JP5141624B2 - エンジン工具 - Google Patents
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Description
また一般的に、エンジン及び回動自在に支持された刃部を備えるエンジン工具は、刃部を回動させるときに、原動機を停止状態にすることが推奨されている。
また、本発明は、作業効率の高いエンジン工具を提供することを目的とする。
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記本体と前記刃部との何れか一方に設けられた当接部と、
前記本体と前記刃部との他方に設けられた電極部と、を有し、
前記当接部と前記電極部とが接触することによって、前記発電機がアースに接続され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
また、前記刃部は、前記本体に対して回動可能又は摺動可能に取り付けられ、前記本体に対して回動又は摺動することで、前記第1の取付位置と前記第2の取付位置とに取付位置が変更可能であるようにすると好ましい。
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記金属部及び前記絶縁部と、
から構成され、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する。
前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更されることが好ましい。
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有するようにしてもよい。
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有するようにしてもよい。
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、から構成され、
前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記刃部は、前記本体に回動及び摺動可能に取り付けられ、摺動面に金属部及び絶縁部を有し、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記金属部及び前記絶縁部と、
から構成され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記本体は作業者が本体を把持するためのハンドルを備え、
前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記本体は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記刃部は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第6の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、
から構成され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
まず、刈払い処理の一例として、生垣の刈払い作業の状態を図1に示す。作業者10は、ポールヘッジトリマ30を用いて、生垣20の不要部分を刈り払う。
図3に示すように、第1グリップ360のエンジン38側の端部の下部には、スロットルレバー364が設けられている。作業者10は、スロットルレバー364を操作することでエンジン38の回転数を調整することができる。
第1グリップ360のエンジン38側の端部の上部には、ストップスイッチ366が設けられている。後に詳述するが、ストップスイッチ366が押されると、エンジン38は停止する。
まず、第2ギヤケース462は、第2ベベルギヤ480と、2枚の偏心カム486,487と、2本のカムロッド482と、を収納し、刃320の一端部を覆う。
第2ベベルギヤ480は、後述する第2ピニオン440に噛合し、第2ギヤケース462に回転可能に支持されている。第2ベベルギヤ480の回転軸に2枚の偏心カム486,487が接続されている。偏心カム486,487は2本のカムロッド482に一体的に接続され、2つのピボット484を介して夫々上刃321と、下刃322の一端に接続されている。2枚の偏心カム486,487は、180度異なる位相で回転するように第2ベベルギヤ480に接続されている。
第3グリップ324は、第2ギヤケース462の刃320が突出する側の反対側に固定されている。作業者10は、第3グリップ324を把持し、後述するように、先端工具部32を回動させ、収納状態と作業状態とを切り換える。
まず、エンジン38から供給される動力を刃320に伝達するための構成部品が、第1ギヤケース422及び第2ギヤケース462に収納されている。第1ギヤケース422は、操作棹34に接続されている。先端工具部32の一部である第2ギヤケース462は、回転軸X回りに回動自在に本体33の一部である第1ギヤケース422に接続されている。第1シャフト42の先端工具部32側の端部は、第1ギヤケース422内に配置されている。
第2シャフト44は、一端を第1ギヤケース422内の軸受444に、他端を第2ギヤケース462内の軸受446に、回転可能に支持されている。第2シャフト44の一部には一体的に第1ベベルギヤ442が形成されている。更に、第2シャフト44の先端工具部32側の端部に第2ピニオン440が形成されている。第2シャフト44は、第1シャフト42に対し、垂直方向に配置され、第1ベベルギヤ442が第1ピニオン424に噛合するように配設されている。更に第2ピニオン440に噛合するように第2ベベルギヤ480が配設されている。
第1シャフト42及び第1ピニオン424と、第1ベベルギヤ442、第2シャフト44及び第2ピニオン440とは各々一体となって回転するように構成されており、エンジン38から供給される動力によって第1シャフト42が駆動されると、第1ピニオン424、第1ベベルギヤ442、第2ピニオン440の順序で回転動力が伝達される。第2ピニオン440が回転すると、これに噛合する第2ベベルギヤ442が回転する。そうすると、第2ベベルギヤ480と一体となって回転するように構成された2枚の偏心カム486,487が2本のカムロッド482を介して上刃321と下刃322を往復運動させる。上刃321と下刃322は、偏心カム486,487によって、180度異なる位相で往復運動を行う。この往復運動により、連続的に小枝や葉を挟み込んで切断する構造となっている。
このような構成により、エンジン38の発生する動力によって、刃320を駆動し、刈り払い等の作業が可能となる。
次に、収納状態と作業状態との切り換えについて説明する。
図5(a)、図6(a)に第1の取付状態(収納状態)、図5(b)、図6(b)に第2の取付状態(作業状態)を示す。ポールヘッジトリマ30の先端工具部32は、収納状態と作業状態とが相互に切り換わるように、回動可能に本体33に支持されている。このようにすると、未作業時には、図5(a)、図6(a)に示すように、先端工具部32を本体33側に位置させることができ、ポールヘッジトリマ30の全長が短くなり、省スペースとなるため保管に好適である。
まず、接続端子52は、導体から構成され、操作棹34の第1ギヤケース422近傍に固定されたスイッチホルダ520上に先端工具部32側に突出するように固定されている。
更に、当接板50は、導体から構成され、先端工具部32が収納状態のときに、接続端子52に当接するような第2ギヤケース462上の位置に配設されている。図5(a)、図6(a)に示されるように、接続端子52と当接板50が接触して導通している状態では、図7を参照して後述するように、スイッチSWがオンして、エンジン38の点火プラグ(点火装置)386への電力供給が遮断され、エンジン38の作動を防止する。一方、先端工具部32が作業状態のときには、図5(b)、図6(b)に示すように、当接板50と接続端子52とは離間し、上述したように、エンジン38の起動が可能となる。
エンジン38のクランクシャフトには、図7に示すエンジン発電機380が接続されており、クランクシャフトの回転に伴って回転し、直流電圧を出力する。エンジン発電機380の一対の出力端間には、トランスTの一次コイル382が接続され、トランスTの二次コイル384は点火プラグ386に接続されている。
また、エンジン発電機380の両出力端間には、高周波電流通過用のバイパスコンデンサCが接続されている。
エンジン発電機380の一方の出力端は、アース(フレームグランド)に接続されている。
また、エンジン発電機380の他方の出力端は、作業者10によりオン・オフされるストップスイッチ366を介してエンジン38のケースに接続され、アースされている。
更に、エンジン発電機380の他方の出力端は、接続端子52に接続されている。一方、当接板50は、第2ギヤケース462を介してアース(フレームグランド)に接続されている。前述のように、接続端子52と当接板50とは、相対的に近接及び離間を行い、当接したときに、エンジン発電機380の他方の出力端をアースに接続するスイッチSWとして機能する。
ポールヘッジトリマ30は、リコイルスタータ(図示せず)によるエンジン始動方式を採用している。リコイルスタータに備えられたリコイルロープ(図示せず)を引くと、クランクシャフトが回転する。クランクシャフトが回転すると、エンジン発電機380が発電し、一次コイル382に電圧を印加する。これにより、一次コイル382に励磁電流が流れる。一次コイル382に電流が流れると、相互誘導作用によって二次コイル384には、巻き数比に応じた高電圧が発生し、点火プラグ386に放電し、点火プラグ386をスパークさせる。点火プラグ386がスパークすることによって、シリンダ内に供給された燃料と空気との混合気体が燃焼する。混合気体が燃焼すると、その燃焼圧力によってピストンが動作し、コンロッドを介して、クランクシャフトを回転させる。その回転力が、前述の伝達機構を介して、先端工具部32に伝達され、先端工具部32が動作する。
一方、先端工具部32がX軸周りに回動され、ポールヘッジトリマ30が作業状態に設定されると、接続端子52と当接板50とは離間し、スイッチSWは常にオフした状態となる。このため、ストップスイッチ366が操作されない限り、エンジン発電機380の他方の出力端がアースされることはなく、リコイルロープが引かれると、エンジン発電機380から点火プラグ386に電力が供給され、点火プラグ386がスパークし、エンジン38の始動が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ポールヘッジトリマ30が収納状態にあるときに誤って始動操作を行ったとしても、電力が点火プラグ386に供給されず、エンジン38は起動しない。従って、収納状態で誤って始動した後に、一旦エンジン38を停止して、作動状態に変更し、改めてエンジン38を起動するといった無駄な工程の発生を防ぐことができる。
なお、以上の説明では、接続端子52と当接板50とが接触することにより、スイッチSWがオン・オフする構成例を示した。この発明はこれに限定されず、同様の機能が実現できるならば、回路構成等は適宜変更可能である。例えば、スイッチSWの一方の端子をエンジン発電機380の他方の出力端に接続し、スイッチSWの他方の端子をアースに接続し、両端子間に可動切片を配置し、接続端子52が当接板50により押圧された時に、可動切片が両端子間を接続してスイッチSWをオンさせ、エンジン発電機380の他方の出力端をアースするような構成も可能である。また、接続端子52をバネなどの弾性部材で突出方向に付勢して、当接板50に確実に接触するように構成してもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係るポールヘッジトリマ31について説明する。本実施形態に係るポールヘッジトリマ31は、図8及び図9に示すように、先端工具部32を回転させる手段として、ワイヤ310を備える。
角度可変レバー314の操作に応じて、第2ギヤケース462を備える先端工具部32は回動することとなる。
端子60は、絶縁部材622によって第1ギヤケース422に絶縁され、エンジン発電機380にリード線64を介して電気的に接続されている。以上により、端子60及びリード線64は、第1ギヤケース422及び操作棹34に対して絶縁された状態で配設されている。また、端子60は、第1ギヤケース422にスプリング(弾性部材)62を介して接続され、第2ギヤケース462側に付勢されている。
係止穴602は、第2ギヤケース462の、第1ギヤケース422との接続部の摺動面で、樹脂プレート604に覆われていない範囲(金属部63が露出した範囲)の先端工具部32の収納状態の角度に対応する位置(図8に示される、先端工具部32が本体33に平行に突出している状態から、時計回りに180度回動する位置)に形成されている。
端子60は、図12(a)に示す係止穴600との係止状態を含む樹脂プレート604に覆われた範囲において、第2ギヤケース462と絶縁される。このように、端子60が樹脂プレート604に当接する状態における、先端工具部32の取付位置(第2の取付位置と称呼する)では、エンジン38の点火プラグ386への電力供給は許容される。
また、端子60は、図12(b)に示す係止穴602との係止状態を含む樹脂プレート604に覆われていない範囲で、第2ギヤケース462と直接接触する。このように、端子60が金属部63に当接する状態における、先端工具部32の取付位置(第1の取付位置と称呼する)では、刃320を介してアースに接続されている。このため、エンジン38の点火プラグ386への電力供給は遮断される。
また、先端工具部32の角度を、ワイヤ310を介して角度可変レバー314で変更できるようにしたため、ポールヘッジトリマ31を作業状態と収納状態とに容易に切り換えることができ、作業効率が更に向上する。
また、端子60、及び係止穴600,602からなる上述のエンジン38の停止機構は、先端工具部32と本体33の摺動面に設けたが、先端工具部32を回転させるための角度可変レバー314の根元に同様のエンジン停止機構を実現する角度範囲を設け、角度可変レバー314の動作によって先端工具部32が収納状態にあることを判断し、エンジン停止機構が作動するようにしてもよい。
また、第1実施形態においては、接続端子52と当接板50、第2実施形態においては、端子60と金属部63が電気的に接続されることで、エンジン発電機380がアースに接続されるようにしたが、一方をON/OFFスイッチとして、先端工具部32の取付位置に応じてこれが動作するようにしてもよく、更に、ON/OFFスイッチを先端工具部32から離れた位置に設け、操作部材を介してこれを操作するようにしてもよい。
また、エンジン38の停止機構と、第1ギヤケース422と第2ギヤケース462の回転を係止する機構とを端子60、及び係止穴600,602によって担うようにしたが、別々の機構によって、別々の場所に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態において、先端工具部の回動位置によって収納状態と、作業状態とを切り換える構成を用いて説明したが、例えば、本体部を伸縮可能な構成とし、本体部が所定の長さに縮められたときに、エンジンの点火装置への電力供給を遮断する構成としてもよい。
310:(角度調整用)ワイヤ
314:角度可変レバー
32:先端工具部(刃部)
320:刃
33:本体
34:操作棹
366:ストップスイッチ
38:エンジン
380:エンジン発電機
386:点火プラグ(点火装置)
422:第1ギヤケース
462:第2ギヤケース
50:当接板(制御部、当接部)
52:接続端子(制御部、電極部)
60:端子(制御部、電極部、第1の突起)
600:係止穴
602:係止穴
604:樹脂プレート(絶縁部)
62:スプリング(弾性部材)
63:金属部
64:リード線
SW:スイッチ
X:回転軸
Claims (12)
- 本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記本体と前記刃部との何れか一方に設けられた当接部と、
前記本体と前記刃部との他方に設けられた電極部と、を有し、
前記当接部と前記電極部とが接触することによって、前記発電機がアースに接続され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とするエンジン工具。 - 前記刃部は、前記本体に対して回動可能又は摺動可能に取り付けられ、前記本体に対して回動又は摺動することで、前記第1の取付位置と前記第2の取付位置とに取付位置が変更される、
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン工具。 - 前記刃部は、前記本体に回動及び摺動可能に取り付けられ、摺動面に金属部及び絶縁部を有し、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記金属部及び前記絶縁部と、
から構成され、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン工具。 - 前記本体は作業者が本体を把持するためのハンドルを備え、
前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更される、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエンジン工具。 - 前記本体は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジン工具。 - 前記刃部は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジン工具。 - 前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、
から構成され、
前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエンジン工具。 - 本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記刃部は、前記本体に回動及び摺動可能に取り付けられ、摺動面に金属部及び絶縁部を有し、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記金属部及び前記絶縁部と、
から構成され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とするエンジン工具。 - 本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記本体は作業者が本体を把持するためのハンドルを備え、
前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とするエンジン工具。 - 本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記本体は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とするエンジン工具。 - 本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記刃部は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とするエンジン工具。 - 本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、
から構成され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とするエンジン工具。
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