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JP5155396B2 - イオン交換を含む、2sカノーラタンパク質の製造 - Google Patents

イオン交換を含む、2sカノーラタンパク質の製造 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、イオン交換クロマトグラフィーの使用を含むプロセスによる、実質的に純粋な形態のカノーラ2Sタンパク質の製造の手順を提供する。
発明の背景
少なくとも100wt%(N×6.25)d.b.のタンパク質含量を有するカノーラタンパク質分離物は、両方とも本明細書の譲受人に譲渡され、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2002年5月3日に出願された同時係属の米国特許出願第10/137,391号(米国特許出願公開第20030125526 A1号)、2004年6月9日に出願された同第10/476,230号(米国特許出願公開第20040254353 A1号)および対応するPCT国際公開第02/089597号に記載されているように、カノーラ油種子ミール(canola oil seed meal)から形成することができる。その手順は、食塩水を使用してカノーラ油種子ミールを抽出し、得られたタンパク質水溶液を残留油種子ミールから分離し、選択的膜技術の使用により該水溶液のイオン強度を実質的に一定に維持しながら、タンパク質水溶液中のタンパク質濃度を少なくとも約200g/Lに増大させ、得られた濃縮タンパク質溶液を冷水中で希釈してタンパク質ミセルを形成し、タンパク質ミセルを沈殿させて非晶、粘着性、ゼラチン状、グルテン様のタンパク質ミセル塊(PMM)を形成し、ケルダール(Kjeldahl)窒素(N×6.25)により測定した少なくとも約100wt%のタンパク質含量を有する上澄みからタンパク質ミセル塊を回収することを含む、多段階式プロセスを有する。本明細書で使用する場合、タンパク質含量は、乾燥重量ベースで測定する。回収したPMMは、乾燥することができる。
上述のプロセスの一実施形態では、PMM沈殿ステップからの上澄みは、湿ったPMMおよび上澄みから乾燥タンパク質を含むタンパク質分離物を回収するために処理する。この手順は、最初に限外濾過膜を使用して上澄みを濃縮し、濃縮上澄みを湿ったPMMと混合し、混合物を乾燥させることにより実施することができる。得られたカノーラタンパク質分離物は、高純度の少なくとも約90wt%のタンパク質(N×6.25)、好ましくは少なくとも約100wt%のタンパク質(N×6.25)を有する。
上述のプロセスの別の実施形態では、PMM沈殿ステップからの上澄みは、上澄みからタンパク質を回収するために処理する。この手順は、最初に限外濾過膜を使用して上澄みを濃縮し、濃縮物を乾燥させることにより実施することができる。得られたカノーラタンパク質分離物は、高純度の少なくとも約90wt%タンパク質(N×6.25)、好ましくは少なくとも約100wt%タンパク質(N×6.25)を有する。
前述の米国特許出願に記載されている手順は、基本的にバッチ手順である。本明細書の譲受人に譲渡され、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2002年11月9日に出願された同時係属の米国特許出願第10/298,678号(米国特許出願公開第20040039174 A1)および対応する国際公開第03/043439号では、カノーラタンパク質分離物を製造するための連続プロセスが記載されている。それらによると、カノーラ油種子ミールを食塩水と連続的に混合し、カノーラ油種子ミールからタンパク質を抽出しながら管を通して混合物を搬送してタンパク質水溶液を形成し、残留カノーラ油種子ミールからタンパク質水溶液を連続的に分離し、選択的膜処理によりタンパク質水溶液を連続的に搬送して、タンパク質水溶液のイオン強度を実質的に一定に維持しながら、タンパク質水溶液のタンパク質含量を少なくとも約200g/Lまで増大させ、得られた濃縮タンパク質溶液を冷水と連続的に混合してタンパク質ミセルを形成し、所望の量のPMMが沈殿容器中に蓄積するまで上澄みを連続的に溢流させながらタンパク質ミセルを連続的に沈殿させる。PMMは、沈殿容器から除去し、乾燥することができる。PMMは、ケルダール窒素により測定すると、少なくとも約90wt%(N×6.25)、好ましくは少なくとも約100wt%(N×6.25)のタンパク質含量を有する。
前述の米国特許出願第10/137,391号および同第10/471,230号に記載されているように、溢流した上澄みは、そこからカノーラタンパク質分離物を回収するために処理することができる。
カノーラ種子は、約10〜約30wt%タンパク質を含有することが知られており、いくつかの異なるタンパク質成分が同定されている。これらのタンパク質は、異なる沈降係数(S)(sedimentation coefficients)により識別される。これらの知られ、同定されているタンパク質には、クルシフェリン(cruciferin)として知られている12Sグロブリン、7Sグロブリンおよびナピン(napin)として知られている2Sアルブミンが含まれる。
カノーラは、菜種または油菜としても知られている。
本明細書の譲受人に譲渡され、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2003年8月25日に出願された同時係属の米国特許出願第10/413,371号(米国特許出願公開第20040034204号)および2003年4月15日に出願された同第10/510,766号、ならびに対応するPCT国際公開第03/08876号では、PMMカノーラタンパク質分離物および上澄み由来のカノーラタンパク質分離物の組成が記載されている。上澄み由来のカノーラタンパク質分離物は、より少量の7Sタンパク質および極微量の12Sタンパク質と共に、2Sタンパク質を主に含む。2Sタンパク質は、低分子量アルブミンである。PMM生成物は、7Sタンパク質を主に含み、2Sタンパク質および12Sタンパク質は比較的微量な成分である。7Sおよび12Sタンパク質は、高分子量グロブリンであり、7S分子は、12Sタンパク質の半分子である。
そこに記載されているように、上澄み由来のカノーラタンパク質分離物は、
約60〜約95%質量%の2Sタンパク質、
約5〜約40質量%の7Sタンパク質、および
0〜約5質量%の12Sタンパク質、好ましくは
約70〜約95質量%の2Sタンパク質、
約5〜約30質量%の7Sタンパク質、および
0〜約2質量%の12Sタンパク質
というタンパク質プロファイルを示す。
PMMカノーラタンパク質分離物は、
約60〜約98質量%の7Sタンパク質、
約1〜約15質量%の12Sタンパク質、および
0〜約25質量%の2Sタンパク質、好ましくは
約88〜約98質量%の7Sタンパク質、
約1〜約10質量%の12Sタンパク質、および
0〜約6質量%の2Sタンパク質
というタンパク質プロファイルを示す。
主に2Sタンパク質からなる上澄み由来のカノーラタンパク質分離物が、主に7Sタンパク質からなるPMM由来のカノーラタンパク質分離物より、特定の用途向けの優れた機能特性を示すことが見出されている。先行の出願に記載されている手順では、上澄み由来のカノーラタンパク質分離物を発生させるために、PMM形成のステップ、および上澄みの提供のステップを順に経て、事実上、カノーラタンパク質を分別する必要があった。
本明細書の譲受人に譲渡され、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2005年7月21日に出願された米国特許出願第11/038,086号(米国特許出願公開第2005−0181112 A1号)(国際公開第2005/067729号)では、PMM沈殿からの上澄みが、膜処理の前または後に、7Sタンパク質を沈殿させて2Sタンパク質が豊富なタンパク質溶液を残すための熱処理を受ける手順が記載されている。残存する溶液は、2Sタンパク質を乾燥形態で回収するために、噴霧乾燥することができる。
最小の割合の7Sおよび12Sタンパク質を有する2Sタンパク質は、未処理の2Sタンパク質より増大した溶解度(酸性pH値のものを含む)を示し、水溶液中で改善した透明度を付与することができ、清涼飲料およびスポーツ飲料については、透明なタンパク質強化飲料を提供する。
本発明は、実質的に7Sおよび12Sカノーラタンパク質を含まない、実質的に純粋な2Sカノーラタンパク質を調製するための、イオン交換を含む代替手順を利用する。
イオン交換クロマトグラフィーでは、荷電イオン交換媒体は、逆に荷電した分子を結合させるために使用されるが、同様に荷電した物質および非荷電物質は保持しない。このことにより、イオン交換クロマトグラフィーは、タンパク質などの荷電分子を精製するための有用なツールとなる。カノーラタンパク質の2つの主要なクラスは、有意に異なる等電点を有する。7S/12Sグロブリンは約6〜7の範囲の等電点を有するが、2Sアルブミンのその値は約11である。本明細書では、この差を利用して、イオン交換クロマトグラフィーによりタンパク質を互いに分離する。
本明細書では、2Sタンパク質はカチオン交換媒体に結合させるが、他のタンパク質および不純物は洗い流されるようにすることによって2Sタンパク質を捕捉するイオン交換プロセスを提供する。次いで、カチオン交換媒体を適当な高さの塩濃度の食塩水(saline)に暴露することにより、カチオン交換媒体から2Sタンパク質が遊離する。
本発明の一態様によると、カノーラ油種子ミールからカノーラタンパク質を可溶化してカノーラタンパク質溶液を形成すること、残留カノーラ油種子ミールからカノーラタンパク質溶液を分離すること、2Sカノーラタンパク質が他のカノーラタンパク質に優先してカチオン交換媒体に結合する条件下で、カノーラタンパク質溶液をカチオン交換媒体と接触させること、結合2Sカノーラタンパク質を非結合カノーラタンパク質および不純物から分離すること、ならびにカチオン交換媒体から結合2Sカノーラタンパク質を分離することを含む、実質的に純粋な2Sカノーラタンパク質の製造方法を提供する。
発明の全般的説明
上述したように、カノーラタンパク質溶液に対してイオン交換クロマトグラフィーを実施して、2Sカノーラタンパク質をイオン交換媒体に優先的に結合させ、続いてイオン交換媒体から2Sカノーラタンパク質を実質的に純粋な形態で回収する。
その手順は、任意の好都合な方法で実施することができる。本発明の好ましい一態様では、両方のクラスのタンパク質が正に荷電している約5〜6のpHで、カノーラタンパク質の水溶液をカチオン交換媒体と接触させる。塩濃度は、それほど正に荷電していない7S/12Sカノーラタンパク質ならびにシナピン(sinapine)などの不純物の結合を制限するために利用する。
カノーラタンパク質水溶液は、カノーラ油種子ミールからの抽出により最も好都合に形成することができる。抽出は、2Sタンパク質のカチオン交換媒体への優先的結合を確実にするために効果的な所望の食塩濃度およびpH値を有する食塩水を使用して実施する。食塩水は、一般に、約0.25〜0.35MのNaClの範囲の塩濃度を有し、カノーラタンパク質水溶液のpHは、約5〜約6の範囲である。
カノーラ油種子ミールの抽出は、所望のpH範囲外で実施することができ、次いで、カノーラタンパク質溶液のpHは、必要に応じて、任意の好都合な酸または塩基を用いて、約5〜約6のpH範囲に調整することができる。
代替として、タンパク質は、より低い塩濃度の食塩水を使用することによりカノーラ油種子ミールから抽出することができ、次いで、所望の濃度まで追加の塩を添加する。しかし、抽出溶液は、形成直後に2Sカノーラタンパク質の分離のためにカチオン交換媒体に直接適用するための形態であるため、イオン交換に必要な濃度の食塩を用いて抽出を実施することが好ましい。したがって、酸化反応の発生またはフェノール類のタンパク質への結合のための時間がほとんどない。
カノーラタンパク質抽出溶液は、樹脂ビーズまたは膜吸着体(membrane adsorber)の形態などの、任意の好都合な形態で提供できるカチオン交換媒体に適用する。膜吸着体では、イオン交換基は、微孔膜(microporous membrane)に結合している。樹脂充填カラム(resin−packed column)の代わりとしての膜の使用は、より高い流量の使用を可能にし、より早い処理につながる。
適切なpHおよび塩濃度下でカノーラタンパク質抽出溶液をカチオン交換媒体と接触させることにより、2Sタンパク質がそれほど正に荷電していない7S/12Sタンパク質に優先して吸着する。カノーラタンパク質抽出溶液からカチオン交換媒体を分離した後、2Sタンパク質は、約0.55〜約0.70MのNaClなどの、カノーラタンパク質食塩水の塩濃度より高い塩濃度を有する食塩水と接触させることにより、カチオン交換媒体から切り離すことができる。
2Sタンパク質の溶出溶液は、高塩濃度を有し、タンパク質を乾燥させる前に、ダイアフィルトレーション(diafiltration)などの、任意の好都合な方法により脱塩する。この手順では、実質的に7S/12Sタンパク質を含まず、乾燥重量ベース(d.b.)で少なくとも約100wt%(N×6.25)のタンパク質含量を有する、高純度2Sカノーラタンパク質分離物を生成する。
カノーラ7S/12Sタンパク質は、タンパク質を2Sタンパク質から分離するために等電沈殿または熱沈殿を利用する場合の形態とは対照的に、イオン交換媒体との接触後、カノーラタンパク質抽出物から未変性形態で回収することができる。

例1
この例は、カチオン交換カラムを使用した、実質的に純粋な2Sカノーラタンパク質の調製を例示する。
(a)タンパク質抽出:
一般にミール22.5g当たり食塩水150mlを使用して、カノーラ油種子ミールの一連の15%w/v抽出を実施した。磁気撹拌子を使用して、試料を室温で30分撹拌した。各例で、10,200gで10分の遠心分離により、使用済みミール(spent meal)から抽出物を分離し、次いで、25μm孔径の濾紙および0.45μm孔径のシリンジフィルターを用いた連続濾過により、さらに清澄化した。清澄化抽出物のタンパク質含量は、LECO分析(LECO FP528窒素測定器(Nitrogen Determinator))、およびサイズ排除(size exclusion)(SEC)HPLCにより求めたタンパク質プロファイルにより測定した。様々な試験で、食塩水中の塩濃度は、0.26から0.35MのNaClまで変化した。
抽出塩濃度を操作したため、このことが、初期の清澄化抽出物のタンパク質含量およびプロファイルに多少影響を及ぼした(以下の表1)。タンパク質収率および2Sタンパク質の抽出の観点から、より高い塩濃度が望ましかったが、以下に示すように、分離に対して悪影響を及ぼした。
Figure 0005155396
(b)クロマトグラフィー:
ピーク分取(peak collection)が可能なGradiFrac LPLCシステム(Pharmacia Biotech)を使用して操作した、SP Sepharose XL(20ml)カラムを使用して、試料をカチオンイオン交換(CIEX)クロマトグラフィーに付した。各試験で、該システムにおいて、試料ループにより、10mlの清澄化抽出物をカラムに適用した。採用した食塩濃度下で、7Sおよび12Sカノーラタンパク質ならびに他の不純物がカラムを通過する一方で、2Sタンパク質がカラムに結合した。多孔性物質(void material)を捕捉し、次いで、結合2Sタンパク質が遊離するために、抽出物より高い塩濃度の食塩水をカラムに適用した。タンパク質を最も良好に分離し、結合物質の遊離を確実にするために、試験が進むにつれて、採用した塩濃度を調整した。使用したGradiFracのサンプルプログラムは以下の表2に示す。
Figure 0005155396
毎日、すべての試験からの溶出画分を合わせて、次の日に脱塩するために冷却した試験20〜26の生成物を除いては、−60℃で凍結した。以下の表3は、様々な生成試験で抽出および溶出のために使用した塩濃度を説明する。
Figure 0005155396
生成試験が進むにつれて、抽出/タンパク質分離および2Sタンパク質の溶出のために使用した食塩の濃度を微調整した。最初の試験では、使用した塩濃度は、0.30M/0.55Mであった。重複二重線ピーク(overlapping doublet peaks)として多孔性物質を分取し、最初のピークは、7S/12Sのほぼすべて、少量の非結合2Sタンパク質、および抽出物中に見られるシナピンの一部以外の不純物の大部分を含有することが分かった。カラムから出現するのに僅かに長くかかった二重線の第2のピークは、顕著な量のシナピン、ならびに非常に少量のタンパク質および他の不純物を含有することが分かった。カラムを1MのNaClを用いて洗浄したときに顕著な2Sタンパク質ピークを得たが、0.55MのNaClを用いた溶出では、2Sタンパク質のすべてをカラムから溶出できなかった。
2回目の試験に関しては、より良好に2Sタンパク質を遊離するために、溶出塩濃度を0.60Mまで上昇させた。今回は、カラムを洗浄したときに、より小さい2Sタンパク質ピークが見られた。3回目の試験では、溶出ステップを0.65MのNaClまで増大させ、このレベルが、カラムを洗浄したときに見られるピークを効果的に除去することが分かった。2つの空隙ピーク(void peak)の距離を縮めることを期待して、3回目の試験における初期の塩濃度を0.35MのNaClまで増大させた。二重線ピークの間の分離を減少させたが、依然として二重線が得られた。また、より高いこの塩濃度での操作は、カラムに結合せず、空隙中に見られる2Sタンパク質の量を増大させた。
その後、初期の塩濃度を0.29M、次いで、0.26Mまで低下させ、空隙の中に残される2Sタンパク質のレベルを連続的に低下させた(以下の表4)。この初期の塩濃度を低下させることが、2S溶出ステップを複雑にするため非常に望ましくない7S/12Sタンパク質またはシナピンのカラムへの多少の結合につながることが懸念されていた。しかし、0.26MのNaClで、2Sタンパク質は、カラムへ結合することが観察された唯一の種であった。
Figure 0005155396
(c)溶出2Sタンパク質の脱塩:
解凍するために、溶出2Sタンパク質の凍結試料を終夜冷蔵庫に入れた。翌日、依然として凍結している容器を温浴に入れ、その中で、ちょうど氷晶が溶解するまで試料を温めた。次いで、解凍した試料すべてを、25μm孔径の濾紙で濾過し、合わせて1つの大きな試料とした。Vivaflow 5000 MWCO Hydrosart限外濾過膜装置による濃縮およびダイアフィルトレーションにより、得られた2Sタンパク質溶液を脱塩した。分取した2Sタンパク質画分の合計体積は、約1500mlであった。合わせた2Sタンパク質溶液を25〜30mlに至るまで濃縮し、次いで、ダイアフィルトレーションのために300mlの水を添加した。試料を25〜30mlまで再濃縮し、さらに300mlの水を添加し、次いで、試料を再度再濃縮した。以下の表5に含まれる結果から分かるように、約10ダイアフィルトレーション体積(diafiltration volumes)の2つのステップを用いて脱塩を効果的に実施した。
Figure 0005155396
次いで、保持物を凍結乾燥させた。
(d)最終生成物:
Minolta CR−310彩度計(Chroma meter)を使用して最終生成物の乾き色を評価し、また、濡れ色分析のために溶液を調製した。ボルテックスミキサーを使用して、タンパク質粉末(0.5g)を水(10ml)と合わせた。次いで、試料を7800gで10分遠心分離し(主に空気を除去するために)、LECOにより上澄みのタンパク質含量を測定した。一定分量(8ml)の上澄みを小さいビーカーに移し、タンパク質含量を5%に調整するために十分な水を添加した。次いで、試料を撮影し、一定分量の試料をタンパク質プロファイル分析(SEC HPLC)のために使用した。また、一部の試料を3.5%タンパク質まで希釈し、別の写真を撮影した。LECOにより乾燥粉末のタンパク質含量を試験したが、含水量分析を実施するために十分な量の試料は存在しなかった。したがって、タンパク質含量は、湿量基準でのみ表現した。
合計で1.63gの最終生成物をこの研究で分取した。該粉末の湿量基準でのタンパク質含量は、105.82%w/w(N×6.25)であった。次いで、標準的な方法のように乾量基準で表現すると、タンパク質含量はより高いであろう。再水和生成物のクロマトグラフィー分析は、280nmで検出したピーク面積の96.1%が2Sに起因し、ピーク面積の3.8%がプロナピン(pronapin)に起因していることを示した。したがって、ピーク面積の99.9%が、目的のタンパク質に起因していた。7Sまたは12Sタンパク質は検出しなかった。
乾燥生成物の色譜(colour score)は表6に示す。
Figure 0005155396
水中で再水和した生成物の濡れ色は、緑がかった色合いを示し、その溶液の透明度は優良であった。7S/12Sタンパク質がまったく存在しないと、その溶液の透明度は大抵の条件で相当安定なままであるはずであると考えられる。
生成物の収率は、相当に良好だと思われる。分離条件を何回も変更し、樹脂への不完全な結合、さらには不完全な溶出が原因で、2Sタンパク質の減少が特に初期の試験で生じることが知られているため、典型的収率を計算することは困難であった。最後の試験までに、すべての2Sタンパク質が溶出したが、依然としてカラムに結合しない少量の2Sタンパク質があった。上述したように、他の種をカラムに結合させない場合、初期の塩含量を低下させることが、この問題を解決させることができる。次いで、1.63gの2Sタンパク質が260ml(26×10ml注入)の清澄化抽出物から生成したことを考慮するならば、このことを1000Lの清澄化抽出物からの6.3kgの2Sに当てはめることができる。
例2
この例は、実質的に純粋な2Sカノーラタンパク質を生成するためのカチオン交換膜の使用を例示する。
(a)タンパク質抽出:
カノーラ油種子ミールと食塩水を合わせるステップ、および磁気撹拌子を使用して試料を室温で30分撹拌するステップにより、300mlの0.3MのNaClを使用して、30gのカノーラ油種子ミールの10%w/v抽出を実施した。次いで、10,200gでの10分の遠心分離により、使用済みミールから抽出物を分離し、25μm孔径の濾紙および1μmと0.45μm孔径の円形濾紙(filter disk)を用いた連続濾過によりさらに清澄化した。抽出物のタンパク質プロファイルはSEC HPLCにより求めた。
例1で、抽出溶液のための塩濃度の最良の選択として、0.26MのNaClを同定した。この塩濃度は、膜吸着体を用いた予備試験で最初に採用した(データ非表示)が、少量の7S/12Sタンパク質および一部のシナピンが、膜により結合されることが分かった。抽出溶液の塩含量を0.3MのNaClまで増大させることにより、7S/12Sタンパク質結合が制限された。0.3MのNaCl抽出物のタンパク質プロファイルは、7S/12Sに起因するタンパク質ピーク面積の64.6%、2Sに起因するタンパク質ピーク面積の35.4%であった。
(b)イオン交換:
連続して接続した2つのSartobind S75(Sartorius AG、Goettingen、Germany)強酸性カチオン吸着膜装置(strong acidic cation adsorber membrane unit)を使用して、イオン交換分離を実施した。該膜装置を介して様々な溶液を押し出すために蠕動ポンプ(peristaltic pump)を使用した。分離のサンプルプロトコルを表7に示す。
Figure 0005155396
2日間連続して約32回の試験を完了した。毎日、すべての試験からの溶出2Sタンパク質画分を合わせて、脱塩まで冷却した。空隙/すすぎおよび溶出画分のタンパク質プロファイルをSEC HPLCにより導出した。
おそらくシステムの過負荷が原因で、少ない割合の2S(タンパク質ピーク面積の7.7%)が、空隙画分の中に残されたことが分かった。溶出画分は、ほぼ完全に2Sであった(タンパク質ピーク面積の99.6%)。生成試験の初日に、溶出緩衝液として0.65MのNaClを使用し、その日の最後に、1MのNaCl(40ml)を用いて膜吸着体を洗浄した。1MのNaCl溶出物の分析(SEC HPLC)は、0.65MのNaClにより溶出しなかった少量の2Sを示した。分離試験の2日目に関しては、溶出緩衝液として0.67MのNaClを使用した。1MのNaClを用いた膜洗浄により、2Sタンパク質はまったく遊離されず、結合2Sタンパク質のすべてを回収するために0.67MのNaClが十分であることを示した。
(c)分離2Sタンパク質の脱塩:
Vivaflow 5000 MWCO Hydrosart限外濾過膜装置による濃縮およびダイアフィルトレーションにより、溶出2Sタンパク質を脱塩した。分取したすべての2Sタンパク質画分の体積は、約1000mlであった。これを25〜30mlに至るまで濃縮し、次いで、ダイアフィルトレーションのために300mlの水を添加した。試料を25〜30mlまで再濃縮し、さらに400mlの水を添加し、試料を再度再濃縮した。2回目のダイアフィルトレーションステップ後、保持物を凍結乾燥させた。
導電率計を使用して、様々な試料の導電率を測定した。ダイアフィルトレーションの目的は、試料の導電率を1mS未満に低下させることであった。SEC HPLCにより透過物(permeates)をタンパク質プロファイルについて確認した。
2つのダイアフィルトレーションステップは、効果的に2Sタンパク質試料の導電率を低下させた(表8)。限外濾過またはダイアフィルトレーション透過物中で、タンパク質は検出しなかった。
Figure 0005155396
(d)最終生成物:
Minolta CR−310彩度計を使用して最終生成物の乾き色を評価し、また、濡れ色分析のために溶液を調製した。ボルテックスミキサーを使用して、タンパク質粉末(0.6g)を水(10ml)と合わせた。次いで、試料を7800gで10分遠心分離し、LECOにより上澄みのタンパク質含量を測定した。一定分量(8ml)の上澄みを小さいビーカーに移し、タンパク質含量を5%に調整するために十分な水を添加した。次いで、試料を撮影し、一定分量の試料をタンパク質プロファイル分析(SEC HPLC)のために使用した。また、一部の試料を3.5%まで希釈し、別の写真を撮影した。LECOにより乾燥粉末のタンパク質含量を試験したが、含水量分析を実施するために十分な量の試料は存在しなかった。したがって、タンパク質含量は、湿量基準でのみ表現した。
合計で1.54gの最終生成物をこの研究で分取した。該生成物の純度は非常に良好であり、湿量基準での該粉末のタンパク質含量は、101.99%w/w(N×6.25)であった。前述したように、含水量分析を実施するために十分な試料が生成されず、したがって、タンパク質含量は、乾式基準で表現することができない。再水和生成物のクロマトグラフィー分析は、280nmで検出したピーク面積の99.85%が2Sタンパク質に起因することを示した。7Sまたは12Sタンパク質は検出しなかった。
膜吸着体2Sに関して測定した乾き色値は表9に示す。
Figure 0005155396
水中で再水和した生成物の濡れ色および透明度は、カラムクロマトグラフィーにより生成した2Sタンパク質によく似ていた。7S/12Sタンパク質がまったく存在しないと、その溶液の透明度は大抵の条件で相当安定なままであるはずであると考えられる。
開示の概要
本開示のまとめとして、本発明は、イオン交換クロマトグラフィーを使用して、高純度2Sカノーラタンパク質を回収する方法を提供する。本発明の範囲内で、変更は可能である。

Claims (7)

  1. 0.25〜0.35Mの塩濃度および5〜6のpHを有する食塩水を使用して、カノーラ油種子ミールからカノーラタンパク質を可溶化してカノーラタンパク質溶液を形成すること、
    残留カノーラ油種子ミールからカノーラタンパク質溶液を分離すること、
    5〜6のpHでカノーラタンパク質溶液をカチオン交換媒体と接触させることにより、2Sカノーラタンパク質を他のカノーラタンパク質に優先してカチオン交換媒体に結合させること、
    結合2Sカノーラタンパク質を非結合カノーラタンパク質および不純物から分離すること、ならびに
    0.55〜0.70Mの塩濃度を有する食塩水を使用して、カチオン交換媒体から結合2Sカノーラタンパク質を分離すること
    を含むことを特徴とする、実質的に純粋な2Sカノーラタンパク質の製造方法。
  2. 前記カチオン交換媒体が、樹脂ビーズまたは膜吸着体(membrane adsorber)の形態であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記カチオン交換媒体が、カチオン交換基が微孔膜(microporous membranes)に結合している膜吸着体(membrane adsorber)であることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記結合2Sカノーラタンパク質とカチオン交換媒体の間の結合を切断するのに十分な濃度の食塩水をカチオン交換媒体と接触させることにより、前記結合2Sカノーラタンパク質がカチオン交換媒体から分離されることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 分離した2Sカノーラタンパク質が、2Sカノーラタンパク質の食塩水溶液として捕集されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  6. 2Sカノーラタンパク質の食塩水溶液が脱塩され、2Sカノーラタンパク質が乾燥されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  7. 前記カチオン交換媒体を洗浄することにより、非結合カノーラタンパク質及び不純物が結合2Sカノーラタンパク質と分離されることを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に記載の方法。
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