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JP5192912B2 - サスペンション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車輪と車体との間に介装されたサスペンション装置に関するものであり、特に車体のロールを抑制するサスペンション装置に好適なものである。
このようなサスペンション装置としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。このサスペンション装置は、流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結すると共に、第1連通路及び第2連通路を連通して温度変動による圧力を補償する圧力補償部を備えている。この圧力補償部は、第1連通路及び第2連通路を連通する温度補償連通路に温度補償用アキュームレータを連結すると共に、この温度補償用アキュームレータと第1連通路及び第2連通路との間の夫々にオリフィスを介装して構成されている。
特表2002−541015号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されるサスペンション装置では、流体温度の変化に伴う圧力変化を速やかに補償するためには、オリフィスの流動抵抗は小さい方がよいが、例えば車両のロール状態が長時間継続するような場合には、第1連通路、第2連通路、温度補償用アキュームレータ間での流体の移動を抑制すべきであるから、オリフィスの流動抵抗は大きい方がよい。つまり、オリフィスに相反する特性が要求されることから、実車により適合するサスペンション装置が要求される。
本発明はこれらの諸問題を解決すべくなされたものであり、温度補償性能とロール抑制性能の両立が可能なサスペンション装置を提供することを目的とするものである。
以上の課題を解決するため、本発明に係るサスペンション装置は、流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結するサスペンション装置において、前記第1連通路及び第2連通路を連通して圧力を補償する圧力補償部を備え、前記圧力補償部は、前記第1連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第1開閉制御弁と、前記第2連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第2開閉制御弁と、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁に連結される温度補償用アキュームレータと、前記第1連通路及び第2連通路及び温度補償用アキュームレータの夫々に設けられた圧力センサと、を備え、前記制御装置は、車両の停車中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両の走行中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁する一方、車両の走行中であっても、前記圧力センサで検出された第1連通路及び第2連通路の圧力と温度補償用アキュームレータの圧力との圧力差が所定値以上である場合には、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁することを特徴とするものである。
本発明に係るサスペンション装置によれば、停車中は、第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両走行中は、原則的に、第1開閉制御弁及び第2回閉制御弁を閉弁するといった開閉制御を行うことにより、温度補償性能とロール抑制性能の両立が可能となる。
以下、図を参照して本発明のサスペンション装置の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態のサスペンション装置の概略構成図である。図中の符号1FL〜1RRは、前左輪〜後右輪の夫々と車体との間に介装されたアクチュエータである。これらアクチュエータ1FL〜1RRは、夫々、流体が封入されるシリンダ2FL〜2RRと、当該シリンダ2FL〜2RR内を車輪側の第1室3FL〜3RR及び車体側の第2室4FL〜4RRに区画するピストン5FL〜5RRと、当該ピストン5FL〜5RRからシリンダ2FL〜2RR外に延出するピストンロッド6FL〜6RRを備えて構成される。そして、本実施形態では、前左輪のアクチュエータ1FLの第1室3FLと前右輪のアクチュエータ1FRの第2室4FRと後左輪のアクチュエータ1RLの第1室3RLと後右輪のアクチュエータ1RRの第2室4RRとを第1連通路7で連通する。また、前左輪のアクチュエータ1FLの第2室4FLと前右輪のアクチュエータ1FRの第1室3FRと後左輪のアクチュエータ1RLの第2室4RLと後右輪のアクチュエータ1RRの第1室3RRとを第2連通路8で連通する。更に、本実施形態では、第1連通路7及び第2連通路8の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ9及び第2アキュームレータ10を連結する。この流体回路によれば、例えば車体がロール(車体が左右方向に傾斜)する場合には、第1連通路7及び第2連通路の内部圧力が上昇又は下降してアクチュエータ1FL〜1RRの伸縮を阻害し、もって車体挙動、即ちロールが抑制される。一方、例えば車体がワープする(車体前後が逆相に左右に捻れる)場合には、流体回路内を流体が流動してアクチュエータ1FL〜1RRの伸縮を阻害しない。
また、本実施形態のサスペンション装置では、第1連通路7と第2連通路8を連通して、温度変化に伴う圧力変動を補償する圧力補償部としての圧力補償用連通路11が設けられており、この圧力補償用連通路11に圧力補償用アキュームレータ12が連結されている。そして、圧力補償用連通路11には、第1連通路7と圧力補償用アキュームレータ12を断続する第1開閉制御弁13及び第2連通路8と圧力補償用アキュームレータ12を断続する第2開閉制御弁14が介装されている。第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14は、何れも非通電時に閉弁状態にあり、通電時に開弁するソレノイドバルブであり、マイクロコンピュータなどの演算処理装置からなる制御装置20によって開閉制御がなされる。なお、本実施形態では、例えば横加速度や上下加速度から車両が走行している路面の状態を検出する路面状態センサ31が設けられており、例えば横加速度や上下加速度が第1所定値以上である場合には走行中の路面状態が悪路であると検出する。また、例えば横加速度や上下加速度が、第1所定値より大きな第2所定値以上である場合には走行中の路面状態が極悪路であると検出するように構成されている。
本実施形態では、図2に示すように、エンジンが回転している(図ではON)ときには車両が走行しているものとして、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁し、それ以外のときには、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁する。このようにすることにより、車両が走行していないと考えられるエンジン非回転時には、第1連通路7と第2連通路8が圧力補償用連通路11によって連通されるので、温度変化に伴う両者の圧力変動が補償される。また、車両が走行していると考えられるエンジン回転時には、第1連通路7と第2連通路8が遮断されるので、本来の流体回路の効果、即ちロール抑制効果を確保することができる。また、本実施形態では、車両の走行中は、原則的に、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁するが、路面状態センサ31で検出される走行中の路面状態が悪路である場合には、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁する。このような路面状態で第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁すると、アクチュエータ1FL〜1RRの伸縮が容易になり、乗心地が確保される。但し、路面状態センサ31で検出される走行中の路面状態が極悪路である場合には、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁し、アクチュエータ1FL〜1RRの伸縮を抑制して悪路走破性を向上する。
このように本実施形態のサスペンション装置によれば、以下のような効果が得られる。即ち、
(1)流体が封入されるシリンダ2FL〜2RR及び当該シリンダ2FL〜2RR内を車輪側の第1室3FL〜3RR及び車体側の第2室4FL〜4RRに区画するピストン5FL〜5RR及び当該ピストン5FL〜5RRからシリンダ2FL〜2RR外に延出するピストンロッド6FL〜6RRを備えたアクチュエータ1FL〜1RRを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータ1FLの第1室3FLと前右輪のアクチュエータ1FRの第2室4FRと後左輪のアクチュエータ1RLの第1室3RLと後右輪のアクチュエータ1RRの第2室4RRとを第1連通路7で連通すると共に、前左輪のアクチュエータ1FLの第2室4FLと前右輪のアクチュエータ1FRの第1室3FRと後左輪のアクチュエータ1RLの第2室4RLと後右輪のアクチュエータ1RRの第1室3RRとを第2連通路8で連通し、第1連通路7及び第2連通路8の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ9及び第2アキュームレータ10を連結と共に、第1連通路7及び第2連通路8を連通して圧力を補償する圧力補償部としての圧力補償用連通路11を備え、圧力補償部は、第1連通路7に接続されて制御装置20によって開閉制御される第1開閉制御弁13と、第2連通路8に接続されて制御装置20によって開閉制御される第2開閉制御弁14と、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14に連結される圧力補償用アキュームレータ12とを備えた構成としたため、車両走行中は第1開閉制御弁13及び第2回閉制御弁14を閉弁するといったように第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開閉制御を行うことにより、温度補償性能とロール抑制性能の両立が可能となる。
(2)制御装置20は、車両の走行中、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁することとしたため、車両走行中のロールを確実に抑制することができる。
(3)路面の状態を検出する路面状態センサ31を備え、制御装置20は、路面状態センサ31で検出された路面状態が悪路である場合には第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁し、検出された路面状態が極悪路である場合には第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁することとしたため、悪路における乗心地と、極悪路における走破性の両立が可能となる。
[第2実施形態]
図4は、本実施形態のサスペンション装置の概略構成図である。本実施形態のサスペンション装置は、前記第1実施形態のサスペンション装置に類似しており、同等の構成要件も多数ある。本実施形態のロール抑制のための流体回路は、前記第1実施形態のそれと同等であり、その機能も同等である。そこで、同等の構成要件には同等の符号を付して、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、第1連通路7の圧力を検出する第1圧力センサ15、第2連通路の圧力を検出する第2圧力センサ16、圧力補償用連通路11、即ち圧力補償用アキュームレータ12の圧力を検出する圧力補償用圧力センサ17が設けられている。なお、路面状態センサは除去されている。
本実施形態では、図5に示すように、エンジン始動後、例えば5秒間といった所定時間、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁し、その後は、車両が走行しているものとみなして第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁する。また、エンジン回転中は車両が走行しているものとみなして原則的に第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁するが、第1連通路7や第2連通路8の圧力によっては、それらを開弁する。具体的には、第1圧力センサ15及び第2圧力センサ16で検出される第1連通路7の圧力及び第2連通路8の圧力と圧力補償用圧力センサ17で検出される圧力補償用アキュームレータ12の圧力との圧力差が所定値以上になったときに第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を所定時間、開弁する。具体的には、例えば図6に示すように、圧力補償用アキュームレータ12の圧力(図ではアキュム圧)に所定値を加減して差圧制御閾値を設定し、第1連通路7及び第2連通路8の圧力が差圧制御閾値を超えたら、タイマがカウントアップするまで第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁する。このように第1連通路7の圧力及び第2連通路8の圧力と圧力補償用アキュームレータ12の圧力との圧力差が所定値以上になったときに第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を所定時間、開弁することにより、温度変化に伴う圧力変動を速やかに補償することができる。
このように本実施形態のサスペンション装置によれば、前記第1実施形態の効果に加えて、以下のような効果が得られる。即ち、
(4)制御装置20は、エンジン始動後、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を所定時間開弁することとしたため、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開閉制御を容易にして、車両走行中のロールを確実に抑制することができる。
(5)第1連通路7及び第2連通路8及び温度補償用アキュームレータ12の夫々に第1圧力センサ15及び第2圧力センサ16及び温度補償用圧力センサ圧力センサ17を設け、制御装置20は、第1圧力センサ15及び第2圧力センサ16で検出された第1連通路7及び第2連通路8の圧力と温度補償用圧力センサ17で検出された温度補償用アキュームレータ12の圧力との圧力差が所定値以上である場合に、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁することとしたため、温度変化に伴う圧力変動を速やかに補償することができる。
[第3実施形態]
図7は、本実施形態のサスペンション装置の概略構成図である。本実施形態のサスペンション装置は、前記第1実施形態及び第2実施形態のサスペンション装置に類似しており、同等の構成要件も多数ある。本実施形態のロール抑制のための流体回路は、前記第1実施形態のそれと同等であり、その機能も同等である。そこで、同等の構成要件には同等の符号を付して、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、横加速度や操舵量、操舵速度、ロール速度、ヨー速度等から車両の旋回状態を検出する旋回状態センサ32が設けられており、横加速度などが所定値以上である場合に車両が旋回状態にあると検出できるように構成されている。なお、圧力補償用圧力センサは除去されている。
本実施形態の走行中における第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の閉弁制御は、走行速度が所定値以上となってから所定時間は第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁しておき、その後、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁する。具体的には、図8に示すように、走行速度が、例えば1km/hに設定された所定値以上となってから、例えば5秒に設定された所定時間、停車フラグをON状態とし、その間は第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁し、フラグOFF状態で閉弁する。なお、走行後、走行速度が0km/hになったら停車フラグをON状態とし、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁する。
本実施形態の差圧による第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開弁制御は、所定時間前、例えば前述の停車制御や後述の一定時間制御時に読込んだ第1圧力センサ15及び第2圧力センサ16の圧力の平均値を基準圧力とする。そして、図9に示すように、この基準圧力と第1圧力センサ15で検出された第1連通路7の圧力及び第2圧力センサ16で検出された第2連通路8の圧力との圧力差が所定値以上になったときに第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を所定時間開弁する。具体的には、基準圧力に所定値を加減して差圧制御閾値を設定し、第1連通路7の圧力及び第2連通路8の圧力が差圧制御閾値を超えたら、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14をタイマがカウントアップするまで開弁する。
更に本実施形態では、前述のように差圧制御によって第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14が開弁制御された場合、図10に示すように、それら第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の閉弁時の圧力を基準圧力に設定する。これは、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14が開弁されたことにより、第1連通路7の圧力、第2連通路8の圧力、圧力補償用アキュームレータ12の圧力が等しくなっているから、それを基準圧力に設定することで、より正確な差圧制御が可能になる。
また、本実施形態では、前述の停車制御、差圧制御に加えて、一定時間毎に所定時間だけ第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁する定時制御を行う。この定時制御は、図11に示すように、定時タイマがカウントアップするたびにフラグをON状態とし、これに合わせてタイマが、例えば5秒に設定された所定時間でカウントアップするまで第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁する。これにより、走行中に発生する温度変化に伴う圧力変動を補償することが可能となる。
但し、本実施形態では、前述した第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の各種の開弁制御も、車両の旋回中、即ち図7の流体回路が本来のロール抑制効果を発生すべき期間中は、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開弁を禁止する。具体的には、旋回状態センサ32で検出された例えば横加速度や操舵量、操舵速度、ロール速度、ヨー速度等の旋回状態量が所定値以上になったらフラグをON状態とし、このフラグON状態の間は第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開弁制御を中断して閉弁する。
次に、前述した第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁の開閉制御のための演算処理について、図13〜図19のフローチャートを用いて説明する。図13は、制御装置20で行われるゼネラルフローであり、まずステップS1で、制御装置20の初期設定を行う。
次にステップS2に移行して、例えば10msec.に設定された所定の制御周期になったか否かを判定し、所定の制御周期になった場合にはステップS2に移行し、そうでない場合には待機する。
ステップS3では、前回の演算処理結果に基づいてアクチュエータ、即ち第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開閉制御を行う。
次にステップS4に移行して、図7には図示しないその他のポートへの出力制御を行う。
次にステップS5に移行して、例えば圧力センサ15,16や旋回状態センサ32などのセンサ値を読込む。
次にステップS6に移行して、後述する演算処理を行って、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開閉制御を行う。
次にステップS7に移行して、図示しないその他の制御や演算処理を実行してからステップS2に移行する。
次に前記図13の演算処理のステップS6で行われる演算処理を図14のフローチャートに従って説明する。この演算処理では、まずステップS61で、後述する図15の演算処理に従って旋回フラグの設定を行う。
次にステップS62に移行して、後述する図16の演算処理に従って停車制御を行う。
次にステップS63に移行して、後述する図17の演算処理に従って差圧制御を行う。
次にステップS64に移行して、後述する図18の演算処理に従って定時制御を行う。
次にステップS65に移行して、後述する図19の演算処理に従って第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開閉判定を行ってから図13の演算処理のステップS7に移行する。
次に前記図14の演算処理のステップS61で行われる演算処理を図15のフローチャートに従って説明する。この演算処理では、まずステップS611で、走行速度に応じた旋回状態閾値を設定する。
次にステップS612に移行して、例えば旋回状態を表す横加速度(操舵量、操舵速度、ロール速度、ヨー速度などでも可)が旋回所定値以上であるか否かを判定し、横加速度が旋回所定値以上である場合にはステップS613に移行し、そうでない場合にはステップS614に移行する。
ステップS613では、旋回フラグをON状態にセットしてから図14の演算処理のステップS62に移行する。
ステップS614では、旋回フラグをOFF状態にクリアしてから図14の演算処理のステップS62に移行する。
次に前記図14の演算処理のステップS62で行われる演算処理を図16のフローチャートに従って説明する。この演算処理では、まずステップS621で、停車フラグがON状態にセットされているか否かを判定し、停車フラグがON状態にセットされている場合にはステップS622に移行し、そうでない場合にはステップS627に移行する。
ステップS622では、走行速度が例えば1km/hに設定された停車閾値以上であるか否かを判定し、走行速度が停車閾値以上である場合にはステップS623に移行し、そうでない場合にはステップS626に移行する。
ステップS623では、停車制御タイマのカウントアップによって、例えば5秒に設定された所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過した場合にはステップS624に移行し、そうでない場合にはステップS625に移行する。
ステップS624では、停車フラグをOFF状態にクリアしてから図14の演算処理のステップS63に移行する。
ステップS625では、停車制御タイマをインクリメントしてから図14の演算処理のステップS63に移行する。
ステップS626では、停車制御タイマをクリアしてから図14の演算処理のステップS63に移行する。
ステップS627では、走行速度が0km/hであるか否かを判定し、走行速度が0km/hである場合にはステップS628に移行し、そうでない場合には図14の演算処理のステップS63に移行する。
ステップS628では、停車フラグをON状態にセットしてから図14の演算処理のステップS63に移行する。
次に前記図14の演算処理のステップS63で行われる演算処理を図17のフローチャートに従って説明する。この演算処理では、まずステップS631で、第1連通路7の圧力及び第2連通路8の圧力と基準圧力との圧力差(図では差圧)を算出する。
次にステップS632に移行して、ステップS631で算出した第1連通路7の圧力及び第2連通路8の圧力と基準圧力との圧力差が共に所定値以上であるか否かを判定し、2つの圧力差が共に所定値以上である場合にはステップS633に移行し、そうでない場合にはステップS634に移行する。
ステップS633では、差圧フラグをON状態にセットしてから図14の演算処理のステップS64に移行する。
ステップS634では、差圧フラグをOFF状態にクリアしてから図14の演算処理のステップS64に移行する。
次に前記図14の演算処理のステップS64で行われる演算処理を図18のフローチャートに従って説明する。この演算処理では、まずステップS641で、定時フラグをOFF状態にクリアする。
次にステップS642に移行して、前記定時タイマのカウントアップによって一定時間が経過したか否かを判定し、一定時間が経過した場合にはステップS643に移行し、そうでない場合にはステップS644に移行する。
ステップS643では、定時フラグをON状態にセットすると共に定時タイマをクリアしてから図14の演算処理のステップS65に移行する。
ステップS644では、定時タイマをインクリメントしてから図14の演算処理のステップS65に移行する。
次に前記図14の演算処理のステップS65で行われる演算処理を図19のフローチャートに従って説明する。この演算処理では、まずステップS651で、旋回フラグがON状態にセットされているか否かを判定し、旋回フラグがセットされている場合にはステップS652に移行し、そうでない場合にはステップS653に移行する。
ステップS652では、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の閉弁指示を出力してから図13のステップS7に移行する。
ステップS653では、停車フラグがON状態にセットされているか否かを判定し、停車フラグがセットされている場合にはステップS654に移行し、そうでない場合にはステップS655に移行する。
ステップS654では、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開弁指示を出力してから図13の演算処理のステップS7に移行する。
ステップS655では、差圧フラグがON状態にセットされているか否かを判定し、差圧フラグがセットされている場合にはステップS656に移行し、そうでない場合にはステップS657に移行する。
ステップS656では、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の所定時間開弁指示を出力してから図13の演算処理のステップS7に移行する。
ステップS657では、定時フラグがON状態にセットされているか否かを判定し、定時フラグがセットされている場合にはステップS658に移行し、そうでない場合にはステップS659に移行する。
ステップS658では、第1開閉制御弁13及び第2回閉制御弁14の所定時間開弁指示を出力してから図13の演算処理のステップS7に移行する。
ステップS659では、所定時間開弁指示があるか否かを判定し、所定時間開弁指示がある場合にはステップS660に移行し、そうでない場合にはステップS664に移行する。
ステップS660では、タイマのカウントアップによって、所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過した場合にはステップS661に移行し、そうでない場合にはステップS663に移行する。
ステップS661では、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の閉弁指示を出力してからステップS662に移行する。
ステップS662では、タイマをクリアしてから図13の演算処理のステップS7に移行する。
ステップS663では、タイマをインクリメントしてから図13の演算処理のステップS7に移行する。
ステップS664では、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の閉弁指示を出力してから図13の演算処理のステップS7に移行する。
この演算処理によれば、例えば図20に示すように、走行速度が例えば1km/hに設定された閾値以上になっても、例えば5秒の所定時間は停車フラグがON状態にセットされ、この間、及び車両停車中は第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14は開弁され、温度変化に伴う圧力変動が補償される。また、停車フラグのセット状態であっても、旋回フラグがON状態にセットされている間は、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14が閉弁され、旋回に対する車体挙動、即ちロール抑制効果が確保される。なお、走行速度が閾値以上となって第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の所定時間開弁制御が行われているときに旋回フラグがセットされると、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を一旦閉弁した後、合計した時間が所定時間になるように、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁の所定時間開弁制御が行われる。
また、例えば図21に示すように、第1連通路7の圧力と基準圧力との圧力差が所定値以上となり且つ第2連通路8の圧力を基準圧力との圧力差が所定値以上となると、例えば5秒の所定時間、差圧フラグがON状態にセットされ、この間、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14は開弁され、温度変化に伴う圧力変動が補償される。また、差圧フラグのセット状態であっても、旋回フラグがON状態にセットされている間は、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14が閉弁され、旋回に対する車体挙動、即ちロール抑制効果が確保される。なお、第1連通路7の圧力と基準圧力との圧力差が所定値以上となり且つ第2連通路8の圧力を基準圧力との圧力差が所定値以上となって第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の所定時間開弁制御が行われているときに旋回フラグがセットされると、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を一旦閉弁した後、合計した時間が所定時間になるように、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁の所定時間開弁制御が行われる。
また、例えば図22に示すように、定時タイマがカウントアップして一定時間が経過すると、例えば10msec.の制御周期の間、定時フラグがON状態にセットされ、フラグセットから、例えば5秒の所定時間、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14は開弁され、温度変化に伴う圧力変動が補償される。また、定時フラグのセット状態であっても、旋回フラグがON状態にセットされている間は、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14が閉弁され、旋回に対する車体挙動、即ちロール抑制効果が確保される。なお、定時タイマがカウントアップして一定時間が経過して第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の所定時間開弁制御が行われているときに旋回フラグがセットされると、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を一旦閉弁した後、合計した時間が所定時間になるように、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁の所定時間開弁制御が行われる。
このように本実施形態のサスペンション装置によれば、前記第1実施形態の効果に加えて、以下のような効果が得られる。即ち、
(6)第1連通路7及び第2連通路8の夫々に第1圧力センサ15及び第2圧力センサ16を設け、制御装置20は、圧力センサ15,16で検出された第1連通路7及び第2連通路8の圧力と基準圧力との圧力差が所定値以上である場合に、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁することとしたため、温度変化に伴う圧力変動を速やかに補償することができる。
(7)基準圧力は、所定時間前に圧力センサ15,16で検出された第1連通路7及び第2連通路8の圧力とすることとしたため、基準圧力を圧力補償用アキュームレータ12の圧力に近似させることができ、温度変化に伴う圧力変動の補償をより的確に行うことができる。
(8)基準圧力は、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の閉弁時に圧力センサ15,16で検出された第1連通路7及び第2連通路8の圧力とすることとしたため、基準圧力を圧力補償用アキュームレータ12の圧力に近似させることができ、温度変化に伴う圧力変動の補償をより的確に行うことができる。
(9)制御装置20は、車両の走行開始後、車両の走行速度が所定値以上となってから所定時間、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁することとしたため、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14の開閉制御を容易にして、車両走行中のロールを確実に抑制することができる。
(10)制御装置20は、所定時間毎に、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を開弁することとしたため、温度変化に伴う圧力変動を確実に補償することができる。
(11)車両の旋回状態を検出する旋回状態センサ32を備え、制御装置20は、旋回状態センサ32で車両の旋回状態が検出された場合には、第1開閉制御弁13及び第2開閉制御弁14を閉弁することとしたため、車両旋回時のロールを確実に抑制することができる。
本発明のサスペンション装置の第1実施形態を示す概略構成図である。 図1の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図1の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 本発明のサスペンション装置の第2実施形態を示す概略構成図である。 図4の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図4の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 本発明のサスペンション装置の第3実施形態を示す概略構成図である。 図7の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図7の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図7の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図7の制御装置による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図7の制御装置による旋回フラグ設定のタイミングチャートである。 図7の制御装置で行われる演算処理のゼネラルフローを示すフローチャートである。 図13の演算処理で行われるサブルーチンのフローチャートである。 図14の演算処理で行われるサブルーチンのフローチャートである。 図14の演算処理で行われるサブルーチンのフローチャートである。 図14の演算処理で行われるサブルーチンのフローチャートである。 図14の演算処理で行われるサブルーチンのフローチャートである。 図14の演算処理で行われるサブルーチンのフローチャートである。 図13〜図19の演算処理による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図13〜図19の演算処理による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。 図13〜図19の演算処理による第1及び第2開閉制御弁の開閉制御のタイミングチャートである。
符号の説明
1FL〜1RRはアクチュエータ、2FL〜2RRはシリンダ、3FL〜3RRは第1室、4FL〜4RRは第2室、5FL〜5RRはピストン、6FL〜6RRはピストンロッド、7は第1連通路、8は第2連通路、9は第1アキュームレータ、10は第2アキュームレータ、11は圧力補償用連通路(圧力補償部)、12は圧力補償用アキュームレータ、13は第1開閉制御弁、14は第2開閉制御弁、15は第1圧力センサ、16は第2圧力センサ、17は圧力補償用圧力センサ、20は制御装置、31は路面状態センサ、32は旋回状態センサ

Claims (9)

  1. 流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結するサスペンション装置において、前記第1連通路及び第2連通路を連通して圧力を補償する圧力補償部を備え、前記圧力補償部は、前記第1連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第1開閉制御弁と、前記第2連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第2開閉制御弁と、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁に連結される温度補償用アキュームレータと、前記第1連通路及び第2連通路及び温度補償用アキュームレータの夫々に設けられた圧力センサと、を備え、
    前記制御装置は、車両の停車中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両の走行中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁する一方、車両の走行中であっても、前記圧力センサで検出された第1連通路及び第2連通路の圧力と温度補償用アキュームレータの圧力との圧力差が所定値以上である場合には、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁することを特徴とするサスペンション装置。
  2. 流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結するサスペンション装置において、前記第1連通路及び第2連通路を連通して圧力を補償する圧力補償部を備え、前記圧力補償部は、前記第1連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第1開閉制御弁と、前記第2連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第2開閉制御弁と、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁に連結される温度補償用アキュームレータと、前記第1連通路及び第2連通路の夫々に設けられた圧力センサと、を備え、
    前記制御装置は、車両の停車中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両の走行中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁する一方、車両の走行中であっても、前記圧力センサで検出された第1連通路及び第2連通路の圧力と基準圧力との圧力差が所定値以上である場合に、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁することを特徴とするサスペンション装置。
  3. 前記基準圧力は、所定時間前に前記圧力センサで検出された第1連通路及び第2連通路の圧力とすることを特徴とする請求項に記載のサスペンション装置。
  4. 前記基準圧力は、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁の閉弁時に前記圧力センサで検出された第1連通路及び第2連通路の圧力とすることを特徴とする請求項に記載のサスペンション装置。
  5. 流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結するサスペンション装置において、前記第1連通路及び第2連通路を連通して圧力を補償する圧力補償部を備え、前記圧力補償部は、前記第1連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第1開閉制御弁と、前記第2連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第2開閉制御弁と、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁に連結される温度補償用アキュームレータとを備え、
    前記制御装置は、車両の停車中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両の走行中前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁する一方、車両の走行中であっても、エンジン始動後、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を所定時間開弁することを特徴とするサスペンション装置。
  6. 流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結するサスペンション装置において、前記第1連通路及び第2連通路を連通して圧力を補償する圧力補償部を備え、前記圧力補償部は、前記第1連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第1開閉制御弁と、前記第2連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第2開閉制御弁と、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁に連結される温度補償用アキュームレータとを備え、
    前記制御装置は、車両の停車中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両の走行中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁する一方、車両の走行中であっても、車両の走行開始後、車両の走行速度が所定値以上となってから所定時間、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁することを特徴とするサスペンション装置。
  7. 流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結するサスペンション装置において、前記第1連通路及び第2連通路を連通して圧力を補償する圧力補償部を備え、前記圧力補償部は、前記第1連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第1開閉制御弁と、前記第2連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第2開閉制御弁と、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁に連結される温度補償用アキュームレータとを備え、
    前記制御装置は、車両の停車中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両の走行中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁する一方、車両の走行中であっても、所定時間毎に、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁することを特徴とするサスペンション装置。
  8. 流体が封入されるシリンダ及び当該シリンダ内を車輪側の第1室及び車体側の第2室に区画するピストン及び当該ピストンからシリンダ外に延出するピストンロッドを備えたアクチュエータを四輪の夫々と車体との間に介装し、前左輪のアクチュエータの第1室と前右輪のアクチュエータの第2室と後左輪のアクチュエータの第1室と後右輪のアクチュエータの第2室とを第1連通路で連通すると共に、前左輪のアクチュエータの第2室と前右輪のアクチュエータの第1室と後左輪のアクチュエータの第2室と後右輪のアクチュエータの第1室とを第2連通路で連通し、第1連通路及び第2連通路の夫々に車体挙動制御用の第1アキュームレータ及び第2アキュームレータを連結するサスペンション装置において、前記第1連通路及び第2連通路を連通して圧力を補償する圧力補償部を備え、前記圧力補償部は、前記第1連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第1開閉制御弁と、前記第2連通路に接続されて制御装置によって開閉制御される第2開閉制御弁と、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁に連結される温度補償用アキュームレータと、路面の状態を検出する路面状態検出手段と、を備え、
    前記制御装置は、車両の停車中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、車両の走行中、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁する一方、車両の走行中であっても、前記路面状態検出手段で検出された路面状態が悪路である場合には前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁し、検出された路面状態が極悪路である場合には前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁することを特徴とするサスペンション装置。
  9. 車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段を備え、前記制御装置は、前記旋回状態検出手段で車両の旋回状態が検出された場合には、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を開弁することを禁止し、前記第1開閉制御弁及び第2開閉制御弁を閉弁することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のサスペンション装置。
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