JP5238133B2 - アスファルトの連続的製造方法 - Google Patents
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Description
そのため、アスファルトのJIS規格(K2207)の製品を出荷する場合、ストレートアスファルトの種類が針入度0〜20から針入度200〜300まで10種類のグレードがあるので、それらのうち製品として銘柄化しているグレードを揃えるためには常圧蒸留装置と減圧蒸留装置の運転パターンが銘柄の数だけあり、同時に製品の針入度グレードの数だけ製品タンクが必要であった。
しかし、従来は燃料油と同時にアスファルトを生産する場合は、アスファルトの製造条件を優先して行い、そのために原油種を特定し、常圧蒸留装置や減圧蒸留装置の運転条件をアスファルトの性状に合わせていた。そのため、本来、主目的であるはずの燃料油の生産を効率よく行なうことが難しく、結果的に燃料油の得率が低く抑えられる結果となるという欠点があった。
そのため製品タンクとしては製品の針入度グレードの数だけ製品タンクが必要となり、広い設置面積の必要性や管理等の課題がある。
したがって、上記従来技術においては、何らかの理由または手段により中間タンク数を削減できるとしても、依然として製品タンクは製品の針入度グレードの数だけ必要となることにかわりはない。例えば、極端には中間タンクを全く廃止して、製品の針入度グレード別にアスファルトを目的生産するとしても、製品タンクの数は同様である。無論この場合は燃料油生産の効率を全く無視していることになる。
なお以上の背景技術は、技術常識に属するものであり、特に参照すべき先行技術文献はない。
以下の工程1)から4)を具備することを特徴とするアスファルトを連続的に製造する方法である。
1)複数の原料アスファルト類の針入度をそれぞれ計測する工程;
2)求めた針入度から所定の針入度になるように別途の計算式により該複数の原料アスファルト類の混合比率を決定する工程;
3)当該決定した混合比率により、吐出ポンプとラインブレンドミキサーの間に設けた流量計で所定の流量にコントロールして該複数の原料アスファルト類を送りこみ、ラインブレンドミキサーでラインブレンドする工程;および
4)次ぎに、得られた所定の針入度を有するアスファルトを、実質的に貯蔵手段を経ることなく直ちに輸送手段に供する工程。
本発明の第2は、本発明の第1において、前記原料アスファルト類が、ストレートアスファルト、溶剤脱れきアスファルト、ブローンアスファルト,セミブローンアスファルト、減圧残油からなる群から選ばれるいずれかのアスファルトであり、その針入度が1〜800であることを特徴とするアスファルトを製造する方法である。
本発明の第3は、異なる動粘度を有する複数の原料アスファルト類を、所定の針入度になるように当該動粘度から別途に求める所定量の比率でもってラインブレンドミキサーにより混合することにより当該所定の針入度を有するアスファルトを製造する方法であって、以下の工程1)から4)を具備することを特徴とするアスファルトを連続的に製造する方法である。
1)異なる複数の原料アスファルトの動粘度を、原料タンクと吐出ポンプあるいは吐出ポンプとラインブレンドミキサーの間に設置したオンライン粘度計でそれぞれ計測する工程;
2)求めた動粘度から所定の針入度になるように別途の計算式により該複数の原料アスファルトの混合比率を決定する工程;
3)当該決定した混合比率により、吐出ポンプとラインブレンドミキサーの間に設けた流量計で所定の流量にコントロールして該複数の原料アスファルト類を送りこみ、ラインブレンドミキサーでラインブレンドする工程;および
4)次ぎに、得られた所定の針入度を有するアスファルトを、実質的に貯蔵手段を経ることなく直ちに輸送手段に供する工程。
しかしながら、原料アスファルト類は、大きく二つ程度に分けるとして、たとえば、(1)針入度が中位のアスファルト、例えばJISの針入度グレード60〜80のストレートアスファルト、(2)針入度の高いアスファルト、例えばJISの針入度グレード200〜300のストレートアスファルトを貯蔵する中間タンクに振り分ける。
溶剤脱れき装置からの原料アスファルト類は、通常は針入度が低いので、主としてこれを貯蔵するタンクとして、(3)針入度の低いアスファルト、例えばJIS K2207の針入度グレード0〜10の溶剤脱れきアスファルトを中間タンクに貯蔵しておく。むろん、蒸留装置からの原料アスファルト類を入れてもよい。
これら(1)、(2)、(3)の原料アスファルトは、必要に応じて、予め針入度を測定し所定の針入度グレードのアスファルトを生産するための混合比を計算しておく。混合量は、ポンプとラインブレンドミキサーの間に設けた流量計で自動または手動コントロールしてラインブレンドミキサーに送り込みラインブレンドすれば所定の針入度の製品アスファルトを得ることができる。
また、針入度を測定する代りに中間タンクとポンプあるいはポンプとラインブレンドミキサーの間のいずれかの位置に設置した粘度計にて粘度を自動または手動で計測しその粘度を針入度に換算して混合比を計算し、原料アスファルトの流量を自動または手動でコントロールしてラインブレンドミキサーに送り込んでもよい。
原料アスファルト類を貯蔵する中間タンクの数としては3個とするケースで説明したが、無論2個でもよい。また場合によっては中間タンクの数が3を超えることも可能ではあるが、あまり多いと経済的に不利である。よって、通常は4以下である。
従来は、針入度グレード毎に原油を選択し減圧蒸留装置あるいは溶剤脱れき装置の運転条件を変更していたため、各種針入度グレードの製品を常に製品タンクで用意しておく必要があった。
以上のように、本願発明によるとアスファルトを製造しつつ燃料油の目的または優先生産が可能となるので、全体としての生産効率が良い。
たとえアスファルトの目的または優先生産をする場合であっても、結果的に2種類または3種類の原料アスファルト類を製造するだけであるので、各針入度グレード毎に製造する場合に比べて原油の選択性にフレキシビリティがあり大幅な効率の向上が可能となる。
それぞれの中間タンクにおいてはタンクブレンドを行いタンク内を均一にする。タンクブレンドの方法は特に限定されず、たとえばタンク内に直接撹拌器をつけて撹拌してもよいし、別途循環ラインを設けて、この循環ラインにより循環させてブレンドしてもよい。
次いで該中間タンクから所定の混合比で2種以上の原料アスファルトをラインブレンドミキサーに導入しライン中で混合して、所定の針入度グレードのアスファルトを製造して、これを直接タンク車やタンクローリー等に積載して、顧客へ出荷する。この時、直接にタンク車やタンクローリー等に積載するほか、安全確保のために後記するようにバッファータンク等を設けて、ラインブレンドミキサーから一旦バッファータンク等に受けてからタンク車やタンクローリー等に積載して、顧客へ出荷することも許容される。
すなわち、中間タンクを3個用意し、各タンクに入れるべきアスファルトの針入度の範囲をそれぞれ予め決めておく。
そして、原油蒸留時に、原油種類、蒸留操作条件等から、ある程度は得られる原料アスファルト類の針入度の見当がつくので、これを元に先の3個の中間タンクのいずれかに移送する。溶剤脱れき装置からの原料アスファルト類でも同様である。
もちろん、別途針入度を測定し、これから移送先タンクを決定すれば、より正確でとなるが、中間タンク内ではタンクブレンドにより均一とするので、多少の偏差は許容される。
各中間(原料)タンクに入れるべき原料アスファルト類の針入度の範囲は、たとえば、以下のとおりとすることができる。
(1)針入度が中位のアスファルト、例えば針入度20〜120、好ましくは40〜100、より好ましくは60〜80のストレートアスファルトであり、針入度が60〜80の場合は混合することなく単独で舗装に一番多く使用されるグレードが確保できるためもっとも好ましく、針入度が20以下であると低沸点成分を多く含む高針入度アスファルトを混合することになり好ましくない。
(2)針入度の高いアスファルト、例えば針入度200〜800、好ましくは200〜500、より好ましくは200〜300のストレートアスファルトであり、針入度が800を超えると、混合製造した製品アスファルト中の低沸点成分が多くなり、JIS規格の引火点、薄膜加熱試験、蒸発試験に不合格となる可能性が高いため好ましくない。また、針入度が200以下であるとJIS規格の200〜300グレードを製造できなくなり好ましくない。
および、
(3)針入度の低いアスファルト、例えば針入度0〜40、好ましくは0〜20、より好ましくは0〜10のストレートアスファルトまたは溶剤脱れきアスファルトである。針入度が40以上であると、JIS規格の針入度グレード0〜10、10〜20および20〜40の製造が出来なくなり好ましくなく、針入度が0〜10であれば、JIS規格の低針入度グレード品全てを製造できるためもっとも好ましい。
2種類の針入度はそれぞれ、
(1)針入度が低いアスファルト、例えば針入度0〜60、好ましくは20〜60、より好ましくは40〜60のストレートアスファルトであり、針入度が40〜60の場合は混合することなく単独で舗装グレードが確保できるためもっとも好ましい。
(2)針入度が高いアスファルト、例えば針入度100〜500、好ましくは100〜200、より好ましくは100〜120のストレートアスファルトであり、針入度が500を超えると、混合製造した製品アスファルト中の低沸点成分が多くなり、日本道路協会規格の引火点、薄膜加熱試験、蒸発試験に不合格となる可能性が高いため好ましくない。また、針入度が100以下であると日本道路協会規格の100〜120グレードを製造できなくなり好ましくない。
原料タンクと吐出ポンプあるいは吐出ポンプとラインブレンドミキサーの間のいずれかの位置に、原料アスファルト類の粘度を測定するための粘度計を設置するとよい。この計測した粘度の値からアスファルトの針入度を計算により求め、所定の針入度のアスファルトを製造するための原料アスファルト類の調合比を計算する。粘度計は手動または自動の適宜の態様で使用できる。たとえば、オンライン粘度計を利用すれば、連続的または間歇的に粘度を測定できるので好ましいが、無論これに限定されるものではない。
粘度から針入度を換算して求めることで説明したが、手動または自動で測定して換算できるような、針入度を求めるのに他に適当な物性があれば、これを利用することもできる。
また原料アスファルト類の針入度はそれぞれの原料タンクから試料を採取して実際に測定してもよい。
粘度から針入度の換算は、文献に知られている換算式を用いてもよい。以下の文献1によると、針入度は式1によって動粘度から求めることができる。
logV=−0.911×logP+4.313 ・・・・・・ 式1
V:135℃における動粘度(mm2/s)
P:25℃における針入度(1/10 mm)
文献1:(社)日本アスファルト協会 昭和62年度「舗装用ストレートアスファルトの品質と性状に関する検討結果」報告書
なお、原油系や精製条件によっては誤差が大きくなることがあるため、実際の原料アスファルトを用いて専用の換算式を求めておくことが好ましい。
針入度の異なる2種類の原料アスファルト類を混合して目的の針入度のアスファルトを得る時のそれぞれの混合量は式2および式3から計算することができる。
しかし、原料アスファルト類によっては計算値から外れることがあるので、予め実際の原料アスファルト類を混合し、混合比と針入度の関係を求めておくとよい。
a=100×(logP−logP2)/(logP1−logP2) ・・・・・・ 式2
b=100−a ・・・・・・ 式3
a:原料アスファルトAの混合量(%)
b:原料アスファルトBの混合量(%)
P:混合後のアスファルトの針入度
P1:原料アスファルトAの針入度
P2:原料アスファルトBの針入度
ラインブレンドミキサーには、公知のラインブレンドが可能な撹拌器が使用できる。例えば、スタティックミキサーなどを用いることができるもので、具体的には住友重機械工業株式会社製の商品名:住友/スルザー:スタティックミキシングユニットが使用できる。
ラインブレンドミキサーを通過して、混合された製品アスファルトは、製品タンクで保管することなく、タンク車やタンクローリーに直接または直ちに積載し出荷することができる。もちろん一部を製品タンクに保管もできる。なお、操業中の事故等の際のライン保全のために、出荷前等の適宜の位置にバッハータンクを設けることは許される。
中間(原料)タンクとしては、中針入度用の原料アスファルトタンク3−1、高針入度用の原料アスファルトタンク3−2および低針入度用の原料アスファルトタンク3−3である。
一方、溶剤脱れき装置2で針入度7の低針入度の原料アスファルト類(以下、PDA7と略記する)を製造し、原料アスファルトタンク3−3に保管した。
これらの原料アスファルト類は、タンクの循環ライン7により循環してタンク内を均質化し、その後オンライン粘度計5にて動粘度を計測した。動粘度は135℃に換算し、さらに式1を用いて針入度(25℃)に換算した。
その結果、目標針入度50の製品Aを製造するためには、SRA70を85.4%、PDA7を14.6%混合すればよいと決定された。この比率になるように流量計6−1と6−3をコントロールし、ラインブレンドミキサー8を通じて直接タンクローリーに積載した。この製品Aの実測針入度は52であった。無論、別途に検量線を作成して較正すればさらに精度を上げることが可能であるが、この差でも十分実用可能である。
ここで原料アスファルト類は大略3種類の範囲で設定されるのみであるので、原油蒸留装置の原油選択、運転条件等は従来よりもその自由度が大きく、生産効率向上に寄与するものであった。
図2に、1基の減圧蒸留装置21と1基の溶剤脱れき装置22で原油の種類、運転条件を変更して、JIS K2207「石油アスファルト」に規定する針入度グレード0〜10から200〜300の10種類の製品アスファルトを直接製造し、出荷するフローの該略を示す。
直接製品アスファルトを製造するために中間(原料)タンクはない。
また、溶剤脱れき装置22では、運転条件を変更して2種類の製品アスファルト、すなわち針入度グレード0〜10、10〜20を製造し、それぞれ専用の製品タンク23−9および23−10に貯蔵する。
なお、上記製造は、直接製品グレードの製造のために原油の選択、運転条件の選択の幅は狭く極めてシビヤーなものであり、燃料油の生産はもちろん、アスファルトであってもその生産効率を度外視せざるを得ないような製造である。
図3は、1基の減圧蒸留装置31と1基の溶剤脱れき装置32で原油の種類、運転条件を変更して3種類の原料アスファルト類を製造し、それらをタンク混合によりJIS K2207「石油アスファルト」に規定する針入度グレード0〜10から200〜300の10種類のアスファルトを製造・出荷するフローの該略を示す。
中間(原料)タンクとしては、中針入度用の原料アスファルトタンク33−1、高針入度用の原料アスファルトタンク33−2および低針入度用の原料アスファルトタンク33−3を備える。
一方、原料アス2と原料アス3を所定の比率で製品タンクに張り込み、タンク内で混合して、針入度グレード10〜20の製品アスファルトを製造する。
本比較例の方法では製品タンクの数が製品グレードの数だけ必要となるものである。
2,22,32:溶剤脱れき装置
3−1,33−1:原料アスファルト(中針入度品)タンク
3−2,33−2:原料アスファルト(高針入度品)タンク
3−3,33−3:原料アスファルト(低針入度品)タンク
4−1,4−2,4−3,24,34−1,34−2,34−3、37:吐出ポンプ
5−1,5−2,5−3:オンライン粘度計
6−1,6−2,6−3,25,35−1,35−2,35−3,38:流量計
7−1,7−2,7−3:循環ライン
8:ラインブレンドミキサー
23−1〜10,36−1〜10:製品タンク
Claims (3)
- 2種類以上の針入度の異なる原料アスファルト類を所定量の比率でラインブレンドミキサーにより混合し所定の針入度のアスファルトを製造する方法であって、
以下の工程1)から4)を具備することを特徴とするアスファルトを連続的に製造する方法。
1)複数の原料アスファルト類の針入度をそれぞれ計測する工程;
2)求めた針入度から所定の針入度になるように別途の計算式により該複数の原料アスファルト類の混合比率を決定する工程;
3)当該決定した混合比率により、吐出ポンプとラインブレンドミキサーの間に設けた流量計で所定の流量にコントロールして該複数の原料アスファルト類を送りこみ、ラインブレンドミキサーでラインブレンドする工程;および
4)次ぎに、得られた所定の針入度を有するアスファルトを、実質的に貯蔵手段を経ることなく直ちに輸送手段に供する工程。 - 前記原料アスファルト類が、ストレートアスファルト、溶剤脱れきアスファルト、ブローンアスファルト,セミブローンアスファルト、減圧残油からなる群から選ばれるいずれかのアスファルトであり、その針入度が1〜800であることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 異なる動粘度を有する複数の原料アスファルト類を、所定の針入度になるように当該動粘度から別途に求める所定量の比率でもってラインブレンドミキサーにより混合することにより当該所定の針入度を有するアスファルトを製造する方法であって、
以下の工程1)から4)を具備することを特徴とするアスファルトを連続的に製造する方法。
1)異なる複数の原料アスファルトの動粘度を、原料タンクと吐出ポンプあるいは吐出ポンプとラインブレンドミキサーの間に設置したオンライン粘度計でそれぞれ計測する工程;
2)求めた動粘度から所定の針入度になるように別途の計算式により該複数の原料アスファルトの混合比率を決定する工程;
3)当該決定した混合比率により、吐出ポンプとラインブレンドミキサーの間に設けた流量計で所定の流量にコントロールして該複数の原料アスファルト類を送りこみ、ラインブレンドミキサーでラインブレンドする工程;および
4)次ぎに、得られた所定の針入度を有するアスファルトを、実質的に貯蔵手段を経ることなく直ちに輸送手段に供する工程。
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