JP5145188B2 - 多翼遠心ファンおよびそれを用いた空気調和機 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明にかかる多翼遠心ファンは、中央部が吸い込み側に凸形状とされたハブ、該ハブの外周部に放射状に配列された複数枚のブレード、および前記ブレードの前記ハブと対向する端部側に設けられた環状のシュラウドを有する羽根車と、該羽根車を軸支し、側面に設けられている吸い込み口から吸い込んだ空気を円周方向に吹き出すケーシングとを備えた多翼遠心ファンにおいて、前記羽根車の子午面断面における前記ハブの外周部側の断面が、前記ブレードのシュラウド側端部の後縁付近を中心とする円弧を含む曲面形状とされているとともに、前記複数枚のブレード列の前記ハブ付近の内径が前記シュラウド付近の内径よりも小さく、かつ前記ブレードの前縁が前記ハブに滑らかに接するように前記シュラウド側から前記ハブとの接続箇所に向って滑らかな凹状曲線とされ、前記接続箇所の接線が回転中心に向って吸い込み側に傾斜された形状とされていることを特徴とする。
L=LΘ=0*(1+n*Θ/90)
ただし、n=−0.3〜+0.5であり、LΘ=0は、Θ=0°におけるLである。
L=LΘ=0*(1+n*Θ/90)
ただし、n=−0.3〜+0.5であり、LΘ=0は、Θ=0°におけるLである。
の式を満たしているため、羽根車内の流路断面積が、吸い込み側から吹き出し側にかけて急拡大されることがなく、緩やかに漸増されるようになる。これにより、羽根車内で気流の速度を徐々に落としながら速度エネルギー(動圧)を静圧に変換し、緩やかに静圧を回復させることが可能となる。従って、送風性能の向上を図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図6を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る多翼遠心ファンの斜視図が示され、図2には、その縦断面図、図3には、その羽根車の平面視図、図4には、羽根車の子午面断面図(回転軸線を通る縦断面図)が示され、さらに図5には、ブレードの軸方向に直交する方向の横断面図が示されている。
多翼遠心ファン1は、スクロール形状の樹脂材製ケーシング2を備えている。
モータ10の駆動により羽根車11が回転されると、吸い込み口8から軸方向に吸い込まれる空気流Fは、羽根車11内で遠心方向に向きを変えられながら昇圧され、各ブレード12の後縁から羽根車11の接線方向に向けて渦巻き形状のケーシング2内へと吹き出される。この吹き出し空気流Fは、ケーシング2の内面に沿って昇圧されながら吹き出し口9側へと導かれ、吹き出し口9から外部へと送風される。
次に、本発明の第2実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、羽根車11の吸い込み流路と吹き出し流路の面積比を特定している点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図7(A),(B)に示されるように、羽根車11の円形状をなす吸い込み流路21から円筒状をなす吹き出し流路22に至る空気流路の断面積が、吸い込み流路21側から吹き出し流路22側にかけて漸増されるように構成され、その際、吹き出し流路22の面積22Aが、吸い込み流路21の面積21Aに対して、概ね1.5倍ないし4倍とされている。
次に、本発明の第3実施形態について、図8および図9を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、吸い込み流路21から吹き出し流路22にかけて漸増される羽根車11内の流路断面積23を特定している点が異なっている。その他の点については、第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
L=LΘ=0*(1+n*Θ/90)
ただし、n=−0.3〜+0.5であり、LΘ=0は、Θ=0°におけるLである。
2 ケーシング
8 吸い込み口
9 吹き出し口
10A 回転軸
11 羽根車
12 ブレード
12A 凹状曲線
12C 後退翼部
13 ハブ
13B 曲面形状
14 シュラウド
21 吸い込み流路
21A 吸い込み流路の面積
22 吹き出し流路
22A 吹き出し流路の面積
23 流路断面積
Φ1 円弧の中心
Φ2 回転中心
L 線分
Claims (5)
- 中央部が吸い込み側に凸形状とされたハブ、該ハブの外周部に放射状に配列された複数枚のブレード、および前記ブレードの前記ハブと対向する端部側に設けられた環状のシュラウドを有する羽根車と、該羽根車を軸支し、側面に設けられている吸い込み口から吸い込んだ空気を円周方向に吹き出すケーシングとを備えた多翼遠心ファンにおいて、
前記羽根車の子午面断面における前記ハブの外周部側の断面が、前記ブレードのシュラウド側端部の後縁付近を中心とする円弧を含む曲面形状とされているとともに、
前記複数枚のブレード列の前記ハブ付近の内径が前記シュラウド付近の内径よりも小さく、かつ前記ブレードの前縁が前記ハブに滑らかに接するように前記シュラウド側から前記ハブとの接続箇所に向って滑らかな凹状曲線とされ、前記接続箇所の接線が回転中心に向って吸い込み側に傾斜された形状とされていることを特徴とする多翼遠心ファン。 - 前記ブレードの前縁は、前記ハブに接続される前記接続箇所付近において、前記前縁が後縁側に向って反回転方向側に位置されるように後退されていることを特徴とする請求項1に記載の多翼遠心ファン。
- 前記羽根車の円形状をなす吸い込み流路から円筒状をなす吹き出し流路に至る流路断面積が、吸い込み流路側から吹き出し流路側にかけて漸次増大されているとともに、前記吹き出し流路の面積が前記吸い込み流路の面積の略1.5倍ないし4倍とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の多翼遠心ファン。
- 前記羽根車の子午面断面において、前記ブレードのシュラウド側端部の後縁を通る直線上の前記シュラウド側端部からファン回転軸あるいは前記ハブに至る線分の長さLは、前記線分Lが前記ファン回転軸に対して直角な状態をΘ=0°、前記ファン回転軸に対して平行な状態をΘ=90°としたとき、下記式を満たしていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の多翼遠心ファン。
L=LΘ=0*(1+n*Θ/90)
ただし、n=−0.3〜+0.5であり、LΘ=0は、Θ=0°におけるLである。 - 空気送風用ファンとして、請求項1ないし4のいずれかに記載の多翼遠心ファンが搭載されていることを特徴とする空気調和機。
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