[go: up one dir, main page]

JP5262894B2 - 無線通信システムにおける復号誤り検出方法および復号装置 - Google Patents

無線通信システムにおける復号誤り検出方法および復号装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5262894B2
JP5262894B2 JP2009071071A JP2009071071A JP5262894B2 JP 5262894 B2 JP5262894 B2 JP 5262894B2 JP 2009071071 A JP2009071071 A JP 2009071071A JP 2009071071 A JP2009071071 A JP 2009071071A JP 5262894 B2 JP5262894 B2 JP 5262894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decoded
decoding
data
reliability
decoded data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009071071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010226400A (ja
Inventor
哲平 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009071071A priority Critical patent/JP5262894B2/ja
Priority to US12/730,217 priority patent/US8572442B2/en
Publication of JP2010226400A publication Critical patent/JP2010226400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5262894B2 publication Critical patent/JP5262894B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/03Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words
    • H03M13/05Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using block codes, i.e. a predetermined number of check bits joined to a predetermined number of information bits
    • H03M13/13Linear codes
    • H03M13/136Reed-Muller [RM] codes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
    • H03M13/3738Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35 with judging correct decoding
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
    • H03M13/45Soft decoding, i.e. using symbol reliability information
    • H03M13/451Soft decoding, i.e. using symbol reliability information using a set of candidate code words, e.g. ordered statistics decoding [OSD]
    • H03M13/456Soft decoding, i.e. using symbol reliability information using a set of candidate code words, e.g. ordered statistics decoding [OSD] wherein all the code words of the code or its dual code are tested, e.g. brute force decoding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0023Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the signalling
    • H04L1/0026Transmission of channel quality indication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0057Block codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0072Error control for data other than payload data, e.g. control data
    • H04L1/0073Special arrangements for feedback channel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

本発明は無線通信にかかわり、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システムに適用可能な技術である。
無線通信の基地局は、通信を行う際に通信先の移動局と制御データを交換し、その制御データを用いて通信を制御する。ここで、制御データが符号化された状態で送受信されると、基地局は、移動局から送られてきた制御データの復号を行う。
例えば、図1は、制御データの復号処理の一例を説明する図である。図1では、例として、移動局から送られた制御データは移動局においてのデータの受信品質を表すCQI(Channel Quality Indicator)値であり、基地局が相関検出法を用いて復号を行う場合について示している。基地局は、移動局から符号化されているCQI値を受信すると、CQI値として送信される可能性がある候補系列と受信したデータとを比較する相関演算を行う。その後、相関演算の結果を用いて復号化を行い、その復号結果の信頼度を算出し、算出された信頼度が一定の閾値を超えると正しく復号が行われたと判定する。
制御データは、上述したように、通信を制御するために使用されるので、制御データが誤って復号されると、通信の効率が低下する恐れがある。このため、制御データについては、正しく復号されたデータを用いることが特に望ましい。復号に成功した制御データを用いて制御が行われることは、例として図1に示した場合に限らず、符号化された制御データが送受信される任意の通信において望まれる。
相関復号法を用いた復号方法としては、相関演算の過程で得られる1つまたは複数の相関値を用いて復号結果の復号信頼度を算出する工程と、その復号信頼度に応じて復号結果を補正する工程を備えた方法が知られている。また、関連する技術には、推定された送信シンボルが含むビットごとの尤度を計算するビット毎尤度計算部を備える通信装置や、各ビットの尤度を用いて送信されたビット列を復号する復号器を備える受信機なども知られている。
特開2006−203843号公報 特開2008−48219号公報
復号に失敗した制御データが使用されると、通信効率が低下する恐れがある。そのため、制御データについての復号誤りの検出を精度よく行うことが求められる。
本発明では、無線通信システムにおいて、復号誤りの検出精度の向上を図ることを目的とする。
第1の実施形態として、無線伝搬路の状態を表す制御データを復号して復号データを生成する復号部と、前記復号データの信頼度を表す信頼度指標を計算する信頼度計算部と、前記信頼度指標が予め決められた閾値よりも高い復号データを出力する出力部を備え、前記信頼度計算部は、復号対象の復号データと前記信頼度指標が前記閾値よりも高い先の復号データとの類似度を表す類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算する復号装置を提供する。
無線通信システムにおいて、復号誤りの検出精度が向上する。
制御データの復号処理の一例を説明する図である。 移動局から基地局に符号化したデータが送信される場合の移動局の動作の一例を説明する図である。 基地局の復調部の一例を示した図である。 第1の実施形態にかかる復号装置の一例を説明する図である。 基地局において復号されたCQI値の経時変化の一例を示す図である。 第2の実施形態にかかる復号装置の一例を説明する図である。 第1の制御データと第2の制御データを受信したときの遅延プロファイルの差を示す図である。 移動局から基地局へのCQI値の報告周期と重み係数の値を関連付けたテーブルの一例である。 第2の実施形態にかかる復号装置で行われる動作の一例を説明するフローチャートである。 遅延プロファイルの変化量と重み係数の関係を設定したテーブルの一例である。 フェージング周波数の変化量と重み係数の関係を表すテーブルの一例である。 受信電力の変化と重み係数の関係を表すテーブルの一例である。 連続誤り回数と重み係数の関係を示すテーブルの一例である。 重み係数計算部が取得する情報と重み係数を関係付けたテーブルの一例である。 第3の実施形態にかかる復号装置の一例を説明する図である。 PMI番号の変動とPMI間距離の関係を表すテーブルの一例である。
<第1の実施形態>
以下の例では、制御データとして送信されているデータが移動局での受信品質を示すCQI値である場合を例として説明するが、後述するように、送信される制御データはCQI値に限られない。また、ここでは一例として、リード・マラー符号化されたCQI値を相関演算法によって復号する場合について述べるが、制御データの符号化の方法、復号方法もここで述べた例に限定されない。
図2は、移動局10から基地局20に符号化したデータが送信される場合の移動局10の動作の一例を説明する図である。移動局10は、受信品質測定部11、CQI算出部12、および、符号化部13を備える。
受信品質測定部11は、移動局10が基地局20から受信した信号の受信品質を測定する。ここでは、受信品質測定部11が受信品質として受信SIR(Signal to Interference Ratio)を測定する場合について説明するが、受信品質測定部11は受信電力などのその他の受信品質を測定することもできる。受信品質測定部11は、移動局10の受信SIRを測定すると、その値をCQI算出部12に通知する。
CQI算出部12は、受信SIRを、受信SIRに対応してあらかじめ決められたCQI値に変換する。例えば、受信SIRが1dB未満の場合は0、1dB以上で2dB未満のときは1、などのように定められた0〜31までの数値に変換することにより、受信SIRをCQI値に変換できる。CQI算出部12は、算出したCQI値を符号化部13に通知する。
符号化部13は、CQI値の符号化を行う。例えば、リード・マラー符号化を行う場合は、CQI値を2進数で表した後に所定のリード・マラー符号を当てはめることにより、20ビットの符号を生成する。符号化部13で符号化された制御データは、移動局10から基地局20に送信される。
図3は、基地局20の復調部の一例を示した図である。復調部は、アンテナ21、ミキサ22、A/D変換部23、パイロット抽出部24、シンボル系列生成部25、および、チャネル推定部26を備える。
アンテナ21を介して移動局10からの信号を受信すると、基地局20は、受信した信号に搬送波周波数をミキサ22で掛け合わせることにより、受信信号をベースバンド信号に変換する。得られたベースバンド信号は、A/D変換部23によってデジタル信号に変換され、パイロット抽出部24に出力される。
パイロット抽出部24は、入力された信号からパイロット信号を抽出し、そのパイロット信号をチャネル推定部26などに出力する。チャネル推定部26では、入力されたパイロット信号を用いて、通信に用いられているチャネルを推定し、推定した結果をシンボル系列生成部25に出力する。パイロット信号に関するその他の処理については、後で詳しく述べる。一方、パイロット信号以外のユーザデータや制御信号などは、シンボル系列生成部25に出力され、対応するシンボル系列が生成される。生成されたシンボル系列のうち、符号化されているCQI値に対応するシンボル系列については、以下に述べる復号装置での処理が行われる。
図4は、第1の実施形態にかかる復号装置の一例を説明する図である。図4に示した復号装置は、相関演算部31、復号部32、出力部33、遅延要素34、ノイズ算出部35、および、信頼度計算部40を備える。なお、図4は、復号装置の一例であって、復号方法や実装に応じて修正を加えた復号装置を用いることもできる。
図4に示す復号装置では、シンボル系列生成部25から入力されたデータに対して、相関演算部31と復号部32が復号を行う。符号化された制御データに対応するシンボル系列(入力系列)が相関演算部31に入力されると、相関演算部31は、移動局10から受信した制御データとその制御データとして送られる可能性がある情報を表す系列(候補系列)の比較を行う。すなわち、相関演算部31は、CQI値として取り得る0〜31までの数値を表すリード・マラー符号である候補系列と入力されたシンボル系列とを比較する。相関演算部31は、各々の候補系列を1つずつ入力系列と比較し、相関値を算出する。この相関値は、例えば、入力系列と候補系列で同一の値を示しているビット数とすることができる。相関演算部31は、全ての候補系列を入力系列と比較し、各候補系列について相関値を算出すると、候補系列と相関値を関連付けて復号部32に出力する。
復号部32は、相関演算部31から送られてきた相関値の値を比較し、入力系列との相関値が最も大きい候補系列を復号結果として選択する。次に、選択した復号結果のリード・マラー符号(20ビット)を5ビットのデータに復号して、出力部33に出力する。例えば、「15」を表すリード・マラー符号の候補系列と入力系列の間の相関値が最大である場合、復号部32は、「15」を表すリード・マラー符号の候補系列を復号結果として選択する。次に、復号結果の候補系列を5ビットのデータに変換して、出力部33に「15」を表す5ビットのデータを出力する。また、信頼度計算部40が復号結果の信頼度(信頼度指標)を算出できるように、復号部32は、最大相関値(Rmax)を信頼度計算部40に出力する。
出力部33は、復号部32から入力されたCQI値を保持し、信頼度計算部40から復号処理に成功しているかの判定結果が通知されるのを待つ。信頼度計算部40から、復号に成功したことが通知されると、出力部33は、復号部32により得られたCQI値を出力する。遅延要素34は、出力部33から出力された値を、復号に成功したときのCQI値として記憶する。一方、復号に失敗していることが通知された場合は、出力部33は保持しているCQI値を出力することなく破棄する。
ノイズ算出部35は、パイロット抽出部24から入力されたパイロット信号を用いて、復号された制御データが送信されたときに発生していたノイズの大きさを算出する。ノイズ算出部35は、算出した結果を信頼度計算部40に通知する。
信頼度計算部40は、加算器41、絶対値算出部42、重み係数乗算部43、信頼度判定部44を備える。ここでは、信頼度計算部40が信頼度指標を計算した後、信頼度判定部44において、信頼度指標が閾値を超えているかの判定も行い、信頼度指標が閾値を超えているときに復号に成功したと判定する場合について説明する。なお、復号装置がさらに判定部を備え、信頼度計算部40が信頼度指標を判定部に出力し、判定部が信頼度指標を用いて復号に成功したかを判定するように設計することもできる。
信頼度計算部40は、復号している復号対象の復号データと、先に復号に成功したと判定されている復号データの差分を用いて、復号対象の復号データの信頼度指標を算出する。一例として、基地局20があるCQIシンボル系列の復号に成功した後で、別のCQIシンボル系列の復号を行うときを例として、信頼度計算部40で行われる信頼度指標の計算について述べる。以下の説明では、複数のCQIシンボル係数を区別するために、復号に成功しているCQIシンボル系列の復号結果のことを先の復号データ(CQIprev)と記載する。一方、復号に成功したCQIシンボルの次に復号されるCQIシンボルについて、最も相関値が高い候補系列を用いて復号部32から得られたCQI値のことを、復号対象の復号データ(CQIdec)と記載する。
(1)復号部32から復号対象の復号データが入力されると、信頼度計算部40は、遅延要素34に先の復号データの値を要求する。加算器41は、復号対象の復号データと先の復号データの差を算出し、算出結果を絶対値算出部42に出力する。
(2)絶対値算出部42では、加算器41の計算結果の絶対値を求める。従って、手順(1)と(2)により、先の復号データと、信頼度指標の判定対象である復号対象の復号データとの差分が算出される。絶対値算出部42は、算出結果を重み係数乗算部43に出力する。
(3)重み係数乗算部43は、予め設定されている重み係数(Kadj)を、絶対値算出部42から入力された値に乗じる。すなわち、手順(1)〜(3)で求められた値は以下のとおりである。
adj×│CQIdec−CQIprev
ここで、重み係数は、第1の復号データと第2の復号データとの差分が、第2の復号データの信頼度指標に与える寄与の大きさを表す数値であり、ゼロ以上の値をとる(Kadj≧0)。
(4)信頼度判定部44は、第2の復号データの信頼度指標を、第2の復号データを復号したときの最大相関値とノイズレベル(σ)からRmax/σと仮定し、手順(3)で得られた値を用いて、仮定された信頼度指標(Rmax/σ)を補正する。従って、信頼度判定部44で、第2の復号データの信頼度指標Cは、次式によって計算される。
Figure 0005262894
信頼度判定部44は、信頼度指標を、復号が成功したかを判断するための閾値(Th)と比較する。信頼度指標Cは、前述のとおり、復号対象の復号データの信頼度を表しているため、信頼度指標が大きいことは、復号対象の復号データの信頼度が高いことを意味する。そこで、信頼度判定部44は、基地局20が制御に使用する制御データに求められる信頼度の大きさを閾値Thとして記憶しており、信頼度指標が閾値Thを超えている場合、制御に使用可能な程度の信頼性を有するデータが復号されたと判断する。すなわち、信頼度指標Cが閾値Thよりも大きな値をとると復号に成功したと判断される。なお、本明細書中では、信頼度指標が閾値よりも大きな値をとることを復号に成功すると記載することがある。
信頼度判定部44は、信頼度指標が閾値より大きい場合に、復号に成功していることを出力部33に対して通知し、出力部33は、保持している復号対象の復号データを出力する。出力部33から出力されたデータは、正しく復号された制御データとして扱われ、基地局20での制御に使用される。
一方、信頼度指標が閾値Th以下の場合、信頼度判定部44は、復号対象の復号データの信頼度は、制御データとして用いることができる程度に高くないと判定する。そこで、信頼度指標Cが閾値Th以下の復号データを基地局20が使用しないように、信頼度判定部44は、復号に失敗したという判定結果を出力部33に通知する。復号に失敗した旨が通知されると、出力部33は、保持している復号対象の復号データを破棄する。
無線伝搬路の状態の変動が小さい場合には、移動局10における受信SIRの大きさの変動は小さい。CQI値は、移動局10における受信SIRの大きさを表す値であり、干渉電力が変わらなければ、2つのCQI値の差分が小さいほど移動局10での受信SIRの変動が小さいといえる。このため、前回のCQI値が送信されたときから次のCQI値の送信が行われるときまでの無線伝搬路の状態の変動が小さい場合には、前回と同じCQI値かもしくは前回のCQI値に近い値が送信される可能性が高い。従って、移動局10と基地局20の双方が静止している場合など、無線伝搬路の変動が小さい状況においてCQIの値が大きく変動すると、復号を誤っている可能性が高いといえる。
図5は、基地局20において復号されたCQI値の経時変化の一例を示す図である。図5を参照しながら、信頼度計算部40で行われる判定の例について述べる。図5の実線がCQI値の変化であるとし、時刻A、B、C、Dにおいて移動局10から基地局20にCQI値が報告されているものとする。ここでは、時刻Aにおいて送られたCQI値の復号に成功していて、CQI値「18」(CQI)が得られているものとする。また、重み係数は「0.9」、Rmax/σの値は時刻A〜Dの間でいずれも「10」であると仮定し、閾値Thは「5」であるとする。
時刻Bでの復号データが示すCQI値が「17」(CQI)であったとすると、時刻Bでの復号の信頼度指標Cは、次のように算出される。
Figure 0005262894
閾値Thと比較すると、9.1>5であるため、C>Thとなり、時刻Bでの復号データの信頼度は、制御に使用可能な程度の信頼度であると判定される。そこで、信頼度判定部44は復号に成功したと出力部33に通知し、出力部33がCQIを出力することにより、基地局20は、CQIを用いて通信の制御を行う。また、遅延要素34にCQI(=17)が記憶される。
次に、時刻Cにおいて復号で得られたCQI値が「7」(CQI)であった場合には、時刻Cでの復号の信頼度指標Cは、次式で算出される。
Figure 0005262894
閾値Thと比較すると、1<5であるため、C<Thである。無線伝搬路の状態が大きく変動していない場合には、基本的にCQI値は大きく変動しない。しかし、時刻CにおいてCQI値が急激に低下している。このため、CQIとCQIの差分が大きくなり、時刻Cでの復号データの信頼度Cは、想定する信頼度を下回っている。すなわち、この場合、復号された制御データ(CQI値)は誤っている可能性が高い。そこで、信頼度計算部40は、時刻Cでの復号データを用いた制御が行われるのを防ぐために、出力部33に、時刻Cでは復号に失敗した旨を通知する。判定結果を受け取った出力部33は、時刻Cで得られたCQIを出力することなく破棄する。すなわち、遅延要素34に記録されたデータは更新されず、CQIが残っている。
その後、時刻Dで得られたCQI値が「16」(CQI)であったとすると、時刻Dでの復号の信頼度指標Cは、次式で算出される。
Figure 0005262894
閾値Thと比較すると、9.1>5であるため、C>Thとなり、時刻Dでの復号データの信頼度は基地局20での使用が可能な程度である。そこで、信頼度判定部44により、復号に成功していると判定される。判定結果を受け取った出力部33が、CQIを出力することにより、基地局20は、CQIを用いて制御を行う。
これに対して、相関値とノイズレベルの比のみによって復号データの信頼性を判定する場合には、時刻CのようにCQI値が大きく変動しているときの復号データが制御に使用されることがある。このとき、基地局20はCQI〜CQIの4つのCQI値に基づいて順番に制御を行うため、時刻Cでの復号が誤っている場合、誤って復号されたCQIに基づく制御が行われてから正しく復号されたCQIに基づく制御が行われるまでの間の通信が劣化する。
しかし、図5を参照しながら述べたように、本実施形態にかかる復号装置によると、ノイズレベルに比べて相関値が十分に大きい場合においても、CQI値の異常な変動に基づいて復号誤りを検出することができる。このため、前述のとおり、基地局20が通信の制御などに用いるCQI値は、信頼度の高いCQI、CQI、CQIであり、CQI値の変動により信頼度が小さくなっているCQIに基づいた制御を基地局20が行うことはない。従って、誤った復号結果に基づいて基地局20が制御を行うことにより通信効率が低下することを防ぐことができる。なお、本明細書において、第1の復号データと第2の復号データとの差分を、第1の復号データと第2の復号データの「類似度」もしくは「類似度指標」と記載することがある。
無線伝搬路の状態を表す制御データについて、式(1)で計算できる信頼度指標を用いて復号に成功したかを判定することができることは、次のように説明することもできる。
最尤推定に基づく相関値検出法は、相関値自身が尤度を表すことを利用した復号法である。従って、送信シンボル系列をX[m]、受信軟判定シンボルをr[m](0≦m<系列長)とすると、送信シンボルがX[m]のときに軟判定シンボル系列がr[m]となる確率は
Figure 0005262894
となり、受信シンボルがr[m]の際に送信シンボルがX[m]である確率は
Figure 0005262894
となる。復号は全送信シンボルパターンX[m]〜X[m]について
Figure 0005262894
を計算し、その確率が最大となるようなシンボルパターンを選ぶ事になる。
Figure 0005262894
より、
Figure 0005262894
となり、全シンボルについて
Figure 0005262894
を比較することになる。ここで、分散がσの加法的ノイズ環境を想定した場合、
Figure 0005262894
となる。対数を取ると
Figure 0005262894
となる。一方相関値は
Figure 0005262894
となるため、
Figure 0005262894
となる。よって
Figure 0005262894
は、対数を取って次のような量を評価すればよい。
Figure 0005262894
ここでKは適当な係数である。簡単のため、全シンボル系列の振幅は同じと仮定して、全送信シンボルパターンで比較することを考えると
Figure 0005262894
は全パターンで同じと考えられる。よって、
Figure 0005262894
を考えられる全送信シンボルについて計算すればよい。
通常のデータではシンボル系列Xを送信する確率P(X)は全てのパターンで同じである。しかしCQIの場合、前述のとおり、数値が移動局10の受信品質を表しているため、伝搬路変動が小さい場合には前回と同じ、もしくは近い数値のシンボルを送信する確率が高く、通常のデータのような一様分布にはならない。そこで、式(2)の第2項目を復号に成功している先の復号データと、復号に成功したかの判定対象である復号対象の復号データとの差分を用いて表現する。即ち
Figure 0005262894
とすることで送信シンボルの確率を考慮に入れる。
前述のとおり、図4に示した復号装置を用いると、得られた相関値がノイズレベルに比べて十分に高いことに加え、第1の復号データから第2の復号データへの変化量も考慮して第2の復号データの復号の信頼度を算出できる。従って、式(1)を用いて求めた復号データの信頼度を用いて復号誤りを検出することにより、Rmax/σの値を用いて復号誤りを検出する場合に比べ、復号誤りの検出精度を改良できる。Rmax/σの値が一定値を超えていることを復号に成功したと判断するための条件とする復号法は、相関復号法を使用して復号を行う場合など、データを送信する際に誤り検出用の冗長ビットを用いた高度な誤り検出を行うことができない場合に用いられることがあった。従って、実施形態の復号装置およびその装置で用いられる復号誤り検出方法を用いると、誤り検出用の冗長ビットの使用ができない場合でも、制御データの復号誤りの検出精度を向上させることができる。
また、Rmax/σの値が一定値を超えていることを復号に成功したと判断するための条件としていたシステムにおいては、復号品質を向上させるために、移動局においてCQI値の送信に用いる電力を増大させることが考えられる。しかし、ある移動局がCQI値を送信するために用いる電力を増大させると、その移動局の消費電力が大きくなり、また、他の移動局への干渉電力が増加するなどの問題があった。これに対して実施形態の復号誤り検出方法を用いることにより、基地局20での復号誤りの検出精度を上げることができるため、移動局10がCQI値の送信に用いる電力を増大させなくても、復号に失敗した制御データが使用される可能性が低くなる。従って、前述の復号装置を用いると移動局10は復号誤りを防ぐためにCQI値の送信電力を増大させることがなくなるので、他の移動局10への干渉電力が増加することや移動局10の電力消費が増加することなどの問題も回避できる。
これまで説明してきた復号装置や、その復号装置で用いられる復号誤り検出方法を用いることにより、復号品質が改善されると、基地局20の通信効率を向上できる可能性もある。移動通信システムではセル全体の通信効率を上げるために、基地局20は、移動局10の変調方式や送信電力を伝搬路の状況に合うように適応的に変化させる。基地局20が変調方式などを変更する際には、基地局20は移動局10でのCQI値などの受信品質を使用する。このため、誤って復号されたCQI値を用いて変調方式などが変更されると、基地局20はセルの通信を十分に効率化できない恐れがある。従って、本実施形態により、復号誤りの検出精度が向上することは、通信の効率化にも有効である。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、重み係数が予め一定の値に固定されている場合について説明した。しかし、例えば、移動局10が移動したなどの理由により伝搬路の状態が変化する場合がある。また、続けて復号に失敗して復号データを破棄した場合や、移動局10から基地局20への制御データの送信周期が長い場合は、先の復号データに対応するデータが受信されてから復号対象の復号データに対応するデータが受信されるまでの時間が長くなる。そのため、先の復号データに対応するデータが受信されてから復号対象の復号データに対応するデータが受信されるまでの間に伝搬路の状況が変動している可能性がある。伝搬路の状況が変化すると、送信される制御データの内容も変化するため、重み係数を大きな値に設定しておくと、復号に成功していても、復号に成功した先の復号データと復号対象の復号データとの差が大きいために、復号データの信頼度指標が小さくなることがある。本実施形態では、制御データが変動する可能性に合わせて、重み係数を変更することができる復号装置について述べる。
図6は、第2の実施形態にかかる復号装置の一例を説明する図である。図6に示す復号装置では、第1の実施形態にかかる復号装置に、重み係数を算出する重み係数計算部50が加わっている。さらに、プロファイル変化量計算部51、フェージング周波数推定部52、受信電力計算部53、受信周期判断部54、および、誤り検出回数カウンタ55が加えられている。他の部分については、第1の実施形態で述べたものと同様である。なお、以下の例でも、制御データとしてCQI値が送られている場合について記載する。また、複数の制御データを区別するために、復号に成功した先の復号データに対応する制御データを「第1の制御データ」、先の復号データの後に復号に成功しているかを判定される復号対象の復号データに対応する制御データを「第2の制御データ」と記載する。
プロファイル変化量計算部51は、パイロット抽出部24で抽出されたパイロット信号を用いて、CQI値が送信されたときの遅延プロファイルを生成する。プロファイル変化量計算部51は、第1の制御データが送信されたときの遅延プロファイルを生成し、プロファイル変化量計算部51に内蔵されているメモリ領域(図示せず)に格納する。次に、第2の制御データが送られてきたときの遅延プロファイルも生成し、第1の制御データが送られてきたときの遅延プロファイルとの差分を算出する。
例えば、遅延時間をτとし、第1の制御データを受信したときの遅延プロファイルをP(τ)、第2の制御データを受信したときの遅延プロファイルをP(τ)とすると、遅延プロファイルの変化量は次式で表せる。
Figure 0005262894
図7は、第1の制御データと第2の制御データを受信したときの遅延プロファイルの差を示す図である。第1の制御データを受信したときの遅延プロファイル実線で示し、第2の制御データを受信したときの遅延プロファイルを破線で示している。(P(τ)−P(τ))は、図7の矢印で示す部分である。実際には遅延プロファイルは離散的に得られるため、(P(τ)−P(τ))の総和を取って積分値とする。プロファイル変化量計算部51は、算出したΔPを重み係数計算部50に出力する。重み係数計算部50での処理は後で述べる。
なお、プロファイル変化量計算部51は、復号対象の復号データが復号に成功していると判断されると、メモリ領域に格納したデータを第2の制御データが送信されたときの遅延プロファイルに置き換える。第2の復号データの復号に成功したかは、信頼度判定部44がプロファイル変化量計算部51に通知してもよく、また、信頼度判定部44が、重み係数計算部50を介してプロファイル変化量計算部51に通知することもできる。
フェージング周波数推定部52は、パイロット抽出部24から入力されたパイロット信号を用いて、CQI値が送信されたときのフェージング周波数を推定する。受信電力計算部53は、パイロット信号を用いて基地局20の受信電力を計算する。フェージング周波数推定部52と受信電力計算部53も、第1の制御データに対応する推定値もしくは計算値を格納する。パイロット信号が入力されると、フェージング周波数推定部52や受信電力計算部53は、入力されたパイロット信号を用いて得られた値とメモリ領域に格納されている値との差を、重み係数計算部50に出力する。フェージング周波数推定部52や受信電力計算部53も、復号対象の復号データの復号に成功したことを信頼度判定部44もしくは重み係数計算部50から通知されると、第2の制御信号を受信したときの受信電力値をメモリ領域に格納する。
受信周期判断部54は、移動局10からCQI値が報告されてくる周期を測定し、測定結果を重み係数計算部50に通知する。
誤り検出回数カウンタ55は、信頼度判定部44から出力部33に送られてきた判定結果をモニタし、復号に失敗した回数をカウントする。誤り検出回数カウンタ55は、重み係数計算部50からの要求に応じて誤り検出回数を重み係数計算部50に通知する。
重み係数計算部50は、プロファイル変化量計算部51、フェージング周波数推定部52、受信電力計算部53、受信周期判断部54、および、誤り検出回数カウンタ55から通知される情報を用いて重み係数を計算する。なお、重み係数は、プロファイル変化量計算部51などから通知される1つ以上の情報を使用して計算することができる。また、予め、重み係数とプロファイル変化量計算部51などから通知される数値とを関連付けたテーブルを重み係数計算部50が参照することにより、重み係数を決定することもできる。なお、このとき、重み係数計算部50がテーブルを保持することもでき、また、メモリ(図示せず)に保持されているテーブルを重み係数計算部50が参照することもできる。例えば、重み係数計算部50が、移動局10から基地局20へのCQI値の報告周期と重み係数の値を関連付けたテーブルを用いて、重み係数を選択する場合について述べる。
図8は、移動局10から基地局20へのCQI値の報告周期と重み係数の値を関連付けたテーブルの一例である。この例では、移動局10からのCQI値の報告周期が長いほど重み係数が小さくなるように設定している。なお、この重み係数や報告周期は、シミュレーション結果や実測値に基づいて決定された値とすることができる。
図9は、第2の実施形態にかかる復号装置で行われる動作の一例を説明するフローチャートである。相関演算部31にシンボル系列が入力されると、相関演算部31は、全ての候補系列と入力されたシンボル系列との間の相関演算を行い、その結果を用いて、復号部32は、最大相関値が得られた候補系列を復号データとして出力する(ステップS1、2)。信頼度計算部40は、基地局20が初めて受信したCQI値であるかを確認するが、このとき、遅延要素34に復号データが格納されているかを確認することもできる(ステップS3)。基地局20が初めて制御データを受信したなどの理由により、遅延要素34に復号データが格納されていない場合は、重み係数乗算部43において重み係数をゼロとして信頼度指標を算出する(ステップS7、6)。一方、復号データが格納されている場合には、信頼度計算部40は重み係数計算部50にその旨を通知し、重み係数計算部50は受信周期判断部54から伝搬路情報を取得し、取得した値に基づいて図8のテーブルを参照して重み係数を選択する(ステップS3〜5)。選択された重み係数が重み係数乗算部43に出力されると、出力された重み係数を用いて信頼度指標が計算され、閾値Thとの比較が行われる(ステップS6、8)。
例えば、復号に成功した先の復号データとして遅延要素34に記憶されているCQI値が「17」(CQIprev)であるとする。復号対象の復号データのRmax/σが「5.9」、復号対象の復号データは「18」、重み係数の初期設定値は「1」、閾値Thは「5」、CQI報告周期は20msであるとする。この場合は、ステップS4で重み係数計算部50が受信周期判断部54からCQI受信周期が20msであることを取得して、図8のテーブルを参照し、重み係数を「0.8」に設定しなおす。その結果、信頼度指標は次式で算出され、
Figure 0005262894
閾値と比較すると、5.1>5であるため、C>Thとなり復号に成功したと判定される。もしここで、重み係数を変更しないで信頼度指標を計算していた場合は、信頼度指標Cは次式のように算出され、
Figure 0005262894
4.9<5であるため、C<Thとなり復号に失敗したと判定されてしまう。
このように重み係数の設定を重み係数計算部50によって変更することにより、不適切な重み係数が設定されていることによる誤判定を防ぐことができる。なお、制御データの送信周期が長い場合には、ある制御データの送信後、次の制御データが送信されるまでに無線伝搬路の状況が変化する可能性が大きくなるため、図8において、CQI値の報告周期が長いほど重み係数が小さくなるように設定している。
図8、図9を参照しながらCQI値の報告周期を用いて重み係数を変更する場合について述べたが、前述のとおり、重み係数計算部50は、プロファイル変化量計算部51やフェージング周波数推定部52から得られた情報によっても重み係数を変更できる。この場合は、ステップS4において、プロファイル変化量計算部51などから情報を取得し、重み係数を重み係数計算部50が算出する。なお、重み係数計算部50がテーブルを参照する場合には、例えば、図10に示すような遅延プロファイルの変化量と重み係数の関係を設定したテーブルを参照できる。また、重み係数計算部50は、用いる情報に応じて、図11に例示されているフェージング周波数の変化量と重み係数の関係を表すテーブルや、図12に例示されている受信電力の変化と重み係数の関係を表すテーブルを用いることもできる。図8および図10〜12では、いずれも、重み係数計算部50に報告される変化量が大きいほど重み係数が小さくなるように設定されている。これは、伝搬路の状況の変化が大きい場合には、CQI値の変動が大きいことが想定されるためである。無線伝搬路の変化量に合わせて重み係数を変更することによって、正しく復号できている復号データについて復号が失敗したという誤った判定が行われることを防ぐことができる。このように無線伝搬路の状況が変化する理由としては、例えば、移動局10の移動などが考えられる。
図13に、連続誤り回数と重み係数の関係を示すテーブルの一例を示す。受信した制御データの復号に失敗した回数が多いと、遅延要素34に格納されているCQI値に対応する信号が受信されてから復号対象の復号データに対応する信号が受信されるまでの間に、伝搬路の状態が変動している可能性が高い。そのため、図13の例では、連続失敗回数が多いと、重み係数が小さくなるように重み係数が設定されている。
また、重み係数計算部50は、プロファイル変化量計算部51などから送られてきた複数の情報を合わせて使用して重み係数を決定することもできる。この場合においても、重み係数計算部50は予め決められている方法によって重み係数を算出することができる。例えば、重み係数計算部50は、フェージング周波数の差によって得られる係数(Kfad)、連続誤り回数の評価によって得られる係数を(Kfail)、CQI報告周期から得られる係数(Krep)を別個に計算し、これらの係数の積を重み係数とすることができる。この場合は、(Kfail)×(Kfad)×(Krep)が重み係数として設定される。
また、図14に示すような、重み係数計算部50が取得する複数の情報と重み係数を関係付けたテーブルを用意し、重み係数計算部50がそのテーブルから重み係数を選択することもできる。このように伝搬路状態の変化を示す複数の指標を用いて重み係数を設定することにより、伝搬路の変化量に対応した復号誤り検出を行うことが可能になる。
<第3の実施形態>
図15は、第3の実施形態にかかる復号装置の一例を説明する図である。図15に示す復号装置では、復号対象の復号データと最大の相関を示した候補系列と2番目に大きな相関値を示した候補系列の両方を用いて、復号対象の復号データの信頼度指標を算出する。
復号部32は、相関演算部31から入力された候補系列と相関値を用いて、最大相関値を示した候補系列が示すCQI値を復号対象の復号データとして選択し、出力部33と信頼度計算部60に出力する。さらに、復号部32は、2番目に大きな相関値となっている候補系列が示すCQI値も信頼度計算部60に出力する。また、このとき、最大相関値と2番目に大きな相関値も、信頼度計算部60に出力される。
信頼度計算部60は、加算器(61、62)、絶対値算出部(63、64)、重み係数乗算部(65、66)および、信頼度判定部67を備える。加算器61、絶対値算出部63、および、重み係数乗算部65において、復号対象の復号データ(CQIdec)と先の復号データ(CQIprev)の間の類似度に重み係数を乗算した値を算出する。また、加算器62、絶対値算出部64、および、重み係数乗算部66において、2番目に大きい相関値を示した候補系列が示すCQI値(CQIdec2)と先の復号データの間の類似度に重み係数を乗算した値を算出する。重み係数乗算部65、重み係数乗算部66から出力された重み係数を乗算した類似度と、ノイズレベルを用いて、信頼度判定部67は、次式に従って信頼度指標を計算する。
Figure 0005262894
式(3)では、式(1)にCQIdec2に関する項が加えられている。復号対象の復号データの信頼度が高い場合は、相関値が2番目以降に大きな候補系列の値が復号結果である可能性が低くなる。また、CQI値は、無線伝搬路の状況が変化しないと大きく変動しない値であるため、復号対象の復号データの前に復号に成功した先の復号データとの類似度が大きい値は、復号結果として信頼できる。そこで、復号に成功している場合には、復号対象の復号データと先の復号データの類似度が大きく、CQIdec2と先の復号データとの類似度は小さいと考えられる。式(3)において、復号対象の復号データと先の復号データの類似度が大きいと、第2項の値は小さくなり、信頼度指標の値は大きくなる。また、CQIdec2と先の復号データとの類似度が小さいと、第3項の値が大きくなり、信頼度指標の値が大きくなる。
なお、相関演算部31、出力部33、遅延要素34、および、ノイズ算出部35の動作は、前述のとおりである。なお、図15に示した復号装置は、一例であって、例えば、第2の実施形態のように重み係数を変更可能な復号装置においても信頼度計算部60を使用するなどの変更が可能である。
<その他>
なお、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
いずれの実施形態にかかる復号装置でも、CQI値以外の他の無線伝搬路の状態を表す制御データの復号を行うことが可能である。例えば、Precoding MIMO(Multiple Input Multiple Output)において、使用すべきPrecoding Matrixを通知するために用いられるPMI(Precoding Matrix Indicator)番号の復号に用いることもできる。PMI番号も、無線伝搬路の状態が変化しないと変動しないため、先の復号データとの比較を行うことにより、復号誤りの検出精度を改善できる。ここで、PMI番号は、どのPrecoding Matrixを用いるかを表す番号であり、CQIのように直接大きさを表す量ではない。そこで、PMI番号の復号に対して適用する場合には、類似度の算出を行うときに先の復号データ(PMIprev)と復号対象の復号データ(PMIdec)との差分を求めるのではなく、予め定義した所定の関数f(PMIdec,PMIprev)を用いる。信頼度計算部40もしくは信頼度計算部60は、f(PMIdec,PMIprev)の値を計算できるように、計算対象の関数に応じて変更することができる。また、PMI番号の変動と、その変動が復号データの信頼度指標に与える寄与の大きさ(PMI間距離)を予め計算した図16のようなテーブルを用いて、信頼度計算部40や信頼度計算部60が信頼度指標を計算することもできる。この場合、PMIの変動とPMI間距離の大きさを示すテーブルを、信頼度計算部40などに記憶させることもできるし、信頼度計算部40などがメモリからテーブルを読み出すこともできる。
以上の説明では、相関演算部31と復号部32の2つで復号を行う場合について具体的に記載しているが、復号を行う部分は、実装形態に応じて変更可能である。例えば、相関演算部31と復号部32を1つの部分とした復号部とすることができる。また、相関演算部31において相関値の計算と最大相関値を示す候補系列の選択を行い、復号部32には最大相関値と最大相関値を示した候補系列を通知するように変形することもできる。この場合には、復号部32は、復号結果として入力された20ビットの候補系列をCQI値に変換し、通知された最大相関値を信頼度計算部40に出力する。
第1〜第3の実施形態のいずれの形態にかかる復号装置においても、遅延要素34に復号に成功したときの復号データが格納されていない場合は、信頼度指標の算出に用いる重み係数をゼロとして、計算することができる。
第1〜第3の実施形態で示した復号装置に含まれている部分の一部または全部をソフトウェアにより実現することができ、また、ハードウェア回路により実現することもできる。また、実装に応じて、信頼度計算部40や信頼度計算部60の一部を変更することができる。例えば、相関値、重み係数を乗算した類似度、および、ノイズの大きさを、直接、信頼度判定部(44もしくは67)に入力することができ、また、他の部分を介して信頼度判定部44などに入力することもできる。
さらに、いずれの実施形態においても、先の復号データと復号対象の復号データとの類似度を用いた他の演算を行うことにより、信頼度指標を算出するように変形することもできる。例えば、類似度のほかに、最大相関値、ノイズレベル、2番目に大きな相関値(Rmax2)も用いて次式によって信頼度指標を計算するなどの変形を行うこともできる。
Figure 0005262894
上述の各実施形態に対し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
無線伝搬路の状態を表す制御データを復号して復号データを生成する復号部と、
前記復号データの信頼度を表す信頼度指標を計算する信頼度計算部と、
前記信頼度指標が予め決められた閾値よりも高い復号データを出力する出力部を備え、
前記信頼度計算部は、復号対象の復号データと前記信頼度指標が前記閾値よりも高い先の復号データとの類似度を表す類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算する
ことを特徴とする復号装置。
(付記2)
前記信頼度計算部は、重み係数が乗算された前記類似度指標に基づいて前記信頼度指標を計算するものであり、
前記重み係数は、前記復号対象の復号データの復号信頼度に対する前記類似度指標の寄与の大きさを表す
ことを特徴とする付記1に記載の復号装置。
(付記3)
前記復号部は、前記制御データと複数の候補系列との相関値をそれぞれ計算し、最大相関値を示す候補系列を前記復号データとして出力し、
前記信頼度計算部は、下式に従って前記信頼度指標を計算する
ことを特徴とする付記2に記載の復号装置。
Figure 0005262894
maxは前記最大相関値、
σは、前記制御データを受信したときのノイズレベル、
adjは前記重み係数、
CQIdecは、前記復号対象の復号データ、
CQIprevは、前記先の復号データ、
Cは、前記信頼度指標
(付記4)
前記受信データとして決定された復号データを格納する受信データ格納部をさらに備え、
前記信頼度計算部は、前記先の復号データを前記受信データ格納部から取得して前記信頼度指標を計算し、
前記信頼度計算部は、前記受信データ格納部にデータが格納されていないときは、前記重み係数をゼロとして、前記信頼度指標を計算する
ことを特徴とする付記3に記載の復号装置。
(付記5)
前記復号データの復号に失敗したと判定された回数をカウントする誤り検出回数カウンタと、
前記誤り検出回数カウンタでカウントされた誤りの回数が多いほど前記重み係数が小さくなるように前記重み係数を計算する重み係数計算部を備える
ことを特徴とする付記2に記載の復号装置。
(付記6)
前記制御データの受信周期を判断する受信周期判断部と、
前記受信周期が長いほど前記重み係数が小さくなるように前記重み係数を計算する重み係数計算部をさらに備える
ことを特徴とする付記2に記載の復号装置。
(付記7)
前記先の復号データに対応する制御データの通信に用いられた伝搬路の状況と、前記復号対象の復号データに対応する制御データの通信に用いられた伝搬路の状況の差が大きいほど前記重み係数が小さくなるように、前記重み係数を計算する重み係数計算部をさらに備える
ことを特徴とする付記2に記載の復号装置。
(付記8)
前記重み係数計算部は、前記先の復号データに対応する制御データの通信が行われたときと、前記復号対象の復号データに対応する制御データの通信が行われたときでの、フェージング周波数の変化、受信電力の変化、および、遅延プロファイルの変化のうちの1つ以上を用いて、前記伝搬路の状況の差を求める
ことを特徴とする付記7に記載の復号装置。
(付記9)
前記復号部は、前記制御データと複数の候補系列との相関値をそれぞれ計算し、最大相関値を示す候補系列と、前記相関値が2番目に大きい候補系列を出力し、
前記信頼度計算部は、前記最大相関値を示す候補系列を前記復号対象の復号データとして、前記復号対象の復号データと前記先の復号データとの類似度を表す第1の類似度指標、および、前記相関値が2番目に大きい候補系列の示す制御信号と前記先の復号データとの類似度を表す第2の類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算する
ことを特徴とする付記1に記載の復号装置。
(付記10)
前記信頼度計算部は、第1の重み係数が乗算された前記第1の類似度指標、および、第2の重み係数が乗算された前記第2の類似度指標に基づいて前記信頼度指標を計算し、前記第1の類似度指標が大きいほど前記信頼度指標が大きくなり、前記第2の類似度指標が大きいほど前記信頼度指標が小さくなるように計算を行う
ことを特徴とする付記9に記載の復号装置。
(付記11)
前記信頼度計算部は、下式に従って前記信頼度指標を計算する
ことを特徴とする付記10に記載の復号装置。
Figure 0005262894
maxは前記最大相関値、
σは、前記制御データを受信したときのノイズレベル、
adj1は、前記第1の重み係数、
adj2は、前記第2の重み係数、
CQIdecは、前記復号対象の復号データ、
CQIdec2は、前記相関値が2番目に大きい候補系列の示す制御信号、
CQIprevは、前記先の復号データ、
Cは、前記信頼度指標
(付記12)
無線伝搬路の状態を表す制御データを復号データへ復号し、
復号データの信頼度を表す信頼度指標が閾値よりも高い先の復号データと、復号対象の復号データとの類似度を表す類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算し、
前記復号対象の復号データの信頼度指標が前記閾値を超えると、前記復号対象の復号データの復号に成功していると判定する
ことを特徴とする復号誤り検出方法。
(付記13)
前記復号対象の復号データの復号に成功すると、前記復号対象の復号データの次に復号した新たな復号データの信頼度指標を、前記復号対象の復号データと前記新たな復号データとの類似度を用いて計算し、
前記復号対象の復号データの復号に失敗すると、前記新たな復号データの信頼度指標を、前記先の復号データと前記新たな復号データとの類似度を用いて計算し、
前記新たな復号データの信頼度指標と前記閾値を比較することにより前記新たな復号データの復号が成功したかを判定する
ことを特徴とする付記12に記載の復号誤り検出方法。
(付記14)
前記制御データと複数の候補系列との相関値をそれぞれ計算し、
最大相関値を示す候補系列を前記復号対象の復号データとして、前記復号対象の復号データと前記先の復号データとの類似度を表す第1の類似度指標を計算し、
前記相関値が2番目に大きい候補系列の示す制御信号と前記先の復号データとの類似度を表す第2の類似度指標を計算し、
前記第1の類似度指標、および、前記第2の類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算する
ことを特徴とする付記12に記載の復号誤り検出方法。
10 移動局
11 受信品質測定部
12 CQI算出部
13 符号化部
20 基地局
21 アンテナ
22 ミキサ
23 A/D変換部
24 パイロット抽出部
25 シンボル系列生成部
26 チャネル推定部
31 相関演算部
32 復号部
33 出力部
34 遅延要素
35 ノイズ算出部
40、60 信頼度計算部
41、61、62 加算器
42、63、64 絶対値算出部
43、65、66 重み係数乗算部
44、67 信頼度判定部
50 重み係数計算部
51 プロファイル変化量計算部
52 フェージング周波数推定部
53 受信電力計算部
54 受信周期判断部
55 誤り検出回数カウンタ

Claims (5)

  1. 無線伝搬路の状態を表す制御データを復号して復号データを生成する復号部と、
    前記復号データの信頼度を表す信頼度指標を計算する信頼度計算部と、
    前記信頼度指標が予め決められた閾値よりも高い復号データを出力する出力部を備え、
    前記信頼度計算部は、復号対象の復号データと前記信頼度指標が前記閾値よりも高い先の復号データとの類似度を表す類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算するに際し、重み係数が乗算された前記類似度指標に基づいて前記信頼度指標を計算し、前記重み係数は、前記復号対象の復号データの復号信頼度に対する前記類似度指標の寄与の大きさを表す、
    ことを特徴とする復号装置。
  2. 前記復号部は、前記制御データと複数の候補系列との相関値をそれぞれ計算し、最大相関値を示す候補系列を前記復号データとして出力し、
    前記信頼度計算部は、下式に従って前記信頼度指標を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
    Figure 0005262894
    maxは前記最大相関値、
    σは、前記制御データを受信したときのノイズレベル、
    adjは前記重み係数、
    CQIdecは、前記復号対象の復号データ、
    CQIprevは、前記先の復号データ、
    Cは、前記信頼度指標
  3. 前記先の復号データに対応する制御データの通信に用いられた伝搬路の状況と、前記復号対象の復号データに対応する制御データの通信に用いられた伝搬路の状況の差が大きいほど前記重み係数が小さくなるように、前記重み係数を計算する重み係数計算部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  4. 前記復号部は、前記制御データと複数の候補系列との相関値をそれぞれ計算し、最大相関値を示す候補系列と、前記相関値が2番目に大きい候補系列を出力し、
    前記信頼度計算部は、前記最大相関値を示す候補系列を前記復号対象の復号データとして、前記復号対象の復号データと前記先の復号データとの類似度を表す第1の類似度指標、および、前記相関値が2番目に大きい候補系列の示す制御信号と前記先の復号データとの類似度を表す第2の類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  5. 無線伝搬路の状態を表す制御データを復号データへ復号し、
    復号データの信頼度を表す信頼度指標が閾値よりも高い先の復号データと、復号対象の復号データとの類似度を表す類似度指標に基づいて、前記復号対象の復号データの信頼度指標を計算するに際し、前記復号対象の復号データの復号信頼度に対する前記類似度指標の寄与の大きさを表す重み係数が乗算された前記類似度指標に基づいて前記信頼度指標を計算し
    前記復号対象の復号データの信頼度指標が前記閾値を超えると、前記復号対象の復号データの復号に成功していると判定する
    ことを特徴とする復号誤り検出方法。
JP2009071071A 2009-03-24 2009-03-24 無線通信システムにおける復号誤り検出方法および復号装置 Expired - Fee Related JP5262894B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009071071A JP5262894B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 無線通信システムにおける復号誤り検出方法および復号装置
US12/730,217 US8572442B2 (en) 2009-03-24 2010-03-23 Decoding error detection method and decoding device in radio communications system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009071071A JP5262894B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 無線通信システムにおける復号誤り検出方法および復号装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010226400A JP2010226400A (ja) 2010-10-07
JP5262894B2 true JP5262894B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42785810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009071071A Expired - Fee Related JP5262894B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 無線通信システムにおける復号誤り検出方法および復号装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8572442B2 (ja)
JP (1) JP5262894B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5705597B2 (ja) * 2011-03-08 2015-04-22 京セラ株式会社 無線端末及び制御方法
EP2685754A4 (en) 2011-03-08 2015-01-14 Kyocera Corp WIRELESS DEVICE AND CONTROL PROCESS THEREFOR
JP5705595B2 (ja) * 2011-03-08 2015-04-22 京セラ株式会社 無線端末及び制御方法
JP5705596B2 (ja) * 2011-03-08 2015-04-22 京セラ株式会社 無線端末及び制御方法
JP5705594B2 (ja) * 2011-03-08 2015-04-22 京セラ株式会社 無線端末及び制御方法
US20140089063A1 (en) * 2011-03-29 2014-03-27 Shoji Saito Communication method and voting right counting system for shareholders meeting
JP5571050B2 (ja) * 2011-09-26 2014-08-13 日本電信電話株式会社 無線通信方法および無線通信システム
US9066249B2 (en) * 2012-03-07 2015-06-23 Apple Inc. Methods and apparatus for interference coordinated transmission and reception in wireless networks
US9497234B2 (en) 2012-12-27 2016-11-15 Facebook, Inc. Implicit social graph connections
WO2015122751A1 (ko) * 2014-02-17 2015-08-20 연세대학교 원주산학협력단 연판정 값을 기초로 한 오류 검출용 토글링 시퀀스 결정 방법 및 에러 패턴 결정 방법 및 그 장치
EP2914039A1 (de) * 2014-02-26 2015-09-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Datensendeanordnung, Datenempfänger und Verfahren zum Betreiben derselben
EP3360265B1 (en) * 2016-12-27 2021-08-18 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Channel condition estimation

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5995562A (en) * 1995-10-25 1999-11-30 Nec Corporation Maximum-likelihood decoding
KR101017040B1 (ko) * 2002-12-04 2011-02-23 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 채널 품질 지표의 검출
JP4032065B2 (ja) * 2003-05-27 2008-01-16 富士通株式会社 受信装置およびハイブリッドarq通信システム
JP4528193B2 (ja) * 2004-12-24 2010-08-18 富士通株式会社 誤り訂正復号方法、通信装置、及び、デジタル伝送システム
JP4549907B2 (ja) * 2005-03-18 2010-09-22 三菱電機株式会社 無線通信装置
JP4734194B2 (ja) * 2006-08-07 2011-07-27 三菱電機株式会社 スケジューリング装置、通信装置、マルチキャリア通信システムおよびスケジューリング方法
JP5214124B2 (ja) 2006-08-17 2013-06-19 三星電子株式会社 通信システム、通信装置、尤度計算方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010226400A (ja) 2010-10-07
US20100251038A1 (en) 2010-09-30
US8572442B2 (en) 2013-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5262894B2 (ja) 無線通信システムにおける復号誤り検出方法および復号装置
JP4528193B2 (ja) 誤り訂正復号方法、通信装置、及び、デジタル伝送システム
JP5114577B2 (ja) 不連続送信検出法
JP5375955B2 (ja) 通信システム及び情報伝送方法及びコード設定方法及び基地局及び移動局
JP2002164871A (ja) 復号化装置および復号化方法
CN101960765A (zh) 用于产生用于对嵌入信息进行编码的码本的系统和方法
JP5133994B2 (ja) 信頼度指標を用いたブロック符号語復号器
KR100693833B1 (ko) 고정 노이즈 분산값을 사용하는 디코더 및 디코딩 방법
KR20120083476A (ko) 통신 장치
WO2014023472A1 (en) Improved blind transport format detection depending on the conditions of reception of the signal
US20110051611A1 (en) Method and device for processing channel quality information in communication system
JP6355221B2 (ja) 無線通信システム及び受信装置
JP2004140726A (ja) 無線通信装置
US20080049821A1 (en) Modulation scheme deciding apparatus, receiving apparatus, modulation scheme deciding method and modulation scheme deciding program
JP5700645B2 (ja) 受信装置、受信方法および受信プログラム
CN109286533B (zh) 语音数据包的验错方法及装置、存储介质、终端
RU2563058C1 (ru) Способ адаптивного помехоустойчивого кодирования
JP5329554B2 (ja) 埋め込まれた情報をデコードするためのデコーディングスキームを適応的に選択するシステム及び方法
JP2006019886A (ja) 適応伝送レート制御方法/プログラム/記録媒体、無線バースト信号伝送システム、端末局、基地局
JP2024142343A (ja) 信号処理装置、信号処理方法及び信号処理プログラム
JP2008141752A (ja) 通信システムにおける通信データのビット誤り率を推定するための装置およびその関連方法
JPWO2008087821A1 (ja) 回線品質監視の方法およびその回路
WO2014094635A1 (zh) 一种cqi上报方法及装置
JP2013038746A (ja) 無線通信装置及び無線通信方法並びにコンピュータプログラム
JP2002217876A (ja) 復号化装置および復号化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5262894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees