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JP5252180B2 - 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 Download PDF

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JP5252180B2 JP2008001847A JP2008001847A JP5252180B2 JP 5252180 B2 JP5252180 B2 JP 5252180B2 JP 2008001847 A JP2008001847 A JP 2008001847A JP 2008001847 A JP2008001847 A JP 2008001847A JP 5252180 B2 JP5252180 B2 JP 5252180B2
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Description

本発明は、静電荷像現像用トナー及びこれを用いた画像形成方法並びに画像形成装置に関するものである。
電子写真法としては従来からさまざまな方法が記載されており、これらに適用される現像方式としては大別して乾式現像法と湿式現像法があり、さらに乾式においては一成分と二成分に分けられる。いずれの方式におけるトナーも現像される静電荷像の極性に応じて正または負の電荷を有する必要があり、トナーに電荷を保有するためには荷電制御剤を添加することが最も効果が大きい。
荷電制御剤はさまざまなものがあるが、価格が安価で、負帯電性の高い点から従来より含クロム錯体化合物が使用されてきた。特許文献1(特開2000−321819号公報)では含クロム錯体化合物を含有しポリエステル樹脂の酸価が15〜30mgKOH/gであるトナーが提案され、これにより負帯電性の優位性が向上しているが、もともとポリエステル樹脂は環境変動しやすいという欠点があるため、現像剤が初期の間は問題ないが、現像剤が経時で劣化した状態で高湿環境になると極端に帯電量が低下してしまうという欠点が改善されない。
特許文献2(特開2003−255617号公報)では特定のX線回折パターンを有する荷電制御剤が提案され、これにより高温湿環境での帯電量の低下が無く、キャリアの帯電量が低い場合においてもかぶりのない粒状度の良好な優れた画像を得られ転写効率の高いトナー及び画像形成方法を提供することができた。しかし、近年の画質向上のための小粒径化が進んできているが、特に重量平均粒径が7.0μm以下の小粒径なトナーにおいてはさらなる高い帯電の立ち上がり性が必要であり、帯電の立ち上がり性を高めるために荷電制御剤を多く入れると、荷電制御剤がフィラー効果となりトナーの弾性が高まってしまい、低温定着性を悪化させるという問題が発生する。特許文献3(特開2002−53539号公報)ではモノアゾ含金化合物の純度が90%以上である荷電制御剤とこれを用いたトナーが提案されているが、これにより高い負帯電性が得られたものの、耐久性については何ら検討がなされていない。とりわけ小粒径トナーはリサイクルシステムにおける回収トナーの超微粉化により帯電立ち上がり性の悪化が顕著となってしまう状況である。
特開2000−321819号公報 特開2003−255617号公報 特開2002−53539号公報
本発明の目的は、低温定着性を損なうことなく、長期の使用や長期の高温保存がされたトナーを用いても、かぶりがなく、着色度の高いトナー及び画像形成方法を提供することである。
上記課題は、以下の本発明によって解決される。
(1)「トナー母体粒子を含む静電潜像現像用トナーであって、前記トナー母体粒子は、少なくともバインダー樹脂、着色剤、及びワックスを含有し、さらにプロピレングリコールモノメチルエーテルを30〜200ppm含有することを特徴とする静電潜像現像用トナー」、
(2)「重量平均粒径が3.5〜6.5μmであり、個数分布の変動係数(個数分布の標準偏差/個数積平均粒径)が22.0〜35.0であることを特徴とする前記第(1)項に記載の静電潜像現像用トナー」、
(3)「プロピレングリコールモノメチルエーテル中で合成され、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.3〜0.9重量%含有する下記式(1)で示されるモノアゾ含クロム化合物を含有することを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の静電潜像現像用トナー;
Figure 0005252180

(式中、RはClであり、R及びR乃至Rは水素原子であり、MはCrであり、(A)q+はHであり、Xは1又は2の整数である。)」、
(4)「前記モノアゾ含クロム化合物は、X線回折においてCuKα特性X線での測定角2θが5〜30度の範囲にブラッグ角2θの主要ピークが、ピークA:8.64〜8.68°にあることを特徴とする前記第(3)項に記載の静電潜像現像用トナー」、
(5)「前記モノアゾ含クロム化合物のピークAのピーク強度が、X線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において7000〜13000cpsであることを特徴とする前記第(3)項又は第(4)項に記載の静電潜像現像用トナー」、
(6)「外部より帯電部材に電圧を印加し被帯電体に帯電を行なう帯電工程と、帯電されている被帯電体に静電荷像を形成する工程と、該静電荷像をトナーによって現像してトナー画像を形成する現像工程と、外部より転写部材に電圧を印加しトナー画像を転写体上に転写する転写工程と、転写後の被帯電体表面をクリーニング部材でクリーニングするクリーニング工程と、トナー画像を記録材上に加熱定着する定着工程を有する画像形成方法において、前記トナーは前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法」、
(7)「前記トナー画像が転写体上に転写された後の被帯電体表面をクリーニングして被帯電体表面上のトナーを回収し、回収したトナーを現像手段に供給して前記現像工程に使用するリサイクルシステムを有することを特徴とする前記第(6)項に記載の画像形成方法」、
(8)「感光体と現像手段を一体に支持し、かつ、所望により帯電手段、クリーニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持していてもよく、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段は、トナー又はトナー含有現像剤を保持し、該トナーは、前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のトナーであることを特徴とするプロセスカートリッジ」。
本発明により、低温定着性を損なうことなく、長期の使用や長期の高温保存がされたトナーを用いても、かぶりがなく、着色度の高いトナー及び画像形成方法を提供することができる。
少なくともバインダー樹脂と着色剤からなる静電潜像現像用トナーにおいて、プロピレングリコールモノメチルエーテルを30〜200ppm含有するトナーであることにより高着色力のトナーを得ることができる。これはプロピレングリコールモノメチルエーテルは溶解度パラメーターの異なる物質に対しても溶解性が高いので、相溶性が良くない樹脂とワックスのなじみが良くなり、相溶性が高まり、長期の使用や、長期に高温保存されたトナーにおいてもワックススペントや凝集度の悪化が発生しない耐久性の高いトナーを得ることができるとともに、定着時の熱量によりトナー成分における樹脂やワックスが溶融状態になった時に、両者に対して良溶媒として機能できるので、定着後の画像の平滑性が高まり、高い画像濃度が得られる。この効果はトナー中に、プロピレングリコールモノメチルエーテルを30〜200ppm含有することが効果的である。30ppm未満では効果が不十分であり、長期の使用や高温保存においてワックススペントが発生し、画像のかぶりが発生する。200ppmを超えると常温では問題ないが、50℃を超える環境にて長期保管された場合、トナーの表面が一部軟化してしまい、トナーの流動性が悪化する。とりわけバインダー樹脂としてポリエステル系の樹脂を単独で使用する場合は、特にワックスとの相溶性が悪いので、プロピレングリコールモノメチルエーテルを30〜200ppm含有することで、ワックス分散剤としての効果が発揮され、長期の使用においてもワックススペントが発生しない耐久性の高いトナーを得ることができる。
さらに高着色力のトナーを得るためには、トナーの重量平均粒径が3.5〜6.5μmであり、個数分布の変動係数(個数分布の標準偏差/個数積平均粒径)が22.0〜35.0であることがよい。個数平均粒径が3.5μm未満であるとクリーニング性が困難となり画像のかぶりが発生しやすくなるので、着色力も低下する。6.5μmを超えると文字のシャープ性が悪化するので画像が粗くなり着色力も低下する。とりわけリサイクルシステムにおいては、このときのトナーの個数分布の変動係数(個数分布の標準偏差/個数平均粒径)が22.0〜35.0であることによりさらに高着色力のトナーを得ることができる。リサイクルシステムにおいて、リサイクルトナーと混合されてもトナーの流動性や帯電性に変動が小さく、画像が劣化しない。22.0未満であると、分布がシャープであるため、初期においては良好な画像が得られるが、リサイクルトナーと混合されると初期トナーの分布とリサイクルトナーの分布が完全に分かれてしまい、現像時の選択現像性から初期トナーが優先的に現像され、リサイクルトナーが現像されず長期にわたって現像部にて蓄積され続け、キャリアスペントや現像剤凝集の原因となる。35.0を超えると分布が広いため、同様の理由にて、ある一部の分布を有するトナーが選択現像され、同様の不具合が発生する。22.0〜35.0であることによりリサイクルトナーが混合されても選択現像が抑えられリサイクルトナーが消費されるのでこのような不具合の発生がなく、帯電特性、流動性に優れたトナーであるので、高い画像濃度を得ることができる。
プロピレングリコールモノメチルエーテルを30〜200ppm含有するトナーを得るためには、バインダー樹脂の合成時にモノマーとして添加することや、水溶性が高く、また各種有機溶剤への溶解性も高いので、樹脂の合成溶媒の中へ溶解した状態で、樹脂を合成し、合成終了後に脱溶媒して所望の含有量とすることなどができる。所望の含有量になるように、仕込みのときの投入量を調整したり、脱溶媒工程において、所望の含有量になるように、温度、時間をかければ良い。しかし、樹脂中に含有していると、常温では問題ないが、50℃を超える環境にて長期保管された場合、熱膨張し、トナーの再表面を軟化させてしまい、外添剤が一部埋設し、トナーの流動性に不利になることがある。トナーの保存時の流動性を良好としつつ、前述の効果を最も効果的に得るためには、プロピレングリコールモノメチルエーテルを合成溶媒として合成し、合成終了後に脱溶媒工程を経て、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.3〜0.9重量%含有する下記式(1)で示されるモノアゾ含クロム化合物を荷電制御剤として含有することが良い。
Figure 0005252180
(式中、RはClであり、R及びR乃至Rは水素原子であり、MはCrであり、(A)q+はHである。)
前記式(1)におけるRがClであり、R及びR乃至Rが水素原子であり、MがCrであり、(A)q+がHである。プロピレングリコールモノメチルエーテル中で合成することにより、プロピレングリコールモノメチルエーテルが式(1)で示されるモノアゾ含クロム化合物の結晶構造における中心金属のクロムと結合する酸素とプロピレングリコールモノメチルエーテルが配位して結晶が成長するので、50℃を超える環境にて長期保管しても揮発することがなく、トナーの保存性に不利ならない。
このときの結晶構造としてはX線回折においてCuKα特性X線での測定角2θが5〜30度の範囲に、2−エトキシエタノールエチルセロソルブなども用いられるが、この場合は主要ピークが8.68°よりもやや格子の面間隔の小さい8.70°の構造となる。つまりブラッグ角2シーターの主要ピークが、ピークA:8.64〜8.68°の範囲で示される構造がプロピレングリコールモノメチルエーテルを取り込んだ格子の面間隔の結晶構造である。このときのピーク強度として、X線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において7000〜13000cpsであることにより結晶性が高く、混練時の熱エネルギーによっても結晶構造が損なわれず、負帯電性が高い荷電制御剤が得られる。7000cps未満であると負帯電性が低下し、13000cpsを超えると結晶性が高まることにより凝集性が高まり、トナー中での分散性が不十分となりかぶりを発生させやすくなる。
プロピレングリコールモノメチルエーテルは前記式(1)で示されるモノアゾ含クロム化合物中に0.3〜0.9重量%含有することが良い。前述のように、プロピレングリコールモノメチルエーテルが配位して結晶が成長するので、0.3%未満にするためには一部結晶構造を崩してプロピレングリコールモノメチルエーテルを取り出さなければならないので、結晶性が低下し、負帯電性が低下する。0.9%を超えると、モノアゾ含クロム化合物の凝集性が高まり、トナー中での分散性が不十分となりかぶりを発生させやすくなる。このようなモノアゾ含クロム化合物を含有したトナーは長期において帯電性能が良好で、かつ高い画像濃度を得ることができる。
これらの特性を有するトナーは高い帯電性を有し、保存によっても流動特性に優れているので、このような特性を有するトナーを、外部より帯電部材に電圧を印加し被帯電体に帯電を行なう帯電工程と、帯電している被帯電体に静電荷像を形成する工程と、静電荷像をトナーによって現像してトナー画像を形成する現像工程と、外部より転写部材に電圧を印加しトナー画像を転写体上に転写する転写工程と、転写後の被帯電体表面をクリーニング部材でクリーニングするクリーニング工程と、トナー画像を記録材上に加熱定着する定着工程を有する画像形成方法に使用することにより、トナーの帯電量分布がシャープであるため転写効率が高く、かぶりの無い良好な画像形成方法を得ることができる。特に、保存によっても流動特性に優れているので、実機内にて発生する熱においても帯電性や流動性が悪化せず、現像能力が高く、転写効率が高く転写残トナーの発生量が少ないことはリサイクルシステムへの適合性が非常に高いことを示しており、長期において画像濃度の高い良好な画像を得ることができる。
本発明の画像形成方法の一例を図1を参照して説明する。
図1のデジタル複写機は、周知の電子写真方式を用い内部にドラム状感光体(1)を備えている。感光体(1)の周囲には矢印Aで示す回転方向に沿って、電子写真複写工程を実施する帯電器(2)、露光手段(3)、現像手段(4)、転写手段(5)、クリーニング手段(6)、リサイクル手段(15)、および定着手段(10)が配置されている。
露光手段(3)は、複写機上面の原稿載置台(7)に置かれた原稿を読み取り手段(8)によって読み取られた画像信号を基に感光体(1)上に静電潜像を形成する。
感光体(1)上に形成された静電潜像は、現像手段(4)によってトナー像化され、そのトナー像が給紙装置(9)から給送されてくる転写紙に転写手段(5)によって静電転写される。トナー像が載った転写紙は、定着手段(10)に搬送、定着された後に、機外へ排出される。
一方、未転写部や汚れの付着した感光体(1)はクリーニング手段(6)によりクリーニングされ、クリーニングにより回収されたトナーはリサイクル手段(15)によりトナーホッパー部へ回収され、補給トナーと混合後、現像剤容器に戻され、次の作像ステップに入る。
さらに、近年オゾンの発生を低減化するために、前記帯電工程、転写工程、クリーニング工程において接触方式が有効に使用されており、帯電ローラや帯電ブレード、転写ベルト、クリーニングブレードなどが使用されているが、これらの不具合として直接感光体に接触するために、トナーが融着するという問題が発生しやすい。しかし、本発明のトナーはそのような不具合を発生しないため好ましい。これは、もともと帯電量分布がシャープであるために逆帯電トナーの発生量が少なく、転写効率が高いため転写残トナーの発生量が少ないことが挙げられる。このことはリサイクルシステムへの適合性が高いことへもつながる。また、融着のメカニズムの1つとしてトナー表面に凝集体として存在している荷電制御剤が遊離して付着し、これが核となって融着が進行するケースがある。本発明のトナーは荷電制御剤の他材料への分散性が良好であるため、トナー表面に凝集体として存在しないため、融着の核とならないため前記帯電工程、転写工程、クリーニング工程においてそれぞれが接触方式であっても、トナーの融着が発生しないと考えられる。
前記帯電ローラや帯電ブレード、転写ベルト、クリーニングブレードの材質としては導電性ゴムが好ましい。
また、本発明の画像形成方法に使用されるトナーは、高い帯電性を有し、同時にシャープな帯電量分布及び高温高湿での環境変動に対する帯電量の安定性が極めて良好であるため、転写紙上に均一で密な画像を形成することができる。さらに定着工程において、1本または2本のローラが弾性を有することにより、トナー像の表面及び転写紙との接点がより密着され、定着性や画像濃度のバラツキや光沢の不均一が少なくなるため、定着後も該画像がつぶれず、さらに極めて粒状度の良好な鮮明な画像品質を得ることができることを判明した。
次に、1本または2本のローラが弾性を有する定着装置について詳細に説明する。図2は、熱ローラ方式の定着装置の一例を示すもので、基本構成としてはハロゲンランプ等の加熱手段(24)(以下「ヒータ」という。)を有する定着ローラ(21)と、芯金(26)上に発泡シリコーンゴム等の弾性層(27)を有し、定着ローラ(21)に圧接される加圧ローラ(25)とを備えている。加圧ローラ(25)の弾性層(27)上にはPFAチューブ等からなる離型層(28)が設けられている。定着ローラ(21)は、芯金(図示せず)の上にシリコーンゴム等の弾性層(22)を設け、更にトナーの粘性による付着を防止する目的で、フッ素樹脂等の離型性の良い樹脂表層(23)が形成されている。弾性層(22)の層厚は画像品質と定着時の熱伝達効率を考慮して通常は100〜500μm程度の厚さが好ましい。また樹脂表層(23)は、加圧ローラ(25)と同様にPFAチューブ等で構成され、その厚みは機械的劣化を考慮して10〜50μm程度の厚みが好ましい。定着ローラ(21)の外周面には、温度検知手段(29)が設けられ、定着ローラ(21)の表面温度を検知することで、その温度をほぼ一定に保つようにヒータ(24)を制御している。このような構成の定着器において、定着ローラ(21)と加圧ローラ(25)とが、所定の加圧力で圧接されて定着ニップ部Nを構成し、駆動手段(図示せず)により駆動を受けてそれぞれ矢印R1方向、矢印R5方向に回転することによって、上述の定着ニップ部Nにて転写材Pを挟持搬送する。この際、定着ローラ(21)はヒータ(24)によって所定の温度に制御されており、転写材P上のトナー像Tは、両ローラ間を通過するときに、圧力を受けながら熱溶融し、ローラ対を出て冷却されることによって永久像として転写材Pに定着される。
加圧ローラの構成は外径φ30、肉厚6mmで表面に導電性のPFAチューブが被覆されており軸上のゴム硬度は42HS(アスカC)で構成されている。また、定着ローラはアルミの芯金から構成されており肉厚はt=0.4mmである。本構成においてニップNを得るためにローラの両端に片側88Nの圧力がかけられておりその時の面圧は9.3N/cmになっている。
本発明のトナーに用いられる樹脂としては、従来より公知の樹脂が使用される。例えば、スチレン、ポリ−α−スチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、石油樹脂、ポリウレタン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラート樹脂などが挙げられるが、特にポリエステル樹脂を用いることが好ましい。
ポリエステル樹脂は、アルコールとカルボン酸との縮重合によって得られる。使用されるアルコールとしては、例えばエチレングリコール、ジエングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、1,4−ビス(ヒドロキシメタ)シクロヘキサン、及びビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール類、その他二価のアルコール単量体、三価以上の多価アルコール単量体を挙げることができる。また、カルボン酸としては、例えばマレイン酸、フマール酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、マロン酸等の二価の有機酸単量体、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸等の三価以上の多価カルボン酸単量体を挙げることができる。ポリエステル樹脂のTgは58〜75℃が好ましい。以上の樹脂は単独使用も可能であるが二種類以上併用しても良い。
また、これら樹脂の製造方法も特に限定されるものではなく、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合いずれも使用できる。
本発明では、定着時の離型性を向上させるためワックス成分も使用可能である。例えば、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックス等のようなポリオレフィンワックスや、キャンデリラワックス、ライスワックス、カルナウバワックス等の天然ワックスが使用可能である。ワックス成分の添加量は0.5〜10重量部が好ましい。
本発明に使用される着色剤としては、従来からトナー用着色剤として使用されてきた顔料及び染料が適用される。具体的には、カーボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、オイルブラック、アゾオイルブラックなどであり特に限定されない。着色剤の使用量は1〜10重量部、好ましくは3〜7重量部である。
上記トナーには必要に応じてその他、添加剤を添加することも可能である。添加剤としては、シリカ、酸化アルミニウム類、酸化チタン類を例示することができる。高流動性を付与することを主目的する場合には疎水化処理シリカあるいはルチル型微粒子酸化チタンとして平均一次粒径が0.001〜1μm、好ましくは0.005〜0.1μmの範囲ものから適宜選択でき、特に有機シラン表面処理シリカあるいはチタニアが好ましく、通常0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜2重量%の割合で使用される。
また、例えば本発明のトナーを二成分系乾式トナーとして使用する場合に混合して使用するキャリアとしては、ガラス、鉄、フェライト、ニッケル、ジルコン、シリカ等を主成分とする、粒径30〜1000μm程度の粉末、または、該粉末を芯材としてスチレン−アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフッ化ビニリデン系樹脂等をコーティングしたものから適宜選択して使用可能である。
(トナーの製造方法)
本発明のトナー製造方法は、少なくともバインダー樹脂、主帯電制御剤および顔料を含む現像剤成分を機械的に混合する工程と、溶融混練する工程と、粉砕する工程と、分級する工程とを有するトナーの製造方法が適用できる。また機械的に混合する工程や溶融混練する工程において、粉砕または分級する工程で得られる製品となる粒子以外の粉末を戻して再利用する製造方法も含まれる。
ここで言う製品となる粒子以外の粉末(副製品)とは溶融混練する工程後、粉砕工程で得られる所望の粒径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒子や引き続いて行なわれる分級工程で発生する所望の粒径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒子を意味する。このような副製品を混合工程や溶融混練する工程で、原料と好ましくは副製品1に対しその他原材料99から副製品50に対しその他原材料50の重量比率で混合するのが好ましい。
少なくともバインダー樹脂、主帯電制御剤および顔料、副製品を含む現像剤成分を機械的に混合する混合工程は、回転させる羽による通常の混合機などを用いて通常の条件で行なえばよく、特に制限はない。
以上の混合工程が終了したら、次いで混合物を混練機に仕込んで溶融混練する。溶融混練機としては、一軸、二軸の連続混練機や、ロールミルによるバッチ式混練機を用いることができる。
この溶融混練は、バインダー樹脂の分子鎖の切断を招来しないような適正な条件で行なうことが重要である。具体的には、溶融混練温度は、バインダー樹脂の軟化点を参考に行なうべきであり、軟化点より低温過ぎると切断が激しく、高温過ぎると分散が進まない。
以上の溶融混練工程が終了したら、次いで混練物を粉砕する。この粉砕工程においては、まず粗粉砕し、次いで微粉砕することが好ましい。この際ジェット気流中で衝突板に衝突させて粉砕したり、機械的に回転するローターとステーターの狭いギャップで粉砕する方式が好ましく用いられる。
この粉砕工程が終了した後に、粉砕物を遠心力などで気流中で分級し、もって所定の粒径例えば平均粒径が5〜20μmの現像剤を製造する。また、現像剤を調製する際には、現像剤の流動性や保存性、現像性、転写性を高めるために、以上のようにして製造された現像剤にさらに先に挙げた疎水性シリカ微粉末等の無機微粒子を添加混合してもよい。外添剤の混合は一般の粉体の混合機が用いられるがジャケット等装備して、内部の温度を調節できることが好ましい。外添剤に与える負荷の履歴を変えるには、途中または漸次外添剤を加えていけばよい。もちろん混合機の回転数、転動速度、時間、温度などを変化させてもよい。はじめに強い負荷を、次に比較的弱い負荷を与えても良いし、その逆でも良い。
使用できる混合設備の例としては、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられる。
以下にX線回折の測定方法について記載する。本発明のX線回折の測定には、例えば日立製作所製RINT1100を用い、CuKα線を用い次の条件により測定する。
X線管球:Cu
管電圧:50KV
管電流:30mA
スキャンスピード:2度/分
発散スリット:1゜
散乱スリット:1゜
受光スリット:0.2mm
プロピレングリコールモノメチルエーテルの測定法としてはGC/MSにより定量する。
1.測定試料の調製方法
<モノアゾ含クロム化合物中のプロピレングリコールモノメチルエーテルにおける試料の調製>
モノアゾ含クロム化合物を10mlメスフラスコ中にて0.01g精秤し、ジメチルホルムアミド0.5mlを加え攪拌した。攪拌しながら混合溶媒(クロロホルムとn−ヘキサンが1:49)を滴下し、定容した。抽出液を5000rpmで10分間遠心分離し、上澄み液(抽出液)を取り出し、測定試料とした。
<トナー、樹脂中のプロピレングリコールモノメチルエーテルにおける試料の調製>
トナーあるいは樹脂を10mlメスフラスコに0.01g精秤し、クロロホルム0.5mlを加え超音波を1分間印加した。攪拌しながらメタノールを滴下し、定容した。抽出液を5000rpmで10分間遠心分離し、上澄み液(抽出液)を取り出し、測定試料とした。
2.GC/MS測定条件
ガスクロマトグラフィー装置としてはHewlettt Packard製の5890 seriesIIを使用し、質量分析装置としてはJEOL製のSX−102Aを用いた。
カラム:DB−WAX(J&W)、ポリエチレングリコール層、長さ30m、内径0.25mm、厚さ0.25μm。
・ガスクロ測定条件
インジェクション温度:150℃、
カラム流量:3.0ml/min、
キャリアガス:ヘリウムガス、
スプリット比:1/20、
投入量:1.0μl
カラム温度:50℃開始(3.0分保持)後、20℃/分にて150℃まで昇温し、1.0分保持
検出器温度:220℃
・マススペクトル条件
イオン源:EI+、
イオン化圧:70eV、
イオン化電流:300μA、
Accelerating voltage:8.0kV、
Collector スリット:300μm、
CD voltage:10kV、
イオンmulti:−1.5kV、
Amp:F/1、
Interface温度:220℃
本発明での粒径測定装置としては、コールターマルチサイザーII(コールター社製)により算出される。以下に測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくは(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(D4)、個数平均粒径を求めることができる。
チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
(プロセスカートリッジの説明)
図3に本発明の現像手段を有するプロセスカートリッジを有する画像形成装置の概略構成を示す。
図3において、符号(31)はプロセスカートリッジ全体を示し、(32)は感光体、(33)は帯電手段、(34)は現像手段、(35)はクリーニング手段を示す。
本発明においては、上述の感光体(32)、帯電装置手段(33)、現像手段(34)及びクリーニング手段(35)等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成する。
(画像形成装置の説明)
本発明の現像手段を有するプロセスカートリッジを有する画像形成装置は、感光体が所定の周速度で回転駆動される。感光体は回転過程において、帯電手段によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光等の像露光手段からの画像露光を受け、こうして感光体の周面に静電潜像が順次形成され、形成された静電潜像は、次いで現像手段によりトナー現像され、現像されたトナー像は、給紙部から感光体と転写手段との間に感光体の回転と同期されて給送された転写材に、転写手段により順次転写されていく。像転写を受けた転写材は感光体面から分離されて像定着手段へ導入されて像定着され、複写物(コピー)として装置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体の表面は、クリーニング手段によって転写残りトナ−の除去を受けて清浄面化され、更に除電された後、繰り返し画像形成に使用される。
以下具体的実施例によって本発明を説明するが本発明はこれにより限定されない。
(樹脂1の合成例)
冷却管、撹拌機、ガス導入管及び温度計を取り付けた3lのフラスコにイオン交換水300gとプロピレングリコールモノメチルエーテルを10g投入し、よく攪拌する。スチレン184g、アクリル酸n−ブチル16gの混合モノマーと、開始剤としてジ−t−ブチルパーオキサイド3gと架橋剤としてジビニルベンゼン0.8gと、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3gをそれぞれ撹拌しながら滴下し、90℃まで昇温し12時間反応した。得られた重合物は水洗し常温10torrにて乾燥した。この樹脂1は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを350ppm含有していた。
(樹脂2の合成例)
樹脂1の合成例においてプロピレングリコールモノメチルエーテルを10g投入しないことに変更した以外は樹脂1の合成例と同じ製法にて樹脂2を合成した。この樹脂2のプロピレングリコールモノメチルエーテル含有量は0ppmであった。
(樹脂3の合成例)
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン551g、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン463g、フマール酸191g、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸189gおよびジオクタン酸錫(II)8gをガラス製3リットル−四口フラスコに入れ、温度計、ステンレス製撹拌棒、流下式コンデンサおよび窒素導入管を取り付け、電熱マントルヒータ中で窒素気流下、前半210℃にて撹拌しつつ反応を進めた。ASTM E28−67に準拠した軟化点より追跡を行ない、軟化点が120℃に達したときに反応を終了した。樹脂3のプロピレングリコールモノメチルエーテル含有量は0ppmであった。
(モノアゾ含クロム化合物1の合成例)
(a)モノアゾ色素の合成
水:300ml
塩酸:20.0g
4−クロル−2−アミノフェノール:28.6g
上記配合物を混合した水溶液を5℃に冷却した後、60mlの水に亜硝酸ナトリウム14.0gを溶解させた溶液を、前記水溶液に対し30分間で滴下した。その混合物を5乃至15℃で1時間攪拌した後、反応液を濾過することにより、4−クロル−2−アミノフェノールのジアゾニウム塩の水溶液(溶液A)を得た。
次に、
水:400ml
水酸化ナトリウム:14.0g
2−ナフトール:28.8g
上記配合物を混合溶解させた水溶液に、前記溶液Aを40分間で滴下した後、その混合物を3時間攪拌した。反応析出物を濾取して水洗し、100℃で乾燥させることにより、62.0gの1−(5−クロル−2ヒドロキシフェニル)アゾ−2−ヒドロキシナフタレン(モノアゾ色素)を得た。
(a)で得たモノアゾ色素:62.0g
蟻酸クロム:19.2g
プロピレングリコールモノメチルエーテル:200ml
上記配合物を混合し、昇温速度を10℃/分にて120℃まで加温し、8時間攪拌した後、冷却速度を7℃/分にて5℃まで冷却した。反応液から固形物を濾別して濾紙上で100mlの水により水洗したのち、そのウェットケーキを塩酸15g/水200mlの水溶液に再分散させて1時間攪拌した。その後、再び固形物を濾別して1200mlの水で水洗したのち、乾燥工程として100℃で5時間乾燥させたものを粉砕して、モノアゾ含クロム化合物1を得た。
含クロム化合物1は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.3%含有しており、CuKα特性X線でのブラッグ角2シーターの主要ピークが、ピークA:8.68°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において13000cpsであった。
(モノアゾ含クロム化合物2の合成例)
(a)で得たモノアゾ色素:62.0g
蟻酸クロム:19.2g
プロピレングリコールモノメチルエーテル:200ml
上記配合物を混合し、昇温速度を5℃/分にて120℃まで加温し、8時間攪拌した後、冷却速度を10℃/分にて10℃まで冷却した。反応液から固形物を濾別して濾紙上で100mlの水により水洗したのち、そのウェットケーキを塩酸15g/水200mlの水溶液に再分散させて1時間攪拌した。その後、再び固形物を濾別して1200mlの水で水洗したのち、乾燥工程として80℃で1時間乾燥後、100℃で2時間乾燥させたものを粉砕して、モノアゾ含クロム化合物2を得た。
含クロム化合物2は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.9%含有しており、CuKα特性X線でのブラッグ角2シーターの主要ピークが、ピークA:8.66°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において9400cpsであった。モノアゾ含クロム化合物2のX線回折データーを図5に示す。
(モノアゾ含クロム化合物3の合成例)
(a)で得たモノアゾ色素:62.0g
蟻酸クロム:19.2g
プロピレングリコールモノメチルエーテル:200ml
上記配合物を混合し、昇温速度を5℃/分にて120℃まで加温し、8時間攪拌した後、冷却速度を10℃/分にて10℃まで冷却した。反応液から固形物を濾別して濾紙上で100mlの水により水洗したのち、そのウェットケーキを塩酸50g/水200mlの水溶液に再分散させてオイルバス中で80℃まで加熱し、1時間攪拌後、放冷し、常温まで戻した。その後、再び固形物を濾別して1200mlの水で水洗したのち、乾燥工程として80℃で1時間乾燥後、100℃で2時間乾燥させたものを粉砕して、モノアゾ含クロム化合物3を得た。
モノアゾ含クロム化合物3は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.2%含有しており、CuKα特性X線でのブラッグ角2シーターの主要ピークが、ピークA:8.67°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において3300cpsであった。
(モノアゾ含クロム化合物4の合成例)
モノアゾ含クロム化合物1の乾燥工程において100℃で2時間乾燥に変更した以外はモノアゾ含クロム化合物1と同じ製法によりモノアゾ含クロム化合物4を得た。
モノアゾ含クロム化合物4は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを1.1%含有しており、CuKα特性X線でのブラッグ角2θの主要ピークが、ピークA:8.67°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において12000cpsであった。
(モノアゾ含クロム化合物5の合成例)
(a)で得たモノアゾ色素:62.0g
蟻酸クロム:19.2g
プロピレングリコールモノメチルエーテル:200ml
上記配合物を混合し、昇温速度を5℃/分にて120℃まで加温し、8時間攪拌した後、冷却速度を15℃/分にて30℃まで冷却した。反応液から固形物を濾別して濾紙上で100mlの水により水洗したのち、そのウェットケーキを塩酸15g/水200mlの水溶液に再分散させて1時間攪拌した。その後、再び固形物を濾別して1200mlの水で水洗したのち、乾燥工程として80℃で1時間乾燥後、100℃で3時間乾燥させたものを粉砕して、モノアゾ含クロム化合物5を得た。
モノアゾ含クロム化合物5は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.5%含有しており、CuKα特性X線でのブラッグ角2θの主要ピークが、ピークA:8.66°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において7000cpsであった。
(モノアゾ含クロム化合物6の合成例)
(a)で得たモノアゾ色素:62.0g
蟻酸クロム:19.2g
プロピレングリコールモノメチルエーテル:300ml
上記配合物を混合し、昇温速度を5℃/分にて120℃まで加温し、8時間攪拌した後、冷却速度を5℃/分にて5℃まで冷却した。反応液から固形物を濾別して濾紙上で100mlの水により水洗したのち、そのウェットケーキを塩酸15g/水200mlの水溶液に再分散させて1時間攪拌した。その後、再び固形物を濾別して1200mlの水で水洗したのち、乾燥工程として80℃で1時間乾燥後、100℃で3時間乾燥させたものを粉砕して、モノアゾ含クロム化合物6を得た。
モノアゾ含クロム化合物6は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.6%含有しており、CuKα特性X線でのブラッグ角2θの主要ピークが、ピークA:8.67°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において14000cpsであった。
(モノアゾ含クロム化合物7の合成例)
(a)で得たモノアゾ色素:62.0g
蟻酸クロム:19.2g
プロピレングリコールモノメチルエーテル:200ml
上記配合物を混合し、昇温速度を5℃/分にて120℃まで加温し、8時間攪拌した後、冷却速度を20℃/分にて40℃まで冷却した。反応液から固形物を濾別して濾紙上で100mlの水により水洗したのち、そのウェットケーキを塩酸15g/水200mlの水溶液に再分散させて1時間攪拌した。その後、再び固形物を濾別して1200mlの水で水洗したのち、乾燥工程として80℃で1時間乾燥後、100℃で3時間乾燥させたものを粉砕して、モノアゾ含クロム化合物7を得た。
モノアゾ含クロム化合物7は、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.6%含有しており、CuKα特性X線でのブラッグ角2θの主要ピークが、ピークA:8.68°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において6500cpsであった。モノアゾ含クロム化合物7のX線回折データーを図6に示す。
(モノアゾ含クロム化合物8の合成例)
モノアゾ含クロム化合物1の合成例においてプロピレングリコールモノメチルエーテル200mlをエチレングリコールモノエチルエーテル200mlに変えた以外はモノアゾ含クロム化合物1と同じ製法によりモノアゾ含クロム化合物8を得た。
モノアゾ含クロム化合物8は、プロピレングリコールモノメチルエーテル含有量は0%であり、CuKα特性X線でのブラッグ角2θの主要ピークは8.70°にあり、その強度がX線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において10000cpsであった。
<実施例1>
樹脂2:40部
樹脂3:40部
モノアゾ含クロム化合物5:1部
WA−2(日本油脂製エステルワックス):9部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
上記処方にて材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、二軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練温度を140℃に設定して混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し表1記載の粒度分布を有するトナー母体粒子を作成した。トナー母体粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製]2.0部、をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。ついで、本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度7%で混合し本発明の現像剤を得た。
<実施例2のトナー母体処方>
樹脂2:39部
樹脂3:39部
モノアゾ含クロム化合物2:3部
WA−2(日本油脂製エステルワックス):9部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<実施例3〜6のトナー母体処方>
樹脂3:80部
モノアゾ含クロム化合物1:5部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<実施例7のトナー母体処方>
樹脂3:80部
モノアゾ含クロム化合物3:5部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<実施例8のトナー母体処方>
樹脂3:83部
モノアゾ含クロム化合物4:2部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<実施例9のトナー母体処方>
樹脂1:82部
モノアゾ含クロム化合物8:3部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<実施例10のトナー母体処方>
樹脂2:82部
モノアゾ含クロム化合物6:3部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<実施例11のトナー母体処方>
樹脂2:82部
モノアゾ含クロム化合物7:3部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<比較例1のトナー母体処方>
樹脂2:40部
樹脂3:40部
モノアゾ含クロム化合物5:0.6部
WA−2(日本油脂製エステルワックス):9.4部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<比較例2のトナー母体処方>
樹脂1:82部
モノアゾ含クロム化合物2:3部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
<比較例3のトナー母体処方>
樹脂2:82部
モノアゾ含クロム化合物8:3部
ビスコール660P(三洋化成製ポリプロピレン):5部
カーボンブラック(REGAL330R キャボット社):10部
実施例2〜11、比較例1〜3については上記トナー母体処方にて実施例1と同じ設備を使用し、粉砕機のエアー圧と粉砕フィードと分級機の吸引エアー圧を調節し、表1記載の粒度分布を有するトナー母体粒子を作成した。トナー母体粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製]3.0部、をサンプルミルにて混合して、本発明の実施例2〜11、比較例1〜3のトナーを得た。ついで、本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度7%で混合し本発明の現像剤を得た。
<実施例1〜11、比較例1〜3の評価方法>
全ての評価において、得られたトナーを50±1℃の恒温槽内にて6ヶ月保存したトナーを使用して評価を行なった。
(画像評価方法)
得られたトナーを50±1℃の恒温槽内にて6ヶ月保存したトナーを使用して、リコー製Imagio neo453に投入し、以下の画像評価方法に従い評価を行なった。なお、本装置はトナーリサイクル方式である。結果を表1に示す。
画像性の評価は、常温・常湿環境(25℃,60%)で100000枚後画像評価を行なった。
・画像濃度…直径3cm黒べた円の濃度をマクベス濃度計より10点測定し、その平均値とした。
・かぶり
A:かぶりなし。
B:わずかにかぶり発生するが実用上問題なし。
C:悪い。かぶりひどい。
・文字シャープ性…約2mm角の「電」の文字を約30倍に拡大し、図7の評価基準に従って判定した。ランク2,4はそれぞれランク1と3,3と5の中間レベルとする。
(トナーの凝集度測定方法)
得られたトナーにて以下の方法で凝集度を測定し、さらにトナーを50±1℃の恒温槽内にて6ヶ月保存した後、再度以下の方法で凝集度を測定した。
ホソカワミクロン社(製)のパウダーテスターを使用し振動台の上に次の手順で附属品をセットする。
(イ)バイブロシュート
(ロ)パッキン
(ハ)スペースリング
(ニ)フルイ(3種類)上>中>下
(ホ)オサエバー
次にノブナットで固定し、振動台を作動させる。測定条件は次の通りである。
フルイ目開き(上):200メッシュ
フルイ目開き(中):350メッシュ
フルイ目開き(下):635メッシュ
振巾目盛1mm
試料採取量2g
振動時間10秒
測定後、次の計算から凝集度を求める。
(上段篩に残った粉体重量/試料採取量)×100・・・・(a)
(中段篩に残った粉体重量/試料採取量)×100×(3/5)・・・(b)
(下段篩に残った粉体重量/試料採取量)×100×(1/5)・・・(c)
上記3つの計算値の合計をもって凝集度(%)とする。
すなわち、凝集度(%)=(a)+(b)+(c)
(トナー帯電量測定方法)
得られた現像剤を以下の方法でトナーの帯電量を測定し、さらに現像剤を50±1℃の恒温槽内にて6ヶ月保存した後、再度以下の方法でトナーの帯電量を測定した。
現像剤50gを50cmのポリエチレン容器に秤取し、温度21〜25℃、湿度55〜63%の環境下で2日間放置する。これに蓋をしてターブラミキサーで240秒間振とうしたのち、約0.5g秤取し、吸引法にて摩擦帯電量を測定する。本発明における帯電量測定装置を図4に示す。底に635メッシュ(キャリア粒子の通過しない大きさに適宜選択可能)の導電性スクリーン(23)のある金属製の測定容器(22)に試料を入れ、金属製の蓋をする。次に、吸引機(21)(測定容器(22)と接する部分は少なくとも絶縁体)において吸引口(27)から吸引し、風量調節弁(26)を調整して真空計(25)の圧力を250mmHOとする。この状態で1分間吸引する。この時の電位計の電圧をV(ボルト)とする。ここで(28)はコンデンサーであり、容量をC(μF)とする。これから得られる電荷量を吸引除去したトナー量(g)で除したものが、摩擦帯電量(mC/kg)である。
Figure 0005252180
デジタル複写機の一例を示す説明図である。 熱ローラ方式の定着装置の一例を示す説明図である。 本発明のトナーを有するプロセスカートリッジの一例を示す図である。 帯電量測定装置を示す説明図である。 モノアゾ含クロム化合物2のX線回折データーを示す図である。 モノアゾ含クロム化合物7のX線回折データーを示す図である。 文字シャープ性の評価基準に用いる図である。
符号の説明
(図1について)
1 感光体
2 帯電器
3 露光手段
4 現像手段
5 転写手段
6 クリーニング手段
7 原稿載置台
8 読み取り手段
9 給紙装置
10 定着手段
15 リサイクル手段
(図2について)
21 定着ローラ
22 弾性層
23 樹脂表層
24 加熱手段(ヒータ)
25 加圧ローラ
26 芯金
27 弾性層
28 離型層
29 温度検知手段
N ニップ部
P 転写材
T トナー像
(図3について)
31 プロセスカートリッジ
32 感光体
33 帯電手段
34 現像手段
35 クリーニング手段
(図4について)
21 吸引機
22 測定容器
23 導電性スクリーン
25 真空計
26 風量調節弁
27 吸引口
28 コンデンサー

Claims (8)

  1. トナー母体粒子を含む静電潜像現像用トナーであって、前記トナー母体粒子は、少なくともバインダー樹脂、着色剤、及びワックスを含有し、さらにプロピレングリコールモノメチルエーテルを30〜200ppm含有することを特徴とする静電潜像現像用トナー。
  2. 重量平均粒径が3.5〜6.5μmであり、個数分布の変動係数(個数分布の標準偏差/個数積平均粒径)が22.0〜35.0であることを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
  3. プロピレングリコールモノメチルエーテル中で合成され、プロピレングリコールモノメチルエーテルを0.3〜0.9重量%含有する下記式(1)で示されるモノアゾ含クロム化合物を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の静電潜像現像用トナー。
    Figure 0005252180

    (式中、RはClであり、R及びR乃至Rは水素原子であり、MはCrであり、(A)q+はHであり、Xは1又は2の整数である。)
  4. 前記モノアゾ含クロム化合物は、X線回折においてCuKα特性X線での測定角2θが5〜30度の範囲にブラッグ角2θの主要ピークが、ピークA:8.64〜8.68°にあることを特徴とする請求項3に記載の静電潜像現像用トナー。
  5. 前記モノアゾ含クロム化合物のピークAのピーク強度が、X線回折装置の管電圧が50KV、管電流が30mAの測定条件において7000〜13000cpsであることを特徴とする請求項3又は4に記載の静電潜像現像用トナー。
  6. 外部より帯電部材に電圧を印加し被帯電体に帯電を行なう帯電工程と、帯電されている被帯電体に静電荷像を形成する工程と、該静電荷像をトナーによって現像してトナー画像を形成する現像工程と、外部より転写部材に電圧を印加しトナー画像を転写体上に転写する転写工程と、転写後の被帯電体表面をクリーニング部材でクリーニングするクリーニング工程と、トナー画像を記録材上に加熱定着する定着工程を有する画像形成方法において、前記トナーは請求項1乃至5のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記トナー画像が転写体上に転写された後の被帯電体表面をクリーニングして被帯電体表面上のトナーを回収し、回収したトナーを現像手段に供給して前記現像工程に使用するリサイクルシステムを有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 感光体と現像手段を一体に支持し、かつ、所望により帯電手段、クリーニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持していてもよく、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段は、トナー又はトナー含有現像剤を保持し、該トナーは、請求項1乃至5のいずれかに記載のトナーであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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