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JP5110013B2 - フッ素含有排水の処理方法、及び処理装置 - Google Patents

フッ素含有排水の処理方法、及び処理装置 Download PDF

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Description

本発明はフッ素含有排水の処理方法及び処理装置に係り、特に半導体製造工場等から排出されるフッ素含有排水を処理するフッ素含有排水の処理方法及び処理装置に関する。
半導体製造工場やその関連工場等では、フッ化水素やフッ化アンモニウムを主成分とするエッチング剤が多量に使用されている。このため、工場排水には、フッ化水素やフッ化アンモニウムを主成分として鉱酸等が共存しており、このフッ素含有排水からフッ素を除去する処理が必要になる。
従来、フッ素含有排水の処理は、凝集沈殿等によって行われており、フッ素含有排水に水酸化カルシウム等のカルシウム塩を添加して難溶解性のフッ化カルシウムを生成させ、このフッ化カルシウムを凝集させることによって、フッ素成分を取り除いている。しかし、この方法は、沈降性の乏しい大量の汚泥が発生するという問題があり、汚泥発生量を低減することが必要となる。
そこで、汚泥発生量を低減する方法として、炭酸カルシウム充填塔を用いた方法が提案されている。この方法は、フッ素含有排水を炭酸カルシウム充填塔に通水し、フッ素を粒状のフッ化カルシウムに転換し、除去している。更に、得られた粒状のフッ化カルシウムをろ過装置のろ材として使用することが提案されている(特許文献1)。
特開2000−070962号公報
ところで、充填塔から得られた粒状のフッ化カルシウムを利用する場合、その純度が低いため、工業製品の原料として再利用することができずに産業廃棄物として処分するなどの問題があり、高純度のフッ化カルシウムが求められていた。
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、フッ化カルシウムの純度を上げるには困難であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、高純度のフッ化カルシウムを得ることができるフッ素含有排水の処理方法、及び処理装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のフッ素含有排水の処理方法は、フッ素濃度1000mg/L未満のフッ素含有排水をフッ素濃度1000mg/L以上に濃縮する工程と、濃縮された前記フッ素含有排水のpH値を3以下に調整する工程と、pH調整された前記フッ素含有排水を炭酸カルシウム充填塔に通水し、フッ素をフッ化カルシウムに転換することによって該フッ素含有排水からフッ素を除去し、処理水として排出する工程と、を少なくとも備えることを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明のフッ素含有排水の処理装置は、フッ素濃度1000mg/L未満のフッ素含有排水をフッ素濃度1000mg/L以上に濃縮する濃縮装置と、前記濃縮装置の下流に配置され、濃縮された前記フッ素含有排水のpH値を3以下に調整するpH調整槽と、前記pH調整槽の下流に配置され、フッ素をフッ化カルシウムに転換することによって該フッ素含有排水からフッ素を除去し、処理水として排出する炭酸カルシウム充填塔と、を少なくとも備えることを特徴とする。
発明者は、炭酸カルシウム充填塔を利用したフッ素含有排水の処理について注意深く観察した。その結果、(1)炭酸カルシウムの粒径が0.3〜0.5(mm)の顆粒状であるため、水中のフッ素濃度によって、内部浸透力が異なり、低濃度では炭酸カルシウム充填塔から取り出したときのフッ化カルシウムの純度が低下すること、及び(2)炭酸カルシウム充填塔に通水するフッ素含有排水のpH値が中性領域に近いと、炭酸カルシウム表面の溶解力が低いためフッ化カルシウムの純度が悪化することが判明した。
そこで、鋭意検討したところ、フッ素含有排水をフッ素濃度1000mg/L以上に濃縮し、そのpH値を3以下に調整した後、炭酸カルシウム充填塔に通水することで、高純度のフッ化カルシウムが得られることを発明者は見出し、本発明に至った。
本発明のフッ素含有排水の処理方法、及びフッ素含有排水の処理装置は、前記発明において、前記フッ素含有排水の濃縮が逆浸透装置により行なわれることが好ましい。
本発明によれば、濃縮装置として逆浸透装置を使用しているので、透過水と濃縮水の比(濃縮倍率)を圧力操作で簡便に調整することができる。
本発明のフッ素含有排水の処理方法、及びフッ素含有排水の処理装置は、前記発明において、前記フッ素含有排水の濃縮が直列に接続された複数の逆浸透装置により行なわれることが好ましい。
本発明によれば、フッ素含有排水中に含まれるフッ素の濃度が比較的低い200〜500mg/Lであっても、フッ素濃度を1000mg/L以上に濃縮することができる。
本発明のフッ素含有排水の処理方法は、前記発明において、前記逆浸透装置から取り出された透過水を再利用することが好ましい。本発明によれば、逆浸透装置からの透過水を再利用することによって、水の再利用率を80%に向上することができる。
本発明のフッ素含有排水の処理方法は、前記発明において、回収された前記フッ化カルシウムをフッ酸薬品の原料として再利用することが好ましい。本発明のフッ素含有排水の処理方法は、前記発明において、前記フッ化カルシウムの純度が85%以上であることが好ましい。
本発明によれば、フッ素含有排水からフッ素を除去する際に形成されるフッ化カルシウムを再利用するので、資源の有効活用が可能となる。特に、炭酸カルシウム充填塔から取り出されるフッ化カルシウムは粒状で排出できることから,汚泥濃縮設備や脱水設備が不要で純度も高く、フッ酸薬品原料として再利用することが可能となる。また、フッ化カルシウムの純度を85%以上とすることによって、フッ酸薬品の原料としての利用価値を高めることができる。
本発明のフッ素含有排水の処理装置は、前記発明において、前記濃縮装置の前後に更にフッ素モニタを備えることが好ましい。本発明によれば、濃縮装置の前後にフッ素モニタを設けることで、濃縮装置でのフッ素濃縮状態を管理することができる。
本発明のフッ素含有排水の処理方法、及び処理装置によれば、高純度の粒状のフッ化カルシウムを得ることができる。
本発明に係るフッ素含有排水の処理装置の概略構成図。 他のフッ素含有排水の処理装置の概略構成図。 フッ素含有排水のフッ素濃度とフッ化カルシウムの純度の関係を示すグラフ。 フッ素含有排水のpH値とフッ化カルシウムの純度の関係を示すグラフ。
以下添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について説明する。本発明は以下の好ましい実施の形態により説明されるが、本発明の範囲を逸脱すること無く、多くの手法により変更を行うことができ、本実施の形態以外の他の実施の形態を利用することができる。従って、本発明の範囲内における全ての変更が特許請求の範囲に含まれる。また、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を含む範囲を意味する。
本発明は、フッ素含有排水のフッ素濃度を1000mg/L以上に濃縮し、そのpH値を3以下に調整した後、炭酸カルシウム充填塔に通水することを特徴とし、これにより高純度のフッ化カルシウムを得ることができる。
以下添付図面に従って本発明に係るフッ素含有排水の処理方法及び処理装置の好ましい実施形態について説明する。図1は、本実施の形態の排水処理装置の構成を模式的に示している。同図に示すように、排水処理装置100は、原水槽10、逆浸透装置12,pH調整槽14、炭酸カルシウム充填塔16、及び凝集沈殿装置18を備える。
原水槽10には配管が接続されており、半導体製造工場からのフッ素濃度1000mg/L未満のフッ素含有排水が原水槽10に流入され、貯留される。原水槽10にはポンプ11が接続されている。ポンプ11を駆動することにより、原水槽10からフッ素含有排水が配管20を介して逆浸透装置12に供給される。
逆浸透装置12は逆浸透膜13を備える。フッ素含有排水が逆浸透膜13を透過することで、濃縮水と透過水に分離される。フッ素濃度1000mg/L未満、例えばフッ素濃度500mg/Lのフッ素含有排水が、逆浸透装置12によりフッ素濃度1000mg/L以上のフッ素含有排水に濃縮される。濃縮されたフッ素含有排水はpH値が3〜4となるので、pH値を3以下とするためにフッ素含有排水は配管21を介して下流のpH調整槽14に送液される。逆浸透装置12の流入側と流出側にフッ素モニタ15を設けることによって、フッ素の濃縮状況を管理することができる。
一方、透過水は、例えば、フッ素濃度が20mg/Lとなるので配管23を介して再利用される。従来、半導体工場のフッ素含有排水は水処理設備で処理した後,工場外に放流されており、その排水の再利用率は50〜60%と低くかった。しかし、本発明を適用することで、逆浸透装置12の透過水をリサイクルできるため,水の再利用率を80%に向上することができる。
図2は、直列接続された複数の逆浸透装置12a,bを示している。図2に示すように逆浸透装置12a,bはそれぞれ逆浸透膜13a、bを備える。逆浸透装置12a,bを多段に直列接続することによって、例えば半導体工場からのフッ素含有排水のフッ素濃度が200〜500mg/Lのように比較的低い場合でも、フッ素濃度を1000mg/L以上に濃縮することができる。また、図2に示すように逆浸透装置12aの流入側、及び逆浸透装置12bの流出側にフッ素モニタ15を設けることで、フッ素の濃縮状況を管理することができる。図2では2段の例で説明したが、さらに多段としてフッ素濃度を上げることができる。
次に、図1に示すように、pH調整槽14に、逆浸透装置12によりフッ素濃度が1000mg/L以上に濃縮されたフッ素含有排水が、配管21を介して流入される。pH調整槽14では、炭酸カルシウム充填塔16に供給されるフッ素含有排水のpH値の調整が行なわれる。pH調整槽14から炭酸カルシウム充填塔16へ送液されるフッ素含有排水は、そのpH値が3以下となるよう調整される。炭酸カルシウム充填塔16に通水するフッ素含有排水のpH値が中性領域に近いと、炭酸カルシウム表面の溶解力が低くなるためフッ化カルシウムの純度が悪化するからである。
pH調整槽14には、pH計22が設けられており、pH調整槽14内のフッ素含有排水のpH値を測定する。pH調整槽14は、配管26を介して酸貯留槽28に接続されるとともに、配管30を介してアルカリ貯留槽32に接続される。酸貯留槽28は、pH調整槽14内に貯留されたフッ素含有排水のpH値を酸性側へシフトさせるための溶液としての酸を貯留するための貯留槽である。ポンプ34を駆動することによって、酸貯留槽28内に貯留された酸(例えば、塩酸)がpH調整槽14へ供給される。アルカリ貯留槽32は、pH調整槽14内に貯留されたフッ素含有排水のpH値をアルカリ性側へシフトさせるための溶液としてのアルカリ液を貯留する貯留槽である。ポンプ36を駆動することによって、アルカリ貯留槽32内に貯留されたアルカリ液(例えば、水酸化ナトリウム)がpH調整槽14へ供給される。pH計22、ポンプ34,36が制御装置24に接続されている。pH計22により測定されたフッ素含有排水のpH値に基づいて、ポンプ34,36が駆動され、フッ素含有排水は、そのpH値が3以下となるよう調整される。なお、pH調整槽14には、pH値を安定させるために、攪拌手段29を設けるようにしても良い。
pH調整槽14には配管40が接続されており、この配管40を介して炭酸カルシウム充填塔16に接続される。配管40にはポンプ42が配設されており、このポンプ42を駆動することによって、pH値が調整されたフッ素含有排水が炭酸カルシウム充填塔16に送液される。
炭酸カルシウム充填塔16には、粒径0.3〜0.5mmの粒状の炭酸カルシウムが充填されている。pH調整済みのフッ素含有排水が炭酸カルシウムと接触することで、フッ素と炭酸の置換反応が生じ、フッ素含有排水からフッ素が除去される。フッ素と炭酸の置換反応は粒状の炭酸カルシウムの表面から進行し、内部へと遷移する。このため炭酸カルシウムは炭酸カルシウム充填塔16への通水時間の経過と共にフッ化カルシウムへと転換されていく。この反応を化学式で示すと以下の通りである。
CaCO+2HF→CaF+HO+CO
特に、本発明においては、炭酸カルシウムに接触するフッ素含有排水のフッ素濃度を1000mg/L以上としたので、フッ素含有排水を炭酸カルシウムの内部にまで十分に浸透させることができる。すなわち、フッ素含有排水のフッ素濃度が高いほど未反応の炭酸カルシウムを減らすことができ、純度の高いフッ化カルシウムを得ることができる。
炭酸カルシウム充填塔16は上向流式のものが用いられる。すなわち炭酸カルシウム充填塔16の下部に配管40が接続され、炭酸カルシウム充填塔16の上部に処理水配管44が接続される。したがって、炭酸カルシウム充填塔16の下部から流入した排水が上向流を形成し、内部の炭酸カルシウムによって処理された後、炭酸カルシウム充填塔16の上部から処理水から排出される。
また、上記反応式によれば、フッ化水素(HF)がフッ化カルシウム(CaF)と水(HO)に変換されているため、処理水のpH値は上昇する。しかし、炭酸カルシウムとの反応が終了に近づくと、徐々に処理水のpH値は低下する。
処理水のpH値が5以下の時点で反応が終了したものとして処理を停止する。炭酸カルシウム充填塔16からフッ化カルシウムを取り出し、このフッ化カルシウムをフッ酸薬品の原料として再利用する。本発明において、フッ化カルシウムの純度が85%以上あるので、フッ酸薬品の原料として有効に利用することができる。フッ素の除去炭酸カルシウム充填塔16内の炭酸カルシウムが新しい炭酸カルシウムに更新される。
炭酸カルシウム充填塔16には、循環ライン46が接続される。循環ライン46は炭酸カルシウム充填塔16の上部と下部に接続されており、循環ラインに設けたポンプ48を駆動することによって、炭酸カルシウム充填塔16の上部から処理水が引き込まれ、炭酸カルシウム充填塔16の下部に送液される。
処理水配管44は凝集沈殿装置18に接続されており、炭酸カルシウム充填塔16で処理された処理水は、凝集沈殿装置18に送液される。凝集沈殿装置18は、PAC等の凝集剤や高分子凝集剤を添加して、濁質成分を凝集沈殿させる装置であり、凝集剤が貯留される凝集剤貯留装置50と、この凝集剤貯留装置50内の凝集剤を凝集沈殿装置18に送液するための配管52及びポンプ54を備える。この凝集沈殿装置18によって、フッ素含有排水に含まれるフッ素が凝集され、沈殿除去される。
図3は、pH値3のフッ素含有排水を炭酸カルシウムに通水させたときのフッ素含有排水のフッ素濃度とフッ化カルシウムの純度の関係を示したグラフである。このグラフから明らかなように、フッ素濃度が1000mg/L以上である場合、フッ化カルシウムの純度が85%以上となることが理解できる。ここでフッ化カルシウムの純度は、炭酸カルシウム充填塔から取り出された表面がフッ化カルシウムに転換された炭酸カルシウムの全重量を分母とし、フッ化カルシウムの重量を分子として算出される値をいう。
図4は、フッ素濃度1050mg/Lのフッ素含有排水を炭酸カルシウムに通水させたときのフッ素含有排水のpH値とフッ化カルシウムの純度の関係を示したグラフである。このグラフから明らかなように、pH値が3以下である場合、フッ化カルシウムの純度が85%以上となることが理解できる。
純度が85%以上のフッ化カルシウムを得るには、フッ素含有排水のフッ素濃度を1000mg/L以上とし、かつpH値を3以下の状態で、炭酸カルシウムに通水させることが重要であることが理解できる。
100…排水処理装置、10…原水槽、11…ポンプ、12…逆浸透装置、13…逆浸透膜、14…pH調整槽、15…フッ素モニタ、16…炭酸カルシウム充填塔、18…集沈殿装置、20,21,23…配管、22…pH計、24…制御装置、28…酸貯留槽、32…アルカリ貯留槽、34、36、42…ポンプ、44…処理水配管、46…循環ライン、48…ポンプ

Claims (4)

  1. フッ素濃度1000mg/L未満のフッ素含有排水を逆浸透膜装置によりフッ素濃度1000mg/L以上に濃縮する工程と、
    前記逆浸透膜装置の前後に備えたフッ素モニタにより前記逆浸透膜装置でのフッ素の濃縮状況を管理する工程と、
    濃縮された前記フッ素含有排水のpH値を3以下に調整する工程と、
    フッ素濃度1000mg/L以上に濃縮され、且つpH調整された前記フッ素含有排水を炭酸カルシウム充填塔に通水し、フッ素を85%以上の純度のフッ化カルシウムに転換することによって該フッ素含有排水からフッ素を除去し、処理水として排出する工程と、
    を少なくとも備えるフッ素含有排水の処理方法。
  2. 請求項1記載のフッ素含有排水の処理方法において、前記フッ素含有排水の濃縮が直列に接続された複数の逆浸透装置により行なわれるフッ素含有排水の処理方法。
  3. フッ素濃度1000mg/L未満のフッ素含有排水をフッ素濃度1000mg/L以上に濃縮する逆浸透膜装置と、
    前記逆浸透膜装置でのフッ素の濃縮状況を管理するため前記逆浸透膜装置の前後に備えられたフッ素モニタと、
    前記逆浸透膜装置の下流に配置され、濃縮された前記フッ素含有排水のpH値を3以下に調整するpH調整槽と、
    前記pH調整槽の下流に配置され、フッ素濃度1000mg/L以上に濃縮され、且つpH調整された前記フッ素含有排水からフッ素を85%以上の純度のフッ化カルシウムに転換することによって該フッ素含有排水からフッ素を除去し、処理水として排出する炭酸カルシウム充填塔と、
    を少なくとも備えるフッ素含有排水の処理装置。
  4. 請求項記載のフッ素含有排水の処理装置において、前記逆浸透膜装置が直列に接続された複数の逆浸透装置により構成されるフッ素含有排水の処理装置。
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