JP5142075B2 - 活性エネルギー線硬化型樹脂、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびこれらを用いて得られるハードコート層を有する物品 - Google Patents
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Description
ところが、ハードコート性に加えて防汚性を持たせるためには、硬質な塗膜を形成するハードコート剤を塗工した上に、防汚性を有する塗膜を形成させる必要があり、工程の増加とコスト高になる傾向があった(特許文献1)。
そこで、上記問題を解決するために、ハードコート性と防汚性を両立した一液の塗料が求められており、種々の提案が成されている。例えば、ポリフルオロアルキル基含有重合性モノマーと光硬化性官能基含有重合性モノマーの共重合物等と活性エネルギー線硬化性の重合性官能基を一個以上含有する化合物とを配合する硬化性組成物(特許文献2)が提案されているが、ポリフルオロアルキル基含有重合性モノマーは、高価であることから、前述のコスト高の解決施策としては十分でないといえる。
また、防汚成分として、ポリオルガノシロキサン基、ポリオルガノシロキサン含有グラフトポリマー、ポリオルガノシロキサン含有ブロックポリマー、フッ素化アルキル基などを含有した2官能以上の重合性官能基を有するアクリレート化合物を紫外線硬化型樹脂に配合した組成物を用いる提案(特許文献3)もなされているが、各種アクリル樹脂やその他樹脂、および、有機溶剤との相溶性、ハードコート性と防汚性の両立という観点から、十分に物性を満たすには至っていなかった。
また、ポリオルガノシロキサン化合物やポリフルオロアルキル化合物等の防汚性を有する化合物と、コロイダルシリカ等の無機酸化物微粒子と組み合わせた提案(特許文献4、特許文献5)や、疎水性ポリマー中に親水性粒子を分散させる提案(特許文献6)などもなされているが、なお、十分な物性を満たすには至っていなかった。
すなわち、本発明は、重合成分として、エポキシ基を含有する(メタ)アクリレート、ポリシロキサンモノ(メタ)アクリレートおよびフルオロアルキルモノ(メタ)アクリレートを含有する共重合体に、α,β−不飽和カルボン酸を反応させて得られる、アクリル当量200〜700g/eqの活性エネルギー線硬化型樹脂ならびに平均粒子径が40〜200nmのシリカを含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物;前記活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を含有するハードコート剤;前記活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を硬化して得られるハードコート層を有する物品に関する。
重合反応に使用する溶剤としては、特に限定されないが、一般的にはトルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、二塩化エチレン、四塩化炭素などが挙げられる。
この反応は、重合体中のエポキシ基が開環し、これにα,β−不飽和カルボン酸が付加する反応である。
重量平均分子量が、100,000を超えるとコーティング剤としてのハンドリング性やレベリング性が悪化する傾向がある。
(合成例1) 活性エネルギー線硬化型樹脂1の合成
撹拌機、温度計、エアーバブリング装置および還流冷却器、滴下ロートを2基備えたフラスコに、グリシジルメタクリレート(以下、GMA)270重量部と、ポリシロキサンメタクリレート(FM−0721;チッソ株式会社製)30重量部、ラウリルメルカプタン1.6重量部、メチルイソブチルケトン(以下、MIBK)1000重量部、及び、アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBN)7.5重量部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら1時間かけて90℃に昇温させた後、90℃で1時間反応させた。1時間反応後、GMA630重量部、ラウリルメルカプタン4.4重量部、AIBN22.5重量部から成る混合液と、FM−0721 70重量部を2時間掛けて同時に滴下した後、100℃で3時間反応させた。その後、AIBNを10重量部入れ、100℃で1時間反応させた後、120℃付近まで昇温させ2時間保温した。60℃まで冷却し、窒素雰囲気下よりエアーバブリング切り替え、アクリル酸を456重量部、p-メトキシフェノールを2重量部加えて撹拌しながら、110℃まで昇温した後、8時間保持して反応させた。その後80℃まで冷却後、p-メトキシフェノール1.4重量部と、トリフェニルフォスフィン1.4重量部を加え、80℃で30分間保温後、室温まで冷却した。得られた樹脂の、アクリル等量は280g/eq、重量平均分子量は、18,000であった。なお、重量平均分子量は、ゲルパーメーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC8120、使用カラム:TSKgel SurperHM−L×3、展開溶剤:テトラヒドロフラン、流速0.60ml/min)によるポリスチレン換算値として求めた。
撹拌機、温度計、エアーバブリング装置および還流冷却器、滴下ロートを2基備えたフラスコに、グリシジルメタクリレート(以下、GMA)34重量部と、ポリシロキサンメタクリレート(FM−0721;チッソ株式会社製)44重量部、ラウリルメルカプタン1.6重量部、メチルイソブチルケトン(以下、MIBK)1000重量部、及び、アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBN)7.5重量部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら1時間かけて90℃に昇温させた後、90℃で1時間反応させた。1時間反応後、GMA101重量部、ラウリルメルカプタン4.4重量部、AIBN22.5重量部から成る混合液と、FM−0721 132重量部を2時間掛けて同時に滴下した後、100℃で3時間反応させた。その後、AIBNを10重量部入れ、100℃で1時間反応させた後、120℃付近まで昇温させ2時間保温した。60℃まで冷却し、窒素雰囲気下よりエアーバブリング切り替え、アクリル酸を69重量部、p-メトキシフェノールを2重量部加えて撹拌しながら、110℃まで昇温した後、8時間保持して反応させた。その後80℃まで冷却後、p-メトキシフェノール1.4重量部と、トリフェニルフォスフィン1.4重量部を加え、80℃で30分間保温後、室温まで冷却した。得られた樹脂の、アクリル等量は497g/eq、重量平均分子量は、13,000であった。なお、重量平均分子量は、ゲルパーメーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC8120、使用カラム:TSKgel SurperHM−L×3、展開溶剤:テトラヒドロフラン、流速0.60ml/min)によるポリスチレン換算値として求めた。
撹拌機、温度計、エアーバブリング装置および還流冷却器、滴下ロートを2基備えたフラスコに、GMA270重量部と、FM−0721(FM−0721;チッソ株式会社製) 15重量部、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート15重量部、ラウリルメルカプタン1.6重量部、MIBK1000重量部、及び、AIBN7.5重量部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら1時間かけて90℃に昇温させた後、90℃で1時間反応させた。1時間反応後、GMA630重量部、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート35重量部、ラウリルメルカプタン4.4重量部、AIBN22.5重量部から成る混合液と、FM−0721 35重量部を2時間掛けて同時に滴下した後、100℃で3時間反応させた。その後、AIBNを10重量部入れ、100℃で1時間反応させた後、120℃付近まで昇温させ2時間保温した。60℃まで冷却し、窒素雰囲気下よりエアーバブリング切り替え、アクリル酸を355重量部、p-メトキシフェノールを2重量部加えて撹拌しながら、110℃まで昇温した後、8時間保持して反応させた。その後80℃まで冷却後、p-メトキシフェノール1.4重量部と、トリフェニルフォスフィン1.4重量部を加え、80℃で30分間保温後、室温まで冷却した。得られた樹脂のアクリル当量は、280g/eq、重量平均分子量は、18,000であった。なお、重量平均分子量は、合成例1と同様の方法により求めた。
撹拌機、温度計、エアーバブリング装置および還流冷却器、滴下ロートを2基備えたフラスコに、GMA270重量部と、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート30重量部、ラウリルメルカプタン1.6重量部、MIBK 1000重量部、及び、AIBN 7.5重量部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら1時間かけて90℃に昇温させた後、90℃で1時間反応させた。1時間反応後、GMA 630重量部、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート70重量部、ラウリルメルカプタン4.4重量部、AIBN22.5重量部から成る混合液を2時間掛けて滴下した後、100℃で3時間反応させた。その後、AIBNを10重量部入れ、100℃で1時間反応させた後、120℃付近まで昇温させ2時間保温した。60℃まで冷却し、窒素雰囲気下よりエアーバブリング切り替え、アクリル酸を456重量部、p-メトキシフェノールを2重量部加えて撹拌しながら、110℃まで昇温した後、8時間保持して反応させた。その後80℃まで冷却後、p-メトキシフェノール1.4重量部と、トリフェニルフォスフィン1.4重量部を加え、80℃で30分間保温後、室温まで冷却した。得られた樹脂のアクリル当量は、280g/eq、重量平均分子量は、18,000であった。なお、重量平均分子量は、合成例1と同様の方法により求めた。
撹拌機、温度計、エアーバブリング装置および還流冷却器、滴下ロートを2基備えたフラスコに、GMA 150重量部と、ステアリルメタクリレート150重量部、ラウリルメルカプタン1.6重量部、MIBK 1000重量部、及び、AIBN 7.5重量部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら1時間かけて90℃に昇温させた後、90℃で1時間反応させた。1時間反応後、GMA 350重量部、ステアリルメタクリレート350重量部、ラウリルメルカプタン4.4重量部、AIBN22.5重量部から成る混合液を2時間掛けて滴下した後、100℃で3時間反応させた。その後、AIBNを10重量部入れ、100℃で1時間反応させた後、120℃付近まで昇温させ2時間保温した。60℃まで冷却し、窒素雰囲気下よりエアーバブリング切り替え、アクリル酸を253重量部、p-メトキシフェノールを2重量部加えて撹拌しながら、110℃まで昇温した後、8時間保持して8時間反応させた。その後80℃まで冷却後、p-メトキシフェノール1.4重量部と、トリフェニルフォスフィン1.4重量部を加え、80℃で30分間保温後、室温まで冷却した。得られた樹脂のアクリル等量は、320g/eq、重量平均分子量は、20,000であった。なお、重量平均分子量は、合成例1と同様の方法により求めた。
撹拌機、温度計、エアーバブリング装置および還流冷却器、滴下ロートを2基備えたフラスコに、グリシジルメタクリレート(以下、GMA)75重量部と、ポリシロキサンメタクリレート(FM−0721;チッソ(株)製)225重量部、ラウリルメルカプタン1.6重量部、メチルイソブチルケトン(以下、MIBK)1000重量部、及び、アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBN)7.5重量部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら1時間かけて90℃に昇温させた後、90℃で1時間反応させた。1時間反応後、GMA175重量部、ラウリルメルカプタン4.4重量部、AIBN22.5重量部から成る混合液と、ポリシロキサンメタクリレート(FM−0721;チッソ(株)製)525重量部を2時間掛けて同時に滴下した後、100℃で3時間反応させた。その後、AIBNを10重量部入れ、100℃で1時間反応させた後、120℃付近まで昇温させ2時間保温した。60℃まで冷却し、窒素雰囲気下よりエアーバブリング切り替え、アクリル酸を127重量部、p-メトキシフェノールを2重量部加えて撹拌しながら110℃まで昇温し、8時間反応させた。その後80℃まで冷却後、p-メトキシフェノール1.4重量部と、トリフェニルフォスフィン1.4重量部を加え、80℃で30分間保温後、室温まで冷却した。得られた樹脂のアクリル等量は、860g/eq、重量平均分子量は、14,000であった。なお、重量平均分子量は、合成例1と同様の方法により求めた。
上記合成により得られた各活性エネルギー線硬化型樹脂を使用して塗料化し、ハードコート剤を調製した。
合成例1で得られたポリシロキサン含有ポリマーアクリレート100重量部に、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例1で得られたポリシロキサン含有ポリマーアクリレート 50重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート 50重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例2で得られたポリシロキサン含有ポリマーアクリレート 50重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート
50重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例3で得られた1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシル基とポリシロキサンの両方を含有したポリマーアクリレート 50重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート
50重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例3で得られた1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシル基とポリシロキサンの両方を含有したポリマーアクリレート 40重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート
40重量部、シリカゾル(粒子径10nm 70%MEK溶液)20重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例3で得られた1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシル基とポリシロキサンの両方を含有したポリマーアクリレート 40重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート
40重量部、シリカゾル(粒子径50nm 70%MEK溶液)20重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例3で得られた1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシル基とポリシロキサンの両方を含有したポリマーアクリレート 40重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート
40重量部、シリカゾル(粒子径300nm 70%MEK溶液)20重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例4で得られた1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシル基含有ポリマーアクリレート 100重量部に、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例5で得られたステアリル含有ポリマーアクリレート 100重量部に、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
ペンタエリスリトールテトラアクリレート
100重量部にFM−0721を2重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
ペンタエリスリトールテトラアクリレート
100重量部に1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルアクリレートを2重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
合成例6で得られたポリマーアクリレート 50重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート
50重量部に、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))3部を配合し、不揮発分が40%になるようにメチルエチルケトンで希釈調製し、均一に混合した。
上記により得られたハードコート剤を用いて下記の方法で基材表面ハードコート被膜を形成させてその評価試験を行った。その結果を表1および表2に示す。
厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上にバーコーター#12で塗布し、80℃の循風乾燥機中で1分間乾燥し、その後、高圧水銀灯80W/cm(1灯)、照射距離10cm、ベルトスピード10m/minの条件で積算照射量250mJ/cm2の条件で、塗膜を形成した。
塗膜の外観をレベリング性(平滑性)、ゆず肌、ピンホールついての不具合の有無を目視にて評価した。
○=優秀 ×=不良
JIS-K-7361に準じ測定した。
JIS−K−5600の試験方法に則り、評価した。
グレード0000のスチールウールを1立方センチメートルあたり500g加重で、塗膜表面を50回摩擦し、塗膜表面の傷の有無を目視で観察した。
油汚れとして、油性マジックインキ(No700-T1黒 寺西化学社製)を用い、硬化塗膜に線状に油性マジックインキを塗布し、油性マジックインキのハジキ具合を目視で評価した。
○=ハジキが生じ、線が書けなかった。
△=ややハジキが生じるが、線が書けた。
×=ハジキが生じず、線が書けた。
油汚れとして、油性マジックインキ(No700−T1黒 寺西化学社製)を用い、硬化塗膜に線状に油性マジックインキを塗布、5分間乾燥させた後キムワイプで拭取り、下記の4段階で拭取り性を評価した。
◎=拭取りが特に軽く拭取り跡も無い ○=拭取り跡がない
△=拭取り跡が薄く確認できる ×=拭取り不可
エタノールを含んだキムワイプで硬化塗膜表面を50回往復ラビングした後、油性マジックインキ(No700-T1黒 寺西化学社製)を線状に塗布し、5分間乾燥させてキムワイプで拭取り、下記の4段階で拭取り性を評価した。
◎=拭取りが特に軽く拭取り跡も無い ○=拭取り跡がない
△=拭取り跡が薄く確認できる ×=拭取り不可
さらに、この作業を3回繰り返した後、上記と同様にして再度、拭取り性を評価した。
Claims (5)
- 重合成分として、エポキシ基を含有する(メタ)アクリレート(a)、ポリシロキサンモノ(メタ)アクリレート(b)およびフルオロアルキルモノ(メタ)アクリレート(c)を含有する共重合体に、α,β−不飽和カルボン酸を反応させて得られる、アクリル当量200〜700g/eqの活性エネルギー線硬化型樹脂ならびに平均粒子径が40〜200nmのシリカを含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
- 活性エネルギー線硬化型樹脂の重量平均分子量が、10,000〜100,000である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
- 請求項1または2のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を含有するハードコート剤。
- さらに、多官能性(メタ)アクリレート成分を含有する請求項3に記載のハードコート剤。
- 請求項3または4に記載のハードコート剤を硬化して得られるハードコート層を有する物品。
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