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JP5200000B2 - 減圧制御機構を備えた圧力調理機器 - Google Patents

減圧制御機構を備えた圧力調理機器 Download PDF

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JP5200000B2 JP2009504780A JP2009504780A JP5200000B2 JP 5200000 B2 JP5200000 B2 JP 5200000B2 JP 2009504780 A JP2009504780 A JP 2009504780A JP 2009504780 A JP2009504780 A JP 2009504780A JP 5200000 B2 JP5200000 B2 JP 5200000B2
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Description

本発明は、食品調理用器具の一般的な技術に関し、特には、加圧蒸気によって食品が調理される内側で漏れのない筐体を構成するように設計された家庭用圧力調理器具の分野に関する。
本発明は、特には、加圧下での食品の調理用器具に関し、該機器は、調理用筐体を構成するように設計されている。該調理用筐体は、蒸気の漏れ流れを筐体の内部から外部へと構築すると共に蒸気に対する第1フロー部を規定する導管を備えている。該機器は、圧力調節部材を含んでいる。該圧力調節部材は、第1に、筐体内の圧力を所定のレベルに保持できるように第1フロー部を調節する調節構造を呈すると共に、第2に、筐体内の圧力のレベルとは独立して、筐体内を外部に連通させる第1フロー部を調節する減圧構造を呈している。
圧力調理器具、特に家庭用のものは、例えば圧力調理器といった類でよく知られている。これらの器具は、通常、容器と、内部に調理用食品が配置される密閉された筐体を形成するために容器を密閉するように設計された蓋とを備えている。
筐体はこのため、容器が熱源に曝されると高温高圧に到達する。
これらの容器はまた、筐体内の圧力を所定のレベル、大抵は「動作圧力」と呼ばれるが、そのレベルに保持することが可能な圧力調節バルブを一般に備えている。
これらの従来の機器内において到達する圧力及び温度の高レベルの組み合わせの影響により、良く感覚器官を刺激すると共に栄養価に優れた食品を提供するものでありながら、食品を極めて急速に調理することが可能である。
ユーザが蓋を開けることを可能にするために、機器を減圧することから始める必要がある。なぜなら、その圧力が高いレベルであるために、その圧力のせいで蓋を安全に開くことができないから、つまり、圧力の影響で蓋が突然吹き飛ぶ何のおそれもなしに蓋を開けられないからである。
従来の機器において、調理機器を減圧するためには、いくつかの手順が存在している。
第1の方法では、冷却水の水流の下に機器を配置することを可能とするものである。にもかかわらず、その方法はあまり満足できるものではない。なぜなら、機器の外部表面が完全に水に浸れることを要求し、ユーザに起こりえる全ての欠点を有するからである。そのような減圧方法はまた、ユーザの実行を相対的に難しくする。なぜなら、熱くて重い機器を水の供給場所まで移動させることを要求し、想定される不快感及び危険を有する。
さらに、そのような方法は、少なくともある機器においては、機器内に吸引力が作用して、容器と蓋とを分離できなくなることがある。
別の方法は、筐体の内部を筐体の外部に強制的に連通させるように、機器の圧力調節バルブに働きかけるものである。
このため、機器は、第1に、蓋に形成された円形の貫通孔を備えており、第2に、貫通孔の直径よりも大きい直径を有する円形の頭部を持つと共に貫通孔から突き出す環状のパッキングを持つ、バネ仕掛けの圧力調節バルブを備えている。環状のパッキングは、バネの動きの下、漏れのないように蓋を支持するように機能する。それにより、環状のパッキングは、貫通孔を囲み、このため、蒸気が外部に漏れることを防止するために、頭部と協働して、貫通孔を覆う密閉して封止されたチャンバーを形成する。筐体内の圧力が所定のレベルを超えるとき、頭部とパッキングはバネの動きに反して貫通孔から遠ざかる。それにより、筐体の内部の圧力を自動的に調節することが可能である。
これらのよく知られた機器はまた、圧力調節バルブを制御するための手段を備えている。該手段は、筐体の内部に存在する圧力レベルにかかわらず、頭部とパッキングが貫通孔から離れている位置である開いた位置にバルブを移動させることを可能とし、それにより、機器の減圧を可能とする。
これらのよく知られた機器はこのため、圧力調節バルブと共に、2つの機能を実行するために機能する。つまり、適切な調節機能と減圧機能の2つの機能である。
調節の優れた特性を得るためには、筐体内の圧力のいかなる変動に対してもすぐに反応できるように、圧力調節バルブが筐体内の圧力の変化に極めて敏感になる必要がある。この目的で、バルブの支持面の面積、つまり、バルブと筐体の内部との間における圧力が入れ替わる領域は、できるだけ大きい必要がある。このことは、全体のサイズと技術的な実行性に関連する制約の範囲において、バルブの頭部はできるだけ大きい直径を呈する必要がある。
にもかかわらず、そのような大きな支持面、つまり、大きな直径を呈するバルブの頭部とすることは、減圧する場面となると、無視することができない欠点をもたらす。減圧の完了を補償するためには、含まれる種々の部分の製造における耐性にかかわらず、貫通孔から比較的大きな距離をあけて頭部を移動させる必要がある。不幸にも、頭部のための大きな直径と関連する大きな距離をあけるコンビネーションは、特別に大きい減圧中に、漏れ部を生じさせる。
大きな漏れ部を開放することは、実際、減圧を急速に起こすが、大量の蒸気を開放することになる。しかしながら、この沸き立つ蒸気とそれに伴う圧力の低下は、大量であって且つ突然である結果、受容器に含まれる食品の泡化現象(この現象は、当業者には「エマルジョン」として知られている場合もある)をもたらし、それにより、大変熱い水及び/又は食品が貫通孔から激しく吹き出される。
そのような好まれない危険な現象の発生を避けるために、よく知られた機器はこのため、減圧を敏感に察知するには危険である小さい断面の貫通孔か、又は、減圧中及び調節中における流れを妨害する例えば濾過器といった保護素子を利用している。
それゆえ、これらの2つの機能のいずれか一方を犠牲にすることなく、優れた調節と優れた減圧の制御とを実現する圧力調理機器への要求が存在している。
本発明の目的は、大変シンプルであって且つ安価な構成でありながら、上述した従来の技術における種々の欠点の対策、並びに、第1に調節性能と、第2に減圧の効能及び安全性との間における優れた調整を提供する、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提案することである。
本発明の別の目的は、特にコンパクトな構成の、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提供することである。
本発明の別の目的は、特にシンプルであって且つ大変信頼できる動作を実現できる構成の、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提供することである。
本発明の別の目的は、特に実証済みの原理に基づいた構成の、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提供することである。
本発明の別の目的は、特に素晴らしい圧力調節を提供できる、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提供することである。
本発明の別の目的は、減圧の流れを素晴らしく制御できる、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提供することである。
本発明の別の目的は、最小数の部分によって構成された、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提供することである。
本発明の別の目的は、素晴らしい感度を備えた調節を提供しながら、減圧が特に早くて安全である、圧力下で食品を調理するための斬新な機器を提供することである。
本発明の上記の目的は、圧力下で食品を調理するための機器によって実現され、該機器は、圧力下で食品を調理するための機器であって、機器は、導管を備えた調理用筐体を形成するように構成されており、導管は、筐体の内部から筐体の外部へ蒸気の漏れ流れを構築することを可能とすると共に、蒸気のための第1流れ部を規定し、機器は、第1に、筐体の内部の圧力を所定のレベルに保持するために、第1流れ部を調節する、調節の構成を呈するのに適しており、第2に、筐体の内部の圧力のレベルとは独立して、筐体の内部を筐体の外部と連通させるために、第1流れ部を調節する、減圧の構成を呈するのに適している、圧力調節部材を含み、導管はまた、漏れ流れ方向における第1流れ部から上流に位置する第2流れ部を規定し、機器は、第2流れ部を調節すると共に、圧力調節部材が調節の構成にあるとき、第2流れ部は第1の面積を呈し、圧力調節部材が減圧の構成にあるとき、第2流れ部は第1の面積よりも実質的に小さい第2の面積を呈するように設計されている調節部材を含む。
なお、本発明の他の特徴と効果は、限定しない参照図面と参照符号を用いた下記の説明を読む際により詳細が分かるであろう。
蒸気圧下で食品を調理するための本発明による機器1は、蒸気圧下で種々の食品を調理するために設計されており、好ましくは家庭用の調理器である。
好ましくは、本発明による機器1は、家庭用圧力調理器によって構成されている。説明を単純化するために、以下では、添付の図面を参照するとき、参照符号は、家庭用調理器によって構成された機器1に対して排他的に付されているが、本発明はまた、プロ又はセミプロの機器にも選択的に適用できるものと理解される。
通常、本発明の機器1は調理用筐体を形成するように構成されており、該調理用筐体は好ましくは実質的に漏れなく、且つ、外部の電気抵抗素子(例えば、ホットプレート)であるか内部の電気抵抗素子(例えば、オンボードの電気抵抗素子)であるか否かにかかわらず熱源の活動に曝されるように設計されている。
有利には、本発明の調理用機器1は、調理受容器を構成し、好ましくはX−X’軸(例えば図1,4,5)に関して実質的な回転体である形状を呈する容器2を備えている。以下では、形容詞「軸の」は、X−X’の対称軸の方向に言及するために使用される。その方向は、機器が通常動作を行っているときに実質的に垂直方向である。当然に、容器2の形状は、本発明の範囲を超えない範囲で、回転体である必要はない(例えば楕円形になり得る)。容器2は、通常はステンレススチール又はアルミニウムからなり、好ましくは、例えば加熱成形により、容器に固定された熱伝導性の底部2Aを備えている。
容器2はまた、例えば一つ又は複数のハンドル2B、2Cによって構成されたグリップ部材を含んでいてもよい。これらのハンドルは、好ましい個数は2つであって、直径方向に互いに対抗する位置に容器2に固定されている。
本発明の機器1はまた、有利には、パッキング30を介して容器2と協働して調理用筐体を構成するように、容器2にはめ込まれ且つロックされるように設計された蓋3を備えている。容器2と蓋3とは、それらが形成する筐体が十分に密閉されて容器の内側の圧力が上昇するように設計されている。
蓋3は、容器2に対して好ましくは補完的な形状であり、例えば、実質的にはディスク形状であり、蓋3は、第1に、該蓋3が容器2に閉じられたときに容器2に対抗するための内側面3Aと、第2に、内側面3Aとは反対側の外側面3Bとを備えている。外側面3Bは、容器2と蓋3とで調理用筐体を構成するとき、容器2の外側を向くように設計されている。蓋3は、開閉手段4により、容器2に対して開いたり閉じたりし得る。これらの手段は、当業者によく知られたいかなる手段であってもよく、例えば、これらはあご部によって構成されてもよいし(各図に種々示されたものに対応している)、セグメントシステム、バイオネットシステム、又はクランプシステムによって実際に構成されていてもよく、これらのリストはいかなる場合も限定されないものである。
純粋に選択的な意味において、しかし好ましくは、各図に示されるように、機器1は、蓋3上にはめ込む制御モジュール5を備えており、該モジュール5は、蓋3に設けられたホール7と協働すると共に、上部に接してネジ締めされるように設計された止めナット8と協働するネジ軸6により、好ましくは取り外し可能である。
各図の種々の形態において、モジュール5は、一連の機能的で安全な部材を備えている。例えば、各々が開閉手段4の開閉を制御する2つのコントロールボタン9、10、取り外し可能タイマー11、過剰圧力に対する安全バルブ12、及び、スライドフィンガー13を備えている。スライドフィンガー13は、最初に、蓋が不適切に閉じられた際に機器の圧力が上昇しないように機能し、第2に、機器の内部の圧力がユーザの安全に適合していない限り蓋が開かないように機能する。これらの制御及び安全部材は、そのようなものとしてよく知られており、それゆえ、ここではより詳細な説明はしない。
本発明によると、機器1は、蒸気の漏れ流れを筐体の内部から外部に向けて構築することを可能とする導管14を備えている。各図に示された種々の形態における設計形態では、導管14は、蓋3から延伸し、機器1の外部に向かってモジュール5の内部へと連続している。このため、好ましい形態では、モジュール5は、蓋3の上面3Bによって押されるように設計された底部5Aを備えている。チャンバー15は、底部5A内に形成されており、該チャンバー15は、底部5Aから立ち上がると共にチャンバー15によって区画された容積内を囲む環状のパッキング15Aにより、側面方向に区画されている。チャンバー15は、排気管16と連通している。モジュール5が蓋3にはめ込まれると共に固定されているとき、パッキング15Aは、蓋3に真っ直ぐに貫通して形成された貫通孔17を取り囲むように、蓋3の上面3Bを漏れのないように支持する。このため、モジュール5が蓋3上に載せられたとき、チャンバー15は、第1に、貫通孔17を介して筐体の内部に漏れのないように連通され、第2に、排気管16を介して機器1の外側に連通される。チャンバー15は、貫通孔17と排気管16との間に配置されている。貫通孔17はこのため、筐体の内部を導管14に連通させる。導管14は、特に好ましい形態において、貫通孔17、チャンバー15、及び排気管16を並べて配置すると共に互いに連通させることによって、形作られている。
当然に、本形態の導管14は、限定されるものではなく、特に、機器が取り外し可能なモジュールを利用する設計(各図に示される)を採用しないときに、導管14が幾つかの他の方法で構成されることも全く可能である。
本発明によると、導管14は、第1蒸気通過部18(第1流れ部)を規定するものであり、筐体内に含まれる蒸気は外部に逃げ出るために該第1蒸気通過部18を通過する。
「蒸気」という表現は、ここでは、広く解釈されるべきものであり、つまり、筐体内に存在し且つ食品及び調理液と共に共存する気体又は擬似気体を指すものである。
本発明によると、機器1は、調節時の構成(図5に示す)を呈するのに適している圧力調節部材19を含み、その構成において、圧力調節部材19は、筐体の内部の圧力を所定のレベル、動作圧力に対応しているレベルに保持できるように、第1蒸気通過部18を調節する。例えば、所定の圧力レベルは、好ましくは実質的に55kPaから90kPaの範囲に存在する。
つまり、圧力調節部材19は、次のいずれかの目的のために、筐体内の瞬間的な圧力に応じて、第1蒸気通過部18の大きさ(広さ)を調節するように設計されている、つまり、
・もしその瞬間的な圧力が所定のレベルよりも大きい場合、蒸気を第1蒸気通過部18を介して漏出させる目的。
・又は、もしその瞬間的な圧力が所定のレベルよりも小さい場合、機器1内の圧力を上昇させるように、第1蒸気通過部18を介した蒸気のいかなる漏れをも防止する目的。
好ましい形態において、圧力調節部材19は、バルブ20を備えている。バルブ20は、圧力調節部材19が調節時の構成にあるとき、第1に、筐体内の圧力が上記所定のレベルに等しいか小さい限り、第1蒸気通過部18を閉じる(つまり、取り除く)ように機能し、第2に、筐体内の圧力が上記所定のレベルを超えるとすぐに、第1蒸気通過部18を開けるように機能する(つまり、第1蒸気通過部18の広さとしてゼロではない値を与える)。つまり、バルブ20は、調節時の構成にあるとき、第1に、筐体内の圧力が上記所定のレベルに等しいか小さい限り、筐体の内部と外部とのいかなる連通をも防ぐように設計されていると共に、第2に、筐体内の圧力が上記所定のレベルを超えるとすぐに、圧力の影響によって筐体の内部を筐体の外部に自動的に連通させるように設計されている。
本発明によると、圧力調節部材19はまた、減圧の構成(図6に示す)を呈することができる。その構成において、圧力調節部材19は、筐体の内部を筐体の外部に連通させることができるように、筐体の内部の圧力とは独立して、第1蒸気通過部18を調節する。つまり、圧力調節部材19が減圧の構成にあるとき、圧力調節部材19は、ゼロではない値を第1蒸気通過部18に与える。この値は、実質的に連続的に保持され(たとえ筐体内の圧力が所定のレベルと等しいかそれよりも小さくなったとしても)、それにより、機器1を減圧、つまり、筐体内の内部圧力を筐体の外部の大気圧と均衡させる。
圧力調節部材19がバルブ20を備える各図における好ましい形態において、バルブ20はこのため、圧力調節部材19が減圧の構成にあるとき、第1蒸気通過部8を開ける。このことは、バルブ20がゼロではない値を第1蒸気通過部18に与えることを意味しており、この値は好ましくは予め設定され、且つ、筐体を減圧できるように蒸気の漏れ流れを可能にするのに適した値である。
本発明によると、導管14はまた、漏れ流れ方向(つまり、筐体の内部から筐体の外部への向き)における第1蒸気通過部18から上流に位置する第2蒸気通過部21(第2流れ部)を規定している。つまり、筐体内に含まれる蒸気は、導管14を介して機器1の外側に向かって逃げ出るとき、はじめに第2蒸気通過部21を通過してそれから第1蒸気通過部18を通過する。該第1蒸気通過部18と第2蒸気通過部21とは、各図に見られるように、互いに距離を置いて位置している。
本発明によると、機器1は、第2蒸気通過部21を調節するための調節手段22を含んでいる。該調節手段22は、調節部材19が調節の構成(例えば図5)にあるとき第2蒸気通過部21が第1の値(面積)を呈する一方で調節部材19が減圧の構成(例えば図6)にあるとき第2蒸気通過部21が第1の値よりもかなり小さい第2の値(面積)を呈するように設計されている。つまり、調節部材19が調節の構成から減圧の構成に移行するとき、第1の値から該第1の値よりもかなり小さい第2の値へ移行しながら、第2蒸気通過部21の広さは減少する。
本発明の一般的な原理はこのため、圧力調節部材19が働きかける第1蒸気通過部18から上流に位置する第2蒸気通過部21の値を制御することに基づいている。より正確には、本発明は、調節部材19が減圧の構成にあるときよりも、調節部材19が調節の構成にあるときにより大きい上流の第2蒸気通過部21を実行することに基づいている。このことは同時に、調節部材19と筐体の内部との間における圧力の入れ替えを最適化することによって、調節における優れた感度を可能とし、また、上流の第2蒸気通過部21の収縮が導管14から大変熱い蒸気及び/又は食品材料が突き出ることを防止しながら、調節部材19が減圧の構成にあるときに漏れ流れの速度の最適な制御を可能とする。
有利には、第2蒸気通過部21は、筐体と導管14との間の部分に実質的に向かって位置しており、且つ、好ましくはその部分に位置している。つまり、導管14によって規定される第2蒸気通過部21は好ましくは、漏れ流れ方向に導管14から上流に向かってできるだけ離れて位置している。つまり、筐体内に含まれる蒸気は、最初に第2蒸気通過部21を介して通過することによって導管14へ通り抜ける。この技術的な対策により、筐体の内部とできるだけ近時している蒸気の漏れ流量の増減を生み出すことができ、それにより、蒸気の流れに対する妨害を最小限にし、その結果、実質的に一定で且つ減圧中制御された流れを保存することができる。
有利には、第2蒸気通過部21を調節するための調節手段22は、調節部材19を調節の構成から減圧の構成へ変化させることが第1の値から第2の値へと第2蒸気通過部21の値を減少させる一方でその逆も成立するように、筐体内の圧力を調節するための調節部材19と機能的に接続されている。
よりもっと好ましい形態では、第2蒸気通過部21を調節するための調節手段22は、各図に示されるように、圧力調節部材19によって実行される。このことは、特にコンパクトな単一のサブアセンブリを利用することを可能とし、該サブアセンブリは、多くの機能、特に調節機能、減圧機能、及び第2蒸気通過部21の大きさを調節する機能、を実行するための調節手段19及び22によって構成されている。
有利には、第2蒸気通過部21を調節するための調節手段22は、伸長部23を備えている。伸長部23は、好ましくは円筒形状であり、第1セグメント23Aと、該第1セグメント23Aの断面よりも大きい断面を持つ第2セグメント23Bとを呈している。伸長部23は、筐体の内部を導管14と連通させるための貫通孔17内へ同軸上にスライドするように実装されている。それにより、調節部材19が調節の構成にあるとき、第1の値を呈する第2蒸気通過部21は、第1セグメント23Aと貫通孔17(図5に示すように)間の協働によって規定されている。一方で、調節部材19が減圧の構成にあるとき、第2の値を呈する第2蒸気通過部21は、第2セグメント23Bと貫通孔17(図6に示すように)間の協働によって規定されている。
各図に示される形態において、筐体内を導管14に連通させるための貫通孔17は円形であり、つまり、該貫通孔17は、外側面3Bと内側面3Aとの間の蓋3の厚さを貫通しており、X−X’軸に関して平行であるY−Y’対象軸に関して円形基部上に円筒形状である外形を備えている。伸長部23は有利には、Y−Y’軸に沿って平行移動するように実装されており、それにより、貫通孔17を同軸上に貫通することができる。第1セグメント23Aと第2セグメント23Bとは、互いに一列に位置しており、これらは肩部によって分離されている。第1セグメント23Aと第2セグメント23Bとは好ましくは、Y−Y’軸に関する回転体を構成している。第1セグメント23Aは第2セグメント23Bの半径よりも小さい半径を有している。つまり、第1セグメント23Aによって呈される最大の直径は、第2セグメント23Bによって呈される最大の直径よりも小さい。このため、各図に示された形態において、第2蒸気通過部21は、内側が、第1セグメント23Aによって規定される(つまり、調節部材19によって採用される構成に基づく第2セグメント23Bによって規定されている)と共に、外側が、貫通孔17の外形によって規定される、円形のリング形状を呈している。
各図に示す形態では、第2蒸気通過部21によって呈される第1の値S1は、次の式によって得られる。
1=πL1(2R−L1
ここで、Rは貫通孔17の半径であり、L1は貫通孔17と第1セグメント23Aとによって規定された環状の隙間スペースである。同様に、第2蒸気通過部21によって呈される第2の値S2は、次の式によって得られる。
2=πL2(2R−L2
ここで、Rは貫通孔17の半径であり、L2は貫通孔17と第2セグメント23Bとによって規定された環状の隙間スペースである。
有利には、調節部材19が調節の構成にあって、筐体の内部の圧力を動作圧力に対応する所定のレベルにできるように第1蒸気通過部18を広げるとき、第1蒸気通過部18は、第2蒸気通過部21のための第1の値を大いに超えない値を呈している。つまり、調節部材19が調節の構成にあって第1蒸気通過部18を広げるとき、第1の値を保持している第2蒸気通過部21はバルブ20によって広げられる第1蒸気通過部18よりも大きい。この技術的な対策は、調節中に導管14内において生じる不時のいかなる圧力上昇現象をも回避できる。この圧力上昇現象は、調節の正確性と速度に対して害になり得るものである。
有利には、調節部材19が減圧の構成にあるとき、第1蒸気通過部18は、第2蒸気通過部21の第2の値よりもかなり大きい値を呈している。つまり、減圧の構成におけるバルブ20によって規定される第1蒸気通過部18は、そのとき第2の値を呈する第2蒸気通過部21よりも大きい。この技術的な対策は、2つの基本的な機能、つまり、第1に、ユーザが機器1をすぐに開けるための減圧のスピードと、第2に、火傷するほど熱い食品及び/又は液体のいかなる危険な飛び出しをも避けるための安全な使用とを素晴らしく調整することを実現する。第2セグメント23Bと貫通孔17とによって規定される小さな部分(第2蒸気通過部21のための第2の値)は、第1蒸気通過部18が第2蒸気通過部の値よりも大きい、大きな所定の値であって且つ圧力の急激な減少を起こすように選択された所定の値を呈している間、蒸気の漏れ流れ流量を制限することで、液体及び/又は食品が吹き出される現象(「泡現象」はまた「エマルジョン」現象として知られている)の出現を十分に制限する。
各図に示す類の形態、圧力調節部材19がバルブ20を備える形態では、該バルブ20は有利には、モジュール5内のY−Y’軸に沿って軸方向にスライドするように好ましくはそれ自身搭載されたバルブ軸25の端部に好ましくは搭載された頭部24を備えている。頭部24は、好ましくはY−Y’軸に沿って実質的に垂直方向に好ましくは延伸しており、有利には、各図に見られるように、一般に円盤形状である。有利には、バルブ20はまた、頭部24から突き出す環状のパッキング26を備えており、該パッキング26は好ましくはバルブ20の周囲に突きだしている。バルブ20が第1蒸気通過部18を閉じているとき(図5に示す)、環状のパッキング26は、実質的に漏れのないように調理筐体を支持するように設計されており、つまり、貫通孔17はパッキング26と頭部24とによって閉じているチャンバー15内を開口するので、貫通孔17を取り囲んで且つそれによって筐体の内部を外部と連通させることを防止するように、蓋3の外側面3Bを支持している。
好ましくは、パッキング26は、頭部24と一体に形成されており、つまり、頭部24と一緒になってバルブ軸25を覆う単一の1つの部分を構成している。
好ましくは、各図に示すように、伸長部23はまた、X−X’軸方向に沿ってバルブ20の頭部24から突きだしている。
特に有利な形態では、各図に示すように、伸長部23、頭部24、及びパッキング25は、単一の1つの部分によって構成されており、該1つの部分は好ましくは、バルブ軸25に働く力によってかみ合うように、例えばシリコンの類のエラストマー材料からなるキャップである。
バルブ軸25は有利には、バネ27の軸方向の戻り反応に曝される。よく知られているように、バネ27は、頭部24のパッキング26を蓋3の外側面3Bに永続的に付勢し、これにより、調節部材19が調節の形態にあるときはいつでも、パッキング26はバルブ20に対する台座を構成する。筐体の内部に存在する圧力がバネ27によって働く戻り力を克服するのに十分であるとき、バルブ20は持ち上げられ、それにより、第1蒸気通過部18を開け、その結果、自動的に圧力を調節することが可能となる。
調節部材19を減圧の構成に変更することは、筐体内の圧力を減圧するように、筐体内に存在する圧力のレベルにかかわらず、第1蒸気通過部18を開けることができるように、バネ27によって働く戻り力よりも大きい反対力を調節部材19に働きかけることに対応する。
有利には、第2蒸気通過部21のための第2の値に対する第2蒸気通過部21のための第1の値の割合は、実質的に1.05〜2.5の値の範囲にあり、より好ましくは、1.5〜2.0の値の範囲にある。そのような割合を用いることにより、第1に、調節の感度、第2に、減圧の速さと安全性とを素晴らしく調和させることを可能とする。
より好ましい形態では、第2蒸気通過部21のための第1の値は、実質的に、10mm2〜15mm2の間にあり、さらに好ましくは、実質的に、12.4mm2に等しい。一方で、第2蒸気通過部21のための第2の値は好ましくは、実質的に、5mm2〜9mm2に範囲にあり、より好ましくは、実質的に、7.1mm2に等しい。
図1〜6に示した各形態における本発明の調理機器1は、以下に記述されるように動作する。
ユーザは最初に、ネジ軸6を蓋3に形成された対応するホール7に取り付け、ネジ軸6にネジ締めされた保持ナット8の力によってモジュール5を締め付けることにより、モジュール5を蓋3に取り付ける。この構成において、環状のパッキング15Aは蓋3の外部面3Bを漏れないように支持している。これにより、貫通孔17と協働して導管14を形成する。蓋3に対するモジュール5の位置取りはまた、同軸上であって且つ第2蒸気通過部21を円形リングの形状に規定するように、伸長部23を貫通孔17に突き通すようにする。
ユーザは、容器2に調理用の食品を挿入する。容器2内では調理用バスケット(図示せず)を用いる必要があり、それ自体は容器2内に配置される。その後、ユーザは、容器2の上に、制御モジュール5と共に蓋3をはめ込み、そして、あご部4の助け、つまり、ボタン9及び10によって制御されるあご部4の急速な動きの力によって、容器1を固定させる。
回転セレクター37を利用して、ユーザは、バルブ20の軸上の位置に働きかける。ユーザはこのため、バルブ20を図5に示す調節の構成に移動させる。各図に示す機器は、指標付きの調節用の副構成を複数備えていてもよい。バルブ20に対応する調節用の複数の副構成の各々は、異なる圧力設定を有し、これは、多かれ少なかれバネ27を押すことによって達成される。
機器1はそれから下部のホットプレートからの熱に曝される。ホットプレートから放出される熱は、底部2Aを介して、容器2上に蓋3を取り付けることによって形成された調理用筐体内に配置された食品に伝達する。この熱の伝達の効果の下で、筐体内の圧力は上昇する。この圧力が、バネによって働く圧力設定に対応している所定のレベルよりも大きくなるとすぐに、頭部24及びパッキング26は蓋3の外側面3Bから離れ、それにより、蒸気を外部に逃がして、筐体内の圧力を自動的に調節することが可能となる。漏れ出る蒸気の流れは、最初に、流れ方向において第2蒸気貫通部21から上流に位置する第1蒸気通過部21を通じ、それから、最終的には排気管16を介して逃げ出るようにチャンバー15を通じる。素晴らしい調節の感度を得るために、つまり、筐体内の圧力の変化に大変敏感であるバルブ20から利益を得るために、座面の領域、つまり、バルブ20と筐体の内側との間における出来るだけ大きい圧力交換表面領域を提供することは有利である。この目的のために、座面領域を直接決定する直径を持つ頭部24は、例えば、パッキング26上の直径が10.5mmである大きい直径を呈している。バルブ20が調節の構成にあるとき、筐体の内部と頭部24によって構成される上記圧力交換表面領域との間で、素晴らしい圧力交換ができるように、図5に示すように、第2蒸気通過部21は相対的に大きく、例えば12.4mm2である。例えば、貫通孔17は有利には6mmの直径を呈している一方で、伸長部23の第1セグメント23Aは実質的に4.5mmに等しい直径を呈している。
調理サイクルの最終段階では、ユーザは、指標付きの減圧位置にセレクター37を動かすことにより、バネ27によって働く戻り力と反対方向で且つ該戻り力よりも大きい軸力を働かせる。これにより、バルブ20が所定の高さに持ち上げられることを可能とし、その高さは、パッキング26と蓋3の外側面3Bとの接触による損失から守るために十分な高さである。その結果、第1蒸気通過部18を開けると共に、第2の値を第2蒸気通過部21に与えるように第2セグメント23を貫通孔17と協働させる。減圧の完了を保障する目的で、バルブ20は、例えば、蓋3の外側面3Bからなるべく多く突き出るように、蓋3の外側面3Bとパッキング26との間の隙間を形成するために、蓋3の外側面3Bによって形成される座部から出来るだけ離れて位置させるべきである。その隙間の値は、火傷するほど熱い食品及び/又は液体が導管14を介して外側に飛び出ることなく、最大の漏れ流量を得ることができるように、第2蒸気通過部21のための第2の値に応じて選択されている。好ましくは、第2蒸気通過部23Bは5.2mmに実質的に等しい値を呈し、それにより、貫通孔17(好ましくは直径が実質的に6mmに等しい)と協働して、7.1mmに実質的に等しい第2の値を呈する第2蒸気通過部21を規定している。
本件出願人が各図に示す幾何学的な構成と上述の値(パッキング26上の頭部24の直径:10.5mm、貫通孔17の直径:6mm、第1セグメント23Aの直径:4.5mm、第2セグメント23Bの直径:5.2mm)を用いて行った実験テストによると、定量化された本発明の技術的な効果を実現することができた。
当該テストは6リットルの容積を持つ容器を備えた機器1を使って実行されたものであり、該容機器1は半分充填されて且つ1.5キロワット(kW)伝達する鋳鉄の電気ホットプレート上に配置されたものである。
そのような条件下で、機器1の減圧として、上記ホットプレートから該機器1が取り除かれた後に、内部圧力が80kPaから40kPaへなるように16秒間かけて行った。そのとき、第2蒸気通過部21は12.4mm2に等しかった。一方で、他の要素は変化しないままで第2蒸気通過部21が7.1mm2に等しくなるまで26秒必要であった。
同様に、精妙な調節により、第1蒸気通過部18は実質的に12.4mm2に等しいとき、バルブ20に対する最初の値(つまり、第1蒸気通過部18を開ける値)と、最大の調節値との差は、4kPaであった。一方で、他の要素は変化しないままで第2蒸気通過部21が7.1mm2に等しいとき、その差は、実質的に6kPaに等しかった。
圧力調節部材19が調節の構成から減圧の構成へ移行するとき、第2蒸気通過部21を調節して圧力調節部材19を上昇させることができ、その逆も成立する。その結果、記述された例では、減圧の速度を約62%減少(このため、ユーザにとって許容される減圧の期間が保持されている間、いかなる食品及び/又は液体の危険な吹き出しをも避けることを可能とする)させることを可能とすると共に、調節の感度の点で50%向上させることを可能とする。
上記例はまた、安価な信頼できる調理用機器の大量生産のための発明によって呈されるかなりの利点を示している。
減圧の激しさを低減するように第1蒸気通過部18に対して7.1mm2の値を得ることが望ましい場合には、パッキング26は蓋3の外側面3Bから0.2mm離れている必要がある(パッキングは26は、周囲33mmに対応する10.5mmの直径を有するために)。製造上の誤差により、特に大量生産の場合、そのスペースをそのような精度で得ることは困難である。そのため、激しい減圧の危険が存在するか(実際、製造上の誤差のために、そのスペースが0.2nmよりも大きくなる場合)、満足のいく減圧が得られない(実際、製造上の誤差のために、そのスペースが0.2mmよりも小さい場合)。
しかしながら、本発明は、調節バルブによって調節される第1蒸気通過部18から上流に位置する第2蒸気通過部21を制御することにより、製造上の誤差に関連する制約に無感覚でいることを可能とし、激しい排出現象を誘発することなく0.2mmよりもずっと大きいスペースを利用することが可能となる。
本発明は、圧力調理器の設計及び製造に適用される。
本発明の調理機器を示す全体分解斜視図である。 図1に示す機器の蓋を示す概略斜視図である。 上から順に、本機器の設定調節バルブを内蔵すると共に図2に示す蓋にはめ込むように設計され且つ取り外し可能に取り付けられた制御モジュールの底部、側面、上部を示す3つの図である。 図3に示すモジュールの断面における形態の詳細を示す概略図である。 調節の形態にあるときにおける圧力調節部材の詳細を示す図である。 減圧の形態にあるときにおける圧力調節部材の詳細を示す図である。
1 機器
2 容器
2A 熱伝導性の底部
2B、2C ハンドル
3 蓋
3A 内部面
3B 外部面
4 開閉手段(あご部)
5 制御モジュール
6 ネジ軸
7 ホール
8 保持ナット
9、10 制御ボタン
11 取り外しタイマー
12 安全バルブ
13 スライドフィンガー
14 導管
15 チャンバー
15A 環状のパッキング
16 排気管
17 貫通孔
18 第1蒸気通過部
19 圧力調節部材
20 バルブ
21 第2蒸気通過部
22 圧力調節手段
23 伸長部
23A 第1セグメント
23B 第2セグメント
24 頭部
25 バルブ軸
26 環状のパッキング
27 バネ
28 回転セレクター

Claims (14)

  1. 圧力下で食品を調理するための機器(1)であって、前記機器(1)は、導管(14)を備えた調理用筐体を形成するように構成されており、
    前記導管(14)は、前記筐体の内部から前記筐体の外部へ蒸気の漏れ流れを構築することを可能とすると共に、前記蒸気のための第1流れ部(18)を規定し、
    前記機器(1)は、
    第1に、前記筐体の内部の圧力を所定のレベルに保持するために、前記第1流れ部を調節する、調節の構成を呈するのに適しており、第2に、前記筐体の内部の圧力のレベルとは独立して、前記筐体の内部を前記筐体の外部と連通させるために、前記第1流れ部を調節する、減圧の構成を呈するのに適している、圧力調節部材(19)を含み、
    前記導管(14)はまた、漏れ流れ方向における前記第1流れ部(18)から上流に位置する第2流れ部(21)を規定し、
    前記機器(1)は、
    前記第2流れ部(21)を調節すると共に、前記圧力調節部材(19)が前記調節の構成にあるとき、前記第2流れ部(21)は第1の面積を呈し、前記圧力調節部材(19)が前記減圧の構成にあるとき、前記第2流れ部(21)は前記第1の面積よりも実質的に小さい第2の面積を呈するように設計されている、調節部材(22)を含む、ことを特徴とする機器。
  2. 請求項1に記載の機器(1)において、
    前記第2流れ部(21)は、前記筐体と前記導管(14)との間に実質的に位置している、ことを特徴とする機器。
  3. 請求項1又は2に記載の機器(1)において、
    前記第2流れ部(21)を調節する前記調節部材(22)は、前記圧力調節部材(19)によって移動する、ことを特徴とする機器。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    前記筐体の内部を前記導管(14)に連通させる貫通孔(17)を含み、
    前記第2流れ部(21)を調節するための前記調節部材(22)は、
    第1セグメント(23A)と前記第1セグメント(23A)の断面よりも大きい断面を有する第2セグメント(23B)とを呈する伸長部(23)を含み、
    前記伸長部(23)は、前記調節部材(19)が前記調節の構成にあるとき、そのとき前記第1の面積を呈する前記第2流れ部(21)は、前記第1セグメント(23A)と前記貫通孔(17)との協働によって規定される一方、前記調節部材(19)が前記減圧の構成にあるとき、そのとき前記第2の面積を有する前記第2流れ部(21)は、前記第2セグメント(23B)と前記貫通孔(17)との協働によって規定されるように、前記貫通孔(17)と同軸上にスライドするように実装されている、ことを特徴とする機器。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    前記圧力調節部材(19)は、バルブ(20)を含み、
    前記バルブ(20)は、
    前記圧力調節部材(19)が前記調節の構成にあるとき、第1に、前記筐体内の圧力が前記所定の圧力よりも小さいか又は等しくなるように、前記第1流れ部(18)を閉じ、
    前記圧力調節部材(19)が前記減圧の構成にあるとき、前記第1流れ部(18)を開ける、ことを特徴とする機器。
  6. 請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    前記圧力調節部材(19)が前記調節の構成にあって、前記第1流れ部(19)を開けるとき、前記第1流れ部(18)は、前記第2流れ部(21)のための前記第1の面積超えない面積を呈する、ことを特徴とする機器。
  7. 請求項5又は6に記載の機器(1)において、
    前記圧力調節部材(19)が前記減圧の構成にあるとき、前記第1流れ部(18)は、前記第2流れ部(21)のための前記第2の面積よりも大きい面積を呈する、ことを特徴とする機器。
  8. 請求項5〜7のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    前記バルブ(20)は、頭部(24)と、前記頭部(24)から延伸する環状のパッキング(26)とを備え、
    前記パッキング(26)は、前記バルブ(20)が前記第1流れ部(18)を閉じるとき、前記貫通孔(17)を囲んで前記筐体を実質的に漏れのないように支持し、それにより、前記筐体の内部が前記筐体の外部に連通することを防止する、ことを特徴とする機器。
  9. 請求項3、4、又は8に記載の機器(1)において、
    前記伸長部(23)は、前記バルブ(20)の前記頭部(24)から突き出している、ことを特徴とする機器。
  10. 請求項9に記載の機器(1)において、
    前記伸長部(23)、前記頭部(24)、及び前記パッキング(26)は、単一のひとつの部分によって構成されている、ことを特徴とする機器。
  11. 請求項1〜10のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    前記第2流れ部(21)のための前記第2の面積に対する、前記第2流れ部(21)のための前記第1の面積の割合は、実質的に、1.05〜2.5の範囲にある、ことを特徴とする機器。
  12. 請求項1〜10のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    前記第2流れ部(21)のための前記第2の面積に対する、前記第2流れ部(21)のための前記第1の面積の割合は、実質的に、1.5〜2の範囲にある、ことを特徴とする機器。
  13. 請求項1〜12のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    前記第2流れ部(21)のための前記第1の面積は、実質的に、10mm2〜15mm2の範囲にある一方、
    前記第2流れ部(21)のための前記第2の面積は、実質的に、5mm2〜9mm2の範囲にある、ことを特徴とする機器。
  14. 請求項1〜13のうちのいずれか1項に記載の機器(1)において、
    当該機器(1)は、家庭用圧力調理器を構成するものである、ことを特徴とする機器。
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