JP5186742B2 - 自動変速機のモード切り替え制御装置 - Google Patents
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前者のセレクトレバーを、自動変速モードでの変速が行われる自動変速レンジ位置にしている状態であっても、後者のシフトパドルやシフトスイッチを操作するとき一時的に手動変速モードでの変速が行われるようにして、手動変速の利便性を追求した自動変速機である。
シフトパドルやシフトスイッチの操作で一時的に手動変速モードに切り替わった時からの経過時間を計測し、この経過時間が設定時間になった時に上記手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰を行わせるようにした技術が示されている。
このため、或る運転者にとってはこのタイミングが遅すぎて手動による変速モードの復帰操作を余儀なくされ、他の運転者にとってはこのタイミングが早すぎて再度自動変速モードから一時的な手動変速モードへ切り替える手動操作を余儀なくされ、何れにしても手動操作が必要になって煩わしいという問題を避けられない。
先ず前提となる自動変速機を説明するに、これは、
手動操作により第1変速モードから第2変速モードへの手動切り替えが可能で、所定条件が成立したとき自動的に第2変速モードから第1変速モードへの復帰が行われるようにしたものである。
前記第2変速モードから第1変速モードへの自動復帰条件を、運転者の運転操作に応じ学習補正するようにし、
前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が行われた後の設定時間内に、手動操作による前記第1変速モードから前記第2変速モードへの切り替えが行われたとき、前記自動復帰条件を、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が遅くなる方向へ学習補正するよう構成したことを特徴とするものである。
この所定条件が成立して自動的に行われる第2変速モードから第1変速モードへの復帰タイミングが、確実に運転者の要求するタイミングであることになる。
このため、当該タイミングが遅すぎて運転者が手動による変速モードの復帰操作を余儀なくされたり、当該タイミングが早すぎて運転者が再度第1変速モードから第2変速モードへ切り替える手動操作を余儀なくされたりする煩わしさを解消することができる。
図1は、本発明の一実施例になるモード切り替え制御装置を具えた自動変速機の制御系を示す。
自動変速機1は有段式自動変速機であっても、無段変速機であってもよいが、いずれにしても自動変速モード(第1変速モード)のほかに手動変速モード(第2変速モード)を具え、後者のモードで運転者が手動操作による変速を行い得るものとする。
前者のセレクトレバー2は、自動変速機1の変速形態を手動操作により指令するためのもので、車体フロアトンネル(図示せず)に貫通させて運転席の近傍に位置させ、操作パターン4に沿って手動操作するものとする。
また後者のシフトパドル3a,3bは、ステアリングホイール5に手を添えたままで指により操作し得るよう、そして、この操作力を解除すると元の位置に自己復帰するようステアリングホイール5に取り付け、指によりシフトパドル3aを手前に操作する度に手動アップシフト指令Pad+を発し、シフトパドル3bを手前に操作する度に手動ダウンシフト指令Pad-を発するものとする。
自動変速機1を駐車(P)レンジにするPレンジ位置と、
自動変速機1を後退走行(R)レンジにするRレンジ位置と、
自動変速機1を中立(N)レンジにするNレンジ位置と、
自動変速機1を前進自動変速(D)レンジにするDレンジ位置と、
自動変速機1をスポーティ(DS)走行兼手動変速(M)レンジにするDS/Mレンジ位置と、
手動アップシフト(M+)位置と、
手動ダウンシフト(M-)位置とを設定する。
このDS/Mレンジ位置を挟んで、Pレンジ位置、Rレンジ位置、Nレンジ位置、およびDレンジ位置の配列方向に平行な両方向へそれぞれ、手動アップシフト(M+)位置および手動ダウンシフト(M-)位置を配置する。
なおセレクトレバー2は、手動アップシフト(M+)位置や手動ダウンシフト(M-)位置に操作した後、操作力を解除するときDS/Mレンジ位置に自己復帰するものとする。
セレクトレバー2がRレンジ位置にあるときRレンジ信号を発するRレンジスイッチ4rと、
セレクトレバー2がNレンジ位置にあるときNレンジ信号を発するNレンジスイッチ4nと、
セレクトレバー2がDレンジ位置にあるときDレンジ信号を発するDレンジスイッチ4dと、
セレクトレバー2がDS/Mレンジ位置にあるときDS/Mレンジ信号を発するDS/Mレンジスイッチ4dsmと、
セレクトレバー2が手動アップシフト(M+)位置になったとき手動アップシフト(M+)信号を発する手動アップシフトスイッチ4muと、
セレクトレバー2が手動ダウンシフト(M-)位置になったとき手動ダウンシフト(M-)信号を発する手動ダウンシフトスイッチ4mdとをセレクトレバー操作パターン4に設ける。
変速機コントローラ6は、これら信号のほかに、スピードメータ7からの車速VSPに関する信号と、アクセルペダル踏み込み量(アクセル開度)APOを検出するアクセル開度センサ8からの信号と、車両の横加速度Gyを検出する横加速度センサ9からの信号と、車両の前後加速度Gxを検出する前後加速度センサ10からの信号とを入力される。
セレクトレバー2がPレンジ位置にあるときはスイッチ4pからのPレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がRレンジ位置にあるときはスイッチ4rからのRレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がNレンジ位置にあるときはスイッチ4nからのNレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がDレンジ位置にあるときはスイッチ4dからのDレンジ信号を受けて、
自動変速機1を各レンジに対応した変速形態で変速制御させる。
このDレンジで変速機コントローラ6は、スピードメータ7で検出した車速VSP、および、センサ8で検出したアクセル開度APOから、予定の変速線をもとに目標変速段(無段変速機の場合は目標変速比)を求め、これが達成されるようコントロールバルブボディー1aを介して自動変速機1を変速制御する。(自動変速モード)
上記した予定の変速線をスポーティ走行用の変速線に切り替え、当該スポーティ走行用の変速線をもとに目標変速段(目標変速比)を求めて上記の変速制御に資することにより、ロー側変速比傾向としてスポーティ走行を可能ならしめる。
もちろん自動変速(D)モードにおいては、スポーティ走行と判断しなくなった時に予定の変速線に基づく通常の自動変速へ自動的に復帰するのは言うまでもない。
図2に矢Aで示すようにDレンジスポーティ(DS)モードとし、自動変速(D)モードででスポーティ走行と判断している時と同じような前記スポーティ走行用の変速線に基づく変速制御を行う。
図2に矢Bで示すように、セレクトレバー2をDS/Mレンジ位置からDレンジ位置に切り替える手動操作によってのみ、スポーティ走行用変速制御から通常の変速制御に復帰可能で、この手動操作があるまではスポーティ走行用の変速制御を継続する。
この手動変速(M)モードで変速機コントローラ6は、セレクトレバー2が手動アップシフト(M+)位置や、手動ダウンシフト(M-)位置にされることにより、スイッチ4mu,4mdから手動アップシフト(M+)信号や手動ダウンシフト(M-)信号が出力される度に、自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせる。
このようにして移行された手動変速(M)モードで変速機コントローラ6は、シフトパドル3aの操作の度に発生する手動アップシフト指令Pad+や、シフトパドル3bの操作の度に発生する手動ダウンシフト指令Pad-の回数分に相当する変速段数だけ自動変速機1をアップシフトまたはダウンシフトさせる。
つまり、シフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させる度に、自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせることができる。
ここで上記の所定条件とは、シフトパドル3aまたは3bを手前に操作して手動アップシフト指令Pad+または手動ダウンシフト指令Pad-が発生する状態を設定時間以上に亘って持続する時とか、Dレンジ位置のセレクトレバー2を一旦DMレンジ位置にして再度Dレンジ位置に戻す時とか、車速VSPが0になる停車時とか、後述する走行距離条件が満足された時とし、これら条件の1つでも達成される時、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰が行われるものとする。
先ずステップS1においては、セレクトレバー2をDレンジ位置にした自動変速(D)モード選択状態でシフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させたか否かを、つまり、セレクトレバー2がDレンジ位置のままであっても図2に矢Fで示すごとく自動変速機1を自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードにして手動変速を行うことを運転者が希望しているか否かをチェックする。
運転者が自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードへ切り替えて手動変速することを希望するとき、制御をステップS1からステップS2に進めて、自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードへの切り替えを行い、自動復帰式手動変速(DM)モードの選択により当該モードでの手動変速制御を行う。
つまり、シフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させる度に、これら指令に応答して自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせる。
ステップS3においては、車速VSPが0か否かにより停車中か走行中かをチェックし、停車中であれば制御をステップS12に進めて、自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰を行わせ、以後Dモードでの変速制御を実行する。
ステップS5において、センサ9で検出した横加速度Gyが所定時間以上に亘って設定値Gyo以上であるか否かにより、コーナリング走行中か否かをチェックし、
ステップS6において、センサ10で検出した車両の前後加速度Gxが設定値Gxo以上であるか否かにより加減速走行か否かをチェックし、
ステップS7においては、ステップS1で判定したパドル3a,3bの操作後におけるパドル再操作が有ったか否かをチェックする。
このDモード自動復帰判定用設定距離Lsは、自動変速機1の選択変速段ごとのマップとしてメモリしておき、高車速であるほど、また、選択変速段がハイ側変速段であるほど長い距離とする。
従って、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの読み込みは、自動変速機1の選択中の変速段および車速VSPから予定のマップを検索することにより当該読み込みを行う。
最短設定距離Lsmin は、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰地点が、運転者に当該モード復帰を早すぎると感じさせない範囲で最も早くするようなモード復帰地点となる車両の走行距離に対応させ、
最長設定距離Lsmaxは、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰地点が、運転者に当該モード復帰を遅すぎると感じさせない範囲で最も遅くするようなモード復帰地点となる車両の走行距離に対応させる。
この積算により得られた走行距離Lは、ステップS2でD→DMモード切り替えが行われた時からの(ステップS3〜ステップS7でDM→Dモード復帰の許可判定がなされていることが条件)車両走行距離に相当する。
一時的にDモード自動復帰式手動変速(DM)モードとなった地点が同じであれば、車速VSPの如何にかかわらず、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰地点が同じであることから、高車速時に比べて低車速時にDモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰が早いと感じさせる違和感の問題を発生ことがない。
高車速状態やハイ側変速段でDMモードに切り替わった時は運転操作上、時間的な余裕を持ってDモードへの復帰を行わせるのが良いという要求に良く符合させることができる。
DMモードによる手動変速が好ましい走行状態であることから、制御をステップS13に進め、ここにおいて、ステップS10で積算した走行距離Lを0にリセットした後、制御をステップS3に戻し、Dモードへの復帰を許可および行わせる前記諸々の条件(ステップS3〜ステップS11の条件)が整うまでステップS12を実行しないことにより、DMモードによる手動変速を継続させる。
ステップS8〜ステップS11において、このモード復帰許可時からの車両走行距離LがDモード自動復帰判定用設定距離Lsに達したと判定する時、ステップS12においてDMモードからDモードへの自動復帰を実行する。
このようなDMモードによる手動変速が好ましい走行状態である時にDモードへの自動復帰が行われて、DMモードによる手動変速を継続させることができなくなるという愚を避けることができる。
ステップS21においては、図3のステップS3におけると同様に、車速VSPが0の停車状態か否かをチェックし、停車状態なら制御をそのまま終了してDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を行わない。
ステップS22において、図3のステップS4におけると同様なアクセル開度APO=0のDモード自動復帰禁止条件が成立しているか否かを、また、
ステップS23において、図3のステップS5におけると同様な横加速度Gy≧GyoのDモード自動復帰禁止条件が成立しているか否かを、更に、
ステップS24において、図3のステップS6におけると同様な前後加速度Gx≧GxoのDモード自動復帰禁止条件が成立しているか否かをチェックする。
しかし、これら3種のDモード自動復帰禁止条件の全てが不成立で、Dモード自動復帰が許可されている場合は、制御をステップS25に進め、図3のステップS11におけると同様な走行距離L≧LsのDモード自動復帰条件が整ったか否かをチェックする。
手動によるDモードへの復帰操作とは、前記したごとく、シフトパドル3aまたは3bを手前に操作して手動アップシフト指令Pad+または手動ダウンシフト指令Pad-が発生する状態を設定時間以上に亘って持続したり、Dレンジ位置のセレクトレバー2を一旦DMレンジ位置にして再度Dレンジ位置に戻す操作のことを意味する。
しかし、ステップS26で手動によるDモードへの復帰操作がないと判定する場合は、制御をそのまま終了してDモード自動復帰判定用設定距離Lsの上記学習補正を行わない。
また、学習補正したDモード自動復帰判定用設定距離Lsには下限値として前記の最短距離Lsminを設定し、これを超えて短くなることのないようにする。
Dモードへの自動復帰から未だ設定時間(例えば1〜5秒)が経過していなければ、ステップS29において、この設定時間内にセレクトレバー2をDレンジ位置からDS/Mレンジ位置へ操作して図2に矢Hで示すような手動変速(M)モードへの切り替えが有ったか否かをチェックし、なければ制御をステップS28へ戻すことにより、引き続き上記の設定時間中、セレクトレバー2をDレンジ位置からDS/Mレンジ位置へ操作して行う手動変速(M)モードへの切り替えの有無をチェックする。
しかし、ステップS28でDモードへの自動復帰から設定時間(例えば1〜5秒)が経過したと判定する場合は、制御をそのまま終了してDモード自動復帰判定用設定距離Lsの上記学習補正を行わない。
また、学習補正したDモード自動復帰判定用設定距離Lsには上限値として前記の最長距離Lsmaxを設定し、これを超えて長くなることのないようにする。
DMモードからDモードへの復帰タイミングが遅すぎると感じる運転者にとっても、確実に運転者の要求するタイミングでDMモードからDモードへの自動復帰が行われることとなり、運転者が手動によるDモードの復帰操作を余儀なくされる煩わしさを回避することができる。
これらDモード自動復帰禁止条件の1つでも成立すると、たとえ運転者が手動によりDMモードからDモードへの復帰操作をしても、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正が行われることがない。
それにもかかわらずこれを基にDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を行ったのでは、これが誤学習となって上記した作用効果を達成し得なくなるが、本実施例においてはこの時Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を上記のごとく禁止するため、かかる誤学習による問題の発生を回避することができる。
DMモードからDモードへの復帰タイミングが早すぎると感じる運転者にとっても、確実に運転者の要求するタイミングでDMモードからDモードへの自動復帰が行われることとなり、運転者が再度手動によりDモードから手動変速モードへ切り替えなければならない煩わしさを解消することができる。
停車後に手動によるDモードから手動変速モードへの切り替え操作があっても、DMモードからDモードへの復帰タイミングが遅くなる方向へのDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正が行われることがない。
それにもかかわらずこれを基に、DMモードからDモードへの復帰タイミングが遅くなる方向へのDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を行ったのでは、これが誤学習となって上記した作用効果を達成し得なくなるが、
本実施例においてはこの時Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を上記のごとく禁止するため、かかる誤学習による問題の発生を回避することができる。
また、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正値に下限値Lsminおよび上限値Lsmaxを設定し、この学習補正値がこれら上下限値を超えることのないようにしたため(ステップS27およびステップS30)、学習補正が過度に行われる弊害を回避することができる。
また上記した実施例では、手動変速(DM)モード(第2変速モード)から自動変速(D)モード(第1変速モード)への自動復帰条件がDモード自動復帰判定用設定距離Lsである場合について説明したが、変速モードの自動復帰条件が設定時間である場合や、その他の定量的な物理量である場合においても、本発明の上記した着想はそのまま適用して同様の作用効果を達成し得ること勿論である。
1a コントロールバルブボディー
2 セレクトレバー(変速形態選択手段)
3a,3b シフトパドル(手動変速指令手段)
4 セレクトレバー操作パターン
5 ステアリングホイール
6 変速機コントローラ
7 スピードメータ
8 アクセル開度センサ
9 横加速度センサ
10 前後加速度センサ
Claims (8)
- 手動操作により第1変速モードから第2変速モードへの手動切り替えが可能で、所定条件が成立したとき自動的に前記第2変速モードから前記第1変速モードへの復帰が行われるようにした自動変速機において、
前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰条件を、運転者の運転操作に応じ学習補正するようにし、
前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が行われた後の設定時間内に、手動操作による前記第1変速モードから前記第2変速モードへの切り替えが行われたとき、前記自動復帰条件を、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が遅くなる方向へ学習補正するよう構成した
ことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
前記第2変速モードが選択されている間に、手動操作により前記第2変速モードから前記第1変速モードへの復帰が行われたとき、前記自動復帰条件を、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が早まる方向へ学習補正するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。 - 前記自動変速機が、車両の無負荷運転時は前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を禁止するものである、請求項1または2に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
前記第2変速モードが選択されている状態での車両の無負荷運転時は、前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。 - 車両の横加速度が設定値以上である時は、前記自動変速機が前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を禁止するものである、請求項1または2に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
車両の横加速度が前記設定値以上である時は、前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。 - 車両の前後加速度が設定値以上である時は、前記自動変速機が前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を禁止するものである、請求項1または2に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
車両の前後加速度が前記設定値以上である時は、前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。 - 停車時は前記自動変速機が、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を行うものである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
前記停車後に手動操作による前記第1変速モードから前記第2変速モードへの切り替えがあっても、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が遅くなる方向への前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。 - 前記自動復帰条件が自動変速機の選択変速段ごとに異なる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
前記自動復帰条件の学習補正を自動変速機の選択変速段ごとに行わせるよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
前記自動復帰条件の学習補正値に上下限値を設定し、この学習補正値がこれら上下限値を超えることのないよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
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