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JP5178167B2 - 半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法 Download PDF

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Description

この発明は、半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法に関する。例えば、NAND型フラッシュメモリにおいて誤書き込みを防止するための技術に関する。
従来、不揮発性の半導体メモリとしてNAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリでは、書き込み禁止セルにおいて、チャネル電位をゲートとのカップリングにより上昇させることにより、電子が電荷蓄積層に注入されるのを防止するセルフブースト方式が、広く用いられている。
この際、選択ワード線には、プログラム電圧がステップアップされつつ複数回印加される。そこで、書き込み禁止セルにおけるチャネル電位とゲートとの電位差が大きくなることを防止するために、非選択ワード線に印加される電圧もプログラム電圧と同様にステップアップする技術も知られている(例えば特許文献1参照)。
しかし、上記技術を用いた場合には、非選択ワード線に印加される電圧が高くなりすぎ、非選択ワード線に接続されたメモリセルに誤書き込みが生じる恐れがある、という問題があった。
特開平8−96591号公報
この発明は、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、電流経路が直列接続され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、前記メモリセルの前記制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線と、いずれかの前記ワード線を選択し、選択した前記ワード線に第1電圧を印加すると共に、非選択の前記ワード線に第2電圧を印加するプログラム動作を繰り返すことにより、選択した前記ワード線に接続された前記メモリセルにデータを書き込むドライバ回路と、前記ドライバ回路が前記プログラム動作を繰り返す過程において、前記第1電圧を上昇させると共に、前記第1電圧が所定の閾値電圧に達するまでは前記第2電圧を一定とし、前記閾値電圧に達した後は前記第2電圧を上昇させる制御回路とを具備する。
本発明によれば、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法を提供出来る。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法について説明する。
<NAND型フラッシュメモリの構成>
図1は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ2、ロウコントローラ3、カラムコントローラ4、ドライバ回路5、制御回路6、電圧発生回路7、及び入力バッファ8を備えている。
メモリセルアレイ2は、複数のメモリブロック9を備えている。各メモリブロック9は、複数のメモリセルトランジスタを備えている。各メモリセルトランジスタのゲートはワード線に接続され、ドレインはビット線に電気的に接続され、ソースはソース線に電気的に接続されている。また、データの消去はメモリブロック9単位で行われる。すなわち、同一のメモリブロック9内に含まれるメモリセルトランジスタの保持するデータは、一括して消去される。
入力バッファ8は、外部からコマンドを受け取り、また入出力線IO、IOnを介して外部からアドレスを受け取る。
制御回路6は、入力バッファ8から与えられるアドレス及びコマンドに応じて、カラムコントローラ4の入出力、並びにドライバ回路5及び電圧発生回路7の動作を制御する。すなわち、データの読み出し時、書き込み時、及び消去時において、電圧発生回路7の発生する電圧を制御する。またアドレスに基づいて、ドライバ回路5に対してメモリセルアレイのロウ方向及びカラム方向の選択を命令すると共に、ワード線、ビット線、及びメモリセルアレイ2が形成されるウェル領域への電圧印加を命令する。また制御回路6は、書き込み時電圧発生回路7に対して発生させるプログラム電圧VPGMの閾値電圧VPGMthの情報30を保持する。この情報については後述する。
ドライバ回路5は、制御回路6の命令に従って、ロウコントローラ3及びカラムコントローラ4の動作を制御する。
ロウコントローラ3は、ドライバ回路5の命令に従って、メモリセルアレイ2のロウ方向を選択する。すなわち、ワード線を選択する。そして、選択ワード線及び非選択ワード線、並びにウェル領域に対して、ドライバ回路5を介して電圧発生回路7から与えられる電圧を印加する。
カラムコントローラ4は、ドライバ回路5の命令に従って、メモリセルアレイ2のカラム方向を選択する。すなわち、ビット線を選択する。データの読み出し時においては、ビット線に読み出したデータを増幅する。そして、制御回路6の制御に従って、増幅した読み出しデータを、入出力線IO、IOnを介して外部へ出力する。更にデータの書き込み時においては、ビット線に書き込みデータを転送する。すなわち、書き込みデータに応じてビット線に電圧を印加する。
<メモリセルアレイの構成>
次に、図2を用いてメモリセルアレイ2の保持するメモリブロック9の詳細について説明する。図2は、メモリブロック9の回路図である。
図示するようにメモリブロック9は、複数のNANDセルを有している。NANDセルの各々は、32個のメモリセルトランジスタMT0〜MT31と、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。以下では、説明の簡潔化のために、メモリセルトランジスタMT0〜MT31を区別しない場合には、単にメモリセルトランジスタMTと呼ぶことがある。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば浮遊ゲート)と、電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを有する積層ゲート構造を備えている。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は32個に限られず、8個や16個であってもよく、その数は限定されるものではない。メモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルトランジスタMTの一端側のドレインは選択トランジスタST1のソースに接続され、他端側のソースは選択トランジスタST2のドレインに接続されている。すなわちNANDセルは、2つの選択トランジスタST1、ST2と、これらの間に電流経路が直列接続された複数のメモリセルトランジスタMTを含むメモリセル群とを備えてなる。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートはワード線WL0〜WL31のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1、ST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに共通接続されている。また、メモリセルアレイ2において同一列にある選択トランジスタST1のドレインはビット線BL0〜BLm(mは自然数)のいずれかに共通接続される。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。なお、選択トランジスタST1、ST2は必ずしも両方必要ではなく、NANDセルを選択出来るのであればいずれか一方のみが設けられていても良い。
上記構成のメモリセルアレイ2において、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTには、一括してデータが書き込まれる。このデータが書き込まれる単位を「ページ」と呼ぶ。本実施形態では、説明の簡単化のため、同一のワード線に接続された(m+1)個のメモリセルトランジスタMTの全てに対して、一括してデータが書き込まれる場合を例に説明する。また、データの読み出しも書き込みと同じ単位により行われるものとする。但し、必ずしも同一のワード線に接続された全てのメモリセルトランジスタMTに対して同時に書き込み及び読み出しが行われる必要は無い。例えば、同一ワード線に接続されたメモリセルトランジスタMTのうち、偶数ビット線(BL0、BL2、BL4、…)に接続されたもの同士、及び奇数ビット線(BL1、BL3、BL5、…)に接続されたもの同士について、同時に書き込み及び読み出しが行われる場合であっても良い。例えば偶数ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTに対してデータが書き込まれる場合には、奇数ビット線は非選択ビット線として取り扱われる。逆の場合も同様である。
次に、上記構成のNANDセルの断面構成について図3を用いて説明する。図3は、NANDセルのビット線方向に沿った断面図である。図示するように、p型半導体基板10の表面領域内にn型ウェル領域11が形成され、n型ウェル領域11の表面領域内にp型ウェル領域12が形成されている。p型ウェル領域12上にはゲート絶縁膜13が形成され、ゲート絶縁膜13上に、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のゲート電極が形成されている。メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、ゲート絶縁膜13上に形成された多結晶シリコン層14、多結晶シリコン層14上に形成されたゲート間絶縁膜15、及びゲート間絶縁膜15上に形成された多結晶シリコン層16を有している。ゲート間絶縁膜15は、例えばシリコン酸化膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であるON膜、NO膜、またはONO膜で形成される。
メモリセルトランジスタMTにおいては、多結晶シリコン層14は電荷蓄積層(FG)として機能する。他方、多結晶シリコン層16は、ビット線に直交する方向で隣接するもの同士で共通接続されており、制御ゲートゲート(ワード線WL)として機能する。選択トランジスタST1、ST2においては、多結晶シリコン層14、16はワード線方向で隣接するもの同士で共通接続されている。そして、多結晶シリコン層14、16が、セレクトゲート線SGS、SGDとして機能する。なお、多結晶シリコン層14のみがセレクトゲート線として機能しても良い。この場合、選択トランジスタST1、ST2の多結晶シリコン層16の電位は、一定の電位、またはフローティングの状態とされる。ゲート電極間に位置するp型ウェル領域12表面内には、n型不純物拡散層17が形成されている。不純物拡散層17は隣接するトランジスタ同士で共用されており、ソース(S)またはドレイン(D)として機能する。
p型ウェル領域12上には、上記メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2を被覆するようにして、層間絶縁膜18が形成されている。層間絶縁膜18中には、ソース側の選択トランジスタST2の不純物拡散層(ソース)17に達するコンタクトプラグCP1が形成されている。そして層間絶縁膜18上には、コンタクトプラグCP1に接続される金属配線層19が形成されている。金属配線層19はソース線SLとして機能する。また層間絶縁膜18中には、ドレイン側の選択トランジスタST1の不純物拡散層(ドレイン)17に達するコンタクトプラグCP2が形成されている。そして層間絶縁膜18上に、コンタクトプラグCP2に接続される金属配線層20が形成されている。
層間絶縁膜18上には、金属配線層19、20を被覆するようにして、層間絶縁膜21が形成されている。そして層間絶縁膜21中に、金属配線層20に達するコンタクトプラグCP3が形成されている。層間絶縁膜21上には、複数のコンタクトプラグCP3に共通に接続された金属配線層22が形成されている。金属配線層22はビット線BLとして機能する。
<メモリセルトランジスタの保持するデータについて>
次に、上記メモリセルトランジスタMTの閾値分布について図4を用いて説明する。図4は、横軸に閾値電圧Vthをとり、縦軸にメモリセルトランジスタMTの存在確率を示したグラフである。
図示するように、各々のメモリセルトランジスタMTは16値(16-levels)のデータ(4ビットデータ)を保持出来る。すなわちメモリセルトランジスタMTは、閾値電圧Vthの低い順に“0”、“1”、“2”、“3”、…“9”、“A”、“B”、…“F”の16種のデータを保持出来る。メモリセルトランジスタMTにおける“0”データの閾値電圧Vth0は、Vth0<V01である。“1”データの閾値電圧Vth1は、V01<Vth1<V12である。“2”データの閾値電圧Vth2は、V12<Vth2<V23である。“3”データの閾値電圧Vth3は、V23<Vth3<V34である。“4”データの閾値電圧Vth4は、V34<Vth4<V45である。“5”データの閾値電圧Vth5は、V45<Vth5<V56である。“6”データの閾値電圧Vth6は、V56<Vth6<V67である。“7”データの閾値電圧Vth7は、V67<Vth7<V78である。“8”データの閾値電圧Vth8は、V78<Vth8<V89である。“9”データの閾値電圧Vth9は、V89<Vth9<V9Aである。“A”データの閾値電圧VthAは、V9A<VthA<VABである。“B”データの閾値電圧VthBは、VAB<VthB<VBCである。“C”データの閾値電圧VthCは、VBC<VthC<VCDである。“D”データの閾値電圧VthDは、VCD<VthD<VDEである。“E”データの閾値電圧VthEは、VDE<VthE<VEFである。“F”データの閾値電圧VthFは、VEF<VthFである。
なお、本実施形態ではメモリセルトランジスタMTが16値のデータを保持する場合を例に説明するが、2値(binary)、4値、8値、または32値のデータを保持する場合であっても良い。
<書き込み動作>
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリの書き込み動作について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、書き込み動作のフローチャートである。本フローチャートに沿った書き込みシーケンスは、外部から書き込みコマンドを受け取った制御回路6の制御に基づいて実行される。また図6は、図5におけるステップS11〜S12の過程における、セレクトゲート線SGD、選択ビット線、非選択ビット線、非選択ワード線、選択ワード線、選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTのチャネル、及び非選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTのチャネルの電位変化を示すタイミングチャートである。なお、以下では選択ワード線及び選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMT(すなわちプログラムすべきメモリセルトランジスタMT)を選択セルと呼び、選択ワード線及び非選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMT(すなわちプログラムすべきでないメモリセルトランジスタMT)を非選択セルと呼ぶことがある。
前述の通り、データの書き込みは、同一のワード線に接続された全てのメモリセルトランジスタMT(1ページ)に対して一括して行われる。またデータの書き込みは、消去状態のメモリブロック9において、セレクトゲート線SGSに近いメモリセルトランジスタMTから順に行われる。以下では、制御ゲートとチャネルとの間に電位差を与えて電荷蓄積層に電荷を注入し、これによりメモリセルトランジスタMTの閾値を上昇させる動作を「プログラム」と呼ぶ。このプログラムが複数回実行されることで、メモリセルトランジスタMTの閾値は所望の値まで上昇され、データの書き込み動作が行われる。更に以下では、プログラムすべきメモリセルトランジスタMTが接続されたビット線を選択ビット線と呼ぶ。また、既に閾値が所望の値まで上昇したこと等によりプログラムが不要であるメモリセルトランジスタMTが接続されたビット線を、非選択ビット線と呼ぶ。
まず、制御回路6は入力バッファから書き込みコマンドを受け取ると、セットアップを行う(ステップS10)。すなわち、電圧発生回路7に対して、電圧発生回路7が保持するチャージポンプ回路(図示せず)の立ち上げを命令し、プログラム電圧VPGM及び中間電圧VPASS(<VPGM)の発生を命令する。これに応答して電圧発生回路7は、電圧VPGM、VPASSを発生する。
次に、カラムコントローラ4からNANDセルに対してプログラムすべきデータが転送される(ステップS11)。すなわち、カラムコントローラ4は入出力線IO、IOnを介して受け取った書き込みデータに応じて、各ビット線に電圧を転送する。なおカラムコントローラ4は、書き込み動作に先立って(すなわちステップS10以前に)、外部から入出力線IO、IOnを介して書き込みデータを受け取る。この際、書き込みデータは、カラムコントローラ4が備えるカラムデータキャッシュ(図示せず)に保持される。そしてステップS11では、カラムコントローラ4内において、書き込みデータがカラムデータキャッシュからセンスアンプ(図示せず)に転送され、更にセンスアンプから各ビット線に書き込みデータが転送される。言い換えれば、センスアンプは書き込みデータに応じた電圧を、各ビット線に印加する。なおセンスアンプは、データの読み出し時には読み出しデータのセンス・増幅を行うブロックである。ステップS11の詳細につき、以下、図6を参照しつつ説明する。
すなわち、ドライバ回路5は制御回路6の命令に応答して、いずれかのメモリブロックを選択するよう、ロウコントローラ3に命令する。この命令に応答してロウコントローラ3は、いずれかのメモリブロック9におけるセレクトゲート線SGDを選択し、電圧VSG(=VDD+Vth、但しVthは選択トランジスタST1の閾値電圧)を印加する(図6の時刻t0)。VSGは例えば4.3Vである。
またドライバ回路5は、制御回路6の命令に応答して、カラムコントローラ4に対して書き込みデータに応じた電圧をビット線BLに印加するよう命令する。この命令に応答してカラムコントローラ4は、プログラムすべきメモリセルトランジスタMTが接続されたビット線BL(選択ビット線)に電圧V1(例えば0V)を印加する。また、プログラムすべきでないメモリセルトランジスタMTが接続されたビット線(非選択ビット線)に電圧VDD(例えば2.7V)を印加する(時刻t1)。
すると、セレクトゲート線SGDに電圧VSGが印加されることにより、ビット線BLの電位に関わらず全選択トランジスタST1がオン状態となる。その結果、選択セルのチャネルには電圧V1(例えば0V)が転送され、非選択セルのチャネルにはVDDが転送される。なおセレクトゲート線SGSは0Vとされており、選択トランジスタST2は書き込み動作の期間はオフ状態である。またソース線SLには例えば1.6V程度の電圧が印加される。
次にロウコントローラ3は、ドライバ回路5の命令に応答して、セレクトゲート線SGDの電圧を、電圧VSGから電圧VLに変更する(時刻t2)。電圧VLは、例えば電圧VDDよりも低い電圧であり、選択トランジスタST1に対して非選択ビット線に印加される電圧を転送させないための電圧である。電圧VLの一例は2.5Vである。その結果、非選択ビット線に接続された選択トランジスタST1はカットオフ状態となる。そのため、非選択ビット線に接続されたNANDセルに含まれる全メモリセルトランジスタMTのチャネルは、非選択ビット線から電気的に分離され、電気的にフローティングの状態となる。他方、選択ビット線に接続された選択トランジスタST1はオン状態を維持する。そのため、選択ビット線に接続されたNANDセルに含まれる全メモリセルトランジスタMTのチャネルは、選択ビット線と電気的に接続された状態を維持し、その値はV1である。
以上がステップS12の詳細である。ステップS12の後、ロウコントローラ3はデータのプログラムを行う(ステップS12)。ステップS12の詳細について、以下図6を参照しつつ説明する。
すなわち、ロウコントローラ3はドライバ回路5の命令に応答して、選択したメモリブロック9における全ワード線WL0〜WL31に対して、電圧VPASSを印加する(図6における時刻t3)。電圧VPASSを印加されることにより、保持するデータに関わらず、全てのメモリセルトランジスタMTがオン状態となり、チャネルが形成される。
次にロウコントローラ3は、ドライバ回路5の命令に応答して、いずれかのワード線WLを選択する。そして選択ワード線に対してプログラム電圧VPGMを印加する。また、非選択ワード線に対しては電圧VPASSを印加する(時刻t4)。
プログラム電圧VPGMが印加されることで、選択セルに対してデータのプログラムが行われる。すなわち、選択ワード線及び選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMT(選択セル)では、ワード線WLの電位がVPGM、チャネルの電位Vchが0Vとされ、これにより制御ゲート16とチャネルとの間に大きな電位差が与えられる。その結果、FN(Fowler-Nordheim)トンネリングにより電荷が電荷蓄積層14に注入される。
他方、選択ワード線及び非選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMT(非選択セル)では、チャネルは電気的にフローティングである。従って、チャネルの電位Vchは、選択ワード線に印加されたプログラム電圧VPGM及び非選択ワード線に印加された電圧VPASSとのカップリングにより、書き込み禁止電圧Vinhibitまで上昇する(図6における時刻t3以降参照)。書き込み禁止電圧Vinhibitの値は、略VPASSである。その結果、制御ゲート16とチャネルとの間の電位差は、FNトンネリングに十分な値では無く、電荷は電荷蓄積層14に注入されない。または注入されたとしても、データをプログラムする程度に閾値が変化することが無い。これにより、データのプログラムが禁止される。
なお、上記のようにプログラムすべきでないメモリセルトランジスタMTを含むNANDセルのチャネルを電気的にフローティングとし、非選択ワード線に印加された電圧VPASSとのカップリングによりチャネル電位を上昇させて、プログラムを禁止する手法が、「セルフブースト」である。セルフブーストが行われている際のNANDセルの様子を図7に示す。図7は、非選択ビット線に接続されたNANDセルの断面図であり、一例として選択ワード線がワード線WL7である場合について示している。
図示するように、非選択ワード線WL0〜WL6、WL8〜WL31には電圧VPASSが印加され、選択ワード線WL7にはプログラム電圧VPGMが印加されている。従って、メモリセルトランジスタMT0〜MT31はオン状態となり、チャネルが形成される。これらは電気的に導通状態であり、図7では導通状態にある領域に斜線を付して示している。他方、セレクトゲート線SGDにはVLが印加され、非選択ビット線BLにはVDDが印加されているので、選択トランジスタST1はカットオフ状態にある。従って、メモリセルトランジスタMT0〜MT31のチャネルは、電気的にフローティングとなる。そしてこのチャネルの電位Vchは、非選択ワード線WL0〜WL6、WL8〜WL31に印加された電圧VPASS、及び選択ワード線WL7に印加されたプログラム電圧VPGMとのカップリングにより、書き込み禁止電圧Vinhibitまで上昇する。その結果、非選択セルに対するプログラムが禁止される。
ステップS12における上記プログラムの後、制御回路6はベリファイの結果を参照する。ベリファイとは、プログラムの後、メモリセルトランジスタMTからデータを読み出して、所望のデータが書き込まれているか否かを判定する処理である。そして未だ所望のデータが書き込まれていない場合には、ステップS12のプログラムが繰り返される。以下、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が十分に上昇し、所望のデータが書き込まれていると判定された状態を「ベリファイにパス(pass)した」と呼び、閾値電圧の上昇が十分では無く、未だデータの書き込みが完了していないと判定された状態を「ベリファイにミス(miss)した」と呼ぶことにする。
上記プログラムが、当該ページに対する書き込み動作の最初のプログラムであれば、未だベリファイは行われていないので、ベリファイはミスする(ステップS13、NO)。すると制御回路6は、“0”データから“F”データについてのベリファイを行う(ステップS14〜S17)。すなわち、例えば“1”データが書き込まれるべきメモリセルトランジスタMTをベリファイする際には、ワード線WLにはベリファイ電圧として電圧V01(図4参照)が印加される。そして、メモリセルトランジスタMTがオンしなければ、閾値電圧Vth1はV01より大きいことになるから、ベリファイはパスする。他方、オンした場合には、閾値電圧Vth1はV01より小さいことになるから、ベリファイはミスする。ミスした場合には、再度プログラムを行って、閾値電圧Vth1をV01より高くする必要がある。“2”〜“F”データが書き込まれるべきメモリセルトランジスタMTの場合も同様であり、それぞれをベリファイする際には、ワード線には電圧V12〜VEFがそれぞれ印加される。以下、“1”〜“F”データが書き込まれるべきメモリセルトランジスタMTのベリファイを、単に“1”〜“F”ベリファイと呼ぶことがある。
ベリファイの完了後、制御回路6は電圧発生回路7に対して、プログラム電圧VPGMのステップアップを命令する。この命令に応答して電圧発生回路7は、プログラム電圧VPGM=(VPGM+ΔVPGM)とする。すなわち、プログラム電圧VPGMをΔVPGMだけステップアップする(ステップS18)。
また制御回路6は、ステップS18で発生されたプログラム電圧VPGMが、情報30に保持される閾値電圧VPGMthに達したか否かを判定する。達している場合(ステップS19、YES)には、制御回路6は電圧発生回路7に対して、電圧VPASSのステップアップを命令する。この命令に応答して電圧発生回路7は、電圧VPASS=(VPASS+ΔVPASS)とする。すなわち、電圧VPASSをΔVPASSだけステップアップする(ステップS20)。なお、閾値電圧VPGMthは例えば20Vであり、ΔVPASSは(ΔVPGM×0.7)程度であるが、これらの値は適宜選択出来る。また、ステップS18〜S20の処理が行われるタイミングは、必ずしもステップS17の後で有る必要はなく、ステップS12においてプログラムが完了した後であって、且つ次のプログラムを行うまでの間に実行されれば良い。
ステップS18で発生されたプログラム電圧VPGMが閾値電圧VPGMthに達していなければ(ステップS19、NO)、制御回路6はVPASSのステップアップを命令しない。従って、電圧発生回路7の発生する電圧VPASSの値は不変である。
その後、ステップS11に戻り、再度のプログラムを行う。なお、ステップS14〜S17においてベリファイにパスしたメモリセルトランジスタMTについては、プログラムは禁止される。すなわち、当該メモリセルトランジスタMTが接続されたビット線は、ステップS11において非選択ビット線とされ、電圧VDDが印加される。
そして、上記プログラムを繰り返すことにより全ての選択セルがベリファイにパスすると(ステップS13、YES)、データの書き込みは終了し、制御回路6はリカバリーを行う(ステップS21)。すなわち制御回路6は、電圧発生回路7のチャージポンプ回路を立ち下げる等の処理を行う。
以上の書き込み動作におけるプログラム電圧VPGM及び電圧VPASSの時間変化について、図8を用いて再度説明する。図8は、プログラム電圧VPGM及び電圧VPASSのタイミングチャートである。
図示するように、プログラム電圧VPGMは、プログラムを繰り返す度にΔVPGMだけステップアップされる。他方、電圧VPASSは、VPGMがVPGMthに達するまでの期間は一定値とされる。そして時刻t10における例えば12回目のプログラムにおいてVPGMがVPGMthに達すると、12回目以降のプログラムでは、VPGMだけでなくVPASSもΔVPGMだけステップアップされる。
<効果>
以上のように、この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、以下の(1)の効果が得られる。
(1)NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る(その1)。
上記構成であると、データの書き込み動作の途中から電圧VPASSをステップアップさせている。従って、非選択セルへのデータの誤書き込みを防止出来、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。本効果について以下説明する。
従来のセルフブースト方式であると、プログラムを繰り返す過程において、VPGMがステップアップされるのに対してVPASSは一定である。すると、プログラムが繰り返されるに従って、非選択セルにおける制御ゲートとチャネルとの電位差が大きくなっていく。その結果、非選択セル(選択ワード線及び非選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMT)に対してデータが誤書き込みされる恐れがあった。
図9は、プログラムを繰り返す過程におけるVPGM、VPASS、及び非選択セルのチャネル電位Vchを示すグラフである。図中において、白抜き四角印がVPGMであり、黒塗り四角印がVPASSであり、白抜き菱形印が非選択セルのチャネル電位Vchを示している。図示するように、VPASSは一定であり、VPGMは所定のステップアップ幅で上昇する。非選択セルのチャネル電位Vchは、VPGMとのカップリングの影響により、僅かではあるが上昇する。しかし、VPGMの上昇とVchの上昇とは比例関係に無く、Vchの上昇の程度は、VPGMのステップアップ幅に比べて非常に小さい。従って、プログラムを繰り返す度に、VPGMとVchとの電位差は大きくなっていく。
また、背景技術で述べたように、VPASSをVPGMと同様にプログラムの初めからステップアップさせる手法も知られている。しかしながらこの場合は、プログラムの繰り返しの後半ではVPASSの値が非常に大きくなる。その結果、非選択ワード線及び選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTに対して、データが誤書き込みされる恐れがあった。
この点、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、プログラムを繰り返す過程の途中から、VPASSをVPGMと同様にステップアップさせている。より具体的には、制御回路6は所定の閾値電圧VPGMthの情報を30保持する。そして、VPGMがVPGMth未満ではVPASSを一定に保ち、VPGMがVPGMthに達した以降は、VPASSをステップアップさせる。
従って、非選択ビット線に接続されたNANDセルに含まれるメモリセルトランジスタMTのチャネル電位Vchは、VPASSが一定とされる場合に比べて、より高くすることが出来る。非選択セルのチャネル電位Vchは、下記の式で定義出来る。
Vch=Vinit+α(VPGM+n・VPASS−n・Vth)/n
但し、Vinitはプログラム電圧VPGMの初期値、nはNANDセル内のメモリセルトランジスタMTの数、αは浮遊ゲート14と制御ゲート16とのカップリング比である。書き込み特性を維持するために、設計ルールの世代が変わっても、カップリング比αは一定値を保つように設計される。従って、VPASSをステップアップさせることで、非選択セルにおける制御ゲートとチャネルとの電位差を小さくでき、その結果、非選択セル(選択ワード線及び非選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMT)に対するデータの誤書き込みを抑制出来る。
また、プログラムの初めからVPASSをステップアップさせる手法に比べると、VPASSが高くなりすぎることを防止出来る。従って、非選択ワード線及び選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTに対するデータの誤書き込みも抑制出来る。
以上のように、選択セル(選択ワード線及び選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMT)以外のメモリセルトランジスタMTへの、データの誤書き込みを防止することで、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。
図10は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおいて、プログラムを繰り返す過程におけるVPGM、VPASS、及び非選択セルのチャネル電位Vchを示すグラフである。図中において、白抜き四角印がVPGMであり、黒塗り四角印がVPASSであり、白抜き菱形印が非選択セルのチャネル電位Vchを示している。図示するように、書き込み動作の途中からVPASSがステップアップされ、それと共に非選択セルのチャネル電位Vchも上昇する。その結果、VPASSが常時一定とされる場合に比べて、VPGMとVchとの電位差、すなわち制御ゲートとチャネルとの電位差を小さく出来る。なお、図9の例では常時VPASS<Vchであるのに対して、図10の例であると、書き込み動作の途中からVPASS>Vchとなる。
なお上記効果は、メモリセルトランジスタMTの保持可能なデータのビット数が増大するにつれて顕著となる。すなわち、例えば2値データを保持するメモリセルトランジスタMTに比べて、4値以上、例えば16値データを保持するメモリセルトランジスタMTを有するNAND型フラッシュメモリにおいて効果がある。
すなわち、ビット数が増えるにつれて、メモリセルトランジスタMTの取り得る閾値電圧の範囲は広くなる。言い換えれば、閾値電圧の上限が高くなる。従って、プログラムの回数を増やす必要がある。つまり、VPGMの値が大きくなる。そのため、ビット数が増えるほど、非選択セルにとっては誤書き込みが生じやすい状況が発生する。更には、ビット数が増えるほどに、データ書き込みの過程における非選択セルの割合が増加する。すなわち、誤書き込みの生じやすい条件下において非選択セルの数が増加する、という状況が生まれる。従って、このような多値NAND型フラッシュメモリにおいて本実施形態を適用することで、VPGMが大きくなったとしても誤書き込みの発生を抑制出来るという効果が顕著となる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態においてVPASSの上限を定めたものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの構成は、第1の実施形態で説明した図1の構成と同様である。但し、制御回路6は、VPGMの閾値電圧VPGMthの情報30のみならず、VPASSの上限値VPASS_maxの情報も保持する。
図11は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの書き込み動作のフローチャートである。図示するように、ステップS10〜S19は第1の実施形態と同じである。ステップS19において、制御回路6はVPGMがVPGMthに達したと判断すると、次にVPASSがVPASS_maxに達しているか否かを判定する。達していなければ(ステップS22、NO)ステップS20に進み、制御回路6は電圧発生回路7に対してVPASSのステップアップを命令する。この場合の動作は第1の実施形態と同様である。他方、VPASSがVPASS_maxに達していれば(ステップS22、YES)、制御回路6はステップS20の処理を省略する。すなわち、VPASSのステップアップは行われず、直前のプログラムで使用したVPASSを、次のプログラムでも使用する。
図12は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおけるプログラム電圧VPGM及び電圧VPASSのタイミングチャートである。図示するように、時刻t10においてVPGMがVPGMthに達した12回目のプログラム以降、VPASSはΔVPASSだけステップアップされる。そして、時刻t11における例えば17回目のプログラムにおいてVPASSがVPASS_maxに達すると、17回目以降のプログラムでは、VPASSは再び一定値とされる。
以上のように、この発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、第1の実施形態で説明した(1)の効果に加えて、下記(2)の効果が得られる。
(2)NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る(その2)。
本実施形態に係る構成であると、VPASSに上限値を設けている。すなわち、制御回路6はVPASSが上限値に達したことを検出すると、電圧発生回路7に対してVPASSのステップアップの停止を命令する。従って、例えばプログラム回数が非常に増大したような場合であっても、VPASSが想定外の大きな値まで上昇することを防止出来る。従って、選択ビット線及び非選択ワード線に接続されたメモリセルトランジスタMTへの誤書き込みを抑制し、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態において、ベリファイを最初のプログラムと最後のプログラムについてのみ行うものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分についての説明は省略する。
図13は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおける書き込み動作のフローチャートである。図示するように、ステップS10〜S12までは第1の実施形態と同様である。ステップS12で行われたプログラムが、当該ページに対する書き込み動作の最初のプログラムであれば(ステップS23、YES)、制御回路6は次にベリファイを行う(ステップS24)。この処理は、第1の実施形態で図5を用いて説明したステップS14〜S17の処理と同様である。そしてステップS18に進む。
最初のプログラムでは無く(ステップS23、NO)、且つ当該ページに対する書き込み動作の最後のプログラムでも無い場合にも(ステップS25、NO)、ステップS18に進む。すなわち、この場合にはベリファイを行うことなく、ステップアップしたVPGMを用いたプログラムが行われる。
最後のプログラムであった場合には(ステップS25、YES)、制御回路6はベリファイを行う(ステップS26)。そして、その後リカバリーを行って(ステップS21)、書き込み動作を完了する。
すなわち、本実施形態に係る構成であると、あるページに対して複数回のプログラムの繰り返しによって行われる書き込み動作において、最初のプログラムと最後のプログラムについてのみベリファイを行っている。本手法を用いることで、不要なベリファイを省くことが出来、書き込み動作の高速化を図ることが出来る。このようなNAND型フラッシュメモリであっても、上記第1の実施形態を適用することが可能である。勿論、第1の実施形態のみならず、第2の実施形態を適用することも可能である。すなわち、ステップS19の後、VPASSがVPASS_maxに達したか否かに応じて、VPASSをステップアップさせるか否かを決定しても良い。また図13では示していないが、ステップS24において全ての選択セルがベリファイにパスした場合には、その後の処理を省略してステップS21に進んでも良い。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態において、プログラム動作を第1プログラムと第2プログラムの二段階に分けて行うものである。従って、ベリファイ動作も第1ベリファイと第2ベリファイに分けて行われる。以下では、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
まず図14を用いて、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおける書き込み動作の大まかな概念について説明する。図14は、第1プログラム及び第2プログラムを行った際における、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧の変化を示すグラフであり、一例として“4”データを書き込む場合について説明する。
まず、第1プログラムを繰り返すことにより、閾値電圧が消去レベルから一定レベルまで上昇される。第1プログラムは、“4”データのベリファイレベルであるV34よりも低い第1ベリファイレベルV34’を超えるまで行われる。また、1回の第1プログラムによる閾値電圧の変動量ΔVth1は比較的大きな値である。第1プログラムを行う際には、第1の実施形態で説明した通り、ワード線にはVPGMが印加され、選択ビット線に電圧V1(例えば0V)が印加される。
メモリセルトランジスタMTが第1ベリファイにパスすると、次に第2プログラムが行われる。第1ベリファイは、閾値電圧が第1ベリファイレベルV34’に達したか否かを確認する動作である。そして、第2プログラムを繰り返すことにより、閾値電圧が“4”データのベリファイレベルV34(以下、本実施形態では第2ベリファイレベルと呼ぶ)を超えるまで上昇される。また1回の第2プログラムによる閾値電圧の変動量ΔVth2は、ΔVth1よりも小さい値とされる。小さい値とするために、第2プログラムを行う際には、選択ビット線にV1(例えば0V)より高い電圧V2(>V1、例えば0.4V程度)が印加される。“4”データ以外のデータの第1、第2プログラム及び第1、第2ベリファイも同様である。
つまり、本実施形態に係る書き込み動作は、まず粗くプログラムを行い、閾値電圧が所定の電圧に近づいた時点で、細かくプログラムを行うものである。上記のプログラムの流れをフローチャートとして示した図が図15である。図示するように、第1ベリファイにミスした場合には(ステップS30、NO)、第1プログラムを行う(ステップS31)。第1プログラムでは、カラムコントローラ4は選択ビット線に電圧V1(0V)を印加する(ステップS32)。
第1ベリファイにパスして(ステップS30、YES)、第2ベリファイにミスした場合には(ステップS33、NO)、第2プログラムが行われる(ステップS34)。第2プログラムでは、カラムコントローラ4は選択ビット線に電圧V2(>V1)を印加する(ステップS35)。
第2ベリファイにパスした場合には(ステップS33、YES)、プログラムは禁止される(ステップS36)。従って、ビット線(非選択ビット線となる)には電圧VDD(>V2)が印加される(ステップS37)。そして、全てのメモリセルトランジスタMTについて第2ベリファイにパスすると、書き込み動作が完了する。
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリにおける書き込み動作の全体の流れについて、図16を用いて説明する。図16は、書き込み動作のフローチャートである。
本実施形態に係るデータの書き込み動作は、第1の実施形態と同様に、大まかにはプログラム動作とベリファイ動作との繰り返しである。但し本実施形態では、前述の通り、プログラム動作として第1プログラムと第2プログラムが行われ、またベリファイ動作として第1ベリファイと第2ベリファイとが行われる。
図16に示すように、まず第1の実施形態と同様にステップS10〜S11の処理が行われる。なお、ステップS11において選択ビット線に印加される電圧は、図15を用いて説明したとおり、第1ベリファイ及び第2ベリファイの結果に応じて変化する。当然ながら最初のプログラムでは、選択ビット線に印加される電圧は電圧V1である。また2回目以降のプログラムであれば、第1ベリファイにミスしたメモリセルトランジスタMTが接続された選択ビット線には再度電圧V1が印加され、第1ベリファイにパスし且つ第2ベリファイにミスしたメモリセルトランジスタMTが接続された選択ビット線には電圧V2が印加される。
次に、プログラムが行われる(ステップS40)。ステップS40において第1、第2プログラムのいずれかが行われる。すなわち、ステップS11において電圧V1が印加された選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTに対しては第1プログラムが行われ、電圧V2が印加された選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTに対しては第2プログラムが行われる。その他は、第1の実施形態で説明したステップS12と同様である。
ステップS40における上記プログラムの後、制御回路6はベリファイの結果を参照する。全てのメモリセルトランジスタMTが第2ベリファイにパスしていれば、ステップS21に進み、書き込み動作は完了する。
いずれかのメモリセルトランジスタMTが第2ベリファイにミスしていれば、制御回路6は“0”データから“F”データについてのベリファイを行う(ステップS42〜S45)。すなわち、まず“0”データにつき第1ベリファイが行われる(ステップS42)。その後、“1”〜“F”データにつき、それぞれ第1ベリファイ及び第2ベリファイが行われる(ステップS43〜S45)。
ステップS45の後、第1の実施形態で説明したステップS18〜S20の処理を行った後、ステップS11に戻る。
以上の書き込み動作時におけるワード線の電圧について、図17のタイミングチャートを用いて説明する。図17は、図16に示す書き込み動作におけるプログラム及びベリファイ時の、選択ワード線の電圧を示すタイミングチャートである。
図示するように、選択ワード線に対してまず電圧VPGMが印加されることにより、第1プログラムまたは第2プログラムが行われる。次に、ベリファイが行われる(ステップS41、S42)。前述の通り、ベリファイ動作は第1ベリファイと第2ベリファイとを含む。“1”〜“F”データについての第2ベリファイ時には、選択ワード線には電圧V01〜VEFがそれぞれ印加される。これに対して“1”〜“F”データについての第1ベリファイ時には、選択ワード線にはそれぞれ電圧V01〜VEFよりも低い電圧V01’〜VEF’が印加される。また第1ベリファイは“0”データについても行われる。
より具体的には、まず“0”データについての第1ベリファイが行われる。次に“1”データについて、第1ベリファイ及び第2ベリファイが順次行われる。次に、“2”データについて、第1ベリファイ及び第2ベリファイが順次行われる。その後、同様にして“3”〜“F”データの各々について、第1ベリファイ及び第2ベリファイが順次行われる。なお本例においては、ΔVPGMの値は一定とされる。
上記のように、この発明の第4の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、第1の実施形態で説明した(1)の効果に加えて、下記(3)の効果が得られる。
(3)データの書き込みを高速化しつつ、書き込み精度を向上出来る。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、図14を用いて説明したようにプログラム動作は、閾値電圧の変動幅がΔVth1の第1プログラムと、変動幅がΔVth2(<ΔVth1)の第2プログラムとを含んでいる。
メモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、第1プログラムによって所望の閾値電圧よりも僅かに低いレベルまで設定される。この際、第1プログラムによる閾値電圧の変動幅が大きいため、プログラム回数を少なく出来、書き込み速度を向上出来る。
またメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、第1プログラムの後に第2プログラムによって、所望の閾値電圧となるよう設定される。この際、第2プログラムによれば閾値電圧の細かい設定が可能であるため、書き込み精度を向上出来る。
なお、本実施形態は上記第2、第3の実施形態に適用することも可能である。すなわち、図16のフローチャートにおいて、ステップS19の後、第2の実施形態で説明したステップS22の処理を行っても良い。この場合には、第2の実施形態で説明した(2)の効果を併せて得られる。また第3の実施形態で説明したように、第1、第2ベリファイを、最初と最後のプログラム時にのみ行っても良い。この場合には、書き込み速度を更に向上出来る。
[第5の実施形態]
次に、この発明の第5の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法について説明する。本実施形態は、上記第4の実施形態で説明した図14に示す方法を、別の手法によって実現するものである。
より具体的には、まずプログラム電圧のステップアップ幅ΔVPGMをΔVPGM1として第1プログラム及び第1ベリファイを行い、第1ベリファイに全てのメモリセルトランジスタがパスした後、ΔVPGMをΔVPGM2(<ΔVPGM1)として第2プログラム及び第2ベリファイを行う。なお本実施形態では、第1、第2プログラムにおいて選択ビット線に印加される電圧は、共に電圧V1(0V)であり、両者が異なるのはΔVPGMの大きさである。
つまり、上記第4の実施形態に係る第2プログラムにおいては、ビット線に電圧V2(>V1)を印加することで、チャネルとゲートとの電位差の変動量を小さくし、メモリセルトランジスタの閾値変動ΔVthを小さくする。これに対して本実施形態に係る第2プログラムにおいては、ΔVPGMを小さくすることで、チャネルとゲートとの電位差の変動量を小さくし、メモリセルトランジスタの閾値変動ΔVthを小さくする。
図18は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおける、書き込み動作のフローチャートである。
図示するように、まず第1の実施形態と同様にステップS10〜S11の処理が行われる。なお、ステップS11において選択ビット線に印加される電圧は、第1乃至第3の実施形態と同様、選択ビット線には電圧V1(0V)が印加され、非選択ビット線には電圧VDDが印加される。これにより第1プログラムが行われる(ステップS50)。
ステップS50におけるプログラムの後、制御回路6はベリファイの結果を参照する。いずれかのメモリセルトランジスタMTが第1ベリファイにミスしていれば(ステップS51、NO)、制御回路6は“0”データから“F”データについての第1ベリファイを行う(ステップS52)。次に、制御回路6は電圧発生回路7に対してVPGMのステップアップを命令する。この際のステップアップ幅は、ΔVPGM1である(ステップS53)。その後、第1の実施形態で説明したステップS19、S20の処理を行った後、ステップS11に戻る。
ステップS51において全てのメモリセルトランジスタが第1ベリファイにパスしていれば(ステップS51、YES)、ステップS11と同様にプログラムデータを転送(ステップS54)した後、第2プログラムが行われる(ステップS55)。
ステップS55におけるプログラムの後、制御回路6はベリファイの結果を参照する。全てのメモリセルトランジスタMTが第2ベリファイにパスしていれば、処理はステップS21に進み、書き込み動作が完了する。他方、いずれかのメモリセルトランジスタがミスしていれば、制御回路6は“0”データから“F”データについての第2ベリファイを行う(ステップS57)。次に、制御回路6は電圧発生回路7に対してVPGMのステップアップを命令する。この際のステップアップ幅は、ΔVPGM1よりも小さいΔVPGM2である(ステップS58)。その後、第1の実施形態で説明したステップS19、S20の処理(ステップS59、S60)を行った後、ステップS54に戻る。
以上のように、まずステップアップ幅ΔVPGM1を用いて、全てのメモリセルトランジスタMTが第1ベリファイにパスするようにプログラム(第1プログラム)を行い、次にステップアップ幅ΔPGM2を用いて第2ベリファイにパスするようにプログラム(第2プログラム)を行っても良い。本手法であっても、第4の実施形態で説明した(3)の効果が得られる。勿論、本実施形態を上記第2、第3の実施形態に適用することも可能である。
なお、第1プログラムを行っている期間は必ずVPGM<VPGMthであることが予め分かっている場合には、ステップS19、S20の処理は省略出来る。他方、第1プログラムを行っている期間にVPGMが必ずVPGMthに達することが分かっていれば、ステップS59の処理は省略出来る。これらの情報が無い場合には、図18に示す通りステップS19、S20、S59、S60の処理が必要である。
上記のように、この発明の第1乃至第5の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法であると、半導体記憶装置はドライバ回路3、5を備える。そしてドライバ回路3、5は、いずれかのワード線を選択し、選択したワード線に第1電圧(VPGM)を印加すると共に、非選択のワード線に第2電圧(VPASS)を印加するプログラム動作を繰り返す。これにより、選択したワード線に接続されたメモリセルMTにデータが書き込まれる。また制御回路6は、前記ドライバ回路3、5がプログラム動作を繰り返す過程において、第1電圧を上昇させると共に、第1電圧が所定の閾値電圧VPGMthに達するまでは第2電圧を一定とし、閾値電圧VPGMthに達した後は第2電圧を上昇させる。
換言すれば、まず、選択したメモリセルのゲートに第1電圧(VPGM)を印加し、非選択のメモリセルのゲートに第1電圧よりも低い第2電圧(VPASS)を印加することにより、データのプログラムを行うステップが実行される。次に、第1電圧を上昇させ且つ第2電圧を一定としつつ、プログラムを繰り返すステップが実行される。その後、第1電圧が所定の第1閾値電圧(VPGMth)に達した後、非選択のメモリセルのゲートに印加する電圧を、第2電圧と異なる第3電圧(VPASS=VPASS+ΔVPASS)に変更して前記プログラムを行うステップが実行される。
従って、選択ワード線及び非選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTにおいては、VPASSを上昇させることで、従来に比べてチャネル電位を高くすることができる。更に、非選択ワード線及び選択ビット線に接続されたメモリセルトランジスタMTにおいては、VPASSを上昇させるタイミングを、書き込み動作の初めからでは無く途中からとすることで、チャネル電位が高くなりすぎることを防止出来る。従って、プログラムすべきでないこれらのメモリセルトランジスタMTに対して、データが誤って書き込まれることを抑制出来る。
なお上記実施形態では、NANDセル内に含まれる全てのメモリセルトランジスタMTがセルフブーストに寄与する場合を例に説明した。すなわち、非選択ワード線の全てにVPASSが印加される場合について説明した。しかし、必ずしも全てのメモリセルトランジスタMTがセルフブーストに寄与する必要は無い。このような例について、図19及び図20を用いて説明する。図19及び図20は、プログラム時におけるNANDセルの断面図であり、非選択ビット線に接続されたNANDセルについて示している。また、いずれも選択ワード線がワード線WL7の場合について示している。
まず図19に示すように、選択ワード線WL7にはVPGMが印加される。そして、非選択ワード線WL0〜WL6、WL8〜WL31のうち、非選択ワード線WL5、WL9には電圧VISOが印加され、その他の非選択ワード線WL0〜WL4、WL6、WL8、WL10〜WL31にはVPASSが印加される。電圧VISOはVPASSよりも小さい電圧であり、メモリセルトランジスタMTをオフ状態に出来る電圧である。
すると、図19において制御ゲートにVISOが印加されたメモリセルトランジスタMT5、MT9はカットオフ状態となる。つまり、メモリセルトランジスタMT6〜MT8のチャネルは、メモリセルトランジスタMT0〜MT4、MT10〜MT31のチャネルと電気的に分離される。従って、選択ワード線WL7に接続されたメモリセルトランジスタMT7のチャネル電位Vchは、ワード線WL6〜WL8とのカップリングにより上昇する。すなわち、セルフブーストに寄与するワード線は、ワード線WL6〜WL8のみである。このように、セルフブーストに寄与するワード線の数を制限することで、効率的にチャネル電位Vchをブーストすることが出来る。
図20は別の例である。図20のケースは、図19のケースにおいてワード線WL9にVPASSを印加したものである。この場合、選択ワード線WL7に接続されたメモリセルトランジスタMT7のチャネル電位Vchは、ワード線WL6〜WL31とのカップリングにより上昇する。すなわち、セルフブーストに寄与するワード線は、ワード線WL6〜WL31のみである。このように、セルフブーストに寄与するメモリセルトランジスタMTのうち、消去状態のものの割合を高くすることで、ブースト効率が向上出来る。
また、上記実施形態は少なくとも2種類の値のVPASSを使用するものであれば良い。つまり、VPASSのステップアップ回数が1回しか無い場合であっても良い。このような場合について、図21を用いて説明する。図21は、プログラム電圧VPGM及び電圧VPASSのタイミングチャートである。図示するように、ある選択ワード線についての書き込みを行う際、最後のプログラムにおいてのみ、VPASSをステップアップさせても良い。このような場合であっても、上記の効果は得られる。
また、図8及び図12ではVPGMがVPGMthを超えた後は、VPASSが順次ステップアップされる場合について示している。しかし、VPGMがVPGMthを超えた際にVPASSをステップアップさせた後は、その値でVPASSを一定としても良い。
更に、上記第1乃至第4の実施形態ではΔVPGMが一定である場合について説明したが、ΔVPGMは可変であっても良い。この場合、ΔVPGMの値は制御回路6によって決定される。このようにΔVPGMが変動する場合であっても、VPGMthの値は一定であることが望ましい。しかし、NAND型フラッシュメモリの特性によっては、制御回路6はVPGMthを可変にしても良い。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの回路図。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの断面図。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルの閾値分布を示すグラフ。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリの書き込み動作のフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリにおける、プログラム時の各種電圧のタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの断面図。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリにおける、プログラム時におけるVPGM及びVPASSのタイミングチャート。 従来のNAND型フラッシュメモリにおけるVPGM、VPASS、及びVchの変化を示すグラフ。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリにおけるVPGM、VPASS、及びVchの変化を示すグラフ。 この発明の第2の実施形態に係るフラッシュメモリの書き込み動作のフローチャート。 この発明の第2の実施形態に係るフラッシュメモリにおける、プログラム時におけるVPGM及びVPASSのタイミングチャート。 この発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの、書き込み動作のフローチャート。 この発明の第4の実施形態に係るフラッシュメモリにおける書き込み動作のタイミングチャート。 この発明の第4の実施形態に係るフラッシュメモリにおけるプログラム動作のフローチャート。 この発明の第4の実施形態に係るフラッシュメモリの書き込み動作のフローチャート。 この発明の第4の実施形態に係るフラッシュメモリの、プログラム時及びベリファイ時におけるワード線の電圧のタイミングチャート。 この発明の第5の実施形態に係るフラッシュメモリの書き込み動作のフローチャート。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第2変形例に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの断面図。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第3変形例に係るフラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの断面図。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第4変形例に係るフラッシュメモリにおける、プログラム時におけるVPGM及びVPASSのタイミングチャート。
符号の説明
1…フラッシュメモリ、2…メモリセルアレイ、3…ロウコントローラ、4…カラムコントローラ、5…ドライバ回路、6…制御回路、7…電圧発生回路、8…入力バッファ、9…メモリブロック、10…半導体基板、11、12…ウェル領域、13…ゲート絶縁膜、14、16…多結晶シリコン層、15…ゲート間絶縁膜、17…不純物拡散層、18、21…層間絶縁膜、19、20、22…金属配線層、30…情報

Claims (4)

  1. 電流経路が直列接続され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、
    前記メモリセルの前記制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線と、
    いずれかの前記ワード線を選択し、選択した前記ワード線に第1電圧を印加すると共に、非選択の前記ワード線に第2電圧を印加するプログラム動作を繰り返すことにより、選択した前記ワード線に接続された前記メモリセルにデータを書き込むドライバ回路と、
    前記ドライバ回路が前記プログラム動作を繰り返す過程において、前記第1電圧を上昇させると共に、前記第1電圧が所定の閾値電圧に達するまでは前記第2電圧を一定とし、前記閾値電圧に達した後は前記第2電圧を上昇させる制御回路と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 電流経路が直列接続された複数のメモリセルを備え、複数回のプログラムを繰り返すことによりデータを書き込む半導体記憶装置のデータ書き込み方法であって、
    選択した前記メモリセルのゲートに第1電圧を印加し、且つ非選択の前記メモリセルのゲートに前記第1電圧よりも低い第2電圧を印加することにより、データのプログラムを行うステップと、
    前記第1電圧を上昇させ且つ前記第2電圧を一定としつつ、前記プログラムを繰り返すステップと、
    前記第1電圧が所定の第1閾値電圧に達した後、前記非選択の前記メモリセルのゲートに印加する電圧を、前記第2電圧と異なる第3電圧に変更して前記プログラムを行うステップと
    を具備し、前記第3電圧は、前記第2電圧よりも高い電圧である
    ことを特徴とする半導体記憶装置のデータ書き込み方法。
  3. 前記非選択のメモリセルのゲートに印加する電圧を前記第3電圧に変更した後、前記第1電圧及び前記第3電圧を上昇させつつ、前記プログラムを繰り返すステップと、
    前記第3電圧が所定の第2閾値電圧に達した後、前記第1電圧を上昇させ且つ前記第3一定として、前記プログラムを行うステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置のデータ書き込み方法。
  4. 前記第1電圧を上昇させる際の変動幅は可変であり、
    前記第1閾値電圧は、前記変動幅に関わらず一定である
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置のデータ書き込み方法。
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