JP5188774B2 - 粉体塗料 - Google Patents
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Description
光架橋性官能基としては、オキシラン基、オキセタン基、およびβ−フェニルビニル基、α、β−不飽和カルボニル基、ビニルエーテル基などの炭素炭素二重結合を含む官能基が好ましく、それらのうちでも特に炭素炭素二重結合を含む官能基が好適である。中でも光架橋の容易さから、一般式(1)または(2)で表される構造、あるいは一般式(3)または(4)で表される構造のうち、少なくともひとつの構造を有する光架橋性ポリビニルアセタール樹脂がより好ましい。
これら光架橋性官能基を有さないアルデヒド類は、1種類だけを用いてもよく、2種類以上を用いてもよい。
これらの中でも特にグリシジルメタクリレート、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸クロリド、無水(メタ)アクリル酸、けい皮酸、けい皮酸クロリド、無水けい皮酸、マレイン酸、マレイン酸クロリド、無水マレイン酸、イタコン酸、イタコン酸クロリド、無水イタコン酸、フマル酸、フマル酸クロリドを用いた場合には、光架橋性官能基を容易に導入することができることから好適であり、この場合に得られる光架橋性ポリビニルアセタール樹脂は一般式(1)の構造を有している。また2−フロイルクロリドも好適であり、その場合に得られる光架橋性ポリビニルアセタール樹脂は一般式(6)の構造を有する。
これら光架橋性官能基を有する化合物は、1種類だけを用いてもよく、また2種類以上を同時に用いてもよい。
まず、3〜15重量%濃度のポリビニルアルコールの水溶液を、80〜100℃の温度範囲に調整し、温度を10〜60分かけて徐々に下げ、−10〜30℃まで冷却し、アルデヒド類および酸触媒を添加する。温度を一定に保ちながら、30〜300分間アセタール化反応を行い、その後、反応液を30〜200分かけて、40〜80℃まで昇温し、その温度を60〜200分保持する。次に、反応溶液を冷却、好適には室温まで冷却し、水洗後、酸触媒の中和処理を行い、さらに水で洗浄した後、乾燥することにより、目的とするポリビニルアセタール樹脂が粉体形状で得られる。
一方、光架橋性官能基がオキシラン基、オキセタン基、ビニルエーテル基、β−フェニルビニル基である場合には、光照射によって容易に分解してカチオンを発生する化合物、例えばジフェニルヨードニウムトリフェニルスルフォネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセネート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリ(p−トリル)スルフォニウムヘキサフルオロホスフェート、トリ(p−トリル)スルフォニウムトリフルオロメタンスルフォネート、トリフェニルスルフォニウムテトラフルオロボレートなどの光架橋開始剤が挙げられる。
光架橋開始剤の添加量は目的に応じて適宜決められるが、粉体塗料に対して0.01〜5重量%程度が好適である。
(ポリビニルアセタール樹脂のビニルエステル基含有量)
JIS K6728に基づき測定した。
(ポリビニルアセタール樹脂のビニルアルコール基含有量)
JIS K6728に基づき測定した。
(炭素炭素二重結合を有する官能基の含有量)
20mgのポリビニルアセタール樹脂を1gのDMSO−d6に溶解し、80℃で1H−NMRを測定することで求めた。
(株)島津製作所製の粒度分布測定装置SALD2200を用いて測定した。
(ポリビニルアセタール樹脂の含水率)
{(含水ポリビニルアセタール樹脂の重量−ポリビニルアセタール樹脂の乾燥重量)/含水ポリビニルアセタール樹脂の重量}×100で求められる値。ここで、ポリビニルアセタール樹脂の乾燥重量とは、ポリビニルアセタール樹脂を乾燥機中105℃で3時間乾燥したときの重量である。
(光架橋性ポリビニルアセタール樹脂の製造)
還流冷却器、温度計、イカリ型攪拌翼を備えた2リットルのガラス製容器に、イオン交
換水1350g、ポリビニルアルコール(PVA−1:重合度300、けん化度98モ
ル%)110gを仕込み(PVA濃度7.5重量%)、95℃で完全に溶解し、120rpmで攪拌下、8℃まで約30分かけて徐々に冷却した。次にn−ブチルアルデヒド55g、けい皮アルデヒド23gと20%の塩酸80mLを上記PVA−1の水溶液に添加し、アセタール化反応を150分間行った。その後60分かけて50℃まで昇温し、120分間保持した後、室温まで冷却した。析出した樹脂をイオン交換水で洗浄後、水酸化ナトリウム水溶液を添加し、再洗浄し乾燥して、光架橋性ポリビニルブチラール樹脂(PVB−1)を得た。PVB−1のアセタール化度は71モル%{n−ブチルアルデヒドによるアセタール化度61モル%、けい皮アルデヒドによるアセタール化度10モル%(炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量)}、ビニルエステル基含有量は2モル%であり、ビニルアルコール基含有量は27モル%であった。またPVB−1の含水率は0.8%、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は88μmであった。
PVB−1を60メッシュ(目開き250μm)の金網を用いてふるい、250μm以上の粒子を取り除いた。次に2−ヒドロキシ−4'−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルプロピオフェノンをミキサーで十分に粉砕した後、60メッシュ(目開き250μm)の金網でふるい、250μm以上の粒子を取り除いた(「光架橋開始剤粉体−1」とする)。このように粒度調整したPVB−1樹脂100gに1gの光架橋開始剤粉体−1を添加して、粉体塗料(A−1)を調製した。A−1の平均粒子径を表1に示す。
(粉体塗料を用いた基材の塗装)
0.8mm(厚)×50mm×100mmのステンレス板(SAS304)の表面を洗剤で洗浄して脱脂した後、イオン交換水で十分に洗浄して基材とした。この基材に対して、以下の方法により粉体塗料(A−1)を用い、流動浸漬法により塗装を行った。
多孔板および円筒状の塗装室(流動室)(高さ50cm、直径30cm)を備えた容器にA−1を入れ、空気を多孔板を通して塗装室に吹き込むことで、A−1を流動させた。前記ステンレス板からなる基材を予熱し(温度230℃、10分間)、これをA−1の流動層中に懸垂し、10秒経過した後取り出し、230℃の温度条件で5分間加熱して塗装物を得た。
(塗装物の光架橋)
上記方法により得られた塗装物に、2メートル/分の速度で10回UVを照射した。照射装置は、(株)東芝製紫外線照射装置TOSCURE1000を使用した。
(塗膜の平滑性)
基材上の塗膜の厚み均一性を以下の方法にしたがって評価した。結果を表1に示す。
1サンプルについて、塗膜の厚みを5点測定して、その平均値を求め、その平均値に対する最大値と最小値の差を%で示した。%が低いほど塗膜の厚み均一性が高い。
○:20%未満
×:20%以上
エタノールを含浸させたガーゼで塗膜の表面を5回ふき取り、そのときの塗膜の状態を目視により確認した。
○:塗膜の表面に変化が見られない。
×:塗膜の表面に白化や溶解が見られる。
還流冷却器、温度計、イカリ型攪拌翼を備えた10リットルのガラス製容器に、イオン交換水を6750g、PVA−1を580g仕込み(PVA濃度7.9%)、全体を95℃に昇温して完全に溶解した。次に120rpmで攪拌下、10℃まで約30分かけて徐々に冷却後、n−ブチルアルデヒド337gと20%の塩酸460mLを添加し、アセタール化反応を150分間行った。その後、60分かけて50℃まで昇温し、50℃にて120分間保持した後、室温まで冷却した。析出した樹脂をイオン交換水で洗浄後、水酸化ナトリウム水溶液を添加し、再洗浄後、乾燥して、ポリビニルブチラール樹脂(PVB−0)を得た。PVB−0のアセタール化度は69モル%、ビニルエステル基含有量は2モル%、ビニルアルコール基含有量は29モル%であった。また含水率は0.8%で、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は78μmであった。
2Lセパラブルフラスコにヘキサン1000gを入れ、撹拌しながらPVB−0を200g添加して分散させた(固形分濃度17%)。さらにグリシジルメタクリレート44.9g、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(触媒)5g、 4−メトキシフェノール0.1gを加え、50℃で8時間不均一系で反応を行った。反応後に生成物をろ過して、得られた粉体を蒸留水2Lで5回洗浄後、乾燥して光架橋性ポリビニルブチラール樹脂(PVB−2)を得た。PVB−2のアセタール化度は73モル%、ビニルエステル基含有量は2モル%、ビニルアルコール基含有量は25モル%、炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量は5モル%であり、含水率は0.9%、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は87μmであった。
次いで、PVB−1の代わりにPVB−2を用いる他は実施例1の方法に従い、粉体塗料(A−2)を得た。A−2の平均粒子径測定、およびそれを用いた塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
2リットルのセパラブルフラスコにヘキサン900g、メチルエチルケトン100gを入れ、撹拌しながら参考例2で得られたPVB−0を200g添加して分散させた(固形分濃度17%)。さらに無水マレイン酸30.5g、トリエチルアミン(触媒)3g、4−メトキシフェノール0.1gを加え、20℃で3時間不均一系で反応を行った。1モル/L塩酸水溶液50mLを添加してアミン触媒を中和後、生成物をろ過した。得られた粉体を蒸留水2Lで5回洗浄後、乾燥して光架橋性ポリビニルブチラール樹脂(PVB−3)を得た。PVB−3のアセタール化度は74モル%、ビニルエステル基含有量は2モル%、ビニルアルコール基含有量は24モル%、炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量は7モル%であり、含水率1.0%、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は85μmであった。
次いで、PVB−1の代わりにPVB−3を用いる他は実施例1の方法に従い、粉体塗料(A−3)を得た。A−3の平均粒子径測定、およびそれを用いた塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
2リットルのセパラブルフラスコにヘキサン1000gを入れ、撹拌しながら参考例2で得られたPVB−0を100g添加して分散させた(固形分濃度17%)。さらにけい皮酸クロリド25.9g、トリエチルアミン(触媒)2g、 4−メトキシフェノール0.1gを加え、0℃で3時間不均一系で反応を行った。生成物をろ過し、得られた粉体を蒸留水2Lで5回洗浄後、乾燥して光架橋性ポリビニルブチラール樹脂(PVB−4)を得た。PVB−4のアセタール化度は73モル%、ビニルエステル基含有量は2モル%、ビニルアルコール基含有量は25モル%炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量は6モル%であり、含水率は0.8%、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は84μmであった。
次いで、PVB−1の代わりにPVB−4を用いる他は実施例1の方法に従い、粉体塗料(A−4)を得た。A−4の平均粒子径測定、およびそれを用いた塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
還流冷却器、温度計、イカリ型攪拌翼を備えた2リットルのガラス製容器に、イオン交換水を1350g、PVA−1を110g仕込み(PVA濃度7.5重量%)、95℃で完全に溶解した。反応溶液を85℃まで冷却し、4−メトキシフェノール0.1gおよびマレイン酸140gを添加し、85℃で2時間反応を行った。次に120rpmで攪拌下、8℃まで約30分かけて徐々に冷却し、n−ブチルアルデヒド65gと20%の塩酸80mLを添加して、アセタール化反応を150分間行った。その後60分かけて50℃まで昇温し、120分間保持した後、室温まで冷却した。析出した樹脂をイオン交換水で洗浄後、水酸化ナトリウム水溶液を添加し、再洗浄後乾燥して、光架橋性ポリビニルブチラール樹脂(PVB−5)を得た。PVB−5のアセタール化度は69モル%、酢酸ビニル基量は2モル%であった。また炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量は2モル%であり、含水率は1.3%、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は78μmであった。
以下、PVB−1の代わりにPVB−5を用いる他は実施例1の方法に従い、粉体塗料(A−5)を得た。A−5の平均粒子径測定、およびそれを用いた塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
(光架橋性ポリビニルアセタール樹脂の製造)
還流冷却器、温度計、イカリ型攪拌翼を備えた2リットルのガラス製容器に、イオン交
換水を1350g、PVA−1を110g仕込み(PVA濃度7.5重量%)、95℃で完全に溶解し、120rpmで攪拌下、8℃まで約30分かけて徐々に冷却した。次にn−ブチルアルデヒド55g、フルフラール12gと20%の塩酸80mLを上記PVA−1の水溶液に添加し、アセタール化反応を150分間行った。その後60分かけて50℃まで昇温し、100分間保持した後、室温まで冷却した。析出した樹脂をイオン交換水で洗浄後、水酸化ナトリウム水溶液を添加し、再洗浄し乾燥して、光架橋性ポリビニルブチラール樹脂(PVB−6)を得た。PVB−6のアセタール化度は67モル%(n−ブチルアルデヒドによるアセタール化度61モル%、フルフラールによるアセタール化度6モル%(炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量))、ビニルエステル基含有量は2モル%であり、ビニルアルコール基含有量は31モル%であった。またPVB−6の含水率は1.1%、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は69μmであった。
PVB−6を60メッシュ(目開き250μm)の金網を用いてふるい、250μm以上の粒子を取り除いた。次にトリフェニルスルフォニウムテトラフルオロボレートをミキサーで十分に粉砕した後、60メッシュ(目開き250μm)の金網でふるい、250μm以上の粒子を取り除いた(「光架橋開始剤粉体−2」とする)。このように粒度調整したPVB−1樹脂100gに1gの光架橋開始剤粉体−2を添加して、粉体塗料(A−6)を調製した。A−6の平均粒子径測定、およびそれを用いた塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
2リットルのセパラブルフラスコにヘキサン1000gを入れ、撹拌しながらPVB−0を100g添加して分散させた(固形分濃度17%)。さらに2−フロイルクロリド20g、トリエチルアミン(触媒)2g、 4−メトキシフェノール0.1gを加え、0℃で3時間不均一系で反応を行った。生成物をろ過し、得られた粉体を蒸留水2Lで5回洗浄後、乾燥して光架橋性ポリビニルブチラール樹脂(PVB−7)を得た。PVB−7のアセタール化度は74モル%、ビニルエステル基含有量は2モル%、ビニルアルコール基含有量は24モル%、炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量は7モル%であり、含水率は0.8%、集合粒子(2次粒子)の平均粒子径は84μmであった。
次いで、PVB−6の代わりにPVB−7を用いる他は実施例6の方法に従い、粉体塗料(A−7)を得た。A−7の平均粒子径測定、およびそれを用いた塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
参考例2で得られたポリビニルブチラール樹脂PVB−0を60メッシュ(目開き250μm)の金網でふるい、250μm以上の粒子を取り除き、粉体塗料C−1とした。
以下、実施例1の方法に従い、粉体塗料A―1の代わりに粉体塗料C−1を用いて粉体塗装を行い、形成された塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
実施例1で得られた粉体塗料A−1を用い、塗装物の光架橋を行わないこと以外は実施例1と同様の方法により粉体塗装を行い、形成された塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
α、α−アゾビスイソブチロニトリルを60メッシュ(目開き250μm)の金網を用いてふるい、250μm以上の粒子を取り除いた(「熱架橋開始剤粉体−1」とする)。
参考例2で得られたPVB−2を60メッシュ(目開き250μm)の金網を用いてふるい、250μm以上の粒子を取り除いた。このように粒度調整したPVB−2樹脂100gに1gの熱架橋開始剤粉体−1を添加して、粉体塗料(C−3)を調製した。
次いで、粉体塗料A―1の代わりに粉体塗料C−3を用いた以外は実施例1と同様にして粉体塗装を行い、形成された塗膜の評価を行った。評価結果を表1に示す。
Claims (6)
- ポリビニルアセタールの主鎖水酸基由来の酸素原子を介して光架橋性官能基を導入したポリビニルアセタール樹脂を含有する粉体塗料であって、
該光架橋性官能基が、炭素炭素二重結合を含む官能基であり下記一般式(1)〜(4)のいずれかで表される構造を少なくとも1つ含む、該粉体塗料。
(ただし、R 3 は水素原子、メチル基、CH 2 COOHおよびCH 2 COOM 1 からなる群から選ばれるいずれかの基であり、R 4 は水素原子、COOH、COOM 2 およびフェニル基からなる群から選ばれるいずれかの基であり、ここでM 1 、M 2 はアルカリ金属、アルカリ土類金属およびアンモニウム基からなる群から選ばれるいずれかであり、波線はR 3 とR 4 の炭素炭素二重結合に関する立体配置がシス異性体、トランス異性体のいずれでもよいことを表す。)
(ただし、R 5 、R 6 は同一または異なりそれぞれ水素原子またはメチル基である。)
(ただし、R 7 、R 8 は同一または異なりそれぞれ水素原子またはメチル基である。)
(ただし、R 9 は水素原子またはメチル基である。) - ポリビニルアセタール樹脂のアセタール化度が40〜85モル%、ビニルエステル基含有量が0.01〜30モル%、ビニルアルコール基含有量が10〜50モル%である請求項1に記載の粉体塗料。
- 炭素炭素二重結合を含む官能基が、一般式(1)または(2)である請求項1または2に記載の粉体塗料。
- 炭素炭素二重結合を含む官能基が、一般式(3)または(4)である請求項1または2に記載の粉体塗料。
- ポリビニルアセタール樹脂における炭素炭素二重結合を含む官能基の含有量が0.1〜20モル%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉体塗料。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の粉体塗料を基材に塗装した後、基材上に形成された塗膜に光を照射して塗膜中の光架橋性ポリビニルアセタール樹脂を架橋する、基材への粉体塗料の塗装方法。
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