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JP5167800B2 - プリズムシート - Google Patents

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Description

この発明はプリズムシートに関する。
透明なシート状部材の一方の面に、前記シート状部材の対向する2つの端縁間の全長にわたる凸条状の複数のプリズム部が互いに平行に形成されたプリズムシートは、例えば、液晶表示素子の観察側とは反対側に配置された面光源からの照射光を予め定めた方向に向けて前記液晶表示素子に入射させるための光学素子として利用されている(特許文献1参照)。
特開2003−100126号公報
前記プリズムシートは、例えば前記液晶表示素子と面光源との間に、前記プリズムシートの縁部をプリズムシート支持部に支持させて実装されるが、前記プリズムシート支持部に液状物が付着していると、その液状物が、隣合う前記プリズム部の間の谷状部にその開放端から入り込み、さらに前記谷状部に沿って伝い流れて、前記プリズム部を出射する光が不均一になるという問題があった。
この発明は、複数のプリズム部の間の谷状部にその開放端から入り込む液状物の前記谷状部に沿った伝い流れを防ぎ、前記プリズム部を出射する光の均一性を維持することができるプリズムシートを提供することを目的としたものである。
この発明の請求項1に記載のプリズムシートは、透明なシート状部材の少なくとも一方の面に、前記シート状部材の対向する2つの端縁間の全長にわたる凸条状の複数のプリズム部が互いに平行に形成され、且つ、前記シート状部材の周縁に沿った予め定めた幅の縁部領域のうちの前記複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域にそれぞれ、隣合う前記プリズム部の間の谷状部にその開放端から入り込む液状物の前記谷状部に沿った伝い流れを阻止するための流れ止め部が形成されており、前記流れ止め部は、複数のプリズム部を横切る方向に沿って谷状部よりも深く形成された流れ止め溝からなってることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のプリズムシートにおいて、前記複数のプリズム部の両端側の2つの端縁にそれぞれ、プリズムシート支持部に支持される突出部が形成されており、前記流れ止め部は、少なくとも前記突出部に対応する部分に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1または2に記載のプリズムシートにおいて、前記流れ止め部は、前記複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域の略全長にわたって形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記請求項1または3に記載のプリズムシートにおいて、前記流れ止め溝の両端にそれぞれ、前記流れ止め溝に沿って伝い流れた液状物の受け入れ部が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記請求項5に記載のプリズムシートにおいて、前記流れ止め溝は、前記複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域の略全長にわたって形成されており、前記液状物の受け入れ部は、他の2つの縁部領域にそれぞれ、前記複数のプリズム部の長さ方向と平行に、且つ両端を前記複数のプリズム部の両端側の前記流れ止め溝にそれぞれ連通させて形成された液状物受け入れ溝からなっていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記請求項1〜3のいずれかに記載のプリズムシートにおいて、前記流れ止め部は、前記複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域内に、前記複数のプリズムの長さ方向に間隔をおいて複数段に形成されていることを特徴とする。
この発明のプリズムシートによれば、複数のプリズム部の間の谷状部にその開放端から入り込む液状物の前記谷状部に沿った伝い流れを防ぎ、前記プリズム部を出射する光の均一性を維持することができる。
(第1の実施形態)
図1〜図5はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は、プリズムシートを備えた液晶表示モジュールの断面図である。
この液晶表示モジュールは、ハウジング1と、前記ハウジング1内に配置された液晶表示素子6と、前記ハウジング1内に前記液晶表示素子6の観察側(図1において上側)とは反対側の面に対向させて配置され、前記液晶表示素子6に向けて照明光を照射する面光源15と、前記面光源15からの照射光を予め定めた方向に向けて前記液晶表示素子6に入射させるために、前記面光源15と液晶表示素子6との間に互いに重ねて配置された2枚のプリズムシート22,25とを備えている。
前記ハウジング1は、樹脂成形品からなる矩形枠状のハウジング本体2と、前記ハウジング本体2の観察側とは反対側の開口面を閉塞する金属板からなる底板5とにより構成されており、前記ハウジング本体2の内周面に、前記液晶表示素子6の周縁部を観察側とは反対側から支持するための棚板状の表示素子支持部3と、前記2枚のプリズムシート22,25の周縁部を支持するための溝状のプリズムシート支持部4が形成されている。
前記液晶表示素子6は、予め定めた間隙を設けて対向配置され、画面エリア(図示せず)に対応する領域を囲む枠状のシール材9を介して接合された観察側とその反対側の一対の透明基板7,8と、これらの基板7,8間の間隙の前記シール材9により囲まれた領域に封入された液晶層10と、前記一対の基板7,8の外面にそれぞれ配置された観察側とその反対側の一対の偏光板11,12とからなっている。
この液晶表示素子6は、例えばTFT(薄膜トランジスタ)をアクティブ素子としたアクティブマトリックス液晶表示素子であり、図1では省略しているが、前記一対の基板7,8の互いに対向する内面の一方、例えば観察側とは反対側の基板8の内面に、マトリックス状に配列させて形成された複数の透明な画素電極と、これらの画素電極にそれぞれ対応させて配置され、対応する画素電極に接続された複数のTFTと、各行のTFTにゲート信号を供給する複数の走査線と、各列のTFTにデータ信号を供給する複数の信号線とが設けられ、観察側の基板7の内面に、前記複数の画素電極の配列領域に対向する一枚膜状の透明な対向電極が設けられている。
なお、図では省略しているが、前記観察側基板7の内面には、前記複数の画素電極と対向電極とが互いに対向する領域からなる複数の画素にそれぞれ対応させて、赤、緑、青の3色のカラーフィルタが設けられており、前記対向電極は、前記カラーフィルタの上に形成されている。また、前記一対の基板7,8の内面には、前記電極を覆って配向膜が設けられており、前記液晶層10の液晶分子は、前記一対の基板7,8間において、前記配向膜により規定される配向状態に配向している。
また、前記反対側の基板8には、観察側基板7の外方に張出すドライバ搭載部7aが形成されており、前記複数の走査線と信号線は、前記ドライバ搭載部7aに搭載された表示ドライバ13に接続され、前記対向電極は、前記シール材9による基板接合部に設けられた図示しないクロス接続部と前記ドライバ搭載部7aに形成された図示しない対向電極接続線を介して対向電極電位の供給源に接続されている。
そして、前記液晶表示素子6は、前記ハウジング1内に、前記液晶表示素子6の周縁部を前記表示素子支持部3に載置して配置され、この液晶表示素子6の周縁部を観察側から押える押え部材14により固定されている。
前記面光源15は、前記液晶表示素子6の画面エリアよりも大きい面積を有する矩形板状の透明部材からなり、その1つの端面に、光を入射させる入射面17が形成され、2つの板面の一方に、前記入射面17から入射した光の出射面18が形成され、他方の板面に、前記入射面17から入射した光を前記出射面18に向けて反射する反射膜19が設けられた導光板16と、前記導光板16の入射面17に対向させて配置され、前記導光板16の入射面17に向けて光を発するLED(発光ダイオード)等からなる複数の発光素子20と、前記導光板16の出射面18上に形成された拡散層21とにより構成されている。
この面光源15は、前記ハウジング1内に、前記導光板16の出射面18を前記液晶表示素子6に対向させて配置され、前記導光板16の反対面(反射膜19の外面)を前記ハウジング1の底板5上に支持されている。
前記面光源15は、前記複数の発光素子20が発する光を前記導光板16により導いてその出射面18から前記液晶表示素子6に向けて照射するものであり、前記複数の発光素子20からの光は、前記導光板16にその入射面17から入射して前記導光板16内を導かれ、前記反射膜19により反射されて出射面18の全域から出射し、さらに前記拡散層21により拡散されて前記液晶表示素子6側に出射する。
また、前記2枚のプリズムシート22,25はそれぞれ、前記液晶表示素子6の画面エリアよりも大きい面積を有する矩形板状に形成されたアクリル樹脂等からなる透明なシート状部材23,26の一方の面に、その全域にわたって、凸条状の複数のプリズム部24,27が、前記液晶表示素子6の画素の配列ピッチよりも小さいピッチで互いに平行に形成されたものであり、これらのプリズムシート22,25のうちの前記面光源15に対向する側に配置された第1のプリズムシート22の複数のプリズム部24は、前記面光源の導光板16の導光方向(入射端面17から反対側の端面に向かう方向)に対して実質的に直交する方向に沿った凸条状に形成され、前記液晶表示素子6に対向する側に配置された第2のプリズムシート25の複数のプリズム部27は、前記導光板16の導光方向と実質的に平行な方向(第1のプリズムシート22の複数のプリズム部24の長さ方向に対して実質的に直交する方向)に沿った凸条状に形成されている。
図2は前記第1のプリズムシート22の平面図であり、このプリズムシート22の複数のプリズム部24は、前記シート状部材23の前記面光源15と対向する面とは反対面に、前記シート状部材23の周縁のうちの前記導光板16の導光方向(図2において左右方向)に対して実質的に直交する方向において対向する2つの端縁間、つまり前記導光板16の入射面17側とその反対側とにそれぞれ対応する2つの端縁間の全長にわたって形成されている。
さらに、この第1のプリズムシート22は、前記シート状部材23の周縁のうちの他の2つの端縁、つまり前記複数のプリズム部24の長さ方向と平行な2つの端縁の複数箇所、例えば2箇所にそれぞれ形成された突出部23aを有しており、前記複数のプリズム部24は、前記突出部23aにも、他の領域のプリズム部24と平行に形成されている。
図3及び図4は前記第2のプリズムシート25の平面図及びその一部分の拡大斜視図であり、このプリズムシート25の複数のプリズム部27は、前記シート状部材26の前記液晶表示素子6と対向する面に、前記シート状部材26の周縁のうちの前記導光板16の導光方向(図3において左右方向)と実質的に平行な方向において対向する2つの端縁間の全長にわたって形成されている。
さらに、この第2のプリズムシート25は、前記シート状部材26の周縁のうちの前記複数のプリズム部27の両端側の2つの端縁の複数箇所、例えば2箇所に、前記第1のプリズムシート22の突出部23aにそれぞれ対応させて形成された突出部26aを有しており、前記複数のプリズム部27のうちの前記突出部26aに対応する領域の各プリズム部27は、前記突出部26aの端縁まで延長されて形成されている。
また、この第2のプリズムシート25には、前記液晶表示素子6の画面エリアに対応する領域よりも外側の領域、つまり、前記シート状部材26の周縁に沿った予め定めた幅の縁部領域のうちの前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域にそれぞれ、隣合う前記プリズム部27,27の間の谷状部28にその開放端から入り込む液状物の前記谷状部28に沿った伝い流れを阻止するための流れ止め部29が形成されている。
前記流れ止め部29は、前記複数のプリズム部27を横切る方向に沿って前記谷状部28よりも深く形成された流れ止め溝からなっており、この流れ止め部(以下、流れ止め溝という)29は、少なくとも前記突出部26aに対応する部分に形成されている。この実施例では、前記流れ止め溝29を、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域の略全長にわたって形成している。
さらに、前記流れ止め溝29の両端にはそれぞれ、前記流れ止め溝29に沿って伝い流れた液状物の受け入れ部30が形成されている。この液状物受け入れ部30は、他の2つの縁部領域(流れ止め溝29が形成された縁部領域に対して直交する縁部領域)にそれぞれ、前記複数のプリズム部27の長さ方向と平行に、且つ両端を前記複数のプリズム部27の両端側の前記流れ止め溝29,29にそれぞれ連通させて形成された液状物受け入れ溝からなっている。
この液状物受け入れ部(以下、液状物受け入れ溝という)30は、前記他の2つの縁部領域内にそれぞれ、前記流れ止め溝29と同じ深さか、或いはそれよりも深く形成されており、前記複数のプリズム部27の両端側の前記流れ止め溝29,29はそれぞれ、前記他の2つの縁部領域それぞれの液状物受け入れ溝30,30の間の全長にわたって形成されている。
そして、前記第1と第2のプリズムシート22,25は、図1のように互いに重ねられ、これらのプリズムシート22,25に形成された前記突出部23a,26aを、前記ハウジング本体2の内周面に形成された溝状のプリズムシート支持部4に挿入することにより、前記プリズムシート支持部4に支持されている。
前記第1と第2のプリズムシート22,25は、前記面光源15からの照射光(導光板16の出射面18から出射し、拡散層21により拡散された光)を予め定めた方向、例えば正面方向(液晶表示素子6の法線付近の方向)向けて前記液晶表示素子6に入射させるために配置されており、前記第1のプリズムシート22は、前記面光源15からの照射光のうちの前記導光板16の導光方向と平行な方向、つまり前記第1のプリズムシート22の複数のプリズム部24の長さ方向に対して直交する方向に沿った方向に向かう照射光を前記正面方向に屈折させて出射し、前記第2のプリズムシート25は、前記面光源15からの照射光のうちの前記導光板16の導光方向に対して直交する方向、つまり前記第2のプリズムシート25の複数のプリズム部27の長さ方向に対して直交する方向に沿った方向に向かう照射光を前記正面方向に屈折させて出射する。
ところで、前記第1と第2のプリズムシート22,25のうちの第2のプリズムシート25の複数のプリズム部27は、前記プリズムシート支持部4に支持される突出部26aが形成された2つの端縁間の全長にわたって形成され、これらのプリズム部27のうちの前記突出部26aに対応する領域の各プリズム部27が前記突出部26aの端縁まで延長されているため、前記ハウジング本体2のプリズムシート支持部4内に、例えば前記ハウジング本体2の成形金型に塗布された離型剤等の油、あるいは洗浄時の水分等の残留物等の液状物が付着していると、その液状物が、前記突出部26aに対応する領域の隣合うプリズム部27,27間の谷状部28にその開放端から入り込む。
しかし、前記第2のプリズムシート25は、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域にそれぞれ流れ止め溝29が形成されているため、前記隣合うプリズム部27,27間の谷状部28にその開放端から入り込んだ液状物の前記谷状部28に沿った伝い流れを防ぎ、前記プリズム部27の屈折特性や透過率を維持することができる。
図5は前記第2のプリズムシート25の前記プリズムシート支持部4に支持された部分の拡大平面図、図6は前記流れ止め溝29を有しない比較例のプリズムシート25´の前記プリズムシート支持部4に支持された部分の拡大平面図である。
図6のように、比較例のプリズムシート25´では、前記ハウジング本体2のプリズムシート支持部4内に液状物32が付着していると、その液状物32が、隣合うプリズム部27,27間の谷状部28にその開放端から入り込み、さらに前記谷状部28に沿って伝い流れて、前記液晶表示素子6の画面エリアに対応する領域に進入し、その領域のプリズム部27の屈折特性や透過率に影響を及ぼす。
そのため、この比較例のプリズムシート25´を備えた表示モジュールは、液晶表示素子6の画面エリアのうちの前記プリズムシート25´の液状物32が進入した領域に対応する部分の出射光強度が゛他の部分と異なって不均一になり、表示不良が発生する。
それに対して、前記実施例の第2のプリズムシート25は、図5のように、前記プリズムシート支持部4に支持された突出部26aに延長された各プリズム部27,27間の谷状部28にその開放端から液状物32が入り込んでも、その液状物32が、前記流れ止め溝29によりそれ以上の前記谷状部28に沿った伝い流れを阻止され、前記流れ止め溝29内をその長さ方向に伝い流れるため、前記プリズム部27の前記流れ止め溝29よりも内側の部分の屈折特性や透過率を維持することができる。
しかも、前記第2のプリズムシート25は、前記流れ止め溝29を、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域の略全長にわたって形成しているため、前記各プリズム部27,27間の谷状部28にその開放端から入り込んだ液状物32のほとんどを、前記流れ止め溝29の長さ方向に流し、前記液状物32が前記流れ止め溝29から溢れ出して前記流れ止め溝29よりも内側の谷状部28に進入するのを防止することができる。
また、前記第2のプリズムシート25は、前記流れ止め溝29の両端にそれぞれ、前記流れ止め溝29に沿って伝い流れた液状物の受け入れ溝30を形成しているため、前記流れ止め溝29からの液状物32の溢れ出しをより効果的に防ぐことができる。
さらに、前記第2のプリズムシート25は、前記液状物受け入れ溝30を、前記流れ止め溝29が形成された縁部領域に対して直交する2つの縁部領域にそれぞれ、前記複数のプリズム部27の長さ方向と平行に、且つ両端を前記複数のプリズム部27の両端側の前記流れ止め溝29,29にそれぞれ連通させて形成しているため、前記谷状部28にその開放端から入り込んだ液状物32の量が多くても、その液状物32を余裕をもって受け入れることができる。
(第2の実施形態)
図7及び図8はこの発明の第2の実施例を示す第2のプリズムシートの平面図及びその一部分の拡大斜視図である。
このプリズムシート25aは、複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域内に、前記複数のプリズム部27の長さ方向に間隔をおいて複数段に流れ止め部を形成したものであり、この実施例では、2つの縁部領域内にそれぞれ、2つの流れ止め部29a,29bを前記複数のプリズム部27の長さ方向に間隔をおいて形成し、さらに他の2つの縁部領域内にそれぞれ、前記2つの流れ止め部29a,29bにそれぞれ連通する2つの液状物受け入れ溝30a,30bを形成している。
このプリズムシート25aは、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域内に、前記複数のプリズム部27の長さ方向に間隔をおいて複数段に流れ止め部29a,29bを形成しているため、前記プリズムシート支持部4に支持された突出部26aに延長された各プリズム部27,27間の谷状部28にその開放端から入り込んだ液状物32の前記谷状部28に沿った伝い流れをさらに効果的に防ぐことができる。
(第3の実施形態)
図9はこの発明の第3の実施例を示す第2のプリズムシートの一部分の拡大斜視図であり、このプリズムシート25bは、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域内にそれぞれ、これらの縁部領域の略全長にわたって、前記谷状部28を閉塞する堰堤からなる流れ止め部31を形成したものであり、他の構成は前記第1の実施例のプリズムシート25と同じである。
この実施例のプリズムシート25bにおいて、前記堰堤からなる流れ止め部(以下、流れ止め堤という)31は、その両端が、前記流れ止め溝29が形成された縁部領域に対して直交する2つの縁部領域の幅方向の中央部にそれぞれ位置する長さに、且つ前記流れ止め堤31の頂部が前記複数のプリズム部27の頂部と面一になる高さに形成されている。
このプリズムシート25bは、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域にそれぞれ前記流れ止め堤31が形成されているため、前記隣合うプリズム部27,27間の谷状部28にその開放端から入り込んだ液状物の前記谷状部28に沿った伝い流れを防ぎ、前記プリズム部27の屈折特性や透過率を維持することができる。
なお、この実施例のプリズムシート25bにおいて、前記流れ止め堤31は、前記流れ止め溝29が形成された縁部領域の全長にわたって形成してもよく、さらに、前記流れ止め堤31は、その頂部が前記複数のプリズム部27の頂部よりも突出する高さに形成してもよい。
また、この実施例のプリズムシート25bにおいて、前記流れ止め堤31は、複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域内に、前記複数のプリズム部27の長さ方向に間隔をおいて複数段に形成してもよく、このようにすることにより、前記谷状部28にその開放端から入り込んだ液状物32の前記谷状部28に沿った伝い流れをさらに効果的に防ぐことができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施例のプリズムシート25,25a,25bは、前記流れ止め溝29,29a,29bまたは流れ止め堤31を、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域内にそれぞれ、これらの縁部領域の略全長にわたって形成したものであるが、前記流れ止め溝29,29a,29bまたは流れ止め堤31は、前記2つの端縁にそれぞれ形成された突出部26aに対応する部分に、前記突出部26aの幅以上の長さに形成してもよい。
また、上記各実施例のプリズムシート25,25a,25bは、複数のプリズム部27の両端側の2つの端縁にそれぞれ、前記プリズムシート支持部4に支持される突出部26aを形成したものであるが、前記突出部26aを省略し、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの端縁部をそれぞれ溝状または台状のプリズムシート支持部に支持させるようにしてもよく、その場合は、前記流れ止め溝29,29a,29bまたは流れ止め堤31を、前記複数のプリズム部27の両端側の2つの縁部領域内にそれぞれ、これらの縁部領域の略全長にわたって形成すればよい。
さらに、上記各実施例のプリズムシート25,25a,25bは、透明なシート状部材26の一方の面に複数のプリズム部27を形成したものであるが、この発明は、前記シート状部材26の両面にそれぞれ凸条状の複数のプリズム部を形成したプリズムシートにも適用することができる。
その場合、前記両面の複数のプリズム部をそれぞれ、プリズムシート支持部に支持される側の2つの端縁間の方向に沿った互いに平行な凸条状に形成する場合は、前記シート状部材26の両面にそれぞれ前記流れ止め溝29,29a,29bまたは流れ止め堤31を形成し、前記両面の複数のプリズム部を互いに直交する方向の凸条状に形成する場合は、プリズムシート支持部に支持される側の2つの端縁間の方向に沿ったプリズム部を形成した面に、前記流れ止め溝29,29a,29bまたは流れ止め堤31を形成すればよい。
また、図1に示した表示モジュールは、第1のプリズムシート22の複数のプリズム部24を、ハウジング本体2のプリズムシート支持部4に支持される縁部に対して直交する2つの端縁間の全長にわたって形成し、第2のプリズムシート25の複数のプリズム部27を、前記プリズムシート支持部4に支持される2つの端縁間の全長にわたって形成したものであるが、これと逆に、前記第1のプリズムシート22の複数のプリズム部24を、前記プリズムシート支持部4に支持される2つの端縁間の全長にわたって形成し、前記第2のプリズムシート25の複数のプリズム部27を、前記プリズムシート支持部4に支持される縁部に対して直交する2つの端縁間の全長にわたって形成してもよく、その場合は、前記第1のプリズムシート22の複数のプリズム部24の両端側の2つの縁部領域にそれぞれ、隣合う前記プリズム部24,24の間の谷状部にその開放端から入り込んだ液状物の前記谷状部に沿った伝い流れを阻止するための流れ止め部(流れ止め溝または流れ止め堤)を形成すればよい。
さらに、この発明は、前記表示モジュールに実装されるプリズムシートに限らず、他の光学装置に実装されるプリズムシートにも適用することができる。
この発明の第1の実施例を示すプリズムシートを備えた液晶表示モジュールの断面図。 前記液晶表示モジュールに実装された第1のプリズムシートの平面図。 前記液晶表示モジュールに実装された第2のプリズムシートの平面図。 前記第2のプリズムシートの一部分の拡大斜視図。 前記第2のプリズムシートのプリズムシート支持部に支持された部分の拡大平面図。 流れ止め部を有しない比較例のプリズムシートのプリズムシート支持部に支持された部分の拡大平面図。 この発明の第2の実施例を示す第2のプリズムシートの平面図。 第2の実施例の第2のプリズムシートの一部分の拡大斜視図。 この発明の第3の実施例を示す第2のプリズムシートの一部分の拡大斜視図。
符号の説明
1…表示モジュールのハウジング、4…プリズムシート支持部、6…液晶表示素子、15…面光源、22…第1のプリズムシート、25,25a,25b…第2のプリズムシート、26…シート状部材、26a…突出部、27…プリズム部、28…谷状部、29,29a,29b…流れ止め溝、30,30a,30b…液状物受け入れ溝、31…流れ止め堤、23…液状物。

Claims (6)

  1. 透明なシート状部材の少なくとも一方の面に、前記シート状部材の対向する2つの端縁間の全長にわたる凸条状の複数のプリズム部が互いに平行に形成され、且つ、前記シート状部材の周縁に沿った予め定めた幅の縁部領域のうちの前記複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域にそれぞれ、隣合う前記プリズム部の間の谷状部にその開放端から入り込む液状物の前記谷状部に沿った伝い流れを阻止するための流れ止め部が形成されており、
    前記流れ止め部は、複数のプリズム部を横切る方向に沿って谷状部よりも深く形成された流れ止め溝からなっていることを特徴とするプリズムシート。
  2. 複数のプリズム部の両端側の2つの端縁にそれぞれ、プリズムシート支持部に支持される突出部が形成されており、前記流れ止め部は、少なくとも前記突出部に対応する部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプリズムシート。
  3. 前記流れ止め部は、複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域の略全長にわたって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリズムシート。
  4. 流れ止め溝の両端にそれぞれ、前記流れ止め溝に沿って伝い流れた液状物の受け入れ部が形成されていることを特徴とする請求項1または3に記載のプリズムシート。
  5. 前記流れ止め溝は、複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域の略全長にわたって形成されており、液状物の受け入れ部は、他の2つの縁部領域にそれぞれ、前記複数のプリズム部の長さ方向と平行に、且つ両端を前記複数のプリズム部の両端側の前記流れ止め溝にそれぞれ連通させて形成された液状物受け入れ溝からなっていることを特徴とする請求項に記載のプリズムシート。
  6. 前記流れ止め部は、複数のプリズム部の両端側の2つの縁部領域内に、前記複数のプリズムの長さ方向に間隔をおいて複数段に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプリズムシート。
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