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JP5111355B2 - 開閉式小型電子機器 - Google Patents

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JP5111355B2
JP5111355B2 JP2008329028A JP2008329028A JP5111355B2 JP 5111355 B2 JP5111355 B2 JP 5111355B2 JP 2008329028 A JP2008329028 A JP 2008329028A JP 2008329028 A JP2008329028 A JP 2008329028A JP 5111355 B2 JP5111355 B2 JP 5111355B2
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Description

本発明は携帯電話機等の小型電子機器に関し、特に、スライド可能な2つの筐体のそれぞれにディスプレイを配備した開閉式小型電子機器に関するものである。
近年、携帯電話機においては、益々多機能化が進んでおり、これに伴ってディスプレイに表示すべき情報も多種多様となっているため、ディスプレイの大画面化が図られている。しかしながら、ディスプレイの画面の大きさは、筐体の大きさにより制限されるため、ディスプレイの大画面化にも限界がある。
ところで、携帯用の表示装置において、2つの筐体を折り畳み可能に連結して、両筐体の内面にそれぞれディスプレイを配備し、2画面によって多くの情報を表示することが提案されている(特許文献1)。
そこで、第1筐体と第2筐体を折り畳み可能に連結した折り畳み式携帯電話機において、第1筐体と第2筐体の内面にそれぞれディスプレイを配備する構成や、第1筐体と第2筐体をスライド可能に連結したスライド式携帯電話機において、第1筐体と第2筐体の表面にそれぞれディスプレイを配備する構成が考えられる。
特にスライド式携帯電話機については、第1筐体と第2筐体をスライド可能にベース体に支持し、ベース体に対して両筐体を互いに反対方向にスライドすることにより両筐体のディスプレイを露出させる構成が考えられる。
特開平11−167354号公報
しかしながら、上述したスライド式携帯電話機を開閉する場合、第1筐体と第2筐体を手動でスライドする必要があるため、該スライド式携帯電話機は、開閉時の操作性が悪いという問題があった。
そこで本発明の目的は、ベース体によって第1筐体と第2筐体がスライド可能に支持された開閉式小型電子機器において、開閉時の操作性を向上させることである。
本発明に係る開閉式小型電子機器は、ベース体(3)によって第1筐体(1)と第2筐体(2)がスライド可能に支持され、第2筐体(2)は、該第2筐体(2)によって第1筐体(1)の全表面を覆うと共に該第2筐体(2)の表面を露出させることが可能な閉じ位置と、該閉じ位置に第1筐体(1)を配置した場合に該第1筐体(1)の表面の一部が露出する第1開き位置との間で移動可能であり、第1筐体(1)は、前記閉じ位置と、第1開き位置に第2筐体(2)を配置した場合に第1筐体(1)の全表面が露出する第2開き位置との間で移動が可能であり、
第1筐体(1)を閉じ位置から第2開き位置へ向けて付勢すると共に、第2筐体(2)を第1開き位置から閉じ位置へ向けて付勢する付勢機構と、
第1筐体(1)に対する付勢機構の付勢力に抗して第1筐体(1)が閉じ位置にて係止された状態と、第2筐体(2)に対する付勢機構の付勢力に抗して第2筐体(2)が第1開き位置にて係止された状態とを実現することが可能な係止機構と、
第2筐体(2)が閉じ位置から第1開き位置までスライドする動作に連動して、係止機構による第1筐体(1)の係止を解除し、第1筐体(1)が第2開き位置から閉じ位置までスライドする動作に連動して、係止機構による第2筐体(2)の係止を解除する係止解除機構とを具える。
上記開閉式小型電子機器によれば、第2筐体(2)によって第1筐体(1)の全表面が覆われた状態から、第1筐体(1)の全表面を露出させる場合、第2筐体(2)を付勢機構の付勢力に抗して閉じ位置から第1開き位置まで手動でスライドさせることにより、第2筐体(2)のスライド動作に連動して係止機構による第1筐体(1)の係止が係止解除機構によって解除され、従って第1筐体(1)は、付勢機構の付勢力によって閉じ位置から第2開き位置まで移動することとなる。第1開き位置まで移動した第2筐体(2)は、係止機構によって係止され、付勢機構の付勢力に抗して第1開き位置に維持されることとなる。その結果、第1筐体(1)の全表面が露出することとなる。
一方、第1筐体(1)の全表面が露出した状態から、第2筐体(2)によって第1筐体(1)の全表面を覆う場合、第1筐体(1)を付勢機構の付勢力に抗して第2開き位置から閉じ位置まで手動でスライドさせることにより、第1筐体(1)のスライド動作に連動して係止機構による第2筐体(2)の係止が係止解除機構によって解除され、従って第2筐体(2)は、付勢機構の付勢力によって第1開き位置から閉じ位置まで移動することとなる。閉じ位置まで移動した第1筐体(1)は、係止機構によって係止され、付勢機構の付勢力に抗して閉じ位置に維持されることとなる。その結果、第2筐体(2)によって第1筐体(11)の全表面が覆われることとなる。
従って、上記開閉式小型電子機器においては、第1及び第2筐体(1,2)の何れか一方の筐体を操作するだけで、第2筐体(2)によって第1筐体(1)の全表面が覆われた状態と、第1筐体(1)の全表面が露出した状態とを実現することが出来、その結果、開閉式小型電子機器の開閉時の操作性が向上することとなる。
具体的構成において、第2筐体(2)の裏面側には、該裏面に向けて第1係合部(51)と第2係合部(52)が突設されたロック部(5)が配備され、ロック部(5)は、第1ばね部材(61)によって第2筐体(2)の裏面に向けて付勢されており、
第1筐体(1)は、閉じ位置から第2開き位置へ向けて第2ばね部材(62)によって付勢され、第1筐体(1)の裏面には、第1傾斜面(14)と第1係合受け部(13)が形成され、第1傾斜面(14)には、第1筐体(1)が第2開き位置から閉じ位置まで移動する過程において前記ロック部(5)の第1係合部(51)が当接し、第1係合受け部(13)には、閉じ位置にて第1係合部(51)が係脱可能に嵌め込まれ、
第2筐体(2)は、第1開き位置から閉じ位置へ向けて第3ばね部材(63)によって付勢され、第2筐体(2)の裏面には、第2傾斜面(251)と第2係合受け部(23)が形成され、第2傾斜面(251)には、第2筐体(2)が閉じ位置から第1開き位置まで移動する過程において前記ロック部(5)の第2係合部(52)が当接し、第2係合受け部(23)には、第1開き位置にて第2係合部(52)が係脱可能に嵌め込まれ、
前記第2ばね部材(62)と第3ばね部材(63)によって前記付勢機構が構成され、前記ロック部(5)と第1及び第2係合部受け部(13,23)によって前記係止機構が構成され、前記ロック部(5)と第1及び第2傾斜面(14,251)によって前記係止解除機構が構成されている。
上記具体的構成によれば、第2筐体(2)によって第1筐体(1)の全表面が覆われた状態から、第1筐体(1)の全表面を露出させる場合、第2筐体(2)を第3ばね部材(63)の付勢力に抗して閉じ位置から第1開き位置まで手動でスライドさせることにより、その過程においてロック部(5)の第2係合部(52)が第2傾斜面(251)に当接した後、第2筐体(2)のスライド動作に連動して第2係合部(52)は第2傾斜面(251)を摺動し、これにより第2係合部(2)は第1ばね部材(61)の付勢力に抗して付勢方向とは反対方向に移動することとなる。これに伴って第1係合部(51)は、第2係合部(52)と同じ方向に移動して第1係合受け部(13)から離脱し、従って第1筐体(1)は、第2ばね部材(62)の付勢力によって閉じ位置から第2開き位置まで移動することとなる。第1開き位置まで手動で移動させた第2筐体(2)は、第2係合受け部(23)に第2係合部(52)が係合することによって、第3ばね部材(63)の付勢力に抗して第1開き位置にて維持されることとなる。その結果、第1筐体(1)の全表面が露出することとなる。
一方、第1筐体(1)の全表面が露出した状態から、第2筐体(2)によって第1筐体(1)の全表面を覆う場合、第1筐体(1)を第2ばね部材(62)の付勢力に抗して第2開き位置から閉じ位置まで手動でスライドさせることにより、その過程においてロック部(5)の第1係合部(51)が第1傾斜面(14)に当接した後、第1筐体(1)のスライド動作に連動して第1係合部(51)は第1傾斜面(14)を摺動し、これにより第1係合部(1)は第1ばね部材(61)の付勢力に抗して付勢方向とは反対方向に移動することとなる。これに伴って第2係合部(52)は、第1係合部(51)と同じ方向に移動して第2係合受け部(23)から離脱し、従って第2筐体(2)は、第3ばね部材(63)の付勢力によって第1開き位置から閉じ位置に移動することとなる。閉じ位置まで手動で移動させた第1筐体(1)は、第1係合受け部(13)に第1係合部(51)が係合することによって、付勢機構の付勢力に抗して閉じ位置に維持されることとなる。その結果、第2筐体(2)によって第1筐体(1)の全表面が覆われることとなる。
他の具体的構成において、第1筐体(1)と第2筐体(2)の表面にはそれぞれ第1ディスプレイ(11)と第2ディスプレイ(21)が設置され、前記閉じ位置は、第2筐体(2)によって第1ディスプレイ(11)の全表面を覆うことが可能である第1筐体(1)及び第2筐体(2)の位置であり、前記第1開き位置は、閉じ位置に第1筐体(1)を配置した場合に第1ディスプレイ(11)の表面の一部が露出することになる第2筐体(2)の位置であり、第2開き位置は、第1開き位置に第2筐体(2)を配置した場合に第1ディスプレイ(11)の全表面が露出することになる第1筐体(1)の位置である。
更に他の具体的構成において、第2筐体(2)には、第2ディスプレイ(21)の少なくとも一部の表面を覆って、透光性を有する入力用タッチパネルが設置されている。
該具体的構成によれば、第1筐体(1)と第2筐体(2)が互いに閉じた状態で、第2筐体(2)の第2ディスプレイ(21)に画像等を表示すると共に、入力用タッチパネルの操作によって文字等を入力することが可能となる。
本発明に係る開閉式小型電子機器によれば、ベース体によってスライド可能に支持された第1筐体と第2筐体の開閉時の操作性を向上させることが出来る。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る開閉式小型電子機器は、図1に示す如く、扁平な直方体状を呈する第1筐体1と、扁平な直方体状を呈する第2筐体2とを具え、両筐体1,2は、ベース体3によって支持されると共に、互いにスライド可能に連結されている。尚、図1では、第2筐体2が第1筐体に対して僅かにスライドした状態が示されている。
図3に示す如く、第1筐体1と第2筐体2の表面にはそれぞれ、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21が設置されている。
本実施の形態に係る開閉式小型電子機器では、第2ディスプレイ21の少なくとも一部の表面を覆って、透光性を有する入力用タッチパネルが設置されている(図示せず)。これにより、入力用タッチパネルの操作による文字等の入力が可能となる。第1ディスプレイ11の表面にも同様に入力用タッチパネルを設置してもよい。
第2筐体2は、図9に示す如く閉じ位置と、図10に示す如く第1開き位置との間で移動可能であり、第1筐体1は、図9に示す如く閉じ位置と、図11に示す如く第2開き位置との間で移動可能である。
ここで、閉じ位置は、図9に示す様に第2筐体2によって第1ディスプレイ11の全表面を覆うことが可能な、第1筐体1の位置又は第2筐体2の位置である。第1開き位置は、図10に示す様に閉じ位置に第1筐体1を配置した場合に、第1ディスプレイ11の表面の一部が露出する第2筐体2の位置である。第2開き位置は、図11に示す様に第1開き位置に第2筐体2を配置した場合に、第1ディスプレイ11の全表面が露出する第1筐体1の位置である。
第1筐体1と第2筐体2は、図9〜図12に示す様に、左右両側部にて一対のリンク機構4,4によって互いに連結されており、図9に示す如く第2筐体2によって第1ディスプレイ11の全表面を覆うと共に第2ディスプレイ21の表面を露出させた全閉位置と、図10に示す様に第2筐体2がスライドして第1ディスプレイの表面の一部を露出させた後、図11に示す様に第1筐体1がスライドして第1ディスプレイ11の全表面を露出させた中間位置と、図12に示す様に両ディスプレイ11,21の表面を略同一平面上に並べて露出させた全開位置との間で、往復移動が可能となっている。
尚、全閉位置では、第1筐体1及び第2筐体2は何れも閉じ位置に配置され、中間位置では、第1筐体1は第2開き位置に配置され、第2筐体2は第1開き位置に配置されている。
図3に示す様に、第1筐体1の左右両側面には、リンク機構4をスライド可能に連結するための一対のガイド溝12,12が形成され、第2筐体2の左右両側面にも、リンク機構4をスライド可能に連結するための一対のガイド溝22,22が形成されている。尚、図3では、一対のガイド溝12,12の内、右側のガイド溝12のみが示されており、左側のガイド溝12は第1筐体1で隠れてしまっている。一対のガイド溝22,22についても同様である。
ベース体3には、図3に示す如く、第1及び第2筐体1,2の左右両側の位置に一対のリンク機構4,4を配置するための取付け具31が配備されており、取付け具31の左右両側端には、図5に示す如く、一対のリンク機構4,4を支持するための一対の支持台32,32が突設されている。各支持台32には、図6に示す如く、一対の貫通孔321,322が上下に1つずつ形成されている。
図8に示す如くリンク機構4は、4本のアーム、即ち第1乃至第4アーム41〜44からなる4節リンク機構によって構成されている。第1アーム41と第2アーム42は互いに平行に伸びており、第1アーム41には、両端位置に第1及び第2支軸411,412が形成されると共に中間位置に第3支軸413が形成され、第2アーム42には、両端位置に第1及び第2支軸421,422が形成されると共に中間位置に第3支軸423が形成されている。
又、第1アーム41の第1支軸411と第2支軸412の間の距離L1と、第2アーム42の第1支軸421と第2支軸422の間の距離L2は同じである。
第1アーム41の第3支軸413は、支持台32の貫通孔321に対して外側から回転可能に連結され、第2アーム42の第3支軸423は、支持台32の貫通孔322に対して外側から回転可能に連結されている。これにより、第1アーム41は、第3支軸413を支点として第1支軸411と第2支軸412を互いに逆方向に移動させることが出来、第2アーム42は、第3支軸423を支点として第1支軸421と第2支軸422を互いに逆方向に移動させることが出来る。
このとき、第1アーム41の第1及び第2支軸411,412は何れも内側に向けられており、第1支軸411と第2支軸412は支持台32の両端縁に沿って上下に移動することとなる。同様に、第2アーム42の第1及び第2支軸421,422も内側に向けられており、第1支軸421と第2支軸422は支持台32の両端縁に沿って上下に移動することとなる。
第3アーム43には、第1アーム41と第2アーム42のそれぞれの第1支軸411,421が回転可能に連結される一対の軸受け部431,432が形成され、一対の軸受け部431,432は、支持台32の一対の貫通孔321,322間の距離W1と同じ距離W2だけ互いに離間している。
又、第4アーム44には、第1アーム41と第2アーム42のそれぞれの第2支軸412,422が回転可能に連結される一対の軸受け部441,442が形成され、一対の軸受け部441,442は、支持台32の一対の貫通孔321,322間の距離W1と同じ距離W3だけ互いに離間している。
第3アーム43の一対の軸受け部431,432に第1アーム41と第2アーム42のそれぞれの第1支軸411,421を連結し、第4アーム44の一対の軸受け部441,442に第1アーム41と第2アーム42のそれぞれの第2支軸412,422を連結することにより、第1及び第2アーム41,42の互いに対応する端部どうしが、第3アーム43と第4アーム44によって互いに連結されることとなる。
しかも、第1アーム41の第1支軸411と第2支軸412の間の距離L1と、第2アーム42の第1支軸421と第2支軸422の間の距離L2が同じであり、且つ第3アーム43の一対の軸受け部431,432間の距離W2と第4アーム44の一対の軸受け部441,442間の距離W3が何れも、支持台32の一対の貫通孔321,322間の距離W1と同じであるので、上記の如く連結された4本のアーム41〜44は、図13(b)に破線で示された平行四辺形Pの4つの辺に対応することとなる。
従って、第1アーム41は、第1支軸411と第2支軸412の中間位置に形成された第3支軸413を支点として回転することが可能であると同時に、第2アーム42は、第1アーム41と平行を維持しながら、第1支軸421と第2支軸422の中間位置に形成された第3支軸423を支点として回転することが可能である。従って、第1アーム41と第2アーム42とを回転することにより、第1アーム41と第2アーム42の両端に連結されている第3アーム43と第4アーム44は、第3支軸413,423を支点として互いに逆方向に移動することとなる。
このとき、第3アーム43は、一対の軸受け部431,432を結ぶ仮想線を、第1アーム41と第2アーム42のそれぞれの第3支軸413,423を結ぶ仮想線に対して平行に維持しながら移動することとなる。又、第4アーム44は、一対の軸受け部441,442を結ぶ仮想線を、第1アーム41と第2アーム42のそれぞれの第3支軸413,423を結ぶ仮想線に対して平行に維持しながら移動することとなる。
即ち、第1及び第2アーム41,42の回転に対して、第3アーム43と第4アーム44はそれぞれ、同じ姿勢を維持したまま逆方向に移動することとなる。
更に、第3アーム43には、図8に示す様に、第1筐体1のガイド溝12にスライド可能に係合する一対の係合部433,434が内側に向かって突設され、一対の係合部433,434は、第1筐体1をスライドさせる方向に沿って互いに離間している。そして、一対の係合部433,434は、第3アーム43の端部を構成している。
図9に示す様に、第3アーム43の一対の係合部433,434を第1筐体1のガイド溝12に係合させることにより、第3アーム43の一対の係合部433,434が第1筐体1に対してスライド可能に連結されることとなり、その結果、第1筐体1は、一方の係合部433に対して他方の係合部434が離間している離間方向に沿って移動することのみが可能となる。
即ち、第1筐体1は第3アーム43に対して同じ姿勢を維持することとなる。
又、第4アーム44には、図8に示す様に、第2筐体2のガイド溝22にスライド可能に係合する一対の係合部443,444が内側に向かって突設され、一対の係合部443,444は、第2筐体2をスライドさせる方向に沿って互いに離間している。そして、一対の係合部443,444は、第4アーム44の端部を構成している。
図9に示す様に、第4アーム44の一対の係合部443,444を第1筐体2のガイド溝22に係合することにより、第4アーム44の一対の係合部443,444が第2筐体2に対してスライド可能に連結されることとなり、その結果、第2筐体2は、一方の係合部443に対して他方の係合部444が離間している離間方向に沿って移動することのみが可能となる。
即ち、第2筐体2は第4アーム44に対して同じ姿勢を維持することとなる。
そして、第3アーム43の一対の係合部433,434と、第4アーム44の一対の係合部443,444は、第3アーム43と第4アーム44が第1アーム41と第2アームに連結された状態において、一対の係合部433,434の離間方向と一対の係合部443,444の離間方向とが平行となる様に形成されている。
従って、第1筐体1のスライド方向と第2筐体2のスライド方向とは互いに平行になっている。
上述したリンク機構4の構成によれば、全閉位置から全開位置までの何れの位置においても、第1筐体1と第2筐体2は全閉位置での姿勢と同じ姿勢を維持することとなる。従って、第1ディスプレイ11の表面と第2ディスプレイ21の表面は互いに平行に維持されることとなる。
尚、上述したリンク機構4においては、第3アーム43の一対の係合部433,434が第1筐体1に連結されることによって、第1筐体1に対して回転可能且つ筐体1のスライド方向と平行な摺動が可能に連結された第1連結部が構成され、第4アーム44の一対の係合部443,444が第2筐体2に連結されることによって、第2筐体2に対して回転可能且つ第2筐体2のスライド方向と平行な摺動が可能に連結された第2連結部が構成されている。
又、第1アーム41の第3支軸413と第2アーム42の第3支軸423が、ベース体3の支持台32に連結されることによって、ベース体3に回転可能に連結された第3連結部が構成され、第1アーム41と第2アーム42によって、第3連結部を支点として第1連結部と第2連結部を互いに逆方向に移動させるリンク部が構成されている。
更に、本実施の形態に係る開閉式小型電子機器は、全閉位置と中間位置との間での第1筐体1と第2筐体の円滑な移動が可能な構成を有している。
具体的には、図13(a)に示す如く第2筐体2の裏面側に、該裏面に向けて第1係合部51と第2係合部52が突設されたロック部5が配備され、第1係合部51は、第1筐体1の裏面まで伸びる一方、第2係合部52は、第1筐体の側面に沿って第2筐体2の裏面まで伸びている。尚、ロック部51は、図3に示す様に左右に1つずつ配備されている。
そしてロック部51は、第1ばね部材61によって、上方に向けて、即ち第2筐体2の裏面に向けて付勢されている。第1ばね部材61は圧縮ばねであり、図13(a)に示す様に、下端がベース体3に固定され、上端がロック部5の裏面に固定されている。
又、ロック部5は、第1ばね部材61の付勢力に抗して下方に移動することが可能であり、ロック部5の移動に伴って第1係合部51と第2係合部52は同じ方向へ同じ距離だけ移動する。
図13(a)に示す様にロック部5には更に、ベース体3の側面に露出した突起部53が形成され、ベース体3には、突起部53の下方への移動を受け止める受け部33が形成されている。
更に又、第1筐体1は、図19に示す如く、閉じ位置から第2開き位置へ向けて第2ばね部材62によって付勢されている。第2ばね部材62は、第1筐体1の内部に配置された圧縮ばねであり、第2ばね部材62は、第2開き位置から閉じ位置への第1筐体1の移動に伴って圧縮されるように、その一端が第1筐体1に固定されると共に、他端が支持部材621を介してベース体3に固定されている。
又、図13(a)に示す様に第1筐体1の裏面には、第1傾斜面14と第1係合受け部13が形成され、第1傾斜面14には、図17(a)に示す如く、第1筐体1が第2開き位置から閉じ位置まで移動する過程においてロック部5の第1係合部51が当接し、第1係合受け部13には、図17(b)に示す如く、閉じ位置にて第1係合部51が係脱可能に嵌め込まれる。
一方、第2筐体2は、図19に示す如く、第1開き位置から閉じ位置へ向けて第3ばね部材63によって付勢されている。第3ばね部材63は、第2筐体2の内部に配置された圧縮ばねであり、第3ばね部材63は、閉じ位置から第1開き位置への第2筐体2の移動に伴って圧縮されるように、その一端が第2筐体2に固定されると共に、他端が支持部材631を介してベース体3に固定されている。
又、図13(a)に示す様に第2筐体2の裏面には、第2傾斜面251と第2係合受け部23が形成され、第2傾斜面251には、図14(a)に示す如く、第2筐体2が閉じ位置から第1開き位置まで移動する過程においてロック部5の第2係合部52が当接し、第2係合受け部23には、図15(a)に示す如く、第1開き位置にて第2係合部52が係脱可能に嵌め込まれる。
尚、第2筐体2の裏面には更に、第2筐体2が閉じ位置と第1開き位置との間を移動する過程においてロック部5の第2係合部52が通る凹部24と、凹部24と第2係合受け部23とを仕切る仕切り部25とが形成されており、第2傾斜面251は、凹部24に面した状態で仕切り部25に形成されている。
斯くして、第2ばね部材62と第3ばね部材によって、第1筐体1を閉じ位置から第2開き位置へ向けて付勢すると共に、第2筐体2を第1開き位置から閉じ位置へ向けて付勢する付勢機構が構成されている。
又、ロック部5と第1及び第2係合部受け部13,23によって、第2ばね部材62の付勢力に抗して第1筐体1が閉じ位置にて係止された状態と、第3ばね部材63の付勢力に抗して第2筐体2が第1開き位置にて係止された状態とを実現することが可能な係止機構が構成されている。
更に、ロック部5と第1及び第2傾斜面14,251によって、第2筐体2が閉じ位置から第1開き位置までスライドする動作に連動して、第1係合部51と第1係合受け部13との係合よる第1筐体1の係止を解除し、第1筐体1が第2開き位置から閉じ位置までスライドする動作に連動して、第2係合部52と第2係合受け部23との係合による第2筐体2の係止を解除する係止解除機構が構成されている。
次に、上述した開閉式小型電子機器の開閉動作について説明する。図9、図13(a)及び図13(b)に示す全閉位置では、第1筐体1上に第2筐体2が重なっており、第1ディスプレイ11の全表面が第2筐体2によって覆われている。しかし、第2ディスプレイ21の表面が露出しているので、第2ディスプレイ(21)を用いて情報の表示が可能である。
図13(a)に示す様に、全閉位置においては、ロック部5は第1ばね部材61の付勢力によって上方に移動しており、第1係合部51が第1係合受け部13に係合し、第2係合部52が第2係合受け部23から離脱した状態で凹部24に嵌まっている。
全閉位置では、第2ばね部材62は圧縮されて縮んだ状態となるので(図19参照)、第1筐体1は、第2ばね部材62によって閉じ位置から第2開き位置へ向けて付勢されるが、この付勢力は第1係合部51と第1係合受け部13との係合力によって受け止められるので、第1筐体1は、第2ばね部材62の付勢力に抗して閉じ位置にて維持されることになる。
一方、第2筐体2は、第3ばね部材63によって第1開き位置から閉じ位置へ向けて付勢されており、従って第2筐体2は、図18に示す様に閉じ位置にて維持されることとなる。その結果、第2筐体2によって第1ディスプレイ11の全表面が覆われることとなる。
又、図13(b)に示す様に、全閉位置でのリンク機構4は、第1筐体1と第2筐体2の配置に従って、第3アーム43が下方位置に配置され、これに連動して第4アーム44が上方位置に配置されている。
そして、両筐体1,2を全閉位置から全開位置まで移動させる場合、図19に示す如く第2筐体2を、第3ばね部材63の付勢力に抗して閉じ位置から第1開き位置まで手動でスライドさせることにより、図14(a)に示す如く、その過程においてロック部5の第2係合部52が第2傾斜面251に当接した後、第2筐体2のスライド動作に連動して第2係合部52は第2傾斜面251を摺動し、これにより第2係合部2は第1ばね部材61の付勢力に抗して付勢方向とは反対方向(下方)に移動することとなる。
これに伴って第1係合部51は、第2係合部52と同じ方向(下方)に移動して第1係合受け部13から離脱し、従って図20に示す様に第1筐体1は、第2ばね部材62の付勢力によって閉じ位置から第2開き位置まで移動(スライド)することとなる。
図11及び図15(b)に示す様に、第1筐体1が閉じ位置から第2開き位置まで移動(スライド)することにより、リンク機構4の第3アーム43に形成されている一対の係合部433,434は、第1筐体1のガイド溝12に沿って、第1筐体がスライドする方向とは反対方向に相対的に移動する。そして、一方の係合部434がガイド溝12の終端位置に達することにより、第1筐体1のスライドが制止されることとなる。
第1筐体1が閉じ位置から第2開き位置へ向けてスライドしたのと同時又はその後に、更に第2筐体2を第1開き位置へ向けて手動でスライドさせることにより、第2筐体2は第1開き位置まで移動することとなる。このとき、仕切り部25を越えたロック部5の第2係合部52は、第1ばね部材61の付勢力によって上方へ移動し、第2筐体2の第2係合受け部23に係合することとなる。これにより、開閉式小型電子機器は、中間位置に到達することとなる。
中間位置では、図20に示す様に、第3ばね部材63は圧縮されて縮んだ状態となるので、第2筐体2は、第3ばね部材63によって第1開き位置から閉じ位置へ向けて付勢されるが、この付勢力は第2係合部52と第2係合受け部23との係合力によって受け止められるので、第2筐体2は、第3ばね部材63の付勢力に抗して第1開き位置にて維持されることになる。
一方、第1筐体1は、第2ばね部材62によって閉じ位置から第2開き位置へ向けて付勢されており、従って第1筐体1は、図20に示す様に第2開き位置にて維持されることとなる。その結果、第1ディスプレイ11の全表面が露出することとなる。
図13(b)〜図15(b)に示す様に、リンク機構4は、全閉位置から中間位置までの間においては、全閉位置での配置と同様に、第3アーム43が下方位置に配置され、これに連動して第4アーム44が上方位置に配置されている。
中間位置の状態では、第1筐体1の第1ディスプレイ11と第2筐体2の第2ディスプレイ21の両方の表面が露出することになるが、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21との間には段差が生じている。
図16(b)に示す如く、中間位置から第2筐体2を下方に押し下げることにより、上方位置に配置されていたリンク機構4の第4アーム44は下方に移動し、下方位置に配置されていた第3アーム43は、第4アーム44の移動に連動して第4アーム44の移動方向とは逆方向(上方)に移動する。これにより、第1筐体1が上方に押し上げられることとなる。
従って、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21との間の段差が小さくなる。このとき、ロック部5の突起部53は、第2筐体2の移動に伴って下方へ移動することとなる。
そして、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21との間に殆ど段差がない状態となったときに、ロック部5の突起部53の下方への移動がベース体3の受け部33によって受け止められ、これにより第1筐体1と第2筐体2の移動が制止される。これにより、第1ディスプレイ11の画面と第2ディスプレイ21の画面とが略同一平面上に揃い、開閉式小型電子機器は、図12、図16(a)及び図16(b)に示す全開位置に到達する。
この状態では、第1ディスプレイ11の画面と第2ディスプレイ21の画面とが略同一平面上に揃っているので、2つのディスプレイ11,21の画面に跨って画像を表示した場合に画像の連続性を保つことが出来る。
図16(a)に示す様に全開位置では、第1ばね部材61は圧縮されて縮んだ状態になるので、第2筐体2は、第1ばね部材61によって上方に付勢されるが、リンク機構4には軟係止機構が内蔵されており、該軟係止機構による軟係止によって第1ばね部材61の付勢力が受け止められることになる。従って、第2筐体2は、第1ばね部材61の付勢力に抗して全開位置に維持されることになる。
一方、両筐体1,2を全開位置から全閉位置まで移動させる場合、全開位置から第1筐体1を下方に押し下げる。これにより、リンク機構4の第3アーム43は下方位置に移動し、第4アーム44は、第3アーム43の移動に連動して第3アーム43の移動方向とは逆方向(上方)に移動する。これにより、第2筐体2は押し上げられ、第1筐体1と第2筐体2は図15(a)に示す中間位置まで移動する。
そして、図17(a)に示す如く第1筐体1を、第2ばね部材62の付勢力に抗して第2開き位置から閉じ位置まで手動でスライドさせることにより、その過程においてロック部5の第1係合部51が第1傾斜面14に当接し後、第1筐体1のスライド動作に連動して第1係合部51は第1傾斜面14を摺動し、これにより第1係合部51は第1ばね部材61の付勢力に抗して付勢方向とは反対方向(下方)に移動することとなる。
これに伴って第2係合部52は、第1係合部51と同じ方向(下方)に移動して第2係合受け部251から離脱し、従って図17(b)に示す様に第2筐体2は、第3ばね部材63の付勢力によって第1開き位置から閉じ位置に移動(スライド)することとなる。
第2筐体2が第1開き位置から閉じ位置へ向けてスライドしたのと同時又はその後に、更に第1筐体1を第2開き位置から閉じ位置へ向けて手動でスライドさせることにより、第1筐体1は閉じ位置まで移動することとなる。このとき、ロック部5の第1係合部51は、第1ばね部材61の付勢力によって上方へ移動し、第1筐体1の第1係合受け部13に係合することとなる。これにより、開閉式小型電子機器は、全閉位置に到達することとなる。
上述した開閉式小型電子機器によれば、該開閉式小型電子機器を全閉位置から全開状態へ移行させる場合には、第2筐体2に対して、手動で行うスライド操作と押圧操作とをこの順に実行するだけでよい。これにより、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21とが露出した状態で略同一平面上に揃うこととなる。
一方、開閉式小型電子機器を全開位置から全閉位置へ移行させる場合には、第1筐体1に対して、手動で行う押圧操作とスライド操作とをこの順に実行するだけでよい。これにより、第2筐体2によって第1ディスプレイ11の全表面が覆われることとなる。
従って、第1筐体1及び第2筐体2の何れか一方の筐体を操作するだけで、第2筐体2によって第1ディスプレイ11の全表面が覆われた状態(全閉位置)と、第1ディスプレイ11の全表面が露出した状態(中間位置又全開位置)とを実現することが出来、その結果、開閉式小型電子機器の開閉時の操作性が向上することとなる。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本発明に係る開閉式小型電子機器は、上記実施の形態に限られるものでなく、該実施の形態と同様の動作を実現することが出来る種々の構成を含むものである。
本発明の実施の形態に係る開閉式小型電子機器を示す斜視図である。 該開閉式小型電子機器の上面図である。 該開閉式小型電子機器の分解斜視図である。 該開閉式小型電子機器を構成するリンク機構を示す上面図である。 該リンク機構を示す正面図である。 該リンク機構を示す側面図である。 該リンク機構の分解斜視図である。 図7に示すB領域の拡大斜視図である。 上記開閉式小型電子機器の全閉位置での状態を示す斜視図である。 上記開閉式小型電子機器の中間位置に達する直前の位置での状態を示す斜視図である。 上記開閉式小型電子機器の中間位置での状態を示す斜視図である。 上記開閉式小型電子機器の全開位置での状態を示す斜視図である。 上記開閉式小型電子機器の全閉位置での状態を示す、(a)図2のA−A線に沿う断面図、及び(b)側面図である。 上記開閉式小型電子機器の中間位置に達する直前の位置での状態を示す、(a)図2のA−A線に沿う断面図、及び(b)側面図である。 上記開閉式小型電子機器の中間位置での状態を示す、(a)図2のA−A線に沿う断面図、及び(b)側面図である。 上記開閉式小型電子機器の全開位置での状態を示す、(a)図2のA−A線に沿う断面図、及び(b)側面図である。 上記開閉式小型電子機器の中間位置から全閉位置までの状態を示す、図2のA−A線に沿う断面図である。 上記開閉式小型電子機器を構成する第2及び第3ばね部材の全閉位置での状態を示す上面図である。 該第2及び第3ばね部材の中間位置に達する直前の位置での状態を示す上面図である。 該第2及び第3ばね部材の全開位置での状態を示す上面図である。
符号の説明
1 第1筐体
11 第1ディスプレイ
12 ガイド溝
13 第1係合受け部
14 第1傾斜面
2 第2筐体
21 第2ディスプレイ
22 ガイド溝
23 第2係合受け部
24 凹部
25 仕切り部
251 第2傾斜面
3 ベース体
31 取付け具
32 支持台
33 受け部
4 リンク機構
41 第1アーム
411 第1支軸
412 第2支軸
413 第3支軸
42 第2アーム
421 第1支軸
422 第2支軸
423 第3支軸
43 第3アーム
431,432 一対の軸受け部
433,434 一対の係合部
44 第4アーム
441,442 一対の軸受け部
443,444 一対の係合部
5 ロック部
51 第1係合部
52 第2係合部
53 突起部
61 第1ばね部材
62 第2ばね部材
63 第3ばね部材

Claims (4)

  1. ベース体によって第1筐体と第2筐体がスライド可能に支持され、第2筐体は、該第2筐体によって第1筐体の全表面を覆うと共に該第2筐体の表面を露出させることが可能な閉じ位置と、該閉じ位置に第1筐体を配置した場合に該第1筐体の表面の一部が露出する第1開き位置との間で移動可能であり、第1筐体は、前記閉じ位置と、第1開き位置に第2筐体を配置した場合に第1筐体の全表面が露出する第2開き位置との間で移動が可能であり、
    第1筐体を閉じ位置から第2開き位置へ向けて付勢すると共に、第2筐体を第1開き位置から閉じ位置へ向けて付勢する付勢機構と、
    第1筐体に対する付勢機構の付勢力に抗して第1筐体が閉じ位置にて係止された状態と、第2筐体に対する付勢機構の付勢力に抗して第2筐体が第1開き位置にて係止された状態とを実現することが可能な係止機構と、
    第2筐体が閉じ位置から第1開き位置までスライドする動作に連動して、係止機構による第1筐体の係止を解除し、第1筐体が第2開き位置から閉じ位置までスライドする動作に連動して、係止機構による第2筐体の係止を解除する係止解除機構
    とを具える開閉式小型電子機器。
  2. 第2筐体の裏面側には、該裏面に向けて第1係合部と第2係合部が突設されたロック部が配備され、ロック部は、第1ばね部材によって第2筐体の裏面に向けて付勢されており、
    第1筐体は、閉じ位置から第2開き位置へ向けて第2ばね部材によって付勢され、第1筐体の裏面には、第1傾斜面と第1係合受け部が形成され、第1傾斜面には、第1筐体が第2開き位置から閉じ位置まで移動する過程において前記ロック部の第1係合部が当接し、第1係合受け部には、閉じ位置にて第1係合部が係脱可能に嵌め込まれ、
    第2筐体は、第1開き位置から閉じ位置へ向けて第3ばね部材によって付勢され、第2筐体の裏面には、第2傾斜面と第2係合受け部が形成され、第2傾斜面には、第2筐体が閉じ位置から第1開き位置まで移動する過程において前記ロック部の第2係合部が当接し、第2係合受け部には、第1開き位置にて第2係合部が係脱可能に嵌め込まれ、
    前記第2ばね部材と第3ばね部材によって前記付勢機構が構成され、前記ロック部と第1及び第2係合部受け部によって前記係止機構が構成され、前記ロック部と第1及び第2傾斜面によって前記係止解除機構が構成されている請求項1に記載の開閉式小型電子機器。
  3. 前記第1筐体と第2筐体の表面にはそれぞれ第1ディスプレイと第2ディスプレイが設置され、前記閉じ位置は、第2筐体によって第1ディスプレイの全表面を覆うことが可能である前記第1筐体及び第2筐体の位置であり、前記第1開き位置は、閉じ位置に第1筐体を配置した場合に第1ディスプレイの表面の一部が露出することになる第2筐体の位置であり、前記第2開き位置は、第1開き位置に第2筐体を配置した場合に第1ディスプレイの全表面が露出することになる第1筐体の位置である請求項1又は請求項2に記載の開閉式小型電子機器。
  4. 第2筐体には、第2ディスプレイの少なくとも一部の表面を覆って、透光性を有する入力用タッチパネルが設置されている請求項3に記載の開閉式小型電子機器。
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