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JP5133719B2 - 時計の躍制機構付爪車構造体、時差修正機構及びこれを備えた時計 - Google Patents

時計の躍制機構付爪車構造体、時差修正機構及びこれを備えた時計 Download PDF

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JP5133719B2
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Description

本発明は、時差修正機構として用いられるに適した時計用の躍制機構付爪車構造体及びこれを備えた時計に係る。
時差のある地域間での移動に応じて時針の位置が修正され得る時差修正機構付時計は知られている。この時差修正機構付時計では、24時間車と一体的な爪車の回転位置を該躍制機構によって規正する(特許文献1や特許文献2等)。
特許文献1に開示の躍制機構は、基端側で基体部に一体的に繋がった弾性腕部及び該弾性腕部の先端側に形成された躍制爪部を備える片持ちバネの形態である。
ここで、爪車の正転トルクと逆転トルクとを極力同様にするためには、躍制爪部が爪車の爪部に対して該爪車の径方向に変位されるようにする必要があり、弾性腕部の基端部を爪車の回転中心から遠く離れたところに配置することが求められて、全体が爪車構造体の全体が大きくなってしまう。
特許文献2に開示の躍制機構は、弾性腕部が躍制爪部を一体的に支持する一対の弾性腕部分からなる。この特許文献2に開示の躍制機構では、正転トルクと逆転トルクとを実際上一致させることはできるものの、躍制爪部が爪車の爪部の移動方向(周方向)に変位可能になることから、爪車のある程度の回転範囲において、躍制爪の先端が爪車の爪の先端に載って係合されたままになる「頂点どまり」が生じ易い。
特開2000−147145号公報 特開平9−90061号公報
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、頂点どまりを起こす虞れが実際上ない時計の躍制機構付爪車構造体、時差修正機構及びこれを備えた時計を提供することにある。
本発明の時計の躍制機構付爪車構造体は、前記目的を達成すべく、爪車と、該爪車の回転を規正する躍制機構とを有する時計の躍制機構付爪車構造体であって、前記躍制機構が、一対の躍制部(すなわち一対のジャンパ)からなり、該一対の躍制部は、該一対の躍制部のうちのいずれか一方の躍制部の頂点部が爪車の頂点部と係合する際に、該一対の躍制部のうちの他方の躍制部が爪車に対して回転トルクを及ぼすように構成されている。
本発明の時計の躍制機構付爪車構造体では、「一対の躍制部のうちのいずれか一方の躍制部の頂点部が爪車の頂点部と係合する際に、該一対の躍制部のうちの他方の躍制部が爪車に対して回転トルクを及ぼすように、一対の躍制部が構成されている」ので、一対の躍制部のうちのいずれか一方の躍制部の頂点部が爪車の頂点部と係合した状態では、他方の躍制部が爪車に対して回転トルクを及ぼすから、頂点どまりが生じる虞れが少ない。換言すれば、本発明の時計の躍制機構付爪車構造体では、一対の躍制部の躍制爪部が爪車の爪部の頂点部から落ちるタイミングをずらすことにより、頂点どまりが生じる虞れを実際上なくしている。すなわち、一方の躍制部の躍制爪部が爪車の爪部を乗り越えたとき、他方の躍制部の躍制爪部は爪車の対応する爪部(そのとき係合している爪部)をまだ乗り越えていない状態にあって、爪車の爪部にトルクを及ぼすことにより、頂点どまりが生じる虞れを実際上なくす。
本発明の時計用の爪車構造体では、典型的には、一対の躍制部及び爪車が、対称中心線について実質的に鏡映対称な形状を有する。
この場合、爪車に対する正転トルクと逆転トルクを実際上同一にし得る。すなわち、前記他方の躍制部の躍制爪部が爪車の爪部を乗り越えたとき、前記一方の躍制部の躍制爪部は爪車の対応する爪部(そのとき係合している爪部)をまだ乗り越えていない状態にあって、爪車の爪部にトルクを及ぼすことにより、逆方向回転の場合にも、頂点どまりが生じる虞れを実際上なくす。
なお、この場合、一対の躍制部の鏡映対称中心に関して爪車が丁度鏡映対称な位置を採ると、形式的には(静的には)釣合い状態になり停止するけれども、この状態は、爪車に回転トルクを加えて爪車を回転させている過程で瞬間的に実現されることから、この状態で釣合いが生じて止まることは実際上なく、その前後にいずれか一方の安定な回転位置に納まるので、実際上は無視され得る。
本発明の時計の躍制機構付爪車構造体では、典型的には、釣合い状態において、頂点で躍制部に係合した一対の爪の間に、一つの爪が位置するように、一対の躍制部が配置されている。
この場合、占有面積を最小限に抑えつつバランスを採り易い。ただし、所望ならば、頂点で躍制部に係合した一対の爪の間に、二つ以上(例えば、二つ又は三つ)の爪が位置するように、一対の躍制部を離して配置してもよい。
本発明の時計の躍制機構付爪車構造体では、典型的には、前記躍制機構は、前記爪車が遊嵌される中央開口部を備えた基体部を有し、前記一対の躍制部の夫々が、基端側で前記基体部に一体的に繋がった弾性腕部を有し、該弾性腕部の先端側に前記躍制爪部形成されている。
この場合、一対の躍制部を備えた躍制機構の全体が一体物で構成され得るので、構造の複雑化を避け得、組立性が向上され、その製造コストも最低限に抑えられ得る。
本発明の時計の躍制機構付爪車構造体では、典型的には、前記爪車が第一の筒車を構成し、前記躍制機構が第二の筒車を構成し、該第一及び第二の筒車が筒車構造体を構成する。
この場合、時計の躍制機構付爪車構造体が、筒車構造体に組込まれて、筒車構造体が果たすべき所望の機能の実現に用いられ得る。
本発明の時計の躍制機構付爪車構造体では、典型的には、前記第一の筒車が、前記爪車と、日の裏車に噛合する歯車部と、時針が装着される筒状部とを一体に有し、前記第二の筒車が、時刻修正伝え車及び日回し車に直接的又は間接的に噛合される歯車部と、前記躍制機構とを、一体に有する。
この場合、時計の躍制機構付爪車構造体が、時差修正機構に組込まれ得る。
本発明の時計の躍制機構付爪車構造体では、典型的には、第一の筒車と第二の筒車とが嵌合状態においてとめ座で保持されている。
この場合、第一及び第二の筒車が適切に係合され動作せしめられ得る。
本発明の時差修正機構は、上述のような時計の躍制機構付爪車構造体を備えることにより、適切な時差修正が比較的安価に且つ確実に行われ得る。
本発明の時差修正機構では、典型的には、前記時差修正伝え車は、時差位置に引出された巻真の回転に応じて回転されるように構成され、前記第一の筒車の歯車部は、日回し中間車を介して日車を回転させるように構成されている。
本発明の時計は、上述のような躍制機構付爪車構造体又は時差修正機構を有する。
本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
本発明の好ましい一実施例の時差修正機構付時計1は、図1に示したように、香箱11の香箱車13につながった分車17、図示しない中間車を介して分車17につながり調速脱進機構(図示せず)により回転速度が調整される秒車15、日の裏車19を介して分車17につながった筒車構造体2を備える。従って、この時計1では、香箱車13の回転に応じて、秒車15、分車17及び筒車構造体2が回転され、夫々に取り付けられた秒針7、分針8及び時針9が回転される(図1及び図3)。筒車構造体2は、日回し中間車21及び日回し車23を介して日車25に係合され、筒車構造体2の回転に応じて日車25が回転され、日表示が変更される。27は24時間針28(図3)が取付けられた24時筒車、29はカレンダ裏板である。
香箱11のぜんまい12は、回転錘14の回動に応じて、巻き上げられる。
巻真31には、つづみ車33や巻真側時差修正伝え車34が嵌合され、巻真31がA1方向に時刻修正位置に引出された状態でB1,B2方向に回転されると、つづみ車33を介して日の裏車19が回転され、これに応じて分車17及び筒車構造体2が回転されて、分針6及び時針7の位置が調整されて時刻調整が行われ得る。
筒車構造体2は、図1に加えて、特に、これを拡大して示した図2及び構成部品の夫々を拡大して示した図4からわかるように、第一筒車2aと、該第一筒車2aに係合した第二筒車2bと、とめ座2cとを有する。
第一筒車2aは、特に図4の(c)及び(d)からわかるように、第一筒車本体部40と、該第一筒車本体部40に嵌着された爪車部50とを有する。第一筒車本体部40は、大径歯車部41と該大径歯車部41と一体的な筒状部42とを有し、筒状部42の一端側で大径歯車部41の内周側には管状穴部43が形成されている。大径歯車部41は、後述する第二時差修正伝え車83及び日回し中間車21に噛合され、先端部44に時針9が取付けられる筒状部42は分車17の筒状部(筒かな)の外周に摺動回転可能に嵌合されている。
第一筒車2aの爪車部50は、図4の(c)及び(d)に加えて特に図2からわかるように、筒状部51及び該筒状部51の中間部の外周に等間隔に形成された多数の爪部52からなる爪車本体部53と、筒状部51の一端側の嵌着用凸部54と、筒状部51の他端側のとめ座装着用凸部55とを有する。爪車部50は、嵌着用凸部54で第一筒車本体部40の管状穴部43に嵌着されて、第一筒車本体部40と一体的になっている。爪車部50の各爪部52は、一対の対称な斜面56,57と該斜面56,57の間の頂点58とを備える。各爪部52の斜面56は、奥端に位置する一方の谷部59で隣接する爪部52の隣接する斜面57につながり、該爪部52の斜面57は、奥端に位置する他方の谷部59で隣接する爪部52の隣接する斜面56につながっている。
図4の(a)及び(b)並びに図2からわかるように、第二筒車2bは、歯車部61を備えた第二筒車本体部60と時ジャンパ機構ないし躍制機構70とを有する。躍制機構70は、中央開口部64を備えた基体部65と、一対の時ジャンパないし躍制部71A,71B(両者を区別しないとき又は総称するときは符号71で表す、以下同)とを有する。各躍制部71A,71Bは、夫々、基端66A,66B側で前記基体部65に一体的に繋がった弾性腕部72A,72B(区別しないとき又は総称するときは符号72で表す)、及び該弾性腕部72A,72Bの先端67A,67B側に形成された躍制爪部73A,73B(区別しないとき又は総称するときは符号73で表す)を有する。躍制腕部72及び躍制爪部73の周囲は中央開口部64につながり切欠かれた開口68,69になり、躍制腕部72A,72BのDA1,DB1方向及びDA2,DB2方向の揺動ないし躍制爪部73A,73BのDA1,DB1方向及びDA2,DB2方向の変位が可能になっている。ここで、第二筒車2bの躍制機構70は、対称中心線Eについて、鏡映対称な形状を有する。
躍制機構70の躍制爪部73A,73Bは、頂点74A,74B(区別しないとき又は総称するときは符号74で表す)の両側に第一の斜面部75A,75B(区別しないとき又は総称するときは符号75で表す)及び第二の斜面部76A,76B(区別しないとき又は総称するときは符号76で表す)を有する。第一の斜面部75は第二の斜面部76よりも大きく(長く)、躍制爪部73の第一及び第二の斜面部75,76が頂点74で成す角度は、爪車部50の爪部52の斜面56,57が谷部59で成す角度よりも大きい。
第二筒車2bの躍制機構70の基体部65の中央開口64には、第一筒車2aの爪車部50が摺動回転可能に嵌合され、第二筒車2bの躍制機構70の躍制爪部73A,73Bが、爪車部50の回転位置に応じて該爪車部50の爪部52,52に対して係合される。
時計1は、更に、図1からわかるように、時差修正機構80として、きち車と同様な形態の巻真側時差修正伝え車34に噛合した第一時差修正伝え車82と、該第一時差修正伝え車82に噛合した第二時差修正伝え車83とを有し、該第二時差修正伝え車83は、その歯車部84で第一筒車2aの大径歯車部41に噛合している。
以上の如く構成された筒車構造体2では、時差修正機構付時計1の通常運針状態及び時刻修正状態においては、該筒車構造体2を構成する第一筒車2a及び第二筒車2bがその爪車部50及び躍制機構70において係合されて全体として一体物として動作する。従って、時差修正機構付時計1では、図1に示した通り、全体として一体物として動作する筒車構造体2の第二筒車2bの歯車部61が日の裏車19を介して分車17につながっているので、通常運針状態及び時刻修正の際においては、時針9及び分針8が日の裏車19を介して同期回転される。
一方、時差修正の場合、巻真31をA1方向に時差修正用の所定引出位置まで引出した状態で巻真31をB1,B2方向に回転させると、図1からわかるように、該巻真31の回転がつづみ車33及び巻真側時差修正用伝え車34を介して第一時差修正伝え車82に伝達され、更に、該第一時差修正伝え車82から第二時差修正伝え車83に伝達された後、大径歯車部41で該第二時差修正伝え車83に噛合した第一筒車2aに伝達される。このとき、第二筒車2bは、大きい歯車部61で日の裏車19の日の裏かな19aに対して噛合してその回転が実際上規正されているので、第一筒車2aの爪車部50が第二筒車2bの躍制機構70の躍制爪部73A,73BをDA1,DB1方向に後退させつつ第二筒車2bに対して回転中心軸線Cのまわりで相対回転される。従って、日の裏車19に噛合した分車17に取り付けられた分針8は回転されず、筒車構造体2の第一筒車2aの筒状部42の先端部44に取り付けられた時針9のみが、時差分だけ第一筒車2aと共に回転される。また、第一筒車2aの歯車部41の回転に応じて、日回し中間車21及び日回し車23が回転されて、該日回し車23に係合した日車25が、該当する場合には、時差分だけ間欠回転される。
以上のとおり、この時差修正機構付時計1において、その時差修正機構80の特異な部分は、主として筒車構造体2にあることから、以下では、時差修正に係る筒車構造体2の詳細な動作を、図5から図9に基づいて説明する。
なお、以下では、第一筒車2aをG1方向に回転させる例について説明するけれども、筒車構造体2aの対称性からして第一筒車2aがG2方向に回転される場合についても回転方向が逆になる点を除いてその説明はそのまま当てはまる。
図5の(a)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2aが丁度特定の安定な位置Paにある状態Saを示す。すなわち、図5の(a)の状態Saでは、第二筒車2bの躍制機構70の躍制部71A,71Bの躍制爪部73A,73Bの夫々が第一筒車2aの爪車部50の隣接爪部52,52の間に最大限に丁度嵌り込み、各躍制爪部73A,73Bは、その斜面部75A,75Bで対面する爪部52,52の斜面部56,57に丁度密接している。この状態Saでは、第一筒車2aの爪車部50が、線Eに関して鏡映対称な状態を採り、且つ第二筒車2bの躍制機構70を構成する躍制部71A,71Bも線Eに関して相互に鏡映対称な状態を採る。なお、躍制機構70の躍制部71A,71Bは、図5の(a)の状態Saにおいても、想像線で示した自由位置ないし自立位置からはDA1,DB1方向に撓んだ状態にあり、爪車部50に対して、DA2,DB2方向の復元力を及ぼした状態で釣合っている。
図5の(b)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2aが即ち第一筒車2aの爪車部50が、状態Saの位置PaからG1方向に僅かに(3度だけ)回転した位置P1を採る状態S1を示す。なお、この爪車部50は、同一の大きさ及び形状の12個の爪部52を等間隔に備え、30度回転すると、爪部52が一つ分だけ回転されて実際上同じ状態に達する。この状態S1では、爪車部50のG1方向回転に伴い、爪部52が斜面部56及びその頂点55で躍制爪部73Aの斜面部75Aを押し躍制腕部72Aを撓めて躍制爪部73AをDA1方向に僅かに後退させ、爪部52が斜面部56及びその頂点55で躍制爪部73Bの斜面部76Bを押し躍制腕部72Bを撓めて躍制爪部73BをDB1方向に僅かに後退させている。従って、この状態S1では、爪車部50は、躍制部71A,71Bによって受けるG2方向の反作用に抗しつつG1方向に3度だけ回転されている。すなわち、仮に、この状態で外力が取り除かれると、爪車部50は、G2方向に回転されて、この位置P1から図5の(a)の位置Paに戻ることになる。
図6の(a)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2a及びその爪車部50が、図5の(b)の状態S1の位置P1からG1方向に更に3度だけ回転した位置P2を採る状態S2を示す。この状態S2においても、爪車部50は、躍制部71A,71Bによって受けるG2方向の反作用に抗しつつG1方向に更に3度だけ回転されている。すなわち、仮に、この状態で外力が取り除かれると、爪車部50は、G2方向に回転されて、この位置P2から位置P1を通って図5の(a)の位置Paに戻ることになる。
図6の(b)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2a及びその爪車部50が、図6の(a)の状態S2の位置P2からG1方向に更に3度だけ回転した位置P3を採る状態S3を示す。この状態S3においても、爪車部50は、躍制部71A,71Bによって受けるG2方向の反作用に抗しつつG1方向に更に3度だけ回転されている。すなわち、仮に、この状態で外力が取り除かれると、爪車部50は、G2方向に回転されて、この位置P3から位置P2,P1を通って図5の(a)の位置Paに戻ることになる。
図7の(a)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2a及びその爪車部50が、図6の(b)の状態S3の位置P3からG1方向に更に3度だけ回転した状態S4を示す。この状態S4においては、躍制部71Aの躍制爪部73Aの頂点74Aが係合爪部52の頂点58に丁度載っている。なお、この状態S4においては、躍制部71Bの躍制爪部73Bは、斜面部76Bで係合爪部52の斜面部56に係合されたままである。従って、この状態S4においては、爪車部50は、躍制部71Aからは回転方向の力を実際上受けないけれども、躍制部71Bから該爪車部50をG2方向に戻すような力を受け、全体としてG2方向の回転トルクを受ける。従って、躍制部71Aの躍制爪部73Aの頂点74Aが係合爪部52の頂点58に丁度載った状態になっても、爪車部50が実際上その回転位置に止まってしまうこと即ち頂点どまりが生じることを避け得る。すなわち、仮に、この状態で外力が取り除かれると、爪車部50は、G2方向に回転されて、この位置P4から位置P3,P2,P1を通って図5の(a)の位置Paに戻ることになる。これは、一方の躍制部71Aの躍制爪部73Aの頂点74Aが爪車部50の爪部52の頂点58と係合した状態を採るときに、別の(他方の)躍制部71Bの躍制爪部73Bの頂点74Bが爪車部50の爪部52の頂点58と係合しないような相対位置及び相対形状に、躍制部71A,71Bが形成され配置されていることによる。
図7の(b)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2a及びその爪車部50が、図7の(a)の状態S4の位置P4からG1方向に更に3度だけ回転して位置P5に達した状態S5を示す。この状態S5では、躍制部71Aは、斜面部76Aで対応する爪部52の頂点部58に係合して爪車部50に対してG1方向の回転トルクを及ぼし、躍制部71Bは斜面部で対応する爪部52の頂点部58に係合して爪車部50に対してG2方向の回転トルクを及ぼす。この状態S5では、第一筒車2aの爪車部50が、線Eに関して鏡映対称な状態を採り、且つ第二筒車2bの躍制機構70を構成する躍制部71A,71Bも線Eに関して鏡映対称な状態ないし位置を採る。この場合、この特定の位置に限っては、躍制部71A,71Bが爪車部50に対して及ぼすG1,G2方向の回転力ないし回転のトルクが丁度釣合う。しかしながら、この釣合いの位置は、実際上一点であり、最小限の摩擦等が不可避であると仮定しても極めて狭い範囲に限られ、回転のトルクが最大となる図7の(a)を過ぎた直後に発生する。従って、巻真31を回すことにより、時差修正機構80の伝え車34,82,83を介して第一筒車2a及びその爪車部50をG1方向に回転させている途中でこの釣合いの位置において該爪車部50が丁度停止されることは実際上ないとみなされ得る。仮に、偶々、当該釣合い回転位置で第一筒車2a及びその爪車部50が停止されることがあったとしても、第一筒車2a及びその爪車部50が僅かではあってもいずれかの向きの回転力を受けて僅かに回転されるだけで釣合い位置からずれるから、当該釣合い位置で第一筒車2a及び爪車部50が停止されるような事態は、実際上無視され得る。すなわち、この状態S5において生じている見かけ上の釣合いは、両持ちの躍制爪部を備えた躍制機構において一旦生じたら解消され難い頂点どまりとは、その性質が異なるものである。
図8の(a)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2a及びその爪車部50が、図7の(b)の状態S5の位置P4からG1方向に更に3度だけ回転して位置P6に達した状態S6を示す。この状態S6においては、躍制部71Bの躍制爪部73Bの頂点74Bが係合爪部52の頂点58に丁度載っている。なお、この状態S6においては、躍制部71Aの躍制爪部73Aは、斜面部76Aで係合爪部52の頂点部58に係合される。従って、この状態S6においては、躍制部71Bは爪車部50を回転させるような力を爪車部50に実際上及ぼさないけれども、躍制部71Aが、爪車部50をG1方向に回転させるような力を、該爪車部50に対して及ぼし、全体として爪車部50に対してG1方向の回転トルクを及ぼす。すなわち、仮に、この状態で外力が取り除かれると、爪車部50は、G1方向に回転されて、この後説明する位置P7,P8,P9を介して次の安定位置Pa(但し、図5の(a)の状態Saの位置Paと比較して爪車部50の爪部52が一つ分(30度)だけG1方向に回転した位置)に達することになる。従って、この場合にも、頂点どまりが生じるのを避け得る。
図8の(b)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2aが即ち第一筒車2aの爪車部50が、状態S6の位置P6からG1方向に僅かに(3度だけ)回転して位置P7に達した状態S7を示す。この状態S7では、躍制部71Aの躍制爪部73Aは斜面76Aで爪車部50の対応する爪部52の頂点部58に係合し、躍制部71Bの躍制爪部73Bは斜面75Bで爪車部50の対応する爪部52の頂点部58に係合している。従って、躍制部71A,71Bは、いずれも、爪車部50をG1方向に回転させるようなトルクを該爪車部50に及ぼす。すなわち、仮に、この状態で外力が取り除かれると、爪車部50は、G1方向に回転されて、この後説明する位置P8,P9を介して次の安定位置Pa(但し、図5の(a)の状態Saの位置Paと比較して爪車部50の爪部52が一つ分(30度)だけG1方向に回転した位置)に達することになる。従って、この場合にも、頂点どまりが生じるのを避け得る。
図9の(a)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2a及びその爪車部50が、図8の(b)の状態S7の位置P7からG1方向に更に3度だけ回転して位置P8に達した状態S8を示す。この状態S8においても、躍制部71Aの躍制爪部73Aが斜面76Aで爪部52の頂点部58に係合し、躍制部71Bの躍制爪部73Bが斜面75Bで爪部52の頂点部58に係合している。従って、躍制部71A,71Bは、いずれも、爪車部50をG1方向に回転させるトルクを該爪車部50に及ぼす。すなわち、この場合も、仮に、この状態S8で外力が取り除かれると、爪車部50は、G1方向に回転されて、この後説明する位置P9を介して次の安定位置Pa(但し、図5の(a)の状態Saの位置Paと比較して爪車部50の爪部52が一つ分(30度)だけG1方向に回転した位置)に達することになる。従って、この場合にも、頂点どまりが生じるのを避け得る。
図9の(b)は、時差修正機構80を構成する筒車構造体2の第一筒車2a及びその爪車部50が、図9の(a)の状態S8の位置P8からG1方向に更に3度だけ回転して位置P9に達した状態S9を示す。この状態S9においても、躍制部71Aの躍制爪部73Aが斜面76Aで爪部52の頂点部58に係合し、躍制部71Bの躍制爪部73Bが斜面75Bで爪部52の頂点部58に係合している。従って、躍制部71A,71Bは、いずれも、爪車部50をG1方向に回転させるトルクを該爪車部50に及ぼす。すなわち、この場合も、仮に、この状態S9で外力が取り除かれると、爪車部50は、G1方向に回転されて、次の安定位置Pa(但し、図5の(a)の状態Saの位置Paと比較して爪車部50の爪部52が一つ分(30度)だけG1方向に回転した位置)に達することになる。従って、この場合にも、頂点どまりが生じるのを避け得る。
第一筒車2a及びその爪車部50が、図9の(b)の状態S9の位置P9からG1方向に更に3度だけ回転すると、隣接爪部52,52を区別しない限り、図5の(a)で示した状態Saに戻り、その後、上記の状態S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9を順に採ることを繰返す。
すなわち、この時差修正機構80を構成するこの筒車構造体2では、頂点どまりが生じる虞れが実際上ないので、第一筒車2aの爪車部50のG1,G2方向回転に伴って躍制機構70の躍制部71A,71Bの躍制爪部73A,73Bの夫々が爪車部50の隣接する爪部52,52間の谷部に丁度嵌り込む安定位置Sa,Saの間の位置すなわち中途半端な位置で第一筒車2aが第二筒車2bに対して停止する虞れがなく、時差修正が確実に行われ得る。
以上のような筒車構造体2において、第一筒車2aの爪車部50が線E(より詳しくは線Eを含み図面に直角な面)について鏡映対称である条件下で、第二筒車2bの躍制機構70を構成する一対の躍制部71A,71Bが線E(より詳しくは線Eを含み図面に直角な面)について鏡映対称である限り、爪車部50の爪部52その他の詳細な形状や配置や構造、躍制部71A,71Bを構成する弾性腕部72A,72Bや躍制爪部73A,73Bの詳細な形状や構造等は、どのようなものであってもよい。
躍制部71A,71Bのばねとしての働きは、弾性腕部72A,72Bの幅や厚みや長さだけでなく、該弾性腕部72A,72Bの撓み量や爪部52に対する角度(躍制爪部73A,73Bの形状や爪車部50の爪部52に対する相対的な位置や距離等にも依存)等によっても変り得る。従って、これらを適切に選択することにより、所望の躍制動作を行わせ得る。
また、例えば、安定な状態Saにおいて、躍制爪部73A,73B間に図5の(a)のように二つの爪部52が配置される代わりに、一つの爪部52が配置されるように躍制爪部73A,73Bの相対位置が位置決めされていても、三つ以上の爪部52がが配置されるように躍制爪部73A,73Bの相対位置が位置決めされていてもよい。
また、第一筒車2aが時針9の取り付けられる筒状部42を備えると共に時差修正機構80の時差修正伝え車83や日回し中間車21に噛合される歯車部41を備える限り、第一筒車2aが躍制機構70を有し、第二筒車2bが爪車部50を備えていてもよい。但し、一対の躍制部71A,71Bは、その本来の役割からして、規正状態Saにおいては、躍制爪部73A,73Bの両方がその詳細形状に関わらず爪車部50の爪部52,52間に係合されて爪車50の回転を完全に規正する。
本発明の好ましい一実施例の時差修正機構付時計の断面説明図。 図1の時計で時差修正機構として用いられている筒車構造体の平面説明図。 図1の時計の文字板側外観の平面説明図。 図2の筒車構造体を構成する部品を示したものであって、(a)及び(b)は第二の筒車、(c)及び(d)は第一の筒車、(e)及び(f)はとめ座を示し、(a)は(b)のVA−VA線断面説明図、(b)は(a)を矢印VB方向に見た底面説明図、(c)は(d)のVC−VC線断面説明図、(d)は(c)を矢印VD方向に見た底面説明図、(e)は(f)のVE−VE線断面説明図、(f)は(e)を矢印VF方向に見た底面説明図。 図2の筒車構造体の動作状態を示したものであって、(a)は第二の筒車のジャンパ(躍制部)による規正により第一の筒車の爪車部が安定な状態にあることを示した動作状態平面説明図、(b)は(a)の安定状態から1/10の角度だけ筒車部が回転した状態を示した別の動作状態平面説明図。 図2の筒車構造体の別の動作状態を示したものであって、(a)は図5の(b)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転した状態を示した更に別の動作状態平面説明図、(b)は(a)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転した状態を示した更に別の動作状態平面説明図。 図2の筒車構造体の別の動作状態を示したものであって、(a)は図6の(b)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転した状態であって一方の躍制爪部の頂点が爪車部の爪の頂点に達した状態(他方の躍制爪部の頂点は爪車部の爪の頂点に達していない状態)を示した更に別の動作状態平面説明図、(b)は(a)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転した状態であって形式的には二つの躍制部及び爪車部が鏡映対称線に関して鏡映対称な位置にある状態を示した更に別の動作状態平面説明図。 図2の筒車構造体の別の動作状態を示したものであって、(a)は図7の(b)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転した状態であって一方の躍制爪部の頂点が爪車部の爪の頂点を越え他方の躍制爪部の頂点が爪車部の爪の頂点に達した状態を示した更に別の動作状態平面説明図、(b)は(a)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転して両方の躍制爪部の頂点が爪車部の爪の頂点を越えた状態を示した更に別の動作状態平面説明図。 図2の筒車構造体の更に別の動作状態を示したものであって、(a)は図8の(b)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転した状態を示した更に別の動作状態平面説明図、(b)は(a)の状態から更に1/10の角度だけ筒車部が回転した状態であって更に1/10の角度だけ回転すると図5の(a)の位置に戻るような状態を示した更に別の動作状態平面説明図。
符号の説明
1 時差修正機構付時計
2 筒車構造体
2a 第一筒車
2b 第二筒車
2c とめ座
7 秒針
8 分針
9 時針
11 香箱
12 ぜんまい
13 香箱車
14 回転錘
15 秒車
17 分車
19 日の裏車
21 日回し中間車
23 日回し車
25 日車
27 24時筒車
28 24時間針
29 カレンダ裏板
31 巻真
33 つづみ車
34 巻真側時差修正伝え車
40 第一筒車本体部
41 大径歯車部
42 筒状部
43 管状穴部
44 先端部
50 爪車部
51 筒状部
52 爪部
53 爪車本体部
54 嵌着用凸部
55 とめ座装着用凸部
56,57 斜面
58 頂点
59 谷部
60 第二筒車本体部
61 歯車部
64 中央開口部
65 基体部
66A,66B 基端
67A,67B 先端
68,69 開口
70 躍制機構
71,71A,71B 躍制部
72,72A,72B 弾性腕部
73,73A,73B 躍制爪部
74,74A,74B 頂点
75,75A,75B 第一の斜面部
76,76A,76B 第二の斜面部
80 時差修正機構
82 第一時差修正伝え車
83 第二時差修正伝え車
84 歯車部
DA1,DA2,DB1,DB2 方向
E 鏡映対称中心線
G1,G2 回転方向
P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8,P9,Pa 爪車部の回転位置
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9,Sa 筒車機構の状態

Claims (10)

  1. 爪車と、該爪車の回転を規正する躍制機構とを有する時計の躍制機構付爪車構造体であって、
    前記躍制機構が、一対の躍制部からなり、
    該一対の躍制部は、該一対の躍制部のうちのいずれか一方の躍制部の頂点部が爪車の頂点部と係合する際に、該一対の躍制部のうちの他方の躍制部が爪車に対して回転トルクを及ぼすように構成されている
    時計の躍制機構付爪車構造体。
  2. 一対の躍制部及び爪車が、対称中心線について実質的に鏡映対称な形状を有する請求項1に記載の時計の躍制機構付爪車構造体。
  3. 釣合い状態において、頂点で躍制部に係合した一対の爪の間に、一つの爪が位置するように、一対の躍制部が配置されている請求項2に記載の時計の躍制機構付爪車構造体。
  4. 前記躍制機構は、前記爪車が遊嵌される中央開口部を備えた基体部を有し、
    前記一対の躍制部の夫々が、基端側で前記基体部に一体的に繋がった弾性腕部を有し、該弾性腕部の先端側に前記躍制爪部形成されている
    請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の時計の躍制機構付爪車構造体。
  5. 前記爪車が第一の筒車を構成し、前記躍制機構が第二の筒車を構成し、該第一及び第二の筒車が筒車構造体を構成する請求項1から4までのいずれか一つの項に記載の時計の躍制機構付爪車構造体。
  6. 前記第一の筒車が、前記爪車と、日の裏車に噛合する歯車部と、時針が装着される筒状部とを一体に有し、
    前記第二の筒車が、時刻修正伝え車及び日回し車に直接的又は間接的に噛合される歯車部と、前記躍制機構とを、一体に有する
    請求項5に記載の時計の躍制機構付爪車構造体。
  7. 第一の筒車と第二の筒車とが嵌合状態においてとめ座で保持されている請求項6に記載の時計の躍制機構付爪車構造体。
  8. 請求項6又は7に記載の時計の躍制機構付爪車構造体を備えた時差修正機構。
  9. 前記時差修正伝え車は、時差位置に引出された巻真の回転に応じて回転されるように構成され、前記第二の筒車の歯車部は、日回し中間車を介して日車を回転させるように構成されている請求項8に記載の時差修正機構。
  10. 請求項1から7までのいずれか一つの項に記載の躍制機構付爪車構造体又は請求項8若しくは9に記載の時差修正機構を備えた時計。
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