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JP5126291B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子に関する。
一般に、デジタルカメラ等の撮像装置には、CCD型やCMOS型の固体撮像素子が使用されている。例えば、CMOS型の固体撮像素子は、2次元行列状に配置された複数の画素を有している。例えば、画素は、入射光の光量に応じて信号電荷を生成するフォトダイオード等の光電変換部、転送トランジスタ、増幅トランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタを有している。なお、転送トランジスタのドレインは、増幅トランジスタのゲートに接続され、フォトダイオードで生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョン領域として機能する。
画素の信号は、読み出し期間に、列毎に設けられた垂直信号線に行毎に出力される。例えば、読み出し期間では、読み出し対象の行の選択トランジスタがオンする。そして、選択トランジスタがオン状態の行の画素では、先ず、リセットトランジスタが一定期間オンし、フローティングディフュージョン領域の電荷がリセットされる。次に、転送トランジスタがオンし、フォトダイオードで生成された信号電荷がフローティングディフュージョン領域に転送される。フローティングディフュージョン領域に転送された電荷に基づく信号電圧は、ソースフォロア回路として動作する増幅トランジスタにより、垂直信号線に出力される。
近年、増幅トランジスタ、リセットトランジスタおよび選択トランジスタを列方向に配置された2つの画素で共有する固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1)。この種の固体撮像素子では、例えば、増幅トランジスタ等を共有する2つの画素の転送トランジスタのドレイン(フローティングディフュージョン領域の一部)は、金属等の配線により互いに接続され、2つの画素で共有される。一般に、列方向に配置された2つの画素の転送トランジスタのドレインを互いに接続する配線は、垂直信号線と平行に配置される。
特開2007−165864号公報
読み出し期間では、選択トランジスタがオンしたとき、増幅トランジスタおよび選択トランジスタを介して、電源から垂直信号線に電流が流れる。これにより、垂直信号線の電圧は、上昇する。そして、垂直信号線とフローティングディフュージョン領域とのカップリングにより、フローティングディフュージョン領域の電圧は、上昇する。なお、フローティングディフュージョン領域の電圧は、選択トランジスタのゲートとフローティングディフュージョン領域とのカップリングでも、上昇する。
特に、フローティングディフュージョン領域の配線が垂直信号線と平行に配置された固体撮像素子(例えば、増幅トランジスタ等を2つの画素で共有する固体撮像素子)では、垂直信号線とフローティングディフュージョン領域とのカップリングの影響が大きくなり、フローティングディフュージョン領域の電圧の上昇は、大きくなる。
フローティングディフュージョン領域の電圧が上昇した場合、リセットトランジスタのゲートを高レベルにしたとき、リセットトランジスタのゲート・ソース間電圧が閾値電圧以上にならないおそれがある。この場合、リセットトランジスタが正常に動作しないため、フローティングディフュージョン領域の電荷がリセットされず、増幅トランジスタの動作範囲が正常動作の範囲から外れる。例えば、複数の画素のリセットトランジスタが正常に動作しない場合、フローティングディフュージョン領域の電圧が複数の画素でばらつき、その結果、増幅トランジスタの出力特性が複数の画素でばらつく。この場合、ダークシェーディングや固定パターンノイズが画像に発生する。
本発明の目的は、ダークシェーディングや固定パターンノイズを低減することである。
固体撮像素子は、光電変換部、電荷電圧変換部、転送トランジスタ、増幅トランジスタ、選択トランジスタおよびリセットトランジスタを含む画素と、増幅トランジスタから出力された信号を伝達する垂直信号線と、制御部とを有している。光電変換部は、光を電荷に変換する。電荷電圧変換部は、光電変換部から転送される電荷を電圧に変換する。転送トランジスタは、光電変換部の電荷を電荷電圧変換部に転送する。増幅トランジスタは、電荷電圧変換部の電圧に基づく信号を生成する。選択トランジスタは、増幅トランジスタから信号を出力するか否かを選択する。リセットトランジスタは、電荷電圧変換部の電荷をリセットする。なお、電荷電圧変換部は、接続配線により、増幅トランジスタおよびリセットトランジスタに接続される。制御部は、光電変換部の電荷をリセットするリセット期間で、リセットトランジスタがオン状態からオフ状態に変化するときに、選択トランジスタがオン状態であるように、リセットトランジスタおよび選択トランジスタを制御する。
本発明によれば、ダークシェーディングや固定パターンノイズを低減できる。
一実施形態における固体撮像素子の概要を示す図である。 図1に示した画素の一例を示す図である。 図2に示した画素のレイアウトの一例を示す図である。 図1に示した固体撮像素子の動作の一例を示す図である。 図1に示した固体撮像素子を用いて構成された撮像装置の一例を示す図である。 別の実施形態における固体撮像素子の概要を示す図である。 図6に示した画素のレイアウトの一例を示す図である。 図3に示した画素のレイアウトの変形例を示す図である。 図7に示した画素のレイアウトの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。制御信号(転送信号TX、選択信号SEL、リセット信号RST等)が伝達される信号線には、制御信号名と同じ符号を使用する。
図1は、本発明の一実施形態を示している。この実施形態の固体撮像素子10は、例えば、CMOS型の固体撮像素子であり、画素アレイ20、垂直走査回路30、水平走査回路40、定電流源ISおよび垂直信号線VL有している。
画素アレイ20は、2次元行列状に配置された複数の画素PX(PXa、PXb)を有している。例えば、各画素PXは、入射光の光量に応じた電気信号を生成する。なお、この実施形態では、列方向(図1の縦方向)に隣接する2つの画素PXa、PXbにより画素群PXGが構成されている。例えば、画素群PXGは、n行m列に配置されている。この場合、画素PXは、(2×n)行m列に配置されている。画素群PXGを構成する画素PXa、PXbの詳細は、後述する図2で説明する。列方向に配置された複数の画素群PXGは、列毎に設けられた垂直信号線VLに接続されている。また、各垂直信号線VLには、各画素PXからの信号を読み出すために、定電流源ISが接続されている。
垂直走査回路30は、選択信号SEL、リセット信号RSTおよび転送信号TX(TXa、TXb)を用いて、画素アレイ20の画素PXを行毎に制御する。以下、選択信号SEL、リセット信号RST、転送信号TXを、制御信号SEL、RST、TXともそれぞれ称する。なお、制御信号SEL、RSTは、画素群PXGを構成する画素PXa、PXbで共有されている。
例えば、選択信号SEL(n)およびリセット信号RST(n)は、n行目の画素群PXGの選択信号SELおよびリセット信号RSTをそれぞれ示している。すなわち、選択信号SEL(n)は、(2×n−1)行目および(2×n)行目の画素PXで共有されている。また、リセット信号RST(n)は、(2×n−1)行目および(2×n)行目の画素PXで共有されている。なお、転送信号TXa(n)は、(2×n−1)行目の画素PX(n行目の画素群PXGの画素PXa)の転送信号TXである。そして、転送信号TXb(n)は、(2×n)行目の画素PX(n行目の画素群PXGの画素PXb)の転送信号TXである。
したがって、垂直走査回路30は、例えば、制御信号SEL(1)、RST(1)、TXa(1)を制御し、1行目の画素PX(1行目の画素群PXGの画素PXa)を制御する。また、例えば、垂直走査回路30は、制御信号SEL(1)、RST(1)、TXb(1)を制御し、2行目の画素PX(1行目の画素群PXGの画素PXb)を制御する。
水平走査回路40は、垂直走査回路30により選択された行の画素PXの信号OUTS、OUTNを蓄積し、蓄積した信号OUTS、OUTNを列毎に順次出力する。ここで、信号OUTNは、例えば、画素PXのリセットノイズ成分等を含む固定ノイズ成分を示すノイズ信号である。また、信号OUTSは、画素PXのリセットノイズ成分等の固定ノイズ成分と、画素PX内の光電変換部で生成された電荷に応じた信号成分とを含む画素信号である。
図2は、図1に示した画素PXの一例を示している。なお、図2は、画素群PXGを構成する画素PXa、PXbの一例を示している。例えば、画素群PXGは、列方向(図2の縦方向)に隣接する2つの画素PXa、PXbを有している。なお、この実施形態では、画素PX(PXa、PXb)内に形成されるトランジスタMTRa、MTRb、MAM、MSE、MRSは、全てnMOSトランジスタである。
画素PXaは、光電変換部PDa、転送トランジスタMTRa、増幅トランジスタMAM、選択トランジスタMSE、リセットトランジスタMRSおよびフローティングディフュージョンFD(フローティングディフュージョン領域)を有している。また、画素PXbは、光電変換部PDb、転送トランジスタMTRb、増幅トランジスタMAM、選択トランジスタMSE、リセットトランジスタMRSおよびフローティングディフュージョンFDを有している。このように、増幅トランジスタMAM、選択トランジスタMSE、リセットトランジスタMRSおよびフローティングディフュージョンFDは、画素PXa、PXbで共用されている。
ここで、フローティングディフュージョンFDは、光電変換部PDから転送される電荷を蓄積する容量FC1、FC2等が形成される領域(トランジスタMTRa、MTRbのドレイン領域等)である。なお、図中の容量FC1は、画素PXaの転送トランジスタMTRaのドレイン領域に形成される容量を示し、容量FC2は、画素PXbの転送トランジスタMTRbのドレイン領域に形成される容量を示している。例えば、転送トランジスタMTRaのドレイン(容量FC1)は、配線CLにより、転送トランジスタMTRbのドレイン(容量FC2)に接続されている。これにより、フローティングディフュージョンFDは、画素PXa、PXbで共用される。
光電変換部PDは、例えば、フォトダイオードPDであり、入射光の光量に応じて信号電荷を生成する。以下、光電変換部PDをフォトダイオードPDとも称する。例えば、画素PXaでは、フォトダイオードPDaは、アノードが接地され、カソードが転送トランジスタMTRaのソースに接続されている。フォトダイオードPDaにより生成された信号電荷は、転送トランジスタMTRaを介して、フローティングディフュージョンFDに転送される。フローティングディフュージョンFDに転送された信号電荷は、容量FC1、FC2等に蓄積され、電圧に変換される。このように、フローティングディフュージョンFDは、光電変換部PDから転送される電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部として機能する。
転送トランジスタMTRaは、例えば、ゲートに印加される転送信号TXaが高レベルの期間にオンし、フォトダイオードPDaに蓄積されている信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。なお、転送トランジスタMTRaのドレインは、配線CLにより、転送トランジスタMTRbのドレイン、増幅トランジスタMAMのゲートおよびリセットトランジスタMRSのソースに接続されている。すなわち、転送トランジスタMTRaのドレイン、転送トランジスタMTRbのドレイン、増幅トランジスタMAMのゲートおよびリセットトランジスタMRSのソースは、互いに接続されている。
増幅トランジスタMAMは、ソースが選択トランジスタMSEのドレインに接続され、ドレインが電源VDDに接続され、ゲートが転送トランジスタMTR(MTRa、MTRb)のドレインに接続されている。すなわち、フローティングディフュージョンFDの電圧は、増幅トランジスタMAMのゲートに入力される。そして、増幅トランジスタMAMは、例えば、ゲートの電圧から増幅トランジスタMAMの閾値電圧分下降した電圧を、ソースから出力する。このように、増幅トランジスタMAMは、フローティングディフュージョンFDに転送された信号電荷に基づく画素信号を生成する。
選択トランジスタMSEは、ソースが垂直信号線VLに接続され、ドレインが増幅トランジスタMAMのソースに接続され、ゲートで選択信号SELを受ける。例えば、選択トランジスタMSEは、選択信号SELが高レベルの期間にオンし、増幅トランジスタMAMのソースと垂直信号線VLとの間を導通させる。したがって、選択トランジスタMSEがオンの期間では、増幅トランジスタMAMと、選択トランジスタMSEと、垂直信号線VLに接続された定電流源(図1に示した定電流源IS)とにより、ソースフォロア回路が構成される。これにより、選択トランジスタMSEにより選択された画素PXの信号が、垂直信号線VLに出力される。このように、選択トランジスタMSEは、選択信号SELに基づいて、増幅トランジスタMAMから信号を出力するか否かを選択する。なお、選択信号SELは、画素群PXGを構成する画素PXa、PXbで共有されている。
リセットトランジスタMRSは、ソースが増幅トランジスタMAMのゲートに接続され、ドレインが電源VDDに接続され、ゲートでリセット信号RSTを受ける。例えば、リセットトランジスタMRSは、リセット信号RSTが高レベルの期間にオンし、フローティングディフュージョンFDの電荷(容量FC1、FC2等に蓄積されている電荷)をリセットする。すなわち、リセットトランジスタMRSは、リセット信号RSTが高レベルの期間に、フローティングディフュージョンFDの電圧をリセットする。なお、リセット信号RSTは、画素群PXGを構成する画素PXa、PXbで共有されている。
画素PXbでは、フォトダイオードPDbは、アノードが接地され、カソードが転送トランジスタMTRbのソースに接続されている。例えば、転送トランジスタMTRbは、ゲートに印加される転送信号TXbが高レベルの期間にオンし、フォトダイオードPDbに蓄積されている信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。フローティングディフュージョンFDに転送された信号電荷は、容量FC1、FC2等に蓄積される。
図3は、図2に示した画素PXのレイアウトの一例を示している。なお、図3では、縦4画素×横3画素分の領域を示している。図中の網掛けは、トランジスタのゲートを示し、×印を付けた矩形は、コンタクト領域を示している。なお、図3では、図を見やすくするために、トランジスタMAM、MRSのドレインに接続される電源VDDの配線の記載を省略している。図3の例では、画素群PXGは、縦方向に隣接する2つの画素PXa、PXbにより構成されている。
画素PXa、PXbに共有される選択トランジスタMSE、増幅トランジスタMAMおよびリセットトランジスタMRSは、例えば、画素PXaのフォトダイオードPDaと画素PXbのフォトダイオードPDbとの間に配置されている。そして、選択トランジスタMSE、増幅トランジスタMAMおよびリセットトランジスタMRSは、図の横方向に並んでいる。
例えば、選択トランジスタMSEのドレインおよび増幅トランジスタMAMのソースは、拡散領域(トランジスタMSE、MAMのゲート間の領域)を互いに共有し、互いに接続されている。また、増幅トランジスタMAMのドレインおよびリセットトランジスタMRSのドレインは、拡散領域(トランジスタMAM、MRSのゲート間の領域)を互いに共有し、互いに接続されている。なお、増幅トランジスタMAMのドレインおよびリセットトランジスタMRSのドレインは、コンタクト領域(トランジスタMAM、MRSのゲート間の×印を付けた矩形)を介して、電源VDDの配線(図示せず)に接続される。
選択信号SELが伝達される選択信号線SELは、画素群PXGの行毎に設けられ、行方向(図3の横方向)に配置された選択トランジスタMSEのゲートに接続されている。また、リセット信号RSTが伝達されるリセット信号線RSTは、画素群PXGの行毎に設けられ、行方向に配置されたリセットトランジスタMRSのゲートに接続されている。
転送トランジスタMTRa、MTRbは、フォトダイオードPDa、PDbにそれぞれ隣接して配置される。なお、転送トランジスタMTRのソースおよびフォトダイオードPDのカソードは、拡散領域を互いに共有し、互いに接続されている。そして、転送信号TXが伝達される転送信号線TXは、画素PXの行毎に設けられ、行方向に配置された転送トランジスタMTRのゲートに接続されている。例えば、転送信号TXaが伝達される転送信号線TXaは、行方向に配置された転送トランジスタMTRaのゲートに接続されている。そして、転送信号TXbが伝達される転送信号線TXbは、行方向に配置された転送トランジスタMTRbのゲートに接続されている。
また、転送トランジスタMTRa、MTRbのドレインは、配線CLにより、増幅トランジスタMAMのゲートに共通に接続されている。例えば、配線CLは、転送トランジスタMTRaのドレイン、転送トランジスタMTRbのドレイン、増幅トランジスタMAMのゲートおよびリセットトランジスタMRSのソースを互いに接続している。すなわち、画素PXa、PXbは、フローティングディフュージョンFD(例えば、転送トランジスタMTRのドレイン)を増幅トランジスタMAMのゲートおよびリセットトランジスタMRSのソースに接続する配線CLを有している。
配線CLの一部は、列方向(図3の縦方向)に延在する垂直信号線VLに隣接して平行に配置されている。例えば、画素群PXGでは、転送トランジスタMTRa、MTRbのドレイン(拡散領域)を互いに接続している部分の配線CLが、垂直信号線VLに隣接して平行に配置されている。なお、垂直信号線VLは、列方向に配置された選択トランジスタMSEのソースに接続されている。また、接地電圧GNDの配線は、垂直信号線VLに平行に配置されている。例えば、垂直信号線VLの一方側に、配線CLが配置され、垂直信号線VLの他方側に、接地電圧GNDの配線が配置される。
この実施形態では、垂直信号線VLは、自身に隣接する配線CLを有する画素PXの選択トランジスタMSEのソースに接続されている。ここで、例えば、増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作しているとき、フローティングディフュージョンFDの電圧の変動は、垂直信号線VLにそのまま伝達される。このため、増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作しているとき、配線CLと垂直信号線VLとのカップリング容量は、見かけ上小さくなる。
例えば、フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタMTRのドレインに形成される容量(図2に示した容量FC1、FC2)、配線CLと他の配線とのカップリング容量、リセットトランジスタMRSのソースに形成される容量等を有している。したがって、配線CLと垂直信号線VLとのカップリング容量が見かけ上小さくなることにより、フローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量は、小さくなる。例えば、フローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量は、フローティングディフュージョンFDの電圧の変化量に対する電荷の変化量に対応している。
これに対し、例えば、配線CLおよび垂直信号線VL間に電源配線(接地電圧GNDの配線等)を配置し、配線CLと垂直信号線VLとのカップリング容量を低減した構成では、配線CLと電源配線とのカップリング容量が形成される。電源配線の電圧が一定に維持されるため、増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作しているときでも、配線CLと電源配線とのカップリング容量は、フローティングディフュージョンFDの容量の一部として機能する。したがって、フローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量は、配線CLの一部を垂直信号線VLに隣接して平行に配置した構成(図3に示した構成)に比べて大きくなる。
例えば、フローティングディフュージョンFDの容量が大きい場合、フローティングディフュージョンFDに転送される電荷量(電荷の変化量)に対する電圧の変化量は、小さい。すなわち、フローティングディフュージョンFDの容量が大きい場合、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDに転送される電荷を電圧に変換するときの変換ゲイン(以下、フローティングディフュージョンFDの変換ゲインとも称する)が小さくなる。なお、この実施形態では、増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作しているとき、フローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量を小さくできるため、フローティングディフュージョンFDの変換ゲインを大きくできる。これにより、この実施形態では、画素PXの画素信号(増幅トランジスタMAMの出力信号)を大きくでき、SN比を高くできる。この結果、画質が向上する。
図4は、図1に示した固体撮像素子10の動作の一例を示している。なお、図4では、1行目の画素群PXGの制御信号RST(1)、TXa(1)、TXb(1)、SEL(1)およびn行目の画素群PXGの制御信号SEL(n)以外の制御信号RST、TX、SELの記載を省略している。また、図4では、着目した1つの画素群PXGに対応する垂直信号線VLおよびフローティングディフュージョンFDの電圧を示している。なお、図中の破線の波形は、リセット期間TRSTに選択信号SELが低レベルに維持されたときのフローティングディフュージョンFDの電圧を、比較例として示している。
リセット期間TRSTは、例えば、撮影画像を構成する全ての画素PXのフォトダイオードPDの電荷をリセットする期間である。また、露光期間TEXPは、例えば、メカニカルシャッタを開き、フォトダイオードPDを露光する期間である。そして、読み出し期間TRDは、画素PXの信号を行毎に読み出す期間である。
リセット期間TRSTでは、先ず、全ての行の転送信号TXおよび選択信号SELが低レベルに維持された状態で、全ての行の画素PXのリセット信号RSTが低レベルから高レベルに変化する(図4(a))。これにより、全ての画素PXのリセットトランジスタMRSがオンする。
全ての画素PXのリセットトランジスタMRSがオンすることにより、全ての画素PXのフローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされ、全ての画素PXのフローティングディフュージョンFDの電圧は、電圧VTHに維持される。なお、電圧VTHは、リセット信号RSTの高レベルからリセットトランジスタMRSの閾値電圧分下降した電圧であり、リセットトランジスタMRSをオンさせる上限値である。例えば、フローティングディフュージョンFDの電圧が電圧VTHより高い場合、リセット信号RSTが高レベルのときでも、リセットトランジスタMRSはオンしない。
全ての行の選択信号SELが低レベルに維持されているため、全ての画素PXの選択トランジスタは、オフしている。このため、垂直信号線VLの電圧は、例えば、図1に示した定電流源ISを動作させる最低電圧より低下しないように、電圧VCLPにクリップされている。
次に、全ての行の転送信号TXが低レベルから高レベルに変化し(図4(b))、全ての画素PXの転送トランジスタMTRがオンする。これにより、全ての画素PXのフォトダイオードPDの電荷は、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDに転送され、リセットされる。なお、転送信号TXが低レベルから高レベルに変化したとき、フローティングディフュージョンFDの電圧は、転送信号線TXとフローティングディフュージョンFDとのカップリングにより、上昇する。なお、図4の説明では、転送信号線TXには、例えば、転送トランジスタMTRのゲートも含まれる。
そして、全ての行の選択信号SELが低レベルから高レベルに変化し(図4(c))、全ての画素PXの選択トランジスタMSEがオンする。これにより、全ての画素PXの増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作する。例えば、増幅トランジスタMAMは、ゲートの電圧(フローティングディフュージョンFDの電圧)から増幅トランジスタMAMの閾値電圧分下降した電圧を、ソースから垂直信号線VLに出力する。これにより、垂直信号線VLの電圧は、上昇する。この際、フローティングディフュージョンFDの電圧は、垂直信号線VLとフローティングディフュージョンFD(例えば、図3に示した配線CL)とのカップリングや選択信号線SELとフローティングディフュージョンFDとのカップリングにより、上昇する。なお、図4の説明では、選択信号線SELには、例えば、選択トランジスタMSEのゲートも含まれる。
選択信号SELが低レベルから高レベルに変化した後に、全ての行の転送信号TXが高レベルから低レベルに変化し(図4(d))、全ての画素PXの転送トランジスタMTRがオフする。この際、フローティングディフュージョンFDの電圧は、転送信号線TXとフローティングディフュージョンFDとのカップリングや転送トランジスタMTRのオフによるチャージインジェクションにより、下降する。
なお、転送信号TXが高レベルから低レベルに変化したとき、増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作しているため、フローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量は、小さい。したがって、フローティングディフュージョンFDの電圧に対する転送信号線TXとフローティングディフュージョンFDとのカップリングの影響は、大きい。このため、例えば、転送信号TXが高レベルから低レベルに変化したとき(図4(d))のフローティングディフュージョンFDの電圧の下降量は、転送信号TXが低レベルから高レベルに変化したとき(図4(b))のフローティングディフュージョンFDの電圧の上昇量より大きくなる。
フローティングディフュージョンFDの電圧が下降することにより、例えば、リセットトランジスタMRSがオンする。これにより、フローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされ、フローティングディフュージョンFDの電圧は、電圧VTHに維持される。このようにして、全ての画素PXのフォトダイオードPDの電荷は、転送トランジスタMTRおよびリセットトランジスタMRSを介して電源VDDに排出される。なお、垂直信号線VLの電圧は、フローティングディフュージョンFDの電圧の変化に追従して下降する。
そして、全ての行の画素PXのリセット信号RSTが高レベルから低レベルに変化し(図4(e))、全ての画素PXのリセットトランジスタMRSがオフする。この際、フローティングディフュージョンFDの電圧は、リセット信号線RSTとフローティングディフュージョンFDとのカップリングやリセットトランジスタMRSのオフによるチャージインジェクションにより、下降する。なお、図4の説明では、リセット信号線RSTには、例えば、リセットトランジスタMRSのゲートも含まれる。垂直信号線VLの電圧は、フローティングディフュージョンFDの電圧の変化に追従して下降する。
なお、リセット信号RSTが高レベルから低レベルに変化したとき、増幅トランジスタMAMは、ソースフォロア回路として動作している。このため、リセット信号RSTが高レベルから低レベルに変化したときのフローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量は、小さい。したがって、フローティングディフュージョンFDの電圧に対するリセット信号線RSTとフローティングディフュージョンFDとのカップリングの影響は、大きい。このため、この実施形態では、リセット信号RSTが高レベルから低レベルに変化したときのフローティングディフュージョンFDの電圧の下降量は、図4の破線の波形で示した比較例(リセット期間TRST中、選択信号SELを低レベルに維持した場合)に比べて大きい。
リセット信号RSTが高レベルから低レベルに変化した後、全ての行の選択信号SELが高レベルから低レベルに変化し(図4(f))、全ての画素PXの選択トランジスタMSEがオフする。選択トランジスタMSEのオフにより増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作しなくなるため、垂直信号線VLの電圧は、下降する。そして、垂直信号線VLの電圧は、例えば、図1に示した定電流源ISを動作させる最低電圧より低下しないように、電圧VCLPにクリップされる。この際、フローティングディフュージョンFDの電圧は、垂直信号線VLとフローティングディフュージョンFD(例えば、図3に示した配線CL)とのカップリングや選択信号線SELとフローティングディフュージョンFDとのカップリングにより、下降する。
このように、リセット期間TRSTでは、例えば、図1に示した垂直走査回路30は、リセットトランジスタMRSおよび転送トランジスタMTRがオン状態に維持されているときに、選択トランジスタMSEをオフ状態からオン状態に変化させ、リセットトランジスタMRSおよび転送トランジスタMTRがオン状態からオフ状態に変化した後に、選択トランジスタMSEをオン状態からオフ状態に変化させる。すなわち、リセット期間TRSTでは、選択トランジスタMSEは、転送トランジスタMTRおよびリセットトランジスタMRSの各々がオフ状態からオン状態に変化するときに、オフ状態に維持され、転送トランジスタMTRおよびリセットトランジスタMRSの各々がオン状態からオフ状態に変化するときに、オン状態に維持される。
露光期間TXEPでは、全ての行のリセット信号RST、転送信号TXおよび選択信号SELが低レベルに維持され、全ての画素PXのリセットトランジスタMRS、転送トランジスタMSEおよび選択トランジスタMSEがオフしている。このため、フローティングディフュージョンFDの電圧は、リセット期間TRSTの最終電圧(選択信号SELが高レベルから低レベルに変化した後の電圧)に維持されている。
読み出し期間TRDでは、先ず、全ての行の転送信号TXおよびリセット信号RSTが低レベルに維持された状態で、選択信号SEL(1)が低レベルから高レベルに変化する(図4(g))。なお、読み出し対象の行(図4の例では、1行目)の画素群PXGの選択信号SEL以外の選択信号SELは、低レベルに維持されている。
選択信号SEL(1)が低レベルから高レベルに変化することにより、1行目の画素群PXGの選択トランジスタMSEがオンし、1行目の画素群PXGの増幅トランジスタMAMがソースフォロア回路として動作する。これにより、垂直信号線VLの電圧は、上昇する。この際、フローティングディフュージョンFDの電圧は、垂直信号線VLとフローティングディフュージョンFD(例えば、図3に示した配線CL)とのカップリングや選択信号線SELとフローティングディフュージョンFDとのカップリングにより、上昇する。
特に、図3に示したように、フローティングディフュージョンFDの変換ゲインを大きくするために、垂直信号線VLとフローティングディフュージョンFDとのカップリングを相対的に大きくした構成では、フローティングディフュージョンFDの電圧の上昇量は、大きくなる。例えば、リセット期間TRSTに選択信号SELを制御しない構成(リセット期間TRST中、選択信号SELを低レベルに維持した場合)では、図4の破線の波形で示したように、フローティングディフュージョンFDの電圧が電圧VTHより高くなる。この場合、リセット信号RSTが低レベルから高レベルに変化したときでも、リセットトランジスタMRSがオンしないため、フローティングディフュージョンFDの電荷は、リセットされない。
これに対し、この実施形態では、リセット期間TRSTに選択信号SELを制御することにより、リセット期間TRSTの最終電圧を低くでき、フローティングディフュージョンFDの電圧が電圧VTHより高くなることを防止できる。
選択信号SEL(1)が低レベルから高レベルに変化した後に、リセット信号RST(1)が低レベルから高レベルに変化する(図4(h))。なお、リセット信号RST(1)を低レベルから高レベルに変化させるタイミングは、選択信号SEL(1)を低レベルから高レベルに変化させるタイミングと同じでもよい。
リセット信号RST(1)が低レベルから高レベルに変化することにより、1行目の画素群PXGのリセットトランジスタMRSがオンし、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされる。これにより、フローティングディフュージョンFDの電圧は、電圧VTHまで上昇する。垂直信号線VLの電圧は、フローティングディフュージョンFDの電圧の変化に追従して上昇する。なお、破線の波形で示した比較例では、フローティングディフュージョンFDの電圧は、リセット信号線RSTとフローティングディフュージョンFDとのカップリングにより、上昇する。
フローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされた後に、リセット信号RST(1)が高レベルから低レベルに変化し(図4(i))、1行目の画素群PXGのリセットトランジスタMRSがオフする。この際、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電圧は、リセット信号線RSTとフローティングディフュージョンFDとのカップリングやリセットトランジスタMRSのオフによるチャージインジェクションにより、電圧VREFまで下降する。そして、電圧VREFに応じた信号が垂直信号線VLに出力される。
例えば、1行目の画素群PXGの増幅トランジスタMAMは、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電圧VREFから増幅トランジスタMAMの閾値電圧分下降した電圧(図1に示した信号OUTNに対応する電圧)を垂直信号線VLに出力する。なお、破線の波形で示した比較例では、フローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされていないため、フローティングディフュージョンFDの電圧は、増幅トランジスタMAMを正常に動作させる電圧範囲(例えば、電圧VREF以下の範囲)から外れている。
これに対し、この実施形態では、リセット信号RST(1)が高レベルのときにフローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされているため、フローティングディフュージョンFDの電圧が増幅トランジスタMAMを正常に動作させる電圧範囲から外れることを防止できる。この結果、この実施形態では、増幅トランジスタの動作範囲が正常動作の範囲から外れることを防止でき、ダークシェーディングや固定パターンノイズが画像に発生することを低減できる。
増幅トランジスタMAMが電圧VREFに応じた信号を垂直信号線VLに出力した後に、転送信号TXa(1)が高レベルに一定期間維持される(図4(j))。なお、転送信号TXa(1)は、図1で説明したように、1行目の画素PX(1行目の画素群PXGの画素PXa)の転送信号TXである。
転送信号TXa(1)が高レベルに一定期間維持されることにより、1行目の画素PXの転送トランジスタMTRが一定期間オンする。これにより、1行目の画素PXでは、フォトダイオードPDにより生成された信号電荷が、転送トランジスタMTRを介して、フローティングディフュージョンFDに転送される。フローティングディフュージョンFDの電圧は、例えば、転送された信号電荷の量に応じて下降する。
そして、信号電荷の量に応じて下降したフローティングディフュージョンFDの電圧は、増幅トランジスタMAMを介して、垂直信号線VLに出力される。例えば、1行目の画素群PXGの増幅トランジスタMAMは、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電圧から増幅トランジスタMAMの閾値電圧分下降した電圧(図1に示した信号OUTSに対応する電圧)を垂直信号線VLに出力する。これにより、垂直信号線VLには、1行目の画素群PXGの画素PXa(1行目の画素PX)のフォトダイオードPDで生成された信号電荷に応じた信号が伝達される。
次に、2行目の画素PXの信号を読み出すために、リセット信号RST(1)が低レベルから高レベルに変化し(図4(k))、1行目の画素群PXGのリセットトランジスタMRSがオンする。これにより、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされ、フローティングディフュージョンFDの電圧は、電圧VTHまで上昇する。垂直信号線VLの電圧は、フローティングディフュージョンFDの電圧の変化に追従して上昇する。
そして、リセット信号RST(1)が高レベルから低レベルに変化し(図4(l))、1行目の画素群PXGのリセットトランジスタMRSがオフする。この際、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電圧は、図4(i)で説明したように、電圧VREFまで下降する。そして、電圧VREFに応じた信号が垂直信号線VLに出力される。例えば、1行目の画素群PXGの増幅トランジスタMAMは、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電圧VREFから増幅トランジスタMAMの閾値電圧分下降した電圧(図1に示した信号OUTNに対応する電圧)を垂直信号線VLに出力する。
このように、この実施形態では、リセットトランジスタMRSが正常に動作するため、例えば、1行目および2行目の画素PXにおいて、信号電荷が転送される前のフローティングディフュージョンFDの電圧を、電圧VREFに合わせることができる。すなわち、この実施形態では、信号電荷が転送される前のフローティングディフュージョンFDの電圧が複数の画素PXでばらつくことを防止できる。
なお、破線の波形で示した比較例では、フローティングディフュージョンFDの電荷がリセットされていないため、信号電荷が転送される前のフローティングディフュージョンFDの電圧は、複数の画素PXでばらつく。この場合、増幅トランジスタMAMの出力特性が複数の画素PXでばらつくため、ダークシェーディングや固定パターンノイズが画像に発生する。
これに対し、この実施形態では、フローティングディフュージョンFDの電圧が複数の画素PXでばらつくことを防止できるため、増幅トランジスタMAMの出力特性が複数の画素PXでばらつくことを防止できる。この結果、この実施形態では、ダークシェーディングや固定パターンノイズが画像に発生することを低減できる。また、この実施形態では、フローティングディフュージョンFDの電荷を確実にリセットできるため、連射撮影等の画像に残像が発生することを防止できる。
増幅トランジスタMAMが電圧VREFに応じた信号を垂直信号線VLに出力した後に、転送信号TXb(1)が高レベルに一定期間維持される(図4(m))。なお、転送信号TXb(1)は、図1で説明したように、2行目の画素PX(1行目の画素群PXGの画素PXb)の転送信号TXである。転送信号TXb(1)が高レベルに一定期間維持されることにより、2行目の画素PXの転送トランジスタMTRが一定期間オンする。これにより、2行目の画素PXでは、フォトダイオードPDにより生成された信号電荷が、転送トランジスタMTRを介して、フローティングディフュージョンFDに転送される。フローティングディフュージョンFDの電圧は、例えば、転送された信号電荷の量に応じて下降する。
信号電荷の量に応じて下降したフローティングディフュージョンFDの電圧は、増幅トランジスタMAMを介して、垂直信号線VLに出力される。例えば、1行目の画素群PXGの増幅トランジスタMAMは、1行目の画素群PXGのフローティングディフュージョンFDの電圧から増幅トランジスタMAMの閾値電圧分下降した電圧(図1に示した信号OUTSに対応する電圧)を垂直信号線VLに出力する。これにより、垂直信号線VLには、1行目の画素群PXGの画素PXb(2行目の画素PX)のフォトダイオードPDで生成された信号電荷に応じた信号が伝達される。
そして、選択信号SEL(1)が高レベルから低レベルに変化し(図4(n))、1行目の画素群PXGの選択トランジスタMSEがオフする。これにより、1行目の画素群PXGの読み出し動作が終了する。次に、例えば、2行目の画素群PXG(3行目および4行目の画素PX)の読み出し動作が開始する。n行目の画素群PXGの読み出し動作が終了したときに、読み出し期間TRDの動作が終了する。なお、読み出し対象の行の画素群PXGでは、読み出し対象の行の画素群PXGの制御信号RST、TXa、TXb、SELは、1行目の画素群PXGの読み出し動作のときの制御信号RST(1)、TXa(1)、TXb(1)、SEL(1)と同じように制御される。
図5は、図1に示した固体撮像素子10を用いて構成された撮像装置100の一例を示している。撮像装置100は、例えば、デジタルカメラであり、固体撮像素子10、撮影レンズ110、メモリ120、CPU130、タイミングジェネレータ140、記憶媒体150、モニタ160および操作部170を有している。
撮影レンズ110は、被写体の像を固体撮像素子10の受光面に結像する。メモリ120は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)やSRAM(Static RAM)等で形成された内蔵メモリであり、固体撮像素子10により撮影された画像の画像データ等を一時的に記憶する。CPU130は、例えば、マイクロプロセッサであり、図示しないプログラムに基づいて、固体撮像素子10や撮影レンズ110等の動作を制御する。例えば、CPU130は、オートフォーカス制御、絞り制御、固体撮像素子10への露光制御および画像データの記録等を実施する。なお、固体撮像素子10への露光制御には、例えば、メカニカルシャッタ(図示せず)の開閉の制御等も含まれる。
タイミングジェネレータ140は、CPU130により制御され、固体撮像素子10に駆動クロック等を供給する。例えば、タイミングジェネレータ140は、図1に示した垂直走査回路30および水平走査回路40の駆動クロック等を、固体撮像素子10に供給する。なお、タイミングジェネレータ140は、CPU130内に設けられてもよいし、固体撮像素子10内に設けられてもよい。記憶媒体150は、撮影された画像の画像データ等を記憶する。モニタ160は、例えば、液晶ディスプレイであり、撮影された画像、メモリ120に記憶された画像、記憶媒体150に記憶された画像およびメニュー画面等を表示する。操作部170は、レリーズボタンおよびその他の各種スイッチを有し、撮像装置100を動作させるために、ユーザにより操作される。
以上、この実施形態では、固体撮像素子10は、リセット期間TRSTのリセットトランジスタMRSの状態がオンからオフに変化するときに、選択トランジスタMSEをオン状態に維持する垂直走査回路30を有している。すなわち、垂直走査回路30は、リセット期間TRSTにおいて、リセットトランジスタMRSがオン状態からオフ状態に変化するときに、選択トランジスタMSEがオン状態であるように、リセットトランジスタMRSおよび選択トランジスタMSEを制御する。さらに、フローティングディフュージョンFDの配線CLの一部は、垂直信号線VLに隣接して平行に配置されている。これにより、この実施形態では、リセット期間TRSTの最終電圧を低くでき、読み出し期間TRDに、リセットトランジスタMRSを正常に動作させることができる。
この結果、この実施形態では、増幅トランジスタMAMの動作範囲が正常動作の範囲から外れることを防止でき、ダークシェーディングや固定パターンノイズが画像に発生することを低減できる。また、この実施形態では、リセットトランジスタMRSを正常に動作させることができるため、フローティングディフュージョンFDの電圧が複数の画素PXでばらつくことを防止できる。これにより、この実施形態では、増幅トランジスタMAMの出力特性が複数の画素PXでばらつくことを防止でき、画質を向上できる。
図6は、別の実施形態における固体撮像素子12の概要を示している。この実施形態の固体撮像素子12は、図1に示した垂直走査回路30および画素アレイ20の代わりに垂直走査回路32および画素アレイ22がそれぞれ設けられている。固体撮像素子12のその他の構成は、図1−図5で説明した実施形態と同じである。また、固体撮像素子12が搭載される撮像装置の構成は、図5に示した固体撮像素子10の代わりに固体撮像素子12が設けられることを除いて、図5に示した撮像装置100と同じである。図1−図5で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。なお、図中の容量FCは、転送トランジスタMTRのドレイン領域に形成される容量を示している。
画素アレイ22は、n行m列の2次元行列状に配置された複数の画素PXを有している。各画素PXは、光電変換部としてのフォトダイオードPD、転送トランジスタMTR、増幅トランジスタMAM、選択トランジスタMSE、リセットトランジスタMRSおよびフローティングディフュージョンFDを有している。なお、この実施形態では、フォトダイオードPD、転送トランジスタMTR、増幅トランジスタMAM、選択トランジスタMSE、リセットトランジスタMRSおよびフローティングディフュージョンFDは、画素PX毎に設けられている。すなわち、各画素PXは、例えば、図2示した画素群PXGからフォトダイオードPDb、転送トランジスタMTRbおよび容量FC2が省かれた構成と同じである。
垂直走査回路32は、選択信号SEL、リセット信号RSTおよび転送信号TXを用いて、画素アレイ22の画素PXを行毎に制御する。例えば、図6の転送信号TXを図2の転送信号TXaに対応させた場合、固体撮像素子12の動作は、読み出し期間TRDのリセット信号RSTの制御を除いて、図4に示した固体撮像素子10の転送信号TXbの制御を省いた動作と同じである。なお、固体撮像素子12の読み出し期間TRDでは、リセット信号RSTの制御は、例えば、図4に示したリセット信号RSTの制御から画素PXbの読み出しに対応する制御(例えば、図4(k、l))が省かれる。
図7は、図6に示した画素PXのレイアウトの一例を示している。なお、図7では、縦4画素×横3画素分の領域を示している。図中の網掛けは、トランジスタのゲートを示し、×印を付けた矩形は、コンタクト領域を示している。なお、図7では、図を見やすくするために、トランジスタMAM、MRSのドレインに接続される電源VDDの配線の記載を省略している
図7に示した画素PXのレイアウトは、選択トランジスタMSE、増幅トランジスタMAMおよびリセットトランジスタMRSが画素PX毎に配置されている点を除いて、図3に示した画素PXのレイアウトと基本的に同じである。例えば、各画素PXは、フローティングディフュージョンFD(例えば、転送トランジスタMTRのドレイン)を増幅トランジスタMAMのゲートおよびリセットトランジスタMRSのソースに接続する配線CLを有している。
そして、配線CLの一部は、列方向(図7の縦方向)に延在する垂直信号線VLに隣接して平行に配置されている。例えば、垂直信号線VLの一方側に、配線CLが配置され、垂直信号線VLの他方側に、接地電圧GNDの配線が配置される。なお、垂直信号線VLは、自身に隣接する配線CLを有する画素PXの選択トランジスタMSEのソースに接続されている。
これにより、この実施形態では、フローティングディフュージョンFDの変換ゲインを大きくできる。なお、この実施形態では、図4に示した動作と同様の制御が実施されるため、リセット期間TRSTの最終電圧を低くでき、リセットトランジスタMRSを読み出し期間TRDに正常に動作させることができる。以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態では、トランジスタMTR、MAM、MSE、MRSがnMOSトランジスタである場合の例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、トランジスタMTR、MAM、MSE、MRSは、pMOSトランジスタでもよい。この場合、制御信号RST、TX、SELの動作は、例えば、図4に示した動作の高レベルおよび低レベルを低レベルおよび高レベルにそれぞれ読み替えることで説明される。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、転送トランジスタMTRがオン状態に維持されているときに、選択トランジスタMSEがオフ状態からオン状態に変化する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、垂直走査回路30は、転送トランジスタMTRがオフ状態からオン状態に変化する前に、選択トランジスタMSEをオフ状態からオン状態に変化させてもよい。あるいは、垂直走査回路30は、転送トランジスタMTRがオン状態からオフ状態に変化した後に、選択トランジスタMSEをオフ状態からオン状態に変化させてもよい。すなわち、選択トランジスタMSEは、転送トランジスタMTRがオフ状態に維持されているときに、オフ状態からオン状態に変化してもよい。この場合にも、リセットトランジスタMRSがオン状態からオフ状態に変化したときのフローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量を小さくできるため、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、リセットトランジスタMRSがオン状態に維持されているときに、選択トランジスタMSEがオフ状態からオン状態に変化する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、垂直走査回路30は、リセットトランジスタMRSがオフ状態からオン状態に変化する前に、選択トランジスタMSEをオフ状態からオン状態に変化させてもよい。すなわち、選択トランジスタMSEは、少なくともリセットトランジスタMRSがオン状態からオフ状態に変化するときに、オン状態に維持されていればよい。この場合にも、リセットトランジスタMRSがオン状態からオフ状態に変化したときのフローティングディフュージョンFDの見かけ上の容量を小さくできるため、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、垂直信号線VLが自身に隣接する配線CLを有する画素PXの選択トランジスタMSEのソースに接続される例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図8や図9に示すように、垂直信号線VLは、自身に隣接する配線CLを有する画素PXと異なる列の画素PXの選択トランジスタMSEのソースに接続されてもよい。リセット期間TRSTの動作が全ての画素PXで同じため、この場合にも、リセット期間TRSTの最終電圧を低くできる。したがって、この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
図8は、図3に示した画素PXのレイアウトの変形例を示している。また、図9は、図7に示した画素PXのレイアウトの変形例を示している。図8および図9に示した例では、選択トランジスタMSE、増幅トランジスタMAMおよびリセットトランジスタMRSは、図3(図7)に示した選択トランジスタMSE、増幅トランジスタMAMおよびリセットトランジスタMRSと逆の順序で図の横方向に並んでいる。このため、配線CLの一部は、自身を含む画素PXと異なる列の垂直信号線VLに隣接して平行に配置されている。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、メカニカルシャッタによりフォトダイオードPDの露光が制御される例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、フォトダイオードPDの露光は、グローバル電子シャッタ等により制御されてもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
固体撮像素子に利用できる。
10、12‥固体撮像素子;20、22‥画素アレイ;30、32‥垂直走査回路;40‥水平走査回路;CL‥配線;FC、FC1、FC2‥容量;FD‥フローティングディフュージョン;IS‥定電流源;MAM‥増幅トランジスタ;MRS‥リセットトランジスタ;MSE‥選択トランジスタ;MTR、MTRa、MTRb‥転送トランジスタ;PD、PDa、PDb‥フォトダイオード;PX、PXa、PXb‥画素;PXG‥画素群;VL‥垂直信号線

Claims (9)

  1. 光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部から転送される前記電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記光電変換部の前記電荷を前記電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタと、前記電荷電圧変換部の電圧に基づく信号を生成する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタから信号を出力するか否かを選択する選択トランジスタと、前記電荷電圧変換部の電荷をリセットするリセットトランジスタと、前記電荷電圧変換部を前記増幅トランジスタおよび前記リセットトランジスタに接続する接続配線とを有する画素と、
    前記増幅トランジスタから出力された信号を伝達する垂直信号線と、
    前記光電変換部の露光前の期間であり、前記光電変換部の電荷をリセットするリセット期間で、前記リセットトランジスタがオン状態からオフ状態に変化するときに、前記選択トランジスタがオン状態であるように、前記リセットトランジスタおよび前記選択トランジスタを制御する制御部とを備えていることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1記載の固体撮像素子において、
    前記接続配線の少なくとも一部は、前記垂直信号線に隣接して平行に配置されていることを特徴とする固体撮像素子。
  3. 請求項1記載の固体撮像素子において、
    前記リセット期間では、前記制御部は、前記リセットトランジスタがオフ状態からオン状態に変化した後に、前記選択トランジスタをオフ状態からオン状態に変化させ、前記リセットトランジスタがオン状態からオフ状態に変化した後に、前記選択トランジスタをオン状態からオフ状態に変化させることを特徴とする固体撮像素子。
  4. 請求項1記載の固体撮像素子において、
    前記制御部は、前記転送トランジスタのオン/オフの状態を制御し、
    前記リセット期間では、前記制御部は、前記転送トランジスタをオフ状態からオン状態に変化させた後に、前記選択トランジスタをオフ状態からオン状態に変化させ、前記転送トランジスタをオン状態からオフ状態に変化させた後に、前記選択トランジスタをオン状態からオフ状態に変化させることを特徴とする固体撮像素子。
  5. 請求項1記載の固体撮像素子において、
    前記制御部は、前記転送トランジスタのオン/オフの状態を制御し、
    前記リセット期間では、前記制御部は、前記リセットトランジスタおよび前記転送トランジスタをオフ状態からオン状態に変化させた後に、前記選択トランジスタをオフ状態からオン状態に変化させ、前記リセットトランジスタおよび前記転送トランジスタをオン状態からオフ状態に変化させた後に、前記選択トランジスタをオン状態からオフ状態に変化させることを特徴とする固体撮像素子。
  6. 請求項1記載の固体撮像素子において、
    複数の前記画素により構成される画素群を備え、
    前記光電変換部および前記転送トランジスタは、前記画素毎に設けられ、
    前記電荷電圧変換部、前記増幅トランジスタ、前記選択トランジスタ、前記リセットトランジスタおよび前記接続配線は、前記画素群毎に設けられ、前記画素群を構成する複数の画素に共用されていることを特徴とする固体撮像素子。
  7. 請求項6記載の固体撮像素子において、
    前記制御部は、前記転送トランジスタのオン/オフの状態を制御し、
    前記リセット期間では、前記制御部は、前記リセットトランジスタおよび前記転送トランジスタをオフ状態からオン状態に変化させた後に、前記選択トランジスタをオフ状態からオン状態に変化させ、前記リセットトランジスタおよび前記転送トランジスタをオン状態からオフ状態に変化させた後に、前記選択トランジスタをオン状態からオフ状態に変化させることを特徴とする固体撮像素子。
  8. 請求項6記載の固体撮像素子において、
    前記電荷電圧変換部は、前記転送トランジスタのドレインが形成される拡散領域を含み、
    前記画素群では、前記拡散領域は、前記接続配線により互いに接続され、前記拡散領域を互いに接続している部分の前記接続配線は、前記垂直信号線に隣接して平行に配置されていることを特徴とする固体撮像素子。
  9. 請求項1記載の固体撮像素子において、
    前記リセット期間は、信号電荷を読み出す前に前記光電変換部の電荷をリセットする期間であることを特徴とする固体撮像素子。
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