JP5226358B2 - 油性メイクアップ化粧料 - Google Patents
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Description
具体的には、吸水性物質を含む場合には、保存中は、できるだけ水分との接触を避ける必要があった。特に、化粧料中に含まれる有機色素は、水や有機溶剤により色素が溶出するというブリーディングを起こし、保存中に化粧料が変色することがあったため、吸水性物質が存在する場合は特に留意する必要があった。
また、粉体の分散性を向上させる技術としては、粉体を特定のフッ素処理をする技術(例えば特許文献3)が検討されていた。
これは、肌や口唇に塗布後、経時で化粧膜が吸水し、その結果、化粧膜が増粘し、肌や口唇への付着力が向上することにより二次付着防止効果が得られるというメカニズムは、従来の二次付着防止剤のメカニズムと同様であるが、特定のエステル化合物によりトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランで表面処理した粉体の分散性を向上させ、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランで表面処理した粉体が、経時で吸水する水分より有機色素を保護することによりブリーディングを防止し、製造直後と同様に二次付着防止効果に優れた油性メイクアップ化粧料を得ることができた。
(a)下記一般式(1)に示すダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物
R3OCO−R1−(−COO−R2−OCO−R1−)n−COOR3 ・・・(1)
(式中、R1はダイマー酸残基を、R2はダイマージオール残基を、R3はイソステアリルアルコール残基を示し、nは4〜6の数を示す。)
(b)長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、寒天から選ばれる1種または2種以上の二次付着防止剤
(c)トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランで表面処理した粉体
を配合する油性メイクアップ化粧料を提供するものである。
本発明に用いられる成分(a)のダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物(以下、単に「エステル化合物」と表す場合がある)は、下記一般式(1)で表すことができる。
R3OCO−R1−(−COO−R2−OCO−R1−)n−COOR3 ・・・(1)
(式中、R1はダイマー酸残基を、R2はダイマージオール残基を、R3はイソステアリルアルコール残基を示し、nは4〜6の数を示す。)
出発物質である、ダイマー酸は、不飽和脂肪酸の分子間重合反応によって得られるが、炭素数が11〜22の不飽和脂肪酸を2量化して得られ、炭素数36程度の二塩基酸が主成分である。CAS番号で、61788−89−4が該当する。また、ダイマー化反応において、二重結合を水素化した、水素添加ダイマー酸が好ましい。市販品としては、例えばPRIPOL1006、同1009、同1015、同1025等(ユニケマ社製)が挙げられる。
ダイマージオールは、前記ダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルを触媒存在下で水素添加して、ダイマー酸のカルボン酸部分をアルコールとした炭素数36程度のジオールを主成分としたものである。市販品としては、例えばPRIPOL2033等(ユニケマ社製)が挙げられる。
イソステアリルアルコールは、ダイマー酸の副産物から得られた脂肪酸を還元して得られるものや、ガーベット法により得られるもの、アルドール縮合法により得られるもの等が挙げられるが、特に限定されずいずれのものを使用することもできる。市販品としては、例えばSpeziol C18 ISOC(コグニス社製)等が挙げられる。
成分(a)の製造において、中間体としてオリゴマーエステルを得る場合、中間体であるダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルは、それぞれの仕込み比を変えることにより、得られるエステルの平均エステル化度や平均分子量を調整することができる。その仕込み比の範囲は、ダイマー酸1モル当量に対してダイマージオールを0.4〜0.9モル当量であることが好ましい。更に、イソステアリルアルコールでエステル化する場合、残存するカルボキシル基に対し0.8〜1.5モルであることが好ましい。
本発明において、二次付着防止剤とは、吸水性を有する化合物で、特に化粧膜を形成後、経時で化粧膜が吸水し、その結果、化粧膜が増粘することにより、塗布部位への付着力が向上し二次付着防止の作用が生じるものである。
これらの市販品として、例えば長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしてABIL EM90(Evonic Goldschmidt社製)、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしてKF―6015、KF−6017、KF−6028(信越化学工業社製)、カルボキシビニルポリマーとしてカーボポール940(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしてペミュレンTR−1、TR−2(NOVEON社製)、カーボポール1342(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)等が挙げられる。また、寒天は通常公知の寒天を用いることができ、特開平5−317008号公報に開示されている酸処理等を施して分子を切断させた、低強度寒天等が挙げられる。
これら成分は、何れも必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
F3C−(CF2)5−(CH2)2−Si−(OCH2CH3)3 ・・・(2)
また、INCI名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient labeling names)で表すと、パーフルオロオクチルトリエトキシシランが挙げられる。
これらを1種又は2種以上を用いることができる。また、これら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても良い。
例えば、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランをミキサー内で添加あるいは滴加することにより粉体と混合した後、熱処理を行い必要に応じて開砕することにより目的とする表面処理粉体を得ることができる。あるいは、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランをアセトン、トルエン等の有機溶媒に加熱溶解もしくは分散し、その中に粉体を加えて混合した後に有機溶媒を除去し、乾燥後解砕することにより目的とする表面処理粉体を得ることができる。
また、本発明の効果を損なわない範囲でトリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン以外のフッ素化合物やシリコーン系油剤、炭化水素等、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、金属石ケン、界面活性剤などの他のコーティング剤で前処理または同時に処理しても良い。
更に、水性成分はモイスチャー効果を付与する目的で用いることができ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
また更に、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、1,3−ブチレングリコール、フェノキシエタノール等がそれぞれ挙げられる。
本発明において油性メイクアップ化粧料とは、液状、半固形状又は固形状の油剤や油溶性化合物である油性成分を連続相とする実質的に水を含まない化粧料のことをいう。
「ダイマー酸ダイマージオールオリゴマーエステルイソステアリルアルコールエステル化合物」
水素添加ダイマー酸(PRIPOL1006:ユニケマ社製)200g(0.348モル)及びダイマージオール(PRIPOL2033:ユニケマ社製)132g(0.243モル)を反応器に仕込み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する水を留去しながら5時間エステル化反応を行い、中間体であるダイマー酸ダイマージオールオリゴマーエステル(ダイマー酸:ダイマージオール=1:0.7)323gを得た。さらに、当該オリゴマーエステル307gとイソステアリルアルコール(Speziol C18 ISOC:コグニス社製)59g(0.217モル)を反応器に仕込み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する水を留去しながら10時間エステル化反応を行い、目的のエステル化合物351gを得た。得られたエステル化合物は、色相ガードナー2、酸価5.2、ケン化価111、粘度15,000mPa・s、屈折率1.48であった。
表1及び表2に示す処方及び下記に示す製造方法により、スティック状口紅を製造した。得られた各スティック状口紅について、下記に示す評価方法で、目視にて外観を評価し、官能評価により、ツヤ感の持続性、二次付着防止効果、保湿効果としてうるおい感を評価した。その結果を表1及び表2にあわせて示す。
*2:合成例1のエステル化合物
*3:ポリブテン100R(出光興産社製)
*4:ペミュレン TR−2(NOVEON社製)
*5:KF−6028(信越化学工業社製)
*6:AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
*7:トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン3%処理
*8:ジメチコン3%処理
*9:パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩5%処理
(製造方法)
A:成分1〜11を110〜120℃にて加熱溶解後、成分12〜22を加えて、均一混合する。
B:Aに成分23〜26を加えて均一に混合する。
C:Bに成分27を加えて加熱し、脱泡後、金型に流し込み充填し、冷却して成型する。
(イ)の外観については、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価1にて7段階に評価し評点を付け、試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。試料は、保存温度40℃、湿度75%の条件で2週間保存したサンプルと室温にてデシケーター中に保存したサンプルを対象として、その差を評価したが、それぞれの差は全く差がないもの(6点)から、顕著な差がみられるもの(0点)まで、7段階にわけて、それぞれどのレベルかを評点とした。
(ロ)のツヤ感の持続性、(ハ)の二次付着防止効果(ニ)の保湿効果について、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価2にて7段階に評価し評点を付け、試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。試料は、保存温度40℃、湿度75%の条件で2週間保存したサンプルに対して評価した。
尚、(ロ)のツヤ感の持続性と(ニ)の保湿効果については、各試料を唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、3時間後のツヤ感及び保湿効果(うるおい感が得られたかどうか)について評価した。
また、(ハ)の二次付着防止効果については、各試料を唇に塗布し、一時間後ティッシュペーパーを唇にあて、ティッシュペーパーへの転写のなさの程度を評価した。
尚、表1及び表2には判定結果とともに、平均値を記載した。
(イ)外観
(ロ)ツヤ感の持続性
(ハ)二次付着防止効果
(ニ)保湿効果
(絶対評価1)(イ)、(ロ)
(評点):(評価)
6:全く差がない
5:わずかに差があるが殆どわからない
4:多少差があるが並べて比べないとわからない
3:差があるが、並べて比べよく見るとわかる
2:差があり、並べて比べるとよくわかる
1:差があり、比べなくてもわかる
0:顕著な差がある
(絶対評価2)(ハ)、(ニ)、(ホ)
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定):(評点の平均点)
◎ :5.5点を超える :非常に良好
○ :3.5点を超える5.5点以下:良好
△ :1.5点を超える3.5点以下:やや不良
× :1.5点以下 :不良
これに対して成分(a)が配合されていない比較例1では、化粧膜に厚みをだすことができず、特にツヤ感の持続性、うるおい感の点で良いものが得られなかった。
成分(a)の替わりに、ツヤの向上が期待できるポリブテンを配合した比較例2では、
ポリブテンの粘度が高いため、水分吸収による粘度の変化が得られず、また、抱水性を十分に得ることができないため、特に、二次付着防止効果、うるおい感の点で良いものが得られなかった。
成分(c)の替わりに未処理のセリサイトを配合した比較例3では、分散が十分でなく、また、粉体に撥水効果がないため、ブリーディングがおきてしまい、特に経時での外観の点で良いものが得られなかった。
また、成分(c)の替わりにジメチコン処理を行なったセリサイトを配合した比較例4では、粉体の分散が十分でなく、均一な化粧膜が持続できず、特に経時での外観、ツヤ感の持続、二次付着防止効果の点で、良いものが得られなかった。
更にパーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理セリサイトを配合した比較例5では、特に経時での外観、ツヤ感の持続、二次付着防止効果、うるおい感の点で良いものが得られなかった。
また、パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理セリサイトとパーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理赤色202号とセリサイトとパーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理黄色4号を組み合わせて配合した比較例6では、各粉体の分散が良好でないため、均一性がなく、鮮やかさが低下してしまい、外観、ツヤ感の持続の点で良いものが得られなかった。
(成分) (%)
1.セレシンワックス 6
2.ポリエチレンワックス *10 2
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
4.ポリイソブチレン 10
5.流動パラフィン 15
6.エステル化合物 *2 10
7.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン *11 5
8.煙霧状シリカ *12 3
9.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
処理雲母チタン *13 5
10.赤色202号 0.1
11.黄色4号 1.5
12.酸化チタン 2
13.黒酸化鉄 0.2
14.赤色104号アルミニウムレーキ 1.5
15.ビタミンE 0.5
16.香料 適量
*10:Performaren 655(ニューフェーズテクノロジー社製)
*11:KF−6015(信越化学工業社製)
*12:AEROSIL 300(日本アエロジル社製)
*13:トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理
(製造方法)
A:成分1〜7を100℃にて均一溶解する。
B:Aに成分8〜16を加え均一に分散する。
C:Bを100℃に加熱溶融し、金皿に流し込み、冷却固化して固形状口紅を得た。
実施例8は、二次付着防止効果があり、化粧膜のツヤ感の持続性と保湿効果(うるおい感)が得られる油性メイクアップ化粧料で、しかも保存中に変色が起きず、化粧効果である化粧膜の発色やツヤ感、保湿効果、二次付着防止効果に優れた固形状口紅であった。
(成分) (%)
1.デキストリン脂肪酸エステル *14 6
2.エステル化合物 *2 30
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
4.ポリイソブチレン 10
5.流動パラフィン 10
6.重質流動イソパラフィン 15
7.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサン *15 10
8.煙霧状シリカ *16 3
9.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
処理雲母チタン *13 5
10.赤色202号 0.1
11.黄色4号 0.6
12.酸化チタン 0.5
13.黒酸化鉄 0.1
14.赤色104号アルミニウムレーキ 0.5
15.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 1
16.ビタミンE 0.5
17.香料 適量
*14:レオパールKL(千葉製粉社製)
*15:ABIL EM90(Evonic Goldschmidt社製)
*16:AEROSIL 380S(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分1〜7を90℃にて均一溶解する。
B:Aに成分8〜17を加え均一に分散する。
C:容器に充填して油性ゲル状口紅を得た。
実施例9は、二次付着防止効果があり、化粧膜のツヤ感の持続性と保湿効果(うるおい感)が得られる油性メイクアップ化粧料で、しかも保存中に変色が起きず、化粧効果である化粧膜の発色やツヤ感、保湿効果、二次付着防止効果に優れた油性ゲル状口紅であった。
(成分) (%)
1.エチレンプロピレンコポリマー *1 7
2.セレシン 7
3.ミツロウ 5
4.ワセリン 10
5.エステル化合物 *2 20
6.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン *5 5
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル 残量
8.2−エチルヘキサン酸セチル 20
9.酢酸トコフェロール 0.5
10.N−ラウロイル−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル
/フィトステリル/ベヘニル) *17 10
11トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
処理雲母 *18 5
12.ビタミンE 0.5
13.香料 適量
*17:エルデュウ PS−304(味の素社製)
*18:トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン3%処理
(製造方法)
A:成分1〜10を110〜120℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分11〜13を加えて均一に混合する。
C:Bを脱泡後、110℃にて加熱溶融して型に流し込み充填し、冷却して成型する。
実施例10は、二次付着防止効果があり、化粧膜のツヤ感の持続性と保湿効果(うるおい感)が得られる油性メイクアップ化粧料で、しかも保存中に変色が起きず、化粧効果である化粧膜の発色やツヤ感、保湿効果、二次付着防止効果に優れたスティック状リップクリームであった。
(成分) (%)
1.キャンデリラワックス 5
2.マイクロクリスタリンワックス 10
3.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン *5 2
4.ポリエチレンワックス *19 0.5
5.トリイソステアリン酸ポリグリセリル 10
6.エステル化合物 *2 5
7.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセライド 残量
8.煙霧状シリカ *6 0.1
9.微粒子酸化チタン 1
10.微粒子酸化亜鉛 1
11.酸化チタン 8
12.硫酸バリウム 2
13.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
処理セリサイト * 15
14.ベンガラ 1
15.黄酸化鉄 2
16.黒酸化鉄 0.5
17.カルボキシビニルポリマー *20 0.1
18.1,3−ブチレングリコール 0.5
19.アロエエキス 適量
20.香料 適量
*19:Performalene 500(ニューフェーズテクノロジー社製)
*20:カーボポール940(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)
(製造方法)
A:1〜7を100℃にて均一溶解する。
B:Aに8〜20を加え均一に分散する。
C:Bを100℃に加熱溶融し、金皿に流し込み、冷却固化して油性ファンデーションを得た。
実施例11は、二次付着防止効果があり、化粧膜のツヤ感の持続性と保湿効果(うるおい感)が得られる油性メイクアップ化粧料で、しかも保存中に変色が起きず、化粧効果である化粧膜の発色やツヤ感、保湿効果、二次付着防止効果に優れた油性ファンデーションであった。
(成分) (%)
1.マイクロクリスタリンワックス 5
2.セレシンワックス 10
3.トリイソステアリン酸ポリグリセリル 4
4.α−オレフィンオリゴマー *21 2
5.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサン *13 10
6.エステル化合物 *2 10
7.スクワラン 残量
8.ジカプリン酸プロピレングリコール 15
9.ステアリル変性アクリレートシリコーン *22 15
10.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
11.モノオレイン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 0.8
12.寒天 *23 0.1
13.球状ナイロン粉末 5
14.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
処理タルク *24 10
15.赤色202号 0.5
16.青色404号 1
17.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
処理酸化チタン *7 2
18.煙霧状シリカ *16 1
19.コラーゲン水溶液 適量
20.香料 適量
*21:ノムコートHPD−C(日清オイリオ社製)
*22:KP−561(信越化学工業社製)
*23:伊那寒天 UP−37CS(伊那食品工業社製)
*24:トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン5%処理
(製造方法)
A:成分1〜11を100℃にて均一溶解する。
B:Aに成分12〜20を加え、均一に混合分散する。
C:Bを金皿に流し込み、冷却固化して油性アイカラーを得た。
実施例12は二次付着防止効果があり、化粧膜のツヤ感の持続性と保湿効果(うるおい感)が得られる油性メイクアップ化粧料で、しかも保存中に変色が起きず、化粧効果である化粧膜の発色やツヤ感、保湿効果、二次付着防止効果に優れた油性アイカラーであった。
Claims (2)
- 次の成分(a)〜(c);
(a)下記一般式(1)に示すダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物
R3OCO−R1−(−COO−R2−OCO−R1−)n−COOR3・・・(1)
〔式中、R1はダイマー酸残基を、R2はダイマージオール残基を、R3はイソステアリルアルコール残基を示し、nは4〜6の数を示す。〕
(b)長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、寒天から選ばれる1種または2種以上の二次付着防止剤
(c)トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランで表面処理した粉体
を配合し、前記成分(a)の配合量が1〜40質量%であり、前記成分(b)の配合量が0.1〜15質量%であり、前記成分(c)の配合量が0.1〜30質量%であることを特徴とする油性メイクアップ化粧料。 - 前記の油性メイクアップ化粧料が口唇用化粧料であることを特徴とする請求項1記載の油性メイクアップ化粧料。
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