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JP5229288B2 - 半導体装置およびその制御方法 - Google Patents

半導体装置およびその制御方法 Download PDF

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JP5229288B2
JP5229288B2 JP2010210302A JP2010210302A JP5229288B2 JP 5229288 B2 JP5229288 B2 JP 5229288B2 JP 2010210302 A JP2010210302 A JP 2010210302A JP 2010210302 A JP2010210302 A JP 2010210302A JP 5229288 B2 JP5229288 B2 JP 5229288B2
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Description

本発明は、トレンチゲート構造の縦型MOSFETが備えられる半導体装置およびその制御方法に関するものである。
従来、モータなどの電気誘導負荷を駆動するためのインバータに用いる半導体スイッチング素子として、IGBTとフリーホイールダイオード(以下、FWDという)とを別チップに形成し、これらを並列的に接続した構造のシステムが採用されていた。そして、このシステムの更なる小型化を目的として、IGBTを縦型MOSFETに置き換え、縦型MOSFETに内蔵されるボディダイオードをFWDとして機能させることが行われている。
ところが、このように縦型MOSFETとFWDとが1チップ化された構造の場合、FWDのリカバリ損失を低減するために少数キャリア寿命を制御するなどして意図的に注入効率が低くなるようにするが、逆に還流動作時のオン電圧が高くなり、還流損失が増大してしまうことから、リカバリ損失の低減と還流損失の低減の両立が難しいという問題がある。
このため、特許文献1において、半導体スイッチング素子が形成されるチップに対して、注入効率の低いダイオード領域に深さの深いトレンチゲートを形成しておき、還流動作時にトレンチゲートに負バイアスを印加することで、近接領域に蓄積層を形成して注入効率を上げ、オン電圧が低減されるようにする技術が開示されている。
特開2009−170670号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すようにダイオード領域に深さの深いトレンチゲートを形成する構造では、半導体スイッチング素子を構成するためのトレンチゲートと深さが異なるダイオード領域用のトレンチゲートを形成しなければならない。このため、深さが異なるトレンチゲートを形成するための工程が必要になり、製造工程の増加および製造コストの増大を招くことになる。
本発明は上記点に鑑みて、異なる深さのトレンチゲートを必要としなくても、還流損失を低減できる構造の半導体装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ゲート電極(8)への印加電圧を制御することでトレンチ(6)の側面に位置するベース領域(3)の表面部に反転層を形成し、第1導電型不純物領域(4)およびドリフト層(2)を介して、表面電極(9)および裏面電極(12)の間に電流を流す反転型の縦型半導体スイッチング素子と、ベース領域(3)とドリフト層(2)との間に形成されるPN接合にてダイオード動作を行わせるFWDとが1チップ化された半導体装置であって、ベース領域(3)よりも深い位置に形成された第2導電型不純物層(3a、30)を備え、ゲート電極(8)は、トレンチ(6)のうちベース領域(3)よりも深く、かつ、ドリフト層(2)に達する第1トレンチ(6a)に配置された、縦型MOSFETを駆動するための駆動用ゲート電極(8a)と、トレンチ(6)のうち、第1トレンチ(6a)と同じ深さで形成されると共に第2導電型不純物層(3a、30)の形成位置に形成され、かつ、前記第2導電型不純物層(3a、30)よりも浅い第2トレンチ(6b)に配置され、FWDが形成された位置においてベース領域(3)に反転層を形成するためのダイオード用ゲート電極(8b)と、を備え、駆動用ゲート電極(8a)とダイオード用ゲート電極(8b)はそれぞれ独立して電圧印加がなされる構成とされていることを特徴としている。
このように、同じ深さの第1、第2トレンチ(6a、6b)を用いて縦型半導体スイッチング素子を駆動するための駆動用ゲート電極(8a)とFWD側に反転層を形成するためのダイオード用ゲート電極(8b)を形成するようにしている。そして、ダイオード用ゲート電極(8b)については、第2導電型不純物層(3a、30)が形成されている領域に形成されるようにし、ダイオード用ゲート電極(8b)が配置される第2トレンチ(6b)がドリフト層(2)まで達しない構造とされるようにしている。このような構造の半導体装置を用いれば、キャリアの注入効率を低下させられる。したがって、異なる深さのトレンチゲートを必要としなくても、還流損失の低減とリカバリ損失の低減とを両立させることが可能となる。
例えば、請求項2に記載したように、第2導電型不純物層として、ベース領域(3)の下方まで形成された第2導電型のボディ層(3a)を適用することができる。
また、請求項3に記載したように、駆動用ゲート電極(8a)とダイオード用ゲート電極(8b)は、同方向を長手方向として所定の形成割合でストライプ状に配置されるようにすることができる。この場合の駆動用ゲート電極(8a)とダイオード用ゲート電極(8b)の形成割合については任意に設定できる。
請求項4に記載の発明では、駆動用ゲート電極(8a)に接続される駆動用ゲート配線(10a)と、ダイオード用ゲート電極(8b)に接続されるダイオード用ゲート配線(10b)とが備えられ、駆動用ゲート配線(10a)は、駆動用ゲート電極(8a)のうち長手方向の一端から引き出されており、ダイオード用ゲート配線(10b)は、ダイオード用ゲート電極(8b)のうち長手方向の他端から引き出されていることを特徴としている。
このようにすれば、縦型半導体スイッチング素子やFWDが備えられたセル領域の外周において、駆動用ゲート配線(10a)とダイオード用ゲート配線(10b)の両方を重ねて配置するレイアウトにしなくて良くなり、配線レイアウトを容易にすることが可能となる。
請求項5に記載の発明では、駆動用ゲート電極(8a)への電圧印加によって反転層を形成するときの閾値に比べて、ダイオード用ゲート電極(8b)への電圧印加によって反転層を形成するときの閾値の方が低く設定されていることを特徴としている。
このようにすれば、ダイオード用ゲート電極(8b)の近傍により多くの反転層を形成し易くできるため、キャリア引抜きが容易に行えるようにできる。また、各ゲート電極(8)に対して電圧を印加するためのゲート駆動回路側に関しても、ダイオード用ゲート電極(8b)への印加電圧を小さく出来ることから、回路負担を低減することが可能となる。
このような半導体装置に備えられる縦型半導体スイッチング素子としては、請求項6に記載したように、第1導電型不純物領域(4)をソース領域、表面電極(9)をソース電極、裏面電極(12)をドレイン電極とする縦型MOSFETを挙げることができる。また、請求項7に記載したように、ドリフト層(2)のうち第1導電型半導体層(42)が形成された面に第2導電型半導体層(41)を形成し、第1導電型不純物領域(4)をエミッタ領域、第1導電型半導体層(42)をカソード領域、第2導電型半導体層(41)をコレクタ領域、表面電極(9)をエミッタ電極、裏面電極(12)をコレクタ電極とする縦型IGBTとすることもできる。
これら請求項1ないし7に記載された半導体装置の制御方法としては、例えば、請求項8に記載したように、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の半導体装置を2つ直列接続させると共に、2つの半導体装置の接続点に誘導負荷(20)を接続し、ハイサイド側に配置される半導体装置に備えられた縦型半導体スイッチング素子がオフ状態、かつ、ローサイド側に配置される半導体装置に備えられたフリーホイールダイオードがダイオード動作状態より、ハイサイド側に配置される半導体装置に備えられた縦型半導体スイッチング素子がオン状態、かつ、ローサイド側に配置される半導体装置に備えられたフリーホイールダイオードがオフ動作状態に切り替えられる際に、ハイサイド側の半導体装置に備えられた縦型半導体スイッチング素子をオフ状態からオン状態に切り替える前に、ローサイド側の半導体装置に備えられたダイオード用ゲート電極(8b)に対してゲート電圧を印加することにより、ダイオード用ゲート電極(8b)が配置される第2トレンチ(6b)の側面に位置するベース領域(3)に対して反転層を形成することで、請求項1に記載の効果を得ることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置100の断面図である。 図1に示す半導体装置100の上面レイアウト図である。 図1に示す半導体装置100の配線引き出し構造のイメージ図である。 図1に示す半導体装置100が適用されるインバータ回路の一例を示した回路図である。 インバータ回路中での半導体装置100の動作を示したタイミングチャートである。 インバータ回路の動作説明図とその際の半導体装置100内の状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる縦型MOSFETおよびFWDを形成した半導体装置の断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる縦型MOSFETおよびFWDを形成した半導体装置の断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる縦型IGBTおよびFWDを形成した半導体装置の断面図である。 他の実施形態で説明する半導体装置100の上面レイアウトの例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、セル領域にnチャネルタイプの縦型MOSFETとFWDを形成した半導体装置100について説明する。図1は、本実施形態にかかる半導体装置100の断面図である。図2は、図1に示す半導体装置100の上面レイアウト図である。以下、これらの図に基づいて本実施形態の半導体装置100の構造について説明する。
図1に示す半導体装置100は、図2に示すように縦型MOSFETおよびFWDが形成されたセル領域R1と、セル領域R1を囲む外周耐圧構造が形成された外周領域R2を備えた構造とされているが、図1ではセル領域R1についてのみ示してある。半導体装置100のうち、セル領域R1以外の構造については従来と同様であるため、ここではセル領域R1についてのみ説明する。
半導体装置100は、不純物濃度が高濃度とされたシリコン等の半導体材料によって構成されたn+型基板(第1導電型半導体層)1を用いて形成されている。n+型基板1の表面上には、n+型基板1よりも不純物濃度が低濃度とされたn-型ドリフト層2と、比較的不純物濃度が低く設定されたp型ベース領域3とが順に形成されている。さらに、n-型ドリフト層2には、p型ベース領域3の下方位置まで至るp型ボディ層3aが等間隔に形成されている。このp型ボディ層3aは、FWDを構成するボディダイオードのアノードを構成するためのものであり、一方向、具体的には図1の紙面垂直方向を長手方向として延設されている。
また、p型ベース領域3の表層部には、n-型ドリフト層2よりも不純物濃度が高濃度とされたソース領域に相当するn+型不純物領域(第1導電型不純物領域)4が備えられていると共に、p型ベース領域3よりも不純物濃度が高濃度とされたp+型コンタクト領域5が形成されている。そして、基板表面側から同じ深さとされた複数のトレンチ6が形成されており、このトレンチ6の内壁面を覆うようにゲート絶縁膜7が形成されていると共に、このゲート絶縁膜7の表面にドープトPoly−Siによって構成されたゲート電極8が備えられている。これらトレンチ6、ゲート絶縁膜7およびゲート電極8によって構成されるトレンチゲート構造は、例えば図2に示すようにトレンチ6を複数本同方向に並べて形成したストライプ状のレイアウトとされている。
ここで、ゲート電極8は、二種類設けられており、一方は縦型MOSFETの駆動用ゲート電極8aとされ、他方はダイオード用ゲート電極8bとされている。
駆動用ゲート電極8aは、p型ボディ層3aが形成されていない領域に形成されており、駆動用ゲート電極8aが配置されるトレンチ(第1トレンチ)6aは、基板表面側からn+型不純物領域4およびp型ベース領域3を貫通してn-型ドリフト層2まで達する構造とされている。このため、駆動用ゲート電極8aに対してゲート電圧を印加すると、ゲート電極8aの側面に位置するp型ベース領域3に反転層が形成され、その反転層をチャネルとしてn+型不純物領域4とn-型ドリフト層2とを導通させることが可能となっている。
ダイオード用ゲート電極8bは、p型ボディ層3aが形成されている領域に形成されており、ダイオード用ゲート電極8bが配置されるトレンチ(第2トレンチ)6bは、p型ボディ層3aよりも浅く、p型ボディ層3a内に底部が位置することでn-型ドリフト層2まで達しない構造とされている。このため、ダイオード用ゲート電極8bに対してゲート電圧を印加すると、ゲート電極8bの側面に位置するp型ベース領域3に反転層が形成されるものの、n+型不純物領域4とn-型ドリフト層2とは導通しないようになっている。
駆動用ゲート電極8aとダイオード用ゲート電極8bは、それぞれ独立して電圧印加が行われる。これら駆動用ゲート電極8aとダイオード用ゲート電極8bの形成割合については任意であるが、本実施形態では、駆動用ゲート電極8aとダイオード用ゲート電極8bを交互に順番にレイアウトすることで、形成割合を1:1としている。
また、ゲート電極8を覆うように酸化膜などで構成された層間絶縁膜(図示せず)が形成され、この層間絶縁膜の上にソース電極に相当する表面電極9に加えて、駆動用ゲート配線10aおよびダイオード用ゲート配線10bが形成されている。そして、層間絶縁膜により、表面電極9や駆動用ゲート配線10aおよびダイオード用ゲート配線10bが絶縁されつつ、それぞれが縦型MOSFETの所望部位と電気的に接続されている。具体的には、表面電極9は、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを通じてn+型不純物領域4およびp+型コンタクト領域5に電気的に接続されている。また、駆動用ゲート配線10aおよびダイオード用ゲート配線10bも、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを通じて、それぞれ、駆動用ゲート電極8aやダイオード用ゲート電極8bに電気的に接続されている。
なお、セル領域R1のほぼ全域が表面電極9とされ、駆動用ゲート配線10aやダイオード用ゲート配線10bは、表面電極9を避けるようにレイアウトされる。例えば、駆動用ゲート配線10aとダイオード用ゲート配線10bは、セル領域R1の周囲を引き回され、図2に示すように、紙面右上のコーナー部に配置された駆動用ゲートパッド11aとダイオード用ゲートパッド11bに対してそれぞれ電気的に接続される。
この場合、例えば図3に示す配線引き出し構造のイメージ図の構造にすると配線レイアウトが容易になる。すなわち、駆動用ゲート配線10aについては各駆動用ゲート電極8aの長手方向の一端側に接続されるようにして駆動用ゲートパッド11aに引き回されるようにする。また、ダイオード用ゲート配線10bについては各ダイオード用ゲート電極8bの長手方向の他端側に接続されるようにしてダイオード用ゲートパッド11bに引き回されるようにする。つまり、各配線10a、10bがチップ上において異なる方向で引き出されるようにしている。このようにすれば、セル領域R1の外周において、駆動用ゲート配線10aとダイオード用ゲート配線10bの両方を重ねて配置するレイアウトにしなくて良くなり、配線レイアウトを容易にすることが可能となる。
さらに、n+型基板1のうちn-型ドリフト層2とは反対側の面にドレイン電極に相当する裏面電極12が形成されている。図1では2セルの縦型MOSFETの間に1セルのFWDが備えられた部分しか図示していないが、このような縦型MOSFETおよびFWDが複数セル交互に並べられることにより図2のレイアウトのセル領域R1が構成されている。
このような構造により、トレンチ6の側面に位置するp型ベース領域3に反転層を形成することでn+型不純物領域4とn-型ドリフト層2およびn+型基板1を通じてソース−ドレイン間に電流を流す縦型MOSFETと、アノードを構成するp型ボディ領域3aとカソードを構成するn-型ドリフト層2との間に形成されるPN接合を利用したFWDとを備えた半導体装置100が構成されている。
続いて、上記のように構成された縦型MOSFETおよびFWDを備えた半導体装置100の動作について説明する。
まず、上記構成の半導体装置100に備えられる縦型MOSFETおよびFWDの基本動作について説明する。
(1)表面電極9を接地すると共に裏面電極12に正の電圧を印加すると、p型ボディ領域3aとn-型ドリフト層2との間に形成されるPN接合は、逆電圧状態となる。このため、各ゲート電極8a、8bに電圧を印加せずにオフしている状態のときには、上記PN接合に空乏層が形成され、ソース−ドレイン間の電流は遮断される。
(2)次に、縦型MOSFETをオンする際には、表面電極9を接地すると共に裏面電極12に正の電圧を印加した状態で、駆動用ゲート電極8aに正の電圧を印加することでオンの状態にする。これにより、駆動用ゲート電極8aの周辺において、p型ベース領域3のうちトレンチ6に接している部分に反転層が形成され、それをチャネルとしてソース−ドレイン間に電流が流れる。
(3)FWDをダイオード動作させる際には、表面電極9に正の電圧を印加すると共に裏面電極12を接地し、かつ、各ゲート電極8a、8bへの電圧印加を止めてオフの状態にする。これにより、p型ベース領域3に反転層が形成されなくなるため、ソース−ドレイン間に形成されたFWDがダイオード動作を行う。
このように、本実施形態のように構成される半導体装置では、縦型MOSFETをオンオフ状態に切り替えたり、FWDをダイオード動作させたりすることが可能となる。そして、このような構造の半導体装置を用いることにより、還流損失の低減とリカバリ損失の低減とを両立させるための制御を行う。
この制御方法について、本実施形態の半導体装置100が適用される回路例を用いて説明する。図4は、本実施形態の半導体装置100が適用されるインバータ回路の一例を示した回路図である。図5は、インバータ回路中での半導体装置100の動作を示したタイミングチャートである。図6は、インバータ回路の動作説明図とその際の半導体装置100内の状態を示した断面図であり、図5中の状態(1)〜(4)と対応している。
本実施形態のように構成された半導体装置100は、例えば図4に示すように二つ直列接続され、誘導負荷20を駆動するためのハーフブリッジ回路に用いられる。そして、二つの半導体装置100それぞれに備えられた縦型MOSFETのオンオフを切替えることにより、直流電源21から誘導負荷20に対して供給される電流の方向が切替えられるようにすることで誘導負荷20を駆動する。以下の説明では、ハーフブリッジ回路を構成する二つの半導体装置100のうちハイサイド側のものに備えられた縦型MOSFETをMOS1、FWDをFWD1、ローサイド側のものに備えられた縦型MOSFETをMOS2、FWDをFWD2と呼び、MOS1がオンされている状態からオフに切替えられ、再びオン状態に切り替えられるときの制御方法を例に挙げて述べる。なお、図6中の半導体装置100内の状態は、ローサイド側の半導体装置100について図示してある。
まず、図5中の状態(1)として、MOS1の駆動用ゲート電極8aに対して正の電圧(+V1)を印加し、MOS2の駆動用ゲート電極8aおよび各FWD1、FWD2のダイオード用ゲート電極8bにはゲート電圧を印加しない状態とする。このときには、MOS1がオンとなり、電源21からの供給に基づいて図6の矢印で示した経路で誘導負荷20に対して電流が流される。そして、MOS2のp型ボディ領域3aとn-型ドリフト層2との間に形成されるPN接合は、逆電圧状態となるため、図6中に示したように上記PN接合に空乏層が形成され、ソース−ドレイン間の電流は遮断される。
次に、図5中の状態(2)として、MOS1の駆動用ゲート電極8aに対する正の電圧の印加を停止してMOS1をオフにする。このとき、誘導負荷20にはその前に流れていた電流を流し続けようとするため、図6中の矢印で示した経路、つまりFWD2を通過する経路で誘導電流が流れる。このため、誘導電流が流れることによる誘導負荷20の両端の電位差に基づいてFWD2がオンし、ローサイド側の半導体装置100内には、キャリア注入によるダイオード動作が行われ、電子と正孔が存在した状態となる。
このため、図5中の状態(3)として、MOS1をオフしてから所定時間経過後、かつ、この後の図5中の状態(4)として再びMOS1がオンされる直前に、MOS1、MOS2をオフしたまま、FWD2のダイオード用ゲート電極8bに対して正の電圧(+V2)を印加する。すると、FWD2のダイオード用ゲート電極8bの周辺にp型ベース領域3内の電子が引き寄せられ、トレンチ6の側面のうちダイオード用ゲート電極8bと対応する場所に反転層が形成される。このため、反転層を通じて電子が表面電極9に引き抜かれる。また、ホールも電子と再結合して容易に消滅させることができる。したがって、FWD2へのキャリアの注入効率が低下し、リカバリ時の損失を低減することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の半導体装置100は、同じ深さのトレンチ6を用いて縦型MOSFETを駆動するための駆動用ゲート電極8aとFWD側に反転層を形成するためのダイオード用ゲート電極8bを形成するようにしている。そして、ダイオード用ゲート電極8bについては、p型ボディ層3aが形成されている領域に形成されるようにし、ダイオード用ゲート電極8bが配置されるトレンチ6bがn-型ドリフト層2まで達しない構造とされるようにしている。
このような構造の半導体装置100を用いて、MOS1がオフしてから再びオンに切替えられる直前に、ダイオード用ゲート電極8bに正の電圧を印加して反転層を形成することにより、キャリアの注入効率を低下させられる。したがって、異なる深さのトレンチゲートを必要としなくても、還流損失の低減とリカバリ損失の低減とを両立させることが可能となる。
また、このような構造の半導体装置100は、基本的には従来の一般的な縦型MOSFETとFWDとを1チップ化した半導体装置と同様の製造方法によって製造できるが、トレンチ6a、6bを同じ深さにしているため、これらを同一工程で形成できる。このため、半導体装置100の製造工程の簡略化を図ることも可能となる。
なお、ここでは、MOS1の駆動用ゲート電極8aに印加する電圧を+V1、FWD2のダイオード用ゲート電極8bに印加する電圧を+V2として説明したが、これらV1、V2は同じ電圧であっても縦型MOSFETやFWDの性能に応じた異なる電圧であっても構わない。また、図5に示したように、MOS1を再びオンする期間とFWD2をオフする期間をオーバーラップさせているが、これについては必要に応じて設ければよく、オーバーラップしていなくても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第1実施形態に対してスーパージャンクション構造を適用したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態にかかる縦型MOSFETおよびFWDを形成した半導体装置の断面図である。この図に示されるように、n-型ドリフト層2に対してp型カラム30を形成し、n-型ドリフト層2のうちp型カラム30によって挟まれた部分のn型カラム31とp型カラム30によるスーパージャンクション構造が構成されている。p型カラム30およびn型カラム31は、紙面垂直方向を長手方向として延設され、交互に並べらることでストライプ状とされている。p型カラム30の形成位置は、p型ボディ層3aと一致させられている。
このように、半導体装置100に対してスーパージャンクション構造を採用することもできる。このようなスーパージャンクション構造を採用することにより、所望の耐圧を得つつ、よりオン抵抗を低減することが可能となる。
なお、本実施形態で説明したようなスーパージャンクション構造を採用する場合、ダイオード用ゲート電極8bの下方にp型カラム30が形成されていれば、ダイオード用ゲート電極8bがn-型ドリフト層2に接しない構造とすることができる。このため、スーパージャンクション構造を採用する場合には、p型ボディ層3aを無くしたとしても、ダイオード用ゲート電極8bに正の電圧を印加して反転層を形成することにより、キャリアの注入効率を低下させられる。したがって、上記各実施形態と同様、異なる深さのトレンチゲートを必要としなくても、還流損失の低減とリカバリ損失の低減とを両立させることが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置100も、第1実施形態に対してスーパージャンクション構造を適用したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図8は、本実施形態にかかる縦型MOSFETおよびFWDを形成した半導体装置100の断面図である。この図に示されるように、本実施形態も、n型カラム31とp型カラム30によるスーパージャンクション構造を備えた構造とされている。ただし、p型カラム31の形成位置をp型ボディ層3aの形成位置と一致させず、p型ボディ層3aと形成位置が一致させられたゲート電極8の両隣のゲート電極8の形成位置と一致させるようにしている。
このような構造の半導体装置100の場合、ゲート電極8のうちp型ボディ層3aやp型カラム30と形成位置が一致させられているものがダイオード用ゲート電極8となり、p型ボディ層3aやp型カラム30が形成されていない位置に形成されたものが駆動用ゲート電極8aとなる。そして、半導体装置100のうち、ダイオード用ゲート電極8bが形成された部分がFWDとして機能し、駆動用ゲート電極8aが形成された部分が縦型MOSFETとして機能させられる。
このように、ダイオード用ゲート電極8bをp型ボディ層3aやp型カラム30の双方に対応して形成することもできる。このようにした場合、駆動用ゲート電極8aとダイオード用ゲート電極8bの形成割合が1:1とならないが、この形成割合については任意に設定することが出来る値であるため、特に問題はない。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置100は、第1実施形態で説明した縦型MOSFETに変えて縦型IGBTを備えたものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9は、本実施形態にかかる縦型IGBTおよびFWDを形成した半導体装置100の断面図である。この図に示されるように、本実施形態では、第1実施形態で説明したn+型基板1に代えて、n-型ドリフト層2の裏面側にコレクタ領域に相当するp+型不純物層(第2導電型半導体層)41とカソード領域に相当するn+型不純物層(第1導電型半導体層)42とが備えられている。このように構成される本実施形態の半導体装置100は、n+型不純物領域4がエミッタ領域としての役割を果たし、縦型IGBTとFWDとが並列接続された構造となる。
このようなに、半導体装置100を縦型IGBTとFWDとを備える構造としても、p型ボディ層3aと対応する位置にダイオード用ゲート電極8bを形成し、n-型ドリフト層2にトレンチ6bが接しないような構造とすることで、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
また、上記各実施形態では、第1導電型をn型、第2導電型をp型としたnチャネルタイプの縦型MOSFETや縦型IGBTを例に挙げて説明したが、各構成要素の導電型を反転させたpチャネルタイプの縦型MOSFETや縦型IGBTに対しても本発明を適用することができる。
また、上記各実施形態で説明した半導体装置100の詳細構造については、適宜設計変更可能である。例えば、上記第1実施形態で説明したように、駆動用ゲートパッド11aとダイオード用ゲートパッド11bとをチップの1つの角部に並べて配置した構造とした。しかしながら、このようなレイアウトも単なる一例を示したにすぎず、例えば図10に示す上面レイアウト図のように、駆動用ゲートパッド11aとダイオード用ゲートパッド11bとをチップの対角の位置にそれぞれ配置するようなレイアウトとしても良い。
さらに、ダイオード用ゲート電極8bにて反転層を形成するときの閾値の方が駆動用ゲート電極8aにて反転層を形成するときの閾値よりも低くなるようにすることもできる。このようにすれば、ダイオード用ゲート電極8bの近傍により多くの反転層を形成し易くできるため、キャリア引抜きが容易に行えるようにできる。また、各ゲート電極8に対して電圧を印加するためのゲート駆動回路側に関しても、ダイオード用ゲート電極8bへの印加電圧を小さく出来ることから、回路負担を低減することが可能となる。
1 n+型基板
2 n-型ドリフト層
3 p型ベース領域
3a p型ボディ層
4 n+型不純物領域
5 p+型コンタクト領域
6 トレンチ
7 ゲート絶縁膜
8 ゲート電極
8a 駆動用ゲート電極
8b ダイオード用ゲート電極
9 表面電極
10a 駆動用ゲート配線
10b ダイオード用ゲート配線
12 裏面電極

Claims (8)

  1. 第1導電型半導体層(1、42)と、
    前記第1導電型半導体層(1、42)が一面側に配置され、前記第1導電型半導体層(1、42)よりも低不純物濃度とされた第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)のうち前記第1導電型半導体層(1、42)が形成された一面の反対側となる他面に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)の上に形成され、前記ドリフト層(2)よりも高濃度の第1導電型不純物領域(4)と、
    前記ベース領域(3)の表面から形成され、前記第1導電型不純物領域(4)および前記ベース領域(3)が両側に配置されるように形成される一方向を長手方向とするトレンチ(6)と、
    前記トレンチ(6)の表面に形成されたゲート絶縁膜(7)と、
    前記トレンチ(6)内において、前記ゲート絶縁膜(7)の上に形成されたゲート電極(8)と、
    前記第1導電型不純物領域(4)および前記ベース領域(3)に電気的に接続された表面電極(9)と、
    前記第1導電型半導体層(1、42)のうち前記ドリフト層(2)とは反対側の面となる裏面側に形成された裏面電極(12)とを備え、
    前記ゲート電極(8)への印加電圧を制御することで前記トレンチ(6)の側面に位置する前記ベース領域(3)の表面部に反転層を形成し、前記第1導電型不純物領域(4)および前記ドリフト層(2)を介して、前記表面電極(9)および前記裏面電極(12)の間に電流を流す反転型の縦型半導体スイッチング素子と、前記ベース領域(3)と前記ドリフト層(2)との間に形成されるPN接合にてダイオード動作を行わせるフリーホイールダイオードとが1チップ化された半導体装置であって、
    前記ベース領域(3)よりも深い位置に形成された第2導電型不純物層(3a、30)を備え、
    前記ゲート電極(8)は、前記トレンチ(6)のうち前記ベース領域(3)よりも深く、かつ、前記ドリフト層(2)に達する第1トレンチ(6a)に配置された、前記縦型半導体スイッチング素子を駆動するための駆動用ゲート電極(8a)と、前記トレンチ(6)のうち、前記第1トレンチ(6a)と同じ深さで形成されると共に前記第2導電型不純物層(3a、30)の形成位置に形成され、かつ、前記第2導電型不純物層(3a、30)よりも浅い第2トレンチ(6b)に配置され、前記フリーホイールダイオードが形成された位置において前記ベース領域(3)に反転層を形成するためのダイオード用ゲート電極(8b)と、を備え、前記駆動用ゲート電極(8a)と前記ダイオード用ゲート電極(8b)はそれぞれ独立して電圧印加がなされる構成とされていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2導電型不純物層は、前記ベース領域(3)の下方まで形成された第2導電型のボディ層(3a)であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記駆動用ゲート電極(8a)と前記ダイオード用ゲート電極(8b)は、同方向を長手方向として所定の形成割合でストライプ状に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記駆動用ゲート電極(8a)に接続される駆動用ゲート配線(10a)と、前記ダイオード用ゲート電極(8b)に接続されるダイオード用ゲート配線(10b)とが備えられ、
    前記駆動用ゲート配線(10a)は、前記駆動用ゲート電極(8a)のうち前記長手方向の一端から引き出されており、
    前記ダイオード用ゲート配線(10b)は、前記ダイオード用ゲート電極(8b)のうち前記長手方向の他端から引き出されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記駆動用ゲート電極(8a)への電圧印加によって反転層を形成するときの閾値に比べて、前記ダイオード用ゲート電極(8b)への電圧印加によって反転層を形成するときの閾値の方が低く設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記縦型半導体スイッチング素子は、前記第1導電型不純物領域(4)をソース領域、前記表面電極(9)をソース電極、前記裏面電極(12)をドレイン電極とする縦型MOSFETであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記ドリフト層(2)のうち前記第1導電型半導体層(42)が形成された面には第2導電型半導体層(41)が形成され、
    前記縦型半導体スイッチング素子は、前記第1導電型不純物領域(4)をエミッタ領域、前記第1導電型半導体層(42)をカソード領域、前記第2導電型半導体層(41)をコレクタ領域、前記表面電極(9)をエミッタ電極、前記裏面電極(12)をコレクタ電極とする縦型IGBTであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載の半導体装置が2つ直列接続されていると共に、2つの前記半導体装置の接続点に誘導負荷(20)が接続されてなる半導体装置の制御方法であって、
    ハイサイド側に配置される前記半導体装置に備えられた前記縦型半導体スイッチング素子がオフ状態、かつ、ローサイド側に配置される前記半導体装置に備えられた前記フリーホイールダイオードがダイオード動作状態より、前記ハイサイド側に配置される前記半導体装置に備えられた前記縦型半導体スイッチング素子がオン状態、かつ、ローサイド側に配置される前記半導体装置に備えられた前記フリーホイールダイオードがオフ動作状態に切り替えられる際に、
    前記ハイサイド側の前記半導体装置に備えられた前記縦型半導体スイッチング素子をオフ状態からオン状態に切り替える前に、前記ローサイド側の前記半導体装置に備えられた前記ダイオード用ゲート電極(8b)に対してゲート電圧を印加することにより、前記ダイオード用ゲート電極(8b)が配置される前記第2トレンチ(6b)の側面に位置する前記ベース領域(3)に対して反転層を形成することを特徴とする半導体装置の制御方法。
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