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JP5171116B2 - タイヤの製造方法およびそれに用いられるタイヤ成型ドラム - Google Patents

タイヤの製造方法およびそれに用いられるタイヤ成型ドラム Download PDF

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Description

本発明は、カーカスプライのタイヤ軸方向両端が、ビードコアの半径方向外側に貼着されて係止されてなるタイヤの製造方法およびそれに用いられるタイヤ成型ドラムに関し、特にカーカスプライとビードコアとの間にエア入り等の不良を発生させることのないものに関する。
図1にタイヤのビード部を断面図で模式的に示すように、一対のビード部81の間に架け渡され、各ビード部81に配置されたビードコア82の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折返される1枚以上のスチールコードよりなるカーカスプライ83を具え、カーカスプライ83のタイヤ軸方向両端83Eは、それぞれに対応するビードコア82の半径方向外側に貼着されて係止された空気入りタイヤは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このようなタイヤの製造方法として、生タイヤを成型するに際し、図2に、形成途中の生タイヤのビード部をタイヤ中心軸線回りの断面図で示すように、相互に向き合う方向に外周側へ鈎状に折れ曲がった形状に癖付けられた癖付部93Fをタイヤ軸方向の両端部分に有するカーカスプライ93と、そのタイヤ半径方向内側に張り付けられた、カーカスプライ93よりも広幅の円筒状のカーカス内側部材94とで構成されたカーカスバンド95を成型ドラム(図示せず)上に配置したあと、例えば磁力により吸着されることにより、ビードホルダ90にて保持されたビードコア92を成型ドラムの軸方向外側から中央側に向けて移動させカーカスプライ癖付部93Fよりタイヤ軸方向中央側の所定位置に配置し、ビードロック機構91を拡径させてビードコア92を支持するとともにこれらのビードコア92の半径方向内側にカーカスプライ93を貼り付け、次いで、図3に示すように、ビードホルダ90をタイヤ半径方向外側に向かって待避させる方法が行われている。
上記方法において、ビードコア92を前記所定位置に配置する際、図2に示すように、ビードホルダ90で、カーカスプライ癖付部93Fを、その先端が自然状態に対比してタイヤ軸方向外側に位置するように変形させておくことによって、図3に示すように、ビードホルダ90を待避させたときカーカスプライ癖付部93Fが自然状態に復元することを利用して、カーカスプライ癖付部93Fの先端をビードコアの半径方向外側の所定位置に配置していた(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−40026号公報 特開2007−1126号公報
しかしながら、この従来の製造方法は、癖付け部の復元力が十分でない場合が多く、その場合、ビードコア92とカーカス癖付部93Fとの間にエアが入る等の不良が発生し、製造方法の改良が求められていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ビードコアとカーカス癖付部93Fとの間にエアが入ることのないタイヤの製造方法およびそれに用いられるタイヤ成型ドラムを提供することを目的とする。
<1>は、一対のビード部の間に架け渡され、各ビード部に配置されたビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折返される1枚以上のスチールコードよりなるカーカスプライを具え、前記カーカスプライのタイヤ軸方向両端は、それぞれに対応するビードコアの半径方向外側に貼着されて係止されてなる空気入りタイヤの製造方法において、
前記タイヤの加硫に先立って生タイヤを成型するに際し、円筒状に形成されて、相互に向き合う方向に外周側へ鈎状に折れ曲がった形状に癖付けられた癖付部をタイヤ軸方向の両端部分に有するカーカスプライと、そのタイヤ半径方向内側に張り付けられた、前記カーカスプライよりも広幅の円筒状のカーカス内側部材とで構成されたカーカスバンドを成型ドラム上に配置する第一工程と、
前記第一工程のあと、ビードホルダにて保持された各ビードコアを前記カーカスプライの癖付部よりタイヤ軸方向中央側の所定位置に配置し、ビードロック機構を拡径させて前記ビードコアを支持するとともにこれらのビードコアの半径方向内側にカーカスプライを貼り付ける第二工程と、
前記第二工程のあと、前記ビードホルダを待避させ、成型ドラム周方向に間隔を置いて配置された、前記ビードロック機構よりドラム軸方向外側に位置する基端部を中心としてドラム半径方向内外に揺動可能に設けられた複数本の折り返しアームを、その先端部に回転可能に配置された折り返しローラを前記カーカス内側部材に接触させながら、それぞれ予め定められた初期状態から中間状態まで、ドラム軸方向中央側に並進移動させると同時にドラム半径方向外側に揺動させ、その後、前記折り返しアームを前記中間状態で停止させ、前記折り返しローラを前記中間状態で所定時間保持させることにより、前記カーカスプライの癖付部をビードコアのタイヤ軸方向外側に圧着する第三工程と、
前記第二工程のあと、前記両側のビードロック機構を相互に接近させながら前記ビードコア間に架け渡されたカーカスバンド中央部分をトロイダル状に膨出させる第四工程と、
前記第三工程および第四工程のあと、前記折り返しローラを前記カーカス内側部材に接触させたまま、前記折り返しアームをさらにドラム軸方向中央側に並進移動させることにより、前記カーカスプライ内側部材の両側部をビードコアの周りに折り返す第五工程とよりなるタイヤの製造方法である。
<2>は、<1>において、前記第四工程を、前記第三工程のあとに配置するタイヤの製造方法である。
<3>は、円筒状に形成されて、相互に向き合う方向に外周側へ鈎状に折れ曲がった形状に癖付けられた癖付部をタイヤ軸方向の両端部分に有し、一対のビード部の間に架け渡されて、各ビード部に配置されたビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折返される1枚以上のスチールコードよりなるカーカスプライと、該カーカスプライのタイヤ半径方向内側に張り付けられた、前記カーカスプライよりも広幅の円筒状のカーカス内側部材とで構成されたカーカスバンドを具え、前記カーカスプライの癖付部が、それぞれに対応するビードコアの半径方向外側に貼着されて係止されてなる空気入りタイヤの製造に用いられるタイヤ成型ドラムであって、
成型ドラムの軸線上に配置され前記カーカスバンドを回転させる主軸と、前記軸線方向両外側の前記主軸の周囲に配置されビードコアを半径方向内側から支持固定する一対のビードロック機構と、前記ビードロック機構の前記軸線方向両外側の前記主軸の周囲に配置されカーカスバンドの両側部を折り返す一対の折り返し機構と、前記ビードロック機構および折り返し機構とを一つずつ搭載し、前記主軸上を相互に離隔接近するよう構成された一対のスライダとを具えて構成され、
前記折り返し機構は、前記軸線方向外側に位置する基端部を中心として成型ドラム半径方向内外に揺動可能に設けられた複数本の折り返しアームと、その先端部に回転可能に配置された折り返しローラと、前記折り返しアームを前記軸線方向に往復変位させるアーム移動手段と、前記折り返しアームの前記軸線方向往復変位における前記軸線方向最外側の停止位置を決める一対のストッパと、このストッパを前記軸線方向に往復変位させるストッパ変位手段とを具え、
前記折り返しアームは、予め定められた初期状態から、前記カーカスプライの癖付部をビードコアのタイヤ軸方向外側に圧着する中間状態を経て、前記カーカスプライ内側部材の両側部をビードコアの周りに折り返す状態にまで移動可能に構成され、
これらのストッパ変位手段は、前記折り返しアームを、前記初期状態と前記中間状態とに対応するそれぞれの停止位置に位置決めできる位置までストッパを変位させるよう構成されてなるタイヤ成型ドラムである。
<4>は、<3>において、前記スライダは、外周面を有するとともに、前記主軸上を前記軸線方向に摺動できるように構成され、
前記ストッパ変位手段は、前記ストッパより前記軸線方向中央側に配置された駆動シリンダと前記ストッパとを連結するとともに前記スライダの外周面上を摺動するストッパ連結筒で構成され、
前記アーム移動手段は、前記スライダ外周面上に固定された固定ピストンと、前記スライダ上を前記軸線方向に移動可能に設けられ前記折り返しアームの基端部を揺動可能に取り付けてなる可動シリンダとで構成され、
前記可動シリンダは、内周面が前記固定ピストンの外周面と摺動するよう設けられた外筒部と、この外筒部の両端にそれぞれ取り付けられた壁面部とで構成され、これらの壁面部のうち前記軸線方向中央側の壁面部は前記ストッパ連結筒上を摺動するよう構成され、
前記ストッパは、前記可動シリンダの軸方向最外側位置状態において、前記固定ピストンと前記軸線方向中央側の外壁部とに挟まれた配置となるよう構成されてなるタイヤ成型ドラムである。
<1>によれば、前記第二工程のあと、前記ビードホルダを待避させ、ドラム周方向に間隔を置いて配置された、前記ビードロック機構よりドラム軸方向外側に位置する基端部を中心としてドラム半径方向内外に揺動可能に設けられた複数本の折り返しアームを、その先端部に回転可能に配置された折り返しローラを前記カーカス内側部材に接触させながら、それぞれ予め定められた初期状態から中間状態まで、ドラム軸方向中央側に並進移動させると同時にドラム半径方向外側に揺動させ、その後、前記折り返しアームを前記中間状態のまま所定時間保持させることにより、前記カーカスプライの癖付部をビードコアのタイヤ軸方向外側に圧着する第三工程を具えるので、カーカスプライの癖付部とビードコアのタイヤ軸方向外側部分との間のエア入りを防止しつつこれらを確実に圧着することができる。
<2>によれば、前記第四工程を前記第三工程のあとに配置したので、カーカスプライの癖付部とビードコアとを圧着したあとカーカスバンド中央部分をトロイダル状に膨出させて癖付け部をさらに圧着方向に引張ることができ、カーカスプライの癖付部とビードコアのタイヤ軸方向外側部分との間のエア入りをより確実に防止することができる。
<3>によれば、前記折り返し機構は、前記折り返しアームの前記軸方向往復変位における前記軸線方向最外側の停止位置を決める一対のストッパと、このストッパを前記軸線方向に往復変位させるストッパ変位手段を具えるとともに、これらのストッパ変位手段は、前記折り返しアームを、前記初期状態と前記中間状態とに対応するそれぞれの停止位置に位置決めできる位置までストッパを変位させるよう構成されているので、折り返しアームを中間状態に保持させることができる。
<4>によれば、前記ストッパ変位手段は、前記ストッパより前記軸線方向中央側に配置された駆動シリンダと前記ストッパとを連結するとともに前記スライダの外周面上を摺動するストッパ連結筒で構成され、前記アーム移動手段は、前記スライダ外周面上に固定された固定ピストンと、前記スライダ上を前記軸線方向に移動可能に設けられ前記折り返しアームの基端部を揺動可能に取り付けてなる可動シリンダとで構成され、前記可動シリンダは、内周面が前記固定ピストンの外周面と摺動するよう設けられた外筒部と、この外筒部の両端にそれぞれ取り付けられた壁面部とで構成され、これらの壁面部のうち前記軸線方向中央側の壁面部は前記ストッパ連結筒上を摺動するよう構成され、前記ストッパは、前記可動シリンダの軸方向最外側位置状態において、前記固定ピストンと前記軸線方向中央側の外壁部とに挟まれた配置となるよう構成されているので、<3>のタイヤ成型装置を簡易な構造で実現することができる。
本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。図4〜図7は、それぞれ異なる作動状態におけるタイヤ成型ドラムの四半部を示す中心軸線を含む断面図であり、タイヤ成型ドラム10は、成型ドラム10の軸線上に配置されカーカスバンド4を回転させる主軸11と、軸線方向両外側の主軸11の周囲に配置されビードコア1を半径方向内側で支持固定する一対のビードロック機構20と、前記ビードロック機構20の軸線方向両外側の主軸11の周囲に配置されカーカスバンド4の両側部を折り返す一対の折り返し機構30と、ビードロック機構20および折り返し機構30を一つずつ搭載し主軸11上を摺動しながら相互に離隔接近するよう構成された一対のスライダ12と、を具えて構成されている。
スライダ12は円筒状をなし、その半径方向内側の面には、円筒状をなす主軸1の中に収納された雄ねじシャフト13の、軸方向左右のそれぞれの側で逆向きのねじが施された雄ねじ13aと螺合する雌ねじ部14が取り付けられ、雄ねじシャフト13を回転することにより、図示しない手段により回り止めされたスライダ12を軸方向に変位させ、このことによって対をなすスライダ12は相互に離隔接近することができるよう構成されている。
スライダ12の軸線方向中央側の端部には、円板状の第一壁面部15と、第一壁面部15の外周側から軸方向外側に向かって延在する外筒部16と、外筒部16に取り付けられ成型ドラム半径方向内側に延在する円板状の第二壁面部17および第三壁面部18とが配置されている。
外筒部16、第二壁面部17、および、第三壁面部18に囲まれた空間にはビードロック駆動ピストン23がドラム軸線方向に往復変位可能に設けられ、これらは、ビードロック駆動ピストン23に連結されたビードロック駆動ブロック26を軸方向に往復変位させるビードロック駆動シリンダ25として作用する。
ビードロック機構20は、周方向に多数個配置され、第三壁面部18の、ビードロック駆動ピストン23の反対側の面に設けられたガイド28に案内されて半径方向内外に往復変位することにより全体として拡縮径し拡径時にビードコア1を成型ドラム10に固定するとともに縮径時にはこれを開放するビードロック本体21と、一端が各ビードロック本体21上の固定ピン22aに揺動可能に取り付けられ他端がビードロック駆動ブロック24上の固定ピン22bに揺動可能に取り付けられたリンク22とで構成され、ピストン23を軸方向に往復変位させることにより、リンク22を介して、ビードロック本体21を半径方向内外に変位させることができる。
折り返し機構30は、成型ドラム軸線方向外側に位置する基端部31を中心として成型ドラム半径方向内外に揺動可能な態様で周方向に間隔を置いて配置された複数本の折り返しアーム32と、その先端部に回転可能に設けられた折り返しローラ33と、前記折り返しアーム32を軸線方向に往復変位させるアーム移動手段40と、折り返しアーム32の軸線方向往復変位における軸線方向最外側の停止位置を決める一対のストッパ51と、このストッパ51を前記軸線方向に往復変位させるストッパ変位手段50とを具える。
スライダ12の軸方向外側の外周面上には、円板状の固定ピストン19が取り付けられており、アーム移動手段40は、固定ピストン19と、スライダ12の外周面上を軸線方向に移動可能に設けられ、折り返しアーム32をその基端部31を中心に揺動可能に取り付けてなる可動シリンダ34とで構成されている。
可動シリンダ34は、内周面が固定ピストン19の外周面と摺動するよう設けられた外筒部35と、外筒部35の両端にそれぞれ取り付けられた壁面部36、37とで構成されている。
スライダ12の軸方向中央側に設けられた第一壁面部15、第二壁面部17および外筒部16に囲まれた空間にはストッパ駆動ピストン52が軸方向に往復変位可能に設けられ、ストッパ変位手段50は、これらで構成されるストッパ駆動シリンダ55と、ストッパ駆動ピストン52とストッパ51とを連結し、スライダ12の外周面上を摺動するストッパ連結筒53とで構成され、ストッパ駆動ピストン52をストッパ駆動シリンダ55内の2位置間で往復変位させることにより、ストッパ51の位置を切り替えることができるよう構成されている。
ストッパ51は、その軸方向外側の位置において、固定ピストン19と、可動シリンダ34の軸方向中央側壁面部36とに挟まれた配置となるよう構成されており、また、可動シリンダ34の軸方向中央側の壁面部36は、ストッパ連結筒53上を軸方向に摺動する一方、可動シリンダ34の軸方向外側の壁面部37は、スライダ12の外周面上を軸方向に摺動するよう構成されている。
なお、図4〜図7において、符号38は、折り返しアーム32の、その先端に配置された折り返しローラ33がもっとも半径方向内側に寄った揺動端における姿勢を固定する揺動ストッパであり、符号39は、折り返しアーム32に、常時、半径方向内側に揺動させる方向の力を付加する、ゴム等の材料よりなる弾性バンドである。
上記のような構成を有するタイヤ成型ドラム10を用いて、カーカスプライ83のタイヤ軸方向両端83Eがビードコア82の半径方向外側に貼着されて係止されたタイヤを成型する方法について説明する。生タイヤを成型するに際し、まず、カーカスプライ2と、そのタイヤ半径方向内側に貼り付けられた、カーカスプライ2よりも広幅の円筒状のカーカス内側部材3とで構成されたカーカスバンド4を成型ドラム上に配置する(第一工程)。
なお、カーカスプライ2の両側部分には、相互に向き合う方向に外周側へ鈎状に折れ曲がった形状に癖付けられた癖付部2Fが予め形成されている。
前記第一工程のあと、ビードホルダ9にて保持された各ビードコア1を成型ドラム10の、軸方向中央側から外側に向けて、もしくは、軸方向外側から中央側に向けて移動させ、カーカスプライ2の癖付部2Fよりタイヤ軸方向中央側の所定位置に配置し、次いで、図3に示すように、ビードロック機構20のビードロック本体21を拡径させてビードコア1を支持するとともにこれらのビードコア1の半径方向内側にカーカスプライ2を貼り付ける(第二工程)。
ビードロック本体21を半径方向外側に移動させて拡径させるには、ビードロック駆動シリンダ25において、空気室25a(図5参照)にエアを供給して内部の圧力を高めるとともに空気室25b(図4参照)内のエアを排出することによりビードロック駆動ピストン23を軸方向中央側に変位させればよく、その結果、リンク22を介して連結されたビードロック本体21を半径方向外側に変位させることができ、一方、ビードロック本体21を半径方向内側に移動させるには、空気室25bにエアを供給するとともに空気室25a内のエアを排出することによりビードロック駆動ピストン23を軸方向外側に変位させる。
前記第二工程のあと、ビードホルダ9を待避させ、成型ドラム周方向に間隔を置いて配置された、前記ビードロック機構20よりドラム軸方向外側に位置する基端部31を中心としてドラム半径方向内外に揺動可能に設けられた複数本の折り返しアーム32を、その先端部に回転可能に配置された折り返しローラ33をカーカス内側部材3に接触させながら、図5に示した初期状態から図6に示した中間状態まで、ドラム軸方向中央側に並進移動させると同時にドラム半径方向外側に揺動させ、その後、前記折り返しアームを図6に示した中間状態のまま所定時間保持させることにより、前記カーカスプライの癖付部2Fをビードコア1のタイヤ軸方向外側に圧着する(第三工程)。
なお、上記第三工程における折り返しアームの半径方向外側への揺動は、先端部に配置された折り返しローラ33がビードロック本体21の斜面21s上に拘束されて移動することによる。
また、折り返しアーム32を前記初期状態に対応する位置から中間状態に対応する位置まで並進移動させるには、ストッパ51を軸方向中央側へ移動させることにより、可動シリンダ34の軸方向外側停止位置を軸方向中央側へ移動させればよい。そして、ストッパ51を移動させるには、ストッパ駆動シリンダ55の空気室55aにエアを供給するとともに空気室55bからエアを排出することにより、ストッパ51にストッパ連結筒53を介して連結されたストッパ駆動ピストン52を軸方向中央側に移動させる。
本発明のタイヤの製造方法は、上記のように、折り返しローラ33を中間状態で停止させ、カーカスプライ癖付部2Fがビードコア1の周りに確実に沿うように折り曲げるとともに、折り返しローラ33をその中間状態で所定時間、圧着状態を保持させることにより折り曲げられた癖付部2Fをしっかりとビードコア1に圧着することに特徴があり、このことにより、ビードコア1とカーカスプライ癖付部2Fとの間にエアが入ってエア入り不良が発生するのを防止することができる。
そして、本発明のタイヤ成型ドラムは、従来のものでは設けられていなかったストッパ51およびストッパ51を往復変位させるためのストッパ変位手段50を具えている点に特徴があり、この特徴により上記工程を実現することができる。
第三工程のあと、図7に示すように、雄ねじシャフト13を回転駆動して両側のスライダ12を軸方向中央側に移動させることにより、スライダ12上に搭載された両側のビードロック機構20を相互に接近させながら両ビードコア1間に架け渡されたカーカスバンド4の中央部分をトロイダル状に膨出させる(第四工程)。
なお、カーカスバンド4の中央部分の膨出させるには、カーカスバンド4の中央部分の半径方向内側の空間にエアを供給するが、このとき周方向に分割配置されているビードロック本体21の相互の隙間からエアが漏出しないよう例えばゴム等の弾性材料よりなるシール部材29が設けられている。
前記第四工程のあと、折り返しローラ33を前記カーカス内側部材3に接触させたまま、折り返しアーム32をさらにドラム軸方向中央側に並進移動させることにより、カーカスプライ内側部材2の両側部をビードコア1の周りに折り返す(第五工程)。
折り返しアーム32を中間状態に対応する軸方向位置からさらに軸方向中央側に変位しさせるには、アーム移動手段40における可動シリンダ34内の空気室34a(図7参照)にエアを供給するとともに空気室34b(図7参照)からエアを排気することにより、固定ピストン19に対して相対的に可動シリンダ34を軸方向中央側に変位させて行う。
そして、折り返しアーム32を初期状態に戻すには、空気室55bにエアを供給するとともに空気室55aからエアを排出することによりストッパ駆動ピストン52を軸方向外側に移動させたあと、空気室34bにエアを供給するとともに空気室34aからエアを排出することにより可動シリンダ34を軸方向外側に移動させることにより実現することができる。
以上に説明した例においては、第四工程を第三工程のあとの配置したが、第三工程を第四工程のあとに配置することもできる。いずれの場合も、従来の製造方法に対しは、ビードコア1とカーカスプライの癖付け部2Fの間のエア入りを効果的に抑制することができるが、より効果的にエア入りを効果的に抑制することができる点では、第四工程を第三工程のあとに配置するのが好ましい。
本発明は、特に、トラック・バス等の重荷重車両用タイヤに好適に用いることができる。
本発明の対象となるタイヤのビード部を示す断面図である。 従来の製造方法における、形成途中の生タイヤのビード部を示す断面図である。 従来の製造方法における、図2に示した工程に続く工程における形成途中の生タイヤのビード部を示す断面図である。 本発明に係る実施形態のタイヤ成型ドラムの四半部を示す断面図である。 図4に示したあとの作動状態におけるタイヤ成型ドラムの四半部を示す断面図である。 図5に示したあとの作動状態におけるタイヤ成型ドラムの四半部を示す断面図である。 図6に示したあとの作動状態におけるタイヤ成型ドラムの四半部を示す断面図である。
符号の説明
1 ビードコア
2 カーカスプライ
2F カーカスプライ癖付部
3 カーカス内側部材
4 カーカスバンド
9 ビードホルダ
10 タイヤ
11 主軸
12 スライダ
13 雄ねじシャフト
13a 雄ねじ
14 雌ねじ部
15 第一壁面部
16 外筒部
17 第二壁面部
18 第三壁面部
19 固定ピストン
20 ビードロック機構
21 ビードロック本体
22 リンク
22a、22b 固定ピン
23 ビードロック駆動ピストン
25 ビードロック駆動シリンダ
25a、25b 空気室
26 ビードロック駆動ブロック
28 ガイド
30 折り返し機構
31 折り返しアームの基端部
32 折り返しアーム
33 折り返しローラ
34 可動シリンダ
34a、34b 空気室
35 外筒部
36 可動シリンダの軸方向中央側壁面部
37 可動シリンダの軸方向外側の壁面部
38 揺動ストッパ
39 弾性バンド
40 アーム移動手段
50 ストッパ変位手段
51 ストッパ
52 ストッパ駆動ピストン
53 ストッパ連結筒
55 ストッパ駆動シリンダ
55a、55b 空気室

Claims (4)

  1. 一対のビード部の間に架け渡され、各ビード部に配置されたビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折返される1枚以上のスチールコードよりなるカーカスプライを具え、前記カーカスプライのタイヤ軸方向両端は、それぞれに対応するビードコアの半径方向外側に貼着されて係止されてなる空気入りタイヤの製造方法において、
    前記タイヤの加硫に先立って生タイヤを成型するに際し、円筒状に形成されて、相互に向き合う方向に外周側へ鈎状に折れ曲がった形状に癖付けられた癖付部をタイヤ軸方向の両端部分に有するカーカスプライと、そのタイヤ半径方向内側に張り付けられた、前記カーカスプライよりも広幅の円筒状のカーカス内側部材とで構成されたカーカスバンドを成型ドラム上に配置する第一工程と、
    前記第一工程のあと、ビードホルダにて保持された各ビードコアを前記カーカスプライの癖付部よりタイヤ軸方向中央側の所定位置に配置し、ビードロック機構を拡径させて前記ビードコアを支持するとともにこれらのビードコアの半径方向内側にカーカスプライを貼り付ける第二工程と、
    前記第二工程のあと、前記ビードホルダを待避させ、成型ドラム周方向に間隔を置いて配置された、前記ビードロック機構よりドラム軸方向外側に位置する基端部を中心としてドラム半径方向内外に揺動可能に設けられた複数本の折り返しアームを、その先端部に回転可能に配置された折り返しローラを前記カーカス内側部材に接触させながら、それぞれ予め定められた初期状態から中間状態まで、ドラム軸方向中央側に並進移動させると同時にドラム半径方向外側に揺動させ、その後、前記折り返しアームを前記中間状態で停止させ、前記折り返しローラを前記中間状態で所定時間保持させることにより、前記カーカスプライの癖付部をビードコアのタイヤ軸方向外側に圧着する第三工程と、
    前記第二工程のあと、前記両側のビードロック機構を相互に接近させながら前記ビードコア間に架け渡されたカーカスバンド中央部分をトロイダル状に膨出させる第四工程と、
    前記第三工程および第四工程のあと、前記折り返しローラを前記カーカス内側部材に接触させたまま、前記折り返しアームをさらにドラム軸方向中央側に並進移動させることにより、前記カーカスプライ内側部材の両側部をビードコアの周りに折り返す第五工程とよりなるタイヤの製造方法。
  2. 前記第四工程を、前記第三工程のあとに配置する請求項1に記載のタイヤの製造方法。
  3. 円筒状に形成されて、相互に向き合う方向に外周側へ鈎状に折れ曲がった形状に癖付けられた癖付部をタイヤ軸方向の両端部分に有し、一対のビード部の間に架け渡されて、各ビード部に配置されたビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折返される1枚以上のスチールコードよりなるカーカスプライと、該カーカスプライのタイヤ半径方向内側に張り付けられた、前記カーカスプライよりも広幅の円筒状のカーカス内側部材とで構成されたカーカスバンドを具え、前記カーカスプライの癖付部が、それぞれに対応するビードコアの半径方向外側に貼着されて係止されてなる空気入りタイヤの製造に用いられるタイヤ成型ドラムであって、
    成型ドラムの軸線上に配置され前記カーカスバンドを回転させる主軸と、前記軸線方向両外側の前記主軸の周囲に配置されビードコアを半径方向内側から支持固定する一対のビードロック機構と、前記ビードロック機構の前記軸線方向両外側の前記主軸の周囲に配置されカーカスバンドの両側部を折り返す一対の折り返し機構と、前記ビードロック機構および折り返し機構とを一つずつ搭載し、前記主軸上を相互に離隔接近するよう構成された一対のスライダとを具えて構成され、
    前記折り返し機構は、前記軸線方向外側に位置する基端部を中心として成型ドラム半径方向内外に揺動可能に設けられた複数本の折り返しアームと、その先端部に回転可能に配置された折り返しローラと、前記折り返しアームを前記軸線方向に往復変位させるアーム移動手段と、前記折り返しアームの前記軸線方向往復変位における前記軸線方向最外側の停止位置を決める一対のストッパと、このストッパを前記軸線方向に往復変位させるストッパ変位手段とを具え、
    前記折り返しアームは、予め定められた初期状態から、前記カーカスプライの癖付部をビードコアのタイヤ軸方向外側に圧着する中間状態を経て、前記カーカスプライ内側部材の両側部をビードコアの周りに折り返す状態にまで移動可能に構成され、
    これらのストッパ変位手段は、前記折り返しアームを、前記初期状態と前記中間状態とに対応するそれぞれの停止位置に位置決めできる位置までストッパを変位させるよう構成されてなるタイヤ成型ドラム。
  4. 前記スライダは、外周面を有するとともに、前記主軸上を前記軸線方向に摺動できるように構成され、
    前記ストッパ変位手段は、前記ストッパより前記軸線方向中央側に配置された駆動シリンダと前記ストッパとを連結するとともに前記スライダの外周面上を摺動するストッパ連結筒で構成され、
    前記アーム移動手段は、前記スライダ外周面上に固定された固定ピストンと、前記スライダ上を前記軸線方向に移動可能に設けられ前記折り返しアームの基端部を揺動可能に取り付けてなる可動シリンダとで構成され、
    前記可動シリンダは、内周面が前記固定ピストンの外周面と摺動するよう設けられた外筒部と、この外筒部の両端にそれぞれ取り付けられた壁面部とで構成され、これらの壁面部のうち前記軸線方向中央側の壁面部は前記ストッパ連結筒上を摺動するよう構成され、
    前記ストッパは、前記可動シリンダの軸方向最外側位置状態において、前記固定ピストンと前記軸線方向中央側の外壁部とに挟まれた配置となるよう構成されてなる請求項3に記載のタイヤ成型ドラム。
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