のチタン酸バリウムストロンチウム層は結晶化しなかった。
(比較例4)
Cu層上にZnO層を形成しなかったこと以外は実施例4と同様にして、チタン酸バリウムストロンチウム層(厚さ約45nm)を形成した。レーザ照射後、ZnO層上のチタン酸バリウムストロンチウム層は結晶化しなかった。
Figure 0005263817
図1は、本発明の実施形態に係るBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層の製造方法を説明するための概略断面図である 図2は、本発明の実施形態に係るBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層の製造方法を説明するための図1に続く概略断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層の製造方法を説明するための図1に続く概略断面図である。 図4は、本発明の実施形態に係るBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層の製造方法を説明するための図2及び図3に続く概略断面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るBa及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層の製造方法を説明するための図4に続く概略断面図である。 基材及びZnO層(バッファ層)上に形成されたチタン酸バリウムストロンチウム層(実施例3)のXRD回折パターン。
符号の説明
10…基板、20A…Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物の前駆体層、20B…Ba及びTiを含む酸化物層、20C…Ba及びTiを含むペロブスカイト構造酸化物層、14…ベース層、15…ベース下地層、16…バッファ層。

Claims (3)

  1. ベース層上に、前記ベース層の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有するバッファ層を形成する工程と、
    前記バッファ層上に、AサイトにBa、BサイトにTiを含むABO型ペロブスカイト構造酸化物の前駆体層を形成する工程と、
    前記ABO型ペロブスカイト構造酸化物の前駆体層を分解して酸化物層を形成する工程と、
    前記酸化物層に対して、レーザ光を照射してアニールする工程と、を備え
    前記バッファ層は、ZnO層であり、
    前記酸化物層を形成する工程において、前記前駆体層を、紫外線パルスレーザ光の照射フルエンスを段階的に変化させて照射することにより分解し、1段階目の照射フルエンスが1パルスあたり1〜30mJ/cm であり、2段階目の照射フルエンスが1パルスあたり20〜40mJ/cm であり、3段階目の照射フルエンスが1パルスあたり40〜100mJ/cm である、ペロブスカイト構造酸化物の製造方法。
  2. 前記ベース層が、金属層又は合金層である請求項1記載のペロブスカイト構造酸化物の製造方法。
  3. 前記ベース層が、Cu層、Ag層、Au層又はAl層である請求項1記載のペロブスカイト構造酸化物の製造方法。
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