JP5175014B2 - ブルドン管圧力計 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、ブルドン管圧力計に関し、特に、ブルドン管の管先変位を拡大して指針軸に伝達するための変位拡大機構における目盛り合わせ校正用の調節子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
測定圧によって生じる金属の弾性歪みを機械的に拡大表示するブルドン管圧力計の概略構成は、図3に示すように、楕円形断面のブルドン管1を例えば円環状に曲げて収めた扁平円柱状のゲージ本体部2と、被測定圧力源に連通孔5aを介して繋がる被測定側の雌螺子部5b付き取付穴(螺子穴)5に対して螺合する雄螺子部5b付き圧力導入管3から成り、その圧力導入孔3aはブルドン管1の管基1aに連通している。取付穴5の穴底にはパッキン6が圧入装填されている。
なお、7は取付けナットである。
【0003】
ブルドン管圧力計においては、圧力増大に伴いブルドン管1の曲率半径が弾性変形で漸増し、管先1bが図3では反時計方向及び外方向に漸変するものの、微小変位であるため、この変位を変位拡大機構を介して機械的に拡大し、指針軸4aに取付けた指針4で文字板2aの目盛りを拡大指示するようにしている。
【0004】
図4は従来のブルドン管圧力計の変位拡大リンク機構を示す背面図である。この変位拡大機構は、圧力増大に伴い指針軸4aの周りに管先1bが固定節である圧力導入管3に対して図4では時計方向(矢印A)に漸変するブルドン管1と、管先1bに固着して成る突片12の第1のピン結合(回り対偶部)12aを介して連結して成る真直状の連接ロッド(連接リンク)13と、この連接ロッド13の先端側に第2のピン結合13aを介して連結し、圧力導入管3に固定して成る表側フレーム板14に対して回転中心15aの周りに回動(揺動)可能であって、指針軸11に軸着したピニオン11に噛み合う欠歯歯車15bを持つ回転板(セクター)15とを備えている。回転板15は外側に張り出た湾曲状腕片(調節子)16を有し、その先端側には第2のピン結合13aを以って連接ロッド13に連結している。
【0005】
圧力増大に伴い、管先1bが矢印A方向に変位すると、連接ロッド13が回転中心15aの周りに湾曲状腕片16を時計方向(矢印B方向)に回転させるため、指針軸4aが図4で反時計方向(矢印C方向)に回転する。回転板15は揺動する梃腕として機能し、回転中心15aから第2のピン結合13aまでの距離(腕の長さ)に比し、回転中心15aから指針軸4aまでの距離(腕の長さ)の方が長いため、まずその腕の長さの比率で、管先1bの変位量が欠歯歯車15bのピッチ円の円弧長として拡大された後、次に、欠歯歯車15bとピニオン11の増速比で、指針軸の4aの回転角が拡大されることになる。
【0006】
このような変位拡大機構を有するブルドン管圧力計においては、部品精度のばらつき,組み付け精度のばらつきなどがあるため、変位拡大機構の組立後、指針表示の校正を必要としている。無圧状態において、指針4がゼロを指すように指針4を指針軸4aに取付けた後、最大圧力を加圧して運針した指針目盛りを読み取る。指針目盛りが最大圧力値に満たない場合は変位拡大率が低いことを意味する。そのため、回転中心15aから第2のピン結合13aまでの距離を短縮するべく、工具などを用いて湾曲状腕片16を挟んで第2のピン結合13aを回転中心15a側へ寄せ付ける塑性変形を行い、指針目盛りが最大圧力値に合致するように調節する。逆に、指針目盛りが最大圧力値を超える場合は変位拡大率が高いことを意味する。そのため、回転中心15aから第2のピン結合13aまでの距離を拡張するべく、工具などを湾曲状腕片16の切欠き16aに挿入して押し広げ、第2のピン結合13aを回転中心15aから更に離す塑性変形を行い、指針目盛りが最大圧力値に合致するように調節する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の変位拡大機構の指針合わせ校正作業にあっては、次のような問題点があった。
【0008】
即ち、最大圧力状態での湾曲状腕片16に対する塑性変形調整の後、無圧状態に戻すと、指針4がゼロ目盛りからずれてしまう不都合が発生する。第2のピン結合13aを結合解除した場合、湾曲状腕片16側から見ると、第2のピン結合13aの位置の塑性変形軌跡は概ね可曲節点Pを中心にしてほぼ円弧αを描くと共に、連接ロッド13側から見ると、第2のピン結合13aの位置の軌跡は第1のピン結合12aを中心にして円弧βを描き、円弧αと円弧βとが第2のピン結合13aの位置で交差した関係であるが、湾曲状腕片16と連接ロッド13とが第2のピン結合13aで連結されているため、本来的に管先1bは軽微な力の印加でも簡単に弾性変形するものであるから、湾曲状腕片16に対する塑性変形の屈曲調節により第2のピン結合13aの位置が円弧α上で強引にずらされると、第1のピン結合12aの位置もずれてしまうので、ブルドン管1に不如意な初期応力を発生させてしまうからである。
【0009】
そのため、指針目盛りが最大圧力値に満たない場合、変位拡大率を上げるために第2のピン結合13aを回転中心15a側へ寄せ付ける塑性変形調節では、管先1bを矢印A方向に押し出すことになるから、無圧状態に戻すと指針4がゼロ目盛り以上を指す。このため、指針4の取付けをし直してから、最大圧力に再度加圧して最大目盛り合わせを行う必要があり、ゼロ目盛りと最大目盛りが合致するまで幾度も繰り返す煩雑な手間を要する。指針取付け加減と塑性変形調節の加減との按配に熟練技能を必要とする。
【0010】
逆に、指針目盛りが最大圧力値を超える場合、変位拡大率を下げるために第2のピン結合13aを回転中心15aから更に引き離す塑性変形調節では、管先1bを矢印A方向とは逆方向に引き下げることになるから、無圧状態に戻すと指針4がゼロ目盛り以下を指す。斯かる場合もゼロ目盛りと最大目盛りが合致するまで幾度も繰り返す煩雑な手間を要する。
【0011】
そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題は、無圧状態で指針をゼロ目盛りに合致させた状態で指針軸に取付け、最大圧力加圧状態で屈曲腕部を塑性変形させて指針を最大目盛りに合致させた後は、無圧状態に戻しても、指針がゼロ目盛りから大幅に狂うことがなく、凡そゼロ目盛りを指すように、変位拡大機構を改良することにより、熟練技能を要さずに、目盛り合わせ校正作業の能率の大幅向上を図ることができるブルドン管圧力計を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るブルドン管圧力計は、圧力増大に伴い指針軸の周りに管先が固定節に対して第1の方向に漸変するブルドン管と、管先側に第1の回り対偶部を介して連結して成る連接リンクと、この連接リンクの先端側に第2の回り対偶部を介して連結し、固定節に対して回転中心の周りに回転可能であって指針軸を回動するための回転体とを備え、回転体は、先端側に第2の回り対偶部を具えると共に、可曲節点の前記第2の回り対偶部と回転中心とに対して張る開き角が拡縮調節可能となった屈曲腕部を有しており、連接リンクと屈曲腕部とが圧力増大に伴い回転体を第1の方向に回動させる相互関係となっているものである。なお、圧力から気体温度に換算することができるため、このブルドン管圧力計は文字板を温度表示に代えることにより例えば隔測温度計として用いることができる。
【0013】
そして本発明における屈曲腕部としては、無圧状態のとき、可曲節点が第1の回り対偶部に概ね重なる位置にあるように形成されていることを特徴とする。つまり、可曲節点は、従来例とは異なり、第2の回り対偶部と回転中心とを通る線に対して第1の回り対偶部側に位置し、無圧状態のとき、屈曲腕部の第2の回り対偶部と可曲節点とを結ぶ線分が連接リンクの第2の回り対偶部と第1の回り対偶部とを結ぶ線分と略重なっている。このため、第2の回り対偶部の結合を解除した場合、連接リンクの第2の回り対偶部の位置の軌跡に屈曲腕部の第2の回り対偶部の位置の塑性変形軌跡が略重なることになるため、最大圧力印圧状態で屈曲腕部を塑性変形させて第2の回り対偶部と回転中心との距離を調節し、指針を最大目盛りに合致させた後は、無圧状態に戻しても、指針がゼロ目盛りから大幅に狂うことがない。このため、従前に比し、校正作業能率の大幅向上を図ることができる。例えば、多数個のブルドン管圧力計を設定し同時に最大圧力を印圧し、各屈曲腕部を塑性変形させて最大目盛りに順に合わせるだけで、多数個の校正を完了させることができる。2度目以降の最大圧力を印圧して再調節する手間を排することができると共に、熟練者を必要とせず、調節作業の短縮化を図ることができる。
【0014】
屈曲腕部としては、回転中心側から可曲節点まで張り出た基端側片部と可曲節点心から外側に張り出た外側片部とを有して成る二股状屈曲片であって、両片部が互いに臨む内側には工具当て用切込みが形成されていることが望ましい。工具当て用切込みの形成により、例えばマイナスドライバーの先を切込みに係り止めして簡単に塑性変形させることができるため、調節作業性が迅速化し、不如意な変形失敗を防止できる。
【0015】
基端側片部の工具当て用切込みの位置と外側片部の前記工具当て用切込みの位置とは可曲節点から不等距離に形成されていることが望ましい。例えばマイナスドライバーの先を両切込みに係り止めして一方に捩ることにより開き角が拡大し、逆方向に捩ることにより開き角が縮小するから、調節作業を確実且つ迅速に実現できる。
【0016】
更に、連接リンクは回転中心に対して外側片部の外側に位置する弓形状であることが望ましい。連接リンクは真直状ではなく、弓形状であるため、外側片部bとの間に隙間があり、塑性変形調節が容易となる。このため、弓形状連接リンクは無圧状態において可曲節点と第1の回り対偶部とのずれを修正するための調節子としての意義を有する。また、屈曲腕部の塑性変形調節の際、工具の先が連接リンクに当たり難くなるため、不如意な変形を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係るブルドン管圧力計において無圧状態での変位拡大リンク機構を示す背面図、図2は本発明の実施例に係るブルドン管圧力計において最大圧力印圧状態での変位拡大リンク機構を示す背面図である。なお、図1,2において、図4に示す部分と同一部分には参照符号を付し、その説明は省略する。
【0018】
本例の変位拡大リンク機構は、圧力増大に伴い指針軸4aの周りに管先1bが固定節である圧力導入管3に対して図1では時計方向(矢印A)に漸変するブルドン管1と、管先1bに固着して成る突片12の第1のピン結合(回り対偶部)12aを介して連結して成る弓形状連接リンク23と、この連接リンク23の先端側に第2のピン結合23aを介して連結し、圧力導入管3に固定して成る表側フレーム板14及び裏フレーム板24に対して回転中心25aの周りに回動(揺動)可能であって、指針軸4aに軸着したピニオン11に噛み合う欠歯歯車25bを持つ回転板(梃腕,セクター)25とを備えている。変位拡大リンク機構は、管先1の変位が仮想的な長リンクと仮定すれば、固定節(圧力導入管3,表側フレーム板14及び裏フレーム板24)と、ブルドン管1,突片12,弓形状連接リンク23,回転板25とから成る4節回転連鎖の両てこ機構とみることができる。
【0019】
回転板25は外側に張り出た拡縮可能な開き角θを持つV字状腕片((最大圧力での調節子)26を有し、その先端側には第2のピン結合23aを以って連接リンク23に連結している。なお、27は、ピニオン11と欠歯歯車25bの噛み合い間隙(バックラッシュ)による指針ぶれを防止するためのひげゼンマイである。
【0020】
V字状腕片26は、可曲節点Pに鋭角に屈折した二股状屈曲片であって、回転中心25a側から可曲節点Pまで張り出た基端側片部26aと可曲節点Pから外側に張り出た外側片部26bとから成り、基端側片部26aと外側片部26bとの間に切欠き26cを有し、開き角度θを形成している。両片部26a,26bが互いに臨む内側にはマイナスドライバー当て用切込みX,Yが形成されている。可曲節点Pからの切込みX位置までの距離は可曲節点Pからの切込みY位置までの距離よりも短く、切込みXとYとを一辺として可曲節点Pを頂点として含む三角形が不等辺三角形となるように形成されている。
【0021】
V字状腕片26は可曲節点Pを折り曲げ点として塑性変形で開き角θが拡縮可能となっている。図1の無圧状態では、可曲節点Pが第1の回り対偶部12aに概ね重なる位置にある。つまり、可曲節点Pは、図4に示す従来例とは異なり、第2の回り対偶部23aと回転中心25aとを通る線に対して第1の回り対偶部12a側に位置し、無圧状態のとき、V字状腕片26の第2の回り対偶部23aと可曲節点Pとを結ぶ線分が連接リンク23の第2の回り対偶部23aと第1の回り対偶部12aとを結ぶ線分と略重なっている。
【0022】
指針の目盛り合わせ作業では、無圧状態において、先ず、図1に示す如く、可曲節点Pが第1の回り対偶部12aに重なっているか否かを確認する。おおよそ重なっているが、多少外れているときには、突片12や弓形状連接リンク23を屈曲させて調節する。連接リンク23が真直状ではなく、弓形状であるため、外側片部26bとの間に隙間があり、塑性変形調節が容易となる。このため、弓形状連接リンク23は無圧状態での調節子(第2の調節子)としての意義を有する。そして、指針4がゼロを指すように指針4を指針軸4aに取付ける。
【0023】
次いで、最大圧力を印圧すると、管先1bが矢印A方向に大きく変位するため、回転板が矢印B方向に回転し、指針軸4aが矢印C方向に回転するので、図2に示す状態になる。ここで、運針した指針目盛りを読み取る。指針目盛りが最大圧力値に満たない場合は変位拡大率が低いことを意味する。そのため、回転中心25aから第2のピン結合23aまでの距離を短縮するべく、マイナスドライバーを切り込みX,Yに係合させて図2で反時計方向に捩り、第2のピン結合23aを回転中心25a側へ寄せ付ける塑性変形を行い、指針目盛りが最大圧力値に合致するように調節する。この際、マイナスドライバーの捩り加減だけで目盛り合わせすることができるので、調節作業が簡便となる。逆に、指針目盛りが最大圧力値を超える場合は変位拡大率が高いことを意味する。そのため、回転中心25aから第2のピン結合23aまでの距離を拡張するべく、マイナスドライバーを切り込みX,Yに係合させて図2で時計方向に捩り、第2のピン結合23aを回転中心25aから更に離す塑性変形を行い、指針目盛りが最大圧力値に合致するように調節する。この際も、マイナスドライバーの捩り加減だけで目盛り合わせすることができるので、調節作業が簡便となる。
【0024】
しかる後、無圧状態に戻すと、指針4はゼロ目盛りを指したままとなる。なぜなら、無圧状態では可曲節点Pが第1の回り対偶部12aに重なっているからである。即ち、第2の回り対偶部23aの結合を解除した場合、連接リンク23の第2の回り対偶部23aの位置の軌跡にV字状腕片26の第2の回り対偶部23aの位置の塑性変形軌跡が丁度重なっているため、最大圧力印圧状態でV字状腕片26を塑性変形させて第2の回り対偶部23aと回転中心25aとの距離を調節し、指針4を最大目盛りに合致させた後は、無圧状態に戻しても、指針がゼロ目盛りから大幅に狂うことがない。このため、従前に比し、校正作業能率の大幅向上を図ることができる。例えば、多数個のブルドン管圧力計を設定し同時に最大圧力を印圧し、各V字状腕片26を塑性変形させて最大目盛りに順に合わせるだけで、多数個の校正を完了させることができる。2度目以降の最大圧力を加圧して再調節する手間を排することができると共に、熟練者を必要とせず、調節作業の短縮化を図ることができる。
【0025】
なお、最大圧力での調節子としてのV字状腕片26の形状はV字形状に限らず、U字形状等のその他の形状でも構わない。ただ、図4に示すU字形状の可曲節点Pの位置がやや曖昧であるが、V字状腕片26では、可曲節点Pが鋭角頂点であるために明瞭さがあり、第1の回り対偶部12aとの重ね合わせ精度を得ることができるという点で優れている。
【0026】
また、第2の拡大機構としては、欠歯歯車25bとピ二オン11とに限らず、指針軸4aに巻装したコイルスプリングとそのコイル隙間に圧入した周縁部を持つ回転板25とによっても第2の拡大機構を構成できる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ブルドン管圧力計の変位拡大機構における最大圧力での調整子たる屈曲腕部として、無圧状態のとき、可曲節点が第1の回り対偶部に概ね重なる位置にあるように形成されていることを特徴とするものであるから、次にような効果を奏する。即ち、無圧状態で指針をゼロ目盛りに合致させた状態で指針軸に取付け、最大圧力加圧状態で屈曲腕部を塑性変形させて指針を最大目盛りに合致させた後は、無圧状態に戻しても、指針がゼロ目盛りから大幅に狂うことがなく、凡そゼロ目盛りに一致したままとなる。このため、熟練技能を要さずに、目盛り合わせ校正作業の能率の大幅向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るブルドン管圧力計において無圧状態での変位拡大リンク機構を示す背面図である。
【図2】本発明の実施例に係るブルドン管圧力計において最大圧力印圧状態での変位拡大リンク機構を示す背面図である。
【図3】ブルドン管圧力計を示す正面図である。
【図4】従来のブルドン管圧力計の変位拡大リンク機構を示す背面図である。
【符号の説明】
1…ブルドン管
1a…管基
1b…管先
2…ゲージ本体部
2a…文字板
3…圧力導入管
3a…圧力導入孔
4…指針
4a…指針軸
5…取付穴(螺子穴)
5a…連通孔
5b…雌螺子部
6…パッキン
7…取付けナット
11…ピニオン
12…突片
12a…第1のピン結合(回り対偶部)
14…表側フレーム板
23…弓形状連接リンク
23a…第2のピン結合
24…裏側フレーム板
25a…回転中心
25…回転板(挺腕,セクター)
25b…欠歯歯車
26…V字状腕片(最大圧力での調整子)
26a…基端側片部
26b…外側片部
26c…切欠き
θ…開き角
P…可曲接点
X,Y…マイナスドライバー当て用切込み
Claims (4)
- 圧力増大に伴い指針軸の周りに管先が固定節に対して第1の方向に漸変するブルドン管と、前記管先側に第1の回り対偶部を介して連結して成る連接リンクと、この連接リンクの先端側に第2の回り対偶部を介して連結し、前記固定節に対して回転中心の周りに回転可能であって前記指針軸を回動するための回転体とを備え、前記回転体は、先端側に前記第2の回り対偶部を具えると共に、可曲節点において前記第2の回り対偶部と前記回転中心とに対して張る開き角が拡縮調節可能となった屈曲腕部を有しており、前記連接リンクと前記屈曲腕部とが圧力増大に伴い前記回転体を第1の方向に回動させる相互関係となっているブルドン管圧力計であって、
前記屈曲腕部は、無圧状態のとき、前記可曲節点が前記第1の回り対偶部に重なる位置にあるように形成されていることを特徴とするブルドン管圧力計。 - 請求項1において、前記屈曲腕部は、前記回転中心側から前記可曲節点まで張り出た基端側片部と前記可曲節点から外側に張り出た外側片部とを有して成る二股状屈曲片であって、両片部が互いに臨む内側には工具当て用切込みが一対形成されていることを特徴とするブルドン管圧力計。
- 請求項2において、前記基端側片部の前記工具当て用切込みの位置と前記外側片部の前記工具当て用切込みの位置とは前記可曲節点から不等距離に形成されていることを特徴とするブルドン管圧力計。
- 請求項2又は請求項3において、前記連接リンクは、前記回転中心に対して前記外側片部の外側に位置する弓形状であることを特徴とするブルドン管圧力計。
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