JP5145780B2 - Mbmsサービスを提供する移動通信システム、方法、プログラム及び無線ネットワーク制御装置 - Google Patents
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Description
本図に示すように、移動通信システム100は、無線アクセス方式としてCDMA(Code Division Multiple Access)方式を用いており、共通チャンネルを使用してデータ同報が実施されるMBMSサービスと個別チャンネルを使用してデータの個別送受信が実施される個別チャンネルサービスの混在に対応しており、パケット交換機(SGSN:Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)111、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)121、無線基地局装置(NodeB)131、MBMSエリア141、複数の移動通信端末(UE:User Equipment)151〜154から構成される。
無線ネットワーク制御装置121はパケット交換機111に接続され、無線リソースに関する制御を行う。
無線基地局装置131は無線ネットワーク制御装置121に接続され、MBMSエリア141をカバーし、MBMSエリア141に存在する複数の移動通信端末151、152、155と通信を行う。
この場合、無線基地局装置131の総送信電力を個別チャンネルと共通チャンネルで分配して使用され、個別チャンネルを使用した通信サービスでは移動通信端末と無線基地局装置131の間で電力制御が実施されるのに対して、共通チャンネルを使用したMBMSサービスでは共通チャンネルによってデータ通信が行われるが個別チャンネルのサービスとは異なり移動通信端末と無線基地局装置131の間で電力制御が実施されない。
無線ネットワーク制御装置121は輻輳状況を回避するために、MBMSエリア141に存在する該当の移動通信端末155に対して個別チャンネルからの呼解放、個別チャンネルから共通チャンネルへの変更を決定し、無線基地局装置131に対して該当の移動通信端末155の個別チャンネルからの呼解放、個別チャンネルから共通チャンネルへの変更を要求する。
このようにして、輻輳状況に陥った場合は速やかに輻輳状況を回避するために使用電力の再配分を実施することが可能になっている。
図23は本発明の前提となる移動通信システムの概略構成例であり、優先制御が実施された場合の動作を示すブロック図である。本図に示すように、図22と比較して、代表として、移動通信端末151、152は共通チャンネルを使用してデータ通信が実施されるMBMSサービスの実施中であり、移動通信端末156、157は個別チャンネルを使用してデータの送受信が実施される通信サービスの実施中であり、移動通信端末156は高優先の移動通信端末であり、移動通信端末157は低優先の移動通信端末とする。
無線ネットワーク制御装置121は高優先の移動通信端末156を優先するため、該当エリアの低優先の移動通信端末157に対して個別チャンネルからの呼解放、個別チャンネルから共通チャンネルへの変更を決定し、無線基地局装置131に対して該当の移動通信端末157の個別チャンネルからの呼解放、個別チャンネルから共通チャンネルへの変更を要求する。
これにより、無線基地局装置131では移動通信端末156の確立を試みるが、無線リソース不足が原因で移動通信端末156の確立が実施できない場合、優先制御が実施される。すなわち、移動通信端末156よりも低優先の移動通信端末157がMBMSエリア141に存在するため、移動通信端末157に対して、個別チャンネルからの呼解放、個別チャンネルから共通チャンネルへの切り替えを実施し、送信電力の再配分を実施する。
しかしながら、上記の輻輳制御、優先制御においては、次のような問題がある。
第1には、個別チャンネルサービスを実施している移動通信端末では、無線基地局装置131との間で電力制御を実施できるが、無線ネットワーク制御装置121では本当に必要とされる電力量を把握することができず、個別チャンネルサービスを実施している移動通信端末を過剰に選択し個別チャンネルの呼解放によるサービスの停止、個別チャンネルからの共通チャンネルへの強制的な切り替えを実施してしまう可能性があるという問題があった。
従来、共通チャネルを利用して基地局の送信電力を制御する装置及び方法を提供するため、本発明は基地局と基地局により占有されるセル内に基地局と通信可能な多数の使用者端末機を含み、多数の使用者端末機中、複数の使用者端末機に基地局からマルチキャストマルチメディア放送サービスデータを放送することができる移動通信システムで、放送を
するために基地局が複数の使用者端末機の送信電力を制御するために、複数の使用者端末機から各使用者端末機のチャネル品質情報を受信し、複数の使用者端末機から受信されたチャネル品質情報中、一番劣悪なチャネル品質情報に基づいて基地局の送信電力を増加、または減少して基地局の送信電力を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)用の共通チャネルの送信電力が過剰にならないよう適切に制御するため、移動局1がS−CCPCH用のTPCコマンドを上りDPCH1を介して基地局へ送信し、移動局2がS−CCPCH用のTPCコマンドを上りDPCH2を介して基地局へ送信し、基地局は、移動局1から送信されたS−CCPCH用のTPCコマンドと移動局2から送信されたS−CCPCH用のTPCコマンドのどちらか一方がUpを指示するTPCコマンドであれば下りS−CCPCHの送信電力を上げ、双方がDownを指示するTPCコマンドであれば下りS−CCPCHの送信電力を下げるものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、従来、既存の音声サービスユーザに対するサービス低下を抑えたMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)を提供するため、無線回線状態監視部101は、無線回線のトラヒックを監視して音声サービスの混雑度を監視する。送信電力制御部102は、トラヒックに応じてMBMS用データの送信電力をBS制御部104を介して制御し、混雑度が高いときは、MBMS用データの送信電力を抑えて、音声サービスのための送信電力を確保するものもある(例えば、特許文献3参照)。
また、従来、優先度の高い同報情報を、ビルの深部や基地局から遠方の過疎地に存在する移動端末に確実に通達するため、無線通信ネットワークの基地局は、優先度の高い同報情報を入力する同報情報入力手段と、優先度の高い同報情報の入力があった際に下りリンク共通チャネルの送信電力を変更する送信電力変更手段を有し、送信電力変更手段は、同報情報が入力された際、基地局の下りリンク共通チャネルで用いる実効放射電力が基地局のカバーエリア内の伝搬損失を受ける場所で大きくなるように、下りリンク共通チャネルの送信電力の変更を実施し、これにより、基地局のカバーエリア内の伝搬損失の大きい場所に存在する移動端末に対する実効放射電力が増大し、伝搬損失の大きい場所に存在する移動端末の受信レベルが増大するものもある(例えば、特許文献4参照)。
さらに、前記無線ネットワーク制御装置は、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御を行い、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御を行い、前記輻輳解除制御、前記電力復旧制御で前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げ、前記MBMSサービスの送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにする。
さらに、MBMSサービスの電力を段階的に変更することで、輻輳状況の再発の抑制、優先呼の確立維持が可能になる。
さらに、MBMSサービスの電力を段階的に変更することで、輻輳状況の再発の抑制、優先呼の確立維持が可能になる。
図1は本発明に係る移動通信システムの概略構成を示すブロック図である。移動通信システム100は、プログラムで動作し、本図に示すように、図22と比較して、無線ネットワーク制御装置121は無線リソースの制御に加え、MBMSサービスの送信電力に関する制御を行う。
なお、代表的に、複数の移動通信端末151〜153はMBMSサービス実施中の移動通信端末とし、複数の移動通信端末154はMBMSサービス未実施で個別チャンネルサービス実施中の移動通信端末とする。
輻輳制御装置211は無線基地局装置131がカバーするMBMSエリア141から輻輳情報を受信し輻輳状況の管理を実施し、輻輳発生時に共通チャンネル電力制御装置213に対して、MBMSサービスの送信電力を下げるように要求する輻輳制御を実施する機能を有する。
優先制御装置212は、パケット交換機111から得た個別チャンネルサービス、MBMSサービスの優先情報の管理を実施し、無線基地局装置131から個別チャンネルサービスに対して優先呼の確立が要求され、無線リソースの不足のため確立ができない場合に、パケット交換機111から得た個別チャンネルサービス、MBMSサービスの優先情報から個別チャンネルサービスが高優先であることを検出することにより、共通チャンネル電力制御装置213に対して、優先度が低いMBMSサービスの送信電力を下げるように要求する優先制御を実施する機能を有する。
共通チャンネル電力制御装置213は、輻輳制御装置211、優先制御装置212からの要求に基づいて、3GPP(3rd Generation Partnership Project):TS25.435に記載されているように、“Transmit Power Level”パラメータによって無線基地局装置131に対して共通チャンネルのMBMSサービスに対して送信電力を制御する機能を有する。
図4は図2における優先制御装置212の優先度情報保存部212Aに保存される優先度情報を説明する図である。本図に示すように、優先度情報保存部212Aは各種のMBMSサービスに対して優先度の情報を保存する。個別チャンネルサービスの実施中の移動通信端末の確立時に、MBMSサービスに対する優先度は個別チャンネルサービスの実施中の移動通信端末の優先度と比較され、個別チャンネルサービスの実施中の移動通信端末の方がMBMSサービスよりも優先度が高い場合には、MBMSサービスに対する送信電力を抑制するために使用される。
本図に示すように、無線基地局装置131ではMBMSエリア141の輻輳状況を監視して、MBMSエリア141で輻輳を検出すると、無線基地局装置131から無線ネットワーク制御装置121に対して輻輳状況に陥ったことを報告する。
共通チャンネル電力制御装置213では無線基地局装置131に対して、Control Frameを使用して輻輳状況が回避するまでMBMSサービスで使用される送信電力を下げ抑えるように許容送信電力を通知し、無線基地局装置131の総送信電力の再配分を実施させる。
輻輳制御装置211では無線基地局装置131から受信した送信電力量に基づいてMBMSサービスの電力を上げても問題ない状況かを監視し、輻輳状況が回復されたことを検出した場合、共通チャンネル電力制御装置213に対して、MBMSサービスの送信電力を上げるように要求を行う。
図7は図2における無線ネットワーク制御装置121の輻輳・優先制御部121Aについて、優先制御が実施された場合の概略動作例を説明するシーケンス図である。本図に示すように、優先制御装置212では個別チャンネルサービスとMBMSサービスの優先度を管理し、MBMSサービスよりも優先度が高い個別チャンネルサービスの確立要求を検出する。
共通チャンネル電力制御装置213から無線基地局装置131にControl Frameを使用して高優先の移動個別チャンネルサービスの実施中の通信端末が使用する初期電力が確保されるまでMBMSサービスで使用される送信電力を下げ抑えるように許容送信電力を通知し、無線基地局装置131の総送信電力の再配分を実施させる。
共通チャンネル電力制御装置213から無線基地局装置131にControl frameを使用して元の電力値に戻るまでMBMSサービスに使用される送信電力を徐々に上げていくように許容送信電力を通知する。
図9に示すように、ステップS301において、輻輳制御装置211では輻輳検出の有無を判断する。
ステップS302において、輻輳処理対象判定部211Bでは、輻輳検出時に輻輳対象として、輻輳処理対象保存部211Aを参照して輻輳処理対象であるMBMSサービスが含まれているか否かを判定する。含まれていない判定の場合にはステップS306に進む。
ステップS304において、無線基地局装置131で輻輳発生と判断した電力の閾値をTH62とした場合、輻輳制御装置211では、図10に示すように、輻輳解除状態と判定される電力(P62)を以下のようにして計算して求めておく。
P62=TH62+H62
ここに、H62はヒステリシスである。
ステップS305において、MBMSサービスの送信電力をP62−P61だけ下げるように輻輳制御装置211から共通チャンネル電力制御装置213に要求を行い(輻輳制御)、処理を終了する。
図11は図9において輻輳制御処理解除時の制御動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS311において、輻輳制御装置211では無線基地局装置131から周期的に電力値(P63)を報告させ、チェックする。
ステップS313において、戻っていないとの判定の場合には輻輳制御装置211では無線基地局装置131から、P62<P63の条件を満たす報告値を受信したか否かを判定する。受信していないと判定した場合にはステップS315に進む。
ステップS315において、MBMSサービスの送信電力値は変更せずに、処理を終了する。
ステップS322において、無線基地局装置131で無線リソース不足が原因で個別チャンネルサービスを実施する移動通信端末の確立が実施できない場合には、優先制御装置212の優先度判定部212Bでは、優先度情報保存部212Aを参照して、確立要求のあった個別チャンネルサービスの優先度がMBMSサービスよりも高いか否かを判定する。個別チャンネルサービスを実施する移動通信端末の優先度が低い又は等しいとの判定の場合にはステップS326に進む。
ステップS324において、無線リソース不足と判定した電力の閾値をTH65とした場合、優先制御装置212では、図13に示すように、優先呼が許容可と判定される電力量(P65)を以下のように計算して求めておく。
P65=TH65+H65
ここに、H65はヒステリシスである。
ステップS325において、必要とされる電力量がP65−P64で決定されるため、優先制御装置212では共通チャンネル電力制御装置213に対して、P65−P64だけMBMSサービスの送信電力を下げるように要求を行う(優先制御)。MBMSサービス全体の送信電力をP65−P64だけ下げるためである。処理を終了する。
図14は図12において優先制御処理実施後のMBMSサービスに対する電力復旧処理の制御動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS331において、優先制御装置212では移動通信端末の別のMBMSエリア141への移動等により無線基地局装置131で管理している負荷量に変更が発生するたび、電力量(P66)に変換し、現在の電力量(P66)の値をチェックする。
ステップS333において、戻っていないとの判定の場合には、P65とP66の比較を実施し、P65<P66の条件を満たす電力値に上がったか否かを判定する。上がっていないとの判定の場合にはステップS335に進む。
このようにして、本発明によれば、輻輳制御時、優先制御時に送信電力を下げるMBMSサービスを判定し、輻輳制御、優先制御を実施し、必要となる最小限の電力を無線ネットワーク制御装置121で正しく把握することができ、過剰に個別チャンネルのサービスを停止したり、共通チャンネルに変更することなく、必要最小限の電力で、輻輳状況の回避、優先呼の確立を実現することが可能になり、かつ、無線リソースの最適化を行うことが可能になる。
さらに、MBMSサービスの電力を段階的に変更することで、輻輳状況の再発の抑制、優先呼の確立維持が可能になる。
ステップS342において、輻輳制御装置211の輻輳処理対象判定部211Bでは、輻輳検出時に輻輳対象として、輻輳処理対象保存部211Aを参照して輻輳処理対象であるMBMSサービスが複数N(N>1)個含まれているか否かを判定する。含まれていないとの判定の場合にはステップS345に進む。
ステップS344において、無線基地局装置131で輻輳状態発生と判断した電力の閾値をTH82とした場合、輻輳制御装置211では、図17に示すように、輻輳解除状態と判定される電力(P82)を以下のようにして計算して求めておく。
P82=TH82+H82
ここに、H82はヒステリシスである。
ステップS345において、N個の複数のMBMSサービスの各々の送信電力を(P82−P81)/Nずつ下げるように輻輳制御装置211から共通チャンネル電力制御装置213に要求を行う(輻輳制御)。MBMSサービス全体の送信電力をP82−P81だけ下げるためである。処理を終了する。
ステップS347において、N=0の場合には個別チャンネルサービスに対する従来の輻輳制御を実施する。すなわち、従来技術で説明したように、個別チャンネルからの呼解放、個別チャンネルから共通チャンネルへの変更を行い、処理を終了する。
図18は図16において輻輳制御処理解除時の制御動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS351において、輻輳制御装置211では無線基地局装置131から周期的に電力値(P83)を報告させ、チェックする。
ステップS353において、戻っていないとの判定の場合には輻輳制御装置211では無線基地局装置131から、P82<P83の条件を満たす報告値を受信したか否かを判定する。受信していないと判定した場合にはステップS355に進む。
図19は図2の優先制御装置212の優先制御開始時の制御動作例を説明するフローチャートであり、図20は優先制御に関するヒステリシス付き閾値を説明する図である。図19に示すように、ステップS361において優先制御装置212では、無線リソース不足の検出の有無を判断する。
ステップS362において、無線基地局装置131で無線リソース不足が原因で個別チャンネルサービスの実施中の移動通信端末の確立が実施できない場合には、優先制御装置212の優先度判定部212Bでは、優先度情報保存部212Aを参照して、確立要求のあった個別チャンネルサービスの実施中の移動通信端末の優先度が複数M(>1)個のMBMSサービスよりも高いか否かを判定する。複数MのMBMSサービスよりも個別チャンネルサービスの実施中の移動通信端末の優先度が低い又は等しいとの判定の場合にはステップS366に進む。
ステップS364において、無線リソース不足と判定した電力の閾値をTH85とした場合、優先制御装置212では、図20に示すように、優先呼が許容可能と判断した電力量(P85)を以下のように計算して求めておく。
ここに、H85はヒステリシスである。
このように、優先制御に対する閾値にヒステリシスを付けるのは、変換した電力P84のバラつきに対して優先制御の安定性を確保するためである。
ステップS365において、必要とされる電力量がP85−P84で決定されるため、優先制御装置212では共通チャンネル電力制御装置213に対して、(P85−P84)/Mずつ複数M個のMBMSサービスの各々の電力を下げるように要求を行う(優先制御)。MBMSサービス全体の送信電力をP85−P84だけ下げるためである。処理を終了する。
ステップS367において、M=0の場合には個別チャンネルサービスに対する従来の優先制御を実施する。すなわち、従来技術で説明したように、個別チャンネルからの呼解放、個別チャンネルから共通チャンネルへの変更を行い、処理を終了する。
図21は図19において優先制御処理実施後のMBMSサービスに対する電力復旧処理の制御動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS371において、優先制御装置212では移動通信端末の別のMBMSエリア141への移動等により無線基地局装置131で管理している負荷量に変更が発生するたび、電力量(P86)に変換し、現在の電力量(P86)の値をチェックする。
ステップS373において、戻っていないとの判定の場合には、P85とP86の比較を実施し、最初に複数M個のMBMSサービスの送信電力がP85<P86の条件を満たす電力値に上がったか否かを判定する。上がっていないとの判定の場合にはステップS375に進む。
このようにして、本発明によれば、複数N個のMBMSサービスがMBMSエリアで提供されている場合にも、前述と同様に、輻輳制御時、優先制御時に送信電力を下げるMBMSサービスを判定し、輻輳制御、優先制御を実施し、必要となる最小限の電力を無線ネットワーク制御装置121で正しく把握することができ、過剰に個別チャンネルのサービスを停止したり、共通チャンネルに変更することなく、必要最小限の電力で、輻輳状況の回避、優先呼の確立を実現することが可能になり、かつ、無線リソースの最適化を行うことが可能になる。
さらに、MBMSサービスの電力を段階的に変更することで、輻輳状況の再発の抑制、優先呼の確立維持が可能になる。
111…パケット交換機
121…無線ネットワーク制御装置
121A…輻輳・優先制御部
131…無線基地局装置
141…MBMSエリア
151〜159…移動通信端末
211…輻輳制御装置
211A…輻輳処理対象保存部
211B…輻輳処理対象判定部
212…優先制御装置
212A…優先度情報保存部
212B…優先度判定部
213…共通チャンネル電力制御装置
Claims (22)
- MBMSサービスを提供する移動通信システムにおいて、
エリア内の複数の移動通信端末に対して共通チャンネルを介してMBMSサービスのデータ同報を実施し、個別チャンネルを介して個別チャンネルサービスのデータの個別送受信を実施する無線基地局装置と、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存し、前記無線基地局装置から輻輳発生の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の対象に含まれているか否かを判定し、前記MBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれている場合には該当するMBMSサービスの送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳制御を行い、無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定し、個別チャンネルサービスの優先度がMBMSサービスよりも高い場合には該当するMBMSサービスの送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する優先制御を行い、前記輻輳制御、前記優先制御で前記MBMSサービスの送信電力を徐々に下げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して前記MBMSサービスの送信電力を徐々に下げ、前記MBMSサービスの送信電力の下げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力を再配分させる無線ネットワーク制御装置とを備えることを特徴とする移動通信システム。 - 前記無線ネットワーク制御装置は、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御を行い、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御を行い、前記輻輳解除制御、前記電力復旧制御で前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げ、前記MBMSサービスの送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項1に記載の移動通信システム。
- MBMSサービスを提供する移動通信システムにおいて、
エリア内の複数の移動通信端末に対して共通チャンネルを介してMBMSサービスのデータ同報を実施し、個別チャンネルを介して個別チャンネルサービスのデータの個別送受信を実施する無線基地局装置と、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存し、前記無線基地局装置から輻輳状況の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれているか否かを判定し、複数の前記MBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれている場合には該当する複数のMBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳制御を行い、無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定し、個別チャンネルサービスの優先度が複数のMBMSサービスよりも高い場合には該当する複数のMBMSサービスの送信電力の各々を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する優先制御を行い、前記輻輳制御、前記優先制御で複数の前記MBMSサービスの送信電力の各々を徐々に下げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げ、複数の前記MBMSサービスの送信電力の全体の下げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力を再配分させる無線ネットワーク制御装置とを備えることを特徴とする移動通信システム。 - 前記無線ネットワーク制御装置は、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御を行い、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には複数の前記MBMSサービスの送信電力の各々を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御を行い、前記輻輳解除制御、前記電力復旧制御で複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げ、複数の前記MBMSサービスの全体の送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項3に記載の移動通信システム。
- MBMSサービスを提供する移動通信方法において、
無線基地局装置のエリア内の複数の移動通信端末に対して共通チャンネルを介してMBMSサービスのデータ同報を実施し、個別チャンネルを介して個別チャンネルサービスのデータの個別送受信を実施する通信工程と、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存する保存工程と、
前記無線基地局装置から輻輳状況の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の対象に含まれているか否かを判定し、前記MBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれている場合には該当するMBMSサービスの送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳制御工程と、
無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定し、個別チャンネルサービスの優先度がMBMSサービスよりも高い場合には該当するMBMSサービスの送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する優先処理工程と、
前記MBMSサービスの送信電力を徐々に下げる要求に基づいて、前記無線基地局装置に対してMBMSサービスの送信電力を徐々に下げ、前記MBMSサービスの送信電力の下げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力を再配分させる電力制御処理工程とを備えることを特徴とする移動通信方法。 - さらに、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御工程と、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御工程とを備え、前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して前記MBMSサービスの送信電力を上げ、前記MBMSサービスの送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項5に記載の移動通信方法。
- MBMSサービスを提供する移動通信方法において、
無線基地局装置のエリア内の複数の移動通信端末に対して共通チャンネルを介してMBMSサービスのデータ同報を実施し、個別チャンネルを介して個別チャンネルサービスのデータの個別送受信を実施する通信工程と、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存する保存工程と、
前記無線基地局装置から輻輳状況の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれているか否かを判定し、複数のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれている場合には該当する複数のMBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳制御工程と、
無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定し、個別チャンネルサービスの優先度が複数のMBMSサービスよりも高い場合には該当する複数のMBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する優先制御工程と、
複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げる要求に基づいて、前記無線基地局装置に対して複数のMBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げ、複数の前記MBMSサービスの全体の送信電力の下げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力を再配分させる電力制御処理工程とを備えることを特徴とする移動通信方法。 - さらに、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御工程と、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御工程とを備え、複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を上げ、複数の前記MBMSサービスの全体の送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項7に記載の移動通信方法。
- MBMSサービスを提供する移動通信プログラムにおいて、
無線基地局装置のエリア内の複数の移動通信端末に対して共通チャンネルを介してMBMSサービスのデータ同報を実施し、個別チャンネルを介して個別チャンネルサービスのデータの個別送受信を実施する通信手順と、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存する保存手順と、
前記無線基地局装置から輻輳状況の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の対象に含まれているか否かを判定し、前記MBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれている場合には該当するMBMSサービスの送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳制御手順と、
無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定し、個別チャンネルサービスの優先度がMBMSサービスよりも高い場合には該当するMBMSサービスの送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する優先制御手順と、
前記MBMSサービスの送信電力を徐々に下げる要求に基づいて、前記無線基地局装置に対してMBMSサービスの送信電力を徐々に下げ、MBMSサービスの送信電力の下げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力を再配分させる電力制御処理手順とを備えることを特徴とする移動通信プログラム。 - さらに、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御手順と、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御手順とを備え、前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して前記MBMSサービスの送信電力を上げ、前記MBMSサービスの送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項9に記載の移動通信プログラム。
- MBMSサービスを提供する移動通信プログラムにおいて、
無線基地局装置のエリア内の複数の移動通信端末に対して共通チャンネルを介してMBMSサービスのデータ同報を実施し、個別チャンネルを介して個別チャンネルサービスのデータの個別送受信を実施する通信手順と、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存する保存手順と、
前記無線基地局装置から輻輳状況の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれているか否かを判定し、複数のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の保存対象に含まれている場合には該当する複数のMBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳制御手順と、
無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定し、個別チャンネルサービスの優先度が複数のMBMSサービスよりも高い場合には該当する複数のMBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げるように前記無線基地局装置に対して要求する優先制御手順と、
複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げる要求に基づいて、前記無線基地局装置に対して複数のMBMSサービスの各々の送信電力を徐々に下げ、複数の前記MBMSサービスの全体の送信電力の下げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力を再配分させる電力制御処理手順とを備えることを特徴とする移動通信プログラム。 - さらに、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御手順と、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御手順とを備え、複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を上げ、複数の前記MBMSサービスの全体の送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項11に記載の移動通信プログラム。
- MBMSサービスを提供する移動通信を実施する無線ネットワーク制御装置において、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存する優先度保存部と、
前記無線基地局装置から輻輳発生の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の対象に含まれているか否かを判定し、さらに、無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定する優先度判定部と、
前記優先度判定部の判定に基づき前記MBMSサービスが輻輳処理の対象に含まれている場合には該当するMBMSサービスの送信電力を下げる要求を行う輻輳制御装置と、
前記優先度判定部の判定に基づき前記個別チャンネルサービスの優先度が前記MBMSサービスよりも高い場合には該当するMBMSサービスの送信電力を下げるように要求を行う優先制御装置と、
前記輻輳制御装置、前記優先制御装置からの要求に基づいて前記無線基地局装置に対してMBMSサービスの送信電力を下げ、MBMSサービスの送信電力の下げ分だけ個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力の再配分を行わせる共通チャンネル電力制御装置とを備えることを特徴とする無線ネットワーク制御装置。 - 前記輻輳制御装置は、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御を行い、前記優先制御装置は、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御を行い、前記共通チャンネル電力制御装置は、前記輻輳解除制御、前記電力復旧制御で前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して前記MBMSサービスの送信電力を徐々に上げ、前記MBMSサービスの送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項13に記載の無線ネットワーク制御装置。
- MBMSサービスを提供する移動通信を実施する無線ネットワーク制御装置において、
各種のMBMSサービスに対して輻輳処理の対象、非対象の情報を保存し、且つ、個別チャンネルサービスに対して各種のMBMSサービスの優先度の情報を保存する優先度保存部と、
前記無線基地局装置から輻輳発生の報告を受け、各種のMBMSサービスが保存されている輻輳処理の対象に含まれているか否かを判定し、さらに、無線リソース不足で個別チャンネルサービスの個別送受信を実施する移動通信端末が確立できない場合には個別チャンネルサービスに対して保存されている各種のMBMSサービスの優先度を判定する優先度判定部と、
前記優先度判定部の判定に基づき複数のMBMSサービスが輻輳処理の対象に含まれている場合には該当する複数のMBMSサービスの各々の送信電力を下げる要求を行う輻輳制御装置と、
前記優先度判定部の判定に基づき前記個別チャンネルサービスの優先度が複数の前記MBMSサービスよりも高い場合には該当する複数のMBMSサービスの各々の送信電力を下げるように要求を行う優先制御装置と、
前記輻輳制御装置、前記優先制御装置からの要求に基づいて前記無線基地局装置に対して複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を下げ、複数の前記MBMSサービスの送信電力の全体の下げ分だけ個別チャンネルサービスの送信電力を上げるように送信電力の再配分を行わせる共通チャンネル電力制御装置とを備えることを特徴とする無線ネットワーク制御装置。 - 前記輻輳制御装置は、前記無線基地局装置で輻輳状況の回避が検出された場合には複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する輻輳解除制御を行い、前記優先制御装置は、優先制御実施後に現在の使用電力量が一定量を上回った場合には複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げるように前記無線基地局装置に対して要求する電力復旧制御を行い、前記共通チャンネル電力制御装置は、前記輻輳解除制御、前記電力復旧制御で複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げる要求に基づき前記無線基地局装置に対して複数の前記MBMSサービスの各々の送信電力を徐々に上げ、複数の前記MBMSサービスの全体の送信電力の上げ分だけ前記個別チャンネルサービスの送信電力を下げて元の送信電力に戻すようにすることを特徴とする、請求項15に記載の無線ネットワーク制御装置。
- 前記輻輳制御装置は、複数のMBMSサービスの各々に対して、MBMSサービス実施中に輻輳発生した場合に送信電力を下げるMBMSサービスを輻輳の処理対象とし、送信電力を下げないMBMSサービスを輻輳の非処理対象とする情報を保持する輻輳処理対象保存部と、前記輻輳処理対象保存部に保存されている情報を参照して実施中のMBMSサービスに輻輳の処理対象となるMBMSサービスが含まれるか否かを判定する輻輳処理対象判定部と有し、前記優先制御装置は、複数のMBMSサービスに対して優先度の情報を保存する優先度情報保存部と、前記優先度情報保存部に保存される情報を参照して個別チャンネルサービスの優先度が実施中のMBMSサービスよりも高いか否かを判定する優先度判定部とを備えることを特徴とする、請求項13に記載の無線ネットワーク制御装置。
- 前記輻輳制御装置は、複数のMBMSサービスの各々に対して、MBMSサービス実施中に輻輳発生した場合に送信電力を下げるMBMSサービスを輻輳の処理対象とし、送信電力を下げないMBMSサービスを輻輳の非処理対象とする情報を保持する輻輳処理対象保存部と、前記輻輳処理対象保存部に保存されている情報を参照して実施中のMBMSサービスに輻輳の処理対象となる複数のMBMSサービスが含まれるか否かを判定する輻輳処理対象判定部とを有し、前記優先制御装置は、複数のMBMSサービスに対して優先度の情報を保存する優先度情報保存部と、前記優先度情報保存部に保存される情報を参照して個別チャンネルサービスの優先度が実施中の複数のMBMSサービスよりも高いか否かを判定する優先度判定部とを備えることを特徴とする、請求項16に記載の無線ネットワーク制御装置。
- 輻輳状況の回避を検出する電力の閾値P62は、輻輳検出の電力の閾値をTH62とし、ヒステリシスをH62とした場合、P62=TH62+H62とし、輻輳制御では現在の電力をP61とし、MBMSサービスの送信電力をP62−P61だけ下げ、輻輳解除制御では現在の電力をP63とし、P62<P63の場合には(P62−P61)*X(0<X<1)だけMBMSサービスの送信電力を上げることを特徴とする、請求項14に記載の無線ネットワーク制御装置。
- 優先呼が許容可と判定されるP65は、無線リソース不足と判定した電力の閾値をTH65とし、ヒステリシスをH65とした場合、P65=TH65+H65とし、優先制御では現在の電力量をP64とし、MBMSサービスの送信電力をP65−P64だけ下げ、優先解除制御では現在の電力量66とし、P65<P66の場合には(P65−P64)*Y(0<Y<1)だけMBMSサービスの送信電力を上げることを特徴とする、請求項14に記載の無線ネットワーク制御装置。
- 輻輳状況の回避を検出する電力の閾値P82は、輻輳検出の電力の閾値をTH82とし、ヒステリシスをH82とした場合、P82=TH82+H82とし、輻輳制御では現在の電力はP81とし、複数N個のMBMSサービスの送信電力の各々を(P82−P81)/Nだけ下げ、輻輳解除制御では現在の電力を83とし、P82<P83の場合には{(P82−P81)*X}/N(0<X<1)だけ複数N個のMBMSサービスの各々の送信電力を上げることを特徴とする、請求項16に記載の無線ネットワーク制御装置。
- 優先呼が許容可と判定されるP85は、無線リソース不足と判定した電力の閾値をTH85とし、ヒステリシスをH85とした場合、P85=TH85+H85とし、優先制御では現在の電力をP84とし、複数M個のMBMSサービスの各々の送信電力を(P85−P84)/Mだけ下げ、優先解除制御では現在の電力をP86とし、P85<P86の場合には{(P85−P84)*Y}/M(0<Y<1)だけ複数M個のMBMSサービスの各々の送信電力を上げることを特徴とする、請求項16に記載の無線ネットワーク制御装置。
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