JP5228171B2 - 光学素子 - Google Patents
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Description
(A1) 入射光を拡散させて出射させる1枚のフィルムであって、前記拡散は表面形状のみによって実現し、入射角によらずほぼ一定のトップハット的拡散特性を有することを特徴とする拡散フィルム。
(A3) 入射角度領域の中心方向の角度と出射拡散角度領域の中心方向の角度とが互いに独立に制御可能であることを特徴とする(A1)又は(A2)に記載の拡散フィルム。
(A4) 入射側と出射側との双方の表面形状を、マイクロレンズアレイ形状又はレンティキュラレンズ形状としたことを特徴とする(A1)〜(A3)のいずれかに記載の拡散フィルム。
(A6) 入射角度領域の中心方向の角度と出射拡散角度領域の中心方向の角度とは、入射側のマイクロレンズ又はレンティキュラレンズと、出射側のマイクロレンズ又はレンティキュラレンズとの双方で、光軸のずれ量、及び部分形状の選択範囲を調整することにより、互いに独立に制御可能であることを特徴とする(A4)又は(A5)に記載の拡散フィルム。
(A8) (A4)〜(A6)のいずれかに記載の拡散フィルムの入射側のマイクロレンズアレイ形状又はレンティキュラレンズ形状をなすレンズ表面の一部を反射媒体で被覆してなる拡散フィルム。
(A10) フィルム片面側のみに形成された、拡散を実現させる表面形状が、レンズとミラーを組み合わせた光学素子アレイ形状であり、(A4)〜(A6)のいずれかに記載の制御と等価な制御が可能であることを特徴とする(A9)に記載の拡散フィルム。
(1)基板の主面にレンズユニットの配列を有する光学素子であって、
前記レンズユニットは、外部からの入射光を屈折させる屈折型レンズ面と、前記屈折された入射光を全反射させる非軸全反射型レンズ面とを有し、
前記非軸全反射型レンズ面は、前記屈折型レンズ面のレンズ表面中心付近に焦点を有する非軸全反射型レンズのレンズ面であり、
前記レンズユニットの配列は、前記入射光の入射角度がほぼ同一の領域において前記非軸全反射型レンズ面で全反射して拡散する拡散光線束の主光線方向が相異なる複数の種類のレンズユニットが混在する配列であることを特徴とする光学素子。
記
(a類)レンズユニット全体の回転および平行移動により互いのレンズ面が一致するもの同士。
記
(a類)レンズユニット全体の回転および平行移動により互いのレンズ面が一致するもの同士。
(b類)非軸全反射型レンズ面の焦点周りの回転および軸上焦点距離(PFL:Parent Focal Length)の変更およびレンズユニット全体の平行移動により互いのレンズ面が一致するもの同士。
(5)前記配列中のレンズユニットの少なくともいずれか1つが他と異なる屈折率を有する前項(1)〜(4)のいずれか一項に記載の光学素子。
(6)前項(1)〜(5)のいずれか一項に記載された光学素子にブラックマスクを付加してなることを特徴とする光学素子。
(8)前項(1)〜(7)のいずれか一項において、さらに前記基板の前記レンズユニットを配列した主面とは反対側の主面に、光吸収層、反射層、拡散層のうち少なくとも一つが付設されてなることを特徴とする光学素子。
(9)基板の主面にレンズユニットの配列を有する光学素子であって、
前記レンズユニットは、外部からの入射光を屈折させる屈折型レンズ面と、前記屈折された入射光を全反射させる非軸全反射型レンズ面とを有し、
前記非軸全反射型レンズ面は、前記屈折型レンズ面のレンズ表面中心付近に焦点を有する非軸全反射型レンズのレンズ面であり、
前記レンズユニットの配列は、前記非軸全反射型レンズ面で全反射して拡散する拡散光線束の主光線方向が相異なる複数の種類のレンズユニットが混在する配列であり、
前記複数の種類のレンズユニットを混在させる比率が前記基板の主面内位置によって異なること、および/または、前記配列中のレンズユニットの少なくともいずれか1つが他と異なる屈折率を有することを特徴とする光学素子。
(10)前項(1)〜(9)のいずれか一項に記載された光学素子を2次元に配列してなることを特徴とする光学素子。
さらに、本発明の光学素子によれば、リアプロジェクションスクリーンのみならず、液晶表示装置、あるいは他の方式の表示装置、太陽電池の導光板、建築用導光板、照明用拡散板などへの応用展開も可能である。
なお、図1の例では、非軸全反射型レンズ面5として非軸放物面を用いている。この非軸放物面は図示のような点Oを原点、点Fのxy座標を(0,f)としたOxy座標系において標準形式y=(1/(4f))x2で表される放物線をy軸の周りに回転してなる図形(回転放物面)の一部である。放物線の焦点距離f(線分OFの長さ)が非軸全反射型レンズ面5の軸上焦点距離(PFL: Parent Focal Length)になり、焦点Fから非軸全反射型レンズ面5の中心Cまでの距離(線分CFの長さ)が非軸全反射型レンズ面5の軸外焦点距離(REFL:Reflected Effective Focal Length)になる。
とはいえ、設計および製造容易性の観点から、非軸全反射型レンズ面を上記回転放物面形状とした形態が最良の形態であるといえるから、以下ではこの形態を例にとって説明する。
このようなレンズユニット10自体は、図11のスクリーンで用いるものと同じであり、屈折型レンズ面4への光の入射角が変化してもフィルム2からほぼ同じトップハット的拡散光強度分布をなして出射する拡散光線束7の主光線方向32が変化しないという光学特性を有する。しかし、図11のスクリーンでは、上下視野角をある程度以上広げようとすると前述のようなオーバーハング31(図10)が生じる難点があった。
図3は本発明の1例を示す断面模式図である。フィルム2の片面に相異なる3つの種類(typeA,B,C)レンズユニット10A、10B、10Cが配列されている。いずれも屈折型レンズ面4A、4B、4Cと、該屈折型レンズ面4A、4B、4Cの各レンズ表面中心付近にそれぞれ焦点を有する非軸全反射型レンズ面5A、5B、5Cを有するものであるが、入射光6の入射角度がほぼ同一の領域において、フィルム2からほぼ同じトップハット的拡散光強度分布をなして出射する拡散光線束の主光線方向32A,32B,32Cが相異する。これにより、各種類のレンズユニットによる上下視野角をオーバーハングの生じない小角度範囲に保ちつつ、3つの種類の全部によるトータルの上下視野角を、各種類の小角度範囲のほぼ3倍に拡大可能である。
なお、図3に示すように、複数の種類のレンズユニットは、個々への入射条件が均等になるように、フィルム面からの最大高さを相同とし、かつ最大高さ部から入射光進路の下流側にかけての界面が、該下流側のレンズユニットへ所定の入射角度(フィルム面法線に対する入射光線の角度)で向かわせようとする入射光線束より低い位置にくるようにすることが好ましい。それには、必要に応じてレンズユニットの頂部に、前記所定の入射角度以下の傾斜角度(フィルム面法線に対する傾斜角度)の傾斜平面(頂部傾斜平面)を形成してもよい。図1、図2のレンズユニット10はかかる頂部傾斜平面30を有する例である。頂部傾斜平面はレンズ面には該当しない。
拡散光線束の主光線方向が相異なる複数の種類のレンズユニットは、レンズユニット全体の回転および平行移動により互いのレンズ面が一致するもの同士(a類とする)で構成することができる。
a類の1例(種類数=2の場合)を図4に示す。図4は、a類のレンズユニットの形成要領の1例を示す説明図であり、(a)は比較例の光学素子に用いるレンズユニット、(b)、(c)は本発明例の光学素子に用いるa類第1型(略してa1型、以下同様の記法を用いる)、a2型のレンズユニットである。比較例用のレンズユニット1は、拡散角度領域が±θとなるように設計されたが、オーバーハング31が生じ、また入射光線束6のオーバーハング部経由部分(斜線部;オーバーハング領域という)は非軸全反射型レンズ面5で全反射条件を満足させることが難しく、そのため拡散光線束7のオーバーハング領域(拡散角度領域=−θ/2±θ/2)部分は実現困難である。
また、a2型のレンズユニット102は、a1型のレンズユニット101全体を、拡散特性上下シフト用回転軸40(図6参照)の周りに−θだけ回転して形成されたものである。この回転方向はオーバーハングの生じない回転方向である。なお、a類では拡散特性上下シフト用回転軸40は必ずしも焦点Fを通らなくてもよい。
a1型からa2型への前記回転に伴い、拡散光線束7も同様に−θだけ回転するので、a2型のレンズユニット102は、拡散角度領域=−θ/2±θ/2を分担しうる。a1型の分担分(拡散角度領域=+θ/2±θ/2)と合わせて、比較例では実現できなかった拡散角度領域=±θが、本発明では実現できる。種類数が3以上の場合でも同様である。
b類ではa類(レンズユニット全体を回転)と違って非軸全反射型レンズ面のみを回転させるから、そのレンズの焦点が屈折型レンズ面のレンズ表面中心付近から外れないように、その回転は焦点周りの回転とすべきである。焦点周りの回転の回転中心軸には、拡散特性を上下方向にシフトさせるために、拡散特性上下シフト用回転軸40(図6参照)を用いるのが好ましい。
また、本発明では、上下視野角の拡大に加え、左右視野角も種類の異なるレンズユニット同士に分担させ、トータルとして広げることができる。というのは、例えば図6に示すような、左右方向とフィルム面法線方向とに直交する軸を拡散特性左右シフト用回転軸50として用い、a類、b類における回転として、拡散特性上下シフト用回転軸40の周りの回転および拡散特性左右シフト用回転軸50の周りの回転(上下左右直交2軸回転という)を採用すると、拡散特性左右シフト用回転軸50の周りの回転により相異させた種類間では、左右方向で相異なる拡散角度領域を分担でき、トータルとして左右視野角を拡大できるからである。
なお、左右視野角のみを拡大したい場合には、a類、b類における回転として、拡散特性左右シフト用回転軸50の周りのみの回転を採用すればよいことはいうまでもない。
また、本発明では、a類の複数の種類とb類の複数の種類を混在させて配列してもよい。
本発明の光学素子でリアプロジェクションスクリーンを構成する場合、例えば50μm×50μmの微小光学系(本発明にいうレンズユニットに相当する)が1mm×1mmの画素エリアに20×10=200個存在する。その場合、図8(b)のような配列形態でも4×4の小配列内ではフィルム面内位置によらずtypeA,B,C,Dが4つずつ均等に存在するから、ランダム性、均一性は問題になるほど悪化することはない。よって、本発明では、迷光の回避を重視して、複数の種類のレンズユニットの混在比率をフィルム面内位置により異なるようにすることが好ましい。
本発明では、前述のように屈折率n≦1.5の同一材料条件下で、拡散光の主光線方向の相異する複数の種類のレンズユニットを配列することで、オーバーハングを回避しつつ光学素子の上下視野角(あるいはさらに左右視野角)を広げることが可能である。
また、上述の屈折率を異ならせるという手段〔本発明項(5)〕によれば、とくに大型のスクリーンにおいてレンズ能力の点で、中央部と角部とで、視野角に影響する拡散特性差が大きすぎる場合に、部分的に、屈折率の異なる材料をレンズユニットや基板に使い、光線の方向を均一化することにより、前記拡散特性差をなくす方向への性能改善が可能となる。
この例ではまず、高精細のリアプロジェクションスクリーンを製造するために100mm角のガラス基板12上にレジスト13(この例ではポジレジスト)を約60μmの厚さでスピンナーにより塗布し、ホットプレート上で乾燥させた(図12(a))。この乾燥後の基板に対して目標とするレンズ形状が得られるように連続的な階調をもつ露光を与え、レジスト13を露光した後、現像を行い、高さ約50μmのマイクロレンズ14のレジスト母型を得た(図12(b))。
得られた金型基板15のレンズ部にあたる凹型部分に紫外線硬化性のある屈折率1.5の透明なアクリル樹脂(紫外線硬化樹脂(PMMA)16)を流し込み、レンズの基板になるベースフィルム(この例ではPETフィルム)2Aで挟み、真空容器に入れ、樹脂中に残存した気泡を除いた。その後、基板側から紫外線ランプ17で紫外線を照射し、アクリル樹脂を硬化させた(図12(d))。
なお、図12の例では、基板として樹脂製のPETフィルムを使用したが、これに限らず、基板としては、光を透過しかつ目的の光学特性が得られる他の樹脂フィルムやガラス板等を用いてもよい。もちろん、レンズ用樹脂により、レンズユニットと基板とを一体成形してもよい。
もっとも、BMは、基板に設定されるBM領域を過不足なく覆うものであることが望ましく、そのためには、BMを、基板に設けた凸部に囲まれた領域、もしくは凹部領域に形成することが好ましい〔本発明項(7)に対応する〕。
さらに、目的によっては反射特性を有する基板も使用することができる。この場合、前記樹脂やガラス板以外に金属や金属(例えばアルミ、銀等)を蒸着した樹脂フィルム、ガラス基板、シリコン、反射層を形成したセラミック等の基板も使用可能である。
前記反射層は、例えば図12のようなレンズシート作成工程の中に反射層形成工程を付加することで形成できるが、そうする代わりに使用時にレンズシートと重ね合わせて圧接、圧着や接着等により一体化してもよい。また、一体化させずとも重ね合わせただけの構造としてもよい。これらの点は反射層のみならず、光吸収層や拡散層についても同様である。これらの層はさらに光源の色成分を補正する光学特性をもつものであってもよい。
また、図12の例では、レンズ素材と異なる基板上にレンズユニットを形成したが、基板を使わずにレンズユニットを硬化させて作るときにレンズと同じ樹脂や異なった樹脂を金型に流し込んで基板部分を作ってもよい。この場合、金型への樹脂充填には複数のノズルにより1枚の金型に複数の樹脂を充填する方法、複数の金型を使用し、それぞれの金型で形成するレンズがお互いにじゃまにならないように凹部を持った金型に1種類の樹脂を充填し、金型同士の位置合わせを正確におこなうことにより、1枚のシート状のマイクロレンズにしたときに目標とした構造のレンズが複数の樹脂によって形成されるという方法でもよい。
もちろん、レンズシートの光学特性の有効利用可能範囲を拡大させるためにシートの一部の範囲(レンズユニット内の一部の形状を持つレンズに選択的、シート全体周辺部などの一部の範囲に、形状と範囲の組み合わせた部分等)のレンズに屈折率、反射率、波長選択等、光学特性の異なる材料を付加し、硬化させて光学特性等の物理特性の向上させても良い。色の異なった樹脂を上記範囲で部分的に使うことも可能である。
また、図12の例ではレンズユニットとして100μm以下の樹脂マイクロレンズを作成したが、光をコントロールできるものであればレンズ材質はガラスや他の材質等であってもよい。さらに、同じ光学特性が得られる構造であれば、レンズユニットのサイズはより大きくしてもよく、例えば数ミリから数十センチまでであってもよい。
さらに、このレンズシートに対し、図13に例示し記述したBM形成工程の例に準じた工程によって基板の反レンズユニット側の主面にストライプ状のBMを形成し、このBM付きレンズシートにこれのレンズユニット側から画像を投影し、この画像をBM側の面から目視観察した結果、BM無しのレンズシートに比べ、コントラストに優れる画像を視認することができた。
2A ベースフィルム
3 拡散フィルム
4 屈折型レンズ面
5 非軸全反射型レンズ面
6 入射光(入射光線束)
7 拡散光(拡散光線束)
8 レンズ表面中心付近
10 レンズユニット
11 フィルム媒体
12 ガラス基板
13 レジスト
14 マイクロレンズ
15 金型基板(メッキ金型)
16 紫外線硬化樹脂(PMMA)
17 ベースフィルム(PETなど)
18 BM用堰
19 BM用インク
20 スクリーン
21 入力側レンズ面
22 非軸放物面ミラーの反射面
23 BM
24 反射防止膜
25 レンズシート
26 レンズシートのタイル状接合体
27 反射層
27A 反射面
30 頂部傾斜平面
31 逆テーパ(オーバーハング)
32 主光線方向
40 拡散特性上下シフト用回転軸
50 拡散特性左右シフト用回転軸
Claims (10)
- 基板の主面にレンズユニットの配列を有する光学素子であって、
前記レンズユニットは、外部からの入射光を屈折させる屈折型レンズ面と、前記屈折された入射光を全反射させる非軸全反射型レンズ面とを有し、
前記非軸全反射型レンズ面は、前記屈折型レンズ面のレンズ表面中心付近に焦点を有する非軸全反射型レンズのレンズ面であり、
前記レンズユニットの配列は、前記入射光の入射角度がほぼ同一の領域において前記非軸全反射型レンズ面で全反射して拡散する拡散光線束の主光線方向が相異なる複数の種類のレンズユニットが混在する配列であることを特徴とする光学素子。 - 前記複数の種類のレンズユニットは、下記a類からなることを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
記
(a類)レンズユニット全体の回転および平行移動により互いのレンズ面が一致するもの同士。 - 前記複数の種類のレンズユニットは、下記b類、または、下記a類およびb類からなることを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
記
(a類)レンズユニット全体の回転および平行移動により互いのレンズ面が一致するもの同士。
(b類)非軸全反射型レンズ面の焦点周りの回転および軸上焦点距離(PFL:Parent Focal Length)の変更およびレンズユニット全体の平行移動により互いのレンズ面が一致するもの同士。 - 前記複数の種類のレンズユニットを混在させる比率が前記基板の主面内位置によって異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学素子。
- 前記配列中のレンズユニットの少なくともいずれか1つが他と異なる屈折率を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学素子。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載された光学素子にブラックマスクを付加してなることを特徴とする光学素子。
- 前記ブラックマスクは、凸部に囲まれた領域、もしくは凹部領域に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の光学素子。
- 請求項1〜7のいずれか一項において、さらに前記基板の前記レンズユニットを配列した主面とは反対側の主面に、光吸収層、反射層、拡散層のうち少なくとも一つが付設されてなることを特徴とする光学素子。
- 基板の主面にレンズユニットの配列を有する光学素子であって、
前記レンズユニットは、外部からの入射光を屈折させる屈折型レンズ面と、前記屈折された入射光を全反射させる非軸全反射型レンズ面とを有し、
前記非軸全反射型レンズ面は、前記屈折型レンズ面のレンズ表面中心付近に焦点を有する非軸全反射型レンズのレンズ面であり、
前記レンズユニットの配列は、前記非軸全反射型レンズ面で全反射して拡散する拡散光線束の主光線方向が相異なる複数の種類のレンズユニットが混在する配列であり、
前記複数の種類のレンズユニットを混在させる比率が前記基板の主面内位置によって異なること、および/または、前記配列中のレンズユニットの少なくともいずれか1つが他と異なる屈折率を有することを特徴とする光学素子。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載された光学素子を2次元に配列してなることを特徴とする光学素子。
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