JP5162981B2 - 不燃性化粧板 - Google Patents
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Description
特に、特許文献2で用いられる火山性ガラス質発泡体とアルミニウム箔などの金属箔とを組み合わせた基材は、防火性能や、搬送時及び施工時に発生する不具合(欠けや割れなど)が少ないといった点で優れた基材であり、不燃性化粧板の基材としての利用が期待されている。しかし、当該基材を用いた不燃性化粧板は、不燃性を有し、かつ多彩な意匠性、及び環境への低負荷といった性能を高いレベルで有するには至っておらず、さらなる開発が望まれていた。
すなわち、本発明の要旨は下記のとおりである。
剥離強度測定方法:
化粧板について、テンシロン引張試験機を用いて、100mm/min、180°で剥がした際の剥離強度を測定した。
2.火山性ガラス質複層板に、少なくとも輻射率が60%以上である輻射シート層、及び紙質層が順に積層された難燃性基材上に、水系目止め剤を塗布して水系目止め層を形成した後、乾燥により水系目止め層中の含水率を1〜10%とし、水系目止め層上に又は樹脂シートを基材とする化粧シートの基材上に水系接着剤を塗布して水系接着剤層を形成した後、乾燥により水系接着剤層中の含水率を1〜40%とし、化粧シートを貼り合わせる不燃性化粧板の製造方法。
本発明の不燃性化粧板が有する不燃性は、人的災害などの発生を抑制する見地から望まれるものである。ここで、「不燃性」とは、ISO5660−1の規定に基づき、不燃材料の規定に適合するものであり、具体的には、本発明の不燃性化粧板1に対して、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験により、前記不燃性化粧板1の時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えず、かつ加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないこと、である。
本発明の不燃性化粧板は、その剥離強度が0.75N/mm以上であることを要し、実用上の観点から、0.9N/mm以上であることが好ましい。ここで、本発明における剥離強度は、テンシロン引張試験機を用いて、100mm/min、180°で剥がした際に測定される剥離強度である。
以下、本発明の好ましい実施形態の一つを示した図1に基づいて、詳細に説明する。
難燃性基材2は、火山性ガラス質複層板21(JIS A5440「不燃火山性ガラス質複層板」に準拠)に、少なくとも輻射シート層22、及び紙質層23が順に積層された難燃性の基材である。
火山性ガラス質複層板21としては、JIS A5440「不燃火山性ガラス質複層板」に準拠するものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、市販される「ダイライトFA(商品名)」:大建工業株式会社製、「オーマル(商品名)」:岩倉化学工業株式会社製などを例示することができる。
輻射シート層22は、本発明の不燃性化粧板に、適度な強度を付与することで、反りを防止し、寸法安定性を高めるために、設けられる層である。輻射シート層22に用いられる輻射シートの輻射率は60%以上であることを要し、不燃性の付与の観点から70%以上であることが好ましい。ここで、輻射率は、フーリエ変換赤外分光光度計を用いて、測定温度25℃、測定波長領域2.5〜14μmにおいて、理想黒体と試料の全放射エネルギーの測定値から算出した値である。
輻射シート層22の形成に用いられる輻射シートとしては、輻射率60%以上のものであれば特に制限なく用いることができ、金属箔、黒鉛シートなどが好ましく挙げられる。金属箔としては、例えば、アルミニウム箔、銅箔、銀箔、鉄箔、ステンレス鋼箔などが挙げられ、なかでも、加工が容易であり、かつ腐食しにくいという観点から、アルミニウム箔、銅箔、及びステンレス鋼箔が好ましく、アルミニウム箔がより好ましい。黒鉛シートとしては、合成黒鉛を高倍率に膨張させた膨張黒鉛を加圧によりシート状に成形して得られる膨張黒鉛シートなどが好ましく挙げられる。これらの金属箔や黒鉛シートは、入手が容易な市販のものを使用することができ、例えば黒鉛シートとしては、「PERMA−FOIL(商品名)」:(東洋炭素株式会社製)が挙げられる。
輻射シートの厚みは、加工性、及び施工性の観点から、0.01〜2.0mmが好ましく、0.01〜0.5mmがより好ましく、金属箔の場合は0.025mm(25μm)前後のものがさらに好ましい。
紙質層23は、火山性ガラス質複層板21表面の凹凸を吸収して、化粧シート層の浮きを防止し、該化粧シート層との接着性を向上させて、光沢を有する輻射シートを用いた場合は、その光沢を隠蔽するために、設けられる層である。従って、紙質層23は、不燃性化粧板1の化粧シート層5側からみて、輻射シート層22よりも上に積層されることを要するものである。
紙質層23に用いられるものとしては、通常基材として用いられる紙類であれば、制限なく使用することができる。基材として用いられる各種の紙類としては、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙などが使用できる。これらの紙類は、紙基材の繊維間ないしは他層と紙類との層間強度を強化したり、ケバ立ち防止のため、これら紙類に、さらにアクリル樹脂、スチレンブタジエンゴム、メラミン樹脂、ウレタン樹脂などの樹脂を添加(抄造後樹脂含浸、又は抄造時に内填)させたものでもよい。例えば、紙間強化紙、樹脂含浸紙などである。
紙質層23の厚さは、難燃性基材2の厚さが後述する範囲内にあれば特に制限はないが、秤量が5〜200g/m2程度、好ましくは10〜150g/m2の範囲であり、10〜100g/m2の範囲がより好ましい。
接着剤の塗布量は、5〜100g/m2(固形分基準)程度であり、25〜75g/m2(固形分基準)が好ましく、30〜60g/m2(固形分基準)がより好ましい。
なお、本発明に用いられる難燃性基材2は、さらに紙質層が積層されていてもよく、例えば、火山性ガラス質複層板に、紙質層、輻射シート層、及び紙質層が順に積層されたものであってもよい。
水系目止め層3は、難燃性基材2の表面を平滑にして、均質な塗面を得るため、また、紙質層23の強度を向上させる目的で、紙質層23の上に水系目止め剤を塗布して形成される層である。
水系目止め層3を構成する水系目止め剤は、イソシアネート樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂などを含有する水系樹脂組成物であることが好ましく、なかでも、自己乳化型ポリイソシアネート樹脂を含有する水系樹脂組成物であることがより好ましい。
本発明の水系目止め剤としては、自己乳化型ポリイソシアネート樹脂と、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂などの水溶性樹脂や、水とを混合したものを好ましく用いることができる。本発明の水系目止め剤としては、市販品の中から本発明の目的に応じて選択することもでき、市販品としては、「RAX(商品名)」:ザ・インクテック株式会社製、「エラストロン(商品名)」:第一工業製薬社製、「アクアネート(商品名)」:日本ポリウレタン工業株式会社製、などが挙げられる。
水系接着剤層4は、難燃性基材2と化粧シート層5とを接着するために設けられる層である。水系接着剤層4の形成に用いられる接着剤としては、水系の接着剤であれば特に制限はなく、なかでもエマルション系接着剤を好ましく挙げることができる。エマルション系接着剤は、有機溶剤を用いないので環境汚染への負荷が低い接着剤である。
エマルション系接着剤に用いられる樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル系などの酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂などを挙げることができ、これらを用いた公知のエマルションを、用途に応じて適宜選択して使用すればよい。
水系接着剤中の樹脂固形分は、水分散性、造膜性及び作業性などの観点から、20〜60質量%であることが好ましく、25〜50質量%であることがより好ましい。上記の樹脂固形分が20質量%以上であれば、硬化造膜性及び作業性が良好であり、60質量%以下であれば、水分散性及び作業性が低下することがなく好ましい。
化粧シート層5は、本発明の不燃性化粧板1に意匠性を付与するために設けられる。化粧シート層5に用いられる化粧シートとしては、通常化粧板に用いられる樹脂シートなどを基材とするものを制限なく用いることが可能であり、樹脂シートをなす樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系樹脂;アクリル系樹脂;ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリブテン系、エチレン−プロピレン系共重合体樹脂、エチレン−プロピレン−ブテン系共重合体樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマーなどのポリオレフィン系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;アクリル変性ウレタン系樹脂、ポリエステル変性ウレタン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体変性ウレタン系樹脂などのポリウレタン系樹脂;ポリスチレン系樹脂;塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、及び塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体樹脂などの酢酸ビニル系樹脂などを挙げることができ、これらのうち1種又は2種以上を組合せて用いることができる。
ダブリングシートは、例えば上記樹脂からなる樹脂シートAの表面にコロナ放電処理などを施してプライマー層を設け、該樹脂シートAにベタ層及び/又は絵柄層を印刷形成した後に、上記樹脂からなる樹脂シートBを押出ラミネーション、ドライラミネーション、ウエットラミネーション、サーマルラミネーションなどの方法により接着・圧着させて得られる。また、樹脂シートBは、表面にエンボス加工を施してもよく、エンボス加工が施されたダブリングシートは、ダブリングエンボスシートと呼ばれる。なお、樹脂シートAは、一般に着色樹脂シートが用いられるが、無着色シートであってもよい。
上記の樹脂のなかでは、安価な点からポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系樹脂が好ましく、また、意匠性の観点からダブリングシートが好ましい。
化粧シートの厚みは、100〜200μmが好ましく、120〜160μmがより好ましい。
本発明の不燃性化粧板は、例えば以下の製造方法によって製造されるが、これによって制限されるものではない。
図1に示される本発明の不燃性化粧板1は以下のように製造される。まず、火山性ガラス質複層板に、接着剤を10〜80g/m2(固形分基準)程度の塗工量で、スプレー、スプレッダー、バーコーターなどの塗布装置を用いて塗布した上に、輻射シートを貼り合わせて、さらに接着剤を塗布し、紙質層23を形成する薄葉紙などの紙類を貼り合わせて、常温下において1〜10日間放置して、難燃性基材を得る。
得られた難燃性基材上に、水系目止め剤を塗布して水系目止め層を形成した後、乾燥により水系目止め層中の含水率を1〜10%の範囲とすることを要し、好ましくは5〜10%の範囲とする。ここで、水系目止め層中の含水率は、全乾重量法による乾燥前後の重量の差異を測定することにより算出した値である。水系目止め層の乾燥は、公知の方法を制限なく適用することができるが、例えば、ハロゲンランプヒーター、赤外線ヒーターなどを用いて、好ましくは50〜90℃、より好ましくは60〜85℃の温度条件で、30秒〜5分程度、好ましくは1〜3分行う。なお、水系目止め剤の塗布は、スプレー、スプレッダー、バーコーターなどの一般に用いられる塗布装置を用いて行うことができる。
水系目止め層を乾燥させた後、水系目止め層上に、又は化粧シートに水系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、乾燥により水系接着剤層中の含水率を1〜40%の範囲とすることを要し、5〜40%の範囲が好ましく、より好ましくは15〜30%の範囲とする。ここで、水系接着剤層中の含水率は、上記の水系目止め層中の含水率と同様にして測定した値である。水系接着剤層の乾燥は、公知の方法を制限なく適用することができるが、例えば、ハロゲンランプヒーター、赤外線ヒーターなどを用いて、好ましくは50〜90℃、より好ましくは60〜85℃の温度条件で、2秒〜1分程度、好ましくは5〜30秒行う。なお、水系接着剤の塗布は、水系目止め剤の塗布に用いた塗布装置と同様のものを用いることができる。
当該乾燥を行った後、基材と化粧シートとを貼り合わせて、室温下で1〜10日放置して、本発明の不燃性化粧板を得る。
得られた不燃性化粧板は、建築物の天井、壁材などの内外装用建材や、家具などの様々な用途に用いることができる。特に、本発明の不燃材化粧板が有する不燃性をいかして、流し台、ガスコンロなどのキッチン周辺建材や、その他の建築基準法上、不燃性を要請される建築物の各所に好適に用いることができる。
(評価方法)
各実施例及び比較例で得られた化粧板について、以下の方法で評価した。
(1)総発熱量の評価
各実施例及び比較例で製造した化粧板について、ISO5660−1に準拠したコーンカロリーメーター試験機を用いて、加熱開始後20分間の総発熱量(MJ/m2)を求めた。総発熱量が8MJ/m2以下であれば、合格である。
(2)最大発熱速度の評価
各実施例及び比較例で製造した化粧板について、ISO5660−1に準拠したコーンカロリーメーター試験機を用いて、加熱開始後20分間の最大発熱速度として、200kW/m2を超える時間を秒単位で求めた。10秒以上継続して200kW/m2を超えなければ合格である。
(3)基材の亀裂の評価
各実施例及び比較例で製造した化粧板について、ISO5660−1に準拠したコーンカロリーメーター試験機を用いて、加熱開始後20分間の試験終了後の基材の亀裂や穴の有無を確認し、以下の基準で評価した。
○ 裏面まで貫通する亀裂や穴は全くなかった
× 裏面まで貫通する亀裂や穴が多数あった
(4)外観の評価
各実施例及び比較例で製造した化粧板の表面を目視し、以下の基準で評価した。
○ 凹凸や膨れが全くなく、平滑である
△ 凹凸や膨れが若干存在するが、実用上問題ない
× 凹凸、膨れ又は柚子肌が著しい
(5)剥離強度の測定
各実施例及び比較例で製造した化粧板について、テンシロン引張試験機(オリエンテック製)を用いて、100mm/min、180°で剥がした際の剥離強度を測定した。
厚さ6mmの火山性ガラス質複層板(商品名:ダイライト、大建工業株式会社製)に、エチレン−酢酸ビニル系接着剤(「CVC(商品名)」:コニシ株式会社製)を50g/m2(固形分基準)の塗工量で塗布した上に、厚さ25μmのアルミニウム箔(東洋アルミニウム株式会社製)を貼り合わせて、該アルミニウム箔上にドライラミ用接着剤(「タケラック(商品名)」:三井化学ポリウレタン株式会社製)を50g/m2(固形分基準)の塗工量で塗布し、薄葉紙(秤量:18g/m2)を貼り合わせて、常温下において7日間放置して、難燃性基材を得た。
次いで、水系目止め剤(「RAX(商品名)」:ザ・インクテック株式会社製)を1g/m2(固形分基準)の塗工量で塗布して水系目止め層を形成し、ハロゲンランプヒーター(メトロ電気工業株式会社製)を用いて、80℃で2分間あてて、乾燥させた。この際の、水系目止め層中の含水率は、8%であった。
別途準備した厚み140μmのポリオレフィン系化粧シート(秤量:135g/m2、「WSシリーズ(商品名)」:大日本印刷株式会社製))にエチレン−酢酸ビニル系接着剤(「CVC(商品名)」:コニシ株式会社製)を40g/m2の塗工量(固形分基準)で塗布して水系接着剤層を形成し、ハロゲンランプヒーター(メトロ電気工業株式会社製)を用いて、80℃で8秒間あてて、乾燥させた。この際の、水系接着剤層中の含水率は、20%であった。得られた基材と化粧シートとを貼り合わせて、室温下で7日間放置して、本発明の不燃性化粧材を得た。
実施例1において、化粧シートに塗布した水系接着剤層の乾燥時間を30秒とした以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。
実施例1において、化粧シートに塗布した水系接着剤層を乾燥しなかった以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。
実施例1において、水系目止め層の乾燥条件を40℃で30秒間とした以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。
実施例1において、水系目止め剤を塗布しなかった以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。
実施例1において、水系目止め剤を塗布せず、化粧シートに塗布した水系接着剤層を乾燥しなかった以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。
実施例1において、水系接着剤を溶剤系の接着剤(「エバーグリップ(商品名)」:アロンエバーグリップ製)を100μmの厚みで塗布し、乾燥条件を60℃で15秒間とした以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。
実施例1において、水系目止め層を乾燥しなかった以外は、実施例1と同様にして化粧板を得た。
2.難燃性基材
21.火山性ガラス質複層板
22.輻射シート層
23.紙質層
3.水系目止め層
4.水系接着剤層
5.化粧シート層
Claims (10)
- 難燃性基材上に、水系目止め層、水系接着剤層、及び化粧シート層が順に積層された化粧板であって、該難燃性基材が、火山性ガラス質複層板に、少なくとも輻射率が60%以上である輻射シート層、及び紙質層が順に積層されてなり、該化粧シートが樹脂シートを基材とするものであり、かつ該化粧板の下記の剥離強度測定方法による剥離強度が0.75N/mm以上である不燃性化粧板。
剥離強度測定方法:
化粧板について、テンシロン引張試験機を用いて、100mm/min、180°で剥がした際の剥離強度を測定した。 - 水系目止め層を構成する水系目止め剤が、自己乳化型ポリイソシアネート樹脂を含有する請求項1に記載の不燃性化粧板。
- 水系接着剤層を構成する水系接着剤が、エマルション系接着剤である請求項1又は2に記載の不燃性化粧板。
- 輻射シート層が、アルミニウム箔又は膨張黒鉛シートで構成される請求項1〜3のいずれかに記載の不燃性化粧板。
- 化粧シート層が、ポリオレフィン系樹脂フィルムを含む請求項1〜4のいずれかに記載の不燃性化粧板。
- 火山性ガラス質複層板に、少なくとも輻射率が60%以上である輻射シート層、及び紙質層が順に積層された難燃性基材上に、水系目止め剤を塗布して水系目止め層を形成した後、乾燥により水系目止め層中の含水率を1〜10%とし、水系目止め層上に又は樹脂シートを基材とする化粧シートの基材上に水系接着剤を塗布して水系接着剤層を形成した後、乾燥により水系接着剤層中の含水率を1〜40%とし、化粧シートを貼り合わせる不燃性化粧板の製造方法。
- 水系目止め剤が、自己乳化型ポリイソシアネート樹脂を含有する請求項6に記載の不燃性化粧板の製造方法。
- 水系接着剤が、エマルション系接着剤である請求項6又は7に記載の不燃性化粧板の製造方法。
- 輻射シート層が、アルミニウム箔又は膨張黒鉛シートで構成される請求項6〜8のいずれかに記載の不燃性化粧板の製造方法。
- 化粧シートが、ポリオレフィン系樹脂フィルムを基材とするものである請求項6〜9のいずれかに記載の不燃性化粧板の製造方法。
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