JP5118952B2 - 管体継ぎ手用クランプ - Google Patents
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Description
そこで、この種の一般的な管体継ぎ手用クランプを示せば図9の通りである。これは、図10に示すように、2つの継ぎ手(2WAY継ぎ手)91,91を金属ブラケット92の左右端部に各別に溶接し、その金属ブラケット92の中央部に開けられた貫通孔93に、自動車ボディ面等の取付面94から突出するボルト95を通し、その先端側からナット96を螺入(ねじ止め)するというものである。
また図11に示すように、取付面94へは、金属ブラケット92のナット締結部97の1点で支持されることになるので、継ぎ手91に管体(図示せず)をねじ止めする際のねじ締付けモーメント(矢印ア参照)は、ナット締結部97の1点で支持されることになり、ここに応力の集中が生じる。このため、強固な金属ブラケット92、ボルト95及びナット96等の構成部材による高保持力が必要となった。
特に、管体が油圧ブレーキ配管である場合、この配管には高圧が負荷されるため、これに接続するフレアナットは高トルクで締め付けられる。このため、配管をねじ止めする際の上記ねじ締付モーメントで変形しないための十分な金属ブラケット強度を必要とする等、構成部材による高保持力が必要となった。
また強固な、つまり重い金属ブラケット92、ボルト95及びナット96等を必要とするために、軽量化が図れなかった。
各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴及びそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、1つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではなく、一部の事項のみを取り出して採用することも可能である。
以下の各項のうち、(1)項が請求項1に、(2)項が請求項2に、各々対応する。
(2)前記左右の継ぎ手固定枠部及び連結部が合成樹脂によって一体に形成されてなることを特徴とする(1)項に記載の管体継ぎ手用クランプ。
図1は、本発明による管体継ぎ手用クランプの一実施形態を示す斜視図、図2は同クランプの要部を示す正面図、図3は同クランプの縦断面概略図である。
これらの図に示すように、管体継ぎ手用クランプ1は、各々継ぎ手2を固定する左右の継ぎ手固定枠部11と、この左右の継ぎ手固定枠部11相互間、つまりクランプ左右方向中央部に位置して左右の継ぎ手固定枠部11と一体をなす連結部12とを備えてなる。
本実施形態では、左右の継ぎ手固定枠部11及び連結部12は合成樹脂成形により一体に形成されている。また各継ぎ手2は、インサート成形や圧入組込み等によって左右の継ぎ手固定枠部11に各別に固定されている。
この場合、中空部15は、クランプ取付面3である自動車ボディ面(一部のみ図示)から垂直に突出するねじ軸、ここではスタッドボルト4を、連結部12の底部13から天井部14に向けて挿通可能に形成されている。
また係止爪16は、中空部15の内壁のほぼ対向する位置から各々連結部12の天井部14方向に先端が傾斜、延出して、中空部15に挿通されたボルト4のねじ部4a左右側から各々そのねじ山相互間に食い込む爪である。このようにねじ山相互間に食い込むことによってボルト4の位置決め保持及び抜止めを行う。
この係止爪16は、各々弾性を有して少なくとも左右1対形成されている。図示例において係止爪16は、2対の腕部18の各先端部分に3個ずつ、合計6対形成されている。
本実施形態に係るクランプ1は、このような係止爪16による上記ボルト4の位置決め保持、抜止め機能によってクランプ取付面3に取付固定される。
この丸孔17は、本実施形態では貫通孔からなるが、スタッドボルト4の先端側部分が左右方向に殆ど遊びなく貫通するように形成されていればどのような形状、例えば溝や切欠きであってもよい。
またスタッドボルト4は、その先端側部分が一部でも丸孔17内(ボルト先端側支持用の対向面部相互間)に位置していればよい。すなわち、スタッドボルト4の先端部のみが丸孔17内に位置するだけであって、同先端部が丸孔17から上方に抜け出る構成でなくてもよい。
図4に示すように、本クランプ1は、その左右の継ぎ手固定枠部11に各々継ぎ手2が固定される。図示例では継ぎ手2は継ぎ手固定枠部11に圧入により組込み固定される(矢印イ参照)。
継ぎ手2が固定されたクランプ1は、クランプ取付面3から垂直に突出するスタッドボルト4を連結部12の底部13から天井部14に向けて挿通させることによって固定する。
すなわち本実施形態に係るクランプ1は、事前の溶接作業を要せず、またナット等の緊締具やスパナ等の工具を用いることなく、所謂ワンタッチという極めて簡単な方法で取付面3に固定でき、作業コストを低減できる。
図5は、上記継ぎ手2に管体5が取付固定される直前の様子を示し、図6は管体5が取付固定された後の状態を示す。
図7は、本実施形態に係るクランプ1において、継ぎ手2に管体5(図6参照)がねじ止めされる際の応力の作用位置の説明図である。
図7に示すように、本実施形態に係るクランプ1では、左右の継ぎ手固定枠部11と一体をなす連結部12の天井部14に、スタッドボルト4の先端側部分を挿通させる丸孔17(ボルト先端側支持用の対向面部)を形成した。また、クランプ1がスタッドボルト4を介してクランプ取付面3に位置決め固定された状態で、左右の継ぎ手固定枠部11の各底面19がクランプ取付面3と接触するように形成した。
すなわち、従来技術におけるように応力が1点に集中することはなく(応カ分散され)、強固な構成部材による高保持力の必要性は少なくなる。また強固な、つまり重い金属ブラケットや、ボルトあるいはナット等を用いる必要はなくなり、全体を合成樹脂で形成することも可能となって軽量化が図れる。
この場合、上記天井部14のスタッドボルト先端側部分が挿通する部分は、図7に示すスタッドボルト支持部分71として機能しない。したがって、例えば図中左側の継ぎ手固定枠部11にねじ締付けモーメント(矢印エ参照)が作用した場合には、右側の継ぎ手固定枠部11の底面部分73の1点のみでその応力が支持されることになり、スタッドボルト先端側部分との遊びの殆どない対向面部、本実施形態では丸孔17(図7参照)の存在が重要であることが分かる。
Claims (2)
- 各々管体継ぎ手を固定する左右の継ぎ手固定枠部と、この左右の継ぎ手固定枠部相互間に位置して両継ぎ手固定枠部と一体をなす連結部とを備えてなり、前記管体継ぎ手には管体がねじ止めされる管体継ぎ手用クランプであって、
前記連結部は、
クランプ取付面から突出するねじ軸を底部から天井部に向けて挿通させる中空部と、
この中空部の内壁の左右位置から各々天井部方向に先端が延出して、前記中空部に挿通された前記ねじ軸のねじ部に左右両側方から係合する、弾性を有する少なくとも一対の係止爪と、
天井部に設けられ、前記中空部に挿通された前記ねじ軸の先端側部分を殆ど遊びなく挿通させる丸孔とを備えてなり、
前記ねじ軸を介して前記クランプ取付面に位置決め固定された状態で少なくとも前記左右の継ぎ手固定枠部の各底面が前記クランプ取付面と接触するように形成され、かつ、
前記ねじ軸の先端が、前記丸孔を貫通して前記連結部の天井部より上方に突出するようになされたことを特徴とする管体継ぎ手用クランプ。 - 前記左右の継ぎ手固定枠部及び連結部が合成樹脂によって一体に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の管体継ぎ手用クランプ。
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