JP5215274B2 - Toothed belt - Google Patents
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Description
本発明は、高負荷環境下、特に自動車の内燃機関等で使用されるベルトであって、ベルトの内部に中間帆布が埋設された歯付きベルトに関する。 The present invention relates to a toothed belt that is used in a high load environment, particularly in an internal combustion engine of an automobile, and in which an intermediate canvas is embedded.
自動車等の内燃機関において、クランクシャフトからカムシャフトに動力を伝達するために、歯付きベルトが広く使用されている。内燃機関で使用される歯付きベルトには一般的に高い負荷が作用されるので、歯付きベルトの寿命が比較的短くなる傾向にある。特に、高回転数で運転される場合、ベルトの有効張力が高くなり、ベルトに対する負荷がより高くなるので、歯付きベルトの寿命が著しく低下することがある。 In an internal combustion engine such as an automobile, a toothed belt is widely used to transmit power from a crankshaft to a camshaft. Since a high load is generally applied to a toothed belt used in an internal combustion engine, the life of the toothed belt tends to be relatively short. In particular, when operating at a high rotational speed, the effective tension of the belt increases and the load on the belt becomes higher, so the life of the toothed belt may be significantly reduced.
従来、歯付きベルトにおいて、特許文献1に開示されるように、歯表面と抗張心線との間に、中間帆布が配置されることが知られている。このような歯付きベルトでは、中間帆布により、歯底部における耐摩耗性が向上するとともに、歯元部が高剛性となるため歯元部における亀裂の発生が防止される。 Conventionally, in a toothed belt, as disclosed in Patent Document 1, it is known that an intermediate canvas is disposed between a tooth surface and a tensile cord. In such a toothed belt, the intermediate canvas improves the wear resistance at the root portion, and the tooth root portion has high rigidity, so that the occurrence of cracks at the tooth root portion is prevented.
しかし、特許文献1の歯付きベルトは、ベルト歯の剛性が高いため、高負荷・高回転数下で運転させた場合、有効張力が高くなり、その寿命を十分に向上させることはできない。また、歯付きベルトにおいて、有効張力を下げるために、歯ゴムを柔らかくすることが考えられるが、歯ゴムを柔らかくするとベルト歯自体の剛性が低下するので、十分にベルト寿命を延ばすことはできない。 However, since the toothed belt of Patent Document 1 has high belt tooth rigidity, when it is operated under a high load and a high rotational speed, the effective tension becomes high, and its life cannot be sufficiently improved. In a toothed belt, it is conceivable to soften the tooth rubber in order to lower the effective tension. However, if the tooth rubber is softened, the rigidity of the belt tooth itself is lowered, so that the belt life cannot be sufficiently extended.
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ベルト歯を柔らかくすること無く、ベルトの有効張力を低下させ、高負荷・高回転下で使用されるベルトの耐久性能を向上させることができる歯付きベルトを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and reduces the effective tension of the belt without softening the belt teeth and improves the durability of the belt used under high load and high rotation. It is an object to provide a toothed belt that can be used.
本発明に係る歯付きベルトは、一方の面に長手方向に沿って歯部と歯底部が交互に設けられ、エラストマーから形成されるベルト本体と、ベルト本体の内部に埋設され、ベルト長手方向に延びる心線要素と、ベルト本体の内部であって、心線要素よりベルト本体の他方の面側に埋設される中間帆布とを備え、中間帆布のベルト幅方向における弾性率が、100GPa以上であることを特徴とする。 In the toothed belt according to the present invention, tooth portions and tooth bottom portions are alternately provided along the longitudinal direction on one surface, a belt main body formed of an elastomer, and embedded in the belt main body, in the belt longitudinal direction. An extending core wire element; and an intermediate canvas embedded in the belt body on the other surface side of the belt body from the core wire element, and the elastic modulus in the belt width direction of the intermediate canvas is 100 GPa or more. It is characterized by that.
中間帆布は、ベルト幅方向に延びる糸とベルト長手方向に延びる糸によって織られた織布であることが好ましく、ベルト幅方向に延びる糸は、例えば、アラミド繊維、PBO繊維、及びカーボン繊維のうち少なくとも1つを含む。また、ベルト長手方向に延びる糸は好ましくは伸縮糸であって、その伸縮糸は例えば捲縮ナイロン糸である。 The intermediate canvas is preferably a woven fabric woven by yarns extending in the belt width direction and yarns extending in the belt longitudinal direction. Examples of the yarn extending in the belt width direction include aramid fibers, PBO fibers, and carbon fibers. Including at least one. The yarn extending in the longitudinal direction of the belt is preferably an elastic yarn, and the elastic yarn is, for example, a crimped nylon yarn.
中間帆布は、前記心線要素に略平行に配置されることが好ましい。ベルト本体の歯部は例えば、歯部内部を構成する芯ゴム層と、歯部外周に沿って配置されると共に、芯ゴム層の上記一方の面側に積層される歯ゴム層とによって形成される。そして、芯ゴム層のモジュラスは、歯ゴム層のモジュラスよりも高いことが好ましい。例えば、歯付きベルトは内燃機関で使用される。 The intermediate canvas is preferably disposed substantially parallel to the core element. The tooth portion of the belt main body is formed by, for example, a core rubber layer constituting the inside of the tooth portion and a tooth rubber layer disposed along the outer periphery of the tooth portion and laminated on the one surface side of the core rubber layer. The The modulus of the core rubber layer is preferably higher than that of the tooth rubber layer. For example, toothed belts are used in internal combustion engines.
本発明においては、歯付きベルトの背面側に中間帆布を埋設することにより、ベルトの歯部の剛性を低下させること無くベルトの有効張力を低下させ、ベルトの耐久性能を向上させることができる。 In the present invention, by embedding the intermediate canvas on the back side of the toothed belt, the effective tension of the belt can be reduced without reducing the rigidity of the tooth portion of the belt, and the durability performance of the belt can be improved.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態における歯付きベルトを示す。歯付きベルト10は、例えば、自動車の内燃機関等で使用される無端状ベルトであって、例えば、クランクシャフトからカムシャフトに動力を伝達するために使用される動力伝達ベルトである。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a toothed belt according to an embodiment of the present invention. The
歯付きベルト10は、エラストマーから形成されるベルト本体11と、ベルト本体11に埋設され、ベルトの長手方向に沿って延びる心線要素18を備える。心線要素18は、例えば一対の心線が歯付きベルト10の長手方向に沿って螺旋状に巻回されることにより幅方向に複数本並べられたものであり、ベルト10の抗張部材となる。ベルト本体11の一方の面(歯面)11Aには、長手方向に沿って歯部15と歯底部16が交互に設けられている。ベルト本体11の一方の面11A、すなわち歯部15と歯底部16の外周には、歯布17が被覆されている。
The
ベルト本体11は、ベルト本体11の歯面11A側に設けられた歯ゴム層12と、ベルト本体11の他方の面(背面)11B側に設けられた背ゴム層13と、これら歯ゴム層12と背ゴム層13の間に設けられる芯ゴム層14とが一体となって形成される。心線要素18は、背ゴム層13と芯ゴム層14との境界面に配置されており、背ゴム層13と芯ゴム層14との境界面は、ベルト10のピッチ面に略一致する。すなわち本実施形態では、心線要素18より背面側のベルト本体11は背ゴム層13によって形成されると共に、心線要素18より歯面側のベルト本体11は、芯ゴム層14に歯ゴム層12が積層されて形成される。
The
芯ゴム層14と歯ゴム層12との境界面は、歯面11Aの形状に応じた形状を呈しており、歯部15のベルト長手方向における中央で最もピッチ面(心線要素18)から遠ざかるとともに、歯底部16に近づくに従ってピッチ面(心線要素18)に近づく。すなわち、芯ゴム層14は、歯部15内部において歯部15の形状に合わせて上側に膨らんでおり、歯部15内部の中心部分を構成する。また、歯部15における歯ゴム層12は、芯ゴム層14の歯面11A側を取り巻くように積層され、歯面11Aに沿って配置される。一方、歯底部16や歯底部16近傍では、芯ゴム層14と歯ゴム層12はともに、相体的に薄い層となっている。
The boundary surface between the
歯ゴム層12、背ゴム層13、及び芯ゴム層14は、ゴム組成物が加硫して形成されたものである。ゴム層12〜14のゴム成分としては、HNBR(水素添加ニトリルゴム)、フッ素ゴム、NBR(ニトリルゴム)、これらの混合物、またはこれら1以上のゴムに他の種類のゴムが混合されたもの等が使用されるが、これらゴム成分の中でも、HNBRが好適に使用される。またゴム層12〜14のゴム成分としては、互いに同種のゴムが使用されることが好ましい。
The
各ゴム層12〜14のゴム組成物には、ゴム成分に加えて、加硫剤、老化防止剤、加硫助剤、カーボンブラック等の各種添加剤が含まれている。また、ゴム層12〜14のゴム組成物には、これらの強度を向上させるために、(メタ)アクリル酸亜鉛等のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩が含まれていることが好ましい。
The rubber composition of each of the
芯ゴム層14は、多数の短繊維20が略均等に混入されており、短繊維20が混入されない歯ゴム層12及び背ゴム層13に比べてモジュラスが高くなる。短繊維20としてはモジュラスの比較的高いアラミド短繊維が好適に使用される。本実施形態では、芯ゴム層14のモジュラスを歯ゴム層12より高めることにより、歯部15全体の剛性が低下することを抑制しつつ、歯表面部分を柔らかくすることができる。したがって、歯部表面や歯底部におけるクラックや、ベルト運転時の異音発生等を抑制しつつ、歯部15の耐久性能を向上させることができる。
The
なお、ゴム層のモジュラスとは、そのゴム層と同一のゴム組成物を加硫して得られた試験片を、JIS K6251に従って測定した20%伸びた時の応力をいう。なお、ゴム層に短繊維が混入している場合、試験片では短繊維を一方向に配向させ、その配向方向に試験片を引っ張ったときに測定されたモジュラスをいう。また、試験片はJIS K6251のダンベル状5号形を用いて採取した加硫ゴムである。 The modulus of the rubber layer refers to the stress when a test piece obtained by vulcanizing the same rubber composition as the rubber layer is stretched by 20% as measured according to JIS K6251. In addition, when the short fiber is mixed in the rubber layer, the modulus measured when the short fiber is oriented in one direction in the test piece and the test piece is pulled in the orientation direction. The test piece was vulcanized rubber collected using JIS K6251 dumbbell No. 5 type.
芯ゴム層14において、短繊維20は規則的に分布させられる。具体的には短繊維20は、歯部15の中央領域では、ほぼベルトの厚さ方向に配向されると共に、その中央領域から歯面に近づくにつれて、歯面に沿うように厚さ方向に対して傾いて配向され、歯部15の頂部近傍や歯底部16近傍ではほぼベルトの長手方向に沿って配向される。
In the
背ゴム層13には、心線要素18から離間した位置で、ピッチ面(心線要素18)と略平行に配置された中間帆布21が埋設される。中間帆布21は、ベルトの長手方向及び幅方向に沿って面状に広がり、ベルトの長手方向及び幅方向の全体にわたって設けられるものである。中間帆布21は、ベルト幅方向に剛性が高く、ベルト長手方向に伸縮性のある帆布である。中間帆布21としては、ベルト幅方向における弾性率が100GPa以上の帆布が使用されるが、好ましくは当該弾性率が180〜240GPaである帆布が使用される。なお、弾性率は、JIS L1095 9.13の初期引張抵抗度に基づいて測定されたものである。
An
中間帆布21は、ベルト幅方向に延びるたて糸22と、ベルト長手方向に延びるよこ糸23によって織られた織布であって、例えば綾織、平織等で織られたものである。中間帆布21のたて糸22としては、高剛性の非伸縮糸が使用され、例えばアラミド繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、カーボン繊維、またはこれらの混合繊維等から構成される糸が使用される。また、よこ糸23としては、伸縮糸が使用され、例えばウーリーナイロン等の捲縮ナイロン糸が使用される。
The
本実施形態では、背ゴム層13にベルト幅方向に剛性の高い中間帆布21が埋設されることにより、歯付きベルト10の捻り剛性が向上する。これにより、ベルト運転時の歯の幅方向における応力集中を低減し、ベルトの耐久性能を向上することができる。さらに、歯部15に使用されるゴムの粘弾性(tanδ)を上げるなどの方法によって剛性を低下させることなく、ベルト運転時の有効張力を低減させることも可能となる。有効張力が低減すると、ベルトに作用される負荷が抑制され、ベルトの耐久性を向上させることができる。また、中間帆布21のベルト長手方向に延びる糸として伸縮糸が使用されることにより、後述する製造工程で中間帆布21が歯付きモールドに容易に取り付けられ、ベルトの成型性を良好なものとすることができる。
In the present embodiment, the torsional rigidity of the
本実施形態では、歯ゴム層12のゴム組成物には好ましくは、高密度ポリエチレンが配合される。ゴム組成物に添加される高密度ポリエチレンとしては、例えば、粒子状、繊維状のものが使用され、その表面にOH基及び/またはCOOH基が付加されて表面処理されていても良い。本明細書においては、高密度ポリエチレンとは、比重0.92以上のものをいい、その比重は好ましくは0.92〜0.96である。また、ゴム組成物に添加される高密度ポリエチレンの荷重たわみ温度(ASTM−D648による)は、例えば100〜130℃程度、粘度法による平均分子量は、300,000〜400,000程度である。なお、高密度ポリエチレンは、他の分子に架橋可能な部分を有していない。
In the present embodiment, the rubber composition of the
歯ゴム層12に上記高密度ポリエチレンが含まれることにより、動的粘弾性測定法により測定された歯ゴム層12の100〜120℃におけるtanδが、0.100〜0.120の範囲内となることが好ましい。なお、tanδとは、弾性に相当する貯蔵弾性率(E’)と粘性に相当する損失弾性率(E”)の比である損失正接(=E”/E’)をいう。歯ゴム層12のtanδが高温環境下で上記範囲となることにより、高温環境下でベルトの噛み合い面(歯面11A)に作用される負荷エネルギーを吸収しやすくなるので、ベルト10を高温環境下で使用しても、噛み合い時等に生じる異音の発生が防止される。また、歯ゴム層12に高密度ポリエチレンを含有させることにより、tanδを上記範囲内としつつ歯ゴム層12と歯布17との接着性を高めることができるので、ベルトの耐久性を高めることができる。また、上記性質の高密度ポリエチレンは、後述する方法でゴム組成物に良好に混合・相溶されることが可能である。
When the high-density polyethylene is included in the
なお、tanδは、歯ゴム層と同一のゴム組成物を、温度120℃で20分間加硫して得られたサンプルから作製された厚み1.9〜2.7mm、幅6mm、長さ5mmの試料を用いて測定していたものをいう。また、測定装置としては、島津製作所社製の粘弾性スペクトロメータ(商品名.粘弾性試験機 トライトン製トライテック2000)を用い、振幅±2.5%、周波数1Hzの測定条件で測定するものとする。 Tan δ is a thickness of 1.9 to 2.7 mm, a width of 6 mm, and a length of 5 mm made from a sample obtained by vulcanizing the same rubber composition as the tooth rubber layer at a temperature of 120 ° C. for 20 minutes. This is what was measured using a sample. In addition, as a measuring device, a viscoelasticity spectrometer manufactured by Shimadzu Corporation (trade name: viscoelasticity testing machine, Triton 2000 made by Triton) is used for measurement under the measurement conditions of amplitude ± 2.5% and frequency 1 Hz. To do.
高密度ポリエチレンは、歯ゴム層12のゴム組成物において、マトリックスゴム100重量部に対して10重量部以下、好ましくは3〜10重量部、特に好ましくは5〜10重量配合される。高密度ポリエチレンを3重量部未満しか配合しないと、耐久性能や音性能の向上が限定的であるとともに、10重量部より多く配合すると、耐久性能や音性能が実質的に向上しなくなる。また、5〜10重量部配合した場合、耐久性能を特に効果的に向上させることができる。なお、“マトリックスゴム100重量部”とは、ゴム組成物にα,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩が配合されている場合には、ゴムとα,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩との合計が100重量部であることを示し、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩が配合されていない場合には、ゴム単独で100重量部であることを示す。
In the rubber composition of the
背ゴム層13及び芯ゴム層14には、高密度ポリエチレンが実質的に配合されていないことが好ましい。背ゴム層13及び芯ゴム層14は、プーリとの噛合面(歯面11A)から離れており、ベルトの噛み合い面に作用される負荷エネルギーを吸収する必要は無く、また、芯ゴム層14に高密度ポリエチレンを配合すると、歯部の耐久性能を向上させることが難しくなるからである。
The
歯ゴム層12のゴム組成物(すなわち、歯ゴムシート12’(図2参照))が高密度ポリエチレン含む場合、以下のように用意される。まず、高密度ポリエチレンを含む、加硫剤以外の添加剤がゴム(マトリックスゴム)と共に混練される(一次練り)。このとき、混練温度は高密度ポリエチレンの荷重たわみ温度以上であり、したがって、高密度ポリエチレンは軟化した状態でゴムに混合され、ゴムに良好に混合・相溶される。一次練りを終えたゴム組成物にはさらに加硫剤が添加され、加硫剤の加硫温度未満(一次練りの混練温度未満)で混練された後(二次練り)、カレンダー処理により歯ゴムシート12’が得られる。なお、歯ゴム層12のゴム組成物は、高密度ポリエチレンが荷重たわみ温度以上の温度でゴム成分と混練されるとともに、加硫剤が加硫温度未満の温度でゴム成分に混練されるのならば、上記方法で混練されなくても良い。例えば、二次練りで加硫剤以外の添加剤を添加しても良い。
When the rubber composition of the tooth rubber layer 12 (that is, the tooth rubber sheet 12 '(see FIG. 2)) contains high-density polyethylene, it is prepared as follows. First, additives other than the vulcanizing agent including high density polyethylene are kneaded together with rubber (matrix rubber) (primary kneading). At this time, the kneading temperature is equal to or higher than the deflection temperature under load of the high-density polyethylene. Therefore, the high-density polyethylene is mixed with the rubber in a softened state, and is well mixed and compatible with the rubber. After the primary kneading, the rubber composition is further added with a vulcanizing agent, kneaded at a temperature lower than the vulcanizing temperature of the vulcanizing agent (lower than the kneading temperature of the primary kneading) (secondary kneading), and then toothed by calendaring. Sheet 12 'is obtained. If the rubber composition of the
歯布17はポリアリレート繊維を含むことが好ましい。歯布17は例えば、ベルトの幅方向に延びるたて糸と、ベルトの長手方向に延びるよこ糸によって織られた織物で構成され、そのよこ糸にポリアリレートを含むことが好ましい。例えばよこ糸は、ポリアリレート繊維から成る糸と、ポリアリレート繊維よりも伸縮性の高い繊維から成る糸(以下高伸縮性繊維糸という)を含む複合糸である。複合糸は例えば、高伸縮性繊維糸を芯糸として、その周りにポリアリレート繊維糸が巻き回され、さらにポリアリレート繊維糸の周りに、カバー糸が巻き回されて構成されたものである。
The
上記高伸縮性繊維糸としては、例えばウレタン弾性糸等が使用され、カバー糸としては、例えばナイロン繊維、ポリエステル繊維等で構成される糸が使用される。よこ糸に使用されるポリアリレート繊維は、いわゆる全芳香族ポリエステルからなるものであり、その具体例として、例えばベクトラン(商品名.クラレ社製)が挙げられる。歯布17のたて糸は、その材質が特に限定されるわけではないが、ナイロン繊維またはポリエステル繊維等で構成される。
As the highly stretchable fiber yarn, for example, urethane elastic yarn or the like is used, and as the cover yarn, for example, a yarn composed of nylon fiber, polyester fiber or the like is used. The polyarylate fiber used for the weft is made of a so-called wholly aromatic polyester, and specific examples thereof include Vectran (trade name, manufactured by Kuraray Co., Ltd.). The material of the warp yarn of the
歯布17はベルト本体11の歯面11Aに接着される前に、ゴム糊に浸漬された後乾燥されることにより、ゴム糊含浸処理されていることが好ましい。これにより、加硫成型時にゴム糊が加硫されて、歯布17は歯ゴム層12に接着されやすくなる。ゴム糊は、ゴム成分に加えて高密度ポリエチレンを含むことが好ましい。高密度ポリエチレンとしては、歯ゴム層12に配合されたものと同様のものが使用される。ゴム糊が高密度ポリエチレンを含むことによって、歯ゴム層12と歯布17との接着性をさらに良好にでき、さらには歯面の摩擦係数を低減させることができるので、ベルト10の寿命をさらに延ばすことが可能である。さらに、上記性質を有する高密度ポリエチレンは、ゴム糊のゴム成分に十分に混合・相溶することができるので、ベルト運転に伴い歯布から離脱することが防止される。
The
高密度ポリエチレンは、ゴム糊において、ゴム成分100重量部に対して、好ましくは15〜40重量部配合される。高密度ポリエチレンを15重量部未満しか配合しないと、ベルトの摩擦係数を低減させる効果は限定的であり、また歯布17の歯ゴム層12に対する接着力も十分に上昇させることができない。また、40重量部より多く配合すると、摩擦係数、特に高温環境下における摩擦係数が、高密度ポリエチレンの軟化による粘着が生じることで上昇し、ベルトの耐久性を十分に向上させることができない。ベルトの耐久性をより高めるために、高密度ポリエチレンは、ゴム糊のゴム成分100重量部に対して特に好ましくは24〜40重量部配合され、また、摩擦係数を十分に低下させ、かつ歯布17と歯ゴム層との接着強度を十分に高めるために最も好ましくは24〜32重量部配合される。
The high-density polyethylene is preferably blended in an amount of 15 to 40 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the rubber component in the rubber paste. If less than 15 parts by weight of high-density polyethylene is blended, the effect of reducing the friction coefficient of the belt is limited, and the adhesive force of the
ゴム糊は、ゴムに、高密度ポリエチレン、加硫剤、老化防止剤、加硫助剤、カーボンブラック等の各種添加剤が配合されたゴム組成物に、フェノールレジン等の有機補強剤、および溶媒が加えられたものである。ゴム糊のゴム成分としては、ゴム層12〜14で例示したゴム成分と同様のものが使用されるが、HNBRが使用され、及び/又は歯ゴム層12と同種のゴムが使用されることが好ましい。また、ゴム糊のゴム組成物は、高密度ポリエチレンを含む場合、歯ゴム層12のゴム組成物と同様の方法により混練されて得られることが好ましい。
Rubber paste is a rubber composition in which various additives such as high density polyethylene, vulcanizing agent, anti-aging agent, vulcanization aid, carbon black, etc. are blended with rubber, organic reinforcing agent such as phenol resin, and solvent Is added. As the rubber component of the rubber paste, the same rubber component as exemplified in the rubber layers 12 to 14 is used, but HNBR is used and / or the same kind of rubber as the
次に、図2、3を用いて歯付きベルト10の製造工程について説明する。図2は、歯付きモールド31に、予成型ゴム付き歯布32、心線18’、第1の背ゴムシート13A’が貼付された中間帆布21’、及び第2の背ゴムシート13B’を巻き付ける工程を示す。なお、図2における歯ゴムシート12’、芯ゴムシート14’、及び背ゴムシート13A’、13B’は、加硫成型後にそれぞれベルト10において歯ゴム層12、芯ゴム層14、背ゴム層13となるものである。上記各ゴムシートは、未加硫のゴム組成物それぞれがシート状にされたものであり、芯ゴムシート14’には短繊維20が配合されている。また、歯布17’、心線18’、中間帆布21’は、ベルト10において歯布17、心線要素18、及び中間帆布21となるものである。
Next, the manufacturing process of the
本方法においては、まずゴム糊で含浸処理された歯布17’がコルゲート状に予成型されて、歯布17’に歯部15’と歯底部16’が所定の方向に沿って交互に設けられる。次いで、その予成型された歯布17’に歯ゴムシート12’及び芯ゴムシート14’がこの順で圧着されて一体化され、予成型ゴム付き歯布32が用意される。このとき、歯ゴムシート12’及び芯ゴムシート14’は押圧されることにより、歯布17’の歯部15’に相体的に肉厚に圧着される一方、歯底部16’に相体的に薄く圧着される。また、芯ゴムシート14’において、短繊維20は圧着前上記所定の方向に配向されているが、歯布17’に圧着されるとき、歯部15’内部において歯部形状に沿うように傾けられる。
In this method, a tooth cloth 17 'impregnated with rubber glue is first preformed into a corrugated shape, and tooth parts 15' and tooth bottom parts 16 'are alternately provided along a predetermined direction on the tooth cloth 17'. It is done. Next, the
次いで、歯付きベルト10を加硫成型するために使用される歯付きモールド31が用意される。歯付きモールド31は、円筒形状を有するとともに、その外周面がベルト10の歯面の形状に一致する形状を呈し、周方向に沿って凹部33と凸部34が交互に設けられている。歯付きモールド31の外周面には、まず予成型ゴム付き歯布32が、各歯部15’が各凹部33の内部に配置されるようにして巻き付けられる。なお、各歯部15’は、通常、凹部33に完全に一致した形状となっておらず、歯部15’と凹部33の間には隙間がある。
Next, a
次いで、予成型ゴム付き歯布32の芯ゴムシート14’の上に心線18’が螺旋状に巻き付けられる。巻き付けられた心線18’の上には、所定の厚みの第1の背ゴムシート13A’が貼付された中間帆布21’が、背ゴムシート13A’がモールド31の内側(心線18’側)を向くように巻き付けられる。但し、第1の背ゴムシート13A’は、中間帆布21’とは別体とされ、心線18’の上に第1の背ゴムシート13A’、中間帆布21’がこの順で巻き付けられても良い。なお、このとき、たて糸22がモールド31の軸方向に、よこ糸23がモールド31の周方向に沿って配置される。巻き付けられた中間帆布21’の上にはさらに、第2の背ゴムシート13B’が巻き付けられる。これら予成型ゴム付き歯布32等が巻き付けられた歯付きモールド31は、加硫釜(不図示)内に収容される。加硫釜内において、歯付きモールド31に巻き付けられた予成型ゴム付き歯布32等は、例えばスチームにより加熱され、加硫釜内に設けられた加硫バッグ等によって外側から内側に向けて加圧される。
Next, the
上記加圧・加熱により、ゴムシート12’、13A’、13B’、14’は流動性が増した状態で内側に押圧され、第2の背ゴムシート13B’は、中間帆布21’のたて糸22、よこ糸23の隙間から内部に流入し、第1の背ゴムシート13A’に一体化される。これにより、背ゴムシート13A’、13B’の内部に中間帆布21’が埋設される。さらには、心線18’も、背ゴムシート13A’及び芯ゴムシート14’の間に埋設される。また、歯布17’はこれらゴムシートに押されて、モールド31の外周面に一致した形状となり、ベルトの歯面が形成される。ここで、芯ゴムシート内部の短繊維20は、一部がさらに厚さ方向に沿うように配向され、図1の配向を示すようになる。また、上記加圧・加熱により、各ゴムシートが加硫され、各ゴムシート、歯布17’、中間帆布21’、及び心線18’が一体化され図3に示すようなベルトスラブ10’が得られる。ベルトスラブ10’は、歯付きモールド31から取り外され研磨後裁断されることにより、歯付きベルト10(図1参照)となる。
By the pressurization and heating, the
以下、本実施形態の具体的な例として実施例を示すが、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。 Examples are shown below as specific examples of the present embodiment, but the present invention is not limited to the following examples.
[実施例1]
歯布としてたて糸とよこ糸が2/2の綾織で織られた織布を用意した。歯布において、たて糸は、110dtexのナイロン66のフィラメント糸であるとともに、よこ糸は、470dtexのウレタン弾性糸から成る芯糸の周りに、280dtexのポリアリレート繊維糸(ベクトラン(商品名.クラレ社製))を巻き回し、そのポリアリレート繊維糸の周りにさらに110dtexのナイロン66から成るカバー糸を巻き回した複合糸であった。次いで、歯布を表1に示すゴム組成物を有するゴム糊に浸漬後、乾燥(100℃、5分間)して含浸処理を施した。ゴム糊は、加硫剤以外の添加剤及びゴム成分を120℃以上で混練し(一次練り)、その後加硫剤を添加して加硫剤の加硫温度未満で混練してゴム組成物を得て(二次練り)、そのゴム組成物にMEK及びフェノールレジンを加えて作製した。ゴム糊において、ゴム組成物:フェノールレジン:MEKの重量比は100:33:500であった。
[Example 1]
A woven fabric woven with a twill weaving of warp and weft 2/2 was prepared as a tooth cloth. In the tooth cloth, the warp yarn is a filament yarn of 110 dtex nylon 66, and the weft yarn is a 280 dtex polyarylate fiber yarn (Vectran (trade name, manufactured by Kuraray Co., Ltd.) around a core yarn made of urethane elastic yarn of 470 dtex. ) And a cover yarn made of 110 dtex nylon 66 was further wound around the polyarylate fiber yarn. Next, the tooth cloth was immersed in a rubber paste having the rubber composition shown in Table 1 and then dried (100 ° C., 5 minutes) to be impregnated. For rubber paste, additives other than the vulcanizing agent and rubber components are kneaded at 120 ° C or higher (primary kneading), and then the vulcanizing agent is added and kneaded below the vulcanizing temperature of the vulcanizing agent to obtain a rubber composition. Obtained (secondary kneading), MEK and phenol resin were added to the rubber composition. In the rubber paste, the weight ratio of rubber composition: phenol resin: MEK was 100: 33: 500.
※ゴム成分としてZetpol 2020(商品名.日本ゼオン社製)を、HDPE(高密度ポリエチレン)としてインヘンス(INHANCE)PEFファイバー(商品名.フルオロシール社製)を使用した。
* Zetpol 2020 (trade name, manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd.) was used as the rubber component, and INHANCE PEF fiber (trade name, manufactured by Fluoroseal Co., Ltd.) was used as HDPE (high density polyethylene).
表2に示すゴム組成物を有する背ゴムシート(第1及び第2の背ゴムシート)、芯ゴムシート、歯ゴムシートを用意した。芯ゴムシートにはアラミド短繊維が配合されており、芯ゴムシートのモジュラスは第1及び第2の背ゴムシート及び歯ゴムシートよりも高いものであった。なお、歯ゴムシートは、ゴム糊のゴム組成物と同様の方法で混練されたゴム組成物を、カレンダー処理して得られたものであった。次に、ゴム糊で含浸処理が施された歯布を予成型し、この歯布に歯ゴムシートおよび芯ゴムシートを圧着して、予成型ゴム付き歯布を得た。 Back rubber sheets (first and second back rubber sheets) having a rubber composition shown in Table 2, a core rubber sheet, and a tooth rubber sheet were prepared. The core rubber sheet was blended with aramid short fibers, and the modulus of the core rubber sheet was higher than that of the first and second back rubber sheets and the tooth rubber sheet. The tooth rubber sheet was obtained by calendering a rubber composition kneaded in the same manner as the rubber composition of rubber paste. Next, a tooth cloth impregnated with rubber paste was preformed, and a tooth rubber sheet and a core rubber sheet were pressure-bonded to the tooth cloth to obtain a tooth cloth with a pre-formed rubber.
※1 表中において、HNBR/(HNBR+ジメタクリル酸亜鉛)、ジメタクリル酸亜鉛/(HNBR+ジメタクリル酸亜鉛)はこれらの比率を、それ以外は重量部であることを示す。
※2 HNBRポリマーは水素添加率99%のHNBRであった。
※3 ジメタクリル酸亜鉛含有ポリマー(1)は、HNBRとジメタクリル酸亜鉛の配合比が55:45のゴムマトリックスであり、HNBRの水素添加率は99%であった。
※4 ジメタクリル酸亜鉛含有ポリマー(2)は、HNBRとジメタクリル酸亜鉛の配合比が83:17のゴムマトリックスであり、HNBRの水素添加率は96%であった。
※5 HDPEとして、インヘンス(INHANCE)PEFファイバー(商品名.フルオロシール社製)を使用した。
* 1 In the table, HNBR / (HNBR + zinc dimethacrylate) and zinc dimethacrylate / (HNBR + zinc dimethacrylate) indicate these ratios, and the others are parts by weight.
* 2 HNBR polymer was HNBR with a hydrogenation rate of 99%.
* 3 Zinc dimethacrylate-containing polymer (1) was a rubber matrix having a blending ratio of HNBR and zinc dimethacrylate of 55:45, and the hydrogenation rate of HNBR was 99%.
* 4 Zinc dimethacrylate-containing polymer (2) was a rubber matrix having a mixing ratio of HNBR and zinc dimethacrylate of 83:17, and the hydrogenation rate of HNBR was 96%.
* 5 As the HDPE, INHANCE PEF fiber (trade name, manufactured by Fluoroseal) was used.
次いで、予成型ゴム付き歯布、心線、第1の背ゴムシートが貼付された中間帆布、および第2の背ゴムシートを歯付きモールドにこの順に巻き付けた。中間帆布としては、ナイロン66から成る470dtexのウーリーナイロン糸のよこ糸と、アラミド繊維(商品名.テクノーラHM、帝人テクノプロダクツ社製)の撚り糸から成る440dtexのたて糸が平織で織られた織布を用い、よこ糸をモールドの周方向に沿って配置した。モールドに巻き付けられる前の中間帆布のたて糸方向(ベルトの幅方向に相当)の弾性率は、100GPaであった。次いで、モールドに取り付けられたゴムシート等を加硫釜内で、加熱・加圧により加硫成型し、ベルトスラブを得た。ベルトスラブを研磨・切断し、ベルト幅16mm、周長さ900mm、歯数92の歯付きベルトを得た。 Next, the pre-formed rubber tooth cloth, the core wire, the intermediate canvas on which the first back rubber sheet was attached, and the second back rubber sheet were wound around the tooth mold in this order. As the intermediate canvas, weaving a weft nylon of 470 dtex made of nylon 66 and a woven fabric in which warp yarn of 440 dtex made of twisted yarn of aramid fiber (trade name: Technora HM, manufactured by Teijin Techno Products Co., Ltd.) is woven in a plain weave. The weft yarn was arranged along the circumferential direction of the mold. The elastic modulus in the warp direction (corresponding to the width direction of the belt) of the intermediate canvas before being wound around the mold was 100 GPa. Next, a rubber sheet or the like attached to the mold was vulcanized and molded by heating and pressurizing in a vulcanizer to obtain a belt slab. The belt slab was polished and cut to obtain a toothed belt having a belt width of 16 mm, a circumferential length of 900 mm, and a number of teeth of 92.
[実施例2]
実施例2は、中間帆布としてナイロン66から成る470dtexのウーリーナイロン糸のよこ糸と、PBO繊維(商品名.PBO、東洋紡績社製)の撚り糸から成る550dtexのたて糸が平織で織られた織布を用いた以外は実施例1と同様に実施した。中間帆布のたて糸方向(ベルトの幅方向に相当)の弾性率は、180GPaであった。
[Example 2]
Example 2 is a woven fabric in which a warp yarn of 470 dtex made of nylon 66 as an intermediate canvas and a warp yarn of 550 dtex made of a twisted yarn of PBO fiber (trade name: PBO, manufactured by Toyobo Co., Ltd.) is woven in a plain weave. The same operation as in Example 1 was carried out except that it was used. The elastic modulus in the warp direction (corresponding to the width direction of the belt) of the intermediate canvas was 180 GPa.
[実施例3]
実施例3は、中間帆布としてナイロン66から成る470dtexのウーリーナイロン糸のよこ糸と、12Kカーボン繊維(商品名.T300、東レ社製)から成る600dtexのたて糸が平織で織られた織布を用いた以外は実施例1と同様に実施した。中間帆布のたて糸方向(ベルトの幅方向に相当)の弾性率は、240GPaであった。
[Example 3]
In Example 3, a weft of 470 dtex Woolley nylon yarn made of nylon 66 and a woven fabric in which 600 dtex warp yarn made of 12K carbon fiber (trade name: T300, manufactured by Toray Industries, Inc.) was woven in a plain weave was used as an intermediate canvas. Except for this, the same procedure as in Example 1 was performed. The elastic modulus in the warp direction (corresponding to the width direction of the belt) of the intermediate canvas was 240 GPa.
[比較例1]
比較例1は、中間帆布としてナイロン66から成る470dtexのウーリーナイロン糸のよこ糸と、ナイロン66から成る470dtexのウーリーナイロン糸のたて糸が平織で織られた織布を用いた以外は実施例1と同様に実施した。中間帆布のたて糸方向(ベルトの幅方向に相当)の弾性率は、3GPaであった。
[Comparative Example 1]
Comparative Example 1 was the same as Example 1 except that wefts of 470 dtex Woolley nylon yarn made of nylon 66 and woven fabrics of warp nylon of 470 dtex Woolley nylon yarn made of nylon 66 were used as the intermediate canvas. Implemented. The elastic modulus in the warp direction (corresponding to the width direction of the belt) of the intermediate canvas was 3 GPa.
[比較例2]
比較例2は、中間帆布としてナイロン66から成る470dtexのウーリーナイロン糸のよこ糸と、アラミド繊維(商品名.テクノーラ、帝人テクノプロダクツ社製)の撚り糸から成る440dtexのたて糸が平織で織られた織布を用いた以外は実施例1と同様に実施した。中間帆布のたて糸方向(ベルトの幅方向に相当)の弾性率は、50GPaであった。
[Comparative Example 2]
Comparative Example 2 is a woven fabric in which a weft nylon of 470 dtex made of nylon 66 as an intermediate canvas and a warp yarn of 440 dtex made of twisted yarn of aramid fiber (trade name: Technora, manufactured by Teijin Techno Products Co., Ltd.) are woven in plain weave. This was carried out in the same manner as in Example 1 except that was used. The elastic modulus in the warp direction (corresponding to the width direction of the belt) of the intermediate canvas was 50 GPa.
[評価方法]
上記実施例及び比較例のベルトを、下記の方法により、捻り剛性、有効張力、及び耐久性能を評価した。
[Evaluation method]
The belts of the above examples and comparative examples were evaluated for torsional rigidity, effective tension, and durability performance by the following methods.
図4は、実施例、比較例のベルトの捻り剛性を確認するための試験方法を示す模式図である。図4に示すように、本試験においては、それぞれ歯数20の歯付きプーリ51、52を有する測定用治具53、54を用意し、プーリ51、52に歯付きベルト10を架設した。2つのプーリ51、52の中心同士を結んだ中心線CLに平行に、測定用治具53によってプーリ51を500Nの荷重で、プーリ52から遠ざかるように上方に引っ張り、その状態で固定した。その後、測定用治具54によって中心線CLを中心にプーリ52を反時計方向に45°回転させ、そのときの回転に要した荷重をベルトの捻り剛性として測定した。図5にその結果を示す。
FIG. 4 is a schematic diagram showing a test method for confirming the torsional rigidity of the belts of Examples and Comparative Examples. As shown in FIG. 4, in this test, measurement jigs 53 and 54 having toothed
図6は、内燃機関における伝動システムの一例を示すレイアウトである。この伝動システムを用いて、上記各実施例、比較例の歯付きベルトについて耐久性能試験を実施した。伝動システム40は、クランクシャフトに連結される20歯・直径60mmの原動歯付きプーリ41と、カムシャフトに連結される40歯・直径121mmの従動歯付きプーリ42、43と、直径80mmの平テンショナプーリ44を有する。歯付きベルト10をプーリ41〜43に架設し、ベルトの緩み側でテンショナプーリ44によって外周側から張力を付与した状態で、4000rpmで回転させ、ベルトが破損されるまでの時間を測定した。なお、試験は120℃雰囲気下で行われた。各実施例、比較例について、ベルトが破損されたときの時間を図7に示す。
FIG. 6 is a layout showing an example of a transmission system in an internal combustion engine. Using this transmission system, a durability performance test was carried out on the toothed belts of the above examples and comparative examples. The
また、伝動システム40において、原動歯付きプーリ41の代わりに、同様の歯数・径を有する歯付きプーリを備えたトルク検出器を設けた。そのトルク検出器及び従動歯付きプーリ42、43に歯付きベルトを取付張力170Nで架設し、ベルトの回転数を1000〜6000rpmに変化させたときのねじりトルクをトルク検出器で検出した。そのねじりトルクから有効張力を算出し、回転数1000〜6000rpmにおける最大有効張力を求めた。その結果を図8に示す。
Further, in the
図5、7、8に示すように、各実施例では背ゴム層に設けられた中間帆布の弾性率を100GPa以上とすることにより、捻り剛性が向上しかつ有効張力が低下したため、ベルトの耐久性能を向上させることができた。一方、比較例では、実施例と同様に中間帆布が設けられていたが、中間帆布の弾性率が低かったので、ベルトの有効張力及び耐久性能を十分に向上させることができなかった。 As shown in FIGS. 5, 7, and 8, in each of the examples, the elastic modulus of the intermediate canvas provided in the back rubber layer is set to 100 GPa or more, so that the torsional rigidity is improved and the effective tension is reduced. The performance could be improved. On the other hand, in the comparative example, an intermediate canvas was provided in the same manner as in the example. However, since the elastic modulus of the intermediate canvas was low, the effective tension and durability of the belt could not be sufficiently improved.
10 歯付きベルト
11 ベルト本体
12 歯ゴム層
13 背ゴム層
14 芯ゴム層
15 歯部
16 歯底部
17 歯布
18 心線要素
20 短繊維
21 中間帆布
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記ベルト本体の内部に埋設され、ベルト長手方向に延びる心線要素と、
前記ベルト本体の内部であって、前記心線要素よりベルト本体の他方の面側に埋設される中間帆布とを備え、
前記歯部は、歯部内部を構成する芯ゴム層と、歯部外周に沿って配置されると共に、前記芯ゴム層の前記一方の面側に積層される歯ゴム層とによって形成され、
前記中間帆布のベルト幅方向における弾性率が、100GPa以上であり、
前記歯ゴム層は、比重が0.92〜0.96である高密度ポリエチレンを含むことを特徴とする歯付きベルト。 A belt main body formed of an elastomer in which tooth portions and tooth bottom portions are alternately provided on one surface along the longitudinal direction;
A core element embedded in the belt body and extending in the belt longitudinal direction;
An intermediate canvas embedded in the other side of the belt main body than the core element,
The tooth part is formed by a core rubber layer constituting the inside of the tooth part, and a tooth rubber layer disposed along the outer periphery of the tooth part and laminated on the one surface side of the core rubber layer,
Modulus in the belt width direction of the intermediate canvas is state, and are more 100 GPa,
The toothed rubber layer includes a high density polyethylene having a specific gravity of 0.92 to 0.96 .
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