JP5181313B2 - 水切り兼用の外装材 - Google Patents
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Description
かかる水切り部材として、例えば、特開2000−096803号公報(特許文献1)において、外装材縦張り構造が提案されている。
そのため、上部に土台に取り付けられた、外装材を支持するための支持金具と当接する固定板部を有し、この固定板部の下端部に水平な受部の一端縁を連設し、前記水平な受部の他端縁を下方に垂直に折曲げ接続片を形成し、この接続片に流れ勾配を形成する傾斜部を介して水切り片を一体的に形成している。
このため、土台水切りに外装材の荷重に起因する変形は生じず、従って、外装材の取付位置がずれるおそれはない。
しかも、支持金具は、土台水切りの下に位置するため、表面に露出することはなく、支持金具の配設によって見栄えが悪くなることはないなどの作用効果が奏されるとされている。
具体的には、下地壁表面に通気空間を隔てて外装壁板を設けた通気壁において、断面形状が前記通気壁下端の前記下地壁表面に沿う基板部と、この基板部の下端に前記通気空間の開口部を横断して前記外装壁板裏面側へ延びる延出部と、この延出部の延出端側を前記外装壁板裏面に沿って外装壁板下端より下方へ伸びるように折り曲げた垂直部と、この垂直部下端部を外装壁板より表面側へ延出させ、さらに前記延出端を、通気壁土台を覆うように下方へ折り曲げた水切り部とからなる、前記通気壁下部の水平方向に沿って配置される長尺の成形体から構成されたものであって、前記延出部に適宜間隔ごとに通気用貫通孔が穿設されているものである。
また、仮に土台水切り部材下方に積雪し、貫通孔が閉塞されても外装壁板との間の隙間からの通気が可能であるので、冬季積雪する地域であっても通気性が確保される効果を有するとしている。
したがって、前記図5に示すように、建物の基礎1上に通気性パッキンなどからなる通気材2を介して設けられた土台3の頂面部に掃出し窓を形成するための窓用サッシ4を配置するような場合については、基本的に使用することができないものである。
したがって、前記土台3に従来と同様に水切り部材5を配置した場合、前記窓用サッシ4の下部突出部4aと水切り部材5の傾斜面5aとの間に土台3の側面部が剥き出しで顕出するので、外観上の体裁が悪化する。
そのため、従来は、前記剥き出し部の幅(縦方向)に適合するよう、所定の大きさに製作された市販の外装材の縦及び/又は横方向の幅を、手作業などでカットした外装材6で埋めることが行われている。
しかも、外装材を固定するための土台も、水切り部材の立上りと窓用サッシの下端部の突出部を除いた狭い範囲内で水切り部材を釘で固定することを求められるため、施工上も煩わしい作業が伴うなど解決すべき課題が残されている。
建物の基礎上に配置される土台の側面部の上部と当接する所要幅の第1の固定部と、
前記第1の固定部の下端縁に沿って外方に向かって形成され、前記土台に当接して配置される所要の厚みを有する下地材と密着可能な第2の固定部と、
前記第2の固定部の下端縁に沿って外方に向かって、その先端縁が少なくとも外壁に装着される外装材より外側に突出するよう設けられる突出部と、
前記突出部の先端縁に沿って下方に向かって形成され、その先端縁が少なくとも前記基礎の上端面に達する長さを有し、かつ基礎上に配置された前記土台の側面部が隠蔽可能な装飾部
とから構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の水切り兼用の外装材において、
前記第1の固定部、第2の固定部、突出部および装飾部は、
防錆機能を有する一枚の板材の折曲げ成形で得られたものであること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載の水切り兼用の外装材において、
前記装飾部は、
その先端縁に沿って、その端縁が前記土台の側面部と当接する長さに延出された水平な底面部が一体的に形成され、かつ前記装飾部に近接する底面部に、複数の所要の大きさの通気孔が形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の水切り兼用の外装材において、
前記第2の固定部は、
前記第1の固定部の先端縁に沿って外方に所要幅で水平に延出され、かつこの延出部の先端縁を所要幅で下方に垂直に折曲げて形成される断面L字状であること
を特徴とするものである。
さらに、前記装飾部は、従前のようにカットされた水切り部材に比して大きく、装飾部が水切りも兼ねるため、当該装飾部が大きなウエイトを占め、デザイン上も重厚感を与えることができる。
また、掃出し部を形成した場合には、土台から外側に突出する窓用サッシが取付けの支障になるが、土台の側面部に所要厚さの下地を配置し、この下地に第2の固定部を当接させた状態で、第2の固定部から土台に向けて釘を打ち込むことによって、簡単に水切り兼用外装材を土台に装着させることができる。
なお、この発明は図面に示される一例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々変更することができるものである。
かかる板状体としては、押出成形や折曲成形が可能な厚みを有するステンレス板やアルミ板などの防錆板材が使用されるが、樹脂板を使用することも可能である。
したがって、前記底面部15の先端縁を、例えば図2に示すように土台3の側面部に当接させることによって、水切り兼用外装材10を安定した状態で土台3に装着固定させることができる。
すなわち、図2に示すように、水切り兼用外装材10の第1の固定部11を土台3の側面部上部に沿って当接させたのち、釘16を使用して土台3に固定する。
なお、図中、6は外壁の表面に張設される外装材、7は前記外装材6を支持するための支持具であって、釘を使用して外壁に固定されている。
この第2の固定部12は、先に述べたように、第1の固定部11の下端縁に沿って、外方に向かって水平方向に所要幅で延出させて形成される水平部12aの先端縁を下方に折曲げで所要幅の垂直部12bとして断面L字状としたものである。
ついで、前記第2の固定部12内に所要の大きさを有する下地材17の一側面を係合させ、当該下地材17の他側面を土台3の側面部に当接させた状態で、第2の固定部12の表面から釘16を打ち込み、水切り兼用外装材10を土台3に確実に装着固定するものである。
なお、窓用サッシ4が土台3上にない場合には、当然ながら、図2に示す方法で、この発明にかかる水切り兼用外装材10を横方向に順次装着固定することができる。
かかる場合にも、前記隙間は大きくないため、その間をこの発明にかかる水切り兼用外装材10で埋める際、第1の固定部11は、図示のように外装材61を固定するための支持具7によって使用することができない。
その際、水切り兼用外装材10の底面部15を、図示のように釘16を使用してバルコニーの底部Bに当接固定することによって、水切り兼用外装材10の下部が風などに煽られることがなく、体裁のよい水切り兼用外装材10とすることができる。
あるいは、掃出し窓下方以外の外壁に装着される外装材と異なる色や模様などに形成することによって、建物の外観にアクセントを付することも可能となる。
2 通気材
3 土台
4 窓用サッシ
5 水切り部材
6 外装材
7 外装材の支持具
10 水切り兼用外装材
11 第1の固定部
12 第2の固定部
12a 第2の固定部の水平部
12b 第2の固定部の垂直部
13 突出部
14 装飾部
15 底面部
16 固定用の釘
17 下地材
Claims (4)
- 建物の基礎上に配置される土台の側面部の上部と当接する所要幅の第1の固定部と、
前記第1の固定部の下端縁に沿って外方に向かって形成され、前記土台に当接して配置される所要の厚みを有する下地材と密着可能な第2の固定部と、
前記第2の固定部の下端縁に沿って外方に向かって、その先端縁が少なくとも外壁に装着される外装材より外側に突出するよう設けられる突出部と、
前記突出部の先端縁に沿って下方に向かって形成され、その先端縁が少なくとも前記基礎の上端面に達する長さを有し、かつ基礎上に配置された前記土台の側面部が隠蔽可能な装飾部
とから構成されていること
を特徴とする水切り兼用の外装材。 - 前記第1の固定部、第2の固定部、突出部および装飾部は、
防錆機能を有する一枚の板材の折曲げ成形で得られたものであること
を特徴とする請求項1に記載の水切り兼用の外装材。 - 前記装飾部は、
その先端縁に沿って、その端縁が前記土台の側面部と当接する長さに延出された水平な底面部が一体的に形成され、かつ前記装飾部に近接する底面部に、複数の所要の大きさの通気孔が形成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の水切り兼用の外装材。 - 前記第2の固定部は、
前記第1の固定部の先端縁に沿って外方に所要幅で水平に延出され、かつこの延出部の先端縁を所要幅で下方に垂直に折曲げて形成される断面L字状であること
を特徴とする請求項1に記載の水切り兼用の外装材。
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