JP5111199B2 - オーバーキャップ付エアゾール容器 - Google Patents
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Description
さらに、第1及び第2天板部間の間隙を確保できると共に、残留ガス抜きを行わない場合において第2天板部の中心軸線方向下方への変形強度を高めることができる。
この発明では、上キャップ部を回転させると、係合凸部が螺旋状溝部に沿って案内されることで、押下部が中心軸線方向下方にねじ込まれていく。
この発明では、押下部が中心軸線方向下方にねじ込まれていく際、第2天板部の中央部が中心軸線方向下方に向けて突出するように変形するが、折曲溝部を形成することで、この折曲溝部を起点として第2天板部が折れ曲がり、第2天板部を安定かつ容易に変形できる。
容器本体11は、胴部15と、この胴部15の上端に設けられた肩部16とを備えており、上端開口部にマウンティングカップ17が巻き締められている。肩部16は、中心軸線O方向の上方に向かうにしたがって漸次縮径された外周面形状となっている。
下キャップ部21は、第1天板部31と、第1天板部31の外周縁からほぼ垂下する第1周壁部32とを備えている。
第1天板部31は、平面視でほぼ円形をなしており、中央部に第1天板部31と同心の円形をなす開口部31Aが形成されている。また、第1天板部31は、外周部から開口部31Aに向けて下方に向けてほぼ円錐状に傾斜する傾斜部となっている。そして、第1天板部31には、3本のリブ部33が周方向等間隔で形成されると共に、開口部31Aに案内筒部34が連設されている。
案内筒部34は、中心軸線が中心軸線Oと一致するほぼ円筒状をなしている。また、案内筒部34は、上端部が開口部31Aよりも上側に突出しており、その高さが第1天板部31の上面高さとほぼ一致している。そして、案内筒部34の軸方向中央部における内周面には、案内筒部34の周方向にわたる環状凸部(係合凸部、第1回転係合部)36が形成されている。
また、第1周壁部32の下端部における内周面は、図1に示すように、マウンティングカップ17と嵌合している。
第2天板部41の下面には、第1ストッパ凸部35と同様に3つの第2ストッパ凸部43が周方向等間隔で形成されていると共に、下方に向けて突出する押下筒部(押下部)44が延設されている。
第2ストッパ凸部43それぞれは、オーバーキャップ3を用いた残留ガス抜きを行わない状態において、平面視で第1ストッパ凸部35それぞれと重なる位置に形成されており、下方に向けて突出している。そして、第2ストッパ凸部43それぞれの下面は、第1ストッパ凸部35それぞれの上面と接している。
螺旋状溝部45は、押下筒部44の外周面においてその中心軸線が中心軸線Oと一致するような螺旋状をなして形成されており、環状凸部36が係合されている。したがって、上キャップ部22を下キャップ部21に対して相対的に中心軸線O回りの一方向(図4に示す矢印R方向)に回転させると、環状凸部36が螺旋状溝部45に沿って案内され、押下筒部44が中心軸線O方向下方にねじ込まれる構成となっている。
第2周壁部42の下端部における内周面には、周方向にわたって取付凸部37の上端部に形成された凸部と係合する取付溝部46が形成されている。
まず、図4及び図5に示すように、下キャップ部21を抑えた状態で上キャップ部22を下キャップ部21に対して相対的に中心軸線O回りで図4に示す矢印R方向に回転させる。なお、上キャップ部22の回転前において、図1及び図2に示すように、第1及び第2ストッパ凸部35、43それぞれが当接しているため、第2天板部41の中心軸線O方向における変形が防止される。そして、図4及び図5に示すように、上キャップ部22を回転させると、第1及び第2ストッパ凸部35、43それぞれの当接状態が解除される。また、押下筒部44の螺旋状溝部45と案内筒部34の環状凸部36とが係合しているため、螺旋状溝部45が環状凸部36に沿って案内され、押下筒部44が中心軸線O方向下方に移動していく。すなわち、押下筒部44は、上キャップ部22を回転させることによって中心軸線O方向下方にねじ込まれる。
以上のようにして、押下筒部44が噴霧ヘッド13を押し下げることにより、エアゾール容器2内の残留ガスを抜き出す。
なお、残留ガスを抜き出している間に上キャップ部22を図4に示す矢印R方向とは反対方向に回転させると、押下筒部44のねじ込み量が減少して押下筒部44の下端部は、噴霧ヘッド13の上端から離間する。これにより、残留ガスの抜き出しを中断することができる。
そして、押下筒部44のねじ込み時に第2天板部41が折曲溝部41A、41Bを起点として変形するため、第2天板部41が下方に凹む際の第2天板部41の変形形状が安定する。
さらに、第1及び第2ストッパ凸部35、43が当接することで第1及び第2天板部31、41間の間隙を確保できると共に、第2天板部41の変形強度が向上する。
例えば、オーバーキャップをエアゾール容器に被着した状態で上キャップ部を回転させることで、ガス抜きを行っているが、オーバーキャップをエアゾール容器から取り外した状態で上キャップ部を回転させた後にオーバーキャップをエアゾール容器に被着することで、ガス抜きを行ってもよい。
また、第1及び第2回転係合部の構造は、第1回転係合部を環状凸部、第2回転係合部を螺旋状溝部としているが、上キャップ部を回転させることで押下部を下方にねじ込むことができれば、例えば第1回転係合部を螺旋状溝部、第2回転係合部を環状凸部とした構造など、他の構造であってもよい。
そして、第2天板部に2つの折曲溝部を形成しているが、いずれか一方のみであっても3以上形成してもよく、折曲溝部を形成しなくてもよい。このとき、第2天板部は、第2天板部自体を薄肉化することによって変形容易とする構成としてもよい。
さらに、第2天板部の上面における外周縁には、第2天板部の周方向にわたって環状の上面凸部を形成してもよい。これにより、押下筒部をねじ込む際に第2天板部が変形しやすくなる。
そして、第1周壁部における取付凸部にガス抜溝を形成しているが、残留ガスを外部に放出するための流通口を別途形成してもよい。例えば、第1周壁部にガス抜き用の貫通孔を形成してもよい。ここで、ガス抜き用の貫通孔を第1周壁部の上部に形成し、この貫通孔を塞ぐシールを上キャップ部にわたって貼付してもよい。これにより、残留ガスの抜き出しを行わない通常使用時において上キャップが回転することを防止できる。
さらに、第1周壁部の下端部における内周面がマウンティングカップと係合しているが、第1周壁部の下端部における外周面をマウンティングカップと係合させる構成としてもよい。
Claims (3)
- 上方付勢状態で立設されたステム及び該ステムに取り付けられた噴霧ヘッドを備えるエアゾール容器と、該エアゾール容器に着脱可能に嵌合されるオーバーキャップとを備えるオーバーキャップ付エアゾール容器であって、
前記オーバーキャップが、前記エアゾール容器に着脱可能に嵌合される下キャップ部と、該下キャップ部上に中心軸線回りで回転可能に取り付けられた上キャップ部とを備え、 前記下キャップ部が、中央部に開口部が形成された第1天板部と、前記開口部内に形成された第1回転係合部とを有し、
前記上キャップ部が、前記第1天板部よりも前記中心軸線方向上方に間隙をあけて配置された第2天板部と、前記第2天板部に下方に向けて延設されて前記開口部内に挿通された押下部と、該押下部の外周面に形成されて前記第1回転係合部と係合する第2回転係合部とを有し、
該第2回転係合部は、前記上キャップ部を前記下キャップ部に対して前記中心軸線回りで相対的に回転させると、前記押下部を前記中心軸線方向で移動させ、
前記第1天板部の上面には、上方に向けて突出する第1ストッパ凸部が設けられ、
前記第2天板部の下面には、下方に向けて突出し、前記第1ストッパ凸部と当接する第2ストッパ凸部が設けられていることを特徴とするオーバーキャップ付エアゾール容器。 - 前記第1及び第2回転係合部のいずれか一方が、前記中心軸線回りに該中心軸線方向に沿って螺旋状に延びる螺旋状溝部であり、
前記第1及び第2回転係合部のいずれか他方が、前記螺旋状溝部と係合する係合凸部であることを特徴とする請求項1に記載のオーバーキャップ付エアゾール容器。 - 前記第2天板部には、前記押下部を囲む折曲溝部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のオーバーキャップ付エアゾール容器。
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