JP5179561B2 - リアクトル装置 - Google Patents
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Description
このリアクトル装置を自動車の電動パワートレインに搭載する電力変換器に適用したものの例として、例えば特許文献1に示されるものがある。
特許文献1のリアクトルは、ケース内にリアクトル本体を収容し、エポキシ樹脂や、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などの絶縁性のモールド樹脂を充填しており、リアクトルのコイルとケースとの間、コイルとコアの間の絶縁性をモールド樹脂によって確保するとともに、リアクトル本体が発生する熱によって温度が上昇するのに対して、放熱性を向上させて温度上昇の度合いを抑制しようとするものである。
しかしながら、より高い電力密度とすれば、小型でありながら、リアクトル本体が発生する損失は低減されず、リアクトル内部の温度上昇は大きくなる傾向となる。
ここで、コイルの素線導体には銅線の表層にポリイミドやポリアミドイミドなどの絶縁性の高分子材料を被覆したエナメル線が用いられている。コイルが高温となれば銅線の表面に施された高分子材料の分子鎖が解かれてエナメル被覆の絶縁性が劣化し、コイル巻回部のターン間の電流経路短絡につながって所期のインダクタンスの特性を保てずに低下してしまう。また、周辺の部材とコイルとの間に有すべき絶縁耐性が失われ、漏れ電流の増加や、絶縁破壊などの障害を引き起こし、ひいては所望の耐用期間の確保が困難となる課題を生じる。
このため、ケース内に注型されるモールド樹脂に、絶縁性で、かつ、基材の樹脂よりも熱伝導率が高いアルミナ(Al2O3)や水酸化アルミニウム(AlOH3)などをフィラー材として混合し、コイルとコア、コイルとケース間の絶縁性を確保するとともに、モールド樹脂を介してケース外へ至る経路の熱伝導を改良し、放熱性を向上すべく図られている。
すなわち、モールド樹脂にフィラー材を混合すると、熱伝導性が改良される一方で、モールド樹脂の粘度が増加してリアクトル本体へ浸透しづらくなってしまう。
また、ケースにリアクトル本体を収容するにあたって、位置決めがしっかりとなされなければ、コイルの巻回部とケースとの間隔が製品個体毎にばらつき得るため、モールド樹脂を安定して浸透させて絶縁性のばらつきと放熱性のばらつきを抑えることが困難となる。
モールド樹脂にフィラー材を混合することで粘度が増すと、温度変化による粘度の変動が従来よりも大きくなり、このため、モールド樹脂の充填ばらつきが生じ易くなる。充填ばらつきによって、モールド樹脂に気泡が混入したり、本来、モールド樹脂が浸透しておくべき空間に浸透できていなければ、当該部分で絶縁が確保されずに絶縁不良に至り、また、リアクトル装置の稼動時、非稼動時の高温、低温の繰り返しによる膨張収縮によって、モールド樹脂とコア、ケース、コイルなどの部材との間との境界での接触状態が意図しないものとなり、所定の放熱性が得られないといった不具合が起こり得る。
このモールド樹脂の充填ばらつきを回避するために、工作作業域を低気圧環境から常圧環境に戻してモールド樹脂をなじませた後、再度、低気圧環境へ移してモールド樹脂の充填作業を繰り返すといったことも考えられるが、樹脂の充填が複数回に亘ることや低気圧環境や常圧環境など工作作業域の気圧を変化させることに時間を要し、製造コストが高くなってしまう。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るリアクトル装置を示す斜視図、図2はこのリアクトル装置の構成部品を展開して示す分解斜視図である。なお、各図を通じて同一符号は同一または相当部分を示す。
図に示すように、リアクトル装置1はケース2と、このケース2に収容された誘導体部品3と、ケース2内で誘導体部品3を浸漬するモールド樹脂4とで構成される。さらに、誘導体部品3は分割された絶縁ボビン5a、5b、コイル6、分割されたコア部材7a、7bが組み合わさって構成されている。なお、コア部材7a、7bは以下単にコアと称する。
また、コイル6の巻回部62の巻回円周縁の下部とケース2の内底面の間には薄板状の絶縁部材8が介挿されている。但し、図2では絶縁部材8の図示を省略している。
なお、図1においてモールド樹脂4は便宜上透明化して示している。また、以下の説明において、絶縁ボビン5a、5bを包括して絶縁ボビン5と呼ぶ場合がある。同様にコア7a、7bを、コア7と呼ぶ等、他の部材についても同様である。
コイル6はこれを幅広方向に巻回したいわゆるエッジワイズ巻きしたものであり、コア7におけるコイル6の巻装領域である柱状部72(72a、72b)を絶縁ボビン5(5a、5b)を介して覆うように配置される。素線導体の始端及び終端は、リアクトル装置1の電流導通用の端子61a、61bとなるよう加工されている。コイル6の一方の端子61aと他方の端子61bとの間に印加する電圧を変化させることによって、端子間に電流が流れる。
損失のAC成分の要因には、電流の増加、減少を妨げるようコイル6の素線導体に誘起される磁束(Φi)の時間的な変化dΦi/dtによって、素線導体の内部に発生する渦電流に起因して素線導体の中心部分に電流が導通しにくくなる表皮効果と呼ばれる現象、また、コイル6の巻回部分で素線導体どうしが隣接している事により、それぞれ素線導体の表面部分に偏って電流が流れようとする近接効果と呼ばれる現象、さらに上述のように、コアの磁気ギャップ部での漏れ磁束がコイル6の素線導体に鎖交することによって素線導体に発生する渦電流に起因して損失が生じる現象がある。
電流の増加、減少の周波数が高くなるほど、漏れ磁束の鎖交周波数fsが高くなることに相当しており、コイルの損失のAC成分は増加することとなる。このコイルの損失のDC成分とAC成分を合わせたものは銅損と称され、これによってコイル6は発熱する。
同様に、絶縁ボビン5aには筒状部52aの円周方向に対してコイル6の端子61aに連なる口出し線の位置を定めるよう突起部(図示せず)が設けられており、口出し線はこの突起部により拘束される。
コイル6の端子61a、61bとこれらに連なる口出し線が拘束されることで、コイル6の端子61aと端子61bとの間の距離を所定値に定めることができ、端子61a、端子61bに高い電圧を印加しても、所望の絶縁耐性を得るよう絶縁距離(沿面距離)を確保できる。
また、コイル6の端子61a、61bは絶縁のためのエナメル被覆を剥離されて、図示していない配索導体(バスバー)へ継合され、DC/DC電圧変換器の一次側や、主回路の半導体素子へ電気的に接続される。絶縁ボビン5aにはバスバーの継合のための端子台57が一体の構造物として設けられている。端子61a、61bとバスバーとの電気的な接続は溶接や熱カシメ、圧着端子を用いたネジ締結などによって成される。
ただし、本発明の各図を通じて、コイル6の端子61a、61b、及び絶縁ボビン5aの端子台57は、バスバーとの継合をネジ締結によるものとして例示している。
コア7a、7bの柱状部72a、72bが対向された部分には、磁気ギャップGが形成される場合もある。その際は、該磁気ギャップGとなる領域に例えば接着剤、モールド樹脂、セラミック、空気等の非磁性の材料が設けられている。
図3は誘導体部品3をケース2へ収容する前段階の外形を示す図である。図4はケース2の内底面の詳細を示す斜視図である。図5はケース2の開放面の上方から見てケース2の内部とコア7の位置関係を説明する投影図である。
図3に示すように、ケース2は略直方体であり、上部を開放面として周囲を側壁21で囲われた内部に誘導体部品3を収容する。ケース底部22はネジ締結などでヒートシンク11に取り付けられるよう加工された形状となっている。
ケース2の開放面と相対する面、すなわちケース底部22の裏面は平面状でヒートシンク11に接しており、誘導体部品3が発生する熱は、主に当該面を介してヒートシンク11へ放熱される。以降、ケース底部22の裏面を第一面と称する。
領域sf1は、ケース2の内底面の内、領域sf0、sf2を除く部分であり、第一面を基準とした一定の面高さの平面状に形成されている。
図5に示すように、コア7aの外脚部73a、側端部74a、コア7bの外脚部73b、側端部74bによってコアの外周形状は口字状となる。口字状の内方でコア7aの柱状部72a、コア7bの柱状部72bが在り、コイル6の中心軸6cとコア7の柱状部72a、72bの中心が、ケース2の側壁21の張出し部23aと23bの上端に形成される各ネジ孔の中心間を結ぶ線上におおよそ重なるよう位置している。
図5において外周形状が口字状のコア7は、ケース2の側壁21に対して図上の左右方向、上下方向の中央に位置しており、口字状のコアから側壁21への距離、すなわち口字状の外方でモールド樹脂4が充填される隙間は、図上の左右方向、上下方向でそれぞれ略等距離となる。このため、モールド樹脂4を介して口字状のコアから側壁21へ伝熱する際に、偏り、ばらつきが低減される。
また、円柱周縁状の高低差が形成される領域sf2は、図上の上下方向で、上記コイル6の中心軸6cを内底面に投影した線上に当該円柱の中心軸が重なるよう位置している。
コイル6の巻回部62の巻回円周縁と上記円柱周縁は、巻回部62の巻回円周縁の下部とケース2の内底面の領域sf2との間で介挿する絶縁部材8の厚さを加味した状態で一致する。
すなわち、コイル6の巻回部62の巻回円周縁の最下部は、ケース2の内底面の領域sf2に形成される円柱周縁状の高低差の内で最も低い位置に絶縁部材8を介して位置決めされて配置される。
このため、誘導体部品3をケース2に収容する際に、誘導体部品3内の絶縁ボビン5aの突出部55aとケース2の側壁21の張出し部23aとがネジ締結され、また、絶縁ボビン5bの突出部55bとケース2の側壁21の張出し部23bとがネジ締結されることで、コア7とケース2の間で位置決めがなされる。
しかし、本発明の位置決めの機構であれば、ばらつきによって絶縁距離が不足することなく、小型で小さな寸法であっても所望の絶縁耐性を持つリアクトル装置を、容易な工作性で短時間に製造できる。
前述のように図6(a)は図1の切断面Aでの断面図、図6(b)は図1の切断面Bでの断面図であり、図6(a)を正面断面図、図6(b)を側面断面図と称することとする。
まず、図6(b)の側面断面図を用いて説明する。図6(b)のうち、ケース2の内底面の領域sf0を図示する部分、コイル6の端子61a、61bと、これに連なる口出し線を図示する部分は、リアクトル装置の内部構造の説明を容易とするために、切断面Bと平行な別の断面での当該部分を示している。
コア7aの柱状部72aは絶縁ボビン5aの筒状部52aに嵌挿しており、コア7aの側端部74aの内側面は絶縁ボビン5aの平面部53aに接触している。また、コア7bの柱状部72bは絶縁ボビン5bの筒状部52bに嵌挿しており、コア7bの側端部74bの内側面は絶縁ボビン5bの平面部53bに接触している。
以上のように配置されており、コイル6とコア7の柱状部72a、72bの間、及び、コイル6とコア7の側端部74a、74bの間は絶縁ボビン5によって絶縁される。
また、コイル6の巻回部62の下部は絶縁部材8を介してケース2の内底面の領域sf2に当接している。コイル6とケース2は当該箇所で最も接近するが、絶縁部材8によって絶縁される。
モールド樹脂4は液状で注型され、加温、硬化される。モールド樹脂4としては、例えばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂などの基材に熱伝導性を向上させる絶縁性のフィラー材(アルミナや水酸化アルミニウム等)を混合したものが用いられる。
コイル6の巻回部62の巻回円周縁の最下点P1は、コイル6の中心軸6cからケース2の第一面へ下ろした垂線と巻回部62の巻回円周縁との交点であり、さらに、この垂線を辿った先の領域sf2との交点が領域sf2に形成される円柱周縁状の高低差の内の最下点P2である。
このように位置決めすることで、コイル6の巻回部62とケース2との間は接近するものの、その間に絶縁部材8を介挿しており、かつ、ケース2とコイル6の巻回部62とを位置決めしていることから、ケース2とコイル6の間で、絶縁距離をばらつき無く確保することが可能となる。
なお、コイル6の端子61a、61bに高い電圧を印加すると、絶縁部材8の端部で絶縁部材8の表層(沿面)を回り込み、巻回部62とケース2の間で絶縁破壊する懸念があるが、これに対して、絶縁破壊が生じない程度の沿面距離を保てるよう絶縁部材8を形成している(図6(a)、図6(b)の点P3が該当)。
モールド樹脂4はケース2の内部へ充填され、コイル6、コア7、絶縁ボビン5、絶縁部材8を浸漬している。
この絶縁距離の設定によって、コア7aの外脚部73a、側端部74a、コア7bの外脚部73b、側端部74bによって形成される口字状の構造物に囲われた内方に充填されるモールド樹脂4iの容積は、口字状の構造物の外方でケース2の側壁21との間に充填されるモールド樹脂4oの容積よりも、多くなる。
前述のように、自動車の電動パワートレイン用の電力変換器に適用されるリアクトル装置は、小型、軽量で他の用途のリアクトルと比較して、より高い電力密度、高い電流密度を達成するよう求められる。小型でありながら大きな電力を取り扱うため、誘導体部品が発生する熱を効率よく放熱し、コイルの温度上昇によるエナメル被覆の絶縁性の劣化を抑えることで、所望の耐用期間内で故障を生じないようにする必要がある。
このため、ケース内に注型されるモールド樹脂には、放熱性を向上すべく熱伝導率が高いフィラー材が混合される。
しかしながら、フィラー材を混合すると、モールド樹脂4の粘度が増してリアクトルへ浸透しづらくなってしまう。この粘度は、例えば25℃程度の室温で15Pa・secを優に超える値となって、コイルの巻回部の巻回ターン間などの狭い間隙への浸透に長時間を要したり、浸透そのものが困難となってしまう。
しかしながら、モールド樹脂4を加熱して粘度を下げたとしても4Pa・sec程度はあり、2〜3mmといった狭い間隙へは短時間で浸透させるのは困難である。また、温度変化に対して粘度の変動の度合いが高くなるため、注型設備におけるモールド樹脂4の加熱状態や、リアクトル装置1の加熱状態がばらつけば、粘度がばらつくため、リアクトル装置へのモールド樹脂の注型状態が安定せず、注型作業に要する時間が長引いて、工作性が悪く、製造コストが嵩んでしまう。
これを解消すべく注型設備を複数備えて、一つのリアクトル装置に二箇所以上からモールド樹脂4を注型すれば、注型作業時間を短縮できるものの、モールド樹脂の流れの乱れによって、気泡が混入する恐れが高まる。また、注型設備を複数台備えることによる設備設置面積の負担や、装置費用の負担によって製造コストが上昇してしまう。
モールド樹脂4は、コイル6の巻回部62の上部中央付近の上方から巻回部62へ向けて注入され、巻回部62の巻回ターン間へ浸透しつつ、モールド樹脂4iとしてコア7の口字状の構造体に囲われた内方に充填されて行く。
モールド樹脂4oの液面高さOLはモールド樹脂4iの液面高さILよりも若干低く、また、モールド樹脂4oの内、ケース2の内底面の四隅の直上の液面高さは、内底面の四隅どうしの中間点の直上の液面高さよりも高くなる。
これは、コア7とケース2の側壁21の間隙が狭く、モールド樹脂4oの当該中間点の直上への回り込みが遅れるためである。
コア7の口字状の構造体の内方のモールド樹脂4iの液面高さILはコア7の上端面7SUを超えてコイル6の巻回部62の最上部を覆う程度にまで上昇し、ほぼ注型完了時と等しい程度の液面高さに達する。
一方、コア7の口字状の構造体の外方へは、内方のモールド樹脂4iがコア7aの外脚部73a、コア7bの外脚部73bの上端面7SUを超えて流れ出て、モールド樹脂4oの液面高さOLを引き上げる。このモールド樹脂4の流れは矢印104のように図示される。
ここで、コア7の口字状の構造体の内方から外方へのモールド樹脂4の流れは、図7(c)の正面断面図において、左側の外脚部73bの上端面7SUを超えるものと右側の外脚部73bの上端面7SUを超えるものとはほぼ同様であり、モールド樹脂4の流れが乱れて気泡を混入したり、また、製造個体ごとに樹脂注型がばらつくようなことは無い。
コア7の口字状の構造体の内方のモールド樹脂4iの液面高さILは、外方のモールド樹脂4oの液面高さOLと等しくなって、コア7の上端面7SUやコイル6の巻回部62の最上部を覆い、注型は完了する。
また、位置決めによって、誘導体部品とケースとの間でモールド樹脂が浸漬される空間が製品個体毎にばらつかず、モールド樹脂の回り込み性や、モールド樹脂を介した放熱経路での熱伝導性、高温、低温の繰り返しでの膨張収縮による応力のかかり方と、この応力へのモールド樹脂の耐性もばらつかず、放熱性が安定し、所望の耐用期間を充分確保したリアクトル装置を製造できる。
図8は本発明の実施の形態2に係るリアクトル装置1の誘導体部品3のうち、コア9aとコア9bの組合せ状態を示す斜視図、図9は図5と同様にして、ケース2の開放面の上方から見てケース2の内部とコア9a、9bの位置関係を説明する投影図である。
実施の形態2は実施の形態1におけるコア7a、7bに替えてコア9a、9bを用いて誘導体部品3を構成しており、実施の形態1におけるコア7aの柱状部72a、外脚部73a、側端部74aが、コア9aの柱状部92a、外脚部93a、側端部94aに対応しており、コア7bの柱状部72b、外脚部73b、側端部74bが、コア9bの柱状部92b、外脚部93b、側端部94bに対応している。
また、実施の形態1におけるコア7aの外脚部73a、側端部74a、コア7bの外脚部73b、側端部74bの上端面7SU、下端面7SLは、コア9aの外脚部93a、側端部94a、コア9bの外脚部93b、側端部94bの上端面9SU、下端面9SLに対応している。
実施の形態2において、コア7の替わりにコア9を用いてリアクトル装置1とその一部分である誘導体部品3が構成されており、実施の形態1のリアクトル装置1の詳細な構成において、上記コア7aの各部位72a、73a、74aをコア9aの各部位92a、93a、94aに、コア7bの各部位72b、73b、74bをコア9bの各部位92b、93b、94bに読み替え、また,上端面7SUを上端面9SUに、下端面7SLを下端面9SLに読み替えると、実施の形態2のリアクトル装置1の詳細な構成となる。
このため、同様の構成、作用で同じ効果を有する部分については、以降で適宜説明を省略する。
コア9a、コア9bとして同形状で同寸法のものを用いることから、切欠き部Cc1はコア9aの側端部94aとコア9bの側端部94bの間の略中間に位置することとなる。
図9おいて、コア9aの外脚部93a、側端部94a、コア9bの外脚部93b、側端部94bによってコアの外周形状は口字状となる。口字状の内方でコア9aの柱状部92a、コア9bの柱状部92bが在り、コイル6の中心軸6cとコア9の柱状部92a、92bの中心が、ケース2の側壁21の張出し部23aと23bの上端に形成される各ネジ孔の中心間を結ぶ線上におおよそ重なるよう位置している。
図9において外周形状が口字状のコア9は、ケース2の側壁21に対して図上の左右方向、上下方向の中央に位置しており、口字状のコアから側壁21への距離、すなわち口字状の外方でモールド樹脂4が充填される隙間は、図上の左右方向、上下方向でそれぞれ略等距離となる。このため、モールド樹脂4を介して口字状のコアから側壁21へ伝熱する際に、偏り、ばらつきが低減される。
コア9は、ケース2の内方で図上の左右方向、上下方向の中央に位置していることから、切欠き部Cc1はケース2の内底面の四隅にある領域sf0に対して上下方向の中間に配置される。
図7に記載のコア7はコア9へ、上端面7SUは上端面9SUへ、下端面7SLは下端面9SLへ、それぞれ読み替えられる。
モールド樹脂4は、コイル6の巻回部62の上部中央付近の上方から巻回部62へ向けて注入され、巻回部62の巻回ターン間へ浸透しつつ、モールド樹脂4iとしてコア9の口字状の構造体に囲われた内方に充填されて行く。
図10でコア9の口字状の構造体の内方でモールド樹脂4iの液面高さILはコア9の上端面9SUに近づく。同時にコア9の切欠き部Cc1を通じて、口字状の構造体の内方から外方へ矢印105の向きにモールド樹脂4iの一部が流れてモールド樹脂4oとなる。
一方、モールド樹脂4oの自重やモールド樹脂4の粘度も相俟って、コア9の口字状の構造体の内方から外方へ流れようとする力(矢印102)と、外方から内方へ押し戻そうとする力(矢印103)が拮抗するため、ケース2の内底面の領域sf0付近の空間を通じて流れるモールド樹脂4は少量となる。
コア9の口字状の構造体の内方のモールド樹脂4iの液面高さILは、外方のモールド樹脂4oの液面高さOLと等しくなって、コア9の上端面9SUやコイル6の巻回部62の最上部を覆い、注型は完了する。
このため、実施の形態1での効果に加えて、さらに注型に要する時間を短縮可能であり、製造コストを、一段と低減することができる。
図11を用いて、実施の形態2のリアクトル装置1を変形した実施の形態3について説明する。図11は本発明の実施の形態3に係るリアクトル装置1の誘導体部品3のうち、コア90aとコア90bの組合せ状態を示す斜視図である。
実施の形態3は、実施の形態2におけるコア9a、9bに替えてコア90a、90bを用いて誘導体部品3を構成しており、実施の形態2におけるコア9aの柱状部92a、外脚部93a、側端部94aが、コア90bの柱状部902a、外脚部903a、側端部904aに対応しており、コア9bの柱状部92b、外脚部93b、側端部94bが、コア90bの柱状部902b、外脚部903b、側端部904bに対応している。
また、実施の形態2におけるコア9aの外脚部93a、側端部94a、コア9bの外脚部93b、側端部94bの上端面9SU、下端面9SLは、コア90aの外脚部903a、側端部904a、コア90bの外脚部903b、側端部904bの上端面90SU、下端面90SLに対応している。
コア90a、コア90bは、外脚部903aと外脚部903bの突合せ面の上部と下部のそれぞれ一部を切欠いており、上端面90SUよりも面高さの低い切欠き部Cc1、及び、下端面90SLよりも面高さの高い切欠き部Cc2が形成されている。
コア90a、コア90bとして同形状で同寸法のものを用いることから、切欠き部Cc2は切欠き部Cc1と同様に、コア90aの側端部904aとコア90bの側端部904bの間の略中間に位置することとなる。
また、磁気ギャップGを有するものについて図示しているが、磁気ギャップGを有さないものであっても同様の効果を得ることができる。
さらに、本発明のリアクトル装置は、車載用途に適したものであるが、必ずしも車載用の電力変換器に用いられるものとは限らず、他の用途のリアクトル装置にも適用可能である。
Claims (6)
- 導体線を巻回したコイルと、内部に磁路を形成するコアと、コイルの巻回部を位置決めして係止する絶縁ボビンとを組合わせた誘導体部品をケースへ収容してモールド樹脂で浸漬するリアクトル装置において、上記ケースの内底面は、上記ケース外方の底面を基準面として、上記基準面に対して最も面高さが低い面、最も面高さが高い面、これらの中間の高さの面を備えており、上記コアの下端面は上記中間の高さの面に当接し、上記コイルの巻回部は上記最も高い面に配置され、上記モールド樹脂は上記最も低い面に充填されるものであり、上記コアは上記ケースの側壁に対向する側端部とこの側端部に一体に形成され上記下端面よりも高い位置で上記下端面に平行して上記側端部から内方へ延在する断面円形の柱状部とを有し、上記コイルの巻回部は上記絶縁ボビンの筒状部を介して上記コアの上記柱状部に嵌合するものであって、上記コイルの上記巻回部外周は円筒形で、上記最も面高さが高い面は、上記コイルの上記巻回部の外周形状に沿うよう円弧状の一部を構成する形状であり、上記コイルは、上記コアの下端面との当接面よりも高い面高さにて、上記コイルの上記巻回部外周の一部に沿って円弧状の一部を構成する形状をもつ上記最も面高さが高い面により絶縁部材を介し位置決めされていることを特徴とするリアクトル装置。
- 上記ケースの内底面に当接する上記コアの下端面は略口字状であり、上記ケースの開放面から見て上記誘導体のコイルはコアの下端面の略口字状の内部に位置するとともに、上記内底面の内で最も面高さが低い面は、略口字状の中心から対称に、上記略口字状の内方と外方に亘って複数有ることを特徴とする請求項1に記載のリアクトル装置。
- 上記最も面高さが低い面は、上記ケースの四隅に形成され、かつ上記略口字状のコア下端面の内方と外方に亘って形成されていることを特徴とする請求項2に記載のリアクトル装置。
- 上記コアは、上記側端部と一対の外脚部を有する端面コ字形のコア部材を2つ突き合わせて端面が略口字状になるよう構成されており、かつ、上記コア部材の上記側端部内面から柱状部が突出して形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のリアクトル装置。
- 上記2つのコア部材の突合せ部の上端面に、上記略口字状の内方と外方に跨るように切欠きを形成したことを特徴とする請求項4に記載のリアクトル装置。
- 上記2つのコア部材の突合せ部の下端面に、上記略口字状の内方と外方に跨るように切欠きを形成したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のリアクトル装置。
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