JP5214201B2 - シート状弾性体及びそれを備えた燃料電池 - Google Patents
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Description
特許文献1の押圧構造では、複数のセルを積層した燃料電池の一端に皿ばねが配され、この皿ばねによって燃料電池全体に押圧力が加えられている。特許文献2の押圧構造では、セル毎に弾性体が配され、この弾性体によってセル毎に押圧力が加えられている。なお、特許文献2には、セル毎に配される弾性体として、断面波形の板ばねや、格子状に形成された弾性体が開示されている。
一方、特許文献2の押圧構造では、セル毎に板ばねを配するため、セル毎の寸法変化に対応することはできる。しかしながら、弾性体を配するスペースが制限されるため、弾性体を低ばね定数化することが難しい。すなわち、断面波形の板ばねを低ばね定数化しようとすると、断面の波形状を大きくしなければならない(具体的には、断面の波形状を上下方向及び左右方向に大きくしなければならない)。断面の波形状を大きくすると、セルと弾性体との接触部位が偏り、セルの全面を均一に押圧することができなくなる。同様に、格子状に形成された弾性体を低ばね定数化しようとすると、格子の寸法を大きくしなければならない。格子の寸法を大きくしても、セルと弾性体との接触部位が偏るため、セルの全面を均一に押圧することができなくなる。
この弾性体はシート状とされているため、燃料電池のセル毎(例えば、隣接するセル間)に配置することができる。また、シート状にされた弾性体の第1当接面に複数の第1凸部が散点状に形成され、それに対応した第1凹部が第2当接面に散点状に形成されている。このため、このシート状弾性体を、例えば、燃料電池の隣接するセル間に配置すると、第1当接面では第1凸部が一方のセルに当接し、第2当接面では第1凹部以外の部位が他方のセルに当接する。セルを押圧する力は、第1凸部(第1凹部)が変形することによって発生する。第1凸部が変形する力は、第1凸部の寸法によって変化するため、第1凸部の寸法を適宜調整することによって低ばね定数化を実現することができる。また、第1凸部は当接面に散点状に形成されているため、その配置を適宜調整することで、セルの全面を均一に押圧することができる。
上記した比(R1/R2)を1.0以上とすることで、弾性体に作用する圧縮応力を小さくすることができる。一方、比(R1/R2)を3.0以下とすることで、弾性体のばね定数を低ばね定数化することができる。また、比(R1/R2)を1.0〜3.0の範囲とすることで、弾性体に作用する引張応力も小さくすることができる。したがって、比(R1/R2)を1.0〜3.0とすることで、低ばね定数化と低応力を実現することができる。
本発明のシート状弾性体によってセルを押圧するため、内部抵抗が小さく、小型の燃料電池を実現することができる。
(形態1)シート状弾性体は、金属(例えば、チタン、ステンレス)の薄板からできている。
(形態2)シート状弾性体の表面には、複数の凸部が格子状(格子の各頂点)又は千鳥状に形成されている。シート状弾性体の裏面には、表面に形成された凸部と対応する位置に凹部がそれぞれ形成されている。
(形態3)凸部と凹部は、金属の薄板をプレス加工することによって成形されている。
(形態4)凸部と凹部は、シート状弾性体の当接面に均一に配置されている。
(形態5)板厚をtとし、凸部の直径をDとすると、D=26.76t+0.73(交差±10%)の範囲とされている。
(形態6)シート状弾性体を燃料電池にセットしたときに、凸部が形成された面と燃料電池側の部材との接触面積が全体の面積の50±15%に調整されている。
電解質膜18は、固体高分子材料(例えば、フッ素系樹脂により形成された厚さ10〜200μmのプロトン導電性のイオン交換樹脂)からなり、湿潤状態で良好な電気導電性を有している。電解質膜18の表面には、触媒としての白金または白金と他の金属からなる合金が塗布されている。
アノード16及びカソード20は、共に炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスやカーボンペーパにより形成されたガス拡散電極である。アノード16及びカソード20は、熱圧着等によって電解質膜18と一体化されている。
セパレータ14,22は、ガス不透過の導電性材料(例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン)や金属(チタン、ステンレス)により形成されている。セパレータ14,22にはガス流路14a,22aが形成されている。すなわち、アノード16側のセパレータ14には燃料ガス流路14aが形成され、カソード20側のセパレータ22には酸化ガス流路22aが形成されている。
燃料ガス流路14aには燃料ガス(例えば、水素)が供給され、酸化ガス流路22aには酸化ガス(例えば、空気)が供給される。燃料ガス流路14aに供給された燃料ガスと酸化ガス流路22aに供給された酸化ガスは、燃料ガスが電解質膜をイオン化して透過することによって反応し、その際に電子を放出する。これによって、セル12から所定の起電力を得ることができる。
なお、セル12を構成する各部材(電解質膜18、アノード16及びカソード20、セパレータ14,22)は、公知の燃料電池に用いられているものを用いることができ、特に本発明を特徴付けるものではない。このため、ここではその詳細な説明を省略する。
なお、板ばね24の板厚tは0.2mm以下とされていることが好ましい。板ばね24の板厚tを0.2mm以下とすることで、燃料電池10が積層方向に大きくなることが抑制できる。本実施例では、板ばね24の板厚を0.05mmとしている。
また、上記(式1)及び図11に示す関係から明らかなように、板ばね24の板厚tを小さくすると、凸部26の直径Dも小さくなる。既に説明したように、本実施例では板ばね24の板厚tを0.2mm以下とすることで、凸部26の直径Dを5mm以下とする。これによって、板ばね24の表面に多数の凸部26を形成することができ、セル12の全面を均一に押圧することも可能となる。
図12に示すように、曲率半径の比(R1/R2)が大きくなると、面圧定数(板ばね24のばね定数)が大きくなる。すなわち、曲率半径の比(R1/R2)が大きくなると、頂部28の凸曲面の曲率半径R1に対して外周部30の凹曲面の曲率半径R2が小さくなり、凸部26が圧縮変形し難くなる。このため、板ばね24のばね定数も高くなる(面圧定数が高くなる)。したがって、板ばね24を低ばね定数化するためには、曲率半径の比(R1/R2)を小さくすることが望ましい(具体的には、曲率半径の比(R1/R2)を3.0以下とすることが望ましい)。
一方、図14に示すように、曲率半径の比(R1/R2)を小さくすると、それに応じて最大圧縮応力(板ばね24の凸部26に所定量の圧縮変形を与えたときに板ばね24に発生する圧縮応力の最大値)が大きくなる。このため、曲率半径の比(R1/R2)を1.0未満とすると、板ばね24の凸部26が座屈する可能性がある。即ち、板ばね24の凸部26が、変形した状態から復元できなくなる可能性がある。
また、図13に示すように、曲率半径の比(R1/R2)が1.0〜3.0の範囲では最大引張応力(板ばね24の凸部26に所定量の引張変形を与えたときに板ばね24に発生する引張応力の最大値)も小さくなる。
したがって、曲率半径の比(R1/R2)を1.0〜3.0の範囲に調整することで、板ばね24の低応力化と低ばね定数化の両者を実現することができる。なお、本実施例では、曲率半径の比(R1/R2)が2.0とされている。
燃料電池10のセル12が熱膨張や収縮等によってセル積層方向に寸法変化すると、セル12間に配置された板ばね24の凸部26の変形量が変化する。板ばね24は、隣接するセル12間にそれぞれ配置されている。このため、セル12毎に寸法変化が異なっても、それに応じて板ばね24の凸部26の変形量が変化する。これによって、セル12毎の寸法変化にも適切に対応することができる。
また、板ばね24の凸部26は、その変形量が変化しても発生する押圧力の変化が小さくなるように設計されている(低ばね定数化が図られている)。すなわち、板ばね24の板厚tを薄くすると共に凸部26の形状を適切なものとしているため、凸部26が初期状態から変形しても、セル12を押圧する力が大きくなりすぎたり、小さくなりすぎることはない。このため、セル12が適切な力で押圧され、燃料電池10の内部抵抗を低く抑えることができる。これによって、燃料電池10の発電効率を高めることができる。
また、板ばね24は、その表面に散点状に配置された複数の凸部26が変形することによって押圧力を発生するようにしている。このため、板ばね24を隣接するセル12,12間の限られたスペースに配置しても、板ばね24を低ばね定数化できると共に、板ばね24によりセル12の全面を均一に押圧することができる。
例えば、上述した実施例では、板ばね24の表面に格子状に凸部26を形成したが、本発明はこのような実施例に限られない。例えば、図4に示される板ばね32のように、その表面に千鳥状に凸部34を配置するようにしてもよい。凸部34を千鳥状に配置しても、板ばね32の表面に均等に凸部34を配置することができ、セル12の全面を均一に押圧することができる。また、凸部34を千鳥状に配置することで、単位面積当たりの凸部34の密度も向上することもできる。
凸部26の密度を部分的に変化させる場合、燃料ガス及び/又は酸化ガスの供給方向(入口、出口等)を考慮することも有効である。例えば、燃料ガスや酸化ガスの入口側では、出口側と比較して各セル12の熱膨張変化が大きくなる。そのことから、燃料ガスや酸化ガスの入口側の範囲については、出口側の範囲よりも凸部26の密度を低くすることによって、低ばね定数化を図ることが有効となる。これによって、セルの面内の寸法変化の差にも適切に対応することができる。また、発電分布を均一化することができる。
図9に、板ばね40をアノードのガス拡散層として用いた燃料電池110の一例を示す。図9に示すように、この燃料電池110の各セル112では、セパレータ14とアノード22との間に板ばね40が介挿されている。この場合、図10に示すように板ばね40には、その表面から裏面に向かって貫通する貫通孔44が複数形成される。板ばね40に貫通孔44を複数設けることで、ガス拡散を効率的に行うことができる。なお、板ばね40をアノード側のガス拡散層として用いる場合は、板ばね40に撥水性の導電フィルムを併用することが好ましい。これによって、板ばね40への水分の付着が防止され、効率的なガス拡散を担保することができる。なお、板ばね40をカソード20とセパレータ22との間に配置し、板ばね40をカソード20のガス拡散層として用いることもできる。
なお、貫通孔44の径は0.2mm以下であることが好ましい。貫通孔44の径を小さくすることで、ガスを均一に分配することができる。また、全ての貫通孔44の面積の和は、板ばね40の全面積の5〜20%であることが好ましい。貫通孔44の面積の和を5%以上とすることで効率的にガスの拡散を行うことができ、貫通孔の面積の和を20%以下とすることで板ばね40に充分な強度を持たせることができる。
例えば、隣接する凸部の頂部の間の距離(いわゆる、凸部のピッチ)は、凸部を所定量だけ圧縮したとき(例えば、凸部の頂部と外周部の距離が0.02mmとなるまで圧縮したとき)に、隣接する凸部間に形成される空隙が所定長さ(例えば、2mm)以下となるように調整されることが好ましい。このように構成すると、凸部のピッチ(間隔)が大きくなり過ぎないため、ガスの流れが偏ることが防止される。これによって、均一なガスの拡散を図ることができる。また、凸部のピッチを小さくすることによって、電子配線を密にすることもできる。
また、板ばねを燃料電池にセットしたときに、板ばねの凸部が形成された面とセルとの接触面積が全体の面積の50±15%に調整されることが好ましい。このように構成することで、ガス流路を充分に確保すると共に導電効率を充分に確保することができる。
また、板ばねをガス拡散層として用いる場合、板ばねの凸部を整列配置(例えば、直線状に配置)するようにしてもよい。このように凸部を配置することで、板ばねとセパレータの隙間をガスが流れ易くなり、ガスが流れる際の圧力損失を抑制することができる。
さらに、板ばねの凸部の大きさを充分に小さくすることで、ガス拡散の均一性を図るようにしてもよい。また、板ばねの凸部の大きさを充分に小さくすることで、電気配線が密になるようにしてもよい。
また、シート状弾性体をセパレータとして用いる場合は、図1に示すように単に弾性体としてのみ使用することもできるし、平板と組み合わせてシート状弾性体の凸部と平板の間に空間を形成し、その空間を冷却水を流すための流路として利用することもできる。これにより、セパレータに冷却水を流すための流路を別途形成する必要がなくなる。
この場合、シート状弾性体の凸部の高さを一定以上高く設定することで、使用領域の全域において十分な空隙を確保でき、冷却水の圧損を極力抑えることができる。加えて、必要に応じて凸部のピッチ及び配列を調整することにより、自在に圧損レベルを調整することができる。また、図5に示すように凸部をシート状弾性体の上下面に設けることによって、流路面積や圧損レベルの調整を行うこともできる。この場合、一方の面の凸部を剛性の高い形状に形成することによって、シート状弾性体の変位によって水路面積の影響を受け難い構造とすることもできる。
12・・セル
14・・セパレータ
16・・アノード
18・・電解質膜
20・・カソード
22・・セパレータ
24・・板ばね
26・・凸部
Claims (8)
- 複数のセルが積層された燃料電池をセルの積層方向に押圧するシート状の弾性体であって、
第1当接面と、第1当接面の裏側に形成された第2当接面を有しており、
第1当接面には複数の第1凸部が散点状に形成されており、第2当接面の第1凸部に対応する位置には第1凹部がそれぞれ形成されており、
第1凸部は、その頂部においては曲率半径R1の凸曲面に形成される一方で、その外縁部においては曲率半径R2の凹曲面に形成されており、曲率半径R1と曲率半径R2の比(R1/R2)が1.0〜3.0の範囲とされており、
第1凸部は平面視すると円形状に形成されており、第1凸部を平面視したときの円形状の直径をDとし、第1当接面と第2当接面との間の距離をtとしたときに、D=27.763×t+0.7327を満足することを特徴とするシート状弾性体。 - 第1当接面の燃料ガス及び/又は酸化ガスの入口側の端部に形成された第1凸部の密度が、第1当接面の燃料ガス及び/又は酸化ガスの出口側の端部に形成された第1凸部の密度より低いことを特徴とする請求項1に記載のシート状弾性体。
- 第1当接面と第2当接面との間の距離が0.2mm以下とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状弾性体。
- 第1凸部が第1当接面に規則的に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート状弾性体。
- 第1当接面から第2当接面に向かって貫通する貫通孔が複数形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のシート状弾性体。
- 第2当接面には複数の第2凸部が散点状に形成されており、第1当接面の第2凸部に対応する位置には第2凹部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のシート状弾性体。
- 複数のセルを積層した燃料電池本体と、
セル毎、又は、複数のセル毎に配置された請求項1〜6のいずれか一項に記載のシート状弾性体と、を有する燃料電池。 - 複数のセルのいずれかは、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシート状弾性体と板材を有しており、
シート状弾性体と板材の間には、冷却水が流れる空間が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池。
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