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JP5176588B2 - シート送風装置 - Google Patents

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JP5176588B2 JP2008042187A JP2008042187A JP5176588B2 JP 5176588 B2 JP5176588 B2 JP 5176588B2 JP 2008042187 A JP2008042187 A JP 2008042187A JP 2008042187 A JP2008042187 A JP 2008042187A JP 5176588 B2 JP5176588 B2 JP 5176588B2
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Description

本発明は、シート送風装置に関する。
従来、シート表面の温調や蒸れ抑制等のため、シート表皮の裏面側から表面側に空気を通過させるようにしたシート送風装置が知られている(特許文献1)。
特許文献1では、シートバック下縁部に設けられたシートベルト(インナーベルト)を通過させる隙間から、空気を吸い込むように構成し、シートに着座した乗員が空気の取り入れの障害となるのを回避している。
特開2007−223542号公報
しかしながら、シートベルトを通過させるための隙間は比較的狭く、空気の吸込量ひいては送風量を増大し難くなっていた。また、隙間が狭い分、吸込音が生じて、乗員に違和感を与える虞もあった。
そこで、本発明は、空気の吸込量ひいては送風量を増大させやすいシート送風装置を得ることを目的とする。
本発明にあっては、可倒式のアームレストを備えるシートに適用されるシート送風装置において、シートバックのアームレスト格納部の下に位置する部分と、シートクッションとの間に、シートバックの正面側から裏面側に貫通する隙間を形成し、当該隙間が形成されている区間において、隙間の下面を、シートバックの正面側から裏面側に向かうにつれて下方に傾斜させ、かつ、空気取入口を、隙間の下面に対して上方に間隔をあけつつ隙間に臨むように設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、シートバックの正面側から裏面側に貫通した隙間の下面がシートバックの正面側から裏面側に向かうにつれて下方に傾斜し、かつ、空気取入口が上記隙間の下面から上方に間隔をあけて設けられるため、隙間内に入り込んだ異物等をシートバックの裏面側に滑落させ、当該異物等が空気取入口の前に残留して空気の吸込量が減少したり、空気取入口から送風機側へ吸引されたりするのを抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるシート送風装置を装備したシートの斜視図、図2は、図1のII−II断面図である。なお、各図中、車両前方をFR、車幅方向をWD、車両上方をUPと記す。
本実施形態にかかるシート送風装置1は、自動車等の車両の後部座席となる横長のシート2に適用されている。シート2は、いずれも車幅方向に沿って長い(横長の)シートクッション3とシートバック4とを備えている。
シート2の車幅方向中間部には可倒式のアームレスト5が設けられており、シートバック4には、このアームレスト5を格納するアームレスト格納部としての凹部6が形成されている。なお、凹部6は、シートバック4の表面4a側(正面側)から裏面4b側にかけて貫通させてもよいし、貫通させなくてもよい。
アームレスト5は、非使用時には、凹部6内に格納され、使用時の裏面5aがシートバック4の表面4aとほぼ連なった面を形成するようになっている。また、アームレスト5の下部5bは、図示しない回動支持機構によって、シートバック4に車幅方向に沿って伸びる回動軸Ax回りに回動可能に支持されている。使用時には、アームレスト5の上部5cを正面側(本実施形態では車両前方側)に引き出して、アームレスト5を回動軸Ax回りに回動して傾倒し、シートバック4の表面4a上に横たわらせる。このとき、本実施形態では、凹部6の下縁6aを、シートクッション3の表面3aよりやや高い位置に設定し、少なくともアームレスト5の下部5bとシートクッション3の表面3aとの間に隙間G1を形成するようにしてある。
凹部6の下には、正面視でこの凹部6とほぼ等幅で横長の扁平な部材7が設けられている。そして、図2に示すように、この部材7とシートクッション3との間に、シートバック4の表面4a側(正面側)から裏面4b側に貫通する隙間G2が形成されている。なお、隙間G2の下面をなすシートクッション3の表面(上面)3aは、少なくとも隙間G2が形成されている区間では、シートバック4の表面4a側から裏面4b側に向けて(すなわち車両前方から後方に向けて)下方に傾斜させてある。
そして、シート2には、図2に示すように、シートバック4の特定の領域(吹出領域S、図1参照)において表皮8の裏面側から表面側に空気を通過させるシート送風装置1を装備してある。シート送風装置1は、例えば軸流ファンを有する送風機10を備えている。本実施形態では、シート2のフレーム15に固定されたプレート16に、送風機10を取り付けてある。
この送風機10は、空気取入口11およびダクト12を介して吸入した空気を、吐出経路13を経由して、吹出領域Sに形成された正面視で略矩形状の凹部14内に送出する。凹部14内に供給された空気は、当該凹部14の表面側を覆う表皮8Sに形成された表裏を貫通する小さな多数の空気通過孔(図示せず)から表皮8Sの外に吹き出すことになる。また、凹部14内には、例えば発泡素材で形成され連続気泡を有する多孔質の扁平な整流部材17が収容されており、吹出領域S内の場所による空気吹出量の均等化が図られている。なお、この整流部材17には、空気通路をなす溝や穴を形成してもよい。また、表皮8Sの空気通過孔は、表皮8Sに貫通孔を穿設することで形成してもよいし、隙間の多い布の当該隙間を利用してもよい。
そして、本実施形態では、図2に示すように、空気取入口11を、シートバック4の凹部6の下に位置する部材7とシートクッション3との間に形成された隙間G2に臨むように設けてある。この空気取入口11は、隙間G2の奥側上方に、隙間G2の下面をなすシートクッション3の表面3aとの間に間隔をあけて上方に設けられており、前方(すなわちシート2の正面側、シートバック4の表面4a側)かつ斜め下方に向けて開放されている。
また、図1に示すように、空気取入口11は、シート正面視で左右方向(すなわちシートバック4の表面4aの横幅方向)に沿って細長く長円状に形成されており、扁平な筒状のノズル18の先端開口として形成してある。
さらに、本実施形態では、アームレスト5の両側の二箇所、すなわち、アームレスト5の両側に乗員が着座する位置に対応して、それぞれ吹出領域Sが設定され、各吹出領域Sに対応して送風機10を設けてある。そして、これら各送風機10に向けて、アームレスト収容部としての凹部6の下方一箇所に配置されたノズル18から、左右両側に二股に分岐したダクト12,12を繋げてある。
以上の構成によれば、シートバック4の表面4aが高温になっていた場合や、逆に低温になっていた場合、蒸れる場合等に、シートバック4の表面4aの吹出領域Sから空気を吹き出させ、温度を調整したり、快適感を得たりすることができる。送風の制御は温度センサ等で自動的に行ってもよいし、手動スイッチの操作に基づいて行っても良い。また、着座した吹出領域Sに対してのみ送風を行うことも可能である。
ここで、本実施形態では、空気取入口11を、シートバック4のアームレスト格納部としての凹部6の下に位置する部材7とシートクッション3との間に形成された隙間G2に臨むように設けた。この隙間G2は、比較的幅広に形成することができる。したがって、従来に比べて吸入側の流路面積をより広く確保しやすくなって、空気の吸込量ひいては送風量を増大させやすくなる。また、吸込音が生じるのを抑制することができる。
特に、アームレスト5の使用時には、当該アームレスト5の両側に乗員が着座することになるため、乗員が空気の取り入れの障害となるのをより確実に回避して、上記効果をより確実に得ることができる。さらに、本実施形態の場合、使用時に横たわらせたアームレスト5とシートクッション3の表面3aとの間に隙間G1を確保するように構成したため、空気の吸込量をより確実に確保して、上記効果をより確実に得ることができる。
さらに、隙間G2の周壁部(すなわち部材7およびシートクッション3の部材7に対向する部分)を比較的硬く(例えばシートクッション3あるいはシートバック4の着座領域より硬く)しておくことで、乗員の着座等に伴うシートクッション3やシートバック4の変形によって隙間G2が変形し、吸込量が低減するのを抑制することができる。本実施形態では、部材7をシートバック4の本体部と別部品としたため、シートバック4より硬く設定するのが容易である。
また、隙間G2は元々シートクッション3とシートバック4との境界部分に形成されるものであって、空気取入口11を設けるために新たに形成するものでもないため、シート本来の機能や美観を損なうことが無い。さらに、この隙間G2はアームレスト5の下方で比較的幅広に形成されているため、隙間G2の高さを僅かに拡大することで、シート本来の機能や美観を損なうことなく吸込量を比較的容易に増大させることができる。
また、本実施形態では、アームレスト5の左右両側に表皮8Sの裏面側から表面側に空気を通過させる吹出領域Sを設定し、当該吹出領域S毎に送風機10を設け、空気取入口11から各送風機10に向けて空気を分配するダクト12,12を設けた。このため、二つの吹出領域S,Sについて、空気取入口11やその上流側や下流側の構成部品(部材7、ノズル18等)を共用化することができ、その分、構成を簡素化して、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、空気取入口11を、シートバック4の表面4aの横幅方向(本実施形態では車幅方向)に沿って細長く形成した。このため、空気取入口11の開口面積をより広く確保して、送風量を増大させやすくなる。
また、本実施形態では、隙間G2をシートバック4の表面4a側(正面側)から裏面4b側に貫通させるとともに、当該隙間G2の下面をなすシートクッション3の表面3a(上面)を、シートバック4の表面4a側から裏面4b側に向かうにつれて下方に傾斜させ、空気取入口11を、シートクッション3の表面3aに対して上方に間隔をあけて設けた。このため、隙間G2内に不本意に入り込んだ異物等を表面3aに沿ってシートバック4の裏面4b側に滑落させ、当該異物が空気取入口11の前に残留して空気の吸込量が減少したり、空気取入口11から送風機10側へ吸引されたりするのを抑制することができる。なお、シートバック4の裏面4b側の領域R(図2参照)から当該異物を回収することも可能となる。また、隙間G2の正面視で奥側の上方に空気取入口11を設定したため、空気取入口11が外から見えにくくなり、視覚的に違和感を生じさせないという利点もある。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、吹出領域をシートバックに設けた構成を例示したが、シートクッションに吹出領域を設けた構成としても本発明を実施することができる。また、吸入した空気をそのまま吹き出すのではなく、加熱したり、冷却したり、除湿したりした後に吹き出すようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかるシート送風装置を装備したシートの斜視図である。 図1のII−II断面図である。
符号の説明
G2 隙間
S 吹出領域
1 シート送風装置
2 シート
3 シートクッション
3a 表面(上面)
4 シートバック
4a 表面(正面)
4b 裏面
5 アームレスト
6 凹部(アームレスト格納部)
7 部材(アームレスト格納部の下に位置する部分)
8S 表皮
10 送風機
11 空気取入口
12 ダクト

Claims (3)

  1. 可倒式のアームレストを格納するアームレスト格納部が形成されたシートバックと、シートクッションと、を備えるシートに適用され、空気取入口から取り入れた空気を送風機によって送出してシートバックまたはシートクッションの表皮の裏面側から表面側に通過させるシート送風装置において、
    前記シートバックの前記アームレスト格納部の下に位置する部分と、前記シートクッションとの間に、前記シートバックの正面側から裏面側に貫通する隙間を形成し、
    当該隙間が形成されている区間において、前記隙間の下面を、シートバックの正面側から裏面側に向かうにつれて下方に傾斜させ、かつ、前記空気取入口を、前記隙間の下面に対して上方に間隔をあけつつ前記隙間に臨むように設けたことを特徴とするシート送風装置。
  2. 前記アームレストの左右両側に前記表皮の裏面側から表面側に空気を通過させる吹出領域を設定して、当該吹出領域毎に前記送風機を設け、
    前記空気取入口から各送風機に向けて空気を分配するダクトを設けたことを特徴とする請求項1に記載のシート送風装置。
  3. 前記空気取入口を、前記シートバックの表面の横幅方向に沿って細長く形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のシート送風装置。
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